JP3562090B2 - ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置に関し、より詳細には、ITU(国際電気通信連合)−T 勧告で規定されている非標準機能を利用したファクシミリ通信方法及びそれに使用するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ通信に関してはITU により手順及び機能の標準(標準手順及び標準機能)が定められている。しかし、そのような標準を妨げない範囲で標準以外の機能(非標準機能)を設定し、非標準手順の実行により利用することも認められている。このような事情から、各製造者では独自の機能を組み込んだファクシミリ装置を製造している場合が多く、同一製造者の製造に係るファクシミリ装置相互間ではそのような独自の非標準機能を利用したファクシミリ通信が可能である。
【0003】
ファクシミリ通信の非標準機能としては親展機能, 中継機能, ポーリング機能が代表的である。親展機能とは、受取人を指定して発呼機 (送信側装置) から原稿のデータが送信された場合に、被呼機 (受信側装置) において受信したデータをメモリの一部領域を確保することにより設定されている親展ボックスに一旦蓄積すると共に受取人が誰であるかを報知し、その受取人が予め登録してある暗証番号を入力した場合にのみ受信したデータが元の原稿の状態に表示またはプリントアウトされる機能である。従って、この親展機能を利用するには、被呼機において親展ボックスが設定されていること及びそれに空き領域があること、親展通信の受取人及び暗証番号が登録されていることが必要である。
【0004】
中継機能とは、ある一つの発呼機 (送信側装置) から一つの被呼機 (中継機) へ原稿のデータが送信された場合に、中継機を発呼機としてそれに予め登録されている他のファクシミリ装置へも自動的に転送させる機能である。この中継機能では、中継機に中継先の他の装置がグループ化して登録されていること及び中継機からの送信が行なえなかった場合にそのファクシミリ装置のファクシミリ番号(電話番号) を被呼機に通知する不達通知を行なうために中継機に発呼機の電話番号が登録されている必要がある。
【0005】
ポーリング機能とは、複数のファクシミリ装置を被呼機としてあるファクシミリ装置が発呼機となり、それぞれの被呼機に予め登録されている原稿のデータを集信する機能である。このポーリング機能では、ポーリングの対象となる原稿のデータが各被呼機に登録されている必要がある。
【0006】
ファクシミリ通信においてこのような種々の非標準機能を利用するためには、通常の通信手順である標準手順とは異なる非標準手順の実行が必要である。具体的には、発呼機からの着呼に応答して被呼機が非標準機能の内のある機能を備えていることを非標準機能信号(NSF) で宣言し、発呼機がその機能を利用することを非標準機能設定信号(NSS) で被呼機に応答するという非標準手順を実行した後に標準手順による通信が行なわれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような非標準機能を利用したファクシミリ通信を行なう場合にも、それぞれの非標準機能を利用するために必要な上述のような種々の設定及び準備が被呼機において通信開始時点以前に行なわれている必要がある。従って、上述のような種々の条件が満たされていないままに非標準機能を利用したファクシミリ通信が行なわれた場合には、発呼機側で意図した通信が行なわれないのみならず、無駄な通信が行なわれることになる。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、非標準機能を利用した通信を行なう場合に、本来のデータの通信に先立って、非標準機能そのものが利用可能であるか否か、また非標準機能の利用が可能な場合にはそのための条件が全て満たされているか否かの情報を被呼機から発呼機へ送信することにより、発呼機側で意図した通信を確実に行ない得るファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るファクシミリ通信方法は、発呼機と被呼機との間で非標準機能を利用した通信を行なうファクシミリ通信方法において、前記発呼機と前記被呼機との間で非標準手順を複数回反復することにより、前記被呼機が非標準機能を有するか否かを示す情報、前記被呼機が非標準機能を有する場合にその種類を示す情報、及び前記被呼機が有する非標準機能の能力の詳細を示す情報を、複数回の非標準手順のそれぞれで順次的に前記被呼機から前記発呼機へ送信し、前記発呼機は前記被呼機から非標準機能の能力の詳細を示す情報を受信した場合に前記被呼機が非標準機能を実行し得る条件を満たしているか否かを判断し、該判断結果に応じて非標準機能を利用した通信を行なうか否かを示す情報を前記被呼機へ送信することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るファクシミリ装置は、他のファクシミリ装置との間で非標準手順を複数回反復することにより、前記他のファクシミリ装置が非標準機能を有するか否かを示す情報、前記他のファクシミリ装置が非標準機能を有する場合にその種類を示す情報、及び前記他のファクシミリ装置が有する非標準機能の能力の詳細を示す情報を、複数回の非標準手順のそれぞれで順次的に受信し、前記他のファクシミリ装置が非標準機能を有していない場合または前記能力の詳細を示す情報が非標準機能を実行し得る条件を満たしているか否かを判断し、前記条件を満たしていない場合には前記他のファクシミリ装置との通信を切断すべくなしてあることを特徴とする。
【0011】
更に、本発明に係るファクシミリ装置は、他のファクシミリ装置との間で非標準手順を複数回反復することにより、非標準機能を有するか否かを示す情報、非標準機能を有する場合にその種類を示す情報、及び非標準機能を実行し得る条件を満たしているか否かを前記他のファクシミリ装置の側で判断するための非標準機能の能力の詳細を示す情報を、複数回の非標準手順のそれぞれで順次的に前記他のファクシミリ装置へ送信すべくなしてあることを特徴とする。
【0012】
【作用】
本発明に係るファクシミリ通信方法では、発呼機と前記被呼機との間で非標準手順が複数回反復され、被呼機が非標準機能を有するか否かを示す情報、被呼機が非標準機能を有する場合にその種類を示す情報、及び被呼機が有する非標準機能の能力の詳細を示す情報が、複数回の非標準手順のそれぞれで順次的に被呼機から発呼機へ送信され、発呼機において被呼機から受信した非標準機能の能力の詳細を示す情報に従って被呼機が非標準機能を実行し得る条件を満たしているか否かが判断され、この判断結果に応じて非標準機能を利用した通信を行なうか否かを示す情報が発呼機から被呼機へ送信される。
【0013】
また、本発明に係るファクシミリ装置では、他のファクシミリ装置との間で非標準手順を複数回反復し、他のファクシミリ装置が非標準機能を有するか否かを示す情報、他のファクシミリ装置が非標準機能を有する場合にその種類を示す情報、及び他のファクシミリ装置が有する非標準機能の能力の詳細を示す情報を、複数回の非標準手順のそれぞれで順次的に受信する。そして、他のファクシミリ装置非標準機能を有していないことまたは能力の詳細を示す情報から非標準機能を実行し得る条件を満たしているか否かを判断し、非標準機能を実行し得る条件を満たしていないことが判明した場合には前記他のファクシミリ装置との通信切断する
【0014】
更に、本発明に係るファクシミリ装置では、他のファクシミリ装置との間で非標準手順を複数回反復し、非標準機能を有するか否かを示す情報、非標準機能を有する場合にその種類を示す情報、及び非標準機能を実行し得る条件を満たしているか否かを他のファクシミリ装置の側で判断するための非標準機能の能力の詳細を示す情報が、複数回の非標準手順のそれぞれで順次的に他のファクシミリ装置へ送信される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
【0016】
図1は本発明のファクシミリ通信方法の実施に使用される本発明のファクシミリ装置の一構成例を示すブロック図である。
【0017】
参照符号11は制御装置として機能するCPU であり、バス10を介して表示装置として機能するLCD(液晶表示デバイス)12 及びそのドライバ13, 入力装置として機能するキーマトリクス14及びそのインタフェイス(I/F)15,このファクシミリ装置の動作手順のプログラム等が格納されているROM 16, 受信したデータ, 送信すべきデータ等を一時記憶するRAM 17, 2値画像信号の符号化/復号化装置として機能するコーデック(CODEC)18 等のディジタル信号処理を司る部分と接続されている。
【0018】
また、CPU 11はバス10を介して、原稿を読み取るCCD(電荷結合素子)21 及びそれにより読み取られたアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する画像処理回路22, ディジタル画像信号を用紙に印刷するプリンタ23等の画像の読み取り及び印刷を行なう部分と接続されている。更に、CPU 11はバス10を介して、この装置を通信回線網40に接続する網制御装置(NCU)31 及びモデム32等の通信機能を司る部分とも接続されている。
【0019】
このような図1に示されているファクシミリ装置の動作は、ROM 16に格納されているプログラムに従ってCPU 11が制御するが、その一般的な動作は以下の如くである。なお、ファクシミリ通信はITU−T により、二つの装置間の通信回線を接続するためのフェーズA(呼設定),メッセージ (本来送受信されるべき原稿のデータ) を送信するための種々の約束事をそれに先立って交換するためのフェーズB(プリメッセージ手順),メッセージを交換するためのフェーズC(メッセージ伝送),メッセージが終了したこと及びその確認のためのフェーズD(ポストメッセージ手順),二つの装置間の通信回線を遮断するためのフェーズE(呼開放) の5フェーズで段階的に行なわれることが規定されている。
【0020】
通常のファクシミリ通信を行なう場合、オペレータはキーマトリクス14を操作して送信を行なうことを指示すると共に相手先の電話番号をダイヤルし、送信すべき原稿をCCD 21に読み取らせる。これに応じて、CPU 11はまずフェーズAの呼設定を行なう。即ち、CPU 11はNCU 31に指示を与えて通信回線網40と接続し、発呼動作を行なう。一方、CCD 21により原稿から読み取られたアナログ画像信号は画像処理回路22によりディジタル画像信号に変換され、更にコーデック18により所謂ランレングス符号化方式であるモディファイド・ハフマン(Modified Huffman ) 方式に従って符号化 (圧縮) されて一旦RAM 17に蓄積される。
【0021】
呼設定により通信相手のファクシミリ装置と回線が接続されると、CPU 11はフェーズBのプリメッセージ手順を行なうことにより、双方の装置に要求される機能の識別と選択とを行なう。この後、CPU 11は信号の位相及び同期を合わせつつフェーズCのメッセージ伝送、即ち通信相手へ本来送信されるべき原稿から得られた符号化ディジタル画像信号 (メッセージ) をモデム32及びNCU 31を介して送信する。
【0022】
メッセージの全てを送信し終えると、CPU 11はフェーズDのポストメッセージ手順、即ちメッセージの終了及び確認を行なう。この確認が得られると、CPU 11はNCU 31に指示を与えて回線の切断、即ちフェーズEの呼開放を行なう。
【0023】
以上が通常のファクシミリ通信の発呼機側での基本的な動作であるが、被呼機側で受信を行なう場合の基本的な動作は以下の如くである。
【0024】
被呼機では、相手装置 (発呼機) からの呼設定によりNCU 31が通信回線網40と接続されると、CPU 11はまずフェーズBのプリメッセージ手順を行なうことにより、発呼機との間の通信が可能な状態になる。この後、CPU 11はフェーズCのメッセージ伝送により受信すべき原稿の符号化ディジタル画像信号をNCU 31及びモデム32を介して受信する。この符号化ディジタル画像信号はモデム32から一旦RAM 17に蓄積される。RAM 17に蓄積された符号化ディジタル画像信号は通常は直ちにコーデック18により元のディジタル画像信号に順次復号され、そのままプリンタ23に与えられて用紙に印刷されるか、または LCDドライバ13からLCD 12に与えられて画像表示される。但し、プリンタ23に用紙が無い場合、またはオペレータが希望して予め適宜の設定を行なっている場合には、RAM 17に蓄積されたメッセージはそのまま格納されて出力されることはない。
【0025】
受信すべき原稿の信号を全て受信し終えると、CPU 11は発呼機との間でフェーズDのポストメッセージ手順を交換し、それが確認されるとフェーズEの呼開放を行なって通信を終了する。
【0026】
なお、RAM 17に蓄積されたメッセージはオペレータが必要に応じて後刻プリンタ23で用紙に印刷したり、またはLCD 12に表示することも勿論可能である。
【0027】
次に、図1に示されているファクシミリ装置の本発明に特徴的な非標準機能を利用する場合の動作手順について、発呼機 100と被呼機 200との間の信号の送受信タイミングを示す図2のタイミングチャート,発呼機 100の動作手順を示す図3のフローチャート及び被呼機 200の動作手順を示す図4のフローチャートを参照して説明する。
【0028】
ところで非標準機能、たとえば親展機能を利用してファクシミリ通信を行なう場合、受信側のファクシミリ装置において親展番号及びその親展番号に対する暗証番号の設定が事前に必要である。たとえば、ある人物が親展機能による受信を希望する場合、自身の親展番号 (たとえば”1”) と、暗証番号 (たとえば”1234”) とをキーマトリクス14を操作してファクシミリ装置に登録しておく必要がある。このような設定を予め行なっておくことにより、RAM 17に親展ボックスと称される領域が確保されると共に、親展番号”1”及びそれに対応して暗証番号”1234”がRAM 17に登録される。そして、ファクシミリ装置の親展番号”1”宛に送信されたメッセージは必ずRAM 17の親展ボックスの領域に親展番号”1”のメッセージとして格納され、その親展番号”1”に対応して予め登録されている暗証番号”1234”がキーマトリクス14から入力された場合にのみ、CPU 11は親展番号”1”に対応するメッセージをRAM 17の親展ボックスから読み出す。読み出されたメッセージはコーデック18で復号された後、プリンタ23により用紙に印刷されるか、またはLCD 12に表示される。
【0029】
このように、親展機能を利用してファクシミリ通信を行なう場合、それが可能なためには受信側のファクシミリ装置では親展番号及びそれに対応する暗証番号が予め登録されており、更にRAM 17の親展ボックスの領域に空きがあることが前提となる。
【0030】
一方、親展機能を利用してファクシミリ通信を行なう場合、送信側のファクシミリ装置では、オペレータはキーマトリクス14を操作して送信を行なうことを指示すると共に相手先の電話番号をダイヤルし、更に親展機能を利用すること及びメッセージの宛先の人物の親展番号をキーマトリクス14の操作により設定した上で、送信すべき原稿をCCD 21に読み取らせる。これに応じて、CPU 11はまずフェーズAの呼設定を行なう (ステップS11)。即ち、CPU 11はNCU 31を通信回線網40と接続して発呼動作を行ない、被呼機 200と回線が接続されるのを待機する (ステップS12)。一方、CCD 21により原稿から読み取られたアナログ画像信号は画像処理回路22によりディジタル画像信号に変換され、更にコーデック18により所謂ランレングス符号化方式に従って符号化 (圧縮) されて一旦RAM 17に蓄積される。
【0031】
呼設定により発呼機 100と通信相手のファクシミリ装置、即ち被呼機 200との回線が接続されると (ステップS12, S51) 、発呼機 100と被呼機 200との間でフェーズBのプリメッセージ手順を行なうことにより、双方の装置に要求される機能の識別と選択とを行なう。図2はその際の信号の通信状態を示すタイミングチャートである。
【0032】
回線が接続されてフェーズBの段階に入ると、まず被呼機 200はデジタル識別信号(DIS) 及び非標準機能信号(NSF) を参照符号S1にて示されているように発呼機 100へ送信する (ステップS52)。デジタル識別信号(DIS) は被呼機 200が標準的なファクシミリ通信能力を有していること、換言すれば以降の通信が可能であることを示し、非標準機能信号(NSF) は被呼機 200が非標準機能を備えていることを示している。
【0033】
これらのデジタル識別信号(DIS) 及び非標準機能信号(NSF) を受けて (ステップS13, S14) 、発呼機 100は被呼機 200へ非標準機能設定信号(NSS) を参照符号S2にて示されているように送信する (ステップS15)。発呼機 100はこの非標準機能設定信号(NSS) により、被呼機 200に対してそれが有する非標準機能の能力を送信するように要求する。被呼機 200は、この非標準機能設定信号(NSS) を受信することにより (ステップS53, S54) 、非標準機能の内のたとえば親展機能を有していることを非標準機能信号(NSF) を参照符号S3にて示されているように送信することにより発呼機 100に示す (ステップS55)。
【0034】
この被呼機 200からの非標準機能信号(NSF) を受信することにより (ステップS16, S17) 、発呼機 100は被呼機 200が親展機能を有していることを認識するので、次に能力の詳細を送信するように要求するために非標準機能設定信号(NSS) を参照符号S4にて示されているように送信する (ステップS18)。この二度目の非標準機能設定信号(NSS) を受信することにより (ステップS56, S57) 、被呼機 200は自身に備えられている非標準機能 (この場合は親展機能) を実行するための条件が整っているか否かを調べる (ステップS58)。具体的には、被呼機 200のCPU 11は親展番号及び暗証番号が登録されているか否かを調べ、更にRAM 17の親展ボックスの領域に所定量以上の空き領域があるか否かを調べる。そして、いずれの条件も満足している場合にのみ、被呼機 200のCPU 11は発呼機 100に対して非標準機能信号(NSF) を参照符号S5にて示されているように送信する (ステップS59)。
【0035】
この非標準機能信号(NSF) を受信することにより (ステップS19, S20) 、発呼機 100のCPU 11は非標準機能の内の親展機能を利用した通信が能力的にも実際にも可能であると判断し、親展機能を利用した通信 (応用通信9)を行なうことを非標準機能設定信号(NSS) を参照符号S6にて示されているように被呼機 200へ送信することにより指示する (ステップS21)。
【0036】
以上により非標準手順が終了し、爾後は標準手順に入る。即ち、発呼機 100はトレーニング信号(TRN) を参照符号S7にて示されているように被呼機 200へ送信し (ステップS22)、標準手順に入る (ステップS23)。被呼機 200は先の非標準機能設定信号(NSS) 及びこのトレーニング信号(TRN) を受信することにより (ステップS60, S61, S62, S63) 、受信準備確認信号(CFR) を参照符号S8にて示されているように発呼機 100へ送信して標準手順に入る (ステップS64)。
【0037】
以上によりフェーズBのプリメッセージ手順が終了し、発呼機 100から符号化されたデジタル画像信号(PIX) の被呼機 200への送信が参照符号S9にて示されているように開始される。以降の通信手順は前述の基本的な通信手順と同様であるので、その説明は省略する。
【0038】
なお、上記実施の形態では非標準機能の一例として親展機能をとりあげたが、中継機能を利用してファクシミリ通信を行なう場合には、被呼機 200がグループ化されて登録されているか否か、不達通知を送信するために発呼機 100の電話番号 (ファクシミリ番号) が被呼機 200に登録されているか否かの条件が調べられる。また、ポーリング機能を利用してファクシミリ通信を行なう場合には、発呼機 100からのポーリングの対象となる複数の被呼機 200それぞれにポーリング原稿が登録されているか否かが調べられる。
【0039】
【発明の効果】
以上に詳述したように本発明に係るファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置によれば、親展機能, 中継機能, ポーリング機能等の非標準機能を利用してファクシミリ通信を行なう際に、通信相手のファクシミリ装置にそれらの機能が備えられているか否かのみならず、それらの機能が備えられている場合においてはそれらの機能が実際に利用可能な状態であるか否かもメッセージの通信以前に確認され、そのような条件が満たされていない場合には通信が切断される。このため、被呼機側の条件が満たされている場合には発呼機側で意図した通信が確実に行なわれ、被呼機側の条件が満たされていない場合には無駄な通信を行なわずに済むことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ通信方法を実施するためのファクシミリ装置の一構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明のファクシミリ通信方法による発呼機と被呼機との間の信号の送受信タイミングを示すタイミングチャートである。
【図3】本発明のファクシミリ通信方法による発呼機の動作手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明のファクシミリ通信方法による被呼機の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
40 通信回線網
100 発呼機
200 被呼機
S1,S3,S5 非標準機能信号(NSF)
S2, S4, S6 非標準機能設定信号(NSS)

Claims (3)

  1. 発呼機と被呼機との間で非標準機能を利用した通信を行なうファクシミリ通信方法において、
    前記発呼機と前記被呼機との間で非標準手順を複数回反復することにより、前記被呼機が非標準機能を有するか否かを示す情報、前記被呼機が非標準機能を有する場合にその種類を示す情報、及び前記被呼機が有する非標準機能の能力の詳細を示す情報を、複数回の非標準手順のそれぞれで順次的に前記被呼機から前記発呼機へ送信し、
    前記発呼機は前記被呼機から非標準機能の能力の詳細を示す情報を受信した場合に前記被呼機が非標準機能を実行し得る条件を満たしているか否かを判断し、該判断結果に応じて非標準機能を利用した通信を行なうか否かを示す情報を前記被呼機へ送信することを特徴とするファクシミリ通信方法。
  2. 他のファクシミリ装置との間で非標準手順を複数回反復することにより、前記他のファクシミリ装置が非標準機能を有するか否かを示す情報、前記他のファクシミリ装置が非標準機能を有する場合にその種類を示す情報、及び前記他のファクシミリ装置が有する非標準機能の能力の詳細を示す情報を、複数回の非標準手順のそれぞれで順次的に受信し、
    前記他のファクシミリ装置が非標準機能を有していない場合または前記能力の詳細を示す情報が非標準機能を実行し得る条件を満たしているか否かを判断し、前記条件を満たしていない場合には前記他のファクシミリ装置との通信を切断すべくなしてあることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 他のファクシミリ装置との間で非標準手順を複数回反復することにより、非標準機能を有するか否かを示す情報、非標準機能を有する場合にその種類を示す情報、及び非標準機能を実行し得る条件を満たしているか否かを前記他のファクシミリ装置の側で判断するための非標準機能の能力の詳細を示す情報を、複数回の非標準手順のそれぞれで順次的に前記他のファクシミリ装置へ送信すべくなしてあることを特徴とするファクシミリ装置。
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