JP2683723B2 - 個品用コンベヤの傾倒式搬送要素 - Google Patents

個品用コンベヤの傾倒式搬送要素

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JP2683723B2 JP1095046A JP9504689A JP2683723B2 JP 2683723 B2 JP2683723 B2 JP 2683723B2 JP 1095046 A JP1095046 A JP 1095046A JP 9504689 A JP9504689 A JP 9504689A JP 2683723 B2 JP2683723 B2 JP 2683723B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は個品用コンベヤの傾倒式搬送要素に関する。
この場合、コンベヤの被駆動搬送系列は互いに枢支結合
された多数の搬送要素から構成されており、搬送状態に
おいて略水平に位置する搬送要素の支持面上には、それ
ぞれ主として1個の個品物体が配置可能ならしめられて
おり、これらの個品物体は、支持面を傾倒させることに
よりその都度選択的に、搬送区間に沿って設けられた複
数の引渡しステーションの1つに、搬送方向に対して横
方向に引き渡し可能であり、支持面を形成する支持要素
は、支承装置によりガイドに沿って移動可能な支承部に
支承されており、この場合、支持要素にはその下面に固
定され斜め下方に向けられ回動可能に支承されたジャー
ナルが設けられており、支持要素は傾倒運動に際してこ
のジャーナルの縦軸線を中心として回動可能であり、ジ
ャーナルは傾倒要素に支承されており、更にこの傾倒要
素自体は、支承部から上方に突出した支承要素に支承さ
れており、支承要素の縦軸線はジャーナルの縦軸線に対
して角度を成すように折り曲げられて延びており、ジャ
ーナルは支持要素の傾倒運動に際して支承要素に対し相
対的に制御された状態で旋回可能ならしめられている。
(従来の技術) 各個品物体を選別するために用いられ、従って単に
「選別機」とも略称されるこの種の個品用コンベヤに対
しては、各個品物体が少なくとも1つの引渡し部位(多
くの場合は複数の引渡し部位)において、それぞれ1つ
の(傾倒式)搬送要素の搬送状態では略水平な各支持面
上に配置されるような形式で引き渡される。
前述したおよび後述する表現、即ち、搬送要素の支持
面がその搬送状態においては「略水平であり」という表
現には、この支持面を場合によってはシェル状に湾曲形
成するかあるいは折り曲げ形成することも可能であある
旨の意味が含まれているものとする。
この種の個品用コンベヤにおける搬送系列は、単に1
つの水平な平面に沿って延びていてもよいし、あるい
は、少なくとも部分的に水平線に対して斜めにまたは段
階的に延在していてもよいが、特に後者の場合には、個
品物体が意図的にではなく支持面から滑落しないように
する措置がとられなければならない。
この種の選別機における主要な課題は、各個品物体を
所定の基準に基づいて選別すべく、搬送軌道に対し横方
向に配置された複数の引渡しステーションのうちそれぞ
れ該当するステーションに引き渡すことにある。例え
ば、郵便小包の場合には郵便番号に基づいた選別が行わ
れ、空港で用いられる選別機においては、託送される手
荷物等がその飛行目的地に応じた選別が行われる。この
場合、各個品物体は一般に選別機に託される前にコード
番号等を付されるか、あるいは読取装置で識別可能な目
印もしくはマーキング等を予め備えており、これらのコ
ードあるいはマーキングは、選別機の範囲内で所定の引
渡しステーションに配属されており、更に所定の装置を
用いることによって、所定の引渡しステーションに配属
された個品は、選別機から引渡しステーションに側方へ
引き渡され、該当の引渡し部位においては(一般にシュ
ートを介して)、選別機の搬送方向に対して横方向に延
びる搬送方向のコンベヤ上に達し、次いでそこから後続
処理のため転送される。
所定の引渡しステーションにおいて1つの個品を所望
の通りに引き渡すために先ず考えられるのは、選別機の
搬送方向に対して略直角に延びる液圧あるいは空気圧作
動式のプッシュロッドまたはピストン等を用いて、個品
物体を該当する搬送要素におけるこの場合略水平状態を
維持している支持面から側方に押し出すという手段であ
る。しかしながら、このような作業様式では、既に今日
では毎秒当り2メートル以上に達する高い選別機搬送速
度が実現されている以上、この種の操作に際して個品が
極めて高い負荷を受けるという理由からだけでも不満足
な結果しか得られない。しかも実地においては、選別機
を使用する全ての場合に個品をできる限り慎重に取り扱
うことが所望される。
そこでこの条件を満たすべく既に開発されている個品
用コンベヤの搬送要素においては、支持面が引渡しステ
ーションの位置において、搬送方向に延び支持面に対し
て対照的に配置された旋回軸線を中心に側方傾倒可能な
らしめられており、この場合、旋回軸線は支持面に対し
て中心を占めるように配置されている。何故ならば、こ
の種の選別機では一般に引渡しステーションが搬送軌道
に対して左右いずれも同じように配置されており、従っ
て、個品はその搬送方向で見て左右のいずれにも選択的
に引き渡されうるからである。
しかしながら、この公知の構成様式にも、欠陥がある
ことが明らかにされた。先ず第1に、この構成様式では
多くの使用例、それも特に個品物体を引渡し側とは反対
にずらして支持面上に配置するような場合に、各個品物
体が転覆することが多く、このことは規定の特に慎重を
要する引渡し作業にとって最も望しくない。
さらに、支持面を上述形式で側方に傾倒させた場合に
は、一般にその縦方向で搬送要素上に載設される縦長の
個品物体が、その長い縦側面を手前にして選別機から引
き渡されるので、引取り装置または移行装置をそれに応
じて広く構成しておかねばならないか、あるいは適宜な
偏向装置を設けておかねばならず、その結果として、慎
重な個品処理が行われなくなり、しかもかなり多きな設
備投資が必要とされることにもなる。
上述形式の搬送要素を更に改良した搬送要素として、
支持面を傾倒させるための搬送方向に延びる旋回軸線が
支持面の縦方向対称軸線に対して側方にずらされている
ような搬送要素が既に公知となっている。しかしなが
ら、このようなずれは、一般にそれも特に比較的大きな
支持面の場合、旋回軸線が支持要素の略側方縦方向縁部
範囲に位置を占めるように、従って搬送状態で水平に位
置する支持面が側方傾倒時に概ね下方にのみ降下するよ
うな形式では実現することができず、旋回軸線は縦方向
対称軸線に対して比較的僅かしかずらされ得ないので、
該当する個品物体が転覆する(転げ落ちる)恐れを申し
分なく回避しうるようにすることはできない。
したがって、ここで問題とされているような搬送要素
の支持面は、既に上述した各理由に基づいて、選択的に
左右に傾倒しうることが必須条件とされているので、1
つの旋回軸線から他の旋回軸線に切り換えるためのこの
種の装置を構成するためには、かなりのコストを要する
のみならず、装置自体の機構が複雑であることに基づい
て故障が生じ易いという欠点をも余儀なくされる。更に
この公知の搬送要素の場合にも、縦長の個品物体はその
長い縦側面を手前にして選別機から引き渡され、その限
りにおいて前述の欠点を免れ得ず、慎重な個品処理も困
難である。
WO 81/01999号により公知となっている搬送要素の支
持面は、傾倒運動を行うと同時に限定的に回動せしめら
れるので、縦方向で支持要素上に配置される縦長の個品
物体は合理的な形式である所定の回転運動を行うことに
なる。このため、支持要素から斜め下方に延びるジャー
ナルは定置の軸受内に支承されており、この軸受のケー
シングは搬送要素の支承部に固定結合されているので、
傾倒運動に際しては支持面がジャーナルにおける定置の
縦軸線を中心にしてある程度回動可能ならしめられ、従
ってこの縦軸線が貫通している支持面の点は不動状態を
保つ。
この文献(WO 81/01999)に開示されている搬送要素
による引渡しプロスセスは、前述した公知技術に比して
かなり改良されてはいるものの、特にその搬送方向で搬
送要素上に位置するような縦長の個品物体を慎重に取り
扱うという点に関しては、まだ所望される最適な状態か
ら程遠い。なぜならこの搬送要素においては傾倒時に個
品物体に与えられる回転運動が極めて限定されており、
前述した公知技術におけるようにこの回転運動が専ら重
力作用によって行われるからである。
ドイツ連邦共和国特許第3602861号明細書によれば、
前述の各公知技術に比して著しく改良された同一範疇に
属する搬送要素が公知となっており、この搬送要素にお
いては個品物体の極めて慎重な引渡しが保証されてい
る。この場合、引き渡そうとする個品物体にはそれぞれ
引渡しプロセスに際して重力作用が及ぼされるのみなら
ず、更に慎重な引渡しにとって有利な運動過程が辿られ
るが、このことは従来公知の傾斜式搬送要素の場合とは
異なり次のようにして、即ち、ジャーナルが支持要素の
傾倒時に支承要素に対し拘束された運動により旋回可能
ならしめられており、更にその際有利には、支承要素の
縦軸線が支持要素の搬送状態で支持要素と支承部との間
に延びる水平な基準平面に関しジャーナルの縦軸線に対
して鏡面対称に延びており、ドイツ連邦共和国特許第36
02861号明細書による傾斜式搬送要素の場合にはピン状
に構成された支承要素が支承部に固定結合されているよ
うな構成様式をとることにより達成される。
更にこのドイツ連邦共和国特許第3602861号明細書か
ら公知の傾倒式搬送要素においては、WO 81/01999号に
開示された傾倒式搬送要素の場合と同じように、支持要
素の下面に固定配置され斜め下方に向けられ回動可能に
支承されたジャーナルが、カルダン継手を介してピン状
に構成された支承要素に結合されており、この場合、ピ
ン状に構成された支承要素の縦軸線に対して直角に延び
るカルダン継手回転軸線は、搬送状態においてジャーナ
ルとピン状支承要素との縦軸線が延在しているのと同じ
鉛直平面内に延びている。
ドイツ連邦共和国特許第3602861号明細書から公知の
傾倒式搬送要素、即ち、それ以前の公知技術とはその構
造面でも機能面でも相当に異っている搬送要素は、実地
においてその機能様式に改良を加える必要が殆どないこ
とを保証されてはいるものの、製作技術面、特にジャー
ナルとピン状に構成された支承要素との間に配置される
カルダン継手に関する製作技術上の観点からすると、体
系的であるが故に除去することのできない幾つかの大き
な難点が生じる。これらの難点は、搬送要素全体に要す
る全費用の実に約50パーセントをも占めるカルダン継手
の多大なコストは完全に度外視するものとして、特にそ
の必要とされる公差に関するものである(所望の公差を
得るためには製作コストにも影響が及ぼされることは言
うまでもない)。つまり、ドイツ連邦共和国特許第3602
861号明細書による搬送要素の構成様式においてその公
差をこの種の機械的装置で通常採用される規模または範
囲内に保持しようとすると、既にそれだけでコストが著
しく上昇してしまう。さらに公差は傾倒式搬送要素の略
中央に配置されたカルダン継手の範囲から搬送要素また
はその支持面に向かって積算され、従ってこの搬送要素
は、例えばこれを手で掴みその縦軸線および/または横
軸線を中心にして揺動させるならば、比較的大きな遊び
を呈する。このような大きな遊びは、それ以下では選別
機の機能に不利な作用を及ぼすことになる下限あるいは
閾値を下回った場合に、使用者自身にとって不満足に感
じられるものである。この種の個品用コンベヤ(選別
機)を実際に購入しようとするあるいはその可能性のあ
る者が、まだ装荷されてない状態で既に手によって程度
の差こそあれあらゆる方向で「ぐらぐらと」(勿論限定
的にではあっても)揺動するような搬送要素の構造を認
めないかあるいは購入したいとは思わないであろうこと
は明らかである。購入者のこのような考え方は、恐ら
く、個品用コンベヤの支持要素が運転開始時には過不足
なく機能したとしても、かなり早期のうちに通常の摩耗
により個々の搬送要素がその支承部(軸受)における振
れにより萎れた花の如き様相を呈して既に搬送中から意
図しない方向へ(仮にそれが僅かなものであるにせよ)
傾倒する恐れがあることに基づくものである。したがっ
て、この種の不都合な特性が比較的短かい運転期間の経
過する間に著しくなって、運転特性にまで好ましくない
影響を及ぼすこと、つまり個品物体が制御されている引
渡し部位に達する前に既に支持面から側方に滑落するこ
とが危ぶまれる訳である。
このような問題が全体的に見通すことのできる運転期
間中に実際に生ずるか否かという問題は未解決のままで
ある。何故ならば、この種の先入観は事実上全ての潜在
的使用者にそれぞれ固有のものであり、完全に理解しう
るものでもあるからである。
しかもこの問題は、少なくとも選別機における支持面
が運転休止期に本来の目的から外れた踏み台として用い
られる場合には極めて不当である。例えば、操作員もし
くは整備員またはその他の第三者がコンベヤ上にランプ
を取り付けたりあるいは電球を交換するため搬送要素の
支持面に乗った場合がそれに該当し、このことに関して
は適正な規制あるにも拘らず、特に非従業員に対してこ
れを禁ずることは事実上困難である。従ってこのような
場合には、例えば最大荷重を20kg〜30kgに設定されてい
るこの種の傾倒式搬送要素に、例えば90kgあるいはそれ
以上(つまりその3倍、4倍もしくは数倍)の荷重が急
激に負荷されることになり、この過負荷により支持面範
囲における遊びが更に大きくなってしまう。
このことに関連してここで再度強調しておかねばなら
ないのは、コストに関する問題が極めて重要な意義を有
している点である。何故ならば、WO 81/01999号もしく
はドイツ連邦共和国特許第3602861号明細書による傾倒
式搬送要素において用いられているようなカルダン継手
は、この種の傾倒式搬送要素における総コストの枠内で
50パーセント以上の割合を占めるほどのかなり高価な構
成要素となっているからであり、特に、比較的大型の選
別機においてはこの種の傾倒式搬送要素が常に少なくと
も数百個以上用いられることを考慮するならば、コスト
の問題を度外視できないのは明らかである。
(発明が解決しようとする課題) そこで本発明の課題とするところは、ドイツ連邦共和
国特許第3602861号明細書により公知となっている冒頭
に述べた形式の傾倒式搬送要素に改良を加えて、このド
イツ連邦共和国特許第3602861号明細書により達成され
たそれ以前の公知技術にはなかった利点はそのまま維持
した状態で上述した欠点を除き、しかもこの場合、単に
著しく経済的に搬送要素を製作しうるようにするのみな
らず、更にその機能面でもより有効で、特に個々の事例
におけるその都度の所望とする要件に適合させるべくそ
の基本構想は変えることなく主要な判定基準をできるだ
け拡大した傾倒式搬送要素を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決すべく提案された本発明の措置によ
れば、ジャーナルと支承部あるいはこの支承部から上方
に支持面方向に突出した支承要素とにおける互いに向き
合った各端部区分が(公知技術においてこれら両構成要
素を改良しているカルダン継手もしくはそれに類する要
素は省いて)、単に傾倒要素のみを介して互いに結合さ
れており、支承部の両外位脚部がそれぞれ支持要素に結
合されている。
本発明の有利な実施態様においては、一般にレール状
に構成されたガイドに沿って移動可能な支承部が、本発
明による傾倒式搬送要素の場合ドイツ連邦共和国特許第
3602861号明細書の対象の場合に用いられる支承ピンの
代りに、傾倒要素の下位脚部を以下詳細に説明するよう
に同心的に囲繞する支承ブシュを有している。
本発明の極めて有利な実施態様によれば、支承部をそ
の側方から見て(即ち傾倒式搬送要素の鉛直な対称平面
に対しいわば横方向で見て)略(ねじられた)E字形状
を呈するように構成することが可能であり、この場合、
支承部の中央脚部によって傾倒要素における下位脚部の
ための支承部位を形成し、かつE字状の支承部における
両外位脚部をそれぞれ支持要素に枢支結合することがで
きる。この極めて有利な実施態様は、大規模な改良作業
の枠内で、特に傾倒要素の下位脚部のための支承部位を
形成する支承部の中央脚部が前述したように支承ブシュ
として構成されている実施態様にとってとくに合目的で
ある。
支承部における両外位脚部は有利には互いに整合可能
であり、この場合、支承部の両外位脚部における鉛直な
中心対称平面が、本発明による傾倒式搬送要素の搬送方
向に延びる鉛直な対称平面内に位置していると効果的で
ある。
本発明におけるその他の有利な実施態様は、各従属請
求の範囲に示されている。
(実 施 例) 次に添付図面に示した実施例につき本発明を詳細に説
明する。
第1図および第2図には、選別機として用いられる個
品用コンベヤの一部が極く簡略に示されている。この選
別機は多数の搬送要素1から構成されており、各搬送要
素1はそれぞれ互いに枢支結合されて1条のエンドレス
な搬送系列を成しており、この搬送系列(軌道)は水平
な平面に沿って延びているが、これを段階式に構成する
ことも可能である。各搬送要素1はそれぞれ主として1
つの支持要素2から成り、支持要素2はその上に個品物
体4のための支持面3を有し、その全体を符号5で示し
た支承装置5を介して支承部6に支承されており、支承
部6は走行ローラ7によりガイド8に沿って走行可能で
あり、ガイド8は第2図に示すようにダブルレールとし
て構成され、符号9で示す搬送方向に延びている。
各個品物体4はそれぞれ図示されていない複数の引渡
し部位で傾倒式搬送要素1の支持面3上に載設され、搬
送状態では水平に位置している支持面3を傾ける(傾倒
させる)ことにより、搬送区間に沿って多数設けられた
引渡しステーションにおける選ばれた1つのステーショ
ンに搬送方向9に対し横方向で引き渡される。
この種の引渡しステーションは第2図に符号10で概略
的に示されており、このステーション10は、所定の傾倒
式搬送要素1により搬送されている個品物体4の引渡し
をレリーズするための装置のほかに、水平線に対して斜
めに延びるシュート11を有しており、このシュート11
は、引き渡そうとする個品物体4が当該の傾倒式搬送要
素1の支持面3から滑落する際にこのシュート11上に達
するように配置されており、個品物体4ふ次いで引渡し
ステーション10に設けられた別のコンベヤ12に載せられ
て、矢印13で示されたように搬送方向9に対し横方向で
搬送される。
第3図および第4図には、第1図および第2図(並び
に後述の第5図および第6図)に比して著しく拡大され
た傾倒式搬送要素1の部分的側面図が示されており、そ
の支持要素2は、中心線のみで示された例えばねじのよ
うな結合手段14により、個品物体4を支承するための支
持面3と結合されている。支持要素2の下面からは、傾
倒式搬送要素1のジャーナル15が斜め下方に向って延び
ており、その縦軸線は符号16で示されている。固定的に
支持面3と結合された支持要素2は、後述するように、
ジャーナル15により支承部6に対し相対的にジャーナル
15の縦軸線16を中心にして回動しうるように、それも2
つの軸受17.1,17.2を介して支承されており、これらの
軸受は当該実施例においてはボールベアリングとして構
成され、その内レースがジャーナル15に不動固定されて
いるのに対し、外レースは、後述する傾倒要素18におけ
る支承装置5の一構成部分と結合されている。
ジャーナル15の縦軸線16は、支持要素2またはその支
持面3における第2図に示された搬送方向9に延びる対
称軸線19と共に共通の鉛直平面(つまり中央の鉛直な対
称平面)内に延在しており、搬送方向9で見て手前に位
置する支持面の部分に対してαなる鋭角を成している。
支持要素2と固定結合された傾倒式搬送要素1のジャ
ーナル15は、支持要素2の傾倒運動に際し、その縦軸線
16に対し折り曲げられて配置されブシュ状に構成された
支承要素、つまり支承ブシュ34を中心にして拘束された
運動により旋回可能であり、このことは以下の詳細な記
述から明らかである。支承ブシュ34の縦軸線20は、支持
要素2の搬送状態、つまり支持面3が水平な状態では、
ジャーナル15の縦軸線16と支持要素2の対称軸線16とに
おけるのと同じ(出発)平面に延在している。更にこの
支承ブシュ34の縦軸線20は、支持要素2の搬送状態にお
いて、支持要素2と支持部6との間に延びる水平な基準
平面21に関しジャーナル15の縦軸線16に対して対称的に
延びており、従ってこの場合、水平線に対する角度αは
互いに等しく、図示の実施例ではこの角度が60゜であ
る。
ドイツ連邦共和国特許第3602861号明細書による構成
とは異って、本発明による傾倒式搬送要素1のジャーナ
ル15は、その下位の自由端部でクロスジョイントあるい
はカルダン継手または場合により玉継手を介して支承部
6に固定結合された支承ブシュ34に枢支されてはおら
ず、単に傾倒要素18と縦軸線20に対して比較的大きな距
離をおいて配置され支承部6と一体に構成された支承部
外位脚部35,36とのみを介して支承ブシュ34に結合され
ている。つまり、特に第3図と第4図とから明らかなよ
うに、支承部6は側方から見て略E字形状を呈するよう
に構成されており、このE字における幾何学的なウェブ
は鉛垂線から角度αだけ回動され(ねじられ)ており、
この場合の角度αは、各縦軸線16,20がそれぞれ水平線
に対して鏡面対称に延びている角度(鋭角)に等しい。
E字状の支承部6における中央脚部が支承ブシュ34を、
ひいては傾倒要素18の下位脚部18bを形成しているのに
対し、E字形支承部6の両外位脚部35,36は、それぞれ
支持要素2と可動結合されている。
支承部6の両外位脚部35,36は、鉛直な1平面内、そ
れも傾斜式搬送要素1における鉛直な対称平面図で、互
いに整合されている。これらの外位脚部35,36は、特に
第4a図および第4b図に示すように、それぞれ各上位端部
区分に切欠37,38を有しており、各切欠内にはそれぞれ
支承装置5あるいは支持要素2の案内カム39,40が案内
されている。外位脚部35,36に設けられるこれらの切欠3
7,38は長孔として形成されており、その縦軸線41,42は
鉛直な対称平面内に位置している。各案内カム39,40は
それぞれ弾性的なジャケットを有するローラ(ころ)と
して構成されているので、切欠37,38内における案内カ
ム39,40の相対運動に際してノイズが生ずることはな
く、更に公差の問題もこのようにすればジャケットの弾
性により難しく克服することができる。
むしろローラとして構成されたこれらの案内カム39,4
0は、それぞれ案内カムホルダー43,44内に配置されてお
り、案内カムホルダー43,44は支承装置5あるいは支持
要素2に固定的に結合されており、この場合、案内カム
39,40の中心軸線を形成する各軸線45,46は互いに整合さ
れており、これらの案内カム軸線45,46は明らかに鉛直
な対称平面内に位置している。案内カムホルダー43,44
は、その機能面から見て支承装置5あるいは支持要素2
に所属するものであり、従って機能的に支承装置5ある
いは支持要素2と一体に構成してもよいが、組立を容易
ならしめるため第4図に示されたように特にディスク43
あるいはブシュ44として構成することも可能である。
前述の説明と特に第3図および第4図とに示すよう
に、傾倒要素18は各縦軸線16,20の長手方向で軸方向不
動に構成されてはいるが、引渡しステーション10におい
て傾倒運動を導入しかつ実施するために当然その全体と
して回動可能であり、この点に関しては後述する。
傾倒要素18は明らかにV字形の管片として構成されて
おり、その上位脚部18aはジャーナルおよびその縦軸線1
6に対して同心的に延び、その下位脚部18bは支承ブシュ
34の縦軸線20に対して同心的に延びているが、ドイツ連
邦共和国特許第3602861号明細書に記載された例に示す
ように同心的に囲繞するのではなく、特に第4図の下部
分に示されたいわゆるジャーナルとして支承ブシュ34に
対し相対的に作用する。
当該する縦軸線16,20に対してそれぞれ直角に延びる
傾倒要素18の各該面26a,26bは、支持要素2あるいは支
承ブシュ34における平行な面28a,28bと向き合って位置
しており、従ってこの場合の傾倒要素18は、支持要素2
および支承ブシュ24に対して少なくともほぼシールされ
た状態におかれている。
傾倒要素18は、第1図〜第5図に示された搬送状態に
おいて詳細には図示されてない錠止手段により相対回動
不能に支承部6に錠止されている。このような錠止状態
においては、傾倒要素18が支承ブシュ34の縦軸線20を中
心にして回動することはできないので、支持要素2もや
はり錠止されることになる。
傾倒式搬送要素1における詳細には図示されていない
この錠止手段は、各引渡しステーション10に配置され制
御された状態で操作される不図示の解錠手段により解錠
可能である。この場合の解錠は例えば次のような形式で
行うことができる。即ち、第5図および第6図に示され
た如く傾倒要素18にはレバー30が旋回軸線31のところで
枢支されており、このレバー30における有利にはローラ
32を取り付けることのできる側方に突出した自由端部
を、搬送要素1により搬送されて来た個品物体4をこの
搬送要素から引き渡そうとする引渡しステーション10の
傾斜路上に乗せ、旋回軸線31を中心として矢印33の方向
で上方に旋回せしめることによりレバー30から取解手段
への作用を発揮させて解錠を達成する形式である。傾倒
式搬送要素1は両サイドへ向かって荷卸ししうるように
構成されるので、当然その各サイドに適宜なレバー30が
配置されるか、あるいは搬送区間の両側における所定の
引渡しステーション10で解錠手段をレリーズすべく操作
可能な構成要素が設けられる。
1つの引渡しステーション10で開始される傾倒運動に
際しては、つまりその引渡しステーション10の制御要素
が適宜な形式によりレバー30に設けられたローラ32の1
つに作用して、レバー30を水平な旋回軸線31の回りで旋
回させ、傾倒要素18を解錠して回動させた場合には、一
般にレール状に構成されたガイド8に沿って案内される
支承部6の位置が、搬送方向9への前進運動を除外し
て、ガイド8に対し相対的に変化することは明らかであ
る。これに対して傾倒要素18が縦軸線20を中心にして旋
回した場合には、支持要素2の回転−傾倒−運動が生ぜ
しめられて、その支持面3は第6図に略示された終端位
置に達するまで旋回するが、この場合、第6図に示され
た荷卸し終端位置が1つの引渡しステーション10におけ
る傾倒要素18の他の側に配置された第5図および第6図
には示されてないレバー30の操作に応じたものであるの
に対し、第5図および第6図に示されたレバー30の操作
は、他方の側への回転−傾倒−運動を引き起こす。
支持要素2あるいはその支持面3が第1図〜第5図に
示された水平は搬送位置からこのように回転−傾倒せし
められると、支持面3は縦軸線16を中心にして回転す
る。更にジャーナル15が(ひいては支持要素2がその支
持面3と共に)支承ブシュ34に対して拘束された運動に
より旋回せしめられると、個品物体4を支えている支持
要素2の支持面3における全体として幾何学的に少しず
つ複雑な運動が生じて、支持面3が引渡し部位に向かっ
て傾斜位置にもたらされる。その一方でそれと同時に中
心点的な降下が生じ回転中に前方に移動せしめられるの
で、支持面3は引渡し工程に際して先ず適正な加速度の
媒介により個品物体4に随伴し、これにより個品物体4
は際めて慎重に後続のシュート11に引き渡される。
ローラ32とレバー30とを介して傾倒要素18に伝達さ
れ、従ってこの傾倒要素18により支持要素2に与えられ
るこの回転−傾倒−運動に際しては、同時案内カム中心
軸線45,46の第4図の図平面で見て時計回り方向での旋
回運動も行われ、その際に、ローラ状の案内カム39は支
承部6の外位脚部35に長孔として設けられた切欠37内で
第4a図の矢印47に示すように斜め上方に移動せしめら
れ、これと同様に案内カム40も、長孔として外位脚部36
に穿設された所属の切欠38内で第4b図の矢印48に示すよ
うに斜め下方に移動せしめられる。
「以下、本発明の作用について詳細に説明する。
1.最初に傾倒要素18が縦軸線20の回りに回転される(例
えば斜め上から見て反時計回り方向に)。
2.これにより支承装置5の縦軸線16が鉛直対称平面から
側方向外側に(第4図において紙面の下へ)移動する。
3.支承装置5の軸45,46は前記鉛直対称平面に維持され
るとともに、第4図に示すように切欠37,38に案内され
てスライドして回転するようになっているため、上述し
たように縦軸線16の側方向外側への移動により軸45,46
は切欠37,38に沿って一方(45)は上に、他方(46)は
下に移動し、この軸45,46は水平軸(縦軸線20と縦軸線1
6との交点を通り第4図の紙面に垂直)の回りに回転
(第4図で時計回り方向)する。このとき、縦軸線16は
縦軸線20の回りに回転(軸20の上から見て時計回り方
向)し、最終的に側方向に傾斜する。
4.縦軸線16がこのように移動している間、さらに支承装
置5が縦軸線16の回りに回転(上から見て反時計回り方
向)する。
これにより支持面3が傾斜位置にもたらされる。」 上述したように、技術的な難点と経済的な(つまりコ
スト面での)欠点を除くべく、カルダン継手等の手段を
介してジャーナル15と支承ブシュ34との駆動結合を断念
したにも拘らず、本発明による傾倒式搬送要素1の構成
を採用すると、ドイツ連邦共和国特許第3602861号明細
書による傾倒式搬送要素で達成されるのと実質的にに同
様の回転−傾倒−運動が達成されるのみならず、本発明
による傾倒式搬送要素1においては更に一層の最適化が
実現されて、本発明による既述のおよびその他の全ての
利点のほかに、従来メーカー側でもユーザー側でも可能
であるとは考えられていなかったほど申し分なく慎重な
引渡しステーション10における個品物体4の引渡しが可
能ならしめられている。
なお第4図においては、本発明による搬送要素1の構
造および作用をより明確にするため、案内カム39,40の
旋回位置が破線によりと、その縦軸線41,42が一点鎖線
により示され、この場合、該当の参照符号にはそれぞれ
符号aが付されている。
個品物体4の引渡し時における支持面3の上述した随
伴運動と、その際個品物体4に与えられる運動または力
とによって、当初は傾倒式搬送要素1上で搬送方向9に
延びる個品物体4の縦軸線も同時に偏向され、このこと
は特に縦長の個品にとって極めて有利である。なぜなら
ば、この措置により長尺の個品はその立体的な方位に関
して回動せしめられ、従って引渡しステーションの受け
取り方向に有利な形式でいわば差し込まることになるか
らである。
本発明による上述の傾倒式搬送要素1は、以上説明し
たように著しい利点を有しているのみならず、明らかに
比較的僅かで単純なしかも堅牢な構成要素をもって実現
可能であり、この種の傾倒式搬送要素1を製作するのに
要するコストはドイツ連邦共和国特許第3602861号明細
書による搬送要素のコストに比して約50パーセントも軽
減され、更に上述した如くそのために何らかの欠点を甘
受する必要はなく、むしろより効果的な作用をも期しう
るので、本発明により提供される傾倒式搬送要素におい
ては、極めて慎重な個品の取り扱い方式を含む搬送技術
上の各要件が充分に考慮されているのみならず、全体と
して技術的ならびに経済的なあらゆる要件も考慮されて
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による傾倒式搬送要素を備えた個品用コ
ンベヤの搬送系列の一部を概略的に示した側面図、 第2図は第1図による搬送系列部分の平面図、第3図は
本発明による傾倒式搬送要素を僅かに単純化して示した
側面図、 第4図は第3図による傾倒式搬送要素を鉛直な中心対称
平面で破断して示した断面図、 第5図は搬送状態における本発明の傾倒式搬送要素の一
部を概略的に示した図、 第6図は本発明による傾倒式搬送要素の支持要素が引渡
し位置に移動した状態を概略的に示した部分図である。 1……傾倒式搬送要素、2……支持要素 3……支持面、4……個品(物体) 5……支承装置、6……支承部 7……走行ローラ、8……レール状のガイド 9……搬送方向、10……引渡しステーション 11……シュート、12……個品を引渡し部位から搬出する
ためのコンベヤ 13……搬出方向を示す矢印 14……結合手段、15……ジャーナル 16……ジャーナルの縦軸線 17.1,17.2……軸受、18……傾倒要素 18a……上位脚部、18b……下位脚部 19……対称軸線、20……支承要素の縦軸線 21……基準平面 26a,26b……傾倒要素の端面 28a,28b……支持要素または支承ブシュの平行な面 30……レバー 31……旋回軸線、32……ローラ 33……レバーの旋回方向を示す矢印 34……支承ブシュ(支承要素) 35,36……支承部の外位脚部 37,38……切欠、39,40……案内カム 41,42……長孔として形成された切欠の縦軸線 43,44……案内カムホルダー 45,46……案内カムの中心軸線を成す軸線 47,48……案内カムが切欠内で移動する方向を示す矢印 49……支承装置の固定区分 50……支承部の固定区分、51……ばね 52……傾倒要素の付加部、53……レバーの付加部

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個品用コンベヤの傾倒式搬送要素であっ
    て、コンベヤの被駆動搬送系列が互いに枢支接合された
    多数の搬送要素(1)から構成されており、搬送状態に
    おいて略水平に位置する搬送要素(1)の支持面(3)
    上に、それぞれ主として1個の個品物体(4)が配置可
    能ならしめられており、これらの個品物体(4)を、支
    持面(3)の傾倒運動によって選択的に、搬送区間に沿
    って設けられた複数の引渡しステーション(10)の1つ
    に搬送方向(9)に対して横方向で引き渡しうるように
    なっており、支持面(3)を形成する支持要素(2)が
    支承装置(5)に設けられており、この支承装置(5)
    はガイド(8)に沿って移動可能な支承部(6)に支承
    されており、この支承装置(5)の上部が支持要素
    (2)の下面に固定されその下部が斜め下方に向けて延
    在するジャーナル(15)をなしており、傾倒運動に際し
    ては支持要素(2)がこのジャーナル(15)の縦軸線
    (16)を中心として回動可能であり、ジャーナル(15)
    がV字状の中空傾倒要素(18)の上部(18a)に回転可
    能に支承されており、更にこの傾倒要素(18)の下部
    (18b)が、支承部(6)から上方に突出した支承要素
    (34)に回転可能に支承されており、これによりジャー
    ナル(15)と支承要素(34)とが傾倒要素(18)を介し
    て互いに結合されており、支承要素(34)の縦軸線(2
    0)がジャーナル(15)の縦軸線(16)に対し角度を成
    して延びており、2つの外位脚部(35),(36)が支承
    要素(34)から搬送方向(9)に沿ってそれぞれ反対方
    向上方に向かって延び、各外位脚部(35),(36)の先
    端には長孔状の切欠(37),(38)が形成され、各切欠
    (37),(38)内には支承装置(5)に設けられた案内
    カム(39),(40)が案内されており、支承装置(5)
    が傾倒要素(18)により支承要素(34)の縦軸線(20)
    の周囲に回転される際、各外位脚部(35),(36)およ
    び案内カム(39),(40)により案内されて支承装置
    (5)が支承要素(34)に対して旋回されることを特徴
    とする傾倒式搬送要素。
  2. 【請求項2】支承部(6)が支承要素を形成する支承ブ
    シュ(34)を有しており、この支承ブシュ(34)が傾倒
    要素(18)の下位脚部(18b)を同心的に回繞している
    ことを特徴とする請求項1記載の傾倒式搬送要素。
  3. 【請求項3】支承部(6)が、支承要素(34)および各
    外位脚部(35),(36)によりその側方から見て略E字
    形状を呈するように構成されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の傾倒式搬送要素。
  4. 【請求項4】傾倒要素(18)の下位脚部(18b)のため
    の支承部位を形成する支承部(6)の中央脚部が、支承
    ブシュ(34)として構成されていることを特徴とする請
    求項2または3記載の傾倒式搬送要素。
  5. 【請求項5】案内カム(39),(40)がローラとして構
    成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1
    項記載の傾倒式搬送要素。
  6. 【請求項6】案内カム(39),(40)が弾性的なジャケ
    ットを有していることを特徴とする請求項5記載の傾倒
    式搬送要素。
  7. 【請求項7】各案内カム(39),(40)がそれぞれ案内
    カムホルター(43),(44)に配置されており、案内カ
    ムホルダー(43),(44)が支承装置(5)もしくは支
    持要素(2)に結合されており、案内カム(39),(4
    0)の中心軸線を形成する各案内カム(39),(40)の
    軸線(45),(46)が互いに一直線上に並べられている
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の傾
    倒式搬送要素。
  8. 【請求項8】各案内カム軸線(45),(46)がそれぞれ
    中心線(19)を通る鉛直な平面内に位置していることを
    特徴とする請求項7記載の傾倒式搬送要素。
  9. 【請求項9】各案内カムホルダー(43),(44)が、そ
    れぞれディスク(43)としてもしくはブシュ(44)とし
    て構成され、支承装置(5)もしくは支持要素(2)の
    固定区分(49)により、または支承部(6)もしくはそ
    の支承ブシュ(34)の固定区分(50)により固定されて
    いることを特徴とする請求項7または8記載の傾倒式搬
    送要素。
  10. 【請求項10】傾倒要素(18)が両縦軸線(16),(2
    0)の各軸方向ではそれぞれ運動不能に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の傾
    倒式搬送要素。
  11. 【請求項11】それぞれ該当する縦軸線(16),(20)
    に対して直角に延びる傾倒要素(18)の両端面(26
    a),(26b)が、支持要素(2)もしくは支承ブシュ
    (34)における略平行な面(28a),(28b)とそれぞれ
    向き合って位置していることを特徴とする請求項1〜10
    いずれか1項記載の傾倒式搬送要素。
  12. 【請求項12】傾倒要素(18)がそれぞれ支持要素
    (2)および支承部(6)もしくはその支承ブシュ(3
    4)に対してシールされていることを特徴とする請求項
    1〜11のいずれか1項記載の傾倒式搬送要素。
  13. 【請求項13】傾倒要素(18)がそれぞれ支持要素
    (2)または支承部(6)もしくはその支承ブシュ(3
    4)に対してシールされていることを特徴とする請求項
    1〜11のいずれか1項記載の傾倒式搬送要素。
  14. 【請求項14】搬送状態においては傾倒要素(18)は縦
    軸線(20)に関する回転が錠止され、引渡しステーショ
    ン(10)に配置された制御状態においては解錠可能であ
    ることを特徴とする請求項1〜13いずれか1項記載の傾
    倒式搬送要素。
  15. 【請求項15】各引渡しステーション(10)に配置され
    た操作手段による操作に際して、傾倒要素(18)が制御
    された状態で支承ブシュ(34)の縦軸線(20)を中心に
    して回動可能ならしめられていることを特徴とする請求
    項1〜14いずれか1項記載の傾倒式搬送要素。
  16. 【請求項16】傾倒要素(18)に少なくとも1本のレバ
    ー(30)が配置されており、操作手段による操作に際し
    てこのレバー(30)が引渡しステーション(10)と共に
    傾倒要素(18)を解放するようにその枢支部位(31)を
    中心にして旋回可能であり、かつ傾倒要素(18)を回動
    させるようにブシュ状の支承要素(34)の縦軸線(20)
    を中心にして回動可能ならしめられていることを特徴と
    する請求項1〜15いずれか1項記載の傾倒式搬送要素。
  17. 【請求項17】レバー(30)と傾倒要素(18)との間
    に、レバー(30)がその錠止位置(第3図)から偏向す
    る際にレバー(30)に対して戻し調整力を及ぼす少なく
    とも1つのばね(51)が配置されていることを特徴とす
    る請求項16記載の傾倒式搬送要素。
  18. 【請求項18】ばね(51)がコイルばねとして構成され
    ており、その各端部区分がそれぞれ対応する傾倒要素
    (18)の付加部(52)もしくはレバー(30)の付加部
    (53)に保持されていることを特徴とする請求項17記載
    の傾倒式搬送要素。
  19. 【請求項19】ジャーナル(15)の縦軸線(16)が、支
    持面(3)の縦方向対称軸線(19)の方向で支持面
    (3)の横方向対称軸線に対してずらされた位置を占め
    るように、支持要素(2)に対し相対的に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1〜18いずれか1項記載の傾
    倒式搬送要素。
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