JPH08208046A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像形成装置

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Publication number
JPH08208046A
JPH08208046A JP7015065A JP1506595A JPH08208046A JP H08208046 A JPH08208046 A JP H08208046A JP 7015065 A JP7015065 A JP 7015065A JP 1506595 A JP1506595 A JP 1506595A JP H08208046 A JPH08208046 A JP H08208046A
Authority
JP
Japan
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sheet feeding
intermediate plate
cassette
sheet
paper feed
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Application number
JP7015065A
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English (en)
Inventor
Ikuko Naruse
郁子 成瀬
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給紙カセットを引き出すときに簡単な構成で
確実にシートの押圧状態を解除することのできる機構を
提供する。 【構成】 把手15を握って回動させることによりアー
ム15aが中板12を加圧スプリング13の弾性力に抗
して押し下げる。そして、押し下げられた中板12はス
トッパ14によりカセット桶11の底面近傍でロックさ
れる。ストッパ14は給紙カセット8が装着されるとき
に装置本体2に設けた解除部材2aに当接して中板12
のロックを解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ装置等の画像形成装置に原稿や記録紙を供給
するためのシート給送装置に係り、特に、給紙カセット
を有し、該給紙カセットの引き出し操作に連動してシー
トの経路における圧解除を行う機構を備えたシート給送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置において、給紙カセット内
に用紙を収容し、その給紙カセットを給紙方向に対して
直角な方向、例えばフロントローディングタイプのよう
に装置本体の正面から給紙カセットを着脱するするよう
にしたものでは、給紙カセット内に収容されている用紙
がスプリング等の弾性部材によって押し上げられている
中板と給紙ローラとの間で挟持されて、最上位の用紙が
給紙ローラに所定の給紙圧で強く押圧されているものが
ある。
【0003】そして、このような構成のものでは給紙カ
セットに用紙を補給したり、サイズの異なる用紙を使用
するために給紙カセットを交換するために給紙カセット
を引き出すと、給紙ローラに押圧されている最上位の用
紙が給紙ローラと擦れて破損させられたり、しわが形成
されたりしてこの用紙を使用できないようにしてしまう
虞があった。
【0004】そこで、従来、このような問題を解決する
ために、特開昭49−18337号公報、実公平3−1
6830号公報、特開平3−88632号公報等で開示
された技術が提案されている。
【0005】特開昭49−18337号公報で開示され
た技術は、給紙ローラを装置本体に揺動自在に支持し、
給紙カセットの側面にカム部材を設けて、給紙カセット
の引き出し動作に応じてカム部材が給紙ローラを上昇さ
せることにより用紙と給紙ローラとの圧接を解除するよ
うにしたものである。
【0006】実公平3−16830号公報に開示された
技術は、給紙カセットにより押されて移動するスライド
板にスプリングを介して中板を押し上げる押し上げアー
ムを接続したものであり、給紙カセットを装着した状態
では、スライド板が移動してスプリングを伸長させ、該
スプリングの弾性力により押し上げアームが中板を押し
上げて用紙を給紙ローラに押圧するようにしたものであ
る。そして、給紙カセットを引き抜くときには給紙カセ
ットの移動に伴ってスプリングが自由長に戻るため中板
が自重により落下して給紙ローラと用紙との圧接が解除
される。
【0007】特開平3−88632号公報に開示されて
技術は、モータにより駆動される押し上げアームによっ
て中板が上昇されるようになっているものであり、給紙
カセットを引き出すための把手を操作することによりモ
ータと押し上げアームとの間に設けられた駆動伝達用の
ギア列の噛み合いを外して、中板が自重によって落下し
て給紙ローラと用紙との圧接を解除するものである。
【0008】このような機構を用いることにより、用紙
の補充や給紙カセットの交換のために給紙カセットを引
き出すときに用紙を傷めることがなく、また、次に給紙
カセットを装着したときにもスムーズに給紙を再開する
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では次のような問題点があった。
【0010】まず、カム部材を用いて給紙ローラを昇降
するものでは多くの部品を有し、小型化を図る場合には
配置場所を確保しなけらばならず大きな障害となってい
る。また、部品点数が多いと故障の発生の増加あるいは
サービス性の低下を招く虞があった。
【0011】給紙カセットの引き抜きに応じて中板が下
がるものでは、給紙カセットを急速に引き抜こうとする
と、そのスピードに圧接力の解除が追従できず、給紙ロ
ーラに最上位の用紙が当接したままで給紙カセットが移
動して用紙のずれ、しわ、折れ等を発生することがあり
充分に効果を発揮できないという問題があった。
【0012】また、モータを用いたものでは、製造コス
トを上昇させたり、装置の大型化を招く虞があり、さら
に、構成が複雑化するため故障の原因となったり、サー
ビス性の低下にもつながるという問題があった。
【0013】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、給紙カセットを引き
出すときに簡単な構成で確実にシートの押圧状態を解除
することのできる機構を有するシート給送装置を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートを収納
して装置本体に着脱可能に設けられた給紙カセットを有
するシート給送装置において、前記給紙カセットは、シ
ートを積載して揺動自在に設けられた中板と、前記中板
に積載されたシートを装置本体に設けられたシート給送
手段に圧接するための弾性手段と、前記給紙カセットの
着脱操作のための回動可能な把手と、前記把手の回動操
作により前記中板を前記弾性部材の弾性力に抗して移動
させてシートと前記シート給送手段との圧接を解除する
ための解除手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】前記解除手段が前記把手に一体に設けられ
た解除アームであり、把手の回動により該解除アームが
中板を押し下げることを特徴とする。
【0016】前記解除手段により移動された中板をロッ
クするためのロック手段を有することを特徴とする。
【0017】前記ロック手段は、中板をロックする規制
位置とロックを解除する解除位置との間で移動自在に設
けられており、前記給紙カセットの引き出しに応じて規
制位置に移動して中板をロックし、給紙カセットの装着
に応じて解除位置に移動してロックを解除することを特
徴とする。
【0018】前記ロック手段は給紙カセットの裏面に配
置されていることを特徴とする。
【0019】前記給紙カセットは該給紙カセットに収納
されているシートの送り出し方向と直交方向に引き出し
可能に装置本体に装着されることを特徴とする。
【0020】また、本発明は、シートを収納して装置本
体に着脱可能に設けられた給紙カセットと該給紙カセッ
トから送り出されたシートを所定の分離圧で一枚ずつ分
離するための分離手段とを有するシート給送装置におい
て、前記給紙カセットは、シートを積載して揺動自在に
設けられた中板と、前記中板に積載されたシートを装置
本体に設けられたシート給送手段に圧接するための弾性
手段と、前記給紙カセットの着脱操作のための回動可能
な把手と、前記把手の回動操作により前記中板を前記弾
性部材の弾性力に抗して移動させてシートと前記シート
給送手段との圧接を解除するとともに、前記分離手段の
分離圧を解除するための解除手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0021】前記分離手段は前記シート給送手段に加圧
スプリングにより圧接する分離パッドであり、該分離パ
ッドは前記解除手段による中板の移動によりシート給送
手段から離間されることを特徴とする。
【0022】前記解除手段により移動された中板をロッ
クするための中板ロック手段と、シート給送手段から離
間された分離パッドをロックする分離パッドロック手段
とを有することを特徴とする。
【0023】
【作用】上記構成によれば、給紙カセットの把手の回動
操作により解除手段が中板を移動させてシートとシート
給送手段との圧接を解除するようにしたため、給紙カセ
ットを引き出すときに積載されているシートの最上位の
シートがシート給送手段に擦れることがなく、シートへ
のダメージを防止することができる。
【0024】解除手段として把手に一体に設けた解除ア
ームを用いることにより、より簡単な構成の解除手段を
提供することができ、製造コストを低く抑えることがで
きる。
【0025】給紙カセットの装置本体からの引き出しに
応じてロック手段が解除された中板をロックし、給紙カ
セットの装着に応じてロック手段のロックを解除するよ
うにすると、中板がロックされた後に把手を離しても中
板がロックされているため、把手を握り続ける必要がな
く操作が容易となるとともに、中板が下がっているため
シートの補充等が容易に行える。
【0026】ロック手段を給紙カセットの裏面に配置す
れば、オペレータが容易に触ることができなくなり、給
紙カセットが引き出されているときにロックが解除され
るのを防止することができる。
【0027】また、解除手段が把手の回動操作により中
板を移動させてシートとシート給送手段との圧接を解除
するとともに、分離手段の分離圧を解除するようにする
と、上述したように最上位のシートがシート給送手段に
擦れることがなくシートへのダメージを防止することが
できるとともに、分離手段に挟まってしまっているシー
トも分離圧を解除することにより装置本体内に残ること
がなく給紙カセットと共に引き出される。そして、この
ように一つの操作で同時に二つの動作が行えるため操作
性も向上される。
【0028】また、中板を解除した後に中板ロック手段
により中板をロックし、さらに、分離手段の分離圧を解
除した後に分離パッドロック手段が分離手段である分離
パッドを規制位置でロックするすることにより、給紙カ
セットを引き出した後も解除状態が維持される。これに
より、上述したように操作が容易となり、シートの補充
等も容易に行え、さらに、分離圧が解除されているた
め、給紙カセットから送り出されてしまったシートが分
離手段に挟まった状態でジャムしても給紙カセットを引
き出せば分離圧が解除されるため、容易にジャムしたシ
ートが取り出せる。
【0029】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1ないし図10に
基づいて説明する。
【0030】図1及び図2において、本実施例の画像形
成装置は小型複写機1であり、装置本体2には、原稿載
置台3、光源4、レンズ系5、給紙部6、画像形成部7
等を備えている。そして、原稿載置台3に載せられた原
稿の画像を読み取って画像形成部7により、給紙部6か
ら送り出された用紙に画像を形成して排出する。この複
写機1は、給紙部6に設けられている給紙カセット8が
給紙方向と直角方向に引き出される所謂フロントローデ
ィングタイプのものである。
【0031】給紙部6には、シート給送手段を構成する
給紙ローラ9、分離手段を構成する分離パッド10、給
紙カセット8等が配置されており、給紙カセット8から
給紙ローラ9により送り出された用紙Sを給紙ローラ9
と分離パッド10との間で一枚ずつ分離して画像形成部
7に向けて送り出す。
【0032】給紙カセット8は、カセット桶11内に揺
動自在に取り付けられた中板12と、中板12を上方に
付勢するための弾性部材である加圧スプリング13と、
中板12をカセット桶11の底面に近い位置でロックす
るためのロック手段を構成するストッパ14と、給紙カ
セット8を引き出すための把手15(図3〜図6に図
示)等が設けられている。
【0033】図3ないし図6において、ストッパ14
は、中板12を加圧スプリング13の弾性力に抗してロ
ック位置に規制するための規制位置と、規制を解除する
ための解除位置との間で揺動自在にカセット桶11に取
り付けられており、ロックスプリング16により規制位
置に付勢されている。また、ストッパ14には解除用の
突起14aが形成されており、装置本体2側の給紙カセ
ット8が装着される装着部の側壁に設けられている解除
部材2aが当接することによりロックスプリング16の
付勢力に抗して規制位置から解除位置に移動させられ
る。なお、給紙カセット8が装着位置に装着される直前
にストッパ14の突起14aが解除部材2aに当接して
中板12のロックを解除するように解除部材2aの設置
位置が設定されている。
【0034】把手15は給紙カセット8の前側に配置さ
れており、軸線Xを中心に揺動自在に支持されている。
把手15には中板12上方に延びるアーム15aが一体
に設けられていて、給紙カセット8を引き出すときに把
手15の下側を手前に引いて回動させることによりアー
ム15aが回転してその先端で中板12を押し下げる。
中板12が押し下げられた押し下げ位置において前記ス
トッパ14が中板12をロックする。すなわち、中板1
2の押し下げ位置において中板12はストッパ14の下
側に位置する。
【0035】また、把手15には給紙カセット8を装着
位置にロックするためのロック爪15b(図5に図示)
が一体に設けられており、装置本体2に装着された給紙
カセット8はロック爪15bが装置本体2に係合して引
き出せないようになっている。そして、把手15を回動
させることによりロック爪15bを装置本体2から外す
ことによって給紙カセット8を引き出すことが可能とな
る。
【0036】図7ないし図10に示すように、分離パッ
ド10は、軸10aにより揺動自在に装置本体2に設け
られたパッドホルダ10bに取り付けられており、パッ
ドスプリング10cにより給紙ローラ9に所定の分離圧
で付勢されている。パッドホルダ10bには給紙ローラ
9との圧接を解除するための解除アーム10dが下方に
向けて一体に形成されており、解除アーム10dの下端
は中板12の端部に形成されている切り起こし部12a
に係合可能となっている。
【0037】装置本体2には分離パッド10と給紙ロー
ラ9とを離間させた状態で維持するためのコマ17が揺
動自在に設けられている。このコマ17の動作を図9及
び図10に基づいて説明する。
【0038】図9に示すように、コマ17は給紙カセッ
ト8の中板12が上昇位置にある場合には、図示しない
給紙カセット8の側面に規制されてパッドホルダ10b
を規制しない位置に待機している。そして、中板12が
下降したときに切り起こし部12aが解除アーム10d
を押して分離パッド10と給紙ローラ9との圧接を解除
すると、この解除に伴って、図10に示すように、コマ
17が揺動してパッドホルダ10bを規制して分離パッ
ド10と給紙ローラ9の離間状態を維持する。
【0039】以上の構成に係る作用を説明する。
【0040】まず、給紙カセット8を装置本体2の装着
位置から引き出す場合を説明する。把手15を持って下
側を手前に引くことにより把手15を回動させると、ア
ーム15aが加圧スプリング13の付勢力に抗して中板
12を押し下げる。このときには、まだストッパ14が
解除部材2aにより解除位置にあるため中板12をロッ
クすることができないが、給紙カセット8を少し引き出
すことによりストッパ14が解除部材2aから離れロッ
クスプリング16により規制位置に移動して中板12を
ロックする。
【0041】このように把手15を引いて給紙カセット
8を少し引き出すことにより、中板12が下降し用紙S
と給紙ローラ9との圧接が解除され、さらに中板12が
ストッパ14で下降位置に維持される。
【0042】また、この中板12の下降に伴って、中板
12の切り起こし部12aがパッドホルダ10bの解除
アーム10dを押圧して分離パッド10と給紙ローラ9
との圧接を解除し、さらにコマ17が分離パッド10を
給紙ローラ9から離間させた状態を維持する。このよう
に離間させることにより、給紙カセット8を引き出すと
きに用紙Sが分離パッド10と給紙ローラ9との間に挟
まれていても、装置本体2に残ることなく給紙カセット
8といっしょに引き出される。
【0043】このように分離圧を解除しないと、用紙S
が挟まれて残っているのを知らずに給紙カセット8を引
き出し、再度装着して給紙を開始しようとするとジャム
を発生する虞があるが、分離圧を解除することによって
このようなジャムを防止することができ、さらに、分離
パッド10と給紙ローラ9との間に挟まったままジャム
した用紙Sを容易に取り出すこともできる。
【0044】つづいて、給紙カセット8を装着する場合
を説明する。
【0045】給紙カセット8が引き出され把手15を放
した状態では、把手15は図示しないスプリングにより
元の位置に戻されている。また、中板12はストッパ1
4によりカセット桶11の底側にロックされている。こ
の状態で用紙Sを中板12に容易に補充することができ
る。
【0046】給紙カセット8を装置本体2に挿入してい
くと、ロック爪15bが装置本体2に押されて回動して
把手15が回動するが、装着位置ではロック爪15bが
元の状態に戻って装置本体2に係合し給紙カセット8を
引き出せないようにロックする。
【0047】給紙カセット8が装着される直前でカセッ
ト桶11の側壁が分離パッド10を給紙ローラ9から離
間保持させているコマ17を揺動させることにより、分
離パッド10がパッドスプリング10cにより給紙ロー
ラ9に所定の圧で圧接し分離可能な状態となる。なお、
中板12の切り起こし部12aでパッドホルダ10bが
押されているため、実際に給紙ローラ9に圧接するの
は、中板12のロックが解除されて上昇したときであ
る。
【0048】給紙カセット8が挿入されて装着位置に到
達する直前に解除部材2aによりストッパ14の突起1
4aが押されストッパ14が解除位置に移動すると、中
板12はロックが解除されて加圧スプリング13により
上昇する。これにより、中板12に積載されている用紙
Sは給紙ローラ9に圧接し、分離パッド10も用紙Sを
分離可能な状態となる。したがって、給紙スタート信号
を受ければ直ちに複写動作が行われる。
【0049】なお、ストッパ14は、給紙カセット8が
引き出されたときには、オペレータが触ることができな
いように回動可能なストッパカバー18(図6に図示)
により覆われている。このストッパカバー18は給紙カ
セット8が装着される直前に押し上げられて、その際ス
トッパ14も続いて中板12のロックを解除する方向へ
移動するようになっている。
【0050】本実施例では、アーム15aが中板12を
押し下げるために当接する位置の近傍にストッパ14を
配置したため、押し下げられる中板12が加圧スプリン
グ13により反り返ってもストッパ14と中板12の係
合位置がずれることがないため、確実にロックが行え
る。
【0051】また、本実施例では、把手15を回動操作
することにより用紙Sと給紙ローラ9との圧接を解除
し、分離パッド10と給紙ローラ9との圧接力を解除
し、さらに、ロック爪15bによる給紙カセット8と装
置本体2のロックを解除する3つの動作を行うようにし
たため、操作が極めて容易となる。
【0052】つづいて、図11ないし図13に基づいて
本発明の第2の実施例を説明する。なお、第2の実施例
では中板12を規制するストッパの構成のみが異なり、
他の構成は第1の実施例と同一であるため、ストッパの
構成のみを説明する。
【0053】ストッパ20はカセット桶11の裏面に給
紙カセット8の装着方向と同じ方向にスライド自在に設
けられており、スプリング21により奥側に向けて付勢
されている。中板12にはストッパ20が係合可能な開
口を有する切り起こし部12bが形成されており、把手
15のアーム15aにより中板12が押し下げられたと
きに切り起こし部12bがカセット桶11の底から突出
してストッパ20に係合し中板12がロックされる。
【0054】装置本体2には、ストッパ20による中板
12のロックを解除するための解除ピン22が設けられ
ており、給紙カセット8が装着されたときに装着直前に
解除ピン22がストッパ20に係合してスプリング21
の弾性力に抗してストッパ20を停止させ中板12の切
り起こし部12bの開口からストッパ20を離脱させて
ロックを解除する。
【0055】なお、この第2の実施例の作用も第1の実
施例の作用と同じため説明を省略する。なお、この第2
の実施例によれば第1の実施例に対してさらに次のよう
な効果を奏する。
【0056】・ストッパ20をカセット桶11の裏面に
配置することにより、給紙カセット8の側方のスペース
を小さくすることができ、装置のコンパクト化が図れ
る。
【0057】・ストッパ20をカセット桶11の裏面に
設けることにより、ストッパカバーを設けなくともオペ
レータが触れることがないため、部品点数の削減が図れ
る。
【0058】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。例えば、
本実施例ではシート給送手段として給紙ローラを用いて
いるが、給紙ベルトであってもよく、また、分離手段と
して分離パッドを用いているが、摩擦分離方式であれば
他の分離部材であってもよい。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
把手の回動操作により中板を移動させてシートとシート
給送手段との圧接を解除するようにしたため、簡単な構
成で給紙カセットの着脱時にシートへ加わるダメージを
防止することができ、信頼性の高いシート給送装置を提
供することができる。
【0060】また、中板を解除位置でロックするロック
手段を設ければ、把手を握り続けなくてもよくさらに、
シートの補充も容易に行えるため、操作性のよいシート
給送装置を提供することができる。
【0061】また、解除手段が中板を解除するとともに
分離手段の分離圧を解除するようにすれば、より一層操
作性が向上し、さらに、ジャムの発生を防止しジャム処
理を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート給送装置を備えた小型複写機の
一部断面を有する正面図
【図2】図1に示したシート給送装置の要部断面図
【図3】図1に示したシート給送装置のストッパによる
中板のロック状態を示す斜視図
【図4】図1に示したシート給送装置に備えた給紙カセ
ットの平面図
【図5】図4に示した給紙カセットの把手と中板との関
係を示した図
【図6】図1に示した小型複写機の斜視図
【図7】図1に示したシート給送装置における分離パッ
ドの分離圧を解除した状態を示す図
【図8】図7の平面図
【図9】分離パッドの分離圧を解除する前の状態を示す
【図10】分離パッドの分離圧を解除した状態を示す図
【図11】本発明の第2の実施例のシート給送装置に設
けられた給紙カセットの平面図
【図12】図11に示したシート給送装置にストッパに
よる中板のロック状態を示す図
【図13】図11に示したストッパを示す図
【符号の説明】
1 小型複写機(画像形成装置) 2 装置本体 7 画像形成部 8 給紙カセット 9 給紙ローラ(シート給送手段) 10 分離パッド(分離手段) 10c パッドスプリング 12 中板 13 加圧スプリング(弾性部材) 14 ストッパ(中板ロック手段) 15 把手 15a アーム(解除手段) 17 コマ(分離パッドロック手段) S 用紙(シート)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを収納して装置本体に着脱可能に
    設けられた給紙カセットを有するシート給送装置におい
    て、 前記給紙カセットは、 シートを積載して揺動自在に設けられた中板と、 前記中板に積載されたシートを装置本体に設けられたシ
    ート給送手段に圧接するための弾性手段と、 前記給紙カセットの着脱操作のための回動可能な把手
    と、 前記把手の回動操作により前記中板を前記弾性部材の弾
    性力に抗して移動させてシートと前記シート給送手段と
    の圧接を解除するための解除手段と、を備えたことを特
    徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記解除手段が前記把手に一体に設けら
    れたアームであり、把手の回動により該アームが中板を
    押し下げることを特徴とする請求項1に記載のシート給
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記解除手段により移動された中板をロ
    ックするためのロック手段を有することを特徴とする請
    求項1に記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記ロック手段は、中板をロックする規
    制位置とロックを解除する解除位置との間で移動自在に
    設けられており、前記給紙カセットの引き出しに応じて
    規制位置に移動して中板をロックし、給紙カセットの装
    着に応じて解除位置に移動してロックを解除することを
    特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記ロック手段は給紙カセットの裏面に
    配置されていることを特徴とする請求項4に記載のシー
    ト給送装置。
  6. 【請求項6】 前記給紙カセットは該給紙カセットに収
    納されているシートの送り出し方向と直交方向に引き出
    し可能に装置本体に装着されることを特徴とする請求項
    1に記載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】 シートを収納して装置本体に着脱可能に
    設けられた給紙カセットと該給紙カセットから送り出さ
    れたシートを所定の分離圧で一枚ずつ分離するための分
    離手段とを有するシート給送装置において、 前記給紙カセットは、 シートを積載して揺動自在に設けられた中板と、 前記中板に積載されたシートを装置本体に設けられたシ
    ート給送手段に圧接するための弾性手段と、 前記給紙カセットの着脱操作のための回動可能な把手
    と、 前記把手の回動操作により前記中板を前記弾性部材の弾
    性力に抗して移動させてシートと前記シート給送手段と
    の圧接を解除するとともに、前記分離手段の分離圧を解
    除するための解除手段と、を備えたことを特徴とするシ
    ート給送装置。
  8. 【請求項8】 前記分離手段は前記シート給送手段にパ
    ッドスプリングにより圧接する分離パッドであり、該分
    離パッドは前記解除手段による中板の移動によりシート
    給送手段から離間されることを特徴とする請求項7に記
    載のシート給送装置。
  9. 【請求項9】 前記解除手段により移動された中板をロ
    ックするための中板ロック手段と、シート給送手段から
    離間された分離パッドをロックする分離パッドロック手
    段とを有することを特徴とする請求項8に記載のシート
    給送装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1項に記
    載のシート給送装置と、 該シート給送装置から送り出されたシートに画像を形成
    する画像形成手段と、を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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