JPH11220615A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH11220615A
JPH11220615A JP10032383A JP3238398A JPH11220615A JP H11220615 A JPH11220615 A JP H11220615A JP 10032383 A JP10032383 A JP 10032383A JP 3238398 A JP3238398 A JP 3238398A JP H11220615 A JPH11220615 A JP H11220615A
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JP
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main scanning
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JP10032383A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Nakama
敏幸 中間
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信側装置において記録された受信画情報に
おける情報の欠落なしに、受信側装置において記録紙の
節約を可能とするファクシミリ装置を提供すること。 【解決手段】 所定の伝送制御手順のやりとりにより、
受信側装置から第1の主走査方向解像度の倍の第2の主
走査方向解像度及び所定の主走査方向幅の画情報を受信
する能力が通知された場合は、画情報の送信条件を前記
第2の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅に
設定した上で、前記記憶手段に記憶された前記受信側装
置宛の前記第1の主走査方向解像度でかつ前記所定の主
走査方向幅の画情報を2ページ分ずつ主走査方向に連結
して、前記第2の主走査方向解像度であって前記所定の
主走査方向幅の画情報を作成して、前記受信側装置に送
信することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、特に、回線を介した所定の伝送制御手順のやり
とりにより受信側装置から通知される当該受信側装置の
能力及び自装置の能力に基づいて送信条件を設定して、
その設定した送信条件で画情報を送信する一方、回線を
介した所定の伝送制御手順のやりとりにより自装置の能
力を送信側装置に通知して、その通知した自装置の能力
及び前記送信側装置の能力に基づいて前記送信側装置に
より設定された受信条件により画情報を受信して記録す
るファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置においては、送信側装
置のスキャナ等の読取手段により読み取った画情報を受
信側装置に送信して、受信側装置のプロッタ等の記録手
段により、記録紙に記録する。
【0003】送信側装置から所定サイズの原稿の画情報
を読み取って送信すれば、受信側装置においては、送信
側装置において読み取られた原稿と同一サイズの記録紙
が、送信側装置において読み取られ送信された原稿の枚
数と同一枚数だけ使用されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、送信側装
置が比較的低い第1の主走査方向解像度(例えば200
dpi)で所定の主走査方向幅(例えばA4幅)の原稿
を読み取って得た画情報が受信側装置に送信されると、
当該受信側装置が、例え、前記第1の主走査方向解像度
の倍の第2の主走査方向解像度(400dpi)で前記
所定の主走査方向幅(A4幅)の画像記録を行える受信
能力を備えていたとしても、送信側装置における主走査
方向の読取解像度及び主走査方向の読取幅に合わせて、
主走査方向解像度200dpi、主走査方向A4幅で記
録するため、受信側装置においては、記録紙の節約には
ならない。
【0005】一方、送信側装置において、主走査方向解
像度200dpi、主走査方向幅A4で読み取った画情
報を間引いて、主走査方向解像度100dpi、主走査
方向幅A4の画情報とし、その画情報を主走査方向解像
度200dpi、主走査方向幅A5の画情報として送信
することで、受信側装置における記録紙の節約を可能と
することも考えられるが、その場合、主走査方向解像度
200dpi、主走査方向幅A4で読み取ったオリジナ
ルの画情報の情報量の半分しか受信側装置に送信されな
いことになるため、受信側装置において記録された受信
画情報における情報の欠落が生じてしまう弊害がある。
【0006】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、受信側装置において記録された受信画情報におけ
る情報の欠落なしに、受信側装置において記録紙の節約
を可能とするファクシミリ装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のファクシミリ装置は、回線を介した
所定の伝送制御手順のやりとりにより受信側装置から通
知される当該受信側装置の能力及び自装置の能力に基づ
いて送信条件を設定して、その設定した送信条件で画情
報を送信するファクシミリ装置において、少なくとも第
1の主走査方向解像度で所定の主走査方向幅の原稿画情
報を読み取る読取手段と、その読取手段で読み取った画
情報を記憶する記憶手段と、所定の操作入力に応じて連
結送信モードに設定するモード設定手段と、そのモード
設定手段により連結送信モードに設定されている場合
に、前記読取手段により前記第1の主走査方向解像度で
かつ前記所定の主走査方向幅で読み取られ前記記憶手段
に記憶された画情報を前記受信側装置に送信する際に、
前記所定の伝送制御手順のやりとりにより、前記受信側
装置から前記第1の主走査方向解像度の倍の第2の主走
査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の画情報を受
信する能力が通知された場合は、画情報の送信条件を前
記第2の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅
に設定した上で、前記記憶手段に記憶された前記受信側
装置宛の前記第1の主走査方向解像度でかつ前記所定の
主走査方向幅の画情報を2ページ分ずつ主走査方向に連
結して、前記第2の主走査方向解像度であって前記所定
の主走査方向幅の画情報を作成して、前記受信側装置に
送信する画情報連結送信手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0008】請求項2記載のファクシミリ装置は、請求
項1記載のファクシミリ装置において、所定の操作入力
に応じて分割記録を指示する分割記録指示手段を更に備
える一方、前記画情報連結送信手段は、前記分割記録指
示手段により分割記録が指示されている場合は、分割記
録を指示する旨を前記所定の伝送制御手順において前記
受信側装置に通知するものであることを特徴とする。
【0009】請求項3記載のファクシミリ装置は、請求
項1または2のいずれかの記載のファクシミリ装置にお
いて、前記画情報連結送信手段は、前記記憶手段に記憶
された前記受信側装置宛の前記第1の主走査方向解像度
でかつ前記所定の主走査方向幅の画情報を2ページ分ず
つ主走査方向に連結する際に、互いのページの副走査方
向解像度が一致しない場合は、副走査方向解像度が低い
側のページの副走査方向解像度を副走査方向解像度が高
い側のページの副走査方向解像度に変換してから主走査
方向に連結するものであることを特徴とする。
【0010】請求項4記載のファクシミリ装置は、請求
項2記載のファクシミリ装置において、前記画情報連結
送信手段は、前記記憶手段に記憶された前記受信側装置
宛の前記第1の主走査方向解像度でかつ前記所定の主走
査方向幅の画情報を2ページ分ずつ主走査方向に連結す
る際に、互いのページの副走査方向解像度が一致しない
場合は、副走査方向解像度が低い側のページの副走査方
向解像度を副走査方向解像度が高い側のページの副走査
方向解像度に変換してから主走査方向に連結すると共
に、前記所定の伝送制御手順により、副走査方向解像度
が変換されたページを特定するための情報及び当該ペー
ジの元の副走査方向解像度を特定するための情報を前記
受信側装置に通知するものであることを特徴とする。
【0011】請求項5記載のファクシミリ装置は、回線
を介した所定の伝送制御手順のやりとりにより受信側装
置から通知される当該受信側装置の能力及び自装置の能
力に基づいて送信条件を設定して、その設定した送信条
件で画情報を送信するファクシミリ装置において、少な
くとも第1の主走査方向解像度で所定の主走査方向幅の
倍の幅の原稿画情報を読み取る読取手段と、所定の操作
入力に応じて連結読取モードに設定するモード設定手段
と、そのモード設定手段により連結読取モードに設定さ
れている場合に、前記読取手段により前記第1の主走査
方向解像度でかつ前記所定の主走査方向幅の倍の幅で原
稿画情報を読み取って得られる画情報を前記受信側装置
に送信する際に、前記所定の伝送制御手順のやりとりに
より前記受信側装置から、前記第1の主走査方向解像度
の倍の第2の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方
向幅の画情報を受信する能力が通知された場合は、画情
報の送信条件を前記第2の主走査方向解像度及び前記所
定の主走査方向幅に設定した上で、前記読取手段により
読み取られた前記受信側装置宛の前記第1の主走査方向
解像度でかつ前記所定の主走査方向幅の倍の幅の画情報
を前記第2の主走査方向解像度であって前記所定の主走
査方向幅の画情報として、前記受信側装置に送信する連
結画情報送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項6記載のファクシミリ装置は、請求
項5記載のファクシミリ装置において、所定の操作入力
に応じて分割記録を指示する分割記録指示手段を更に備
える一方、前記連結画情報送信手段は、前記分割記録指
示手段により分割記録が指示されている場合は、分割記
録を指示する旨を前記所定の伝送制御手順において前記
受信側装置に通知するものであることを特徴とする。
【0013】請求項7記載のファクシミリ装置は、回線
を介した所定の伝送制御手順のやりとりにより自装置の
能力を送信側装置に通知して、その通知した自装置の能
力及び前記送信側装置の能力に基づいて前記送信側装置
により設定された受信条件により画情報を受信して記録
するファクシミリ装置において、少なくとも前記第1の
主走査方向解像度またはその倍の前記第2の主走査方向
解像度及び前記所定の主走査方向幅で画情報を記録する
記録手段と、前記送信側装置から画情報を受信する際
に、前記所定の伝送制御手順のやりとりにより、前記第
2の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の画
情報を受信する能力があることを前記送信側装置に通知
し、前記所定の伝送制御手順において分割記録を指示す
る旨が前記送信側装置から通知されない場合は、前記送
信側装置から受信した前記第2の主走査方向解像度及び
前記所定の主走査方向幅の画情報をそのまま受信して前
記記録手段で記録する一方、通知された場合は、前記送
信側装置から受信した前記第2の主走査方向解像度及び
前記所定の主走査方向幅の画情報を、主走査方向に2分
割して、前記第1の主走査方向解像度及び前記所定の主
走査方向幅の2ページ分の画情報を作成して、それぞれ
のページの画情報を前記記録手段により記録する受信記
録制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項8記載のファクシミリ装置は、請求
項7記載のファクシミリ装置において、前記受信記録制
御手段は、前記第2の主走査方向解像度及び前記所定の
主走査方向幅の画情報を前記送信側装置から受信する際
に、前記所定の伝送制御手順において分割記録を指示す
る旨が前記送信側装置から通知され、かつ、副走査方向
解像度が変換されたページを特定するための情報、及
び、当該ページの元の副走査方向解像度を特定するため
の情報が通知された場合は、前記送信側装置から受信し
た前記第2の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方
向幅の画情報を、主走査方向に2分割して、前記第1の
主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の2ペー
ジ分の画情報を作成すると共に、副走査方向解像度が変
換されたページの画情報については、元の副走査方向解
像度に変換した上で、それぞれのページの画情報を前記
記録手段により記録するものであることを特徴とする。
【0015】請求項9記載のファクシミリ装置は、請求
項7または8のいずれかの記載のファクシミリ装置にお
いて、所定の操作入力に応じて分割記録モードに設定す
るモード設定手段を更に備える一方、前記受信記録制御
手段は、前記所定の伝送制御手順において分割記録を指
示する旨が前記送信側装置から通知された場合におい
て、前記モード設定手段により、分割記録モードに設定
されている場合にのみ、前記送信側装置から受信した前
記第2の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅
の画情報を、主走査方向に2分割して、前記第1の主走
査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の2ページ分
の画情報を作成して、それぞれのページの画情報を前記
記録手段により記録するものであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0017】先ず、図1は、本発明の実施の形態に係る
ファクシミリ装置1のブロック構成を示している。
【0018】同図において、ファクシミリ装置1は、主
制御部2、ROM3、RAM4、操作表示部5、読取部
6、スキャナ7、蓄積符号化部8、蓄積画像メモリ9、
記録部10、出力復号化部11、ページメモリ12、プ
ロッタ13、送信部14、送信符号部15、ラインメモ
リ16、送信復号化部17、網制御部18、モデム1
9、画像受信メモリ20、及び、システムバス21によ
り構成されている。
【0019】主制御部2は、ROM3に書き込まれた制
御プログラムに従って、RAM4を作業領域として使用
しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュータで
ある。ROM3は、主制御部2が装置各部を制御するた
めの制御プログラムが記憶されているリードオンリメモ
リである。RAM4は、主制御部2の作業領域として使
用されるランダムアクセスメモリである。
【0020】操作表示部5は、相手先ファクシミリ番号
を指定するためのテンキー、スタートキー、ワンタッチ
ダイヤルキー、及び、その他各種キーが配設される一
方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせる
べき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するもの
である。
【0021】図2に、本実施の形態と関係する部分以外
は、図示を省略した操作表示部5の配置構成例を示す。
【0022】同図において、テンキー5aは、送信宛先
ファックス番号等を指定したりするために用いられるも
のである。[スタート]キー5bは、ファクシミリ送信
動作の開始や、コピー動作の開始等を指示するためのも
のである。[ストップ]キー5cは、各種動作の強制的
な停止を指示するためのものである。[Yes]キー5
d及び[No]キー5eは、ユーザに決定または取消の
各種選択をさせるためのキーである。表示器5fは、ユ
ーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージ
を表示するものである。
【0023】[ふつう字]キー5g、[小さな字]キー
5h、及び、[細かい字]キー5iは、後述する読取り
部6における副走査方向読取り解像度を選択的に設定す
るためのキーで、図3に示すように、[ふつう字]は1
00dpi、[小さな字]は200dpi、[細かい字]
は400dpiに対応している。
【0024】インジケータランプ5gi、5hi及び5
iiは、現在選択されている副走査方向の読取り解像度
に対応するもののみが点灯して、現在の副走査方向読取
り解像度の設定状態を示すためのものである。図におい
ては、インジケータランプ5hiが点灯中で、副走査方
向読取り解像度が200dpi(小さな字)に設定され
ていることを示している。
【0025】[連結送信]キー5jは、連結送信モード
に設定するためのキーである。インジケータランプ5j
iは連結送信モードに設定されている場合に点灯して、
現在連結送信モードに設定されていることを示すための
ものである。なお、図においては、インジケータランプ
5jiが点灯中である。[連結読取]キー5kは、連結
読取モードに設定するためのキーである。インジケータ
ランプ5kiは連結読取モードに設定されている場合に
点灯して、現在連結読取モードに設定されていることを
示すためのものである。[分割記録指示]キー5lは、
受信側に分割記録を指示する設定にするためのキーであ
る。インジケータランプ5liは、受信側に分割記録を
指示する設定になっているときに点灯するものである。
[分割記録]キー5mは、受信した連結画情報を分割し
て記録する設定にするためのキーである。インジケータ
ランプ5miは、受信した連結画情報を分割して記録す
る設定になっているときに点灯するものである。
【0026】図1に戻って、読取部6は、スキャナ7、
蓄積符号化部8、及び、蓄積画像メモリ9により構成さ
れ、原稿を読み取って画情報を得るためのものである。
【0027】スキャナ7は、3.85本/mm(約10
0dpi)、7.7本/mm(約200dpi)、15.
4本/mm(約400dpi)のうちの設定された副走
査読取り解像度で原稿を読み取って画情報を得るための
ものである。蓄積符号化部8は、スキャナ7で読み取ら
れた画情報を、蓄積画像メモリ9に蓄積するために、符
号化圧縮するためのものである。蓄積画像メモリ9は、
蓄積符号化部8で符号化圧縮されたスキャナ7で読み取
られた画情報を一時蓄積するためのものである。
【0028】記録部10は、出力復号化部11、ページ
メモリ12、及び、プロッタ13により構成され、画情
報を記録紙に記録出力するためのものである。出力復号
化部13は、受信した符号化画情報やスキャナ7で読み
取られ蓄積画像メモリ9に蓄積されたを符号化画情報
を、復号伸長して元の画情報に戻すためのものである。
ページメモリ12は、出力復号化部13で復号伸長され
た画情報を展開するためのものである。プロッタ13
は、ページメモリ12に展開された画情報のイメージを
記録紙に記録するためのものである。
【0029】送信部14は、送信復号化部17、ライン
メモリ16、及び、送信符号部15により構成され、送
信する画情報を符号化圧縮するためのものである。送信
復号化部17は、スキャナ7で読み取られ蓄積画像メモ
リ9に蓄積された符号化画情報を、復号伸長して主走査
ライン単位で元の画情報に戻すためのものである。ライ
ンメモリ16は、送信復号化部17で復号伸長された主
走査ライン単位の画情報を展開するためのものである。
【0030】送信符号化部15は、ラインメモリ16に
主走査ライン単位で復号伸長された画情報を、G3ファ
クシミリに適合する、MH符号化方式、MR符号化方
式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式で符号化圧
縮するためのものである。
【0031】網制御部18は、回線に接続されて、回線
の直流ループの閉結・解放や、回線の極性反転の検出、
回線解放の検出、発信音の検出、ビジートーン(話し
中)等のトーン信号の検出、呼出信号の検出等の回線と
の接続制御や、ダイヤルパルスの生成を行うものであ
る。モデム19は、G3ファクシミリモデムであり、G
3ファクシミリプロトコルに基づいてファクシミリ通信
を制御して、網制御部18を介して回線に送信する、送
信符号化部15からのデータを変調する一方、網制御部
18を介して回線から受信した通信信号から符号化画情
報を復調して得るためのものである。また、モデム19
は、入力されたダイヤル番号に対応したDTMF信号の
送出も行う。受信画像メモリ20は、モデム19が受信
した符号化画情報を一時記憶するためのものである。シ
ステムバス21は、上記各部がデータをやり取りするた
めの信号ラインである。
【0032】以上のように構成されるファクシミリ装置
1のラインメモリ16は、図4に示すように、3456
画素分の容量があり、これは主走査方向幅がA2で、主
走査方向解像度が200dpiの画情報、または、主走
査方向幅がA4で、主走査方向解像度が400dpiの
画情報の1主走査ライン分に相当する。
【0033】そのため、ラインメモリ16には、主走査
方向幅がA4で、主走査方向解像度が200dpiの画
情報を主走査方向に2ページ分連結した画情報の1主走
査ライン分の容量を備えていることになる。
【0034】また、ファクシミリ装置1の読取部6は、
図5に示すように、主走査方向読取解像度200dpi
で主走査方向の幅がA2までの原稿を読取ることがで
き、副走査方向については、前述したように、100d
pi、200dpi、または、400dpiのうちのいず
れかの副走査方向解像度で原稿を読み取ることができ
る。
【0035】また、ファクシミリ装置1の記録部10
は、図6に示すように、主走査方向記録解像度200d
piまたは400dpiで主走査方向の幅がA4の画情報
を記録することができ、副走査方向については、100
dpi、200dpi、または、400dpiのうちのい
ずれかの副走査方向解像度で画情報を記録することがで
きる。
【0036】以上のように構成されるファクシミリ装置
1は、送信側と受信側がG3ファクシミリプロトコルに
基づいて画情報を送受信するが、その場合の通信シーケ
ンスについて、図7に示す。
【0037】同図において、送信側が受信側に発呼して
回線が確立されると、送信側が発呼トーンCNGにより
ファクシミリ呼を指示し、受信側はそれに応じて受信状
態になったことを知らせる被呼局識別信号CEDを送信
側に返し、呼設定手順を行う。
【0038】続いて受信側は、非標準機能識別信号NS
Fにより自装置の能力を送信側に通知する共にディジタ
ル識別信号DISを送出する。送信側は受信側から非標
準機能識別信号NSFにより通知された受信側の能力
と、自装置の能力とから自装置の送信条件を設定すると
共に、非標準機能設定信号NSSにより受信側に受信条
件通知して設定させると共に送信端末識別信号TSIを
送出する。続いて、送信側は、トレーニングチェック信
号TCFによりモデム伝送速度の確認を行い、受信側
は、受信準備確認信号CFRにより、モデム調整完了及
び伝送前手順の終了を送信側に通知する。これにより、
伝送前手順が完了し、送信側は、メッセージ伝送手順で
符号化画情報を受信側に送信し受信側が受信する。
【0039】メッセージ伝送手順が終了すると、伝送後
手順が行われるが、それには、3通りある。すなわち、
前原稿が最終原稿であった場合と、パラメータに変更の
ない送信原稿がある場合と、パラメータに変更のある送
信原稿がある場合との3通りである。
【0040】前原稿が最終原稿であった場合は、伝送後
手順として、送信側が手順終了信号EOPを送出し、受
信側がメッセージ確認信号MCFを送出し送信側が切断
命令信号DCNを送出して、通信を終了する。
【0041】パラメータに変更のない送信原稿がある場
合は、伝送後手順として、送信側がマルチページ信号M
PSを送出し、受信側がメッセージ確認信号MCFを送
出して、メッセージ伝送手順に戻る。
【0042】パラメータに変更のある送信原稿がある場
合は、伝送後手順として、送信側がメッセージ終了信号
EOMを送出し、受信側がメッセージ確認信号MCFを
送出して、伝送前手順に戻る。
【0043】次に、ファクシミリ装置1において、[連
結読取]キー5kの押下操作により、連結読取モードに
は設定されてしない場合の送信処理手順について、図
8、図9、図10、及び、図11を参照して説明する。
なお、この場合、スキャナ7は、主走査方向をA4幅2
00dpiで原稿を読み取る。
【0044】それらの図において、ファクシミリ装置1
の主制御部2は、先ず、表示器5fに「原稿をセット
し、宛先を指定して下さい。」とのメッセージを表示し
て(処理101)、宛先番号がテンキー5aにより入力
されるのを監視し(判断102のYes)、入力される
と、「スタートキーを押し下さい。」とのメッセージを
表示し(処理103)、[スタート]キー5bが押下さ
れるか、または、[ふつう字]キー5g、[小さな字]
キー5h、または、[細かい字]キー5iの押下操作に
より、副走査読取解像度の設定入力があるかを監視し
(判断104のNo、判断105のNoループ)、副走
査読取解像度の設定入力があった場合は(判断105の
Yes)、設定入力に応じて設定状態を更新して(処理
106)、[スタート]キー5bが押下されるか、また
は、副走査読取解像度の設定入力があるかの監視(判断
104のNo、判断105のNoループ)に戻る。
【0045】これにより、操作者の所望する副走査読取
解像度が、必要に応じて設定され、いずれ[スタート]
キー5bが押下されると、判断104がYesとなり、
スキャナ7により設定された副走査読取解像度でセット
された原稿を読取り、蓄積符号化部8で符号化圧縮して
蓄積画像メモリ9に記憶する(処理107)。
【0046】そして、表示器5fに、「原稿を交換して
スタートキーを押して下さい。終了ならYesキーを押
して下さい。」とのメッセージを表示し(処理10
8)、[スタート]キー5bが押下されるか、[Ye
s]キー5dが押下されるか、または、[ふつう字]キ
ー5g、[小さな字]キー5h、または、[細かい字]
キー5iの押下操作により、副走査読取解像度の設定入
力があるかを監視し(判断109のNo、判断110の
No、判断111のNoループ)、副走査読取解像度の
設定入力があった場合は(判断111のYes)、設定
入力に応じて設定状態を更新して(処理112)、[ス
タート]キー5bが押下されるか、[Yes]キー5d
が押下されるか、または、副走査読取解像度の設定入力
があるかの監視に戻る。
【0047】そして、操作者の所望する副走査読取解像
度が、必要に応じて設定され、いずれ[スタート]キー
5bが押下されると、判断109がYesとなり、スキ
ャナ7により設定された副走査読取解像度でセットされ
た原稿を読取り、蓄積符号化部8で符号化圧縮して蓄積
画像メモリ9に記憶して(処理113)、処理108に
戻る。
【0048】これにより、操作者が受信側装置に送信し
たい原稿が1ページずつ、各ページ共通の主走査方向解
像度200dpi、主走査方向幅A4で、各ページで異
なり得る100dpi、200dpi、または、400d
piで読み取られ蓄積画像メモリ9に記憶される。
【0049】なお、スキャナ7で読み取られ、蓄積符号
化部8に符号化された各ページの画情報は、図12に示
すように、読取り時の副走査解像度の情報が符号化され
画情報ファイルとして蓄積画像メモリに記憶される。
【0050】そして、全ページの読取りが完了すれば、
[Yes]キー5dが押下されて、判断110がYes
となり、判断102で入力された受信側装置の宛先番号
に発呼して(処理115)、受信側装置を呼び出し、受
信側装置が応答して回線が確立されるまで待ち(判断1
15のNoループ、回線が確立されると、図7に示した
呼設定手順を行い(処理116)、伝送前手順で、受信
側装置から非標準機能識別信号NSF及びディジタル識
別信号DISを受信して(処理117)、非標準機能識
別信号NSFにより、受信側装置が、主走査方向幅A
4、主走査方向解像度400dpiの記録に対応してい
るか否かを判断し、対応していない場合は(判断118
のNo)、読み取った画情報の主走査方向解像度を受信
側装置の能力に合わせて、200dpiのまま、また
は、必要な変換を行って送信する従来処理を行う(処理
119)。
【0051】対応している場合は(判断118のYe
s)、現在[連結送信]キー5jの押下操作により、連
結送信モードに設定されているか否かを判断し(判断2
01)、連結送信モードではなく通常モードである場合
には(判断201のNo)、読み取った画情報の主走査
方向解像度を受信側装置の能力に合わせて、200dp
iのまま、または、必要な変換を行って送信する従来処
理を行う(処理202)。
【0052】連結送信モードに設定されいる場合は(判
断201のYes)、蓄積画像メモリ9に記憶されてい
る、判断102で入力された宛先番号により特定される
受信側装置宛の読取り順に連続する2ページ分の画情報
を読取り順が早い方のページを左に、遅い方のページを
右に配置する関係で主走査方向に連結した1ページの処
理対象画情報とする(処理203)。その場合、処理対
象画情報は、主走査方向解像度200dpi、主走査方
向幅A2の画情報となる。ただし、副走査方向解像度
は、左右のページで同一の場合もあるし、異なる場合も
ある。
【0053】そこで、処理対象画情報を構成する左右の
ページの副走査方向解像度が同一であるか否かを、各ペ
ージの符号化画情報のファイルに図12に示したように
付加されている副走査解像度の比較により判断する(判
断204)。
【0054】そして、同一である場合には(判断204
のYes)、主走査方向幅A4、主走査方向解像度40
0dpi、分割記録指示/不指示の非標準機能設定信号
NSSを送出する(処理205)。なお、その場合非標
準機能設定信号NSSにより、副走査方向解像度も通知
される。
【0055】そして、同一でない場合には(判断204
のNo)、主走査方向幅A4、主走査方向解像度400
dpi、分割記録指示/不指示、解像度変換対象ページ
有り等の非標準機能設定信号NSSを送出する(処理2
06)。なお、その場合非標準機能設定信号NSSによ
り、左右のページの副走査方向解像度うちの最大の副走
査方向解像度も通知される。
【0056】ここで、非標準機能設定信号NSSによ
り、送信側装置から受信側装置に通知される本発明特有
の情報について、図13に示す。
【0057】同図において、フラグF、フラグF、アド
レスフィールドAF、制御フィールドCF、ファクシミ
リ制御フィールドFCF、ファクシミリ情報フィールド
FIF、フレームチェックシーケンスCRC、フラグF
の連なりにより構成されるG3ファクシミリプロトコル
の制御信号のフォーマットのうちの、ファクシミリ制御
フィールドFCFがNSSである、非標準機能設定信号
NSSのフォーマットのうちの、ファクシミリ情報フィ
ールドFIFの所定の4ビット(b1、b2、b3及び
b4)が、送信側装置から受信側装置に通知される本発
明特有の情報のために確保さている。
【0058】ビットb1は、値1が分割記録指示を示
し、値0が不指示を示す。そして、[分割記録指示]キ
ー5lの押下操作により、分割記録が指示されている場
合にのみ、ビットb1には値1がセットされる。
【0059】ビットb2は、値1が解像度変換対象ペー
ジ有りを示し、値0が無し、すなわち、左右のページの
副走査方向解像度が同一であることを示す。なお、ビッ
トb2が値1となって、解像度変換対象ページが有とな
るのは、左右の一方のページの副走査方向解像度が40
0dpiで、他方のページの副走査方向解像度が200
dpiまたは100dpiである場合、または、左右の一
方のページの副走査方向解像度が200dpiで、他方
のページの副走査方向解像度が100dpiである場合
である。
【0060】ビットb3は、ビットb2が1の場合にの
み有効なビットで、値1が解像度変換対象ページの解像
度が200dpiであることを示し、値0が解像度変換
対象ページの解像度が100dpiであることを示す。
【0061】ビットb4は、ビットb2が1の場合にの
み有効なビットで、値1が解像度変換対象ページが処理
対象画情報の左側のページであることを示し、値0が右
側のページであることを示している。
【0062】さて、処理205または処理206により
非標準機能設定信号NSSを送出した後は、送信端末識
別信号TSIを送出し、トレーニングチェック信号TC
Fを送出し(処理207)、受信準備確認信号CFRを
受信して(処理208)、伝送前手順を完了てから、蓄
積画像メモリ9に記憶された、処理対象画情報の左右を
構成する各ページの符号化画情報から1主走査ライン分
を読み出し(処理209)、送信復号化部17により復
号化して、図4に示したように、ラインメモリ16に連
結展開する(処理210)。
【0063】そして、受信側装置との非標準機能識別信
号NSF及び非標準機能設定信号NSSのやりとりによ
り設定した符号化方式により、ラインメモリ16に展開
したA2、200dpi(A4、400dpi)に相当す
る3456画素の画情報を、送信符号化部15により符
号化圧縮して、送信する(処理211)。処理209、
処理210、及び、処理211は、1ページ分の処理対
象画情報の送信が終了するまで、繰り返される(判断2
12のNoループ)。
【0064】なお、処理対象画情報を構成する左右のペ
ージの画情報の副走査方向解像度が異なる場合は、副走
査方向解像度が低い方のページを2重、または、4重に
読み出すことで、副走査方向解像度が高い方のページの
副走査方向解像度と一致させる。具体的には、副走査方
向解像度が高い方のページの副走査方向解像度が400
dpiであり、低い方のページのそれが200dpiであ
れば高い方のページを2ライン読み出す間に、低い方の
ページの1ラインを2回重複して読み出し、副走査方向
解像度が高い方のページの副走査方向解像度が400d
piであり、低い方のページのそれが100dpiであれ
ば高い方向のページを4ライン読み出す間に、低い方の
ページの1ラインを4回重複して読み出して副走査方向
解像度を一致させる。
【0065】判断212で、処理対象画情報の1ページ
分の送信が終了した場合は(判断212のYes)、同
一宛先に送信すべき次ページがあるかを判断し(判断2
13)、有る場合は(判断213のYes)、次の2ペ
ージ分の画情報を新たな1ページの処理対象画情報とし
(処理216)、その新たな処理対象画情報を構成する
左右のページのそれぞれの副走査方向解像度(同一の場
合と、異なる場合とがある)のうちの最大の解像度に変
更がある場合には(判断217のYes)、メッセージ
終了信号EOMを送出し、メッセージ確認信号MCFを
受信する伝送後手順を行って(処理218)、判断20
4に処理を移し、変更がない場合には(判断217のN
o)、マルチページ信号MPSを送出し、メッセージ確
認信号MCFを受信する伝送後手順を行って(処理21
9)、処理209に処理を移す。
【0066】判断213において、同一宛先に送信すべ
き次ページがない場合には(判断213のNo)、手順
終了信号EOPを送出し、メッセージ確認信号MCFを
受信し、切断命令信号DCNを送出する伝送後手順を行
って(処理214)、回線を解放する(処理215)。
【0067】これにより、連結送信モードに設定されて
いる場合には、同一宛先の受信側装置宛の画情報は、図
14に示すように、主走査方向幅A4、主走査方向解像
度200dpiで読み取られても、2ページずつ連結さ
れて、主走査方向幅A4、主走査方向解像度400dp
iの画情報として送信される。また、副走査方向につい
ては、読取り解像度のまま送信される。ただし、副走査
方向の送信解像度は、前述したように連結されるページ
の副走査方向解像度が異なる場合には、高い方向の解像
度に合わせられる。
【0068】したがって、受信側装置が、主走査方向幅
A4、主走査方向解像度400dpiの画情報の受信・
記録の能力があれば、画情報の欠落なしに、2ページ分
のA4サイズの画情報を1ページのA4サイズの画情報
として送信でき、受信側での記録紙の節約が、受信画情
報の欠落なしに可能となる。
【0069】なお、連結送信モードにおいて、同一宛先
の受信側装置宛の画情報が奇数ページ分あるときには、
最後の1ページは、主走査方向幅A4、主走査方向解像
度200dpiのまま送信するか、または、ダミーの白
紙ページを連結して、主走査方向幅A4、主走査方向解
像度400dpiで、半分が空白の画情報として送信す
ることで対応できる。
【0070】次に、ファクシミリ装置1において、[連
結読取]キー5kの押下操作により、連結読取モードに
設定されている場合の送信処理手順について、図8、図
9、、及び、図15を参照して説明する。なお、この場
合、スキャナ7は、主走査方向をA2幅200dpiで
原稿を読み取る。
【0071】それらの図において、図8及び図9に示す
処理手順は、既に説明した、[連結読取]キー5kの押
下操作により、連結読取モードには設定されていない場
合の送信処理手順において、説明済みであるため、重複
する説明は省略し、図9の判断118において、受信側
装置が、主走査方向幅A4、主走査方向解像度400d
piの記録に対応しているか否かを判断し、対応してい
る場合(判断118のYes)において行われる、図1
5の処理301以降の処理手順についてのみ説明する。
【0072】同図において、まず、主走査方向幅A4、
主走査方向解像度400dpi、分割記録指示/不指示
の非標準機能設定信号NSSを、図13に示したフォー
マットで送出する(処理301)。なお、その場合非標
準機能設定信号NSSにより、副走査方向解像度も通知
される。だたし、この場合は、スキャナ7には、主走査
方向幅A4の原稿が主走査方向に2枚セットされるか、
または、見開きの主走査方向幅A2にブック原稿がセッ
トされて1ページの画情報として読み取られるため、副
走査方向の解像度が、左右で異なることはなく、読み取
られた主走査方向幅A2、主走査方向解像度200dp
iの画情報を実質的に構成する左右それぞれの主走査方
向幅A4、主走査方向解像度200dpiの画情報の副
走査方向解像度は同一である。
【0073】処理301により非標準機能設定信号NS
Sを送出した後は、送信端末識別信号TSIを送出し、
トレーニングチェック信号TCFを送出し(処理30
2)、受信準備確認信号CFRを受信して(処理30
3)、伝送前手順を完了してから、蓄積画像メモリ9に
記憶された、連結読取した主走査方向幅A2、主走査方
向解像度200dpiの1ページ分の符号化画情報から
1主走査ライン分を読み出し(処理304)、送信復号
化部17により復号化して、ラインメモリ16に展開す
る(処理305)。
【0074】そして、受信側装置との非標準機能識別信
号NSF及び非標準機能設定信号NSSのやりとりによ
り設定した符号化方式により、ラインメモリ16に展開
したA2、200dpi(A4、400dpi)に相当す
る3456画素の画情報を、送信符号化部15により符
号化圧縮して、送信する(処理306)。処理304、
処理305、及び、処理306は、1ページ分の連結読
取りした画情報の送信が終了するまで、繰り返される
(判断307のNoループ)。
【0075】判断307で、連結読取りした画情報の1
ページ分の送信が終了した場合は(判断307のYe
s)、同一宛先に送信すべき次ページがあるかを判断し
(判断307)、有る場合は(判断308のYes)、
次の1ページ分の連結読取りした画情報を新たな1ペー
ジの処理対象画情報とし(処理311)、その新たな処
理対象画情報の副走査方向解像度に変更がある場合には
(判断312のYes)、メッセージ終了信号EOMを
送出し、メッセージ確認信号MCFを受信する伝送後手
順を行って(処理313)、判断301に処理を移し、
変更がない場合には(判断312のNo)、マルチペー
ジ信号MPSを送出し、メッセージ確認信号MCFを受
信する伝送後手順を行って(処理314)、処理304
に処理を移す。
【0076】判断308において、同一宛先に送信すべ
き次ページがない場合には(判断308のNo)、手順
終了信号EOPを送出し、メッセージ確認信号MCFを
受信し、切断命令信号DCNを送出する伝送後手順を行
って(処理309)、回線を解放する(処理310)。
【0077】これにより、連結読取モードに設定されて
いる場合には、同一宛先の受信側装置宛の画情報は、図
16に示すように、主走査方向幅A2、主走査方向解像
度200dpiで読み取られても、主走査方向幅A4、
主走査方向解像度400dpiの画情報として送信され
る。また、副走査方向については、読取り解像度のまま
送信される。
【0078】したがって、受信側装置が、主走査方向幅
A4、主走査方向解像度400dpiの画情報の受信・
記録の能力があれば、画情報の欠落なしに、2ページ分
のA4サイズの画情報を1ページのA4サイズの画情報
として送信でき、受信側での記録紙の節約が、受信画情
報の欠落なしに可能となる。また、2ページ分のA4サ
イズの画情報をA2幅の画情報として同時に読み取るこ
とで、2ページ分のA4サイズの画情報を別々に読み取
っていったん蓄積画像メモリ9に蓄積してから、主走査
ライン単位で同時的に読み出してラインメモリ16で連
結する処理が不要となるため、蓄積画像メモリ9の記憶
容量に空きがないが、または、蓄積画像メモリ9がな
い、いわゆる直接送信の場合でも、本発明を実現でき
る。
【0079】次に、ファクシミリ装置1における受信処
理手順について、図17及び図18を参照して説明す
る。
【0080】それらの図において、主制御部2は、網制
御部18の状態を監視することにより、回線からの着信
があるかを監視し(判断401のNoループ)、着信が
あった場合は(判断401のYes)、回線を閉結して
回線を確立し(処理402)、図7に示した通信示すで
呼設定手順を行い(処理403)、非標準機能識別信号
NSF及びディジタル識別信号DISを送信側装置に送
出する(処理404)。そのとき非標準機能識別信号N
SFにより、主走査方向幅A4、主走査方向解像度40
0dpiまたは200dpiの受信・記録能力があること
が送信側装置に通知される。
【0081】そして、処理404に対応して送信側装置
から非標準機能設定信号NSS、送信端末識別信号TS
I、及びトレーニングチェック信号TCFから受信し
(処理405)、受信準備確認信号CFRを送出して伝
送前手順を行った後に、メッセージ伝送手順で、符号化
画情報を受信して、受信画像メモリ20に記憶し(処理
407)、受信画情報のページ数や通信パラメータの変
更に応じて、図7に示した3通りの伝送後手順を行っ
て、必要なら伝送前手順やメッセージ伝送手順を繰り返
い行い、最終的には伝送後手順を完了し(処理40
8)、ファクシミリ受信が終了すると、[分割記録]キ
ー5mの押下操作により、分割記録モードに設定されて
いるかを判断する(判断409)。
【0082】分割記録モードに設定されていない場合に
は(判断409のNo)、受信した画情報をそのサイズ
や解像度に応じて記録部10で記録する従来処理を行う
(処理410)。これにより、分割記録モードに設定し
ないことで、送信側から分割記録が指示されても、受信
側における、分割記録しない設定を優先でき、記録紙の
節約を優先するか、受信画情報の等倍記録を優先するか
を、受信側での操作者が設定することが可能となる。、
【0083】分割記録モードに設定されている場合には
(判断409のNo)、送信側装置もファクシミリ装置
1で、図13に示したフォーマットの非標準機能設定信
号NSSにより、分割記録の指示があったか否かを判断
し(判断411)、なかった場合には、受信した、主走
査方向幅A4、主走査方向解像度400dpiの画情報
をそのまま主走査方向幅A4、主走査方向解像度400
dpiで記録部10により記録する通常記録処理を行
う。これにより記録画情報における情報の欠落なしに、
記録紙の節約が可能となる。
【0084】非標準機能設定信号NSSにより、分割記
録の指示があった場合には(判断411のYes)、受
信画像メモリ20に一時記憶している、主走査方向幅A
4、主走査方向解像度400dpiの受信画情報を1ペ
ージ分、出力復号化部11により復号化して、ページメ
モリ12に展開し(処理413)、主走査方向に2分割
して、主走査方向幅A4、主走査方向解像度200pi
の画情報を2ページ作成して(処理414)、1ページ
ずつプロッタ13により記録出力する(処理415)。
これにより、送信側の必要に応じて受信画情報の等倍記
録を優先することができる。
【0085】なお、処理415における1ページずつの
記録では、図13に示すフォーマットの非標準機能設定
信号NSSにより、解像度変換対象ページ有り、対象ペ
ージ解像度、及び、対象ページが通知された場合には、
該当するページの4主走査ラインのうちの3ライン、ま
たは2主走査ラインのうちの1ラインを間引いて記録す
ることで、送信側における読取り時の解像度を再現し
た、100dpiまたは200dpiの副走査方向解像度
での記録を行える。
【0086】これにより、主走査方向幅A4、主走査方
向解像度400dpiで受信した画情報は、図19に示
すように、処理412の通常記録では、主走査方向幅A
4、主走査方向解像度400dpiのまま記録され、処
理415の分割記録では、主走査方向幅A4、主走査方
向解像度200dpiの2ページに分割されて記録され
る。また、副走査方向については、受信解像度のまま記
録される。ただし、処理412の通常記録では、受信画
情報の副走査方向解像度が100dpiである場合に
は、図19に示すように、副走査方向解像度が200d
piで記録して、主走査方向の2分の1の縮尺に合わせ
るようにすることもできる。受信画情報の副走査方向解
像度が200dpiである場合にも、図19に示すよう
に、副走査方向解像度が400dpiで記録して、主走
査方向の2分の1の縮尺に合わせるようにすることもで
きる。
【0087】なお、以上説明した実施の形態において
は、本発明をG3ファクシミリプロトコルに基づいて画
情報を送受信するファクシミリ装置に適用したが、本発
明はそれに限らず、その他のプロトコルにより画情報を
送受信するファクシミリ装置に対しても同様に適用可能
なのものであり、また、画情報の主走査方向の、読取り
解像度・幅、送信解像度・幅、受信解像度・幅、記録解
像度・幅は、200dpi、100dpi、A4、A2等
に限定されるものではなく、800dpi、A5、A3
等のその他の解像度・幅の場合にも、同様に適用可能な
ものであり、副走査方向の解像度についても同様であ
る。
【0088】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、前記連結
送信モードにおいて、前記読取手段により前記第1の主
走査方向解像度で所定の主走査方向幅の原稿画情報を読
み取って得た画情報を受信側装置に送信する際に、当該
受信側装置が、前記第1の主走査方向解像度の倍の第2
の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の画情
報を受信する能力を備えている場合には、前記読取手段
により読み取られた前記第1の主走査方向解像度で所定
の主走査方向幅の画情報を前記第2の主走査方向解像度
で前記所定の主走査方向幅の半分の主走査方向幅の画情
報とみなして、主走査方向に2ページ分連結して、前記
第2の主走査方向解像度で前記所定の主走査方向幅の画
情報として前記受信側装置に送信し、前記受信側装置に
受信させて記録させることができるため、送信側におけ
る前記所定の副走査方向幅の2ページ分の画情報を受信
側装置において前記所定の副走査方向幅の1ページの記
録紙に、情報の欠落なしに記録することができ、前記受
信側装置において記録された受信画情報における情報の
欠落なしに、前記受信側装置において記録紙を節約する
ことが可能となる効果が得られる。
【0089】請求項2に係る発明によれば、前記画情報
連結送信手段は、前記分割記録指示手段により分割記録
が指示されている場合は、分割記録を指示する旨を前記
所定の伝送制御手順において前記受信側装置に通知する
ため、必要に応じて分割記録を指示することで、前記第
1の主走査方向解像度で所定の主走査方向幅の2ページ
分の画情報を連結した、前記第2の主走査方向解像度で
所定の主走査方向幅の画情報を、受信側装置において、
元の2ページ分の前記第1の主走査方向解像度で所定の
主走査方向幅の画情報に戻して記録紙に記録することが
でき、受信側装置における記録紙の節約を優先するか、
受信側装置における受信画情報の等倍記録を優先するか
に応じて柔軟に対応することが可能となる効果が得られ
る。
【0090】請求項3に係る発明によれば、副走査方向
解像度が異なる2ページ分の画情報を連結して同一解像
度の1ページ分の画情報とすることができるため、前記
記憶手段に記憶された前記受信側装置宛の各画情報が、
前記第1の主走査方向解像度でかつ前記所定の主走査方
向幅のものではあるが、各ページの読取時の副操作方向
解像度の設定が異なっていたり、異なる操作者により読
み取られたものであるために、連結する2ページ分の画
情報が互いに副走査方向解像度が異なる場合にも、本発
明を柔軟に適用することが可能となる効果が得られる。
【0091】請求項4に係る発明によれば、副走査方向
解像度が異なる2ページ分の画情報を連結して同一解像
度の1ページ分の画情報とすることができるため、前記
記憶手段に記憶された前記受信側装置宛の各画情報が、
前記第1の主走査方向解像度でかつ前記所定の主走査方
向幅のものではあるが、各ページの読取時の副操作方向
解像度の設定が異なっていたり、異なる操作者により読
み取られたものであるために、連結する2ページ分の画
情報が互いに副走査方向解像度が異なる場合にも、本発
明を柔軟に適用することが可能となる効果が得られる。
また、前記所定の伝送制御手順により、副走査方向解像
度が変換されたページを特定するための情報及び当該ペ
ージの元の副走査方向解像度を特定するための情報を前
記受信側装置に通知することで、分割記録を指示する旨
を前記所定の伝送制御手順において前記受信側装置に通
知して、前記第1の主走査方向解像度で所定の主走査方
向幅の2ページ分の画情報を連結した、前記第2の主走
査方向解像度で所定の主走査方向幅の画情報を、受信側
装置において、元の2ページ分の前記第1の主走査方向
解像度で所定の主走査方向幅の画情報に戻して記録紙に
記録する場合に、元の副走査方向解像度を再現すること
が可能となる効果が得られる。
【0092】請求項5に係る発明によれば、前記連結送
信モードにおいて、前記読取手段により前記第1の主走
査方向解像度でかつ前記所定の主走査方向幅の倍の幅で
原稿画情報を読み取って得られる画情報を前記受信側装
置に送信する際に、当該受信側装置が、前記第1の主走
査方向解像度の倍の第2の主走査方向解像度及び前記所
定の主走査方向幅の画情報を受信する能力を備えている
場合には、前記読取手段により読み取られた前記第1の
主走査方向解像度でかつ前記所定の主走査方向幅の倍の
幅の画情報を前記第2の主走査方向解像度であって前記
所定の主走査方向幅の画情報として、前記受信側装置に
送信し、前記受信側装置に受信させて記録させることが
できるため、送信側における前記所定の副走査方向幅の
倍の画情報を受信側装置において前記所定の副走査方向
幅の記録紙に、情報の欠落なしに記録することができ、
前記受信側装置において記録された受信画情報における
情報の欠落なしに、前記受信側装置において記録紙を節
約することが可能となる効果が得られる。また、前記第
2の主走査方向解像度でかつ前記所定の主走査方向幅の
画情報として前記受信側装置に送信する、前記第1の主
走査方向解像度でかつ前記所定の主走査方向幅の倍の幅
の画情報は、請求項1に係る発明のように、前記第1の
主走査方向解像度でかつ前記所定の主走査方向幅の原稿
画情報を2ページ分連結しなくても、前記読取手段によ
り原稿を読み取ることで直接得られるため、ページ連結
処理のために各ページを記憶するための記憶手段なしで
請求項1に係る発明と同様の効果を得ることができる。
【0093】請求項6に係る発明によれば、前記連結画
情報送信手段は、前記分割記録指示手段により分割記録
が指示されている場合は、分割記録を指示する旨を前記
所定の伝送制御手順において前記受信側装置に通知する
ため、必要に応じて分割記録を指示することで、前記読
取り手段により前記第1の主走査方向解像度で前記所定
の主走査方向幅の倍の幅の画情報として読み取られ、前
記第2の主走査方向解像度で所定の主走査方向幅の画情
報として前記受信側装置に送信された画情報を受信側装
置において、2ページ分の前記第1の主走査方向解像度
で所定の主走査方向幅の画情報として記録紙に記録する
ことができ、受信側装置における記録紙の節約を優先す
るか、受信側装置における受信画情報の等倍記録を優先
するかに応じて柔軟に対応することが可能となる効果が
得られる。
【0094】請求項7に係る発明によれば、前記送信側
装置が請求項1や請求項5に係るファクシミリ装置等
で、前記所定の伝送制御手順において分割記録を指示す
る旨が前記送信側装置から通知されない場合は、前記送
信側装置から受信した前記第2の主走査方向解像度及び
前記所定の主走査方向幅の画情報をそのまま受信して前
記記録手段で記録するため、前記送信側装置が請求項1
や請求項5に係るファクシミリ装置等で、受信した前記
第2の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の
画情報が、前記第1の主走査方向解像度及び前記所定の
主走査方向幅の2ページ分の画情報を主走査方向に連結
されたものであれば、前記所定の副走査方向幅の1ペー
ジの記録紙に、情報の欠落なしに記録することができ、
記録された受信画情報における情報の欠落なしに、記録
紙を節約することが可能となる効果が得られる。また、
送信側装置が請求項2や請求項6に係るファクシミリ装
置で、前記所定の伝送制御手順において分割記録を指示
する旨が前記送信側装置から通知された場合は、前記送
信側装置から受信した前記第2の主走査方向解像度及び
前記所定の主走査方向幅の画情報を、主走査方向に2分
割して、前記第1の主走査方向解像度及び前記所定の主
走査方向幅の2ページ分の画情報を作成して、それぞれ
のページの画情報を前記記録手段により記録するため、
記録紙の節約を優先するか、受信画情報の等倍記録を優
先するかに応じて柔軟に対応することが可能となる効果
が得られる。
【0095】請求項8に係る発明によれば、前記受信記
録制御手段は、前記第2の主走査方向解像度及び前記所
定の主走査方向幅の画情報を前記送信側装置から受信す
る際に、その送信側装置が、請求項4に係るファクシミ
リ装置で、前記所定の伝送制御手順において分割記録を
指示する旨が前記送信側装置から通知され、かつ、副走
査方向解像度が変換されたページを特定するための情
報、及び、当該ページの元の副走査方向解像度を特定す
るための情報が通知された場合は、前記送信側装置から
受信した前記第2の主走査方向解像度及び前記所定の主
走査方向幅の画情報を、主走査方向に2分割して、前記
第1の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の
2ページ分の画情報を作成すると共に、副走査方向解像
度が変換されたページの画情報については、元の副走査
方向解像度に変換した上で、それぞれのページの画情報
を前記記録手段により記録するため、前記送信側装置に
おいて前記第1の主走査方向解像度で所定の主走査方向
幅の2ページ分の画情報を連結して作成された前記第2
の主走査方向解像度で所定の主走査方向幅の画情報を、
元の2ページ分の前記第1の主走査方向解像度で所定の
主走査方向幅の画情報に戻して記録紙に記録する場合
に、元の副走査方向解像度を再現することが可能となる
効果が得られる。
【0096】請求項9に係る発明によれば、前記受信記
録制御手段は、前記所定の伝送制御手順において分割記
録を指示する旨が、前記送信側装置から通知された場合
において、前記モード設定手段により、分割記録モード
に設定されている場合にのみ、前記送信側装置から受信
した前記第2の主走査方向解像度及び前記所定の主走査
方向幅の画情報を、主走査方向に2分割して、前記第1
の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の2ペ
ージ分の画情報を作成して、それぞれのページの画情報
を前記記録手段により記録するものであるため、前記送
信側装置が請求項2、4または6に係るファクシミリ装
置で、前記所定の伝送制御手順により分割記録を指示す
る旨が通知された場合でも、受信側に分割記録モードに
設定しないことで、前記送信側装置から受信した前記第
2の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の画
情報をそのまま記録することができる。したがって、記
録紙の節約を優先するか、受信画情報の等倍記録を優先
するかについて、受信側において柔軟に対応することが
可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
ブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
操作表示部の配置構成例を示す図である。
【図3】副走査方向読取解像度の対応関係を示す本発明
の実施の形態に係るパソコンのブロック構成について示
す図である。
【図4】ラインメモリの容量について示す図である。
【図5】読取部で読取可能な、主走査及び副走査方向解
像度、並びに、主走査方向幅について示す図である。
【図6】記録部で記録可能な、主走査及び副走査方向解
像度、並びに、主走査方向幅について示す図である。
【図7】送信側と受信側がG3ファクシミリプロトコル
に基づいて画情報を送受信する場合の通信シーケンスに
ついて示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おける、連結読取モードには設定されていない場合にお
ける送信処理手順について示すフローチャートである。
【図9】図8と共に、本発明の実施の形態に係るファク
シミリ装置における、連結読取モードには設定されてい
ない場合における送信処理手順について示すフローチャ
ートである。
【図10】図8及び図9と共に、本発明の実施の形態に
係るファクシミリ装置における、連結読取モードには設
定されていない場合における送信処理手順について示す
フローチャートである。
【図11】図8、図9及び図10と共に、本発明の実施
の形態に係るファクシミリ装置における、連結読取モー
ドには設定されていない場合における送信処理手順につ
いて示すフローチャートである。
【図12】画情報ファイルの構成について示す図であ
る。
【図13】非標準機能設定信号NSSのフォーマットに
ついて示す図である。
【図14】連結送信モードにおける読取画情報と送信画
情報との対応を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
における、連結読取モードに設定されている場合におけ
る送信処理手順の一部について示すフローチャートであ
る。
【図16】連結読取モードにおける読取画情報と送信画
情報との対応を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
における、受信処理手順について示すフローチャートで
ある。
【図18】図17と共に本発明の実施の形態に係るファ
クシミリ装置における、受信処理手順について示すフロ
ーチャートである。
【図19】受信画情報と記録画情報との対応を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 主制御部 3 ROM 4 RAM 5 操作表示部 5a テンキー 5b [スタート]キー 5c [ストップ]キー 5d [Yes]キー 5e [No]キー 5f 表示器 5g [ふつう字]キー 5h [小さな字]キー 5i [細かい字]キー 5j [連結送信]キー 5k [連結読取]キー 5l [分割記録指示]キー 5m [分割記録]キー 5gi、5hi、5ii、5ji、5ki、5li、5
mi インジケータランプ 6 読取部 7 スキャナ 8 蓄積符号化部 9 蓄積画像メモリ 10 記録部 11 出力復号化部 12 ページメモリ 13 プロッタ 14 送信部 15 送信符号部 16 ラインメモリ 17 送信復号化部 18 網制御部 19 モデム 20 画像受信メモリ 21 システムバス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線を介した所定の伝送制御手順のやり
    とりにより受信側装置から通知される当該受信側装置の
    能力及び自装置の能力に基づいて送信条件を設定して、
    その設定した送信条件で画情報を送信するファクシミリ
    装置において、 少なくとも第1の主走査方向解像度で所定の主走査方向
    幅の原稿画情報を読み取る読取手段と、その読取手段で
    読み取った画情報を記憶する記憶手段と、所定の操作入
    力に応じて連結送信モードに設定するモード設定手段
    と、そのモード設定手段により連結送信モードに設定さ
    れている場合に、前記読取手段により前記第1の主走査
    方向解像度でかつ前記所定の主走査方向幅で読み取られ
    前記記憶手段に記憶された画情報を前記受信側装置に送
    信する際に、前記所定の伝送制御手順のやりとりによ
    り、前記受信側装置から前記第1の主走査方向解像度の
    倍の第2の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向
    幅の画情報を受信する能力が通知された場合は、画情報
    の送信条件を前記第2の主走査方向解像度及び前記所定
    の主走査方向幅に設定した上で、前記記憶手段に記憶さ
    れた前記受信側装置宛の前記第1の主走査方向解像度で
    かつ前記所定の主走査方向幅の画情報を2ページ分ずつ
    主走査方向に連結して、前記第2の主走査方向解像度で
    あって前記所定の主走査方向幅の画情報を作成して、前
    記受信側装置に送信する画情報連結送信手段とを備えた
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 所定の操作入力に応じて分割記録を指示
    する分割記録指示手段を更に備える一方、前記画情報連
    結送信手段は、前記分割記録指示手段により分割記録が
    指示されている場合は、分割記録を指示する旨を前記所
    定の伝送制御手順において前記受信側装置に通知するも
    のであることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記画情報連結送信手段は、前記記憶手
    段に記憶された前記受信側装置宛の前記第1の主走査方
    向解像度でかつ前記所定の主走査方向幅の画情報を2ペ
    ージ分ずつ主走査方向に連結する際に、互いのページの
    副走査方向解像度が一致しない場合は、副走査方向解像
    度が低い側のページの副走査方向解像度を副走査方向解
    像度が高い側のページの副走査方向解像度に変換してか
    ら主走査方向に連結するものであることを特徴とする請
    求項1または2のいずれかの記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記画情報連結送信手段は、前記記憶手
    段に記憶された前記受信側装置宛の前記第1の主走査方
    向解像度でかつ前記所定の主走査方向幅の画情報を2ペ
    ージ分ずつ主走査方向に連結する際に、互いのページの
    副走査方向解像度が一致しない場合は、副走査方向解像
    度が低い側のページの副走査方向解像度を副走査方向解
    像度が高い側のページの副走査方向解像度に変換してか
    ら主走査方向に連結すると共に、前記所定の伝送制御手
    順により、副走査方向解像度が変換されたページを特定
    するための情報及び当該ページの元の副走査方向解像度
    を特定するための情報を前記受信側装置に通知するもの
    であることを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装
    置。
  5. 【請求項5】 回線を介した所定の伝送制御手順のやり
    とりにより受信側装置から通知される当該受信側装置の
    能力及び自装置の能力に基づいて送信条件を設定して、
    その設定した送信条件で画情報を送信するファクシミリ
    装置において、 少なくとも第1の主走査方向解像度で所定の主走査方向
    幅の倍の幅の原稿画情報を読み取る読取手段と、所定の
    操作入力に応じて連結読取モードに設定するモード設定
    手段と、そのモード設定手段により連結読取モードに設
    定されている場合に、前記読取手段により前記第1の主
    走査方向解像度でかつ前記所定の主走査方向幅の倍の幅
    で原稿画情報を読み取って得られる画情報を前記受信側
    装置に送信する際に、前記所定の伝送制御手順のやりと
    りにより前記受信側装置から、前記第1の主走査方向解
    像度の倍の第2の主走査方向解像度及び前記所定の主走
    査方向幅の画情報を受信する能力が通知された場合は、
    画情報の送信条件を前記第2の主走査方向解像度及び前
    記所定の主走査方向幅に設定した上で、前記読取手段に
    より読み取られた前記受信側装置宛の前記第1の主走査
    方向解像度でかつ前記所定の主走査方向幅の倍の幅の画
    情報を前記第2の主走査方向解像度であって前記所定の
    主走査方向幅の画情報として、前記受信側装置に送信す
    る連結画情報送信手段とを備えたことを特徴とするファ
    クシミリ装置。
  6. 【請求項6】 所定の操作入力に応じて分割記録を指示
    する分割記録指示手段を更に備える一方、前記連結画情
    報送信手段は、前記分割記録指示手段により分割記録が
    指示されている場合は、分割記録を指示する旨を前記所
    定の伝送制御手順において前記受信側装置に通知するも
    のであることを特徴とする請求項5記載のファクシミリ
    装置。
  7. 【請求項7】 回線を介した所定の伝送制御手順のやり
    とりにより自装置の能力を送信側装置に通知して、その
    通知した自装置の能力及び前記送信側装置の能力に基づ
    いて前記送信側装置により設定された受信条件により画
    情報を受信して記録するファクシミリ装置において、 少なくとも前記第1の主走査方向解像度またはその倍の
    前記第2の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向
    幅で画情報を記録する記録手段と、前記送信側装置から
    画情報を受信する際に、前記所定の伝送制御手順のやり
    とりにより、前記第2の主走査方向解像度及び前記所定
    の主走査方向幅の画情報を受信する能力があることを前
    記送信側装置に通知し、前記所定の伝送制御手順におい
    て分割記録を指示する旨が前記送信側装置から通知され
    ない場合は、前記送信側装置から受信した前記第2の主
    走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の画情報を
    そのまま受信して前記記録手段で記録する一方、通知さ
    れた場合は、前記送信側装置から受信した前記第2の主
    走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の画情報
    を、主走査方向に2分割して、前記第1の主走査方向解
    像度及び前記所定の主走査方向幅の2ページ分の画情報
    を作成して、それぞれのページの画情報を前記記録手段
    により記録する受信記録制御手段とを備えたことを特徴
    とするファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記受信記録制御手段は、前記第2の主
    走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の画情報を
    前記送信側装置から受信する際に、前記所定の伝送制御
    手順において分割記録を指示する旨が前記送信側装置か
    ら通知され、かつ、副走査方向解像度が変換されたペー
    ジを特定するための情報、及び、当該ページの元の副走
    査方向解像度を特定するための情報が通知された場合
    は、前記送信側装置から受信した前記第2の主走査方向
    解像度及び前記所定の主走査方向幅の画情報を、主走査
    方向に2分割して、前記第1の主走査方向解像度及び前
    記所定の主走査方向幅の2ページ分の画情報を作成する
    と共に、副走査方向解像度が変換されたページの画情報
    については、元の副走査方向解像度に変換した上で、そ
    れぞれのページの画情報を前記記録手段により記録する
    ものであることを特徴とする請求項7記載のファクシミ
    リ装置。
  9. 【請求項9】 所定の操作入力に応じて分割記録モード
    に設定するモード設定手段を更に備える一方、前記受信
    記録制御手段は、前記所定の伝送制御手順において分割
    記録を指示する旨が前記送信側装置から通知された場合
    において、前記モード設定手段により、分割記録モード
    に設定されている場合にのみ、前記送信側装置から受信
    した前記第2の主走査方向解像度及び前記所定の主走査
    方向幅の画情報を、主走査方向に2分割して、前記第1
    の主走査方向解像度及び前記所定の主走査方向幅の2ペ
    ージ分の画情報を作成して、それぞれのページの画情報
    を前記記録手段により記録するものであることを特徴と
    する請求項7または8のいずれかの記載のファクシミリ
    装置。
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