JP2006105747A - 板状体検査設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造を簡単にでき、検査作業を能率的に行える板状体検査設備を提供する。
【解決手段】板状体Ga,Gbの搬送経路1中で、搬送経路の側方に設けた目視検査部A,Bに対向する部分に、昇降手段31を介して昇降体36を設けた。昇降体側に、搬送経路方向Cに沿った軸心39aの周りに揺動自在な揺動体40を設け、揺動体と昇降体との間に揺動手段50を設けた。昇降手段は昇降体を複数段階に昇降すべく構成した。揺動手段は、昇降手段により昇降体を下降している状態で、揺動体に設けた板状体支持部41の支持面41aが搬送経路の搬送面1aに対して下方に位置する水平状姿勢と、支持面が搬送面に対して上方に位置する傾斜状姿勢との間で、揺動体を複数段角度に揺動すべく構成した。搬送経路上で搬送してきた板状体を、揺動体の動作のみにより傾斜ならびに上昇できることで、構造を簡単にでき、検査作業を能率的に行える。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば搬送経路上で搬送されているガラス板などの板状体を目視検査するときに使用される板状体検査設備に関するものである。
従来、この種のものとしては、次のような構成が提供されている。すなわち、搬送ロボットにより、カセットに収納されているガラス基板を取り出して保持したのち、このガラス基板を検査装置内のミクロ検査用ホルダ上に載置する。次いで、リフトピン群を上昇させてガラス基板を所定の高さまで持ち上げる。そして、ホルダ機構のマクロ検査用ホルダによりガラス基板を吸着保持した状態で、リフトピン群を下降させてガラス基板をマクロ検査用ホルダに載せ替える。この状態で、昇降機構によりマクロ検査用ホルダを見やすい高さ位置まで上昇させたのち、揺動回転機構により所定の角度に傾斜させる(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2001−194311号公報(第6頁、第2、6−11図)
しかし、上記した従来構成によると、マクロ検査用ホルダに対してガラス基板を受け渡しするためにリフトピン群が設けられており、これにより構造が複雑になるとともに、リフトピン群の動作時間を含めた全体の作業時間が長くなる。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、構造を簡単にし得るとともに、検査作業を能率的に行える板状体検査設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の板状体検査設備は、板状体の搬送経路中で、搬送経路の側方に設けられた目視検査部に対向する部分には、昇降手段を介して昇降体が設けられ、この昇降体側には、搬送経路方向に沿った軸心の周りに揺動自在な揺動体が設けられるとともに、この揺動体と前記昇降体との間には揺動手段が設けられ、前記昇降手段は昇降体を複数段階に昇降すべく構成され、前記揺動手段は、前記昇降手段により昇降体が下降されている状態で、揺動体に設けられた板状体支持部の支持面が搬送経路の搬送面に対して下方に位置される水平状姿勢と、支持面が搬送面に対して上方に位置される傾斜状姿勢との間で、揺動体を複数段角度に揺動すべく構成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、板状体を搬入させる前においては、昇降手段により昇降体を最下段位置に下降させるとともに、揺動手段により揺動体を軸心の周りに下方に揺動させることにより、揺動体に設けた板状体支持部の支持面を、搬送経路の搬送面に対して下方に位置した水平状姿勢にしている。これにより、搬送経路上で搬送してきた板状体の揺動体の上方への搬入は、揺動体に衝突などすることなく行える。
そして、板状体支持部の上方に板状体を停止させた状態で、揺動手段により揺動体を軸心の周りに上方へ揺動させるとともに、昇降手段により昇降体および揺動手段を一体状で上昇させることにより、支持面を搬送面に対して上方に位置する傾斜状姿勢にし得るとともに、傾斜姿勢にある揺動体を上昇し得、以て搬送面上の板状体を支持面により支持して傾斜状で持ち上げ得る。これにより板状体を、目視検査部に向けて傾斜させるとともに上昇させ得、その際に傾斜角度ならびに上昇位置を、それぞれ複数段に調整することで、作業者の身長などに応じて最も目視検査し易い状態にし得る。そして、この最も目視検査し易い状態の傾斜角度ならびに上昇位置を記憶し得る。
この状態で、作業者によって板状体に対する所期の目視検査を行う。その後に、上述とは逆作動、すなわち、揺動手段により揺動体を軸心の周りに下方へ揺動させるとともに、昇降手段により昇降体および揺動手段を一体状で下降させることにより、支持面を搬送面に対して下方に位置する水平状姿勢にし得、以て板状体を搬送面により支持して搬送経路上に戻し得、その後に板状体を搬送経路上で搬出し得る。
以上により、板状体の目視検査を終えるのであり、引き続いて次の板状体を搬入させる際に、次の板状体の傾斜や上昇は、前回の傾斜角度ならびに上昇位置を記憶していることで、そのデータに基づいて自動的に行える。すなわち、同じ作業者にとって最も目視検査し易い状態に傾斜角度ならびに上昇位置として、所期の目視検査を行える。
また本発明の請求項2記載の板状体検査設備は、上記した請求項1記載の構成において、目視検査部の部分には、昇降調整と角度調整とを行う調整操作部が設けられ、この調整操作部の操作に基づいて、昇降手段と揺動手段の作動量を制御する制御部が設けられていることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、板状体支持部の上方に板状体を停止させた状態で、作業者が調整操作部を操作することにより、制御部を介しての制御によって、揺動手段により揺動体を軸心の周りに上方へ揺動させるとともに、昇降手段により昇降体および揺動手段を一体状で上昇させる。その際に傾斜角度ならびに上昇位置を、調整操作部の操作によりそれぞれ複数段に調整し得、以て作業者の身長などに応じて最も目視検査し易い状態にし得る。
そして本発明の請求項3記載の板状体検査設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、揺動体側には、長さ方向に搬送される板状体の幅方向の側面を受け止め可能な幅受け止め装置が設けられ、この幅受け止め装置は、受け止め位置を調整可能に構成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、板状体を搬入させる前において幅受け止め装置は、外側の受け止め位置に調整している。そして、板状体支持部の上方に板状体を停止させたのち、幅受け止め装置を作動して、その受け止め位置を板状体の幅方向の側面に当接または近接させる。板状体を傾斜状で持ち上げるときに、板状体の幅方向の側面を受け止め装置により受け止め得る。板状体を搬送面により支持して搬送経路上に戻すことに前後して、幅受け止め装置を作動して受け止め位置を外側へ移動させることで、板状体の側面から離間し得、その後に板状体を搬送経路上で搬出させる。
さらに本発明の請求項4記載の板状体検査設備は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、搬送経路中の目視検査部に対向する部分には、長さ方向に搬送される板状体の長さ検出手段が設けられ、この長さ検出手段は、板状体の種類に対応して搬送経路方向の複数箇所に検出部を有し、その検出に基づいて、少なくとも目視検査部に対向する部分の搬送を停止すべく構成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、搬送経路上を搬送してくる板状体の寸法(サイズ)信号を予め与えておくことにより、長さ検出手段の検出部群のうち該当する検出部を検出可能な状態にし得る。この状態で、揺動体の上方へ搬入してきた板状体を該当する検出部により検出することで、板状体を板状体支持部の上方に位置させた状態で、その搬送を停止し得る。
上記した本発明の請求項1によると、板状体を搬入させる前においては、板状体支持部の支持面を、搬送経路の搬送面に対して下方に位置した水平状姿勢でき、これにより、搬送経路上で搬送してきた板状体の揺動体の上方への搬入を、揺動体に衝突などすることなく確実、円滑に行うことができる。そして、板状体支持部の上方に板状体を停止させた状態で、支持面を搬送面に対して上方に位置する傾斜状姿勢にできるとともに、傾斜姿勢にある揺動体を上昇でき、以て搬送面上の板状体を支持面により支持して傾斜状で持ち上げることができる。これにより板状体を、目視検査部に向けて傾斜できるとともに上昇でき、その際に傾斜角度ならびに上昇位置を、それぞれ複数段に調整することで、作業者の身長などに応じて最も目視検査し易い状態にできる。そして、この最も目視検査し易い状態の傾斜角度ならびに上昇位置を記憶できる。
この状態で、作業者によって板状体に対する所期の目視検査を行うことができる。その後に、上述とは逆作動することにより、支持面を搬送面に対して下方に位置する水平状姿勢にでき、以て板状体を搬送面により支持して搬送経路上に戻すことができる。引き続いて次の板状体を搬入させる際に、次の板状体の傾斜や上昇は、前回の傾斜角度ならびに上昇位置を記憶していることで、そのデータに基づいて自動的に行うことができる。すなわち、同じ作業者にとって最も目視検査し易い状態に傾斜角度ならびに上昇位置として、所期の目視検査を行うことができる。
このように、搬送経路上で搬送してきた板状体を、揺動体の動作のみにより傾斜ならびに上昇できることで、構造を簡単にできるとともに、検査作業を能率的に行うことができる。
また上記した本発明の請求項2によると、板状体支持部の上方に板状体を停止させた状態で、作業者が調整操作部を操作することにより、制御部を介しての制御によって、揺動手段により揺動体を軸心の周りに上方へ揺動できるとともに、昇降手段により昇降体および揺動手段を一体状で上昇できる。その際に傾斜角度ならびに上昇位置を、調整操作部の操作によりそれぞれ複数段に調整でき、以て作業者の身長などに応じて最も目視検査し易い状態にできる。
そして上記した本発明の請求項3によると、板状体を搬入させる前において幅受け止め装置は、外側の受け止め位置に調整しており、したがって、板状体支持部の上方に板状体を停止させたのち、幅受け止め装置を作動することで、その受け止め位置を板状体の幅方向の側面に当接または近接できる。これにより、板状体を傾斜状で持ち上げるときに、板状体の幅方向の側面を受け止め装置により受け止めることができ、以て傾斜揺動時に板状体の姿勢が不測に乱れることを防止できる。また、板状体を搬送面により支持して搬送経路上に戻すことに前後して、幅受け止め装置を作動して受け止め位置を外側へ移動させることで板状体の側面から離間でき、したがって板状体の搬送経路上で搬出を円滑に行うことができる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、搬送経路上を搬送してくる板状体の寸法(サイズ)信号を予め与えておくことにより、長さ検出手段の検出部群のうち該当する検出部を検出可能な状態にできる。この状態で、揺動体の上方へ搬入してきた板状体を該当する検出部により検出することで、板状体を板状体支持部の上方に精度よく位置させた状態で、その搬送を停止できる。
[実施の形態]
以下に、本発明の実施の形態を、ガラス板の搬送に採用した状態として、図に基づいて説明する。ここでガラス板は、たとえばPDP(プラズマディスプレイ)用で、短寸ガラス板(板状体の一例)Gaと、この短寸ガラス板Gaに対して前後長さや左右幅が少し大きい長寸ガラス板(板状体の一例)Gbが取り扱われるものとする。
図9において、ガラス板Ga,Gbの搬送経路1は、複数の搬送装置2,10A,4,10B,6,8により形成され、その際に搬送装置10A,10Bはそれぞれ目視検査部A,Bに対向して設けられている。そして、搬送装置10Aには上手の板状体検査設備30Aが設けられ、搬送装置4には板状体反転設備5が設けられ、搬送装置10Bには下手の板状体検査設備30Bが設けられ、搬送装置6には板状体取り出し設備7が設けられている。
前記搬送装置10A,10Bは同様な構成であって、以下において同一符号を付して説明する。すなわち図1〜図3、図7において、両搬送装置10A,10Bは、たとえばローラコンベヤ形式であって、枠状本体11と、この枠状本体11上に配設された左右一対のコンベヤフレーム13と、コンベヤフレーム13の長さ方向の複数箇所において両コンベヤフレーム13間に配設される搬送体17群と、これら搬送体17群に回転力を付与する回転駆動手段20などから構成される。
前記枠状本体11は、左右一対の上部前後材11aと、これら上部前後材11aの前端間、後端間、複数の中間部間を連結する5本(複数本)の上部左右材11bと、上部前後材11aの各前後端下面から垂設される脚材11cと、前後の脚材11cの下端間を連結する下部前後材11dと、これら下部前後材11dの前端間や後端間を連結する下部左右材11eなどにより箱枠状に構成されている。そして下部の四隅部分には、調整自在な着地体12が設けられている。
前記コンベヤフレーム13の所定箇所、すなわち搬送体17を配設する複数箇所やテンション用案内輪体(後述する。)を配設する複数箇所、駆動部フレーム(後述する。)および反転用案内輪体(後述する。)を配設する複数箇所などには、左右方向の貫通孔が、それぞれ機械加工などにより直孔状に形成されている。このコンベヤフレーム13は、上部左右材11b間に亘ってそれぞれ載置され、そしてボルト・ナット(連結具の一例)14を介して連結されている。
前記搬送体17は、軸(ローラ軸)18と、この軸18の長さ方向の4箇所(複数箇所)に設けられた大径の搬送用輪体(ローラ)19とにより構成され、前記軸18の両端が、コンベヤフレーム13に形成された貫通孔に嵌め込みにより配置されたボールベアリング形式(またはローラベアリング形式)の軸受15に挿通されて支持されている。このようにして左右のコンベヤフレーム13間に多数の搬送体17が配設される。
コンベヤ幅方向の片側、すなわち軸18における他端側のコンベヤフレーム13の周辺に前記回転駆動手段20が配設されている。すなわち、軸18の他端にはそれぞれ受動輪体21が取り付けられ、そして受動輪体21間でかつ適宜の位置にはテンション用案内輪体22が配設されている。ここでテンション用案内輪体22は、前記貫通孔に挿通されるボルト・ナットなどを介してコンベヤフレーム13側に遊転自在に取り付けられている。
さらに、他端側のコンベヤフレーム13の外面側には駆動部フレーム23が、コンベヤフレーム13に対して上下位置を調整自在として取り付けられている。この駆動部フレーム23には、減速機付きのモータなどからなる駆動部24が連結具を介して取り付けられるとともに、駆動部24からの出力軸には駆動用輪体25が設けられている。そして駆動部24の近くにおいてコンベヤフレーム13には、前記貫通孔を挿通するボルト・ナットなどを介して一対の反転用案内輪体26が遊転自在に設けられている。
駆動用の無端ベルトなどからなる無端回動体27は、テンション用案内輪体22群に下方から掛けられることで、前記受動輪体21群に上方から当接自在に構成されるとともに、その当接により回転動力が伝達されるように構成されている。さらに無端回動体27は、両反転用案内輪体26に掛けられたのち、駆動用輪体25に掛けられることで、回動力が付与される構成になっている。すなわち搬送体17群は、回転駆動手段20の無端回動体27が受動輪体21群に上方から当接されることで駆動回転可能に構成されている。
なお、少なくとも搬送経路1の方向の両端に位置される受動輪体21や、駆動用輪体25、反転用案内輪体26には、両側に鍔部が形成されており、以て無端回動体27の幅方向の位置ずれが防止されている。以上の21〜27などにより回転駆動手段20の一例が構成され、そして以上の11〜27などにより搬送装置10A,10Bの一例が構成される。
前記搬送装置部10A,10Bにおいて、前記目視検査部A,Bに対向して設けられる前記板状体検査設備30A,30Bは同様な構成であって、以下において同一符号を付して説明する。すなわち、目視検査部A,Bに対向する部分には、昇降手段31を介して昇降体36が設けられ、この昇降体36側には、搬送経路方向Cに沿った軸心39aの周りに揺動自在な揺動体40が設けられるとともに、この揺動体40と前記昇降体36との間には揺動手段50が設けられている。
前記昇降手段31は、前記枠状本体11における下部前後材11d間に設けられた左右方向のベース体32と、このベース体32上に上向きで設けられた下位シリンダー装置33と、この下位シリンダー装置33の上向きピストンロッドが連結された中間昇降部材34と、この中間昇降部材34上に上向きで設けられた上位シリンダー装置35などにより構成され、この上位シリンダー装置35の上向きピストンロッドが前記昇降体36に連結されている。
したがって昇降手段31による昇降体36の昇降は、両シリンダー装置33,35をストロークエンドまで伸縮動させたとき、両シリンダー装置33,35を収縮動させた最下段位置(図1参照)と、両シリンダー装置33,35のうちの一方を伸展動させた中間段位置(図6実線参照)と、両シリンダー装置33,35を伸展動させた最上段位置(図6仮想線参照)とに、3段階で行われるように構成されている。
また、両シリンダー装置33,35のストロークを異にしたときには、伸展動を各別に行うことで昇降体36のストロークエンドによる昇降が4段階で行われるように構成される。さらに、両シリンダー装置33,35を中間の任意な位置に伸縮動させるように制御することで、多数の複数段階での昇降を行えるように構成されている。その際に中間昇降部材34や昇降体36の昇降を安定させるために、適宜に昇降ガイド機構が設けられている。
前記昇降体36は矩形板状であって、その一端側にはブラケット体37が連結され、そしてブラケット体37の前後端からはリンク状の腕体38が上方へ連設されている。両腕体38の上端間には前後方向ピン39を介して前記揺動体40の一端側が連結され、以て揺動体40は昇降体36側に、前後方向ピン39の軸心である搬送経路方向Cに沿った軸心39aの周りに揺動自在に設けられる。
前記揺動体40は、その基端が前記腕体38側に連結された前後一対で左右方向に伸びる左右方向材40aと、両左右方向材40aの中間部間に連結された前後方向板材40bと、両左右方向材40aの遊端部間に連結された前後方向材40cなどにより、平枠状に形成されている。そして、両左右方向材40aの上面側に樹脂からなる矩形棒状の板状体支持部41が固定され、これら板状体支持部41の上面によって支持面41aが形成されている。
前記揺動体40側には、搬送経路1上で長さ方向に搬送されるガラス板Ga,Gbの幅方向の側面を受け止め可能な幅受け止め装置45が設けられ、この幅受け止め装置45は、受け止め位置を調整可能に構成されている。すなわち、前記揺動体40における両左右方向材40aの基端部分には、短寸ガラス板Ga用の短寸用幅受け止め体46と、長寸ガラス板Gb用の長寸用幅受け止め体48とが設けられている。
ここで、両左右方向材40aの基端部分で外側面(前後外面)には、それぞれ長ストロークの短寸側シリンダー装置47が設けられ、両短寸側シリンダー装置47の一端側に突出されるピストンロッドに前記短寸用幅受け止め体46が連結されている。そして両左右方向材40aの基端部分で内側面(前後内面)には、それぞれ短ストロークの長寸側シリンダー装置49が設けられ、両長寸側シリンダー装置49の一端側に突出されるピストンロッドに前記長寸用幅受け止め体48が連結されている。なお幅受け止め体46,48の受け止め面は段状受け止め面46a,48aに形成されている。
したがって、両シリンダー装置47,49の伸縮動によって両幅受け止め体46,48を同じ受け止め位置に調整することで、たとえば長寸ガラス板Gbの幅方向の側面を受け止め可能となり、また短寸側シリンダー装置47の収縮動によって短寸用幅受け止め体46を内側の受け止め位置に調整することで、たとえば短寸ガラス板Gaの幅方向の側面を受け止め可能となるように構成されている。以上の46〜49などにより、前記幅受け止め装置45の一例が構成される。
前記揺動手段50は、前記昇降体36上に設けられた減速機付きの正逆駆動モータ51を有し、この正逆駆動モータ51から搬送経路1に沿って突出された出力軸52に回動リンク体53の基端が連結されている。そして、この回動リンク体53の遊端に押し引きリンク体54の基端が、搬送経路1に沿った前後方向ピン55を介して相対回動自在に連結されるとともに、押し引きリンク体54の遊端が、前記揺動体40における前後方向板材40bの下面に固定されたブラケット体56に搬送経路1に沿った前後方向ピン57を介して相対回動自在に連結されている。
したがって、正逆駆動モータ51によって出力軸52を正逆駆動させることで、回動リンク体53を正逆回動させて押し引きリンク体54を上下に押し引き移動させ得、以て押し引きリンク体54が連結された揺動体40を、軸心39aの周りに上下に揺動し得る。その際に前記揺動手段50は、前記昇降手段31により昇降体36が下降されている状態で、揺動体40に設けられた板状体支持部41の支持面41aが搬送経路1の搬送面1aに対して下方に位置される水平状姿勢(図1参照)と、支持面41aが搬送面1aに対して上方に位置される傾斜状姿勢(図5実線、仮想線参照)との間で、揺動体40を複数段角度に揺動すべく構成されている。
なお、前述した揺動体40における支持面41aの水平状姿勢への揺動が行過ぎた(暴走した)ときには、回動リンク体53に設けられた第1ストッパ体58が前記昇降体36に当接することで構造的に規制され、また最大角度の傾斜状姿勢への揺動が行過ぎた(暴走した)ときには、回動リンク体53に設けられた第2ストッパ体59が前記昇降体36に当接することで構造的に規制されるように構成されている。ここでストッパ体58,59はボルト・ナット形式で、その規制位置を調整可能に構成されている。以上の51〜59などにより、前記揺動手段50の一例が構成される。
前記出力軸52側とブラケット体37との間には、前記揺動体40の揺動角度を検出する揺動角度検出手段60が設けられている。すなわち、出力軸52の他端には被検出体61が設けられ、この被検出体61は円板状であって、半径の異なる2箇所(1箇所または複数箇所)の軌跡上には、それぞれ複数箇所に貫通状の被検出部62が形成されている。そしてブラケット体37側には、前記被検出部62を通して検出可能な光電スイッチ形式の検出器63が設けられている。
また、前記出力軸52とブラケット体37との間には、前記揺動体40における支持面41aが水平状姿勢にあることと、最大角度の傾斜状姿勢にあることとを検出して、オーバーランを防止するための揺動制御手段65が設けられている。すなわち、出力軸52には、水平側用カム体66と傾斜側用カム体68とが固定され、そしてブラケット体37には、水平側用カム体66にて操作可能なリミットスイッチ形式の水平側検出器67と、傾斜側用カム体68にて操作可能なリミットスイッチ形式の傾斜側検出器69とが設けられている。
搬送経路1中の目視検査部A,Bに対向する部分には、長さ方向に搬送されるガラス板Ga,Gbの長さ検出手段70が設けられ、この長さ検出手段70は、ガラス板Ga,Gbの種類に対応して搬送経路方向Cの複数箇所に検出部を有し、その検出に基づいて、少なくとも目視検査部A,Bに対向する部分の搬送を停止すべく構成されている。すなわち、前記搬送装置10A,10Bにおける枠状本体11側には、短寸ガラス板Gaにおける前端検出用の短寸定位置検出部70aと、長寸ガラス板Gbにおける前端検出用の長寸定位置検出部70bとが設けられている。また枠状本体11側には、両ガラス板Ga,Gbに兼用で、後端検出用の後端検出部71が設けられている。ここで検出部70a,70b,71としては、光電スイッチ形式などが採用される。
目視検査部A,Bの部分には、昇降調整と角度調整とを行う調整操作部74が設けられ、この調整操作部74の操作に基づいて、昇降手段31と揺動手段50の作動量を制御する制御部80が設けられている。すなわち、調整操作部74は一端側の上部前後材11aの外側面に設けられ、その上面側には、角度上げ釦75と、角度下げ釦76と、昇降上げ釦77と、昇降下げ釦78と、プリセット釦79とが設けられている。そして調整操作部74に接続される制御部80が、枠状本体11の他端側内部に設けられている。
また、前記調整操作部74に隣接して結果操作部81が設けられ、この結果操作部81には良品釦82と不良品釦83とが設けられている。ここで結果操作部81は全体制御部(図示せず。)や前記制御部80に接続されている。
以上の74〜79などにより調整操作部74の一例が構成され、また以上の31〜83などにより板状体検査設備30A,30Bの一例が構成される。なお搬送装置2,4,6,8は、前述した搬送装置10A,10Bと同様のローラコンベヤ形式や,ベルトコンベヤ形式により形成されている。
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
図9において、ガラス板Ga,Gbは、複数の搬送装置2,10A,4,10B,6,8により形成した搬送経路1上で搬送し得る。その際に、搬送装置10Aにおける上手の板状体検査設備30Aの部分において、たとえばガラス板Ga,Gbの表面側を検査し、次いで搬送装置4における板状体反転設備5の部分において、ガラス板Ga,Gbを反転させて表裏を変える。そして、搬送装置10Bにおける下手の板状体検査設備30Bの部分においてガラス板Ga,Gbの裏面側を検査したのち、搬送装置6における板状体取り出し設備7の部分において、両板状体検査設備30A,30Bの検査により不良品と判断されたガラス板Ga,Gbを取り出し、また良品と判断されたガラス板Ga,Gbを搬送装置8へ送り込む。
このような搬送経路1上での基本的な搬送状態において、以下において搬送装置10Aにおける上手の板状体検査設備30Aの作用を説明する。なお、下手の板状体検査設備30Bも同様に作用される。
すなわち、ガラス板Ga,Gbを搬送装置2から搬送装置10Aに搬入させる前において板状体検査設備30Aは、図1〜図4に示すように、昇降手段31における両シリンダー装置33,35を収縮動させることで昇降体36を最下段位置に下降させるとともに、揺動手段50における正逆駆動モータ51の逆駆動によって、回動リンク体53を逆回動させて押し引きリンク体54を下方に引き移動させ得、以て揺動体40を軸心39aの周りに下方に揺動させている。
これにより、揺動体40に設けた板状体支持部41の支持面41aを、搬送経路1の搬送面1aに対して下方に位置した水平状姿勢にし得る。かかる揺動体40の水平状姿勢は、水平側用カム体66が水平側検出器67を操作することで揺動制御手段65により制御し得る。また幅受け止め装置45は、両シリンダー装置47,49の伸展動によって両幅受け止め体46,48を外側に移動させて、同じ受け止め位置に調整している。
したがって、搬送装置10Aにおける回転駆動手段20の駆動部24を駆動することで、搬送装置2から送られてきたガラス板Ga,Gbを、搬送装置10Aによって連続状に搬送して、揺動体40の上方へ搬入し得る。その際に、支持面41aが搬送面1aに対して下方に位置していることで、ガラス板Ga,Gbの搬入を確実、円滑に行える。このとき、搬送装置2から送られてくるガラス板Ga,Gbの寸法(サイズ)信号が予め制御部80に与えられている。これにより、制御部80による制御で、短寸定位置検出部70aまたは長寸定位置検出部70bの該当する一方が検出可能な状態にある。
このような状態で、揺動体40の上方へ搬入してきたガラス板Ga,Gbの前端を該当する定位置検出部70a,70bにより検出し、これと同時にガラス板Ga,Gbの後端を後端検出部71により検出することで、正常搬入として、回転駆動手段20の駆動部24を停止させることになる。これにより図2の仮想線に示すように、ガラス板Ga,Gbを揺動体40における板状体支持部41間の上方に位置させた状態で、その搬送を停止し得る。
なお、ガラス板Ga,Gbの前端を該当する定位置検出部70a,70bにより検出しているが後端検出部71が非検出のとき、或いはガラス板Ga,Gbの後端を後端検出部71により検出しているが該当する定位置検出部70a,70bが非検出のときには、何らかの事情でガラス板Ga,Gbの停止位置が乱れたことであり、はみ出し異常として、以降の動作は行われず、適宜に対応、処理される。
このようにして、板状体支持部41間の上方にガラス板Ga,Gbを停止させたのち、幅受け止め装置45を作動させる。すなわち、長寸ガラス板Gbのときには制御部80による制御で長寸側シリンダー装置49を収縮動させて、長寸用幅受け止め体48を長寸ガラス板Gbの幅方向の側面に当接または近接させ、また短寸ガラス板Gaのときには制御部80による制御で短寸側シリンダー装置47を収縮動させて、短寸用幅受け止め体46を短寸ガラス板Gaの幅方向の側面に当接または近接させる。
上述したようにして、板状体支持部41間の上方にガラス板Ga,Gbを停止させた状態で、まず作業者は調整操作部74の角度上げ釦75を押し操作する。これにより制御部80を介しての制御によって、正逆駆動モータ51により出力軸52を正駆動させ、回動リンク体53を正回動させて押し引きリンク体54を上方に押し移動させ得、以て押し引きリンク体54が連結された揺動体40を軸心39aの周りに上方へ揺動させる。すると、板状体支持部41の支持面41aが搬送面1aに対して上方に位置する傾斜状姿勢となり、以て図5に示すように、搬送面1a上のガラス板Ga,Gbを支持面41aにより支持して傾斜状で持ち上げることになる。その際に傾斜角度は、角度上げ釦75の押し操作を開放することで決定される。
なお最大角度になると、傾斜側用カム体68により傾斜側検出器69を操作して支持面41aが最大角度の傾斜状姿勢にあることを検出し、これにより制御部80を介しての制御によって、正逆駆動モータ51の駆動を停止させ、以てオーバーランを防止し得る。
このような傾斜状での持ち上げ時に、ガラス板Ga,Gbの幅方向の側面を両受け止め体46,48の段状受け止め面46a,48aにより受け止め得る。この段状受け止め面46a,48aによる受け止めによって、傾斜揺動時にガラス板Ga,Gbの姿勢が不測に乱れることを防止し得る。なお、幅受け止め体46,48をガラス板Ga,Gbの幅方向の側面に近接させていたときには、前述した傾斜状での持ち上げ時に支持面41a上のガラス板Ga,Gbは軸心39a側に滑動して段状受け止め面46a,48aに受け止められる。
次いで作業者は、調整操作部74の昇降上げ釦77を押し操作する。これにより制御部80を介しての制御によって、上位シリンダー装置35を伸展動させて昇降体36および揺動手段50を一体状で上昇させ、以て図6の実線に示すように、傾斜姿勢にある揺動体40、すなわちガラス板Ga,Gbを上昇し得る。そして上位シリンダー装置35をストロークエンドまで伸展動させたのち、昇降上げ釦77を引き続いて押し操作することにより、下位シリンダー装置33を伸展動させて昇降体36および揺動手段50を一体状で上昇させ、以て図6の仮想線に示すように、傾斜姿勢にある揺動体40、すなわちガラス板Ga,Gbをさらに上昇し得る。その際に上昇位置は、昇降上げ釦77の押し操作を開放することで決定される。
これによりガラス板Ga,Gbを、目視検査部Aに向けて傾斜させるとともに上昇させ得るのであり、その際に傾斜角度ならびに上昇位置は、作業者の身長などに応じて最も目視検査し易い状態に調整し得る。すなわち調整は、作業者が上述した傾斜操作や上昇操作をしながら行ってもよいし、上述した傾斜操作や上昇操作を大まかに行ったのち最終操作により行ってもよい。この最終操作は、角度上げ釦75や角度下げ釦76を押し操作することで傾斜角度の急暖を調整し、そして昇降上げ釦77や昇降下げ釦78を押し操作することで上下位置を調整することで可能となる。
このようにして、作業者にとって最も目視検査し易い状態に傾斜角度ならびに上昇位置を調整したのち、プリセット釦79を押し操作することで、かかる傾斜角度ならびに上昇位置を制御部80で記憶し得る。その際に好適な傾斜角度は、揺動角度検出手段60の検出器63が検出している被検出部62の位置などにより把握して記憶し得る。
前述したようにして、ガラス板Ga,Gbを作業者にとって好適な傾斜角度ならびに上昇位置にした状態で、作業者によってガラス板Ga,Gbの表面に対する所期の目視検査を行う。そしてガラス板Ga,Gbが、不良品であるか良品であるかを判断し、その判断結果に基づいて結果操作部81を操作する。すなわち、良品であるときには良品釦82を押し、不良品であるときには不良品釦83を押し、これにより判断結果信号を全体制御部に入力する。これと同時に、結果操作部81から制御部80に検査終了信号を入力し、以て制御部80を介しての制御によって、上述とは逆作動させてガラス板Ga,Gbを搬送経路1上に戻す。
すなわち、制御部80を介しての制御によって、下位シリンダー装置33や上位シリンダー装置35を収縮動させて昇降体36および揺動手段50を一体状で下降させ、以て図5に示すように、傾斜姿勢にある揺動体40、すなわちガラス板Ga,Gbを下降させる。そして、正逆駆動モータ51により出力軸52を逆駆動させ、回動リンク体53を逆回動させて押し引きリンク体54を下方に引き下げ移動させ得、以て押し引きリンク体54が連結された揺動体40を軸心39aの周りに下方へ揺動させる。
すると板状体支持部41の支持面41aが、搬送面1aに対して下方に位置される水平状姿勢となり、以て図1に示すように、支持面41a上のガラス板Ga,Gbを搬送面1aにより支持して搬送経路1上に戻し得る。かかる回動リンク体53の回動位置は、水平側用カム体66が水平側検出器67を操作することで揺動制御手段65により制御し得る。
これに前後して、幅受け止め装置45の両シリンダー装置47,49を伸展動させ、両幅受け止め体46,48を外側へ移動してガラス板Ga,Gbの側面から離間させる。その後に、搬送装置10Aにおける回転駆動手段20の駆動部24を駆動することで、ガラス板Ga,Gbを搬送装置4側へと搬出し得る。
以上により、板状体検査設備30Aにおいてガラス板Ga,Gbの目視検査を終えるのであり、引き続いて次のガラス板Ga,Gbを搬送装置2から搬送装置10Aに搬入させる。その際に、次のガラス板Ga,Gbの傾斜動や上昇動は、前回の操作を制御部80において記憶していることで、そのデータに基づいて、制御部80からの制御により自動的に行われる。すなわち、同じ作業者にとって最も目視検査し易い状態の傾斜角度ならびに上昇位置として、所期の目視検査を行えることになる。
上述したように、搬送経路1上で搬送されてきたガラス板Ga,Gbを、揺動体40の動作のみにより傾斜ならびに上昇し得ることで、構造を簡単にできるとともに、検査作業を能率的に行うことができる。
なお、作業者が替わったときには、記憶しているデータに基づいて、制御部80からの制御により傾斜ならびに上昇が自動的に行われたのち、替わった作業者が上述したような最終操作を行って、最も目視検査し易い状態に傾斜角度ならびに上昇位置を調整する。そして、プリセット釦79を押し操作することで、かかる修正した傾斜角度ならびに上昇位置を制御部80で記憶し得る。
上記した実施の形態では、揺動体40を傾斜させたのち上昇させているが、これは調整操作部74での操作順序を変えて、昇降手段31により揺動体40を上昇させることでガラス板Ga,Gbを持ち上げ支持したのち、揺動手段50により揺動体40を傾斜させても、同様に、作業者にとって最も目視検査し易い状態に傾斜角度ならびに上昇位置として、所期の目視検査を行えることになる。
上記した実施の形態では、板状体として異なる寸法の2種類のガラス板Ga,Gbが示されているが、これは常に同じ寸法のガラス板を取り扱う形式や3種類以上のガラス板を取り扱う形式などであってもよく、また板状体としては金属板や樹脂板などであってもよい。
上記した実施の形態では、昇降手段31として上下2段のシリンダー装置33,35を採用した形式が示されているが、これは、1段、または3段以上のシリンダー装置を採用した形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、昇降手段31としてシリンダー装置33,35を採用した形式が示されているが、これは螺子軸形式やラック・ピニオン形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、揺動体40側に、長さ方向に搬送される板状体の幅方向の側面を受け止め可能な幅受け止め装置45を設け、この幅受け止め装置45は、受け止め位置を調整可能とした形式が示されているが、これは、受け止め位置が常に一定位置の形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、幅受け止め装置45として、短寸側シリンダー装置47に連結された短寸用幅受け止め体46と、長寸側シリンダー装置49に連結された長寸用幅受け止め体48とからなる形式が示されているが、これは、シリンダー装置と幅受け止め体とが1組で短寸ガラス板Gaと長寸ガラス板Gbとに兼用される形式などであってもよい。
本発明の実施の形態を示し、板状体検査設備における板状体搬入時の縦断正面図である。 同板状体検査設備の一部切り欠き平面図である。 同板状体検査設備における板状体搬入時の側面図である。 同板状体検査設備における板状体搬入時の一部切り欠き側面図である。 同板状体検査設備における板状体傾斜時の縦断正面図である。 同板状体検査設備における板状体上昇時の縦断正面図である。 同板状体検査設備における揺動手段部分であって、(a)は要部の側面図、(b)は(a)におけるX−X矢視図、(c)は(a)におけるY−Y矢視図である。 同板状体検査設備における調整操作部の平面図である。 同板状体検査設備を含む搬送経路部分の概略平面図である。
符号の説明
1 搬送経路
1a 搬送面
5 板状体反転設備
7 板状体取り出し設備
10A 搬送装置
10B 搬送装置
11 枠状本体
13 コンベヤフレーム
17 搬送体
20 回転駆動手段
24 駆動部
27 無端回動体
30A 上手の板状体検査設備
30B 下手の板状体検査設備
31 昇降手段
33 下位シリンダー装置
34 中間昇降部材
35 上位シリンダー装置
36 昇降体
38 腕体
39 前後方向ピン
39a 軸心
40 揺動体
41 板状体支持部
41a 支持面
45 幅受け止め装置
46 短寸用幅受け止め体
47 短寸側シリンダー装置
48 長寸用幅受け止め体
49 長寸側シリンダー装置
50 揺動手段
51 正逆駆動モータ
53 回動リンク体
54 押し引きリンク体
60 揺動角度検出手段
65 揺動制御手段
70 長さ検出手段
70a 短寸定位置検出部
70b 長寸定位置検出部
71 後端検出部
74 調整操作部
75 角度上げ釦
76 角度下げ釦
77 昇降上げ釦
78 昇降下げ釦
79 プリセット釦
80 制御部
81 結果操作部
82 良品釦
83 不良品釦
A 目視検査部
B 目視検査部
C 搬送経路方向
Ga 短寸ガラス板(板状体)
Gb 長寸ガラス板(板状体)

Claims (4)

  1. 板状体の搬送経路中で、搬送経路の側方に設けられた目視検査部に対向する部分には、昇降手段を介して昇降体が設けられ、この昇降体側には、搬送経路方向に沿った軸心の周りに揺動自在な揺動体が設けられるとともに、この揺動体と前記昇降体との間には揺動手段が設けられ、前記昇降手段は昇降体を複数段階に昇降すべく構成され、前記揺動手段は、前記昇降手段により昇降体が下降されている状態で、揺動体に設けられた板状体支持部の支持面が搬送経路の搬送面に対して下方に位置される水平状姿勢と、支持面が搬送面に対して上方に位置される傾斜状姿勢との間で、揺動体を複数段角度に揺動すべく構成されていることを特徴とする板状体検査設備。
  2. 目視検査部の部分には、昇降調整と角度調整とを行う調整操作部が設けられ、この調整操作部の操作に基づいて、昇降手段と揺動手段の作動量を制御する制御部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の板状体検査設備。
  3. 揺動体側には、長さ方向に搬送される板状体の幅方向の側面を受け止め可能な幅受け止め装置が設けられ、この幅受け止め装置は、受け止め位置を調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の板状体検査設備。
  4. 搬送経路中の目視検査部に対向する部分には、長さ方向に搬送される板状体の長さ検出手段が設けられ、この長さ検出手段は、板状体の種類に対応して搬送経路方向の複数箇所に検出部を有し、その検出に基づいて、少なくとも目視検査部に対向する部分の搬送を停止すべく構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の板状体検査設備。
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