JPH072373A - 媒体収容カセット - Google Patents

媒体収容カセット

Info

Publication number
JPH072373A
JPH072373A JP5147941A JP14794193A JPH072373A JP H072373 A JPH072373 A JP H072373A JP 5147941 A JP5147941 A JP 5147941A JP 14794193 A JP14794193 A JP 14794193A JP H072373 A JPH072373 A JP H072373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
pressing member
medium pressing
cassette
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5147941A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3379992B2 (ja
Inventor
Satoyuki Haga
智行 羽賀
Yoshimasa Sato
芳政 佐藤
Akira Sato
晃 佐藤
Yoshiyuki Takano
吉之 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Frontech Ltd
Original Assignee
Fujitsu Frontech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Frontech Ltd filed Critical Fujitsu Frontech Ltd
Priority to JP14794193A priority Critical patent/JP3379992B2/ja
Publication of JPH072373A publication Critical patent/JPH072373A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3379992B2 publication Critical patent/JP3379992B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】装置本体に対する着脱操作時に媒体の落下を確
実に防止することのできる媒体押さえ機構を備えた媒体
収容カセットを実現する。 【構成】カセットS2 は媒体Mを積載収納するカセット
本体1とその開口1aを覆う蓋体2とを有し、装置本体
の所定位置へ矢印A方向に着脱自在であり、このカセッ
トS2 に媒体押さえ機構4が設けられている。媒体押さ
え機構4は、蓋体2の内側に回動自在に支持され互いに
係合可能な第1、第2の媒体押さえ部材22、23を有
し、これらは別々のバネ部材によりそれぞれ矢印D、E
方向に付勢されている。カセット本体1の上端部に設け
られた着脱操作用の把手部材26が矢印F1 、F2 方向
へ回動自在に支持され、カセットS2 の着脱時に図1
(b)に示す位置に保持されて第2の媒体押さえ部材2
3と係合することで、第1の媒体押さえ部材22が矢印
D方向に回動して媒体上面を押さえ付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば証書、預金通
帳、キャッシュカード等のシート状媒体を扱う媒体預入
機等における媒体搬送装置に使用され、その装置本体に
対し着脱自在な媒体収容カセットに関し、更に詳しくは
カセット内に収容された媒体がカセットの着脱操作時に
カセット外へ落下するのを防止するために設けられた媒
体押さえ機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の媒体収容カセットが装着
された媒体搬送装置におけるカセット装着部近傍を概略
的に示す図である。この媒体搬送装置の装置本体Tにお
ける所定のカセット装着部には、複数の媒体収容カセッ
トS1 が略鉛直方向に近い矢印A方向に着脱自在となっ
ている。この媒体収容カセットS1 は、図5に拡大して
示すように、多数のシート状媒体Mを積載収納可能な筐
体状であってその一方の面が媒体Mを出し入れするため
の開口1aとなっているカセット本体1と、このカセッ
ト本体1の上記開口1aに対し開閉自在な蓋体2とから
なっている。そして、装置本体Tには、これに装着され
た各媒体収容カセットS1 の下端部近傍に繰り出しロー
ラR1 が配設されており、媒体収容カセットS1 内に積
載収容された媒体Mが上記繰り出しローラR1 により繰
り出し口1b(図5)を介し順次矢印B方向に繰り出さ
れ、その繰り出された媒体Mは所定の搬送経路Hに沿っ
て複数の搬送ローラ対(R2 、R3 、R4 等)により搬
送されていく構成となっている。
【0003】ここで、媒体収容カセットS1 は上述のよ
うに略鉛直方向に近い矢印A方向に着脱操作が行われる
ので、その着脱時にカセット内の媒体Mが繰り出し口1
bからカセット外へ落下してしまう恐れがあることか
ら、そのような落下を防止するために、図5に示すよう
な媒体押さえ機構3が設けられている。この媒体押さえ
機構3は、蓋体2の内側に設けられた支持部11により
回動自在に支持された媒体押さえ部材12を有し、この
媒体押さえ部材12はその一端部12aが媒体Mの上面
と当接する方向である矢印C方向へ不図示のバネ部材に
より常時付勢されている。また、媒体押さえ部材12の
他端部12bが、カセットS1 を装置本体Tへ装着した
状態で装置本体T側の軸部13と係合する係合部を構成
し、その係合時には媒体押さえ部材12が上記バネ部材
の付勢力に抗して矢印C方向とは反対方向に回動され、
上記一端部12aの媒体Mへの当接が解除されるように
構成されている。
【0004】このような媒体押さえ機構3を設けたこと
により、カセットS1 を装置本体Tへ装着する際、媒体
押さえ部材12の他端部12bが軸部13と係合するま
では、一端部12aが媒体Mの上面を押さえ付けること
になるので、繰り出し口1bから媒体Mが落下するのを
防止することが可能となる。一方、カセットS1 が装置
本体Tの所定の装着位置へ完全に装着された状態では、
媒体押さえ部材12の他端部12bが軸部13と係合す
ることにより、媒体押さえ部材12による媒体Mの押さ
えが解除され、この状態で繰り出しローラR1 による媒
体Mの繰り出しが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の媒体押さえ
機構3のように媒体押さえ部材12による媒体Mの押さ
えを装置本体T側の軸部13との係合により解除するよ
うにした場合、カセットS1 を装置本体Tから引き出す
際、その引き出し開始と共に上記係合が瞬時に外れるの
ではなく、カセットS1 を上方へ或る程度引き出した後
に上記係合が外れるようになる。従って、カセットS1
の引き出し操作中において、カセットS1の引き出し開
始から上記係合が外れるまでの間、媒体押さえ部材12
による媒体Mの押さえが効かず、よってカセットS1
の媒体Mが繰り出し口1bから下方へ落下してしまうと
いう問題が生じた。このような落下の問題は、カセット
1の装着時においても、軸部13との係合時点から装
着完了までの間に生じ得る。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、装置
本体に対する着脱操作時に媒体の落下を確実に防止する
ことのできる媒体押さえ機構を備えた媒体収容カセット
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のシート
状媒体を積載収納し、この積載収納された媒体を装置本
体側の媒体繰り出し手段(繰り出しローラR1 等)によ
り繰り出し可能な所定の装着位置に装着可能で、かつこ
の装着位置から装置本体外へ引き出し可能な媒体収容カ
セットにおいて、以下のような媒体押さえ機構を備えた
ことを特徴とするものである。
【0008】すなわち、請求項1に記載の発明における
媒体押さえ機構は、上記積載収納された媒体の上面に当
接する第1の位置と上記上面から離間する第2の位置と
の間を移動自在に支持された媒体押さえ部材(22、2
3)と、この媒体押さえ部材を上記第2の位置へ向けて
付勢する付勢部材(24、25)とを備え、更には、上
記装着後にとる収納位置と上記装着及び引き出し時にと
る使用位置との間を手動操作により移動可能なように支
持されると共に、上記使用位置にある時に上記媒体押さ
え部材と係合する係合部(26b)を有し、その係合時
には上記付勢部材の付勢力に抗して上記媒体押さえ部材
を上記第1の位置へ向けて移動させる把手部材(26)
を備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載の発明における媒体
押さえ機構は、上記の媒体押さえ機構を更に具体的に構
成したものであり、以下の構成からなる。すなわち、上
記積載収納された媒体の上面に当接する第1の位置と上
記上面から離間する第2の位置との間を移動自在に支持
された第1の媒体押さえ部材(22)と、この第1の媒
体押さえ部材を上記第1の位置へ向けて第1の付勢力で
付勢する第1の付勢部材(24)と、上記第1の媒体押
さえ部材の上記第1の位置へ向けての回動を規制する方
向に第1の媒体押さえ部材と係合可能で、この係合時に
は第1の媒体押さえ部材と共に移動可能なように支持さ
れた第2の媒体押さえ部材(23)と、上記第1の媒体
押さえ部材が上記第2の媒体押さえ部材と係合しつつ上
記第2の位置へ移動する方向に、上記第2の媒体押さえ
部材を上記第1の付勢力よりも大きな第2の付勢力で付
勢する第2の付勢部材(25)とを備え、更には、上記
装着後にとる収納位置と上記装着及び引き出し時にとる
使用位置との間を手動操作により移動可能なように支持
されると共に、上記使用位置にある時に上記第2の媒体
押さえ部材と係合する係合部(26a)を有し、その係
合時には上記第2の付勢力に抗して上記第2の付勢力の
方向とは反対方向へ上記第2の媒体押さえ部材を移動さ
せて上記第1の媒体押さえ部材が上記第1の位置へ移動
するのを許容する把手部材(26)とを備えたことを特
徴とする。
【0010】
【作用】カセットの装置本体への着脱操作は、その操作
者が手動で上記把手部材(26)を所定の使用位置へ移
動させ、この状態にある把手部材を握持してカセットを
装置本体へ装着し、或いは装置本体から引き出すことに
より行う。上記把手部材は、カセットが装置本体へ完全
に装着された後は、手動操作により(或いはバネ等の付
勢部材により)所定の収納位置に移動される。
【0011】請求項1に記載の発明では、カセットの着
脱時に、把手部材(26)を手動で使用位置へ移動させ
ると、把手部材の係合部(26b)が媒体押さえ部材
(22、23)と係合し、その結果、媒体押さえ部材が
カセット内の媒体上面に当接する第1の位置へ移動し
て、媒体が押さえ付けられる。一方、カセットの装着後
に把手部材が上記使用位置から収納位置へ移動させられ
ると、媒体押さえ部材との上記係合が外れ、媒体押さえ
部材が付勢部材(24、25)により媒体上面から離間
させられるので、媒体の押さえが解除される。従って、
カセットの装着時にはその装着が完全に終了するまで、
また、カセットの引き出し時にはその引き出し開始時点
から、媒体押さえ部材によりカセット内の媒体が確実に
押さえ付けられ、その落下が防止される。
【0012】また、請求項2に記載の発明では、カセッ
トの着脱時に、上記と同様に把手部材(26)を手動で
使用位置へ移動させると、把手部材の係合部(26b)
が第2の媒体押さえ部材(23)と係合し、その結果、
この第2の媒体押さえ部材を介し第1の媒体押さえ部材
(22)がカセット内の媒体上面に当接する第1の位置
へ移動して、媒体が押さえ付けられる。一方、カセット
の装着後に把手部材が上記使用位置から収納位置へ移動
させられると、第2の媒体押さえ部材との上記係合が外
れ、第1と第2の付勢部材(24、25)の互いの力関
係により第1の媒体押さえ部材が媒体上面から離間させ
られるので、媒体の押さえが解除される。従って、上記
発明と同様、カセットの装着中及び引き出し中には第1
の媒体押さえ部材によりカセット内の媒体が確実に押さ
え付けられ、その落下が防止される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1(a)、(b)はそれぞれ本発
明の一実施例の媒体収容カセット(装置本体に装着され
た状態)における把手部材の収納時と使用時の状態を概
略的に示す側面図であり、図2及び図3はそれぞれ同実
施例の媒体収容カセットにおける媒体押さえ機構の取り
付けられた蓋体を裏返した状態での平面図とそのQ−Q
断面図である。
【0014】本実施例の媒体収容カセットS2 は、図1
に示すように、多数のシート状媒体Mを積載収納可能な
筐体状であってその一方の面が媒体Mを出し入れするた
めの開口1aとなっているカセット本体1と、このカセ
ット本体1に対し上記開口1aを覆うよう支持部2a
(図2,図3)により回動自在に支持された蓋体2とを
有しており、装置本体T(図4)における所定のカセッ
ト装着部に対し略鉛直方向に近い矢印A方向に着脱自在
となっている。ここまでの構成は図5に示した従来のも
のと同じである。本実施例では、更に、カセットS2
着脱時にカセットS2 内のシート状媒体Mが繰り出し口
1b(図5に示したものと同じ)から外部へ落下するの
を防止するために、図5に示した従来の媒体押さえ機構
3と共に、本実施例独自の媒体押さえ機構4が設けられ
ている。なお、従来の媒体押さえ機構3は図2,図3中
に描いてあり、図1では省略してある。
【0015】従来の媒体押さえ機構3は、前述した通り
の構成であるが、更に詳しくは図2,図3に示すよう
に、蓋体2の内側に設けられた支持部11により回動自
在に支持された媒体押さえ部材12を有し、この媒体押
さえ部材12はその一端部12aが媒体Mの上面と当接
する方向である矢印C方向(図3)へバネ部材14によ
り常時付勢されている。上記一端部12a自体もバネ部
材で構成され、上記矢印C方向へ常時付勢されている。
また、媒体押さえ部材12の他端部12bが、カセット
2 を装置本体Tへ装着した状態で装置本体T側の軸部
13(図5)と係合する係合部を構成し、その係合時に
は媒体押さえ部材12が上記バネ部材14の付勢力に抗
して矢印C方向とは反対方向に回動され、上記一端部1
2aの媒体Mへの当接が解除されるように構成されてい
る。なお、媒体押さえ部材12がバネ部材14により必
要以上に矢印C方向へ回動させられるのを防止するた
め、蓋体2には上記他端部12bと係合するストッパ1
5が設けられている。
【0016】一方、本実施例独自の媒体押さえ機構4
は、蓋体2の内側に設けられた支持部21により媒体M
の上面に対し当接及び離間可能なように回動自在に支持
された第1の媒体押さえ部材22と、この第1の媒体押
さえ部材22とは上記支持部21に関し略180°反対
側に上記支持部21により回動自在に支持された第2の
媒体押さえ部材23とを有し、図2,図3に示すように
第1の媒体押さえ部材22が媒体上面と当接する方向
(矢印D方向)へ第2の媒体押さえ部材22に対し所定
角度以上回動するのを規制するよう、第1の媒体押さえ
部材22の一端22a(図2,図3)が第2の媒体押さ
え部材23と係合可能で、その係合時には第1、第2の
媒体押さえ部材22、23が共に一体となって回動可能
な構成となっている。また、第1の媒体押さえ部材22
は支持部21に取り付けられた第1のバネ部材24によ
り矢印D方向へ付勢されており、第2の媒体押さえ部材
23は同じく支持部21に取り付けられた第2のバネ部
材25により矢印D方向とは反対方向の矢印E方向へ上
記バネ部材24による付勢力(F1 )よりも大きな付勢
力(F2 )で付勢されている。
【0017】更に、カセット本体1の一端部(図1に示
した状態では上端部)には、カセットS2 を着脱する際
に使用する把手部材26が支持部27により矢印F1
2方向へ回動自在に支持されており、矢印F1 方向へ
の回動範囲は図1(a)に示すように把手部材26がカ
セット本体1の一端に当接することで規制され、矢印F
2 方向への回動範囲は図1(b)に示すように把手部材
26の一端26aがカセット本体1に設けられたストッ
パ28と係合することで規制される。ここで、把手部材
26の回動操作は手動によりなされ、カセットS2 を装
置本体Tに完全に装着した後には把手部材26を矢印F
2 方向に回動することにより図1(a)に示す位置(収
納位置)に収納可能であり、また、カセットS2 の装着
時及び引き出し時には矢印F1 方向に回動することによ
り図1(b)に示すように操作者が握持可能な位置(使
用位置)に保持することが可能である。把手部材26
は、上記使用位置にある時に第2の媒体押さえ部材23
の一端23aと係合する凸状の係合部26bを有してお
り、この係合時には図1(b)に示すように係合部26
bが第2の媒体押さえ部材23をバネ部材25(図2,
図3)による矢印E方向への付勢力に抗して該矢印E方
向とは反対方向へ回動させるようになっている。
【0018】以上の構成からなる本実施例の媒体収容カ
セットS2 の装置本体Tへの装着操作は、まず、把手部
材26を手動で図1(b)のように使用位置へ回動させ
ることにより行う。このように把手部材26を使用位置
まで回動させると、その係合部26bが第2の媒体押さ
え部材23と係合しこれを矢印E方向とは反対方向へ回
動させるので、その結果、第1の媒体押さえ部材22は
矢印D方向への回動が許容され、その先端22bが媒体
Mの上面に当接する位置まで回動する。これにより、カ
セット本体1内に積載収納された媒体Mは付勢部材24
により矢印D方向に付勢された第1の媒体押さえ部材2
2によって確実に押さえ付けられる。このように媒体M
を確実に押さえ付けた状態にあるカセットS2 を、その
把手部材26を握持しながら装置本体Tの所定のカセッ
ト装着部に装着し、その後、把手部材26を図1(a)
に示すように収納位置へ倒せば、カセットS2 の装着が
完了する。なお、この装着の際、従来の媒体押さえ機構
3によっても、その媒体押さえ部材12が装置本体T側
の軸部13と係合するまでの間、前述の通り媒体Mが押
さえ付けられている。
【0019】一方、上記のようにしてカセットS2 を装
置本体Tに完全に装着し、図1(a)に示すように把手
部材26を収納位置へ倒せば、把手部材26と第2の媒
体押さえ部材23との上記係合が外れる。すると、第2
の媒体押さえ部材23がバネ部材25により矢印E方向
に付勢され、その付勢力(F2 )がバネ部材24による
付勢力(F1 )よりも大きいことから、第1の媒体押さ
え部材22が第2の媒体押さえ部材23と係合した状態
のまま媒体上面から離間させられ、媒体Mの押さえが解
除される。なお、カセットS2 を装置本体Tに完全に装
着した段階では、従来の媒体押さえ機構3の媒体押さえ
部材12は既に装置本体T側の軸部13と係合してお
り、媒体Mの押さえは解除されている。
【0020】また、このように装置本体Tに装着されて
いるカセットS2 を引き出すための操作も、上記装着時
の操作と同様、まず把手部材26を手動で図1(b)の
ように使用位置へ回動させることにより、媒体Mを確実
に押さえ付けた状態で行う。このような状態にあるカセ
ットS2 を、その把手部材26を握持しながら装置本体
Tから外部へ引き出せば、カセットS2 の引き出し操作
が完了する。なお、この際も、従来の媒体押さえ機構3
の媒体押さえ部材12と軸部13との係合が外れた後
は、媒体押さえ部材12によっても媒体Mが押さえ付け
られる。
【0021】従って、本実施例によれば、カセットS2
の装着時及び引き出し時には従来の媒体押さえ機構3と
本実施例独自の媒体押さえ機構4とにより媒体Mを二重
に押さえ付けることができる。しかも、カセットS2
装着操作や引き出し操作の途中で、従来の媒体押さえ機
構3の媒体押さえ部材12と軸部13とが係合して媒体
押さえ部材12による媒体Mの押さえが効かなくなった
状態であっても、本実施例独自の媒体押さえ機構4によ
り媒体Mが確実に押さえ付けられているので、着脱操作
の途中で媒体Mが繰り出し口1bから下方へ落下するの
を確実に防止することができる。
【0022】なお、上記実施例では独自の媒体押さえ機
構4と従来の媒体押さえ機構3とを併用したが、媒体押
さえ機構3は必ずしも必要ではなく、媒体押さえ機構4
だけを備えたものであっても、カセット着脱時の媒体の
落下を十分に防止することができる。
【0023】また、上記実施例では媒体押さえ機構3、
4の各部材を回動自在な構成としたが、把手部材26の
移動操作に応じて媒体Mを押さえ付けることが可能なよ
うに移動自在な構成であればよく、必ずしも回動自在で
ある必要はない。また、各部材の形状も、上記実施例の
ものに限定されることはない。
【0024】更に、上記実施例における媒体押さえ機構
4では2つの媒体押さえ部材22、23とそのそれぞれ
に対応した2つのバネ部材24、25を設けたが、この
代わりに、もっと単純な構成とし、すなわち2つの媒体
押さえ部材22、23を一体化したような1つの媒体押
さえ部材とこれを媒体上面に当接する方向とは逆方向に
付勢する1つの付勢部材とを設け、把手部材26との係
合で上記1つの媒体押さえ部材を媒体上面に当接させる
構成とすることも可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、カセットの着脱時に把
手部材を所定の使用位置へ移動させるだけで、カセット
内の媒体を押さえ付けて、媒体の落下を確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の媒体収容カセットS2 を装
置本体内に装着した状態を概略的に示す側面図であり、
(a)は把手部材26の収納時を示し、(b)は把手部
材26の使用時を示す。
【図2】同実施例の媒体収容カセットS2 における媒体
押さえ機構3、4の取り付けられた蓋体2を裏返した状
態を詳細に示す平面図である。
【図3】同実施例の媒体収容カセットS2 における媒体
押さえ機構3、4の取り付けられた蓋体2を裏返した状
態を詳細に示す図であり、図2におけるQ−Q断面図で
ある。
【図4】従来の媒体収容カセットS1 が装着された媒体
搬送装置におけるカセット装着部近傍を概略的に示す図
である。
【図5】従来の媒体収容カセットS1 を装置本体内に装
着した状態を概略的に示す側面図である。
【符号の説明】
1 カセット本体 1a 開口 1b 繰り出し口 2 蓋体 3、4 媒体押さえ機構 11 支持部 12 媒体押さえ部 13 軸部 14 バネ部材 21 支持部 22 第1の媒体押さえ部材 23 第2の媒体押さえ部材 24 第1のバネ部材 25 第2のバネ部材 26 把手部材 26b 係合部 27 支持部 S2 媒体収容カセット R1 繰り出しローラ M 媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 吉之 東京都稲城市矢野口1776番地 富士通機電 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のシート状媒体を積載収納し、該積載
    収納された媒体を装置本体側の媒体繰り出し手段
    (R1 )により繰り出し可能な所定の装着位置に装着可
    能で、かつ該装着位置から装置本体外へ引き出し可能な
    媒体収容カセットにおいて、 前記積載収納された媒体の上面に当接する第1の位置と
    前記上面から離間する第2の位置との間を移動自在に支
    持された媒体押さえ部材(22、23)と、 該媒体押さえ部材(22、23)を前記第2の位置へ向
    けて付勢する付勢部材(24、25)と、 前記装着後にとる収納位置と前記装着及び引き出し時に
    とる使用位置との間を手動操作により移動可能なように
    支持されると共に、前記使用位置にある時に前記媒体押
    さえ部材(22、23)と係合する係合部(26b)を
    有し、該係合時には前記付勢部材(24、25)の付勢
    力に抗して前記媒体押さえ部材(22、23)を前記第
    1の位置へ向けて移動させる把手部材(26)とを備え
    たことを特徴とする媒体収容カセット。
  2. 【請求項2】複数のシート状媒体を積載収納し、該積載
    収納された媒体を装置本体側の媒体繰り出し手段
    (R1 )により繰り出し可能な所定の装着位置に装着可
    能で、かつ該装着位置から装置本体外へ引き出し可能な
    媒体収容カセットにおいて、 前記積載収納された媒体の上面に当接する第1の位置と
    前記上面から離間する第2の位置との間を移動自在に支
    持された第1の媒体押さえ部材(22)と、 該第1の媒体押さえ部材(22)を前記第1の位置へ向
    けて第1の付勢力で付勢する第1の付勢部材(24)
    と、 前記第1の媒体押さえ部材(22)の前記第1の位置へ
    向けての回動を規制する方向に該第1の媒体押さえ部材
    (22)と係合可能で、該係合時には該第1の媒体押さ
    え部材(22)と共に移動可能なように支持された第2
    の媒体押さえ部材(23)と、 前記第1の媒体押さえ部材(22)が前記第2の媒体押
    さえ部材(23)と係合しつつ前記第2の位置へ移動す
    る方向に、前記第2の媒体押さえ部材(23)を前記第
    1の付勢力よりも大きな第2の付勢力で付勢する第2の
    付勢部材(25)と、 前記装着後にとる収納位置と前記装着及び引き出し時に
    とる使用位置との間を手動操作により移動可能なように
    支持されると共に、前記使用位置にある時に前記第2の
    媒体押さえ部材(23)と係合する係合部(26b)を
    有し、該係合時には前記第2の付勢力に抗して該第2の
    付勢力の方向とは反対方向へ前記第2の媒体押さえ部材
    (23)を移動させて前記第1の媒体押さえ部材(2
    2)が前記第1の位置へ移動するのを許容する把手部材
    (26)とを備えたことを特徴とする媒体収容カセッ
    ト。
JP14794193A 1993-06-18 1993-06-18 媒体収容カセット Expired - Fee Related JP3379992B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14794193A JP3379992B2 (ja) 1993-06-18 1993-06-18 媒体収容カセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14794193A JP3379992B2 (ja) 1993-06-18 1993-06-18 媒体収容カセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH072373A true JPH072373A (ja) 1995-01-06
JP3379992B2 JP3379992B2 (ja) 2003-02-24

Family

ID=15441531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14794193A Expired - Fee Related JP3379992B2 (ja) 1993-06-18 1993-06-18 媒体収容カセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3379992B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239289A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Seiko Epson Corp 給送用カセット、自動給送装置
JP2010211340A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 紙葉類収納箱及び紙葉類取扱装置
JP2012048313A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体収納カセットおよび媒体処理装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003197881A (ja) 2001-12-27 2003-07-11 Seiko Epson Corp 半導体集積回路、半導体集積回路の製造方法、半導体素子部材、電気光学装置、電子機器
JP2005119836A (ja) 2003-10-17 2005-05-12 Brother Ind Ltd 給紙カセット及び画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239289A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Seiko Epson Corp 給送用カセット、自動給送装置
JP2010211340A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 紙葉類収納箱及び紙葉類取扱装置
JP2012048313A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体収納カセットおよび媒体処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3379992B2 (ja) 2003-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6319349B2 (ja)
JPH021284Y2 (ja)
JPH01160663A (ja) 記録装置
JPH072373A (ja) 媒体収容カセット
JP2825307B2 (ja) シート供給マガジン
JP2018041892A (ja) フィーダ
JPS61213184A (ja) 感熱記録装置
JP3617146B2 (ja) 印刷装置
JPS5964431A (ja) 給紙装置
JPH03184885A (ja) 熱転写記録材料収納カセット
JPS63247226A (ja) シ−ト供給カセツト
JP2776433B2 (ja) カード供給装置
JP2003089433A (ja) 手差し給紙機構
JP2504296B2 (ja) カセット収納装置
JPH0547156Y2 (ja)
JPH08262560A (ja) カメラのカートリッジ装填装置
JPS62264162A (ja) 記録装置
JP3501728B2 (ja) 携帯情報端末のロール紙セット機構
JPH0999621A (ja) 孔版印刷装置における排版容器
JP3849208B2 (ja) 給紙装置
JPS62248158A (ja) カセツトテ−プの装着装置
JP4293670B2 (ja) ラベル貼付機におけるロール状ラベルの保護カバー装置
JP2001287499A (ja) 塗膜転写具
JPS6292157A (ja) カセツト装着装置
JPH11334945A (ja) バイパス給紙装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021203

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071213

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees