JP2023131831A - 巻取ロール搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡素な構造の倒立移載装置によって巻取ロールの姿勢を横向きから縦向きに変え、その縦向きの巻取ロールを簡素な構造のドーリーに載せて直ちに個別に所要場所へ搬送することができると共に、倒立移載装置からドーリーへの巻取ロールの移載作業を省力化することができる巻取ロール搬送システムを提供する。【解決手段】扁平な荷台2の下面に突設した囲い5を有する複数のドーリー1と、水平な支持軸7を中心に回動可能な支持体に設置してあり、横臥姿勢と倒立姿勢をとることができ、横臥姿勢のとき横向きの巻取ロールRを、その中心軸線方向に搬送することができるコンベア9、及びコンベア9の先端付近で巻取ロールRの前進を阻止可能に支持体8に突設した、囲い5の中に挿入してドーリー1の一つを支持するための爪10、並びに支持体8を昇降させることができる昇降部11を有する倒立移載装置6と、を備える。【選択図】図3

Description

巻取ロールの姿勢を横向きから縦向きに変えて搬送する巻取ロール搬送システムに関する。
一般に、巻取ロールは、例えばプラスチックフィルムや紙等のウェブ製造装置によって製造された幅の広いウェブの原反をスリッターリワインダーにより所要幅に分割してロール状に巻取ることで横向きの姿勢で形成される。従来、上述のような巻取ロール搬送システムには、例えば特許文献1に記載のように、横向きの巻取ロールを倒立移載装置に供給し、倒立移載装置によって巻取ロールの姿勢を縦向きに変え、その縦向きの巻取ロールを倒立移載装置から搬送車に設置した台に載せ、搬送車を倒立移載装置の前側に左右方向に伸長するよう設けたレールに沿って走行させることで、倒立移載装置の左右方向に一列に並ぶ複数のパレットのうちの目的のパレットの手前の所要位置まで移動し、その移動した台上の縦向きの巻取ロールを搬送車上に設けた押出装置によってパレット上へ押出して移載するようにしたものがある。
このような従来の巻取ロール搬送システムは、次々と供給される巻取ロールを目的位置毎に仕分けてパレット上に載せる作業を省力化することができるので、大規模の巻取ロール生産工場において生産性の向上を図るには有用であるが、比較的小規模の巻取ロール加工工場では、搬送車、押出装置、パレット搬送装置等の設備やそれらの広い設置場所、及び多額の設備費が必要であるため、設備コストやその設置面積の面で好ましいとはいえない。そしてパレット上に複数の巻取ロールを載せて搬送するので、次々と送られてくる横向きの巻取ロールを倒立移載装置で縦向きにしたとしても、その縦向きとなった巻取ロールを、包装工程や出荷工程等へ直ちに搬送することができず、しかも複数の巻取ロール載せたパレットは重量が大きいため、そのパレットの搬送に大型のコンベアやフォークリフト等の大動力の搬送設備が必要になり、省エネルギーの面でも好ましいとはいえない。
また、上述の倒立移載装置は、横向きの巻取ロールを受取る受取コンベヤと、受取コンベヤの前進端部に設けたストッパと、受取った巻取ロールの前端面がストッパに当接した状態で受取コンベヤをストッパと共に倒立させる倒立機構とを備えており、前記ストッパは、当該倒立移載装置の前後方向に伸びて平行に並ぶ複数の棒で構成されており、前記台は、前記ストッパが倒れかかる固定部分と昇降部分とに分けて形成し、かつ前記昇降部分は前記ストッパを構成する複数の棒を夫々受入れる切欠きを有しており、受取コンベアが倒立してストッパが昇降部分の切欠きを通って固定部分の上面に沿うように倒れ、そのストッパ上の巻取ロールが昇降部分に載ると、前記昇降部分をアクチュエータでストッパより高く持上げることで、前記ストッパが搬送車の左右方向の移動を妨げないようにしている。
特開平08-301414号公報
ところが、上述の倒立移載装置では、縦向きの巻取ロールを載置する台が、固定部分と昇降可能な昇降部分とに分けて形成され、かつ昇降部分がストッパを受入れる切欠きを有し、昇降部分がアクチュエータによって昇降するような特殊なものであれば省力化することもできるが、縦向きの巻取ロールを載置する台が、パレットのような一般的な荷台である場合、その台の上に縦向きの巻取ロールをストッパから移載するには、作業者の手作業により巻取ロールをストッパの上面に沿って台上へ押出すことが必要となり、この縦向きの巻取ロールの荷台への移載作業が作業者に負担となっていた。
本発明は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明の主な目的は、比較的簡素な構造の倒立移載装置によって巻取ロールの姿勢を横向きから縦向きに変え、その縦向きの巻取ロールを簡素な構造のドーリーに載せて直ちに個別に所要場所へ搬送することができると共に、倒立移載装置からドーリーへの巻取ロールの移載作業を省力化することができ、しかも設備コストの大幅な低減、省スペース化、省エネルギー化を図ることができる巻取ロール搬送システムを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の側面に係る巻取ロール搬送システムによれば、一個又は重なり合う複数個の巻取ロールの姿勢を横向きから縦向きに変えて搬送する巻取ロール搬送システムであって、扁平な荷台の下面に突設した、該荷台の下面に沿う穴を形成する囲いを有し、前記縦向きの巻取ロールを前記荷台の上面に載置して搬送することができる複数のドーリーと、水平な支持軸を中心に回動可能な支持体に設置してあり、該支持体の回動により横臥姿勢と倒立姿勢をとることができ、前記横臥姿勢のとき前記姿勢が横向きの巻取ロールを、当該巻取ロールの外周部分を受けて当該巻取ロールの中心軸線方向に搬送することができるコンベア、及び前記コンベアの先端付近で前記巻取ロールの前進を阻止可能に前記支持体に突設した、前記囲いの中に挿入して前記ドーリーの一つを支持するための爪、並びに前記支持体を昇降させることができる昇降部を有する倒立移載装置と、を備えるよう構成できる。
前記構成により、倒立移載装置で姿勢が縦向きになった巻取ロールを、ドーリーで所要位置へ搬送することができる。そのときドーリーの荷台の上面が巻取ロール載置面となる。そしてコンベアが横臥姿勢のとき、ドーリーは、荷台の下面から突出した囲いの中に挿入した爪によって縦向きに保持されており、そのドーリーの巻取ロール載置面が、コンベア上の横向きの巻取ロールの端面に対向し、横向きの巻取ロールをコンベアで前進させてドーリーの巻取ロール載置面に巻取ロールの端面を当接させた後、コンベアを倒立姿勢にすることによって、巻取ロールは縦向きになると共にドーリーは横向きとなり、ドーリーの巻取ロール載置面上に縦向きの巻取ロールが移載された状態になる。その後、昇降部によって支持体を下降端まで下降させると、ドーリーが床に着地してドーリーの下降が停止し、爪のみが下降して爪の上面とドーリーの荷台の下面との間に隙間ができ、ドーリーを爪から抜取ることができる状態になる。縦向きの巻取ロールを載せたドーリーを爪から抜取るには、ドーリーを爪の先端方向に移動させればよく、この移動作業では、重量の大きい巻取ロールを載置面に対してずらす必要がなく、通常のドーリーによる巻取ロールの搬送と同様に巻取ロールを載せたドーリーに僅かな力を加えるだけで済む。したがって、比較的簡素な構造の倒立移載装置によって巻取ロールの姿勢を横向きから縦向きに変え、その縦向きの巻取ロールを簡素な構造のドーリーに載せて直ちに個別に所要場所へ搬送することができると共に、倒立移載装置からドーリーへの巻取ロールの移載作業を省力化することができる。また従来のようにパレットを用いないので、設備コストの大幅な低減、工場の省スペース化、省エネルギー化を図ることができる。
本発明の第2の側面に係る巻取ロール搬送システムによれば、一個又は重なり合う複数個の巻取ロールの姿勢を横向きから縦向きに変えて搬送する巻取ロール搬送システムであって、扁平な荷台の上面に前記縦向きの巻取ロールを載置して搬送することができる複数のドーリーと、水平な支持軸を中心に回動可能な支持体に設置してあり、該支持体の回動により横臥姿勢と倒立姿勢をとることができ、前記横臥姿勢のとき前記姿勢が横向きの巻取ロールを、当該巻取ロールの外周部分を受けて当該巻取ロールの中心軸線方向に搬送することができるコンベア、及び前記コンベアの先端付近で前記巻取ロールの前進を阻止可能に前記支持体に突設した、前記荷台の下面に係合させて前記ドーリーの一つを支持するための爪、前記コンベアが倒立姿勢のとき前記爪によって支持した前記ドーリーの荷台を、前記コンベアが横臥姿勢になったとき当該荷台の、前記コンベア側の縁に係合して支える、前記支持体に突設した荷台受け、及び前記荷台の上面の縁付近に係合して前記荷台を前記爪との間に挟むよう前記支持体に突設したドーリー転倒防止体、並びに前記支持体を昇降させることができる昇降部を有する倒立移載装置と、を備えるよう構成できる。
前記構成により、一般に多数個準備する必要があるドーリーの荷台の下面に沿って、爪を挿入する穴を形成するための囲いを設ける必要がなくなるので設備費を低減することができる。
本発明の第3の側面に係る巻取ロール搬送システムによれば、前記コンベアは、前記巻取ロールの円周方向の二箇所を受けるための、各々搬送方向に平行に伸びると共に横断面がV字状になるよう互いに傾いた一対の搬送面を有するよう構成できる。
前記構成により、横向きの巻取ロールをコンベア上へ供給するとき、その巻取ロールの中心がコンベアの幅方向にずれていたとしても、コンベアに移載された巻取ロールは、一対の搬送面によってコンベアの幅方向の一定位置に位置決めされ、爪に支持されたドーリーの幅方向の適正な載置位置に対応するようコンベア上で自動的に芯出しされるので、ドーリーの適正な載置位置に巻取ロールを縦向きに載せることができる。
本発明の第4の側面に係る巻取ロール搬送システムによれば、前記コンベアは、夫々搬送用の無端ベルトを備える一対のベルトコンベアからなり、前記一対の搬送面は、前記搬送用の無端ベルトの上面からなるよう構成できる。
前記構成により、巻取ロールの外周部分を一対の無端ベルトで受けて搬送するので、巻取ロールの外周部分を損傷しにくくなり、損傷し易い巻取ロールであっても無端ベルト上に直接に載せることができるようになる。
本発明の第5の側面に係る巻取ロール搬送システムによれば、前記爪は、前記コンベアが横臥姿勢のとき前記支持体から前記コンベアの上方へ横向きに突出しており、かつ前記支持体に設けた案内体に沿って上下方向に位置付け可能であるよう構成できる。
前記構成により、巻取ロールの半径が変わっても、巻取ロールの半径に応じて前記爪の位置を上下方向に替えることで、縦向きの巻取ロールをドーリーの中心に移載することができ、縦向きの巻取ロールのドーリーによる搬送を安定性よく行うことができる。
本発明の第6の側面に係る巻取ロール搬送システムによれば、前記コンベアは、前記巻取ロールの円周方向の二箇所を受けるための、各々搬送方向に平行に伸びると共に横断面がV字状になるよう互いに傾いた一対の搬送面を有し、前記爪は、前記コンベアが横臥姿勢のとき前記コンベアの上方へ横向きに突出しており、前記コンベアが倒立姿勢のとき前記縦向きの巻取ロールを載置したドーリーを前記爪から抜取り可能にするために前記爪の前記コンベアに面する側面と前記爪の先端面との角が面取りされているよう構成できる。
前記構成により、縦向きの巻取ロールを載せたドーリーを爪から抜取るとき、互いに傾いた一対の搬送面のうちの爪の先端側の搬送面に巻取ロールが緩衝しないよう、爪の先端側の搬送面に沿う方向にドーリーを移動させることができるので、爪からのドーリーの抜取りを円滑に行うことができる。
本発明の第一実施形態に係るドーリーの正面図である。 図1に示すドーリーの底面図である。 本発明の第一実施形態に係る倒立移載装置の正面図である。 図3に示す倒立移載装置の平面図である。 図3に示す倒立移載装置の右側面図である。 コンベアが倒立姿勢のときの倒立移載装置の正面図である。 倒立移載装置の支持体の先端付近の正面図である。 図7に示す爪の右側面図である。 図7におけるA-A矢視断面図である。 図7におけるB-B矢視断面図である。 ドーリーの車輪が着地した状態を示す拡大正面図である。 爪が下降限に至った状態を示す拡大正面図である。 コンベアが倒立姿勢のときの爪及びコンベアを示す平面図である。 コンベアが巻取ロール受取位置についた状態を示す説明図である。 コンベアが巻取ロールを受取った状態を示す説明図である。 コンベア上の巻取ロールがドーリーに当接した状態を示す説明図である。 コンベアが倒立姿勢をとった状態を示す説明図である。 巻取ロール搬出後の爪の状態を示す拡大正面図である。 ドーリーの囲いに爪を挿入した状態を示す拡大正面図である。 コンベアを回転位置まで上昇させた状態を示す説明図である。 本発明の第二実施形態に係るドーリーの正面図である。 本発明の第二実施形態に係る倒立移載装置においてコンベアが倒立姿勢をとったときの爪及び倒立移載装置の爪付近部分を示す平面図である。 図22に示す倒立移載装置の爪及び爪付近部分の正面図である。 図22に示す倒立移載装置の爪及び爪付近部分の側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための巻取ロール搬送システムを例示するものであって、本発明はそれらを以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
(第一実施形態)
図1及び図2は、本発明の第一実施形態に係る巻取ロール搬送システムが備えているドーリーを示す。巻取ロール搬送システムは、巻取ロールRの姿勢を横向きから縦向きに変えて搬送するものであり、同じ形状で同じ大きさの多数のドーリー1を備えている。ドーリー1は、扁平な荷台2と、荷台2の下側に設けた、床Fを転がる4個のキャスター付き車輪3とを備えており、外部から移動力を加えることにより車輪3が床Fを転がることで床Fに沿って移動することができ、その移動方向を自在に変えることができる。そして姿勢が縦向きの巻取ロールRを荷台2の上面に載置して搬送することができる。巻取ロールRの姿勢が縦向きのときは、その中心軸線Xは図1に示すように上下方向に向き、巻取ロールRの姿勢が横向きのときは、その中心軸線Xは水平又は略水平方向に向く。そして、この実施形態の場合、ドーリー1は、荷台2の下面に突設した、該荷台2の下面に沿う穴4を形成する囲い5を有している。
図3~図6は、本発明の第一実施形態に係る巻取ロール搬送システムが備えている倒立移載装置を示す。なお、図5及び図6はドーリー1を装着していない状態の倒立移載装置を示している。
倒立移載装置6は、中心軸線を水平方向に向けた支持軸7を中心に回動可能な支持体8と、支持体8に設置してあるコンベア9と、支持体8に突設した爪10と、支持体8を昇降させることができる昇降部11とを有している。
(コンベア)
コンベア9は、図5に示すように、巻取ロールRの円周方向の二箇所を受けるための、横断面がV字状になるよう互いに傾いた一対の搬送面12、12を有しており、一対の搬送面12、12は、図4に示すように搬送方向に互いに平行に伸びている。コンベア9は、夫々搬送用の無端ベルト13を備える一対のベルトコンベアからなり、搬送面12は搬送用の無端ベルト13の上面からなる。無端ベルト13、13は、互いに連動するよう減速機付きモータ14により循環駆動されるようになっている。コンベア9の、無端ベルト13を掛けるベルト案内ローラや減速機付きモータ14等を保持している枠体15は、支持体8が有する腕部16の先端の取付板17に固着してある。
支持体8は、回動駆動部18によって回動させることができ、コンベア9は、支持体8の回動により、図3に示す横臥姿勢と、図6に示す倒立姿勢とをとることができる。そしてコンベア9は、それが横臥姿勢のとき、姿勢が横向きの巻取ロールRの外周部分を搬送面12、12で受けて、その巻取ロールRを、その中心軸線方向つまり図3の左右方向に搬送することができる。
(回動駆動部)
支持軸7の一端は昇降体19に固着してある。支持軸7を中心に支持体8を回動可能にするために、図5に示すように支持軸7の外周面には軸受筒20が回動自在に嵌めてあり、軸受筒20の基部は支持体8に固着してある。回動駆動部18は、流体圧シリンダ装置22を備えており、軸受筒20の外周に固設したアーム21の先端部に、流体圧シリンダ装置22のピストンロッド22aの先端部をピンで連結し、そのロッドカバー22bを、昇降体19に固設したブラケット23に枢着している。そして流体圧シリンダ装置22を作動させてピストンロッド22aの先端部でアーム21を押すことにより、コンベア9に横臥姿勢をとらせることができ、ピストンロッド22aでアーム21を引くことにより、コンベア9に倒立姿勢をとらせることができる。
(昇降部)
昇降部11は、昇降体19の後側に一対の柱24に沿って上下方向に設けたレール25と、昇降体19を昇降させるための流体圧シリンダ装置26を備えている。流体圧シリンダ装置26は、一対の柱24の間に上向きに配置してあり、そのピストンロッド26aの上端に動滑車27を保持しており、そのシリンダ26bは柱24に設けた梁部材28に装着されている。動滑車27には、ワイヤーロープ29が掛けてあり、ワイヤーロープ29の一端は、昇降体19に設けた結合部30に結合し、ワイヤーロープ29の他の一端は、柱24に設けた結合部31に結合している。そして昇降部11は、流体圧シリンダ装置26を作動させてピストンロッド26aを進出後退させることにより、昇降体19をレール25沿いに昇降させることができる。この実施形態では、柱24を立設している基台32は、その下側に設けたレール33沿いに移動して所要位置で固定できるようになっているので、コンベア9は基台32と共に移動して位置を変えることができる。
(爪)
爪10は、ドーリー1を支持するためのものであり、ドーリー1を支持するとき、当該爪10を図3、図4に示すようにドーリー1の囲い5の中に挿入する。また図5に示すように、爪10は、コンベア9が横臥姿勢のとき支持体8からコンベア9の上方へ横向きに突出している。
図7は、コンベア9が横臥姿勢のときの支持体8の先端付近の正面図であり、図8は、図7に示す爪10の右側面図である。爪10は、その後端に、支持体8に装着する装着部10aを有し、装着部10aの前側に補強部10b、10c、10d、10eを有している。補強部10bの前側(図8では左側)の端面より前に出ている部分が、ドーリー1の囲い5の中への爪10の挿入部分である。補強部10eの外側(図8では上側)の側面から、爪10の、補強部10eと反対側の側面10hまでの距離を爪10の幅とし、図9において、ドーリー1の荷台2の下面に係合する荷台支持面10iから、ドーリー1の囲い5の中への爪10の挿入部分の下面10jまでの距離が爪10の厚みとしている。補強部10bは、爪10の先端部をドーリー1の囲い5の中に挿入したとき、当該補強部10bの前側の端面が囲い5に当接することで、爪10の囲い5の中への挿入深さを制限することができる。
図10に示すように、支持体8の先端付近には、コンベア9が横臥姿勢のとき爪10を上下方向に案内するための板状の案内体34が、その案内体34と支持体8との間にスペーサ35を挟んで支持体8に固着されている。爪10の装着部10aは、支持体8と案内体34の間にスライド可能に挟まれており、図7における案内体34の左右の側面によって左右方向に傾かないよう拘束される。
図9に示すように、爪10の装着部10aにはノブ付きボルト36が螺着してあり、ノブ付きボルト36の先端で案内体34を締付けると、爪10は案内体34に固定され、ノブ付きボルト36を緩めると爪10は案内体34沿いに移動可能になる。したがって爪10は支持体8に設けた案内体34に沿って上下方向に位置付け可能である。
図11は、コンベア9が倒立姿勢をとり、巻取ロールRを載置したドーリー1を支持した爪10がコンベア9と共に下降限の直近まで下降してドーリー1の車輪3が床Fに着地した瞬間を示しており、支持体8は爪10が下降限にきたとき床Fに当接するストッパ37を有している。このストッパ37は、床面を傷つけないようにするために硬質の合成樹脂でできており、枠部材38の下端に取付けてある。枠部材38は、支持体8の下部に固設して支持体8と一体になっており、コンベア9が倒立姿勢のとき支持体8から下向きに突出している。
下降中のドーリー1の車輪3が床Fに接地したとき、爪10の上面はドーリー1の荷台2の下面に当接しており、ストッパ37と床Fとの間に隙間g1ができ、爪10の補強部10b、10c、10d、10eの下面と床Fとの間に隙間g2ができ、ドーリー1の囲い5の底面5aと爪10の挿入部分の下面10jとの間にも隙間g3ができている。床Fからドーリー1の荷台2の下面までの高さ、及びドーリー1の囲いの底面5aからの荷台2の下面までの高さに基づき、隙間g1より隙間g2が大きくなり、隙間g1より隙間g3が大きくなるよう、ストッパ37の下面から爪10の上面までの高さ及び爪10の厚みを決めている。
図12は、爪10が下降限まで下降した状態を示している。このときストッパ37は床Fに当接しており、ドーリー1の車輪3は床Fに載っている。ドーリー1の荷台2の下面と爪10の上面(荷台支持面10i)との間、及びドーリー1の荷台2の下側の囲い5の底面5aと爪10の囲い5の中へ挿入部分の下面10jとの間、並びに爪10の補強部10b、10c、10d、10eの下面と床Fとの間には夫々隙間ができている。そのため、ドーリー1を床F沿いに車輪3を介して移動させることにより、重量の大きい巻取ロールRを載せたドーリー1を爪10から円滑に抜くことができる。
図13に示すように、コンベア9が倒立姿勢のとき縦向きの巻取ロールRを載置したドーリー1を爪10から抜取り可能にするために、爪10は、その爪10の、コンベア9に面する側面10hと、その爪10の先端面10fとの角が面取りされており、その爪10の面取りによってできた側面10gは、コンベア9の一対の搬送面12のうちの爪10の先端側にある搬送面12に略平行に伸びている。
上述のように構成された倒立移載装置6により巻取ロールRの姿勢を横向きから縦向きに変えるには、予め、図14に示すようにコンベア9に横臥姿勢をとらせると共に、コンベア9の先端付近にドーリー1を、その荷台2の巻取ロール載置面を後方に向けて爪10がドーリー1の囲い5に挿入された状態で装着しておき、巻取ロール供給部S上には横向きの巻取ロールRを載せておく。
次いで、図15に示すように、横向きの巻取ロールRをコンベア9の搬送面12上に載せてドーリー1へ向けて搬送し、図16に示すように巻取ロールRの前側端面をドーリー1の荷台2の巻取ロール載置面に当接させる。
この実施形態では、コンベア9の搬送面12に横向きの巻取ロールRを載せるために、図14に示すように、コンベア9を基台32と一緒にレール33に沿って移動させることで巻取ロール供給部Sに近接させ、姿勢が横向きの巻取ロールRを、その中心軸線方向に巻取ロール供給部Sから搬出すると共に、コンベア9は、減速機付きモータ14を作動させて無端ベルト13を循環駆動し、図15及び図16に示すように搬送面12上に受取り、その受取った巻取ロールRを前方へ搬送し、巻取ロールRの前側端面がドーリー1の荷台2の載置面に当たると減速機付きモータ14の作動を停止することで、巻取ロールRの搬送を停止する。
次いで、図17に示すようにコンベア9に倒立姿勢をとらせる。そのためには、回動駆動部18の流体圧シリンダ装置22を作動させ、図16に示すコンベアを、支持軸7を中心に時計方向に支持体8と一緒に回転させる。そうすると、巻取ロールRの姿勢は縦向きになり、その縦向きの巻取ロールRをドーリー1の巻取ロール載置面に載置した状態になり、そのドーリー1の荷台2を下から爪10で支持した状態になる。
次いで、コンベア9を下降限まで下降させる。そのためには、昇降部11の流体圧シリンダ装置26を作動させる。そうすると動滑車27が下降し、昇降体19がレール25に沿って下降し、図17に示すコンベア9が昇降体19及び支持体8と一緒に下降する。そして支持体8が、図11に示すように下降限の直近まで下降すると、ドーリー1の車輪3が床Fに接地し、その直後に図12に示すようにストッパ37が床Fに接地して昇降体19の下降が停止する。
次いで、巻取ロールRを載せたドーリー1を爪10から抜取る。そのためには、作業者がドーリー1上の巻取ロールRを介して又は直接的にドーリー1に走行力を加え、図13において矢印A1の示す方向にドーリー1を走行させる。そして巻取ロールRを載せたドーリー1は、それが爪10から離脱すると、そのまま目的位置へ床F上を走行させることができる。ドーリー1を爪10から抜去ると、爪10は、図18に示す状態になる。
図14に示すように横臥姿勢のコンベア9の先端付近に予めドーリー1を装着しておくために、作業者がドーリー1を持上げて、そのドーリー1の囲い5を爪10に差込む方法を用いることもできる。しかし、この実施形態の場合、作業者の労力を軽減するために、次のようにして横臥姿勢のコンベア9の先端付近にドーリー1を装着する。
即ち、まず、コンベア9が倒立姿勢のとき、新たなドーリー1を、図18に示す爪10の先端の手前から爪10に向けて床Fの上を走行させ、図19に示すようにドーリー1の囲い5の中に爪10を挿入した状態にする。
次いで、昇降部11の流体圧シリンダ装置26を、コンベア9を下降させるときと逆方向に作動させ、図20に示すように、昇降体19を、コンベア9を回動可能な位置まで上昇させる。
次いで、回動駆動部18の流体圧シリンダ装置22を、コンベア9に倒立姿勢をとらせるときと逆方向に作動させることで、図14に示すようにコンベア9に横臥姿勢をとらせる。
図21は、本発明の第二実施形態に係る巻取ロール搬送システムが備えているドーリー1を示す。このドーリー1は、扁平な荷台2と、荷台2の下側に、床Fを転がるキャスター付き車輪3とを備えている。このドーリー1は、第一実施形態のドーリー1とは荷台2の下側に囲い5を備えていない点で相違している。
(第二実施形態)
図22~図24は、本発明の第二実施形態に係る巻取ロール搬送システムが備えている倒立移載装置6においてコンベア9が倒立姿勢のときの爪10及び倒立移載装置6の爪10の周辺部分を示す。この倒立移載装置6は、支持体8に突設した荷台受け39と、ドーリー転倒防止体40とを備えている点で、第一実施形態に係る倒立移載装置6と相違している。
荷台受け39は、コンベア9が倒立姿勢のとき爪10によって支持した新たなドーリー1の荷台2を、コンベア9が横臥姿勢になったとき、当該荷台2の、コンベア9側の縁2aに係合して支えるためのものである。ドーリー転倒防止体40は、それと爪10との間に荷台2を、その荷台2の上面の、爪10の後端側の縁2b付近に係合して挟むように、支持体8に突設してある。
この実施形態では、荷台受け39は、腕41に固設してあり、腕41は、その後端に設けた装着部41aを、爪10と同様に支持体8と案内体34との間に挟んで案内体34に沿ってスライド可能に装着してあり、かつ所要位置で固定可能であるので、荷台受け39は、図23の左右方向つまり爪10の幅方向に位置付け可能である。
また、荷台受け39は、ドーリー1の荷台2のコンベア9側の縁2aを受入れる溝39aを有している。また、ドーリー転倒防止体40は、支持体8に固着したホルダー42にスライド可能に装着した軸体43の先端部に装着してあり、軸体43はホルダー42に所要位置で固定可能になっているので、ドーリー転倒防止体40は爪10の前後方向に位置付け可能である。更にドーリー転倒防止体40には、ドーリー1の荷台2の、爪10の後端側の縁2bに係合する位置決め体44を有している。なお位置決め体44は爪10や荷台受け39等に設けてもよい。
したがって、ドーリー1の荷台2の大きさが変わっても、荷台2の大きさに応じて荷台受け39と位置決め体44の位置を変更することで、ドーリー1の中心が巻取ロールRの中心に位置するようドーリー1と巻取ロールRの芯合わせをすることが可能になる。
図23は、新たなドーリー1を床F沿いに移動させて、荷台2が爪10の真上に位置するよう爪10の先端側から後端側へ差込んだ状態を示し、このとき爪10は下降限に下降しており、支持体8に設けたストッパ37及びドーリー1の車輪3は床Fに接地している。そしてドーリー1の荷台2の下面と爪10の上面との間に隙間g4、ドーリー1の荷台2の上面とドーリー倒れ防止体40の下面との間に隙間g5、ドーリー1の荷台2の下面と荷台受け39の溝39aの下側側面との間に隙間g6、及びドーリー1の荷台2の上面と荷台受け39の溝39aの上側側面との間に隙間g7ができている。
図24は、図23に示す倒立移載装置6の爪10及び爪10の付近の部分の側面図であり、爪10がドーリー1を支持した状態を示す。爪10の上面とドーリー1の荷台2の下面は当接している。図23に示す隙間g7は隙間g4より大きくしているので、横臥姿勢のコンベア9に巻取ロールRを載せてドーリー1に当接させた後、コンベア9を倒立姿勢にしたとき、縦向きの巻取ロールRを載せたドーリー1の荷台2の下面が、荷台受け39の溝39aの下側の側面に係合しないので、荷台受け39に過大な下向きの力が加わらず、荷台受け39の損傷を防ぐことができる。
したがって、新たなドーリー1を床F沿いに移動させて、荷台2が爪10の真上に位置するよう爪10の先端側から後端側へ差込んだり、巻取ロールRを載せたドーリー1を爪10から抜取って倒立移載装置6から取出したりする作業を円滑に行うことができる。
本発明の巻取ロール搬送システムは、横向きの巻取ロールの姿勢を倒立移載装置で縦向きに変えてドーリーで搬送する場合だけでなく、ドーリーに載せて運ばれてきた縦向きの巻取ロールの姿勢を横向きに変えて搬送する場合にも適用することができる。
本発明によれば、ドーリーに、複数個の縦向きの巻取ロールを上下方向に重ねて載せてもよいし、縦向きの巻取ロールを一個だけ載せてもよい。また倒立移載装置は、図14に示すようにレールに沿って巻取ロール供給部へ移動可能に設けたものに限らず、固定位置に設置してあり、当該倒立移載装置に接近離反する巻取ロール供給部から巻取ロールの供給を受けるものでもよいし、移動方向を自在に変えることができる台車上に設置してあり、台車により巻取ロール供給部へ巻取ロールを受取りに移動することができるものでもよいし、例えば上下2段に配置された巻取ロール供給部から巻取ロールを受取ることができるものであってもよい。またコンベアへの巻取ロールの供給は、コンベアの長手方向の後端から巻取ロールをその中心軸線方向に搬送することにより行うだけでなく、コンベアの幅方向の縁部分を巻取ロール供給部に接近させ、巻取ロール供給部から巻取ロールをコンベア上へ転がすことにより行うこともできる。またコンベアはベルトコンベアに限らず、例えば搬送方向に相互間隔をとって配置した多数の搬送用ローラを備えたるローラコンベアであってもよく、その場合、搬送用ローラの個々の外周面が搬送面になり、この場合も搬送面は搬送方向に平行に伸びていると見做す。またコンベアは、図5に示すように横断面がV字状になるよう一対の搬送面を配置したものでなくてもよく、ベルトに巻取ロール転落防止用の突起がついたものでもよい。また爪は横臥姿勢のコンベアの前端部から上方へ突出したものでもよい。
1…ドーリー
2…荷台
3…車輪
4…穴
5…囲い
6…倒立移載装置
7…支持軸
8…支持体
9…コンベア
10…爪;10a…装着部;10b…補強部;10c…補強部;10d…補強部;10e…補強部;10f…爪の先端面;10g…面取りによってできた側面;10h…コンベアに面する側面;10i…荷台支持面;10j…爪の挿入部分の下面
11…昇降部
12…搬送面
13…無端ベルト
14…モータ
15…枠体
16…腕部
17…取付板
18…回動駆動部
19…昇降体
20…軸受筒
21…アーム
22…流体圧シリンダ装置;22a…ピストンロッド;22b…ロッドカバー
23…ブラケット
24…柱
25…レール
26…流体圧シリンダ装置;26a…ピストンロッド、;26b…シリンダ
27…動滑車
28…梁部材
29…ワイヤーロープ
30…結合部
31…結合部
32…基台
33…レール
34…案内体
35…スペーサ
36…ノブ付きボルト
37…ストッパ
38…枠部材
39…荷台受け;39a…溝
40…ドーリー転倒防止体
41…突設体
42…ホルダー
43…軸体
44…位置決め体
F…床、R…巻取ロール、X…中心軸線、S…巻取ロール供給部、g1…ストッパと床との隙間、g2…爪の補強部の下面と床との隙間、g3…ドーリーの囲いの底面と爪の挿入部分の下面との隙間、g4…ドーリーの荷台の下面と爪の上面との隙間、g5…ドーリーの荷台の上面とドーリー倒れ防止体の下面との隙間、g6…ドーリーの荷台の下面と荷台受けの溝の下側側面との隙間、g7…ドーリーの荷台の上面と荷台受けの溝の上側側面との隙間

Claims (6)

  1. 一個又は重なり合う複数個の巻取ロールの姿勢を横向きから縦向きに変えて搬送する巻取ロール搬送システムであって、
    扁平な荷台の下面に突設した、該荷台の下面に沿う穴を形成する囲いを有し、前記縦向きの巻取ロールを前記荷台の上面に載置して搬送することができる複数のドーリーと、
    水平な支持軸を中心に回動可能な支持体に設置してあり、該支持体の回動により横臥姿勢と倒立姿勢をとることができ、前記横臥姿勢のとき前記姿勢が横向きの巻取ロールを、当該巻取ロールの外周部分を受けて当該巻取ロールの中心軸線方向に搬送することができるコンベア、及び前記コンベアの先端付近で前記巻取ロールの前進を阻止可能に前記支持体に突設した、前記囲いの中に挿入して前記ドーリーの一つを支持するための爪、並びに前記支持体を昇降させることができる昇降部を有する倒立移載装置と、
    を備えることを特徴とする巻取ロール搬送システム。
  2. 一個又は重なり合う複数個の巻取ロールの姿勢を横向きから縦向きに変えて搬送する巻取ロール搬送システムであって、
    扁平な荷台の上面に前記縦向きの巻取ロールを載置して搬送することができる複数のドーリーと、
    水平な支持軸を中心に回動可能な支持体に設置してあり、該支持体の回動により横臥姿勢と倒立姿勢をとることができ、前記横臥姿勢のとき前記姿勢が横向きの巻取ロールを、当該巻取ロールの外周部分を受けて当該巻取ロールの中心軸線方向に搬送することができるコンベア、及び前記コンベアの先端付近で前記巻取ロールの前進を阻止可能に前記支持体に突設した、前記荷台の下面に係合させて前記ドーリーの一つを支持するための爪、前記コンベアが倒立姿勢のとき前記爪によって支持した前記ドーリーの荷台を、前記コンベアが横臥姿勢になったとき当該荷台の、前記コンベア側の縁に係合して支える、前記支持体に突設した荷台受け、及び前記荷台の上面かつ奥側の縁付近に係合して前記荷台を前記爪との間に挟むよう前記支持体に突設したドーリー転倒防止体、並びに前記支持体を昇降させることができる昇降部を有する倒立移載装置と、
    を備えることを特徴とする巻取ロール搬送システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の巻取ロール搬送システムあって、
    前記コンベアは、前記巻取ロールの円周方向の二箇所を受けるための、各々搬送方向に平行に伸びると共に横断面がV字状になるよう互いに傾いた一対の搬送面を有することを特徴とする巻取ロール搬送システム。
  4. 請求項3に記載の巻取ロール搬送システムあって、
    前記コンベアは、夫々搬送用の無端ベルトを備える一対のベルトコンベアからなり、
    前記一対の搬送面は、前記搬送用の無端ベルトの上面からなる巻取ロール搬送システム。
  5. 請求項1又は請求項4のいずれか一に記載の巻取ロール搬送システムあって、
    前記爪は、前記コンベアが横臥姿勢のとき前記支持体から前記コンベアの上方へ横向きに突出しており、かつ前記支持体に設けた案内体に沿って上下方向に位置付け可能であることを特徴とする巻取ロール搬送システム。
  6. 請求項1に記載の巻取ロール搬送システムであって、
    前記コンベアは、前記巻取ロールの円周方向の二箇所を受けるための、各々搬送方向に平行に伸びると共に横断面がV字状になるよう互いに傾いた一対の搬送面を有し、
    前記爪は、前記コンベアが横臥姿勢のとき前記コンベアの上方へ横向きに突出しており、前記コンベアが倒立姿勢のとき前記縦向きの巻取ロールを載置したドーリーを前記爪から抜取り可能にするために前記爪の前記コンベアに面する側面と前記爪の先端面との角が面取りされていることを特徴とする巻取ロール搬送システム。
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