JPH0723242Y2 - シート組立体におけるモールドパッドとシートカバーとの圧着装置 - Google Patents

シート組立体におけるモールドパッドとシートカバーとの圧着装置

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JPH0723242Y2
JPH0723242Y2 JP1989135570U JP13557089U JPH0723242Y2 JP H0723242 Y2 JPH0723242 Y2 JP H0723242Y2 JP 1989135570 U JP1989135570 U JP 1989135570U JP 13557089 U JP13557089 U JP 13557089U JP H0723242 Y2 JPH0723242 Y2 JP H0723242Y2
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JP
Japan
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seat
seat cover
mold pad
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frame body
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伸彦 数井
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Araco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシート組立体におけるモールドパッドとシート
カバーとの圧着装置に関する。
(従来技術) 車両用シート等シートを構成するシートクッッション、
シートバックの一形式として、モールドパッドおよびこ
れを被覆するシートカバーをシートフレームに組付けて
なるシート組立体として構成されるものがある。当該シ
ート組立体はモールドパッドとシートカバーとが互に対
向する面、すなわちモールドパッドの表面とシートカバ
ーの裏面間にて互に接着されているが、かかる接着を行
うには第3図に示す特別の圧着装置にシート組立体を収
容し、上記両面間に介在させた熱可塑性接着剤を溶融さ
せ、これによりモールドパッドとシートカバーとを圧着
している。
しかして、圧着装置10Aは第3図に示すように下型11と
上型12を備えてなり、下型11の型面11aにシート組立体2
0を載置してシートカバー21の表面側から受承させると
ともに、シート組立体20のシートフレーム22の下面側か
ら上型12により押圧し、かつこの間下型11に高温のスチ
ームを供給して型面11aに設けた多数の噴射孔11bからシ
ートカバー21の表面に噴射させる構成となっている。こ
れにより、シートカバー21の裏面とモールドパッド23の
表面間に介在する熱可塑性樹脂が加熱溶融し、上型12か
らの押圧力によりこれら両者21、23を接着させる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、かかる圧着装置10Aにおいては、シート組立
体20のモールドパッド23の厚みは局部的に大きな差があ
ることからシートカバー21の裏面に対するモールドパッ
ド23の押圧力に大きな差が生じ、シートカバー21とモー
ルドパッド23間の接着力にも大きな差が生じている。こ
れを回避すべく、モールドパッド23の厚みが最大の部位
を基準として当該部位が良好に接着されるよう上型12の
押圧力を設定すると、シートカバー21におけるモールド
パッド23の厚みの薄い部位に対向する部位への押圧力が
極めて大きくなり、シートカバー21を構成する表皮を損
傷させることになる。特に表皮が起毛布、植毛布等であ
る場合には毛倒れが発生し、表皮の損傷は大きくなる。
従って、本考案の目的は、かかる問題の発生しない圧着
装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、モールドパッドおよび同モールドパッドを被
覆するシートカバーをシートフレームに組付けてなるシ
ート組立体における前記モールドパッドとシートカバー
とを圧着するための圧着装置であり、当該圧着装置は前
記組立体を前記シートフレーム側から受承する台座と、
同台座の上面側の周縁に気密的かつ脱着可能に載置され
て前記組立体の外側周囲を包囲する枠体と、同枠体の上
部に張設されて同枠体の上面を形成し同枠体を前記台座
に載置したとき前記組立体を収容する密閉状の収容室を
形成するゴム等の弾性膜と、前記枠体に設けられて負圧
源に接続され前記収容室内を負圧に形成する負圧形成孔
と、前記弾性膜に設けられ前記シートカバーの表面の略
全面に加熱ガスを噴射して同シートカバーの裏面と前記
モールドパッドの表面間に介在する熱可塑性接着剤を溶
融して前記モールドパッドとシートカバーを互に接着さ
せる加熱手段を備えていることを特徴とするものであ
る。
(考案の作用・効果) かかる構成の圧着装置においては、枠体を台座に載置し
てシート組立体を収容した状態において収容室を減圧し
かつ加熱手段にてシートカバーを加熱すれば、弾性膜が
シートカバーの表面全体に密接して同シートカバーが大
気圧により均等に押圧された状態で熱可塑性接着剤が溶
融する。このため、シートカバーのモールドパッドに対
する押圧力もほぼ均等となり、これら両者間の接着力も
全体的に均等となる。なお、シートカバーのモールドパ
ッドに対する押圧力を局部的に大きくしたい場合は、弾
性膜の上面から押圧することにより容易に対応すること
ができる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、第
1図にはシート組立体を収容室に収容している状態の本
考案に係る圧着装置10Bが示されている。圧着装置10Bは
台座13、枠体14およびゴム膜15を備え、枠体14には負圧
源である真空ポンプに接続される流出孔14aが形成され
ており、かつゴム膜15にはスチーム供給用パイプ16が多
数埋設されている。
台座13は中央部に上方へ突出する平板状の台13aを備え
ていて、シート組立体20をシートフレーム22の下面側か
ら受承する。枠体14は台座13の外周縁凹所13b上に載置
されてシート組立体20の外側周囲を包囲するもので、第
2図に示すように台座13の一側縁部に回動可能に組付け
られており、台座13に対して開閉可能になっている。し
かして、枠体14が閉じた状態においては、同枠体14は台
座13の外周縁凹所13b上に気密的に載置される。ゴム膜1
5は枠体14の上部に張設されて同枠体14の上面を形成し
ており、枠体14が閉じた時シート組立体20のシートカバ
ー21の表面の一部に当接するとともに、枠体14および台
座13とともにシート組立体20の収容室Rを形成する。ス
チーム供給用パイプ16は下面側に開口する多数の噴出孔
16aを備えており、枠体14のスチーム流入孔に接続した
スチームホース17aに連通している。なお、枠体14の流
出孔14aには真空ポンプに接続した減圧用ホース17bが接
続されている。
かかる構成の圧着装置10Bにおいては、シート組立体20
がシートフレーム22を下面側に台座13の台13a上に載置
され、その後枠体14が閉じられる。これにより、シート
組立体20は第1図に示すように収容室Rに収容され、こ
の状態で真空ポンプを駆動して収容室R内を減圧にすれ
ば、ゴム膜15がシートカバー21の表面全体に密着してシ
ートカバー21が大気圧にて押圧され、同シートカバー21
はモールドパッド23の表面全体をほぼ均等に押圧する。
また、この状態でパイプ16にスチームを供給すれば、ス
チームは各噴出孔16aから噴出してシートカバー21の表
面側から加熱し、予じめモールドパッド23の表面に塗布
されている熱可塑性接着剤を加熱溶融させる。このた
め、シートカバー21とモールドパッド23とはほぼ均等の
押圧力の下で接着され、これら両者21、23間の接着力も
全体的に均等になるとともに、表皮の損傷もほとんど発
生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図はシート組立体を収容した状態における本考案の
一実施例に係る圧着装置の縦断面図、第2図は同装置の
枠体を開いた状態における斜視図、第3図はシート組立
体をセットした状態における従来の圧着装置の縦断面図
である。 符号の説明 10A、10B……圧着装置、11……下型、12……上型、13…
…台座、14……枠体、14a……流出孔(負圧形成用
孔)、15……ゴム膜、16……スチーム供給パイプ(加熱
手段)、R……収容室、20……シート組立体、21……シ
ートカバー、22……シートフレーム、23……モールドパ
ッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モールドパッドおよび同モールドパッドを
    被覆するシートカバーをシートフレームに組付けてなる
    シート組立体における前記モールドパッドとシートカバ
    ーとを圧着するための圧着装置であり、前記組立体を前
    記シートフレーム側から受承する台座と、同台座の上面
    側の周縁に気密的かつ脱着可能に載置されて前記組立体
    の外側周囲を包囲する枠体と、同枠体の上部に張設され
    て同枠体の上面を形成し同枠体を前記台座に載置したと
    き前記組立体を収容する密閉状の収容室を形成するゴム
    等の弾性膜と、前記枠体に設けられて負圧源に接続され
    前記収容室内を負圧に形成する負圧形成孔と、前記弾性
    膜に設けられ前記シートカバーの表面の略全面に加熱ガ
    スを噴射して同シートカバーの裏面と前記モールドパッ
    ドの表面間に介在する熱可塑性接着剤を溶融して前記モ
    ールドパッドとシートカバーを互に接着させる加熱手段
    を備えていることを特徴とするシート組立体におけるモ
    ールドパッドとシートカバーとの圧着装置。
JP1989135570U 1989-11-22 1989-11-22 シート組立体におけるモールドパッドとシートカバーとの圧着装置 Expired - Lifetime JPH0723242Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0374929U JPH0374929U (ja) 1991-07-26
JPH0723242Y2 true JPH0723242Y2 (ja) 1995-05-31

Family

ID=31682831

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030784B2 (ja) * 1977-08-18 1985-07-18 ロンシール工業株式会社 熱可塑性合成樹脂レザ−成形物の製造方法
JPS553470A (en) * 1978-06-26 1980-01-11 Tokyu Car Corp Method and apparatus for pressing bonded surface
JPS5541232A (en) * 1978-09-18 1980-03-24 Inoue Mtp Co Ltd Preparation of interior part with buffer ability for automobile

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JPH0374929U (ja) 1991-07-26

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