JPH09307731A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JPH09307731A JPH09307731A JP12198596A JP12198596A JPH09307731A JP H09307731 A JPH09307731 A JP H09307731A JP 12198596 A JP12198596 A JP 12198596A JP 12198596 A JP12198596 A JP 12198596A JP H09307731 A JPH09307731 A JP H09307731A
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Abstract
信を複数のファクシミリ装置に対して行なう同報通信の
場合においても、同報通信の相手側のファクシミリ装置
の内のいずれかに親展送信または中継送信、あるいは双
方を行なう必要がある場合には、それらの通信相手には
個別に親展送信, 中継送信を行ない、それらの以外の通
信相手には同報通信を行なうという煩瑣な操作が必要で
あった。 【解決手段】 複数の送信相手に同一内容の送信を行な
う同報機能と、親展機能及び中継機能を含む複数の付加
的機能とを有し、同報機能により指定された送信先それ
ぞれに関するデータを記憶する同報テーブル170 を用意
しておき、CPU 11が個別に同報機能以外の親展機能また
は中継機能の設定及びその設定内容に従った送信処理を
実行する。
Description
関し、特にいわゆる同報機能と、国際電気通信連合(IT
U)-T 勧告T.4 により定められている非標準機能の識別
信号を利用した親展機能,中継機能等の付加的機能との
双方の機能を有するファクシミリ装置に関する。
報通信と称される機能がある。この機能は、一つのファ
クシミリ装置から複数のファクシミリ装置に対して同一
内容を送信する機能であり、たとえば企業の本社から複
数の支社へ同一の指示文書を送信するような場合に利用
される。また、従来のファクシミリ装置においては、国
際電気通信連合(ITU)-T 勧告T.4 により定められている
機能(標準機能)では規定されていない付加的な機能
(以下、非標準機能と言う)を非標準機能の識別信号を
利用することにより実現可能であり、個々の製造者によ
り種々工夫されている。そのような非標準機能の代表的
な機能としては、親展機能,中継機能等と称される機能
が今日では一般的である。
が受信内容をメモリに一旦格納しておき、そのファクシ
ミリ通信の指定された送信相手に対応するユーザが予め
設定してある暗証番号と、そのファクシミリ通信を受信
した後にユーザが入力した暗証番号とが一致した場合に
のみプリンタによるプリントアウトまたは表示装置によ
る表示を行なうことにより、そのファクシミリ通信の送
信相手以外には送信内容が漏洩しないようにする機能で
ある。
装置からの通信を受信した第2のファクシミリ装置が、
その受信した内容を予め設定されている第3のファクシ
ミリ装置に対して自動的に転送する機能である。
同報機能と少なくとも二種類の非標準機能とを併せて有
する従来のファクシミリ装置で同報機能を使用する場
合、同報通信の相手として指定された複数のファクシミ
リ装置の全てに対して親展機能を設定すること、または
全てに対して中継機能を設定することは可能であった
が、個々のファクシミリ装置に対して親展機能または中
継機能を個別に設定すること、またはいずれの機能をも
設定しないことは出来なかった。換言すれば、同報機能
の通信相手として設定された複数のファクシミリ装置個
々に親展機能または中継機能を設定する場合には、同報
機能を利用することは出来なかった。
複数のファクシミリ装置個々に対して親展機能または中
継機能を任意に設定し、またはいずれの機能をも設定し
ないような使用方法が可能な同報機能を有するファクシ
ミリ装置が求められている。その理由は、たとえば前述
のように企業の本社から各支社へ同一の指示文書を送信
する場合を考えると、ある支社では支社長の個室にファ
クシミリ装置が備えられているが、他のある支社では支
社長の個室にはファクシミリ装置が備えられていないた
めに親展にする必要があったり、またある支社には他の
位置的に近い支社を経由して中継した方が回線使用料が
経済的である等の事情からである。
内容の送信を複数のファクシミリ装置に対して行なう同
報通信の場合においても、同報通信の相手側のファクシ
ミリ装置の内のいずれかに親展送信または中継送信、あ
るいは双方を行なう必要がある場合には、それらの通信
相手には個別に親展送信, 中継送信を行ない、それらの
以外の通信相手には同報通信を行なうという煩瑣な操作
が必要であった。
ものであり、複数の送信相手に同一内容の送信を行なう
同報機能と複数の非標準機能とを有するファクシミリ装
置において、同報機能により指定された送信先それぞれ
に関して、個別にいずれかの非標準機能の設定及びその
設定内容に従った送信処理の実行を可能にすることを目
的とする。
シミリ装置に対して同報通信を行なう際に、同報通信の
送信先の個々のファクシミリ装置に対して親展機能また
は中継機能を個別に設定し、あるいはいずれの機能をも
設定しないことを任意に選択し得るファクシミリ装置の
提供を目的とする。
た送信先それぞれに関して設定されている非標準機能の
種類に応じて、予め設定されている優先順位に従って送
信処理を実行するファクシミリ装置の提供を目的とす
る。
信先の内のたとえば中継機能が設定されている送信先に
は優先的に通信を行ない、他のたとえば親展機能が設定
されている送信先またはいずれの非標準機能も設定され
ていない送信先にはその後に通信を行なうようにしたフ
ァクシミリ装置の提供を目的とする。
置は、複数の送信相手に同一内容の送信を行なう同報機
能と複数の付加的機能とを有するファクシミリ装置にお
いて、同報機能により指定された送信先それぞれに関し
て、個別に付加的機能のいずれかの設定及びその設定内
容に従った送信処理の実行を可能になしてあることを特
徴とする。
送信先それぞれに関して設定されている付加的機能の種
類に応じて、予め設定されている優先順に従って送信処
理を実行すべくなしてあることを特徴とする。
送信先それぞれに関して設定可能な付加的機能は、送信
先において予め設定されている暗証番号の入力によって
のみ通信内容が開示される親展機能と、送信先から更に
予め設定されている他のファクシミリ装置に対して同一
内容の送信を自動的に行なう中継機能であることを特徴
とする。
示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明のファクシ
ミリ装置の一構成例を示すブロック図である。
であり、バス10を介して表示装置として機能するLCD(液
晶表示デバイス)12 及びそのドライバ13, 入力装置とし
て機能するキーマトリクス14及びそのインタフェイス(I
/F)15,このファクシミリ装置の動作手順のプログラム等
が格納されているROM 16, 受信したデータ, 送信すべき
データ等を一時記憶する記憶手段として機能するRAM 1
7, 2値画像信号の符号化/復号化装置として機能する
コーデック(CODEC)18 等のディジタル信号処理を司る部
分と接続されている。
報通信時にユーザが設定した種々の情報、電話番号,親
展または中継送信の指定の有無,親展または中継送信の
指定が有る場合はそれに関する設定データ(親展設定デ
ータ,中継設定データ)が記憶されるRAM 17のアドレス
がそれぞれ格納される同報テーブル170 が用意されてい
る。
み取るCCD(電荷結合素子)21 及びそれにより読み取られ
たアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する画
像処理部22, ディジタル画像信号を用紙に印刷するプリ
ンタ23等の画像の読み取り及び印刷を行なう部分と接続
されている。更に、CPU 11はバス10を介して、この装置
を通信回線網40に接続する網制御装置(NCU)31 及びモデ
ム32等の通信機能を司る部分とも接続されている。
リ装置の動作は、ROM 16に格納されているプログラムに
従ってCPU 11により制御されるが、その一般的な動作は
以下の如くである。なお、ファクシミリ通信は国際電気
通信連合(ITU)-T 勧告T.4 により、二つの装置間の通信
回線を接続するためのフェーズA (呼設定),メッセージ
(本来送受信されるべき原稿のデータ) を送信するため
の種々の約束事をそれに先立って交換するためのフェー
ズB (プリメッセージ手順),メッセージを交換するため
のフェーズC (メッセージ伝送),メッセージが終了した
こと及びその確認のためのフェーズD (ポストメッセー
ジ手順),二つの装置間の通信回線を遮断するためのフェ
ーズE (呼開放) の5フェーズで段階的に行なわれるこ
とが規定されている。
ーザはキーマトリクス14を操作して送信を行なうこと指
示すると共に相手先の電話番号をダイヤルする。これに
応じて、CPU 11はまずフェーズAの呼設定を行なう。即
ち、CPU 11はNCU 31に指示を与えて通信回線網40と接続
し、発呼動作を行なう。呼設定により通信相手のファク
シミリ装置と回線が接続されると、CPU 11はフェーズB
のプリメッセージ手順を行なうことにより、双方の装置
に要求される機能の識別と選択とを行なう。
いて、送信側と受信側のファクシミリ装置が親展機能,
中継機能等の非標準機能の識別信号を使用する付加的機
能(以下、非標準機能と言う)を備えているか否かの識
別を行なう。
21に読み取らせると、CCD 21により原稿から読み取られ
たアナログ画像信号は画像処理部22によりディジタル画
像信号に変換され、更にコーデック18により所謂ランレ
ングス符号化方式に従って符号化 (圧縮) され、一旦RA
M 17に蓄積される。
わせつつフェーズCのメッセージ伝送、即ち通信相手へ
本来送信されるべき原稿から得られた符号化ディジタル
画像信号 (メッセージ) をモデム32及びNCU 31を介して
送信する。
11はフェーズDのポストメッセージ手順、即ちメッセー
ジの終了及び確認を行なう。この確認が得られると、CP
U 11はNCU 31に指示を与えて回線の切断、即ちフェーズ
Eの呼開放を行なう。
での基本的な動作であるが、被呼機側で受信を行なう場
合の基本的な動作は以下の如くである。
設定によりNCU 31が通信回線網40と接続されると、CPU
11はまずフェーズBのプリメッセージ手順を行なうこと
により、発呼機との間の通信が可能な状態になる。この
後、CPU 11はフェーズCのメッセージ伝送により受信す
べき原稿の符号化ディジタル画像信号をNCU 31及びモデ
ム32を介して受信する。この符号化ディジタル画像信号
はモデム32から一旦RAM 17に蓄積される。RAM 17に蓄積
された符号化ディジタル画像信号は通常は直ちにコーデ
ック18により元のディジタル画像信号に順次復号され、
そのままプリンタ23に与えられて用紙に印刷されるか、
または LCDドライバ13からLCD 12に与えられて画像表示
される。
はオペレータが希望して予め適宜の設定を行なっている
場合、更には非標準機能の一つである親展機能による受
信の場合には、RAM 17に蓄積されたメッセージはそのま
ま記憶されて出力されることはない。
と、CPU 11は発呼機との間でフェーズDのポストメッセ
ージ手順を交換し、それが確認されるとフェーズEの呼
開放を行なって通信を終了する。
シミリ装置が有する同報機能を利用し、更にその同報機
能で指定された複数の送信相手のファクシミリ装置個々
に共に非標準機能である親展送信または中継送信を指定
し、あるいはいずれをも指定しない場合の動作手順につ
いて、CPU 11の制御手順を示す図2,図4及び図5のフ
ローチャートと、図3のRAM 17に設けられている同報テ
ーブル170 の記憶内容を示す模式図とを参照して説明す
る。但し、以下の説明においては、一つの同報通信の相
手に対して親展送信と中継送信とを同時に指定すること
は出来ないものとする。
いて説明しておく。同報テーブル170 は、複数の区画に
分割されており、それぞれの区画にはアドレス欄171,電
話番号欄172,親展フラグ欄173,中継フラグ欄174,メモリ
アドレス欄175 が含まれる。アドレス欄171 にはそれぞ
れの区画を識別するためのアドレスTi(1, 2, 3…) が設
定されており、電話番号欄172 には電話番号nが記憶さ
れ、親展フラグ欄173には対応する電話番号nに親展送
信が指定された場合に”1”がセットされ、中継フラグ
欄174 には対応する電話番号nに中継送信が指定された
場合に”1”がセットされ、メモリアドレス欄175 には
対応する電話番号nに親展送信または中継送信が指定さ
れた場合に対応する親展設定データまたは中継設定デー
タが格納されるRAM 17のメモリアドレスが記憶される。
置に同一内容のファクシミリ通信を行なう場合、送信側
のファクシミリ装置においては、通信相手になる複数の
ファクシミリ装置を予め指定しておく必要がある。換言
すれば、同報機能を使用すること、及び送信先のファク
シミリ装置の電話番号を予め設定しておく必要がある。
以下、このような同報機能を利用するために必要な種々
の情報を同報設定データという。
信を行なう場合は、その送信先である受信側のファクシ
ミリ装置において個々のユーザに関して親展番号とそれ
に対応する親展者名及び暗証番号の設定が事前に必要で
あり、送信側の装置においては親展機能を使用するこ
と、及び送信先のファクシミリ装置の電話番号及び受信
者を特定するデータを設定しておく必要がある。以下、
このような親展機能を利用するために必要な種々の情報
を親展設定データという。
信を行なう場合、送信側のファクシミリ装置において、
中継機能を使用するここと、及び受信側のファクシミリ
装置から次に送信を行なうべき転送先のファクシミリ装
置の電話番号を予め設定しておく必要がある。以下、こ
のような中継機能を利用するために必要な種々の情報を
中継設定データという。
な種々の設定の内の親展機能を利用する場合の受信側の
ファクシミリ装置における個々のユーザに関する親展番
号とそれに対応する親展者名及び暗証番号の設定は事前
に行なわれているものとする。
信側のファクシミリ装置においてユーザが送信操作を開
始すると、CPU 11はまず同報機能を使用した送信が指定
されているか否かを判断する (ステップS11)。同報送信
が指定されていない場合には別途指定されている送信処
理が実行される (ステップS23)。
まずパラメータ”i”及び”j”を共に”1”に初期化
する (ステップS12)。そして、ユーザが同報送信の一つ
の相手先のファクシミリ装置の電話番号nを入力する
と、CPU 11は入力された電話番号をパラメータ”i”に
従って、RAM 17内の同報テーブル170 のアドレス欄171
の”Ti”に対応する電話番号欄172 に記憶する (ステッ
プS13)。
たか否か、中継送信を指定したか否かを判断する (ステ
ップS14, S17) 。この結果、ユーザが親展送信を指定し
ている場合には、CPU 11はアドレス欄171 の”Ti”に対
応する親展フラグ欄173 に”1”をセットする (ステッ
プS15)と共に、ユーザが入力した親展送信に必要な種々
の親展設定データをパラメータ”j”に従ってRAM 17の
アドレス”Mj”に格納し、そのアドレスをメモリアドレ
ス欄175 に記憶する (ステップS16)。また、ユーザが中
継送信を指定している場合には、CPU 11はアドレス欄17
1 の”Ti”に対応する中継フラグ欄174 に”1”をセッ
トする (ステップS18)と共に、ユーザが入力した親展送
信に必要な種々の中継設定データをパラメータ”j”に
従ってRAM 17のアドレス”Mj”に格納し、そのアドレス
をメモリアドレス欄175 に記憶する (ステップS19)。
ると、CPU 11はパラメータ”j”を”1”インクリメン
トし (ステップS20)、ユーザが終了キーを操作したか否
かを判断する (ステップS21)。ユーザが終了キー以外の
キーを操作した場合には、CPU 11はパラメータ”i”
を”1”インクリメントし (ステップS22)、前述のステ
ップS13 へ処理を戻す。なお、ユーザが親展送信及び中
継送信のいずれをも指定しなかった場合は、通常の送信
(標準機能による送信) が指定されていると見なされ、
ユーザが入力した同報送信の相手先のファクシミリ装置
の電話番号nはパラメータ”i”に従って、RAM 17内の
同報テーブル170 のアドレス欄171 の”Ti”に対応する
電話番号欄172 に記憶されるが、この場合には親展フラ
グも中継フラグもセットされない (”0”のまま)。
された電話番号 (i=1に対応)は”012-34-5678 ”で
あり、親展送信が指定されており (親展フラグ=”
1”、中継フラグ=”0”) 、親展設定データがRAM 17
のメモリアドレス”Mj”=”1”に格納されたことを示
しており、二番目に入力にされた電話番号 (i=2に対
応)は”023-45-6789 ”であり、親展送信も中継送信も
指定されておらず (親展フラグ=”0”、中継フラグ
=”0”) 、三番目に入力にされた電話番号 (i=3に
対応)は”034-56-7890 ”であり、中継送信が指定され
ている (親展フラグ=”0”、中継フラグ=”1”) 、
中継設定データがRAM 17のメモリアドレス”Mj”=”
2”に格納されたことを示している。
ての電話番号を入力して終了キーを操作すると送信操作
の手順が終了し、次にユーザが送信開始のキーを操作す
るとCPU 11は実際の送信処理を開始する。以下、図4及
び図5のフローチャートを参照して説明する。
か否かを判断する (ステップS31)。同報通信以外の送信
処理が指定されている場合はそれに対応する処理が行な
われる (ステップS42)。
まずパラメータ”i”を”1”に初期化し (ステップS3
2)、パラメータ”i”=”1”に従って同報テーブル17
0 のアドレス”Ti”の中継フラグ欄174 の値が”1”で
あるか否か、換言すれば中継送信が指定されているか否
かを判断する (ステップS33)。ここで、中継送信が指定
されている場合、CPU 11は同報テーブル170 のアドレ
ス”Ti”の電話番号欄172 から電話番号を、メモリアド
レス欄175 からメモリアドレス”Mj”を読み出し、更に
RAM 17のメモリアドレス”Mj”から中継設定データを読
み出し (ステップS34)、電話番号欄172 から読み出した
電話番号に対して公知の中継送信の手順で中継送信を行
なう (ステップS35)。そして、CPU 11はパラメータ”
i”を”1”インクリメントし (ステップS36)、インク
リメントされたパラメータ”i”の値に対応する同報テ
ーブル170 のアドレス欄171 にデータがあるか否かを判
断する(ステップS37)。この判断結果が”YES ”である
場合には前述のステップS33 へ処理を戻す。
の処理が反復されると、同報テーブル170 から中継送信
が指定されている (中継フラグ欄174 が”1”にセット
されている) 電話番号が全て読み出され、それぞれに対
する中継送信の処理が行なわれる。
全ての電話番号に対する中継送信の処理が完了すると、
ステップS37 での判断結果が”NO”になるので、CPU 11
は再度パラメータ”i”を”1”に初期化し (ステップ
S38)、パラメータ”i”=”1”に従って同報テーブル
170 のアドレス”Ti”の中継フラグ欄174 の値が”0”
であるか否か、換言すれば中継送信が指定されていない
か否かを判断する (ステップS39)。ここで、中継送信が
指定されていない場合、CPU 11は次に同じ同報テーブル
170 のアドレス”Ti”の中継フラグ欄174 の値が”1”
であるか否か、換言すれば親展送信が指定されているか
否かを判断する (ステップS40)。ここで、親展送信が指
定されている場合、CPU 11は同報テーブル170 のアドレ
ス”Ti”の電話番号欄172 から電話番号を、メモリアド
レス欄175 からメモリアドレス”Mj”を読み出し、更に
RAM 17のメモリアドレス”Mj”から親展設定データを読
み出し (ステップS41)、電話番号欄172 から読み出した
電話番号に対して公知の親展送信の手順で送信を行なう
(ステップS42)。そして、CPU 11はパラメータ”i”
を”1”インクリメントし (ステップS44)、インクリメ
ントされたパラメータ”i”の値に対応する同報テーブ
ル170 のアドレス欄171 にデータがあるか否かを判断す
る (ステップS45)。この判断結果が”YES ”である場合
には前述のステップS39 へ処理を戻す。
信が指定されていないと判断された場合、CPU 11は同報
テーブル170 のアドレス”Ti”の電話番号欄172 から電
話番号を読み出して公知の手順で送信を行ない (ステッ
プS43)、ステップS44 へ処理を進める。
S44, S45 の処理が反復されると、同報テーブル170 か
ら中継送信が指定されていない (中継フラグ欄174 が”
0”) 電話番号が全て読み出され、それぞれに対する親
展送信または標準送信の処理が行なわれる。
信処理が行なわれる。最初に読み出されるのは中継フラ
グ欄174 に”1”がセットされている内のアドレス”T
i”=”3”の電話番号”034-56-7890 ”であり、RAM 1
7のメモリアドレス”Mj”=”2”から中継設定データ
が読み出されて中継送信の手順に従って送信が行なわれ
る。次に、他にも中継フラグ欄174 に”1”がセットさ
れている電話番号があればその電話番号が対応する電話
番号欄172 から、中継設定データがRAM 17のメモリアド
レス”Mj”から読み出されて中継送信される。
トされている電話番号に対する中継送信が全て終了する
と、次は順に、中継フラグ欄174 に”0”がセットされ
ている内のアドレス”Ti”=”1”の電話番号”012-34
-5678 ”が読み出され、対応する親展フラグ欄173 に”
1”がセットされているのでRAM 17のメモリアドレス”
Mj”=”1”から親展設定データが読み出されて親展送
信の手順に従って送信が行なわれる。その次に、中継フ
ラグ欄174 に”0”がセットされている内のアドレス”
Ti”=”2”の電話番号”023-45-6789 ”が読み出さ
れ、対応する親展フラグ欄173 は”0”であるので標準
の手順に従って送信が行なわれる。
170 に記憶されている全ての電話番号に関して、中継フ
ラグ欄174 が”1”にセットされている電話番号の全て
をまず送信処理し、次に中継フラグ欄174 が”0”であ
る電話番号の全てに対して、親展フラグ欄173 に”1”
がセットされていれば親展送信の手順で、親展フラグ欄
173 が”0”であれば標準の手順でそれぞれ送信を行な
う。
いては、同報送信が指定されている電話番号の内の更に
中継送信が指定されている電話番号に対して優先して送
信するようにしている。これは、同報通信の「同報性」
に鑑みて、中継送信を行なう場合には最終の送信先での
受信が完了するまでに時間を要するため、中継送信を優
先しているためである。
準機能として親展機能と中継機能とを例として挙げた
が、これらは一例であって限定されるものではない。ま
た、親展送信よりも中継送信を優先するようにしている
が、この点に関しても限定されるものではな、他の理由
により親展送信を優先するようにしてもよいことは言う
までもない。
クシミリ装置によれば、同報通信の相手の各ファクシミ
リ装置に対して個別に付加的機能、たとえば親展送信ま
たは中継送信等の非標準機能の指定を行なうこと、ある
いはいずれの指定をも行なわないことのいずれかが設定
可能になる。このため、従来は同一内容の送信を複数の
ファクシミリ装置に対して行なう場合においても、同報
通信の相手側のファクシミリ装置の内のいずれかに異な
る付加的機能を使用して送信する必要がある場合には、
それらの通信相手には個別に設定を行ない、それらの以
外の通信相手には単なる同報通信を行なうという煩瑣な
操作が必要であったが、本発明のファクシミリ装置では
そのような煩瑣な操作は不要になる。
つ以上の付加的機能に優先順位を付与することが可能に
なるので、個々の事情に応じていずれかの機能を使用し
た送信を優先的に行なうことが可能になる。
ファクシミリ装置の一構成例を示すブロック図である。
なう際の送信操作の手順を示すフローチャートである。
う際に同報通信データを記憶する同報テーブルの内容を
示す模式図である。
報通信の送信処理の手順を示すフローチャートである。
報通信の送信処理の手順を示すフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の送信相手に同一内容の送信を行な
う同報機能と複数の付加的機能とを有するファクシミリ
装置において、前記同報機能により指定された送信先そ
れぞれに関して、個別に前記付加的機能のいずれかの設
定及びその設定内容に従った送信処理の実行を可能にな
してあることを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 前記同報機能により指定された送信先そ
れぞれに関して設定されている付加的機能の種類に応じ
て、予め設定されている優先順に従って送信処理を実行
すべくなしてあることを特徴とする請求項1に記載のフ
ァクシミリ装置。 - 【請求項3】 前記同報機能により指定された送信先そ
れぞれに関して設定可能な付加的機能は、送信先におい
て予め設定されている暗証番号の入力によってのみ通信
内容が開示される親展機能と、送信先から更に予め設定
されている他のファクシミリ装置に対して同一内容の送
信を自動的に行なう中継機能であることを特徴とする請
求項1又は2に記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12198596A JP3670080B2 (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12198596A JP3670080B2 (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | ファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09307731A true JPH09307731A (ja) | 1997-11-28 |
JP3670080B2 JP3670080B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
ID=14824718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12198596A Expired - Fee Related JP3670080B2 (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | ファクシミリ装置 |
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---|---|
JP (1) | JP3670080B2 (ja) |
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JP2004343563A (ja) * | 2003-05-16 | 2004-12-02 | Ricoh Co Ltd | ファクシミリ装置 |
US7095517B1 (en) | 2000-03-17 | 2006-08-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication apparatus and storage medium |
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1996
- 1996-05-16 JP JP12198596A patent/JP3670080B2/ja not_active Expired - Fee Related
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