JP3621339B2 - 真空積層成形装置 - Google Patents

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孝司 石川
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
加圧膜とそれを接着した取付枠を介して枠を上盤との対向面に固着する下盤と上盤を近接、離隔及び圧締可能に構成し、下盤と上盤が圧締されたとき上盤、枠及び加圧膜で形成されたチャンバー内を真空にし、加圧膜と上盤の間に配設した積層材を加圧膜により上盤に押圧・加熱して成形品を得る真空積層成形装置における、加圧膜による加圧機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の前記真空積層成形装置における加圧膜は、加圧膜と取付枠との平坦な重なり部全面にわたって接着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような接着方法によると、チャンバー内の真空と加圧膜への空圧により加圧膜を下盤から離隔させ上盤に押圧させたとき、加圧膜は取付枠との接着部近傍で大きく延伸させられ、特に取付枠の開口端面における接着部の加圧膜には加圧膜面の放射方向の引張り力のみならず加圧膜の厚さ方向の引張り力も作用するので、加圧膜は引き裂かれ易くなるのである。また、接着部の面積が十分ではないことによる接着部の剥離等による加圧膜の破損も発生した。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明では、まず取付枠の開口端面近傍では、加圧膜と取付枠との接着を行わないようにした。また、枠の開口端面は、取付枠の開口端面から加圧膜の膜厚寸法の3倍以上距離を隔て内側に構成されるようにした。さらにまた、加圧膜の外周端に段部を設け、加圧膜と取付枠との接着を、取付枠の開口端面が該段部の垂直部と当接するように該段部の全面において行うようにしたのである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明を実施する真空積層成形装置の部分縦断面図であり、下盤1と上盤20とを図示しない圧締装置により近接・圧締させ、チャンバー17内の真空吸引と加圧膜2への通路12からの空圧により加圧膜2を下盤1から離隔させ上盤20に押圧させた状態を示す。
【0006】
下盤1は、金属の厚板立方形状であり、下面に圧締装置を備え昇降して上方に固定配置した金属の厚板立方形状の上盤20に近接、離隔及び圧締する。下盤1の中央部には凹部を設け、該凹部の底面には空気を流通させる溝8が設けられ、その上に断熱板9、ヒータ10、及び通気部材11を順次積層し下盤1に固着する。加圧膜2は、弾性、伸縮性、可撓性及び耐熱性を有するゴム等からなる膜体であり、前記下盤1の凹部より大きい、厚さ3mm程度の矩形である。加圧膜2の外周はそれより小さい開口端面13を有する額縁形状の取付枠3と重なっており、その重なり部分の接着部4は特殊な接着剤で強力に接合されている。このとき、図1においてAで示す取付枠3の開口端面13の近傍は接着剤を塗布せず接合しないようにする。寸法Aは、数mmあればよい。このようにAで示す非接着部を設けることにより、加圧膜2が図1の状態となって延伸させられても、加圧膜2には加圧膜面の放射方向の引張り力しか作用せず加圧膜の厚さ方向の引張り力は作用しないので、加圧膜は引き裂かれることはない。
【0007】
取付枠3は、加圧膜2とともに下盤1の表面に、気密を保持させるOリング15を介して配設される。スペーサ5は、加圧膜2より僅か薄く、取付枠3より大きい開口部と取付枠3と同じ外形寸法を有する額縁形状の板であり、取付枠3の上に配設される。枠6は、取付枠3よりB寸法小さい開口端面14と下盤1と略同じ外形寸法を有する額縁形状の厚板であり、スペーサ5、加圧膜2及び取付枠3とともに複数のボルト7により下盤1に固着される。B寸法は加圧膜2の厚さの3倍以上であることが、加圧膜の延伸を限度以内に収め、加圧膜2の寿命を延ばすために望ましい。
【0008】
上盤20は、下盤1より大きな凹部を有し、該凹部の底面には空気を流通させる溝21が設けられ、その上に断熱板22、ヒータ23、及び定盤24を順次積層し上盤20に固着する。定盤24の外形寸法は、枠6の開口端面14より僅か大きくし、枠6は枠6と定盤24との間に空気が流通する間隙を生ずる形状としている。
【0009】
図1に示すように、上盤20が下盤1に圧締されているとき、下盤1と上盤20の間をOリング16で、さらに枠6と加圧膜2の間を加圧膜自体でそれぞれ気密にするので、定盤24(上盤20)、枠6の開口端面14及び加圧膜2で形成された空間であるチャンバー17は、通路25に接続された真空ポンプにより真空になる。一方、通路12には、真空ポンプと空圧源が選択切換可能に接続されており、前記通路25からの真空吸引が行われるときは、通路12からも真空吸引するようにし、加圧膜2が成形開始以前に浮き上がり加圧膜2の上に載置した積層材18が定盤24に接触しないようにする。その後、通路12を真空ポンプから大気圧を経由して空圧源に切り換え、加圧膜2を上盤20に向け加圧する。このとき、積層材18は、加圧膜2の圧力と上盤20と下盤1からの熱により積層成形されて成形品となる。
【0010】
図2に示すのは加圧機構の他の実施の形態である。図2においては加圧膜19が図1と異なるのみで、他は全て図1と同一であるため、加圧膜19の説明のみに止める。加圧膜19は、その外周端部に段部26を有し、加圧膜19と取付枠3との接着を、取付枠3の開口端面13が該段部26の垂直部と当接するように該段部26の全面において行う。このように構成することにより、加圧膜19と取付枠3との接着部27の面積が増大し接着信頼性が向上して、接着部の剥離等による加圧膜19の破損が防止できる。
【0011】
【発明の効果】
上記のように本発明による積層成形装置においては、過酷な作動環境のもとで伸縮を繰返す加圧膜は、張力の偏りや集中が防止でき、加圧膜の破損事故を可及的に減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する真空積層成形装置の部分縦断面図である。
【図2】本発明を実施する真空積層成形装置の他の実施例における部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 ……… 下盤
2、19 ……… 加圧膜
3 ……… 取付枠
4、27 ……… 接着部
5 ……… スペーサ
6 ……… 枠
7 ……… ボルト
8、21 ……… 溝
9、22 ……… 断熱板
10、23 …… ヒータ
11 …… 通気部材
12、25 …… 通路
13、14 …… 開口端面
15、16 …… Oリング
17 …… チャンバー
18 …… 積層材(成形品)
20 …… 上盤
24 …… 定盤
26 …… 段部

Claims (3)

  1. 加圧膜とそれを接着した取付枠を介して枠を上盤との対向面に固着する下盤と上盤を近接、離隔及び圧締可能に構成し、下盤と上盤が圧締されたとき上盤、枠及び加圧膜で形成されたチャンバー内を真空にし、加圧膜と上盤の間に配設した積層材を加圧膜により上盤に押圧・加熱して成形品を得る真空積層成形装置において、
    取付枠の開口端面近傍では、加圧膜と取付枠との接着を行わないことを特徴とする真空積層成形装置。
  2. 加圧膜とそれを接着した取付枠を介して枠を上盤との対向面に固着する下盤と上盤を近接、離隔及び圧締可能に構成し、下盤と上盤が圧締されたとき上盤、枠及び加圧膜で形成されたチャンバー内を真空にし、加圧膜と上盤の間に配設した積層材を加圧膜により上盤に押圧・加熱して成形品を得る真空積層成形装置において、
    枠の開口端面は、取付枠の開口端面から加圧膜の膜厚寸法の3倍以上距離を隔て内側に構成されていることを特徴とする真空積層成形装置。
  3. 加圧膜とそれを接着した取付枠を介して枠を上盤との対向面に固着する下盤と上盤を近接、離隔及び圧締可能に構成し、下盤と上盤が圧締されたとき上盤、枠及び加圧膜で形成されたチャンバー内を真空にし、加圧膜と上盤の間に配設した積層材を加圧膜により上盤に押圧・加熱して成形品を得る真空積層成形装置において、
    加圧膜の外周端に段部を設け、加圧膜と取付枠との接着を、取付枠の開口端面が該段部の垂直部と当接するように該段部の全面において行うことを特徴とする真空積層成形装置。
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