JPH11334945A - バイパス給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】バイパス給紙トレイを小型化する。 【解決手段】バイパス給紙トレイ４の端部に回動可能に
配置され、シートの先端部を支持する作動板５と、この
作動板５を給紙ローラ６側へ付勢するバネと、前記バイ
パス給紙トレイ４上にシートを載置する際に、作動板５
を所定位置に保持する作動板ロック手段２５と、を備え
ている。そして、作動板５及び作動板ロック手段２５が
画像形成装置本体２側に配置されたことを特徴としてい
る。作動板５及び作動板ロック手段２５が画像形成装置
本体２側に配置されるため、バイパス給紙トレイ４に作
動板ロック手段の収容スペースを確保する必要がなくな
り、バイパス給紙トレイ４の小型化を図ることが可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、転写媒体として
の紙やプラスチック等のシートを給紙するバイパス給紙
装置及び該バイパス給紙装置を備えたプリンタ，ファッ
クミリ，複写機等の画像形成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】プリンタ等の画像形成装置は、その内部
に配置されてシート搬送路にシートを送り出すシート給
紙装置とは別に、バイパス給紙路を介してシート搬送路
にシートを送り出すバイパス給紙装置がプリンタ側面に
着脱可能に又は引き出し可能に配置されるようになって
いる。そして、このバイパス給紙装置は、シート給紙装
置とは別の種類のシートの給紙等に使用される。

【０００３】このようなバイパス給紙装置は、画像形成
装置本体の側面に着脱可能に又は引き出し可能に取り付
けられるバイパス給紙トレイと、このバイパス給紙トレ
イの端部に配置されてシートの先端部を支持する作動板
とを備えている。そして、この作動板がバネで給紙ロー
ラ側へ付勢されるようになっている。

【０００４】このようなバイパス給紙装置において、バ
イパス給紙トレイ上にシートを載置する際には、作動板
を給紙ローラから所定位置まで離し、その作動板を作動
板ロック手段で保持して、作動板と給紙ローラの間に充
分な空間を確保し、この作動板と給紙ローラとの間にシ
ートの先端を収容するようになっている。そして、バイ
パス給紙トレイへのシートのセット作業（積載作業）が
終了すると、作動板ロック手段を作動させて作動板のロ
ック状態を解除し、バネのバネ力で作動板がシートを給
紙ローラ側へ付勢するようになっている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら知られるバイパス給紙装置は、作動板ロック手段がバ
イパス給紙トレイに配置されており、作動板ロック手段
の配置スペースをバイパス給紙トレイ上に確保しなけれ
ばならないため、バイパス給紙トレイ上に積載できるシ
ートサイズが制限されるか又はバイパス給紙トレイが大
型化するという不具合を有していた。

【０００６】本発明は、このような従来技術の不具合を
解消することを目的として案出されたものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１のバイパス給紙
装置に係る発明は、バイパス給紙トレイの端部に回動可
能に配置され、シートの先端部を支持する作動板と、こ
の作動板を給紙ローラ側へ付勢するバネと、前記バイパ
ス給紙トレイ上にシートを載置する際に、前記作動板を
所定位置に保持する作動板ロック手段と、を備えたバイ
パス給紙装置である。そして、本発明は、前記作動板及
び前記作動板ロック手段が画像形成装置本体側に配置さ
れたことを特徴としている。ここで、バネは、一般には
圧縮コイルバネが使用されるが、これに限られず、作動
板を給紙ローラ側へ付勢することができるようなバネ作
用をもったものであればよい。

【０００８】このような構成の本発明によれば、作動板
及び作動板ロック手段が画像形成装置本体側に配置され
るため、バイパス給紙トレイに作動板ロック手段の収容
スペースを確保する必要がなくなり、バイパス給紙トレ
イの小型化を図ることが可能になり、又、バイパス給紙
トレイ上の面積をシート積載のために有効に利用するこ
とが可能になる。即ち、従来と同じ大きさのバイパス給
紙トレイであっても、従来のバイパス給紙トレイよりも
大きなシートを積載できることになる。又、このような
構成の本発明によれば、バイパス給紙トレイを交換する
場合でも、作動板及び作動板ロック手段を共用すること
ができる。更に、作動板及び作動板ロック手段を剛性の
高い画像形成装置本体側に配置することにより、作動板
及び作動板ロック手段の取付剛性を高めることができ、
作動板及び作動板ロック手段の耐久性が向上する。

【０００９】又、請求項２のバイパス給紙装置に係る発
明は、前記作動板ロック手段が、前記作動板に固定され
たフックと、画像形成装置本体に回動可能に取り付けら
れ、前記フックに係合・離脱するロックレバーと、この
ロックレバーの一端側を一方向へ付勢し、前記ロックレ
バーと前記フックとの係合状態を保持する弾性部材と、
この弾性部材に付勢されて回動するロックレバーを前記
フックとの係合可能位置に停止させるストッパと、を備
えており、前記ロックレバーの他端を画像形成装置本体
から突出させたことを特徴としている。

【００１０】このような構成の本発明によれば、画像形
成装置本体から突出するロックレバーの他端を操作する
ことにより、ロックレバーを弾性部材の弾性力に抗して
回動させて、ロックレバーとフックとを離脱（係合解
除）させることができる。これにより、作動板がバネで
押圧されてシートを給紙ローラ側へ押圧する。作業者が
ロックレバーから手を離すと、ロックレバーは、弾性部
材に付勢されて、ストッパに当接する位置まで回動す
る。ロックレバーは、ストッパに当接した位置におい
て、作動板のフックとの係合が可能になる。

【００１１】又、請求項３のバイパス給紙装置に係る発
明は、前記ロックレバーの他端を画像形成装置本体の正
面側に突出させたことを特徴としている。

【００１２】このような構成の本発明によれば、ロック
レバーの操作を画像形成装置本体の正面側から操作する
ことができるため、作動板のロック解除操作を容易に行
える。

【００１３】又、請求項４のバイパス給紙装置に係る発
明は、前記ロックレバーの前記フックとの係合部近傍に
係合され、前記作動板に作用するバネのバネ力でロック
レバーが変形するのを防止するロックレバーガイドを備
えたことを特徴としている。

【００１４】このような構成の本発明によれば、ロック
レバーガイドによってロックレバーの変形を防止するよ
うになっているため、ロックレバーがロックレバーガイ
ドに案内されて円滑に作動し、作動板のロック解除が円
滑に行なわれる。

【００１５】又、請求項５の画像形成装置に係る発明
は、上記のようなパイパス給紙装置と、該バイパス給紙
装置から送り出されるシートに画像を形成する画像形成
手段と、該画像形成手段によって形成された画像をシー
トに定着させる定着手段と、を備えたことを特徴として
いる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。

【００１７】［バイパス給紙装置］図１は、本発明の実
施の形態に係るバイパス給紙装置１の取付部概略構成図
である。この図１に示すように、バイバス給紙装置１
は、画像形成装置本体２の側面側に配置され、バイパス
給紙路３を介して図外の画像形成手段側へ転写媒体とし
てのシート（図示せず）を給紙するようになっている。
このバイパス給紙装置１は、シートを積載するバイパス
給紙トレイ４と、その端部に配置される作動板５と、こ
の作動板５を給紙ローラ６側へ付勢する一対のバネ７，
７と、作動板５の下面５ａに固定されたフック８に係合
・離脱するロックレバー１０とを備えている（図４，
５，６参照）。

【００１８】このうち、バイパス給紙トレイ４は、その
側面から突出する支軸１１が画像形成装置本体２側に形
成された取付溝部１２に係合されており、図１の矢印Ａ
１方向へ回動させることにより、画像形成装置本体２の
側面側に収容することができる。又、このバイパス給紙
装置１は、図１の矢印Ａ１方向へ回動し、更に取付溝部
１２に沿って図１の矢印Ａ２方向へ引き出すことによ
り、画像形成装置本体２に対して取り外すことができる
ようになっている。更に、このバイパス給紙トレイ４
は、自重により支軸１１を中心として時計回り方向（Ａ
１方向と逆方向）に回動するようになっており、その先
端部が画像形成装置本体２に配置されたトレイストッパ
１３に当接することにより、所定の角度位置（ストッパ
当接位置）において自重でロックされるようになってい
る。そして、このバイパス給紙トレイ４の端部に作動板
５が配置されている。

【００１９】作動板５は、図１，図２及び６に示すよう
に、画像形成装置本体２に取り付けられる取付板１４に
支軸１５を介して取り付けられており、取付板１４に対
して回動できるようになっている。そして、この作動板
５は、その幅方向（シート給紙方向と直交する方向）中
央寄りの下面５ａに下方へ突出するフック８が固定され
ている。又、この作動板５は、その幅方向略中央部にバ
ネ受け部材１６が固定されており、このバネ受け部材１
６に一対のバネの７，７一端が係合されている。尚、バ
ネ７，７は、圧縮コイルバネであり、この圧縮コイルバ
ネの一端が画像形成装置本体２側に固定されたバネ受け
部材１７に係合されており、常時作動板５を給紙ローラ
６側（図５及び図６のＡ３方向）へＦ１のバネ力で付勢
するようになっている。

【００２０】そして、この作動板５は、図４乃至図６に
示すように、バイパス給紙トレイ４上にシートを積載す
る際に、作業者によって給紙ローラ６から離れる方向
（図４のＡ４方向）に回動させられると、フック８がロ
ックレバー１０の端部の係合部１８に係合するようにな
っており、ロックレバー１０によってロックされるよう
になっている。

【００２１】ロックレバー１０は、図３及び図６に示す
ように、その長手方向略中央部が画像形成装置本体２側
に固定されるピン２０で回動できるように支持されてい
る。そして、このロックレバー１０は、前記したフック
８に係合する係合部１８がその一端側に形成されてお
り、その一端側の側面１０ａが弾性部材としての圧縮コ
イルバネ２１でＡ５方向へ付勢されるようになってい
る。尚、圧縮コイルバネ２１は、その一端がロックレバ
ー１０に係合され、その他端が画像形成装置本体２側に
係合されるようになっている。

【００２２】又、このロックレバー１０は、その他端の
操作突起部１０ｂが画像形成装置本体２から突出するよ
うになっており、この操作突起部１０ｂを作業者が画像
形成装置本体２内部へ押すと、圧縮コイルバネ２１のバ
ネ力に抗して図中Ａ６方向へ回動し、フック８との係合
が解除されるようになっている。このロックレバー１０
とフック８との係合状態が解除された状態で作業者がロ
ックレバー１０から手を離すと、ロックレバー１０は、
圧縮コイルバネ２１のバネ力で図３及び図６中反時計回
り方向（Ａ６方向と反対の方向）へ回動するようになっ
ている。そして、このロックレバー１０は、画像形成装
置本体２側に取り付けられたストッパ２２に当接し、そ
のストッパ当接位置に位置決めされる。このストッパ当
接位置は、ロックレバー１０の係合部１８と作動板５の
フック８との係合を可能にする位置である。

【００２３】図４及び図５は、このロックレバー１０と
フック８との係合解除状態及び係合状態を示すものであ
る。先ず、図４に基づいて、作動板５のフック８をロッ
クレバー１０の係合部１８に係合する場合を説明する。

【００２４】作業者が作動板５をＡ４方向へ回動させる
と、ストッパ当接位置に位置決めされたロックレバー１
０の係合部１８の傾斜壁２３にフック８の先端が当接す
る。この状態で作動板５が更に回動すると、フック８の
先端が傾斜壁２３を押圧しながらスライドし、フック８
の先端がロックレバー１０の一端側を僅かにＡ７方向へ
移動させた後、フック８が係合部１８に係合する。この
際、ロックレバー１０の一端１０ｃ側は、圧縮コイルバ
ネ２１によって押圧され、Ａ８方向へ瞬時に移動し、傾
斜壁２３の先端をフック８に当接させ、フック８を確実
にロックする（図５参照）。この際、作動板５は、図１
に示すように、給紙ローラ６から十分に離間する。した
がって、作動板５と給紙ローラ６との間には、シートを
積載するだけのスペースが確保される。この状態におい
て、バイパス給紙トレイ４上にシートがセット（積載）
される。

【００２５】次ぎに、図５に基づいて、ロックレバー１
０とフック８との係合状態を解除する場合を説明する。
作業者が、ロックレバー１０を操作して、ロックレバー
１０の一端１０ｃ側を図中Ａ９方向へ移動させると、作
動板５のフック８とロックレバー１０の係合部１８との
係合状態が解除され、作動板５が圧縮コイルバネ７，７
で付勢され、Ａ３方向へ回動する。即ち、作動板５のロ
ック状態が解除され、作動板５が圧縮コイルバネ７，７
によって図外の給紙ローラ側へ付勢され、作動板５上の
シートが給紙ローラへ押圧され、シートの給紙が可能に
なる。

【００２６】図３及び図６に示すように、ロックレバー
１０の一端１０ｃ側には、ロックレバーガイド２４が係
合されている。このロックレバーガイド２４は、画像形
成装置本体２側に取り付けられており、フック８を介し
て作用する圧縮コイルバネ７，７のバネ力でロックレバ
ー１０の一端１０ｃ側が持ち上げられるのを防止し、ロ
ックレバー１０が円滑に回動するように、ロックレバー
１０の作動を案内するようになっている。尚、前記した
ストッパ２２もロックレバー１０の他端１０ｄ側の上面
に係合する壁２２ａを備えており、前記したストッパ２
２とロックレバーガイド２４とが共働してロックレバー
１０の変形を防止するようになっている。したがって、
ロックレバー１０は、その一端１０ｃ側及び他端１０ｄ
側を持ち上げるような力が作用しても円滑に作動し、作
動不良を生じることがなく、フック８に対して確実に係
合・離脱する。

【００２７】ここで、上記作動板５のフック８，ロック
レバー１０，弾性部材としての圧縮コイルバネ２１及び
ストッパ２２が、作動板５を所定位置にロックし、又、
そのロック状態を解除する作動板ロック手段２５を構成
している。

【００２８】このような構成のバイパス給紙装置１は、
図１に示すように、作動板５のフック８をロックレバー
１０の係合部１８に係合させ、作動板５を給紙ローラ６
から離間させた位置でロックする。この状態でバイパス
給紙トレイ４上にシートを積載する。次いで、ロックレ
バー１０を操作して、ロックレバー１０の係合部１８と
作動板５のフック８との係合状態を解除すると、作動板
５が図外のバネで付勢され、シートを給紙ローラ６へ押
圧する。この状態で給紙ローラ６が図中時計回り方向
（図中Ａ１０方向）へ回動すると、シートが分離パッド
２６で一枚ずつ分離されてバイパス給紙路３側へ送り出
されるようになっている。尚、作動板５の給紙ローラ６
に対応する部位には、図４及び図５に示すように、分離
パッド２６と同様にシートを一枚ずつに分離する分離シ
ート２７が取り付けられている。

【００２９】以上のように本実施の形態によれば、作動
板５及びロックレバー１０等の作動板ロック手段２５が
バイパス給紙トレイ４と分離されて画像形成装置本体２
側に配置されるため、バイパス給紙トレイ４に作動板ロ
ック手段２５の収容スペースを確保する必要がなくな
り、バイパス給紙トレイ４の小型化を図ることが可能に
なり、又、バイパス給紙トレイ４上の面積をシート積載
のために有効に利用することが可能になる。即ち、従来
と同じ大きさのバイパス給紙トレイ４であっても、従来
のバイパス給紙トレイよりも大きなシートを積載でき
る。

【００３０】又、本実施の形態によれば、上記したよう
に、作動板５及びロックレバー１０等の作動板ロック手
段２５が画像形成装置本体２側に取り付けられるように
なっており、バイパス給紙トレイ４を交換する場合で
も、作動板５及び作動板ロック手段２５を共用すること
ができ、バイパス給紙トレイ４の構造を簡単化すること
ができるので、バイパス給紙トレイ４の低廉化を図るこ
とが可能になる。

【００３１】更に、本実施の形態によれば、作動板５及
び作動板ロック手段２５を剛性の高い画像形成装置本体
２側に配置することにより、作動板５及び作動板ロック
手段２５の取付剛性を高めることができ、作動板５及び
作動板ロック手段２５の耐久性を向上させることができ
る。

【００３２】尚、上記実施の形態において、ロックレバ
ー１０の一端１０ｃ側を付勢する弾性部材として圧縮コ
イルバネ２１を例示したが、これに限られず、ロックレ
バー１０に弾性力を付与することができるものであれば
よく、ゴム・樹脂・金属等で適宜形成することができ
る。

【００３３】又、上記実施の形態は、ロックレバー１０
の操作突起部１０ｂを画像形成装置本体２の側面側に突
出させる態様を示したが、ロックレバー１０の操作突起
部１０ｂを画像形成装置本体２の正面側に突出させるよ
うにすれば、作業者が視認し易くなると共に、ロックレ
バー１０を操作し易くなり、バイパス給紙装置１の操作
性が向上する。

【００３４】［画像形成装置］図７は、上記実施の形態
のバイパス給紙装置１を備えた画像形成装置３０を示す
ものである。この画像形成装置３０は、バイパス給紙装
置１から送り出されたシートがバイパス給紙路３を介し
てシート搬送路３１のレジストローラ対３２に到達す
る。このレジストローラ対３２でシートの斜行が矯正さ
れ、このレジストローラ対３２によって画像形成手段と
しての感光体３３へシートが送られる。感光体３３表面
にはトナー画像が形成されており、このトナー画像が転
写ローラ３４によってシートに転写される。画像が転写
されたシートは、定着ローラ対（定着手段）３５によっ
て画像が定着された後、排紙ローラ対３６によって排紙
トレイ３７上に排出されるようになっている。尚、画像
形成装置本体２の内部には、シート搬送路３１を介して
シートを給送するシート給紙装置３８が配置されてい
る。又、感光体３３の上部には、光学ユニット４０が配
置されている。

【００３５】このような画像形成装置３０によれば、上
記した実施の形態のバイパス給紙装置１を備えているた
め、シート給送部の耐久性が向上すると共に、操作性が
向上する。

【００３６】尚、上記したバイパス給紙装置１は、画像
形成装置３０としてのプリンタ，ファクシミリ，複写機
等に広く適用することができる。

【００３７】

【発明の効果】以上のように本発明は、作動板及びロッ
クレバー等の作動板ロック手段がバイパス給紙トレイと
分離されて画像形成装置本体側に配置されるようになっ
ているため、バイパス給紙トレイに作動板ロック手段の
収容スペースを確保する必要がなくなり、バイパス給紙
トレイの小型化を図ることが可能になり、又、バイパス
給紙トレイ上の面積をシート積載のために有効に利用す
ることが可能になる。即ち、本発明によれば、従来と同
じ大きさのバイパス給紙トレイであっても、従来のバイ
パス給紙トレイよりも大きなシートを積載できる。

【００３８】又、本発明は、作動板及びロックレバー等
の作動板ロック手段が画像形成装置本体側に取り付けら
れるようになっており、バイパス給紙トレイを交換する
場合でも、作動板及び作動板ロック手段を共用すること
ができ、バイパス給紙トレイの構造を簡単化することが
できるため、バイパス給紙トレイの低廉化を図ることが
可能になる。

【００３９】更に、本発明は、作動板及び作動板ロック
手段を剛性の高い画像形成装置本体側に配置することに
より、作動板及び作動板ロック手段の取付剛性を高める
ことができるため、作動板及び作動板ロック手段の耐久
性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係るバイパス給紙装置の
取付部概略構造図である。

【図２】図１のＢ方向矢視図である。

【図３】ロックレバーの作動状態を示す平面図である。

【図４】作動板ロック手段の第１の作動状態図である。

【図５】作動板ロック手段の第２の作動状態図である。

【図６】作動板ロック手段の要部構造を示す斜視図であ
る。

【図７】バイパス給紙装置を備えた画像形成装置の概略
構成図である。

【符号の説明】

１……バイパス給紙装置、２……画像形成装置本体、４
……バイパス給紙トレイ、５……作動板、６……給紙ロ
ーラ、７……圧縮コイルバネ（バネ）、８……フック、
１０……ロックレバー、１８……係合部、２１……圧縮
コイルバネ（弾性部材）、２２……ストッパ、２４……
ロックレバーガイド、２５……作動板ロック手段、３３
……感光体（画像形成手段）、３５……定着ローラ対
（定着手段）

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 バイパス給紙トレイの端部に回動可能に
   配置され、シートの先端部を支持する作動板と、 この作動板を給紙ローラ側へ付勢するバネと、 前記バイパス給紙トレイ上にシートを載置する際に、前
   記作動板を所定位置に保持する作動板ロック手段と、 を備えたバイパス給紙装置において、 前記作動板及び前記作動板ロック手段が画像形成装置本
   体側に配置されたことを特徴とするバイパス給紙装置。
2. 【請求項２】 前記作動板ロック手段が、 前記作動板に固定されたフックと、 画像形成装置本体に回動可能に取り付けられ、前記フッ
   クに係合・離脱するロックレバーと、 このロックレバーの一端側を一方向へ付勢し、前記ロッ
   クレバーと前記フックとの係合状態を保持する弾性部材
   と、 この弾性部材に付勢されて回動するロックレバーを前記
   フックとの係合可能位置に停止させるストッパと、を備
   え、 前記ロックレバーの他端を画像形成装置本体から突出さ
   せたことを特徴とする請求項１記載のバイパス給紙装
   置。
3. 【請求項３】 前記ロックレバーの他端を画像形成装置
   本体の正面側に突出させたことを特徴とする請求項２記
   載のバイパス給紙装置。
4. 【請求項４】 前記ロックレバーの前記フックとの係合
   部近傍に係合され、前記作動板に作用するバネのバネ力
   でロックレバーが変形するのを防止するロックレバーガ
   イドを備えたことを特徴とする請求項２記載のバイパス
   給紙装置。
5. 【請求項５】 前記請求項１〜４のいずれか１項に記載
   のパイパス給紙装置と、該バイパス給紙装置から送り出
   されるシートに画像を形成する画像形成手段と、該画像
   形成手段によって形成された画像をシートに定着させる
   定着手段と、を備えた画像形成装置。