JP2002240915A - 伸縮式ローラーコンベア - Google Patents
伸縮式ローラーコンベアInfo
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Abstract
り、これによりコンパクトで安価な伸縮式ローラーコン
ベアを提供する。 【解決手段】 搬送路を形成し、並べて配置される複数
の搬送ローラー11の両端をそれぞれ支持する支持部2
6を備え、所定位置には下部に車輪36を備えた支持脚
20、20a、20bを有する左右一対の伸縮支持フレ
ーム19、19aを備えた伸縮式ローラーコンベア10
において、隣り合う支持脚20、20a、20bは、同
一長さの第1、第2のリンク材13、14を有する単位
X字状リンク16を複数連結したXリンク機構16aに
よって連結され、それぞれの単位X字状リンク16を構
成する片側の第1のリンク材13の上端部には、搬送ロ
ーラー11の支持部26が上端部に設けられた主支持部
材24の下端部が斜めに連結されて、単位X字状リンク
16の伸縮に応じて主支持部材24が回動する。
Description
ラーの間隔及び搬送ローラーの傾き(又は高さ)とを同
期して調整して、搬送ローラーで形成された搬送路を直
線状又は曲線状に調整できる伸縮式ローラーコンベアに
関する。
号公報に開示された伸縮式ローラーコンベア70が知ら
れている。伸縮式ローラーコンベア70においては、搬
送ローラー71上の被搬送物を平面視して曲線状に搬送
する場合、コーナー部で遠心力の作用によって落下しな
いように被搬送物を速く搬送すると共に、大きな被搬送
物をスムーズに搬送することを目的としている。このた
め、複数の搬送ローラー71の隣合うローラーの平均的
間隔を変更して伸縮できるように構成されており、しか
も隣合う搬送ローラー71両端のローラー間隔に差を設
けることによって、直線状の配列から湾曲する曲線状の
配列に変更でき、しかも、図4に示すように、搬送ロー
ラー71がローラー間隔の広い側aからローラー間隔の
狭い側bに向かって下り勾配cに傾斜するように構成さ
れている。
主リンク72の中間をピン73で回動できるようにX字
状に連結している複数のXリンク74を、上下の端部で
ピン75(下側のピンは図示せず)を介して連結した、
左右一対のリンク機構76を介してローラー間隔を変更
できるように連結されている。しかも、このリンク機構
76にはそれぞれ、下端に車輪77を有すると共に、伸
縮可能な伸縮脚78が連結されており、リンク機構76
によってローラー間隔が変更されると、リンク機構76
に連動して伸縮脚78が伸縮するように構成されてい
る。Xリンク74の下端連結部には、中間位置で折曲で
きる山形リンク79が連結されると共に、山形リンク7
9の中間折曲部が伸縮脚78の下部にコンロッド80を
介して連結されており、ローラー間隔が接近するように
Xリンク74が回動すると、山形リンク79の中間折曲
部が上昇し、上昇する中間折曲部が伸縮脚78の下部を
引き上げて、伸縮脚78を短くするようになっている。
伸縮脚78は伸縮できる二重筒81の内部に弾性伸縮ロ
ッド82を内蔵している。なお、図4中符号83は、搬
送ローラー71の回転軸、符号84は回転軸83用の軸
受を表している。
来の伸縮式ローラーコンベア70においては、未だ解決
すべき以下のような問題があった。伸縮脚78は伸縮可
能な構造となっており、伸縮できる二重筒81の内部に
弾性伸縮ロッド82を内蔵し、また、山形リンク79の
中間折曲部が伸縮脚78の下部にコンロッド80を介し
て連結されているので、構成部品の数が多く、かつ、構
造が複雑となる。従って、装置が大型化し、重量も重く
なり、この結果、取扱い難くなり、また、製作コストが
高くなるという問題があった。
もので、搬送路を直線状又は曲線状に形成でき、構成部
品の数が少なく、かつ構造が簡単であり、これによりコ
ンパクトで安価な伸縮式ローラーコンベアを提供するこ
とを目的とする。
係る伸縮式ローラーコンベアは、搬送路を形成し、並べ
て配置される複数の搬送ローラーと、搬送ローラーの両
端をそれぞれ支持する支持部を備え、所定位置には下部
に車輪を備えた支持脚を有する左右一対の伸縮支持フレ
ームと、左右一対の伸縮支持フレームを支持する連結部
材とを有する伸縮式ローラーコンベアにおいて、隣り合
う支持脚は、同一長さの第1、第2のリンク材を有する
単位X字状リンクを複数連結したXリンク機構によって
連結され、それぞれの単位X字状リンクを構成する片側
の第1のリンク材の上端部には、搬送ローラーの支持部
が上端部に設けられた主支持部材の下端部が斜めに連結
されて、単位X字状リンクの伸縮に応じて主支持部材が
回動し、伸縮支持フレームが全開状態では支持部が最大
高さ位置にあって、伸縮支持フレームが全開状態から全
閉状態になるに従って支持部の高さ位置が下がる。これ
によって、隣り合う搬送ローラーの配置を変更して搬送
路を直線状及び曲線状にできると共に、曲線状にしたと
きに、搬送路の外側が内側より自動的に高くなる。
いて、単位X字状リンクの上側中間部には、第1、第2
のリンク材の実質的に1/4の長さを有する第3、第4
のリンク材をV字状に組み合わせてなり、単位X字状リ
ンクに協調する単位V字リンクが設けられ、第1のリン
ク材と平行となった第3のリンク材の上端部には、隣り
合う搬送ローラーの中間部位置に配置された別の搬送ロ
ーラーの両端を支持し、主支持部材と同一長さの副支持
部材が、主支持部材と同一角度で設けられるように構成
することもできる。これによって、搬送ローラーの間隔
をより小さくできる。本発明に係る伸縮式ローラーコン
ベアにおいて、連結部材は、左右の対となる支持脚を連
結する第1の連結材と、隣り合う単位X字状リンクの上
端部と下端部をそれぞれ連結する第2、第3の連結材と
を有して構成することもできる。これによって、左右一
対の伸縮支持フレームを剛に支持できる。
いて、第2、第3の連結材と単位X字状リンクの上端部
及び下端部の連結部分には、自動調心機構が設けられる
ように構成することもできる。これによって、左右一対
の伸縮支持フレームの伸縮の差に応じて、第2、第3の
連結材が単位X字状リンクの動きに円滑に追随できる。
本発明に係る伸縮式ローラーコンベアにおいて、搬送ロ
ーラーは、内部にモータを有し中央の固定軸に対して外
側の筒体が回転する駆動型搬送ローラーであるように構
成することもできる。これによって、コンパクトな装置
とすることができる。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1(A)、(B)はそれ
ぞれ本発明の一実施の形態に係る伸縮式ローラーコンベ
アの伸縮支持フレームが全閉状態時、全開状態時の正面
図、図2(A)、(B)はそれぞれ同伸縮式ローラーコ
ンベアの要部正面図、一部省略した模式的な側断面図、
図3(A)、(B)はそれぞれ同伸縮式ローラーコンベ
アの伸縮支持フレームが全開状態時、全閉状態時の中間
位置の支持脚近傍の説明図である。
(B)に示すように、本発明の一実施の形態に係る伸縮
式ローラーコンベア10は、複数の搬送ローラー11を
横に並べて形成された搬送路により被搬送物12を搬送
し、隣合う搬送ローラー11の平均的な間隔Gを拡大、
縮小して直線状の搬送路を伸縮でき、しかも、搬送ロー
ラー11の左右(長手方向端部側)での隣合う搬送ロー
ラー11の間隔に差を設けて搬送路を曲線状にでき、か
つ搬送ローラー11は、間隔の大きい側から間隔の小さ
い側に向かって下り勾配に自動的に傾斜するように構成
されている。以下、これらについて詳しく説明する。
(B)に示すように、伸縮式ローラーコンベア10にお
いては、同一長さで一対の第1、第2のリンク材13、
14の中心を第1のピン15で回動できるようにX字状
に連結された単位X字状リンク16を複数それぞれの隣
合う上、下端部が第2、第3のピン17、18を介して
連結され、搬送ローラー11の長手方向(左右方向)両
側に配置された伸縮可能な一対の伸縮支持フレーム1
9、19aと、伸縮支持フレーム19、19aを搬送路
の方向に所定のピッチで支持する複数の支持脚20、2
0a、20bとを備えている。なお、各搬送ローラー1
1は、図示していないが、筒体の内部にモータを有して
おり、中央に配置された固定軸25に対して外側の筒体
が回転する駆動型搬送ローラーとなっている。
持フレーム19、19aはそれぞれ、搬送路に沿って、
前後端で支持脚20、20bにより、また、中間位置で
4組の支持脚20aにより支持されており、隣合う支持
脚20、20a、20bの間にはそれぞれ、4個の単位
X字状リンク16が接続されたXリンク機構16aが連
結されている。図2(A)、(B)には、伸縮支持フレ
ーム19(伸縮支持フレーム19aも同じ)の前端を支
持する支持脚20について示している。なお、図2
(B)に示すように、支持脚20、20a、20bに取
付ける第2、第3のピンについては、単位X字状リンク
16に取付ける第2、第3のピン17、18と区別し
て、17a、18aで表している。
さであり、断面は浅い溝形形状となっており、溝の形成
された側を対向させ、第2のリンク材14を外側にして
配置されている。図2(A)、(B)に示すように、第
2のリンク材14の外面の下端部には、第3のピン18
を回動支持する軸受21が固定されている。また、第2
のリンク材14の外面の中央部には、第1のピン15を
回動支持する軸受22が固定されている。さらに、第2
のリンク材14の外面の上端部には、第2のピン17を
回動支持する軸受23が固定されている。なお、軸受2
1及び軸受23は、連結された複数の単位X字状リンク
16が曲線状の搬送路を形成できるように自動調心機構
を備えている。さらに、図2(B)に示すように、左右
の第2、第3のピン17(17a)、18(18a)
は、連結部材を構成する第2、第3の連結材17b、1
8bを介して一体的に連結されている。従って、軸受2
1及び軸受23は、第2、第3の連結材17b、18b
の両端に設けられた第2、第3のピン17(17a)、
18(18a)と単位X字状リンク16の上端部及び下
端部の連結部分を構成することになる。
リンク材13の上端部には、主支持部材24の下端部が
斜めに連結されており、主支持部材24の上端部には、
搬送ローラー11の両端を構成する固定軸25が支持部
26に取付けられている。主支持部材24も、第1、第
2のリンク材13、14と同じように、断面は浅い溝形
形状となっており、板状の支持部26はボルト・ナット
によって着脱可能に設けられている。搬送ローラー11
の固定軸25の軸心Oは、伸縮支持フレーム19、19
aが全開(拡大)状態、全閉(縮小)状態共、側面視し
て、第2のピン17の中心Pを通る垂直線vに対して、
主支持部材24が取付けられた第1のリンク材13側に
なるか、あるいは垂直線vに一致するように構成されて
いる。従って、伸縮支持フレーム19、19aが全開状
態から全閉状態になるにつれ、主支持部材24が回動
し、支持部26の高さ位置が低くなるように構成されて
いる。
ク16の谷間には、第1のピン15と第2のピン17と
の中心に設けられた第4のピン27にそれぞれ枢支さ
れ、しかも第2のピン17(17a)と実質的に同じ高
さに配置された第5のピン28によって上端部同士が枢
支された一対の第3、第4のリンク材29、30をV字
状に組み合わせた単位V字リンク29dが単位X字状リ
ンク16に協調して設けられている。第3、第4のリン
ク材29、30の長さは、第1、第2のリンク材13、
14の長さの実質的には1/4となっている。第3のリ
ンク材29は第1のリンク材13と平行に配置されてお
り、第3のリンク材29の下端部は、第2のリンク材1
4の外面にねじ結合により取付けられた軸受31に第4
のピン27を介して回動可能に設けられている。第4の
リンク材30の下端部は、第4のリンク材30の下端部
にねじ結合により取付けられた軸受31に第4のピン2
7を介して第1のリンク材13に回動可能に設けられて
いる。
リンク材29の上端部には、副支持部材32がく字状に
設けられており、副支持部材32の上端部には、主支持
部材24で支持された搬送ローラー11間の中間位置に
配置された別の搬送ローラー11の固定軸25が取付け
られている。第4のリンク材30の外面の上端部には、
第5のピン28を回動支持する軸受28aが固定されて
いる。副支持部材32の上端部にも、主支持部材24と
同様に、板状の支持部26がボルト・ナットによって着
脱可能に設けられており、支持部26を介して搬送ロー
ラー11の固定軸25が支持されている。
ー11の固定軸25の軸心Qも、主支持部材24と同様
に、伸縮支持フレーム19、19aが全開状態及び全閉
状態では共に、側面視して、第5のピン28の中心Rを
通る垂直線uに対して、副支持部材32が取付けられた
第3のリンク材29側になるか、又は垂直線uに一致す
るように構成されている。即ち、副支持部材32は主支
持部材24と同一長さで、かつ同じ傾斜(同一角度)で
設けられているので、伸縮支持フレーム19(伸縮支持
フレーム19aも同じ)が全開状態時から全閉状態時の
間、主支持部材24と同じ動きをし、軸心Oと軸心Qと
の水平距離(平均的な間隔G)は常に一定であり、か
つ、軸心Oと軸心Qとは常に同じ高さとなっている。
20bに第2のピン17aを介して、第3のリンク材2
9と同じ大きさで、同じ傾きを備えた第5のリンク材2
9aを設け、第5のリンク材29aの下端部を、第4の
リンク材30と同じ大きさで、同じ傾きを備えた第6の
リンク材30aの上端部と第6のピン27aによって連
結している。また、隣接する第3のリンク材29の下端
部を、第3のリンク材29と同じ大きさで、同じ傾きを
備えた第7のリンク材29bの上端部と連結し、さら
に、第7のリンク材29bの下端部と第6のリンク材3
0aの下端部とを第7のピン27bによって連結してい
る。
に示すように、左右の第1のピン15、第4のピン2
7、第5のピン28、第6のピン27a及び第7のピン
27bはそれぞれ伸縮支持フレーム19、19aに別々
に設けられており、一方、左右の第2のピン17、17
a及び第3のピン18、18aは中央に設けられた第
2、第3の連結部材17b、18bを介して一体的に連
結され、伸縮支持フレーム19と伸縮支持フレーム19
aが支持されている。
字状リンク16の第1のリンク材13の上端部が、支持
脚20の上端部にねじ結合によって設けられた軸受33
に、第2のピン17aを介して回動可能に取付けられて
いる。支持脚20の上部には、軸受33を取付けるため
の単尺の山形鋼からなるブラケット34が設けられてお
り、ブラケット34の下端部には、断面矩形で筒状の脚
部35が設けられており、さらに脚部35の下端には、
平面視して全方向に旋回可能な車輪36を備えた着脱可
能なキャスター37が取付けられている。左右のXリン
ク機構16aをそれぞれ支持する対応する左右の支持脚
20の下端部は、図2(B)に示すように、連結部材を
構成する第1の連結材20cを介して接続されている。
レーム19(伸縮支持フレーム19aも同じ)の開閉に
伴って、第3のピン18aを上下方向にガイドするガイ
ド部材38が設けられている。第3のピン18aを取付
けた先端部39が、ガイド部材38の内側面の上下方向
に形成されたガイド溝(図示せず)に沿って摺動するよ
うになっている。ガイド部材38には、伸縮支持フレー
ム19、19aの全開状態及び全閉状態を規制するスト
ッパー(図示せず)が設けられており、さらに、全開状
態から全閉状態の間の任意の位置において、第3のピン
18aを固定可能な固定手段(図示せず)が設けられて
おり、装置の搬送場所への移動時や被搬送物の搬送時に
固定手段によって伸縮支持フレーム19、19aを固定
している。
ム19(伸縮支持フレーム19aも同じ)の中間位置に
取付けられた4箇所の支持脚20a回りについて、それ
ぞれ全開状態、全閉状態を示している。支持脚20の場
合と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明を
省略する。伸縮支持フレーム19が図3(A)(図1
(B))に示す全開状態から図3(B)(図1(A))
に示す全閉状態に変化すると、隣合う単位X字状リンク
16の第1のリンク材13の下端部と第2のリンク材1
4の下端部とが枢支された第3のピン18aがガイド部
材38に沿って上限位置から下限位置まで下降すること
になる。なお、伸縮支持フレーム19の後端を支持する
支持脚20bについても、支持脚20と勝手違いであっ
て基本的には同じ構成となるので、説明を省略する。
送路の場合で比較して示すように、第2のピン17aは
支持脚20、20a、20bに回動支持されているた
め、上下方向には移動しないので、第2のピン17、1
7a(第5のピン28も同じ)は常に一定高さとなって
いる。従って、伸縮支持フレーム19の全閉状態では、
搬送ローラー11の高さHが最も低くなると同時に、搬
送ローラー11の間隔Gは最も狭くなり、一方、伸縮支
持フレーム19の全開状態では、搬送ローラー11の高
さHが最も高くなると同時に、搬送ローラー11の平均
的な間隔Gは最も広くなる。なお、図1(A)、(B)
中の符号Pは第2のピン17、17aの中心を示してお
り、符号Rは第5のピン28の中心を示している。ま
た、符号O、Qは搬送ローラー11の固定軸25の軸心
を表している。即ち、中心P、Rのレベルは常に一定あ
り、伸縮支持フレーム19、19aの開閉状態に伴って
中心O(Q)の垂直方向及び水平方向のレベルが変わる
ことになる。なお、第2のピン17、17a(第5のピ
ン28も同じ)と第3のピン18、18aとの距離S
は、伸縮支持フレーム19の開閉に伴って図のように変
動する。従って、伸縮支持フレーム19と伸縮支持フレ
ーム19aとを組み合わせて、搬送ローラー11の左右
方向の間隔に差を設けることによって、搬送ローラー1
1の間隔の広い側から搬送ローラー11の間隔の狭い側
に向かって搬送ローラー11が下り勾配に自動的に傾斜
するように構成することができる。
は、図1(B)において斜線で示すように、以下の7種
類とすることができる。第1のリンク材13と主支持部
材24とからなる「く」字状の大く字形リンク材13a
と、第2のリンク材14と、第3のリンク材29と副支
持部材32とからなる「く」字状の第1の小く字形リン
ク材29cと、第4のリンク材30と、第5のリンク材
29aと主支持部材24とからなる「く」字状の第2の
小く字形リンク材24aと、第1の小く字形リンク材2
9cと第7のリンク材29bからなる中く字形リンク材
32aと、第6のリンク材30aとの7種類のリンク材
である。
式ローラーコンベア10の使用方法について、図を参照
しながら説明する。 (1)支持脚20、20a、20bに設けたキャスター
37の車輪36を利用して、伸縮式ローラーコンベア1
0を作業者が手で操作しながら、被搬送物12を搬送す
る場所に移動する。 (2)例えば、貨物トラックに積載された被搬送物12
を荷台から取り出して、所定の搬送場所まで所定の長さ
の直線状又は曲線状の搬送路を形成するように、伸縮支
持フレーム19、19aの開閉を調整しながら、支持脚
20、20a、20bの位置決めをする。
場合には、隣合う搬送ローラー11の長手方向の間隔を
一定にセットする。一方、曲線状の搬送路を形成する場
合には、隣合う搬送ローラー11の長手方向の間隔を異
ならせてセットすると、対となる伸縮支持フレーム19
と伸縮支持フレーム19aとの作用によって、搬送ロー
ラー11は自動的に、隣合う搬送ローラー11の間隔の
大きい側から間隔の小さい側に沿って下方に傾斜するこ
とになる。 (4)隣合う搬送ローラー11が所定の間隔に設定され
た後、ガイド部材38の固定手段を用いて、伸縮支持フ
レーム19、19aをロックする。さらに、車輪36も
ロックする。
トラックに積載された被搬送物12を搬送路の上流端に
載せ、搬送ローラー11の回転により下流端まで搬送す
る。従って、伸縮式ローラーコンベア10においては、
伸縮支持フレーム19、19aの作用により、曲線状の
搬送路を形成した場合、搬送ローラー11は搬送路の外
側が内側より高くなっているので、被搬送物12を速い
搬送速度で搬送しても、遠心力の影響によって、被搬送
物12が搬送路の外側から飛び出す恐れはなく、また、
直線状の搬送路も形成できる。
ンク16の上側中間部には、第3、第4のリンク材2
9、30及び搬送ローラー11を取付けた副支持部材3
2を設けたが、これに限定されず、これらを省略するこ
ともできる。支持脚20bには、第2の小く字形リンク
材24a、第6のリンク材30a及び第7のリンク材2
9bを設けたが、これに限定されず、これらを省略する
こともできる。搬送ローラー11は、内蔵したモータに
よって外側の筒体を回転する構造としたが、これに限定
されず、搬送ローラーの両端を回転軸とし、この回転軸
をモータによって駆動する構造にすることもできる。ま
た、搬送ローラー11毎にモータを設けたが、これに限
定されず、例えば、1台のモータで全搬送ローラー11
を同期させて駆動することもできる。さらに、モータを
設置せず、外力によって回転可能な構造にすることもで
きる。即ち、被搬送物を搬送ローラーに載せて被搬送物
を手で押すことによって搬送する構造とすることもでき
る。
8、18aはすべて、第2、第3の連結材17b、18
bを介して連結して一体的に設け、これによって、伸縮
支持フレーム19、19aを搬送ローラー11に沿って
連結したが、これに限定されず、伸縮支持フレーム1
9、19aの強度や剛性が許容されるなら、いくつかの
ピンは、第1のピン15や第4のピン27のように、伸
縮支持フレーム19、19aに別々に設けることもでき
る。
ベアにおいては、隣り合う搬送ローラーの配置を変更し
て搬送路を直線状及び曲線状にできると共に、曲線状に
したときに、搬送路の外側が内側より自動的に高くなる
ので、搬送路から落下させることなく被搬送物を搬送で
き、しかも構成部品の数が少なく、かつ構造が簡単であ
り、これによりコンパクトで安価な装置とすることがで
きる。特に、請求項2記載の伸縮式ローラーコンベアに
おいては、搬送ローラーの間隔をより小さくできるの
で、小さい被搬送物の搬送でも対応できる。
おいては、左右一対の伸縮支持フレームを剛に支持でき
るので、耐久性が向上する。請求項4記載の伸縮式ロー
ラーコンベアにおいては、左右一対の伸縮支持フレーム
の伸縮の差に応じて、第2、第3の連結材が単位X字状
リンクの動きに円滑に追随できるので、各リンク材に無
理な力が作用しないため、経済的な設計ができる。請求
項5記載の伸縮式ローラーコンベアにおいては、コンパ
クトな装置とすることができるので、汎用性が向上し、
かつ廉価に製造できる。
態に係る伸縮式ローラーコンベアの伸縮支持フレームが
全閉状態時、全開状態時の正面図である。
ンベアの要部正面図、一部省略した模式的な側断面図で
ある。
ンベアの伸縮支持フレームが全閉状態時、全開状態時の
中間位置の支持脚近傍の説明図である。
図である。
12:被搬送物、13:第1のリンク材、13a:大く
字形リンク材、14:第2のリンク材、15:第1のピ
ン、16:単位X字状リンク、16a:Xリンク機構、
17、17a:第2のピン、17b:第2の連結材(連
結部材)、18、18a:第3のピン、18b:第3の
連結材(連結部材)、19、19a:伸縮支持フレー
ム、20、20a、20b:支持脚、20c:第1の連
結材(連結部材)、21、22、23:軸受、24:主
支持部材、24a:第2の小く字形リンク材、25:固
定軸、26:支持部、27:第4のピン、27a:第6
のピン、27b:第7のピン、28:第5のピン、28
a:軸受、29:第3のリンク材、29a:第5のリン
ク材、29b:第7のリンク材、29c:第1の小く字
形リンク材、29d:単位V字リンク、30:第4のリ
ンク材、30a:第6のリンク材、31:軸受、32:
副支持部材、32a:中く字形リンク材、33:軸受、
34:ブラケット、35:脚部、36:車輪、37:キ
ャスター、38:ガイド部材、38a:内側面、39:
先端部
Claims (5)
- 【請求項1】 搬送路を形成し、並べて配置される複数
の搬送ローラーと、前記搬送ローラーの両端をそれぞれ
支持する支持部を備え、所定位置には下部に車輪を備え
た支持脚を有する左右一対の伸縮支持フレームと、前記
左右一対の伸縮支持フレームを支持する連結部材とを有
する伸縮式ローラーコンベアにおいて、隣り合う前記支
持脚は、同一長さの第1、第2のリンク材を有する単位
X字状リンクを複数連結したXリンク機構によって連結
され、それぞれの前記単位X字状リンクを構成する片側
の前記第1のリンク材の上端部には、前記搬送ローラー
の支持部が上端部に設けられた主支持部材の下端部が斜
めに連結されて、前記単位X字状リンクの伸縮に応じて
前記主支持部材が回動し、前記伸縮支持フレームが全開
状態では前記支持部が最大高さ位置にあって、前記伸縮
支持フレームが全開状態から全閉状態になるに従って前
記支持部の高さ位置が下がることを特徴とする伸縮式ロ
ーラーコンベア。 - 【請求項2】 請求項1記載の伸縮式ローラーコンベア
において、前記単位X字状リンクの上側中間部には、前
記第1、第2のリンク材の実質的に1/4の長さを有す
る第3、第4のリンク材をV字状に組み合わせてなり、
該単位X字状リンクに協調する単位V字リンクが設けら
れ、前記第1のリンク材と平行となった前記第3のリン
ク材の上端部には、隣り合う前記搬送ローラーの中間部
位置に配置された別の搬送ローラーの両端を支持し、前
記主支持部材と同一長さの副支持部材が、前記主支持部
材と同一角度で設けられていることを特徴とする伸縮式
ローラーコンベア。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の伸縮式ローラーコ
ンベアにおいて、前記連結部材は、左右の対となる前記
支持脚を連結する第1の連結材と、隣り合う前記単位X
字状リンクの上端部と下端部をそれぞれ連結する第2、
第3の連結材とを有してなることを特徴とする伸縮式ロ
ーラーコンベア。 - 【請求項4】 請求項3記載の伸縮式ローラーコンベア
において、前記第2、第3の連結材と前記単位X字状リ
ンクの上端部及び下端部の連結部分には、自動調心機構
が設けられていることを特徴とする伸縮式ローラーコン
ベア。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の伸
縮式ローラーコンベアにおいて、前記搬送ローラーは、
内部にモータを有し中央の固定軸に対して外側の筒体が
回転する駆動型搬送ローラーであることを特徴とする伸
縮式ローラーコンベア。
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- 2001-02-15 JP JP2001038665A patent/JP3493004B2/ja not_active Expired - Fee Related
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