JPH0723119A - 通信会議装置 - Google Patents

通信会議装置

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JPH0723119A
JPH0723119A JP5163728A JP16372893A JPH0723119A JP H0723119 A JPH0723119 A JP H0723119A JP 5163728 A JP5163728 A JP 5163728A JP 16372893 A JP16372893 A JP 16372893A JP H0723119 A JPH0723119 A JP H0723119A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、通信会議装置に関し、会議終了時
の議事録作成時に会議に関する各種パラメータを議事録
フォーマットの所定位置に自動的に書き込むことがで
き、オペレータの議事録作成操作を軽減することがで
き、装置の利便性を向上させることができる通信会議装
置を提供することを目的とする。 【構成】 音声とグラフィックデータを用いた通信会議
装置において、実行される会議前又は会議開始時に、該
会議に関する各種パラメータが入力されると、該会議パ
ラメータを記憶する会議パラメータ記憶部と、会議終了
時の議事録作成アプリケーションが起動されると、該会
議パラメータ記憶部に記憶した会議パラメータを自動的
に議事録フォーマットの所定位置に書き込む会議パラメ
ータ書き込み部とを有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信会議装置に係り、
詳しくは、音声と共に手書き入力データや画像データ等
を送受信する通信会議端末装置に適用することができ、
特に、会議終了時の議事録作成時に議事録フォーマット
の所定位置に自動的に会議に関する各種パラメータを書
き込むことができ、オペレータの議事録作成操作を軽減
して装置の利便性を向上させることができる通信会議装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遠隔会議システムについては、例
えば特開平4−294661号公報で報告されたものが
あり、ここでは、複数の端末が参加し、これら複数の端
末間が自己の会議資料を会議前に予め自己のメモリに蓄
積するとともに、他の端末に画像として伝送し、各端末
が他の端末から伝送されてきた会議資料を自己のメモリ
に蓄積して保有する遠隔会議システムにおいて、前記各
端末が自己の会議資料に、自端末の端末識別記号と、当
該会議資料のページを示すページ識別記号と、を含む資
料名を付与し、該資料名を付与した会議資料を、会議開
始前に予め他の各端末に伝送し、各端末が、資料名を付
与した自己の会議資料と、資料名が付され他の端末から
伝送されてきた会議資料と、をメモリに蓄積して保有
し、会議中においては、各端末が該資料名を指定した資
料表示要求を行うことにより、各端末が該資料名により
特定された会議資料をメモリから読み出して、表示装置
等に出力するように構成することにより、遠隔会議を開
始する以前に予め送信する会議資料に資料名を付与し
て、会議の円滑な運用を行うことができるという利点を
有する。
【0003】さて、従来、音声とグラフィックデータを
用いた通信会議装置では、音声とグラフィックデータの
送受信のみが端末で実行されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た音声とグラフィックデータを用いた従来の通信会議装
置では、音声とグラフィックデータの送受信のみを端末
で実行しているに過ぎず、端末からユーザへ本発明の特
徴部分である効率の良い会議アプリケーション機能を有
しておらず、即ち、実行される会議前又は会議開始時
に、会議名や会議参加者の氏名等、その会議に関する各
種パラメータを会議終了時の議事録作成時に議事録フォ
ーマットの所定位置に自動的に書き込む機能を有してい
なかったため、オペレータの議事録作成操作が面倒とな
り、装置の利便性の点で問題があった。このため、ユー
ザが利便性の良い通信会議を実行することができなかっ
た。
【0005】次に、上記した特開平4−294661号
公報で報告された遠隔会議システムでは、会議資料を遠
隔会議を開始する以前に予め送信する場合を示している
が、本発明の特徴部分である会議中に送信される会議資
料については一切言及されていないうえ、上記した本発
明の特徴部分である効率良い会議アプリケーション機能
を有していないため、結局上記と同様の問題が生じる。
【0006】次に、先願の特願平5−11357号で記
載された通信会議装置では、個々の会議毎に固有の名称
を作成し、通信会議中に送信する会議資料に該名称を資
料名として付与する等、会議中に会議資料を送信する場
合を示しているが、資料名の付与方法が会議に固有の識
別子を利用することのみを記述しているに過ぎず、本発
明の特徴部分である資料番号等については一切言及して
いないうえ、上記した本発明の特徴部分である効率良い
会議アプリケーション機能を有していないため、結局上
記と同様の問題が生じる。
【0007】次に、先願の特願平5−5522号で記載
された遠隔会議端末装置の会議資料通信転送方式では、
会議資料をファイル名、タイトル名、生成時間及び生成
元電話番号で管理し、これらの管理情報を通信で交換す
る等、会議資料の管理方法及び会議中における会議資料
の指定方法を示しているが、資料名(タイトル名)は、
オペレータにより個々の資料に対して任意の名称を付与
していることのみを記述しているに過ぎず、上記した本
発明の特徴部分である効率良い会議アプリケーション機
能を有していないため、結局上記と同様の問題が生じ
る。
【0008】そこで、本発明は、会議終了時の議事録作
成時に会議に関する各種パラメータデータを議事録フォ
ーマットの所定位置に自動的に書き込むことができ、オ
ペレータの議事録作成操作を軽減することができ、装置
の利便性を向上させることができる通信会議装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、音声とグラフィックデータを用いた通信会議装置に
おいて、実行される会議前又は会議開始時に、該会議に
関する各種パラメータが入力されると、該会議パラメー
タを記憶する会議パラメータ記憶部と、会議終了時の議
事録作成アプリケーションが起動されると、該会議パラ
メータ記憶部に記憶した会議パラメータを自動的に議事
録フォーマットの所定位置に書き込む会議パラメータ書
き込み部とを有することを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の発明は、音声とグラフィッ
クデータを用いた通信会議装置において、実行される会
議前又は会議開始時に、会議名が入力されると、該会議
名を記憶する会議名記憶部と、該会議中に参照されたフ
ァイル及び新規作成されたファイルの資料名を、該会議
名記憶部に記憶した会議名及び連番の形で自動的に付与
する付与部とを有することを特徴とするものである。
【0011】請求項3記載の発明は、音声とグラフィッ
クデータを用いた通信会議装置において、会議中に最初
にファイルが参照又は新規作成された時、該ファイルの
資料名を含む資料名の資料リストを該会議用に作成する
資料リスト作成部と、該資料リスト作成部で作成した資
料リストを記憶する資料リスト記憶部と、該会議中に他
のファイルが参照される毎又はファイルが新規作成され
る毎に、該資料リスト記憶部に記憶した資料リストに該
資料名を追加する資料名追加部と、該資料名追加部で資
料名を追加した資料リストの表示指示があると、該資料
リストを表示する資料リスト表示部とを有することを特
徴とするものである。
【0012】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の発明において、会議終了時の議事録作成アプリケーシ
ョンが起動されると、前記資料リスト記憶部に記憶した
資料リストに登録された資料名を、議事録作成時に自動
的に議事録フォーマットの所定位置に書き込む資料名書
き込み部を有することを特徴とするものである。請求項
5記載の発明は、上記請求項3,4記載の発明におい
て、会議終了時に前記資料リスト記憶部で記憶した資料
リストを表示する資料リスト表示部と、該資料リスト表
示部に該資料リストを表示し、プリント出力するファイ
ルが選択されると、該ファイルをプリント出力するファ
イル出力部とを有することを特徴とするものである。
【0013】請求項6記載の発明は、上記請求項3乃至
5記載の発明において、会議終了時に前記資料リストに
登録された資料名を1つずつ表示する資料名表示部と、
該資料名表示部に該資料リストに登録された資料名を1
つずつ表示し、前記ファイルの消去が選択された場合、
該ファイルをファイル記憶部から削除するファイル消去
部とを有することを特徴とするものである。
【0014】請求項7記載の発明は、上記請求項3乃至
6記載の発明において、前記資料リストに登録されたフ
ァイルをプリント出力する場合、該ファイルの各ページ
に該資料リストに登録された資料名を自動的に挿入する
資料名挿入部を有することを特徴とするものである。請
求項8記載の発明は、上記請求項7記載の発明におい
て、ファクシミリ受信したファイルを請求項7の方法で
プリント出力する際、発信元コードと重複した位置に資
料名を挿入するか、該発信元コードと重複しない位置に
資料名を挿入するかを選択する資料名挿入位置選択部を
有することを特徴とするものである。
【0015】請求項9記載の発明は、音声とグラフィッ
クデータを用いた通信会議装置において、会議中に会議
資料のファイルを転送するのを高速又は低速で転送する
高速/低速転送部と、該ファイルを高速転送する場合、
送信端末では送信直後に該ファイル内容を表示し、一
方、受信端末では受信直後に該ファイル内容を表示する
ファイル内容表示部とを有することを特徴とするもので
ある。
【0016】請求項10記載の発明は、上記請求項3乃至
9記載の発明において、前記ファイルを低速転送する場
合、送信端末及び受信端末の両者共、自動的に該ファイ
ルの内容を表示せずに、送信端末では送信直後に前記資
料リストに該ファイルの資料名を追加し、一方、受信端
末では受信直後に前記資料リストに該ファイルの資料名
を追加する資料名追加部を有することを特徴とするもの
である。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明では、実行される会議前又
は会議開始時に、オペレータにより会議名や会議参加者
の氏名等、その会議に関する各種パラメータが入力され
ると、それらのデータをRAM(Random Access Memor
y)等に記憶し、会議終了時の議事録作成アプリケーシ
ョンが起動されると、記憶した会議パラメータを議事録
フォーマットの所定位置に自動的に書き込むことができ
るように構成する。
【0018】このため、実行される会議前又は会議開始
時に、オペレータが会議名や会議参加者の氏名等、その
会議に関する各種パラメータを入力すると、それらのデ
ータが会議終了時の議事録作成時に議事録フォーマット
の所定位置に自動的に書き込むことができるので、オペ
レータの議事録作成操作を軽減して装置の利便性を向上
させることができる。なお、入力された会議名や会議参
加者の氏名等、その会議に関する各種パラメータは、会
議中に議事録以外の目的で使用することができる。
【0019】請求項2記載の発明では、実行される会議
前又は会議開始時に、オペレータにより会議名が入力さ
れると、その会議名をRAM等に記憶し、その会議中に
参照されたファイル及び新規作成されたファイルの資料
名を、記憶した会議名及び連番の形で自動的に付与する
ことができるように構成する。このため、会議中に参照
されたファイル及び新規作成されたファイルの資料名
を、記憶した会議名及び連番の形で自動的に付与するこ
とができるので、オペレータが個々のファイルに資料名
を与える手間を省いて装置の利便性を向上させることが
できる他、2つの端末で同じ文書画像に対して同じ資料
名を付与することができるので、文書画像を送信する
際、資料名を送信しないで済ませることができ、通信処
理時の負荷が増大するのを防止することができる。
【0020】請求項3記載の発明では、会議中に最初に
ファイルが参照又は新規作成された時、そのファイルの
資料名を含んだ資料名の資料リストをその会議用に作成
し、RAMに記憶した後、その会議中に他のファイルが
参照される毎又はファイルが新規作成される毎に、その
資料リストにその資料名を追加し、オペレータよりその
資料リストの表示指示があると、その資料リストをディ
スプレイに表示することができるように構成する。
【0021】このため、会議でファイルを参照又は新規
作成する毎に資料リストにその資料名を追加することが
できるので、会議中の任意の時点にオペレータがそのリ
ストを参照することができ、装置の利便性を向上させる
ことができる。請求項4記載の発明では、上記請求項3
記載の発明において、会議終了時の議事録作成アプリケ
ーションが起動されると、記憶した資料リストに登録さ
れた資料名を議事録フォーマットの所定位置に自動的に
書き込むことができるように構成する。
【0022】このため、会議終了時の議事録作成時に、
資料リストを議事録フォーマットの所定位置に自動的に
書き込むことができるので、オペレータの議事録作成操
作を軽減して装置の利便性を向上させることができる。
請求項5記載の発明では、上記請求項3,4記載の発明
において、会議終了時に、即ちオペレータが会議終了動
作を行い、通信を切断した後、プリント出力アプリケー
ションが起動すると、記憶した資料リストをディスプレ
イに表示し、オペレータにプリント出力するファイルの
選択を促し、オペレータによりファイルが選択される
と、そのファイルをプリント出力することができるよう
に構成する。
【0023】このため、会議終了時に、資料リストをデ
ィスプレイに表示し、オペレータにプリント出力するフ
ァイルの選択を促すことができるので、オペレータがプ
リント出力アプリケーションを起動する手間を省くこと
ができ、装置の利便性を向上させることができる。請求
項6記載の発明では、上記請求項3乃至5記載の発明に
おいて、会議終了時に、即ちオペレータが会議終了動作
を行い、通信を切断した後、資料リストに登録された資
料名を1つずつディスプレイに表示し、そのファイルを
消去するか保存するかの選択をオペレータに促し、消去
が選択された場合は、そのファイルを記憶装置から削除
することができるように構成する。
【0024】このため、会議終了時に、資料リストに登
録された資料名を1つずつディスプレイに表示し、その
ファイルを消去するか保存するかの選択をオペレータに
促すことができるので、オペレータが不要なファイルを
記憶装置から削除し忘れるといった問題を解消すること
ができ、記憶装置を効率良く使用することができる。請
求項7記載の発明では、上記請求項3乃至6記載の発明
において、資料リストに登録されたファイルをプリント
出力する場合、そのファイルの各ページに、資料リスト
に登録された資料名を自動的に挿入することができるよ
うに構成する。
【0025】このため、資料リストに登録されたファイ
ルをプリント出力する場合、そのファイルの各ページ
に、資料リストに登録された資料名を自動的に挿入する
ことができるので、プリント記録紙の管理を容易にする
ことができ、装置の利便性を向上させることができる。
請求項8記載の発明では、上記請求項7記載の発明にお
いて、ファクシミリ受信したファイルに資料名を挿入し
てプリント出力する際、TTI(TransmitterTerminal
Identification ;発信元コード)と重複した位置に資
料名を挿入するか、又はTTIと重複しない位置に資料
名を挿入するかを選択することができるようにし、前者
が選択された場合には、TTIと重複した位置に資料名
を挿入し、一方、後者が選択された場合には、TTIと
重複しない位置に資料名を挿入することができるように
構成する。
【0026】このため、ファクシミリ受信したファイル
に資料名を挿入してプリント出力する際、オペレータが
その資料名をTTIと重複した位置に挿入するか、又は
TTIと重複しない位置に挿入するかを選択することが
できるので、オペレータの意思に即したプリントを行う
ことができ、装置の利便性を向上させることができる。
【0027】請求項9記載の発明では、会議中に会議資
料としてのファイルを転送する方法として、転送速度の
大きい高速転送と転送速度の小さい低速転送とを有し、
ファイルを高速転送する場合、送信端末では、送信直後
にそのファイルの内容をディスプレイに表示し、一方、
受信端末では、受信直後にそのファイルの内容をディス
プレイに表示することができるように構成する。
【0028】このため、会議中に会議資料としてのファ
イルを高速転送すると、転送後にお互いの端末でそのフ
ァイルの内容をディスプレイに表示することができるの
で、オペレータがそのファイルの表示操作を行う手間を
省くことができ、装置の利便性を向上させることができ
る。請求項10記載の発明では、上記請求項3乃至9記載
の発明において、会議中に会議資料としてのファイルを
転送する方法として、高速転送と低速転送の2つの転送
方法を有し、ファイルを低速転送する場合、送信端末及
び受信端末の両者共、自動的にはそのファイルの内容を
ディスプレイに表示することはせずに、送信端末では、
送信直後に資料リストにそのファイルの資料名を追加
し、一方、受信端末では、受信直後に資料リストにその
ファイルの資料名を追加することができるように構成す
る。
【0029】このため、会議中に会議資料としてのファ
イルを低速転送すると、転送後にお互いの端末でそのフ
ァイルの内容はディスプレイに表示されずに資料リスト
にそのファイルの資料名を追加することができるので、
その時ディスプレイに表示している内容に悪影響を与え
ずに会議を円滑に進行することができ、装置の利便性を
向上させることができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本実施例の通信会議装置としては、音声データ、
動画像データ、カラー静止画像データ、テレライティン
グデータ及び文書画像データの多重通信を行う通信会議
装置を例示して説明する。なお、本実施例の装置は、会
議通信以外の時間帯では、ISDN電話又はG3ファク
シミリ若しくはG4ファクシミリとして動作し、任意の
宛先と通信する。
【0031】次に、図1は本発明の一実施例に則した通
信会議装置のシステム構成を示すブロック図である。図
1において、1は通信会議装置であり、この通信会議装
置1は、システム制御部2と、ROM(Read Only Memo
ry)3と、RAM4と、符号化・復号化部5と、ハード
ディスクインターフェイス6と、ハードディスク装置7
と、通信制御部8と、送受話器9と、マイク10と、スピ
ーカ11と、タッチパネル制御部12と、タッチパネル13
と、LCD表示制御部14と、LCD15と、動画像コーデ
ック16と、テレビカメラ17と、CRT表示制御部18と、
CRT19と、静止画像コーデック20と、書画カメラ21
と、スキャナインターフェイス22と、スキャナ23と、プ
リンタインターフェイス24と、プリンタ25及びシステム
バス26等から構成されている。
【0032】ここで、システム制御部2は、ROM3内
のプログラムに従って本装置の各部を制御し、ROM3
は、本装置の制御プログラム等を格納しており、RAM
4は、装置の制御に必要な各種データを記憶し、符号化
・復号化部5は、スキャナ23から入力された画像データ
をファクシミリ通信で使用されているMH,MR,MM
R等に符号化したり、受信画像データを復号化したりす
る。
【0033】次いで、ハードディスク装置7は、ハード
ディスクインターフェイス6を介して接続されており、
スキャナ23にて読み取った画像データを蓄積したり、受
信画像データを蓄積したりし、通信制御部8は、送受話
器9、マイク10及びスピーカ11等が接続される他、音声
信号のAD変換を行う音声コーデック、CCITT勧告
H.221に準拠した各種メディアデータの多重・分離
制御部、Dチャネルを用いた呼の接続及び切断を実行す
るDチャネル制御部とISDNインターフェイス等を含
んでおり、通信制御のハードウェア部分を処理する。
【0034】次いで、タッチパネル制御部12は、タッチ
パネル13上で専用のペン先が接触した部分を検出してそ
の位置情報を取り込み、タッチパネル13は、LCD15と
重ね合わせて密着しており、LCD表示制御部14は、L
CD15の表示画面を制御し、動画像コーデック16は、テ
レビカメラ17から入力されるアナログNTSC(Nation
al Television System Committee)信号をA/D(Anal
og/Digital )変換した後にNTSC/CIF(Common
Intermediate Format)変換し、これをCCITT勧告
H.261で規定された符号化を行い、通信制御部8に
渡すとともに、通信制御部8から入力される符号化され
た動画像データを勧告H.261で規定された復号化を
行い、これをCIF/NTSC変換し、更にD/A(Di
gital /Analog)変換してCRT表示制御部18に出力す
る。
【0035】次いで、テレビカメラ17は、入力される映
像情報をNTSC信号として出力し、CRT表示制御部
18は、動画像コーデック16から入力される動画像信号や
静止画像コーデック20から入力される静止画像信号をC
RT19へ表示させる他、表示画面の分割制御等を行い、
CRT19は、NTSC端子を有し、CRT表示制御部18
から出力される信号を表示し、静止画像コーデック20
は、書画カメラ21から入力されるNTSC信号をA/D
変換した後に、JPEG(Joint Photographic Expert
Group )方式に従った符号化を行って通信制御部8又は
ハードディスク装置7に渡すとともに、通信制御部8又
はハードディスク装置7から入力される符号化された静
止画像データをJPEG方式に従った復号化を行い、そ
れをD/A変換してCRT表示制御部18に出力する。
【0036】そして、書画カメラ21は、入力される静止
画像情報をNTSC信号として出力し、スキャナ23は、
スキャナインターフェイス22を介して接続されており、
CCD(Charge Coupled Device )を用い、1ライン毎
に原稿を読み取って画像データとして出力し、プリンタ
25は、プリンタインターフェイス24を介して接続されて
おり、画像データを1ページ毎に普通紙に記録出力す
る。
【0037】なお、本実施例の通信会議装置1は、IS
DN回線に接続されており、装置の操作メニューは、全
てLCD15に表示され、オペレータが専用のペンを用い
てタッチパネル13上のそのメニューの表示エリアにポイ
ントすることで、そのメニューに従った処理が実行され
る他、文書画像データとテレライティングによる描画デ
ータは、LCD15に表示される。そして、会議開始前
に、オペレータは、会議準備アプリケーションを起動
し、会議名、会議開催日時及び自分側の会議参加者の氏
名等を入力する。この時、これらのデータは、RAM4
に記憶される。
【0038】次に、本実施例の装置間で実行される会議
通信方式について説明する。会議で使用される通信方式
として、音声及び動画像データの多重通信については、
CCITT勧告H.221及びH.242に基づいて実
行され、前記データは、勧告H.221に規定されたM
LP(Multi Layer Protocol)で伝送される。前記デー
タは、テレライティングデータ及び請求項10の発明に係
る低速転送される文書画像データを指す。次いで、会議
で使用されるカラー静止画像データ及び請求項9の発明
に係る高速転送される文書画像データは、勧告H.22
1に規定されたHSD(High Speed Data )で伝送され
る。
【0039】次に、MLPを使用したデータ通信につい
て説明する。MLPで伝送されるテレライティングデー
タ及び文書画像データは、各々テレライティング通信及
びG4ファクシミリ通信で送受信される。前者のテレラ
イティング通信は、レイヤ2〜レイヤ5まではOSI
(Open Systems Interconnection)の参照モデルに準拠
し、レイヤ5の上位層にテレライティングアプリケーシ
ョンがある。ここで、テレライティング通信とG4ファ
クシミリ通信のレイヤ2としては、CCITT勧告Q.
922に規定されたLAPF(Link Access Procedure
for Frame Mode Bearer Service )を使用している。こ
のMLPで実行されるプロトコル構成を図2に示す。
【0040】次に、会議の通信手順について説明する。
初めに、端末間でMLPを使用したデータ通信が実行で
きるようになるまでの通信手順について説明する。ま
ず、Dチャネルを用いて呼が接続すると、勧告H.22
1を用いたインチャネル手順に入り、能力BAS(Bit
rate Allocation Signal)の交換を行う。ここで、相手
端末がMLPを使用した通信が実行可能である他、転送
レート能力が2×64kbit/sであることを確認
し、付加チャネルを接続する。そして、第1チャネルと
の同期が取れると、BASコマンドを用いたモード切り
換えシーケンスに移る。このモード切り換えにより、自
端末及び相手端末共、音声は56kbit/s 7kH
zオーディオ、データはMLP−6.4k、動画像は残
りの容量(62.4kbit/s)に割当てられ、ML
Pを使用したデータ通信が実行可能な状態となる。
【0041】次いで、両端末とも上記のモードになる
と、LCD15に会議開始キーを表示し、オペレータがこ
のキーをポイントすると、MLPでテレライティング通
信用のコネクションを確立し、描画データを用いた通信
会議が開始される。このテレライティング通信用のコネ
クションが確立すると、まず、会議前に入力された会議
名や会議参加者の氏名等、その会議に関する各種パラメ
ータを相手端末と交換する。このパラメータは、テレラ
イティングデータとして伝送してもよいし、勧告H.2
21に規定されたBASコマンドの非標準のコマンドメ
ッセージ(ns−comm)として伝送してもよい。こ
の時、両端末で異なった会議名が入力されていた場合に
は、話し合い等で何れかが選択される。
【0042】なお、会議名及び相手の会議参加者の氏名
等は、RAM4に記憶しておく。次いで、テレライティ
ング通信実行中に、MLPを使用して文書画像を送信す
る場合は、オペレータが文書画像の低速転送をLCD15
にて選択すると、図2に示されたG4ファクシミリのコ
ネクションを確立し、G4ファクシミリのプロトコルに
より文書画像データが伝送される。
【0043】次に、会議中にHSDを使用したカラー静
止画像データの伝送及び文書画像データの高速転送につ
いて説明する。この場合、動画像をオフとし、音声は5
6kbit/s 7kHzオーディオ、データはMLP
−6.4k及びHSD−64kにモード切り換えを行
う。この時、カラー静止画像の場合は、ISO−SPo
n in HSD、一方、文書画像の場合は、Fax
on in HSDのBASコマンドを送信する。次い
で、両端末とも同じ送信モードになると、カラー静止画
像データ又は文書画像データをHSDで伝送する。次い
で、テレライティングアプリケーションは、描画用に作
成された新規ファイルへの描画操作、ハードディスク装
置7内の既存ファイルへの描画操作を管理、実行する。
この描画操作は、相手端末へも送信され、自端末と相手
端末とで同じ処理が実行される。
【0044】次に、ここまでの請求項2,3,9,10に
係る会議の動作について説明する。まず、請求項2,3
に係る基本動作を説明する。会議中にオペレータが、フ
ァイルを新規作成するか、あるいはハードディスク装置
7内の既存ファイルを読み出すと、このファイルに対し
て資料名を自動的に与える。この資料名は、RAM4に
記憶された会議名に連番を付与した形で与えられる。例
えば、会議名が「商品会議A」の場合、その会議で最初
に作成されたファイル又はハードディスク装置7から読
み出されたファイルには、「商品会議A−1」の資料名
が与えられる。
【0045】そして、その会議用の資料リストが作成さ
れ、与えられた資料名と付随するパラメータ、例えばフ
ァイル名、そのファイルが保管されているディレクトリ
名、ファクシミリ受信した文書か否かの識別子等をその
資料リストのデータとしてRAM4に記憶する。その
後、その会議中に他のファイルが参照される毎に、又は
ファイルが新規作成される毎に、その資料リストにその
資料名と付随するパラメータを追加し、オペレータより
その資料リストの表示指示があると、その資料リストを
LCD15に表示する。
【0046】この資料リストの表示例は、図3に示す如
く、資料名が商品会議A−1の時は、ファイル名がsp
ec v1であり、ディレクトリ名がusr5であり、
文書種別が受信文書であり、資料名が商品会議A−2の
時は、ファイル名がdes ideaであり、ディレクト
リ名がusr3であり、文書種別が作成文書であり、資
料名が商品会議A−3の時は、ファイル名がchart
3であり、ディレクトリ名がusr1であり、文書種別
が受信文書である。また、この場合(請求項2,3)の
動作フローを図4のフローチャートを用いて説明する。
【0047】まず、ファイルが新規作成され(処理
1 )、会議で最初に作成されたファイル又は読み出さ
れたファイルである場合(処理S3 )は、連番NをN=
1とし(処理S4 )、一方、ファイルが新規作成されず
にハードディスク装置7内の既存ファイルが読み出され
ると(処理S1 ,S2 )、処理S3 に進む。次いで、連
番N=1後、RAM4に記憶された会議名に最初の連番
である1を付加したものを資料名とし(処理S5 )、そ
の会議用の資料リストを作成し、資料名と付随するパラ
メータを資料リストのデータとしてRAM4に記憶する
(処理S6 )。
【0048】なお、会議で最初に作成されたファイル又
は読み出されたファイルでない場合(処理S3 )は、N
=N+1という具合に連番に1を足し(処理S7 )、R
AM4に記憶された会議名に連番を付加したものを資料
とした後(処理S8 )、その会議用の資料リストの追加
データとして、資料名と付随するパラメータをRAM4
に記憶する(処理S9 )。
【0049】このように、本実施例(請求項2)では、
実行される会議前又は会議開始時に、オペレータにより
会議名が入力されると、その会議名をRAM4等に記憶
し、その会議中に参照されたファイル及び新規作成され
たファイルの資料名を、記憶した会議名及び連番の形で
自動的に付与することができるように構成している。こ
のため、会議中に参照されたファイル及び新規作成され
たファイルの資料名を、記憶した会議名及び連番の形で
自動的に付与することができるので、オペレータが個々
のファイルに資料名を与える手間を省いて装置の利便性
を向上させることができる他、2つの端末で同じ文書画
像に対して同じ資料名を付与することができるので、文
書画像を送信する際、資料名を送信しないで済ませるこ
とができ、通信処理時の負荷が増大するのを防止するこ
とができる。
【0050】また、本実施例(請求項3)では、会議中
に最初にファイルが参照又は新規作成された時、そのフ
ァイルの資料名を含んだ資料名の資料リストをその会議
用に作成し、RAM4に記憶した後、その会議中に他の
ファイルが参照される毎に、又はファイルが新規作成さ
れる毎に、その資料リストにその資料名を追加し、オペ
レータよりその資料リストの表示指示があると、その資
料リストをディスプレイに表示することができるように
構成している。
【0051】このため、会議でファイルを参照又は新規
作成する毎に資料リストにその資料名が追加することが
できるので、会議中の任意の時点にオペレータがそのリ
ストを参照することができ、装置の利便性を向上させる
ことができる。次に、請求項9に係る基本動作を説明す
る。まず、オペレータが文書画像の高速転送を選択する
と、動画像をオフとし、モード切り換えによりHSDを
設定する。そして、スキャナ23にて読み取られた文書画
像又はハードディスク装置7に記憶されたファイルの中
からオペレータが選択した文書画像をHSDを使用して
G4ファクシミリ通信で相手に送信する。次いで、送信
端末では、送信直後にその文書画像をLCD15に表示
し、一方、受信端末では、受信直後にその文書画像をL
CD15に表示する。この時、この文書画像用のウインド
ウを自動的に生成し、そこに表示させると利便性が高
い。この場合の文書画像の送信側の動作フローと受信側
の動作フローを図5,6のフローチャートを用いて説明
する。まず、文書画像の送信側の動作フローを図5のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0052】まず、文書画像の高速転送が選択されると
(処理S11)、動画像をオフとし、モード切り換えによ
りHSDを設定した後(処理S12)、スキャナ23にて読
み取られた文書画像又はハードディスク装置7に記憶さ
れたファイルの中からオペレータが選択した文書画像を
HSDを使用してG4ファクシミリ通信で相手に送信す
る(処理S13)。そして、送信終了すると(処理
14)、送信した文書画像をLCD15に表示する(処理
15)。
【0053】次に、文書画像の受信側の動作フローを図
6のフローチャートを用いて説明する。まず、相手端末
がモード切り換えによりHSDを設定すると(処理
21)、動画像をオフとし、モード切り換えによりHS
Dを設定した後(処理S22)、文書画像をHSDを使用
したG4ファクシミリ通信で受信する(処理S23)。そ
して、受信終了すると(処理S24)、受信した文書画像
をLCD15に表示する(処理S25)。
【0054】このように、本実施例(請求項9)では、
会議中に会議資料としてのファイルを転送する方法とし
て、転送速度の大きい高速転送と転送速度の小さい低速
転送とを有し、ファイルを高速転送する場合、送信端末
では、送信直後にそのファイルの内容をディスプレイに
表示し、一方、受信端末では、受信直後にそのファイル
の内容をディスプレイに表示することができるように構
成している。
【0055】このため、会議中に会議資料としてのファ
イルを高速転送すると、転送後にお互いの端末でそのフ
ァイルの内容をディスプレイに表示することができるの
で、オペレータがそのファイルの表示操作を行う手間を
省くことができ、装置の利便性を向上させることができ
る。次に、請求項10に係る基本動作を説明する。まず、
オペレータが文書画像の低速転送を選択すると、スキャ
ナ23にて読み取られた文書画像又はハードディスク装置
7に記憶されたファイルの中からオペレータが選択した
文書画像をMLPを使用してG4ファクシミリ通信で相
手に送信する。この時、動画像はオフとならず、またB
ASコマンドを使用したモード切り換えも行わない。次
いで、送信端末では送信直後に、一方、受信端末では受
信直後に、資料リストにそのファイルの資料名及び付随
するパラメータを追加する。この場合、送信端末及び受
信端末の両者共、自動的には、そのファイルの内容をデ
ィスプレイに表示することはしない。ここで、受信端末
において、受信した旨を知らせるメッセージをLCD15
に表示させると利便性が高い。この場合の文書画像の送
信側の動作フローと受信側の動作フローを図7,8のフ
ローチャートを用いて説明する。まず、文書画像の送信
側の動作フローを図7のフローチャートを用いて説明す
る。
【0056】まず、文書画像の低速転送が選択されると
(処理S31)、スキャナ23にて読み取られた文書画像又
はハードディスク装置7に記憶されたファイルの中から
オペレータが選択した文書画像をMLPを使用してGフ
ァクシミリ通信で相手に送信する(処理S32)。そし
て、送信が終了すると(処理S33)、送信した文書画像
(ファイル)の資料名及び付随するパラメータを資料リ
ストに追加する(処理S 34)。次に、文書画像の受信側
の動作フローを図8のフローチャートを用いて説明す
る。まず、相手端末からMLPを使用したG4ファクシ
ミリ通信の受信があると(処理S41)、文書画像をML
Pを使用したG4ファクシミリ通信で受信する(処理S
42)。そして、受信を終了すると(処理S43)、受信し
た文書画像(ファイル)の資料名及び付随するパラメー
タを資料リストに追加する(処理S44)。
【0057】このように、本実施例(請求項10)では、
会議中に会議資料としてのファイルを転送する方法とし
て、高速転送と低速転送の2つの転送方法を有し、ファ
イルを低速転送する場合、送信端末及び受信端末の両者
共、自動的にはそのファイルの内容をディスプレイに表
示することはせずに、送信端末では、送信直後に資料リ
ストにそのファイルの資料名を追加し、一方、受信端末
では、受信直後に資料リストにそのファイルの資料名を
追加することができるように構成している。
【0058】このため、会議中に会議資料としてのファ
イルを低速転送すると、転送後にお互いの端末でそのフ
ァイルの内容はディスプレイに表示されずに資料リスト
にそのファイルの資料名を追加することができるので、
その時ディスプレイに表示している内容に悪影響を与え
ずに会議を円滑に進行することができ、装置の利便性を
向上させることができる。
【0059】次に、請求項1,4に係る基本動作を説明
する。まず、会議終了時の議事録作成の動作フローを図
9のフローチャートを用いて説明する。オペレータが会
議終了時に議事録作成キーをポイントし、議事録作成ア
プリケーションを起動すると(処理S51)、議事録フォ
ーマットをLCD15に表示する。この時、この議事録へ
記入する項目の内、会議開始前に、あるいは会議開始時
に、オペレータにより入力された会議名や会議参加者の
氏名等、その会議に関する各種パラメータを、その議事
録フォーマットの所定の位置へ表示させる(処理
52)。
【0060】次いで、その会議で作成された資料リスト
がある場合(処理S53)には、そのリストの内容を議事
録フォーマットの所定の位置へ表示させる(処理
54)。次いで、オペレータが会議での決定事項等を手
書きで描画し、出来上がった議事録をファイルとして相
手端末に送信する(処理S55)。なお、この場合の相手
端末への送信は、請求項9に係る文書画像の高速転送を
用いる。そして、相手端末のLCD15に議事録が表示す
ると、相手の会議参加者との間で内容を確認し、オペレ
ータが議事録作成終了キーをポイントすると(処理
56)、その議事録をハードディスク装置7に記憶する
(処理S57)。
【0061】このように、本実施例(請求項1)では、
実行される会議前又は会議開始時に、オペレータにより
会議名や会議参加者の氏名等、その会議に関する各種パ
ラメータが入力されると、それらのデータをRAM4等
に記憶し、会議終了時の議事録作成アプリケーションが
起動されると、記憶した会議パラメータを議事録フォー
マットの所定の位置へ自動的に書き込むことができるよ
うに構成している。
【0062】このため、実行される会議前又は会議開始
時に、オペレータが会議名や会議参加者の氏名等、その
会議に関する各種パラメータを入力すると、それらのデ
ータが会議終了時の議事録作成時に議事録フォーマット
の所定位置に自動的に書き込むことができるので、オペ
レータの議事録作成操作を軽減して装置の利便性を向上
させることができる。なお、入力された会議名や会議参
加者の氏名等、その会議に関する各種パラメータは、会
議中に議事録以外の目的で使用することができる。
【0063】また、本実施例(請求項4)では、会議終
了時の議事録作成アプリケーションが起動されると、記
憶した資料リストに登録された資料名を議事録フォーマ
ットの所定の位置へ自動的に書き込むことができるよう
に構成している。このため、会議終了時の議事録作成時
に、資料リストを議事録フォーマットの所定位置へ自動
的に書き込むことができるので、オペレータの議事録作
成操作を軽減して装置の利便性を向上させることができ
る。
【0064】次に、請求項5,7,8に係る基本動作を
説明する。まず、オペレータが会議終了キーをポイント
すると、通信を切断し、その後、プリント出力アプリケ
ーションを起動し、その会議で作成された資料リストを
LCD15に表示する。次いで、オペレータがプリント出
力するファイルを選択すると、そのファイルをプリンタ
25へプリント出力する。この時、資料リストに登録され
たそのファイルの資料名をページ番号とともに、そのフ
ァイルの各ページの最上部に挿入し、ファイルの内容と
ともに記録する。
【0065】次いで、プリント出力するファイルがファ
クシミリ受信したものである場合は、TTI(発信元コ
ード)と重複した位置に資料名を挿入するか、あるいは
TTIと重複しない位置に資料名を挿入するかの選択メ
ッセージをLCD15に表示し、前者が選択された場合に
は、TTIと重複した位置に資料名を挿入し、後者が選
択された場合には、TTIと重複しない位置に資料名を
挿入する。この資料名を挿入したプリント例を図10に示
す。図10(a)は、TTIがない場合又はTTIと重複
した位置に資料名を挿入した場合のプリント例を示して
おり、図10(b)は、TTIと重複しない位置に資料名
を挿入した場合のプリント例を示している。また、上記
のプリント出力の動作フローを図11,12のフローチャー
トを用いて説明する。
【0066】まず、オペレータが会議終了キーをポイン
トすると(処理S61)、通信を切断し、プリント出力ア
プリケーションを起動した後(処理S62)、その会議で
作成された資料リストをLCD15に表示する(処理
63)。次いで、オペレータがプリント出力するファイ
ルを選択し(処理S64)、そのファイルがファクシミリ
受信したものであると(処理S65)、資料名の挿入位置
の選択メッセージをLCD15に表示する(処理S66)。
一方、オペレータがプリント出力するファイルを選択し
ない場合(処理S64)は、プリント出力アプリケーショ
ンを終了し、また、上記ファイルがファクシミリ受信し
たものでない場合(処理S65)は、資料名を挿入してプ
リント出力した後(処理S67)、プリント出力アプリケ
ーションを終了する。
【0067】次いで、資料名の挿入位置の選択メッセー
ジのLCD15表示後、オペレータにより選択されると
(処理S68)、TTIと重複した位置に資料名を挿入す
る場合(処理S69)は、資料名をTTIと重複した位置
に挿入した後(処理S70)、プリント出力して(処理S
71)、プリント出力アプリケーションを終了する。一
方、TTIと重複した位置に資料名を挿入しない場合
(処理S69)は、資料名をTTIと重複しない位置に挿
入した後(処理S72)、プリント出力して(処理
71)、プリント出力アプリケーションを終了する。
【0068】このように、本実施例(請求項5)では、
会議終了時に、即ちオペレータが会議終了動作を行い、
通信を切断した後、プリント出力アプリケーションが起
動すると、記憶した資料リストをディスプレイに表示
し、オペレータにプリント出力するファイルの選択を促
し、オペレータによりファイルが選択されると、そのフ
ァイルをプリント出力することができるように構成して
いる。
【0069】このため、会議終了時に、資料リストをデ
ィスプレイに表示し、オペレータにプリント出力するフ
ァイルの選択を促すことができるので、オペレータがプ
リント出力アプリケーションを起動する手間を省くこと
ができ、装置の利便性を向上させることができる。ま
た、本実施例(請求項7)では、資料リストに登録され
たファイルをプリント出力する場合、そのファイルの各
ページに、資料リストに登録された資料名を自動的に挿
入することができるように構成している。
【0070】このため、資料リストに登録されたファイ
ルをプリント出力する場合、そのファイルの各ページ
に、資料リストに登録された資料名を自動的に挿入する
ことができるので、プリント記録紙の管理を容易にする
ことができ、装置の利便性を向上させることができる。
また、本実施例(請求項8)では、ファクシミリ受信し
たファイルに資料名を挿入してプリント出力する際、T
TI(発信元コード)と重複した位置に資料名を挿入す
るか、あるいはTTIと重複しない位置に資料名を挿入
するかを選択することができるようにし、前者が選択さ
れた場合には、TTIと重複した位置に資料名を挿入
し、後者が選択された場合には、TTIと重複しない位
置に資料名を挿入することができるように構成してい
る。
【0071】このため、ファクシミリ受信したファイル
に資料名を挿入してプリント出力する際、オペレータが
その資料名をTTIと重複した位置に挿入するか、又は
TTIと重複しない位置に挿入するかを選択することが
できるので、オペレータの意思に即したプリントを行う
ことができ、装置の利便性を向上させることができる。
【0072】次に、請求項6に係る基本動作を説明す
る。まず、請求項6に係る動作フローを図13のフローチ
ャートを用いて説明する。まず、プリント出力アプリケ
ーションが終了すると、資料リストに登録された資料名
及びその付随パラメータを1組ずつLCD15に表示し、
そのファイルを消去するか保存するかの選択をオペレー
タに促す(処理S81,S82)。次いで、消去が選択され
た場合(処理S89)は、そのファイルをハードディスク
装置7から削除した後(処理S84)、資料リストのファ
イルを全てLCD15に表示すると(処理S85)、会議を
終了する。一方、上記消去が選択されない場合(処理S
89)は、そのファイルをハードディスク装置7から削除
しないで処理S85に進み、また、資料リストのファイル
を全てLCD15に表示しない場合(処理S85)は、Nに
1を足して(処理S86)、処理S82に戻る。
【0073】このように、本実施例(請求項6)では、
会議終了時に、即ちオペレータが会議終了動作を行い、
通信を切断した後、資料リストに登録された資料名を1
つずつディスプレイに表示し、そのファイルを消去する
か保存するかの選択をオペレータに促し、消去が選択さ
れた場合は、そのファイルを記憶装置から削除すること
ができるように構成している。
【0074】このため、会議終了時に、資料リストに登
録された資料名を1つずつディスプレイに表示し、その
ファイルを消去するか保存するかの選択をオペレータに
促すことができるので、オペレータが不要なファイルを
記憶装置から削除し忘れるといった問題を解消すること
ができ、記憶装置を効率良く使用することができる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、会議終了時の議事録作
成時に会議に関する各種パラメータデータを議事録フォ
ーマットの所定位置に自動的に書き込むことができ、オ
ペレータの議事録作成操作を軽減することができ、装置
の利便性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に則した通信会議装置のシス
テム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に則したMLPでのプロトコ
ル構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施例に則した資料リストの表示例
を示す図である。
【図4】本発明の請求項2,3に係る一実施例に則した
動作フローを示すフローチャートである。
【図5】本発明の請求項9に係る一実施例に則した文書
画像の送信側の動作フローを示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の請求項9に係る一実施例に則した文書
画像の受信側の動作フローを示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の請求項10に係る一実施例に則した文書
画像の送信側の動作フローを示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の請求項10に係る一実施例に則した文書
画像の受信側の動作フローを示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の請求項1,4に係る一実施例に則した
議事録作成の動作フローを示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例に則した資料名を挿入したプ
リント例を示す図である。
【図11】本発明の請求項5,7,8に係る一実施例に則
したプリント出力の動作フローを示すフローチャートで
ある。
【図12】本発明の請求項5,7,8に係る一実施例に則
したプリント出力の動作フローを示すフローチャートで
ある。
【図13】本発明の請求項6に係る一実施例に則した動作
フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信会議装置 2 システム制御部 3 ROM 4 RAM 5 符号化・復号化部 6 ハードディスクインターフェイス 7 ハードディスク装置 8 通信制御部 9 送受話器 10 マイク 11 スピーカ 12 タッチパネル制御部 13 タッチパネル 14 LCD表示制御部 15 LCD 16 動画像コーデック 17 テレビカメラ 18 CRT表示制御部 19 CRT 20 静止画像コーデック 21 書画カメラ 22 スキャナインターフェイス 23 スキャナ 24 プリンタインターフェイス 25 プリンタ 26 システムバス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声とグラフィックデータを用いた通信会
    議装置において、実行される会議前又は会議開始時に、
    該会議に関する各種パラメータが入力されると、該会議
    パラメータを記憶する会議パラメータ記憶部と、会議終
    了時の議事録作成アプリケーションが起動されると、該
    会議パラメータ記憶部に記憶した会議パラメータを自動
    的に議事録フォーマットの所定位置に書き込む会議パラ
    メータ書き込み部とを有することを特徴とする通信会議
    装置。
  2. 【請求項2】音声とグラフィックデータを用いた通信会
    議装置において、実行される会議前又は会議開始時に、
    会議名が入力されると、該会議名を記憶する会議名記憶
    部と、該会議中に参照されたファイル及び新規作成され
    たファイルの資料名を、該会議名記憶部に記憶した会議
    名及び連番の形で自動的に付与する付与部とを有するこ
    とを特徴とする通信会議装置。
  3. 【請求項3】音声とグラフィックデータを用いた通信会
    議装置において、会議中に最初にファイルが参照又は新
    規作成された時、該ファイルの資料名を含む資料名の資
    料リストを該会議用に作成する資料リスト作成部と、該
    資料リスト作成部で作成した資料リストを記憶する資料
    リスト記憶部と、該会議中に他のファイルが参照される
    毎又はファイルが新規作成される毎に、該資料リスト記
    憶部に記憶した資料リストに該資料名を追加する資料名
    追加部と、該資料名追加部で資料名を追加した資料リス
    トの表示指示があると、該資料リストを表示する資料リ
    スト表示部とを有することを特徴とする通信会議装置。
  4. 【請求項4】会議終了時の議事録作成アプリケーション
    が起動されると、前記資料リスト記憶部に記憶した資料
    リストに登録された資料名を、議事録作成時に自動的に
    議事録フォーマットの所定位置に書き込む資料名書き込
    み部を有することを特徴とする請求項3記載の通信会議
    装置。
  5. 【請求項5】会議終了時に前記資料リスト記憶部で記憶
    した資料リストを表示する資料リスト表示部と、該資料
    リスト表示部に該資料リストを表示し、プリント出力す
    るファイルが選択されると、該ファイルをプリント出力
    するファイル出力部とを有することを特徴とする請求項
    3,4記載の通信会議装置。
  6. 【請求項6】会議終了時に前記資料リストに登録された
    資料名を1つずつ表示する資料名表示部と、該資料名表
    示部に該資料リストに登録された資料名を1つずつ表示
    し、前記ファイルの消去が選択された場合、該ファイル
    をファイル記憶部から削除するファイル消去部とを有す
    ることを特徴とする請求項3乃至5記載の通信会議装
    置。
  7. 【請求項7】前記資料リストに登録されたファイルをプ
    リント出力する場合、該ファイルの各ページに該資料リ
    ストに登録された資料名を自動的に挿入する資料名挿入
    部を有することを特徴とする請求項3乃至6記載の通信
    会議装置。
  8. 【請求項8】ファクシミリ受信したファイルを請求項7
    の方法でプリント出力する際、発信元コードと重複した
    位置に資料名を挿入するか、該発信元コードと重複しな
    い位置に資料名を挿入するかを選択する資料名挿入位置
    選択部を有することを特徴とする請求項7記載の通信会
    議装置。
  9. 【請求項9】音声とグラフィックデータを用いた通信会
    議装置において、会議中に会議資料のファイルを転送す
    るのを高速又は低速で転送する高速/低速転送部と、該
    ファイルを高速転送する場合、送信端末では送信直後に
    該ファイル内容を表示し、一方、受信端末では受信直後
    に該ファイル内容を表示するファイル内容表示部とを有
    することを特徴とする通信会議装置。
  10. 【請求項10】前記ファイルを低速転送する場合、送信端
    末及び受信端末の両者共、自動的に該ファイルの内容を
    表示せずに、送信端末では送信直後に前記資料リストに
    該ファイルの資料名を追加し、一方、受信端末では受信
    直後に前記資料リストに該ファイルの資料名を追加する
    資料名追加部を有することを特徴とする請求項3乃至9
    記載の通信会議装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014017355A1 (ja) * 2012-07-27 2014-01-30 シャープ株式会社 入力装置、画像形成装置、アプリケーション実行方法、制御装置、画像表示装置、及び画像形成システム
JP5457536B1 (ja) * 2012-12-07 2014-04-02 シャープ株式会社 制御装置、画像形成装置、及び、画像形成システム

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