JPH11239166A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH11239166A
JPH11239166A JP10039302A JP3930298A JPH11239166A JP H11239166 A JPH11239166 A JP H11239166A JP 10039302 A JP10039302 A JP 10039302A JP 3930298 A JP3930298 A JP 3930298A JP H11239166 A JPH11239166 A JP H11239166A
Authority
JP
Japan
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repeater
signal
transmitter
receiver
sub
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10039302A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Endo
浩 遠藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中継機が有する機能以外の機能のデータを受信
機に送信することができるようにする。 【解決手段】中継機12に配設され、中継機12の受付
能力を送信機11に通知する受付能力通知手段51と、
送信機11に配設され、受付能力に対応させて命令信号
を発生させ、命令信号を受信機13に対応するアドレス
信号と共に中継機12に送信する命令信号送信手段52
と、送信機11に配設され、命令信号に対応させてデー
タを中継機12に送信する第1のデータ送信手段53
と、中継機12に配設され、命令信号及びアドレス信号
に対応させてデータを前記受信機13に送信する第2の
データ送信手段54とを有する。命令信号に対応させて
中継機12にデータが送信され、命令信号及びアドレス
信号に対応させてデータが受信機13に送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、送信機と受信機との間において中
継機を介して送信を行う場合、ITU−T勧告における
T.30で定義されたサブアドレス信号を使用して受信
機を指定し、中継機にデータとしての画データを送信
し、中継機に対して中継依頼を行うようにしている。
【0003】図2は従来の通信装置による送信機と中継
機との間の通信手順を示す図である。なお、この場合、
送信機、受信機、及び中継機としてファクシミリ装置を
使用した通信装置について説明する。図に示されるよう
に、送信機が中継機に対して中継依頼を行うために発呼
すると、中継機は、電話回線を捕捉し、被呼局識別信号
CED、非標準手順信号NSF及びディジタル識別信号
DISを送信機に送信する。その際、ディジタル識別信
号DISにおいて、前記中継機がサブアドレス信号SU
Bを受信する能力を有することを示すビットがセットさ
れ、中継機の受付能力が送信機に通知される。
【0004】そして、該送信機は、前記被呼局識別信号
CED、非標準手順信号NSF及びディジタル識別信号
DISを受信すると、中継機がサブアドレス信号SUB
を受信する受付能力を有することを確認し、サブアドレ
ス信号SUB及びディジタル命令信号DCSを中継機に
送信する。その際、サブアドレス信号SUBにおいて、
受信機を指定するための内線番号等がセットされる。な
お、この場合、内線番号001がセットされる。また、
前記ディジタル命令信号DCSにおいて、サブアドレス
信号SUBが送信されたことを示すビットがセットされ
る。
【0005】さらに、前記送信機は、トレーニングチェ
ックTCFを中継機に送信する。そして、該中継機は、
前記サブアドレス信号SUBを受信すると、受信機を指
定するための内線番号001を確認するとともに、トレ
ーニングチェックTCFを正常に受信した後、受信準備
確認信号CFRを送信機に送信する。続いて、該送信機
は、受信準備確認信号CFRを受信した後、画データを
中継機に送信する。そして、前記送信機は、すべての画
データが中継機に送信されると、画データの送信が終了
した旨を表す手順終了信号EOPを送信する。また、中
継機は、前記画データを正常に受信し、かつ、手順終了
信号EOPを受信すると、メッセージ確認信号MCFを
送信機に送信する。
【0006】次に、該送信機は、メッセージ確認信号M
CFを受信すると、切断命令信号DCNを中継機に送信
して電話回線を切断する。そして、前記中継機は、前記
画データをサブアドレス信号SUBにおいて指定された
受信機に送信する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の通信装置においては、中継機が有する機能が受信機
が有する機能より低い場合には、中継機が有する機能以
外の機能の画データを受信機に送信することができな
い。例えば、受信機がカラーの画データを受信する機能
を有していても、中継機がカラーの画データを送受信す
る機能を有していない場合、送信機は、中継機を介して
カラーの画データを受信機に送信することはできない。
【0008】本発明は、前記従来の通信装置の問題点を
解決して、中継機が有する機能以外の機能のデータを受
信機に送信することができる通信装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の通
信装置においては、中継機に配設され、該中継機の受付
能力を送信機に通知する受付能力通知手段と、前記送信
機に配設され、前記受付能力に対応させて命令信号を発
生させ、該命令信号を受信機に対応するアドレス信号と
共に前記中継機に送信する命令信号送信手段と、前記送
信機に配設され、前記命令信号に対応させてデータを前
記中継機に送信する第1のデータ送信手段と、前記中継
機に配設され、前記命令信号及びアドレス信号に対応さ
せて前記データを前記受信機に送信する第2のデータ送
信手段とを有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における通信装置の機能ブロック図で
ある。図において、11は送信機、12は中継機、13
は受信機、51は前記中継機12に配設され、該中継機
12の受付能力を送信機11に通知する受付能力通知手
段、52は前記送信機11に配設され、前記受付能力に
対応させて命令信号を発生させ、該命令信号を受信機1
3に対応するアドレス信号としてのサブアドレス信号S
UBと共に前記中継機12に送信する命令信号送信手
段、53は前記送信機11に配設され、前記命令信号に
対応させてデータとしての画データを前記中継機12に
送信する第1のデータ送信手段、54は前記中継機12
に配設され、前記命令信号及びサブアドレス信号SUB
に対応させて前記画データを前記受信機13に送信する
第2のデータ送信手段である。
【0011】図3は本発明の第1の実施の形態における
通信装置の概念図、図4は本発明の第1の実施の形態に
おけるファクシミリ装置のブロック図である。図3にお
いて、11は送信機、12は中継機、13は受信機、3
6は原稿である。なお、本実施の形態において、前記送
信機11、中継機12及び受信機13としてファクシミ
リ装置が使用される。
【0012】また、図4において、21はCPUであ
り、該CPU21は、ファクシミリ装置全体のシステム
制御、画データの管理、通信制御、網制御等を総括的に
行う。そして、そのためのプログラムデータはROM2
2に格納される。前記CPU21は、アドレス・データ
バス23を介して、画データを一時的に格納するための
RAM24、モデム・NCUインタフェース25、画像
情報圧縮・復元部26、読み取られた画データ又は受信
した画データを格納するためのラインメモリ27、画デ
ータの処理を行う画像処理部28、及びインタフェース
29に接続される。
【0013】そして、前記モデム・NCUインタフェー
ス25は、ITU−T勧告におけるV.17、V.34
等の機能を有するモデム30、及び電話回線に接続さ
れ、該電話回線を制御する網制御装置(NCU)31に
接続される。また、前記画像情報圧縮・復元部26は、
画データを送信する場合に画データを圧縮し、画データ
を受信する場合に画データを圧縮された状態から復元す
る。そして、前記画像処理部28は、プリンタ32及び
スキャナ33に接続され、プリンタ32に送信する画デ
ータを処理するとともに、スキャナ33によって読み取
られた画データを処理する。
【0014】また、前記インタフェース29は、ファク
シミリ装置を駆動するための各種のドライバ、センサ類
等から成る機構制御部34、及びファクシミリ装置を操
作したり、ファクシミリ装置の状態を表すための操作・
表示部35に接続される。前記構成のファクシミリ装置
において、送信機11側から受信機13側に原稿36上
の画像を送ろうとする場合、スキャナ33は、原稿36
の画像を読み取り、読み取られた画像の画データを画像
処理部28に送信する。該画像処理部28は、前記画デ
ータを処理して一旦(いったん)ラインメモリ27に格
納する。その後、画像情報圧縮・復元部26は、圧縮モ
ードが設定されている場合、前記ラインメモリ27から
画データを読み出して圧縮し、圧縮された画データをア
ドレス・データバス23を介してRAM24に格納す
る。
【0015】この場合、該RAM24は送信バッファと
して使用され、画データはモデム・NCUインタフェー
ス25を介してモデム30に送信される。そして、該モ
デム30は、送信された画データを変調し、変調された
画データを網制御装置31を介して電話回線に送信す
る。また、電話回線から画データを受信する場合、画デ
ータは、網制御装置31を介してモデム30に送信さ
れ、該モデム30によって変調される。変調された画デ
ータは、モデム・NCUインタフェース25及びアドレ
ス・データバス23を介してRAM24に格納される。
【0016】このとき、該RAM24は受信バッファと
して使用され、画データはアドレス・データバス23を
介して画像情報圧縮・復元部26に順次送信される。そ
して、該画像情報圧縮・復元部26は、送信された画デ
ータを復元し、復元された画データは、ラインメモリ2
7及び画像処理部28を介してプリンタ32に送信され
る。該プリンタ32は、送信された画データに従って記
録紙39に対して印刷を行う。
【0017】この場合、送信手順はITU−T勧告にお
けるT.30によって規定され、CPU21は、各種の
手順信号をアドレス・データバス23及びモデム・NC
Uインタフェース25を介してモデム30に送信する。
そして、該モデム30は、送信された手順信号を変調
し、変調された手順信号を、網制御装置31を介して電
話回線に送信する。
【0018】また、電話回線から手順信号を受信する場
合は、手順信号は、網制御装置31を介してモデム30
に送信され、該モデム30によって復調される。復調さ
れた手順信号は、モデム・NCUインタフェース25及
びアドレス・データバス23を介してCPU21に送信
される。次に、送信機11と受信機13との間において
中継機12を介して送信を行う場合について説明する。
【0019】この場合、中継依頼を行うに当たり、オペ
レータは、送信機11側において、受信機13が有する
機能をファクシミリ装置の製造者、機種等の情報に基づ
いて調べ、前記機能を送信機11のRAM24に格納
し、送信機11の図示されない登録手段によってDIS
情報として登録する。次に、前記RAM24にDIS情
報を登録する動作について説明する。
【0020】図5は本発明の第1の実施の形態における
DIS情報を登録する際の操作・表示部の操作手順及び
表示手順を示す図である。 ステップT1 オペレータが「機能」キー及びテンキー
の「4」キーを押下すると、CPU21(図4)は、
「親展内容セット 中継指定先をセットして下さい」と
操作・表示部35に表示し、受信機13を指定するため
の内線番号を入力するよう促す。 ステップT2 オペレータがテンキーの「0」キー、
「0」キー及び「1」キーを押下すると、CPU21
は、「転送先:001 転送先の能力をセットしますか
? YES?」と操作・表示部35に表示し、DIS情
報を登録するかどうかを問い合わせる。 ステップT3 オペレータが「YES」キーを押下する
と、DIS情報の登録モードがセットされ、CPU21
は、「転送先:001 符号化能力 1.MH2.MR
3.MMR 4.JBIG 5.JPEG」と操作・
表示部35に表示し、DIS情報を登録するための符号
化能力を選択するよう促す。なお、本実施の形態におい
ては、符号化能力としてMMRが選択される。 ステップT4 オペレータがテンキーの「3」キーを押
下し、符号化能力としてMMRを選択すると、CPU2
1は、「転送先:001 最大紙サイズ 1.A4
2.letter 3.B4 4.A3」と操作・表示
部35に表示し、DIS情報を登録するための最大用紙
サイズを選択するよう促す。なお、本実施の形態におい
ては、最大用紙サイズとしてA3判が選択される。 ステップT5 オペレータが前記「4」キーを押下し、
最大用紙サイズとしてA3判を選択すると、CPU21
は、「転送先:001 最大解像度 1.200dpi
2.300dpi 3.400dpi」と操作・表示
部35に表示し、DIS情報を登録するための最大解像
度を選択するよう促す。なお、本実施の形態において
は、最大解像度として300〔dpi〕が選択される。 ステップT6 オペレータがテンキーの「2」キーを押
下し、最大解像度として300〔dpi〕を選択する
と、CPU21は、「転送先:001 符号:MMR
紙サイズ:A3 解像度:300dpi YES?」と
操作・表示部35に表示し、DIS情報を登録するため
にオペレータが選択した事項を確認するよう促す。 ステップT7 オペレータが「YES」キーを押下する
と、DIS情報の登録が終了される。
【0021】次に、前記構成の通信装置における送信機
11(図3)と中継機12との間の通信手順について説
明する。図6は本発明の第1の実施の形態における送信
機と中継機との間の通信手順を示す図である。 ステップS1 送信機11が中継機12に対して中継依
頼を行うために発呼すると、中継機12は、電話回線を
捕捉し、被呼局識別信号CED、非標準手順信号NSF
を送信機11に送信するとともに、ディジタル識別信号
DISを送信する。
【0022】前記非標準手順信号NSF及び該ディジタ
ル識別信号DISは、受付能力通知手段51(図1)に
よって発生させられ、中継機12の受付能力を送信機1
1に通知するものであり、中継機12がディジタル識別
信号DISによって通知された機能と異なる機能を示す
ディジタル命令信号DCSを命令信号として受信する機
能を有する場合、前記非標準手順信号NSFにおいて、
そのことを示すビットがセットされる。また、前記ディ
ジタル識別信号DISにおいて、中継機12がサブアド
レス信号SUBを受信する機能を有することを示すビッ
トがセットされる。 ステップS2 送信機11は、前記被呼局識別信号CE
D、非標準手順信号NSF及びディジタル識別信号DI
Sを受信すると、中継機12がディジタル識別信号DI
Sによって通知された機能と異なる機能を示すディジタ
ル命令信号DCSを受信する機能を有すること、及び中
継機12がサブアドレス信号SUBを受信する機能を有
することを確認し、命令信号送信手段52によって、サ
ブアドレス信号SUB及びディジタル命令信号DCSを
中継機12に送信する。
【0023】そして、前記サブアドレス信号SUBに、
例えば、受信機13を指定するための内線番号001が
セットされる。また、前記ディジタル命令信号DCSに
おいて、サブアドレス信号SUBが送信されたことを示
すビットがセットされる。この場合、送信機11は、前
記受信機13のDIS情報に対応するディジタル識別信
号DISが中継機12から送信されたと仮定し、前記受
信機13のDIS情報に対応させてディジタル命令信号
DCSを発生させ、該ディジタル命令信号DCSを中継
機12に送信する。なお、前記ディジタル命令信号DC
Sを中継機12に送信するに当たり、伝送速度は、中継
機12から送信されたディジタル識別信号DISを参照
することによって設定される。
【0024】ところで、本実施の形態においては、中継
機12が有する機能が受信機13が有する機能より低い
ので、中継機12が画データを復号することができな
い。したがって、復号された画データを確認することに
よって画データの誤りを検出することができない。そこ
で、送信機11及び中継機12にそれぞれ図示されない
誤り訂正モード設定手段が配設され、該誤り訂正モード
設定手段によって誤り訂正モードを設定することができ
るようになっている。そして、誤り訂正モードが設定さ
れると、送信機11から中継機12に送信される画デー
タに誤りがある場合、送信機11及び中継機12に配設
された図示されない誤り検出手段によって前記誤りが検
出される。したがって、画データを再び送信し、誤りを
訂正することができる。 ステップS3 送信機11はトレーニングチェックTC
Fを中継機12に送信する。 ステップS4 中継機12は、前記サブアドレス信号S
UBを受信すると、受信機13を指定するための内線番
号001を確認し、サブアドレス信号SUBがRAM2
4(図4)に転送先としてあらかじめ登録された受信機
13に対応するものであるかどうかを判断する。そし
て、サブアドレス信号SUBがあらかじめ登録された受
信機13に対応するものである場合は、トレーニングチ
ェックTCFを正常に受信した後、受信準備確認信号C
FRを送信機11に送信する。
【0025】このとき、サブアドレス信号SUBがあら
かじめ登録された受信機13に対応するものでない場合
は、画データの送信は行われない。したがって、転送先
としてRAM24にあらかじめ登録されていない受信機
13に画データが送信されることはない。 ステップS5 送信機11の第1のデータ送信手段53
は、受信準備確認信号CFRを受信した後、画データを
中継機12に送信する。 ステップS6 送信機11は、すべての画データが中継
機12に送信されると、画データの送信が終了した旨を
表す部分ページ・手順終了信号PPS・EOPを中継機
12に送信する。 ステップS7 中継機12は、前記画データを正常に受
信し、かつ、部分ページ・手順終了信号PPS・EOP
を受信すると、メッセージ確認信号MCFを送信機11
に送信する。 ステップS8 送信機11は、メッセージ確認信号MC
Fを受信すると、切断命令信号DCNを中継機12に送
信して電話回線を切断する。そして、中継機12は、受
信した画データを、一旦RAM24に格納した後、サブ
アドレス信号SUBにおいて指定された受信機13に送
信する。
【0026】次に、前記構成の通信装置における中継機
12と受信機13との間の通信手順について説明する。
図7は本発明の第1の実施の形態における中継機と受信
機との間の通信手順を示す図である。 ステップS11 中継機12が受信機13に対して発呼
すると、受信機13は、電話回線を捕捉し、被呼局識別
信号CED、非標準手順信号NSFを送信機11に送信
するとともに、ディジタル識別信号DISを送信する。 ステップS12 中継機12は、受信機13から送信さ
れたディジタル識別信号DISのうちの伝送速度に関す
るパラメータとしてのビットを参照して、前記ディジタ
ル命令信号DCSのうちの伝送速度に関するパラメータ
としてのビットと入り替えるとともに、そのほかの内容
については、送信機11(図6)から送信されたディジ
タル命令信号DCSに対応させてディジタル命令信号D
CSを発生させ、該ディジタル命令信号DCSを受信機
13に送信する。
【0027】このように、中継機12において、送信機
11から送信されたディジタル命令信号DCSは無条件
で受信され、伝送速度は、受信機13から送信されたデ
ィジタル識別信号DISを参照することによって設定さ
れる。そのために、前記中継機12は、受信機13から
送信されたディジタル識別信号DISのうち、伝送速度
に関するビット以外を無視する。 ステップS13 中継機12はトレーニングチェックT
CFを受信機13に送信する。 ステップS14 受信機13は、中継機12に送信した
ディジタル識別信号DISと中継機12から送信された
ディジタル命令信号DCSとが矛盾していない場合、ト
レーニングチェックTCFを正常に受信した後、受信準
備確認信号CFRを中継機12に送信する。
【0028】なお、例えば、受信機13が、B4判の原
稿36(図4)の画像に対応することができるファクシ
ミリ装置であって、B4判の原稿36が無い場合に、デ
ィジタル識別信号DISにおいてA4判の原稿36の画
像に対応することができる旨が宣言されたとき等に、受
信機13から中継機12に送信されたディジタル識別信
号DISと、送信機11から中継機12に送信されたデ
ィジタル命令信号DCSとが矛盾する。 ステップS15 中継機12の第2のデータ送信手段5
4は、受信準備確認信号CFRを受信した後、送信機1
1から受信した画データを受信機13に送信する。 ステップS16 中継機12は、すべての画データが受
信機13に送信されると、画データの送信が終了した旨
を表す部分ページ・手順終了信号PPS・EOPを受信
機13に送信する。 ステップS17 受信機13は前記画データを正常に受
信し、かつ、部分ページ・手順終了信号PPS・EOP
を受信すると、メッセージ確認信号MCFを中継機12
に送信する。 ステップS18 中継機12は、メッセージ確認信号M
CFを受信すると、切断命令信号DCNを受信機13に
送信して電話回線を切断する。
【0029】このように、本実施の形態においては、送
信機11のRAM24に受信機13のDIS情報が登録
され、中継機12は、送信機11からサブアドレス信号
SUBを受けると、送信機11から送信されたディジタ
ル命令信号DCSを無条件で受信し、前記サブアドレス
信号SUBにおいて指定された受信機13に対応するデ
ィジタル命令信号DCSを発生させて受信機13に送信
する。
【0030】したがって、中継機12が有する機能が受
信機13が有する機能より低い場合でも、中継機12が
有する機能以外の機能の画データを受信機13に送信す
ることができる。また、例えば、受信機13がカラーの
画データを受信する機能を有していて、中継機12がカ
ラーの画データを送受信する機能を有していない場合で
も、送信機11は、中継機12を介してカラーの画デー
タを受信機13に送信することができる。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、本実施の形態において、通信装置は、
前記第1の実施の形態と同じ構造を有するので、図1、
3及び4を援用して説明する。この場合、前記第1の実
施の形態においては、送信機11のRAM24に受信機
13のDIS情報を登録するようになっているが、本実
施の形態においては、第1の実施の形態と同様の操作手
順及び表示手順で中継機12の図示されない登録手段に
よって、中継機12のRAM24に受信機13のDIS
情報が登録される。
【0032】例えば、送信機11と受信機13との間に
おいて中継機12を介して一度送信が行われると、通信
記録(プロトコールダンプ)が残されるようになってい
る。そこで、オペレータが、前記通信記録を印刷するこ
とによって、過去のディジタル識別信号DISに基づい
てDIS情報を確認し、該DIS情報を中継機12のR
AM24に記録するようにする。
【0033】次に、送信機11と中継機12との間の通
信手順について説明する。図8は本発明の第2の実施の
形態における送信機と中継機との間の通信手順を示す図
である。 ステップS21 送信機11が中継機12に対して中継
依頼を行うために発呼すると、中継機12は、電話回線
を捕捉し、被呼局識別信号CED、非標準手順信号NS
Fを送信機11に送信するとともに、識別信号としての
ディジタル識別信号DISを送信する。この場合、該デ
ィジタル識別信号DISは中継機12が有する機能に対
応するものであり、受信機13が有する機能に対応する
ものではない。
【0034】なお、前記非標準手順信号NSF及び該デ
ィジタル識別信号DISは、前記受付能力通知手段51
(図1)によって発生させられ、中継機12の受付能力
を送信機11に通知するものであり、前記ディジタル識
別信号DISにおいて、中継機12がアドレス信号とし
てのサブアドレス信号SUBを受信する機能を有するこ
とを示すビットがセットされる。また、非標準手順信号
NSFにおいて、中継機12が、中継依頼を受け付ける
に当たり、最初に送信機11に送信したディジタル識別
信号DISを変更して再び送信する機能を有することを
示すビットがセットされる。 ステップS22 送信機11は、前記被呼局識別信号C
ED、非標準手順信号NSF及びディジタル識別信号D
ISを受信すると、中継機12が前記受付能力を有する
ことを確認し、非標準機能設定信号NSS及びサブアド
レス信号SUBを中継機12に送信する。このとき、送
信機11は、前記非標準機能設定信号NSSにおいて、
ディジタル識別信号DISを変更して再び送信すること
を要求し、サブアドレス信号SUBにおいて、受信機1
3(図7)を指定するための内線番号001がセットさ
れる。 ステップS23 中継機12は、非標準機能設定信号N
SSを受信すると、ディジタル識別信号DISの再度の
送信、すなわち、再送が要求されたことを知るととも
に、サブアドレス信号SUBを受信することによって送
信機11が指定した受信機13を確認する。その際、中
継機12は、中継機12自体のRAM24にアクセス
し、該RAM24に受信機13のDIS情報が格納され
ている場合は、該DIS情報を読み込み、該DIS情報
に基づいて、最初に送信機11に送信したディジタル識
別信号DISを変更し、図示されない再送手段によっ
て、変更後のディジタル識別信号DISを非標準手順信
号NSFと共に送信機11に送信する。この場合、変更
後のディジタル識別信号DISは、送信機11によって
指定された受信機13が有する機能に対応するものにな
る。ただし、伝送速度は、中継機12から最初に送信さ
れた前記ディジタル識別信号DISを参照することによ
って設定される。 ステップS24 送信機11は、前記非標準手順信号N
SF及び変更後のディジタル識別信号DISを受信する
と、サブアドレス信号SUB及び指定された受信機13
に対応するディジタル命令信号DCSを中継機12に送
信する。このとき、前記ディジタル命令信号DCSにお
いて、サブアドレス信号SUBを送信したことを示すビ
ットを再びセットする。
【0035】なお、本実施の形態においては、中継機1
2が有する機能が受信機13が有する機能より低いの
で、中継機12がデータとしての画データを復号するこ
とができない。そこで、第1の実施の形態と同様に、送
信機11及び中継機12にそれぞれ図示されない誤り訂
正モード設定手段が配設され、該誤り訂正モード設定手
段によって誤り訂正モードが設定される。 ステップS25 送信機11はトレーニングチェックT
CFを中継機12に送信する。 ステップS26 中継機12は、トレーニングチェック
TCFを正常に受信した後、受信準備確認信号CFRを
送信機11に送信する。 ステップS27 送信機11の第1のデータ送信手段5
3は、受信準備確認信号CFRを受信した後、画データ
を中継機12に送信する。 ステップS28 送信機11は、すべての画データが中
継機12に送信されると、画データの送信が終了した旨
を表す部分ページ・手順終了信号PPS・EOPを中継
機12に送信する。 ステップS29 中継機12は、前記画データを正常に
受信し、かつ、部分ページ・手順終了信号PPS・EO
Pを受信すると、メッセージ確認信号MCFを送信機1
1に送信する。 ステップS30 送信機11は、メッセージ確認信号M
CFを受信すると、切断命令信号DCNを中継機12に
送信して電話回線を切断する。そして、中継機12は、
受信した画データを、一旦RAM24に格納した後、サ
ブアドレス信号SUBにおいて指定された受信機13に
送信する。
【0036】なお、中継機12と受信機13との間の通
信手順については、前記第1の実施の形態と同様である
ので説明を省略する。このように、本実施の形態におい
ては、中継機12のRAM24に受信機13のDIS情
報が登録され、中継機12は、送信機11からサブアド
レス信号SUBを受けるとともに、送信機11によって
ディジタル識別信号DISの再送が要求されると、前記
サブアドレス信号SUBにおいて指定された受信機13
に対応するディジタル識別信号DISを再び送信機11
に送信するので、送信機11は受信機13に対応するデ
ィジタル命令信号DCSを発生させて中継機12に送信
する。
【0037】したがって、中継機12が有する機能が受
信機13が有する機能より低い場合でも、中継機12が
有する機能以外の機能の画データを受信機13に送信す
ることができる。ところで、例えば、前記送信機11と
中継機12との間が電話回線を介して接続され、中継機
12と受信機13との間がインターネットを介して接続
されると、通常のアドレス(電話番号)が送信機11及
び中継機12に、通常のアドレスとは異なるインターネ
ット用のアドレスが中継機12及び受信機13に付与さ
れることになる。この場合、送信機11と受信機13と
の間において中継機12を介して送信を行おうとする
と、拡張されたサブアドレス信号SUBを使用する必要
が生じる。
【0038】図9は本発明の第3の実施の形態における
通信装置の接続環境を示す図、図10は本発明の第3の
実施の形態における通信装置の概念図である。図におい
て、11は送信機、12は中継機、13は受信機、36
は原稿である。前記送信機11と中継機12との間が電
話回線(PSTN)を介して接続され、中継機12と受
信機13との間がインターネットを介して接続される。
なお、この場合、受信機13のアドレスはabcd−e
fghとする。
【0039】図9に示されるような接続環境において
は、送信機11と受信機13との間において中継機12
を介して送信を行おうとする場合、通常のアドレス信号
としてのサブアドレス信号SUBでは数字、スペース、
「*」記号及び「#」記号以外の文字、記号等のコード
を使用することができない。そこで、サブアドレス信号
SUBが拡張され、該サブアドレス信号SUBに各種の
コードを使用することができるようにし、かつ、サブア
ドレス信号SUBの桁(けた)数を多くする。なお、前
記拡張されたサブアドレス信号SUBにおいて、例え
ば、ITU−T勧告におけるT.50で定義された12
8のキャラクタセットから成る国際アルファベットN
o.5(IA5)を使用し、アドレスabcd−efg
hをセットすることができる。
【0040】図11は本発明の第3の実施の形態におけ
る送信機と中継機との間の通信手順を示す図である。 ステップS31 送信機11が中継機12に対して中継
依頼を行うために発呼すると、中継機12は、電話回線
を捕捉し、被呼局識別信号CED、非標準手順信号NS
Fを送信機11に送信するとともに、ディジタル識別信
号DISを送信する。
【0041】なお、前記非標準手順信号NSF及び該デ
ィジタル識別信号DISは、受付能力通知手段51(図
1)によって発生させられ、中継機12の受付能力を送
信機11に通知するものであり、前記ディジタル識別信
号DISにおいて、通常のサブアドレス信号SUBを受
信する機能を有することを示すビットがセットされると
ともに、前記非標準手順信号NSFにおいて、拡張され
たサブアドレス信号SUBを受信する機能を有すること
を示すビットがセットされる。ステップS32 送信機
11は、前記被呼局識別信号CED、非標準手順信号N
SF及びディジタル識別信号DISを受信すると、中継
機12が前記受付能力を有することを確認し、命令信号
送信手段52によって、命令信号としての非標準機能設
定信号NSS及びサブアドレス信号SUBを中継機12
に送信する。このとき、送信機11は、前記非標準機能
設定信号NSSにおいて、拡張されたサブアドレス信号
SUBを送信することを宣言し、サブアドレス信号SU
Bにおいて、受信機13を指定するためのアドレスが指
定される。本実施の形態においては、アドレスとしてa
bcd−efghが指定され、該アドレスabcd−e
fghが送信される。
【0042】ステップS33 送信機11はトレーニン
グチェックTCFを中継機12に送信する。 ステップS34 中継機12は、前記非標準機能設定信
号NSSを受信すると、拡張されたサブアドレス信号S
UBが送信されることを確認するとともに、拡張された
サブアドレス信号SUBを受信することによって、受信
機13のアドレスを確認し、受信した前記拡張されたサ
ブアドレス信号SUBが前記RAM24に転送先として
あらかじめ登録された受信機13に対応するものである
かどうかを判断する。そして、拡張されたサブアドレス
信号SUBがあらかじめ登録された受信機13に対応す
るものである場合は、トレーニングチェックTCFを正
常に受信した後、受信準備確認信号CFRを送信機11
に送信する。 ステップS35 送信機11の第1のデータ送信手段5
3は、受信準備確認信号CFRを受信した後、データと
しての画データを中継機12に送信する。
【0043】ステップS36 送信機11は、すべての
画データが中継機12に送信されると、画データの送信
が終了した旨を表す手順終了信号EOPを中継機12に
送信する。 ステップS37 中継機12は、前記画データを正常に
受信し、かつ、手順終了信号EOPを受信すると、メッ
セージ確認信号MCFを送信機11に送信する。 ステップS38 送信機11は、メッセージ確認信号M
CFを受信すると、切断命令信号DCNを中継機12に
送信して電話回線を切断する。そして、中継機12は、
受信した画データを、一旦RAM24に格納した後、拡
張されたサブアドレス信号SUBにおいて指定された受
信機13に送信する。
【0044】なお、中継機12と受信機13との間の通
信手順については、例えば、1998年6月に予定され
ているITU−I勧告におけるT.IFAX1、T.I
FAX2で定義された手順に従う。このように、本実施
の形態においては、サブアドレス信号SUBが拡張さ
れ、サブアドレス信号SUBに各種のコードを使用する
ことができるようにし、かつ、サブアドレス信号SUB
の桁数を多くする。したがって、受信機13のアドレス
に数字、スペース、「*」記号及び「#」記号以外の文
字、記号等のコードが使用されていても、送信機11と
受信機13との間において中継機12を介して送信を行
うことができる。
【0045】ところで、一つの送信機11と複数の受信
機との間において中継機12を介して画データを送信す
る場合、まず、送信機11は、第1〜第3の実施の形態
における通信手順に従って、第1の原稿について第1の
画データ1を中継機12に送信する。その後、第1の画
データ1の送信が終了したこと、及びモード変更がある
ことを示すメッセージ終了信号EOMを中継機12に送
信する。
【0046】一方、中継機12は、送信機11から第1
の画データ1を正常に受信した後、メッセージ確認信号
MCFを送信し、一定時間(通常6秒)が経過した後
に、ディジタル識別信号DISを再送する。そして、送
信機11は、ディジタル識別信号DISを受信すること
によって、中継機12がサブアドレス信号SUBを受信
することができることを再び確認し、サブアドレス信号
SUB及びディジタル命令信号DCSを送信する。その
際、サブアドレス信号SUBにおいて、第2の受信機を
指定するための内線番号002がセットされる。また、
ディジタル命令信号DCSにおいて、サブアドレス信号
SUBを送信したことを示すビットがセットされる。続
いて、送信機11はトレーニングチェックTCFを送信
する。
【0047】そして、中継機12は、サブアドレス信号
SUBを受信すると、中継機12の図示されないメール
ボックスを確認する。続いて、中継機12、トレーニン
グチェックTCFを正常に受信した後、受信準備確認信
号CFRを返送する。続いて、送信機11は、受信準備
確認信号CFRを受信した後、第2の原稿について第2
の画データ2を中継機12に送信する。
【0048】このようにして、送信機11から中継機1
2に第1、第2の画データ1、2が送信されると、中継
機12は、第1、第2の受信機に第1、第2の画データ
1、2を送信する。ところが、前記構成の通信装置にお
いては、送信機11から中継機12に第1の画データ1
が送信された後、送信機11から中継機12にメッセー
ジ終了信号EOMが送信され、続いて、中継機12から
メッセージ確認信号MCFが送信機11に送信され、一
定時間経過した後、更にディジタル識別信号DISが送
信された後に、送信機11から中継機12に、第2の受
信機を指定するためのサブアドレス信号SUBが送信さ
れるようになっているので、通信時間が長くなってしま
う。
【0049】そこで、一つの送信機11と複数の受信機
との間において中継機12を介して画データを送信する
場合に、通信時間を短くすることができる本発明の第4
の実施の形態について説明する。図12は本発明の第4
の実施の形態における通信装置の概念図である。図にお
いて、11は送信機、12は中継機、14は内線番号0
01である第1の受信機、15は内線番号002である
第2の受信機、37は第1の原稿、38は第2の原稿で
ある。この場合、サブアドレス信号SUBに内線番号0
01、002がセットされる。
【0050】図13は本発明の第4の実施の形態におけ
る送信機と中継機との間の通信手順を示す図である。 ステップS41 送信機11が中継機12に対して中継
依頼を行うために発呼すると、中継機12は、電話回線
を捕捉し、被呼局識別信号CED、非標準手順信号NS
Fを送信機11に送信するとともに、ディジタル識別信
号DISを送信する。
【0051】なお、前記非標準手順信号NSF及び該デ
ィジタル識別信号DISは、受付能力通知手段51(図
1)によって発生させられ、中継機12の受付能力を送
信機11に通知するものであり、前記ディジタル識別信
号DISにおいて、アドレス信号としてのサブアドレス
信号SUBを受信する機能を有することを示すビットが
セットされるとともに、非標準手順信号NSFにおい
て、マルチページ信号MPS等のポストコマンドの前
に、2箇所目以降の受信機、例えば、第2の受信機15
に対応するサブアドレス信号SUBを受信する機能を有
することを示すビットがセットされる。 ステップS42 送信機11は、前記被呼局識別信号C
ED、非標準手順信号NSF及びディジタル識別信号D
ISを受信すると、中継機12が前記受付能力を有する
ことを確認し、命令信号送信手段52によって、サブア
ドレス信号SUB及び命令信号としてのディジタル命令
信号DCSを中継機12に送信する。
【0052】そして、前記サブアドレス信号SUBにお
いて、例えば、第1の受信機14を指定するための内線
番号001がセットされる。また、前記ディジタル命令
信号DCSにおいて、サブアドレス信号SUBが送信さ
れたことを示すビットがセットされる。 ステップS43 送信機11はトレーニングチェックT
CFを中継機12に送信する。 ステップS44 中継機12は、前記サブアドレス信号
SUBを受信すると、第1の受信機14を指定するため
の内線番号001を確認し、受信したサブアドレス信号
SUBがRAM24にあらかじめ登録された第1の受信
機14に対応するものであるかどうかを判断する。そし
て、サブアドレス信号SUBがあらかじめ登録された第
1の受信機14に対応するものである場合は、トレーニ
ングチェックTCFを正常に受信した後、受信準備確認
信号CFRを送信機11に送信する。 ステップS45 送信機11の第1のデータ送信手段5
3は、受信準備確認信号CFRを受信した後、データと
しての第1の画データ1を中継機12に送信する。 ステップS46 送信機11は、第1の画データ1を中
継機12に送信した後、次の転送先の第2の受信機15
に対応するサブアドレス信号SUBを送信し、更にマル
チページ信号MPSを送信する。そして、前記サブアド
レス信号SUBにおいて、例えば、第2の受信機15を
指定するための内線番号002がセットされる。 ステップS47 中継機12は、第1の画データ1を正
常に受信した後、前記サブアドレス信号SUBを受信す
ると、第2の受信機15を指定するための内線番号00
2を確認し、受信したサブアドレス信号SUBが前記R
AM24にあらかじめ登録された第2の受信機15に対
応するものであるかどうかを判断する。そして、サブア
ドレス信号SUBがあらかじめ登録された第2の受信機
15に対応するものである場合には、マルチページ信号
MPSを受信した後に、メッセージ確認信号MCFを送
信機11に送信する。 ステップS48 送信機11の第1のデータ送信手段5
3は、メッセージ確認信号MCFを受信した後、データ
としての第2の画データ2を中継機12に送信する。 ステップS49 送信機11は、すべての第2の画デー
タ2が中継機12に送信されると、第2の画データ2の
送信が終了した旨を表す手順終了信号EOPを送信す
る。 ステップS50 中継機12は、前記第2の画データ2
を正常に受信し、かつ、手順終了信号EOPを受信する
と、メッセージ確認信号MCFを送信機11に送信す
る。 ステップS51 送信機11は、メッセージ確認信号M
CFを受信すると、切断命令信号DCNを中継機12に
送信して電話回線を切断する。そして、中継機12は、
受信した第1、第2の画データ1、2を、一旦RAM2
4に格納した後、サブアドレス信号SUBにおいて指定
された第1、第2の受信機14、15に送信する。
【0053】このように、本実施の形態においては、第
1の画データ1を中継機12に送信した後、次の転送先
である第2の受信機15についてのサブアドレス信号S
UBを、ポストコマンドの前に中継機12に送信するこ
とができるので、通信時間を短くすることができる。次
に、2箇所目以降の転送先の受信機を指定するための内
線番号をポストコマンドの付加情報として格納するよう
にした本発明の第5の実施の形態について説明する。
【0054】図14は本発明の第5の実施の形態におけ
る付加情報付きのマルチページ信号の形式を示す図であ
る。図に示されるように、付加情報付きのマルチページ
信号MPS(図13)はHDLCのフレームの形式で構
成される。前記マルチページ信号MPSは、開始フラグ
Fで始まり、終了フラグFで閉じられ、アドレスA、制
御C、ファクシミリ制御FCD、ファクシミリ情報フィ
ールドFIF及びフレームチェックシーケンスFCSか
ら成る。ITU−T勧告におけるT.30に準拠した場
合、アドレスAには「FFh」のコードが、制御Cには
「03」のコードが、ファクシミリ制御FCDには「M
PS」のコードがそれぞれ割り付けられる。
【0055】また、本実施の形態においては、ファクシ
ミリ情報フィールドFIFに次の転送先である第2の受
信機15(図12)を指定するための内線番号002が
付加される。なお、ITU−T勧告におけるT.30に
準拠した場合、前記内線番号002は、「30h30h
32h」のコードになる。また、前記「30h30h3
2h」のコードに代えてバイナリコード等で表すことも
できる。
【0056】次に、送信機11と中継機12との間の通
信手順について説明する。図15は本発明の第5の実施
の形態における送信機と中継機との間の通信手順を示す
図である。 ステップS61 送信機11が中継機12に対して中継
依頼を行うために発呼すると、中継機12は、電話回線
を捕捉し、被呼局識別信号CED、非標準手順信号NS
Fを送信機11に送信するとともに、ディジタル識別信
号DISを送信する。
【0057】なお、前記非標準手順信号NSF及び該デ
ィジタル識別信号DISは、受付能力通知手段51(図
1)によって発生させられ、中継機12の受付能力を送
信機11に通知するものであり、前記ディジタル識別信
号DISにおいて、アドレス信号としてのサブアドレス
信号SUBを受信する機能を示すビットがセットされる
とともに、非標準手順信号NSFにおいて、付加情報付
きのマルチページ信号MPSを受信する機能を有するこ
とを示すビットがセットされる。 ステップS62 送信機11は、前記被呼局識別信号C
ED、非標準手順信号NSF及びディジタル識別信号D
ISを受信すると、中継機12が前記受付能力を有する
ことを確認し、命令信号送信手段52によって、サブア
ドレス信号SUB及び命令信号としてのディジタル命令
信号DCSを中継機12に送信する。 ステップS63 送信機11はトレーニングチェックT
CFを中継機12に送信する。 ステップS64 中継機12は、前記サブアドレス信号
SUBを受信すると、第1の受信機14(図12)を指
定するための内線番号001を確認し、受信したサブア
ドレス信号SUBがRAM24(図4)にあらかじめ登
録された第1の受信機14に対応するものであるかどう
かを判断する。そして、サブアドレス信号SUBがあら
かじめ登録された第1の受信機14に対応するものであ
る場合は、トレーニングチェックTCFを正常に受信し
た後、受信準備確認信号CFRを送信機11に送信す
る。 ステップS65 送信機11の第1のデータ送信手段5
3は、受信準備確認信号CFRを受信した後、データと
しての第1の画データ1を中継機12に送信する。 ステップS66 送信機11は、第1の画データ1を中
継機12に送信した後、マルチページ信号MPSを中継
機12に送信する。そして、該マルチページ信号MPS
の付加情報として、第2の受信機15を指定するための
内線番号002がセットされる。 ステップS67 中継機12は、第1の画データ1を正
常に受信した後、前記マルチページ信号MPSを受信す
ると、第2の受信機15を指定するための内線番号00
2を確認し、該内線番号002が前記RAM24にあら
かじめ登録された第2の受信機15に対応するものであ
るかどうかを判断する。そして、内線番号002があら
かじめ登録された第2の受信機15に対応するものであ
る場合は、メッセージ確認信号MCFを送信機11に送
信する。 ステップS68 前記第1のデータ送信手段53は、メ
ッセージ確認信号MCFを受信した後、データとしての
第2の画データ2を中継機12に送信する。 ステップS69 送信機11は、すべての第2の画デー
タ2が中継機12に送信されると、第2の画データ2の
送信が終了した旨を表す手順終了信号EOPを中継機1
2に送信する。 ステップS70 中継機12は、前記第2の画データ2
を正常に受信し、かつ、手順終了信号EOPを受信する
と、メッセージ確認信号MCFを送信機11に送信す
る。 ステップS71 送信機11は、メッセージ確認信号M
CFを受信すると、切断命令信号DCNを中継機12に
送信して電話回線を切断する。そして、中継機12は、
受信した第1、第2の画データ1、2を、一旦RAM2
4に格納した後、サブアドレス信号SUBにおいて指定
された第1、第2の受信機14、15に送信する。
【0058】このように、本実施の形態においては、第
1の画データ1を中継機12に送信した後、次の転送先
である第2の受信機15を指定するための内線番号00
2をメッセージ確認信号MCFの付加情報として送信す
ることができるので、通信時間を短くすることができ
る。また、内線番号を付加情報としてメッセージ確認信
号MCFにセットすることができるので、内線番号に数
字、スペース、「*」記号及び「#」記号以外の文字、
記号等のコードを使用することができる。
【0059】次に、複数の転送先の受信機を指定するた
めの内線番号をサブアドレス信号SUBに格納する本発
明の第6の実施の形態について説明する。図16は本発
明の第6の実施の形態における送信機と中継機との間の
通信手順を示す図である。 ステップS81 送信機11が中継機12に対して中継
依頼を行うために発呼すると、中継機12は、電話回線
を捕捉し、被呼局識別信号CED、非標準手順信号NS
Fを送信機11に送信するとともに、ディジタル識別信
号DISを送信する。
【0060】なお、前記ディジタル識別信号DISは、
受付能力通知手段51(図1)によって発生させられ、
中継機12の受付能力を送信機11に通知するものであ
り、前記ディジタル識別信号DISにおいて、アドレス
信号としてのサブアドレス信号SUBを受信する機能を
示すビットがセットされる。 ステップS82 送信機11は、前記被呼局識別信号C
ED、非標準手順信号NSF及びディジタル識別信号D
ISを受信すると、中継機12がサブアドレス信号SU
Bを受信する機能を有することを確認し、命令信号送信
手段52によって、サブアドレス信号SUB及び命令信
号としてのディジタル命令信号DCSを中継機12に送
信する。
【0061】この場合、サブアドレス信号SUBにおい
て、転送先の第1、第2の受信機14(図12)、15
を指定するための内線番号001、002と第1、第2
の原稿37、38とがそれぞれ関連付けてセットされ
る。なお、本実施の形態においては、第1の原稿37が
内線番号001に、第2の原稿38が内線番号002に
それぞれ割り当てられるとともに、各内線番号001、
002の後に識別子「*」を介して第1、第2の原稿3
7、38を表すページ番号1、2が付加される。したが
って、第1、第2の原稿37、38の画像を内線番号0
01である第1の受信機14に送ろうとする場合、サブ
アドレス信号SUBは「001*1*2」になる。ま
た、第1の原稿37の画像を内線番号001である第1
の受信機14に、第2の原稿38の画像を内線番号00
2である第2の受信機15に送ろうとする場合、サブア
ドレス信号SUBは「001*1#002*2」にな
る。 ステップS83 送信機11はトレーニングチェックT
CFを中継機12に送信する。 ステップS84 中継機12は、前記サブアドレス信号
SUBを受信すると、該サブアドレス信号SUBを解析
し、解析結果に基づいて、転送先の第1、第2の受信機
14、15と第1、第2の原稿37、38とを関連付け
たテーブルを作成するとともに、第1の受信機14を指
定するための内線番号001を確認し、受信したサブア
ドレス信号SUBがRAM24(図4)にあらかじめ登
録された第1の受信機14に対応するものであるかどう
かを判断する。そして、サブアドレス信号SUBがあら
かじめ登録された第1の受信機14に対応するものであ
る場合は、トレーニングチェックTCFを正常に受信し
た後、受信準備確認信号CFRを送信機11に送信す
る。 ステップS85 送信機11の第1のデータ送信手段5
3は、受信準備確認信号CFRを受信した後、データと
しての第1の画データ1を中継機12に送信する。 ステップS86 送信機11は、第1の画データ1を中
継機12に送信した後、マルチページ信号MPSを中継
機12に送信する。 ステップS87 中継機12は、第1の画データ1を正
常に受信した後、前記マルチページ信号MPSを受信
し、メッセージ確認信号MCFを送信機11に送信す
る。 ステップS88 前記第1のデータ送信手段53は、メ
ッセージ確認信号MCFを受信すると、データとしての
第2の画データ2を中継機12に送信する。 ステップS89 送信機11は、すべての第2の画デー
タ2が中継機12に送信されると、第2の画データ2の
送信が終了した旨を表す手順終了信号EOPを中継機1
2に送信する。 ステップS90 中継機12は、前記第2の画データ2
を正常に受信し、かつ、手順終了信号EOPを受信する
と、メッセージ確認信号MCFを送信機11に送信す
る。 ステップS91 送信機11は、メッセージ確認信号M
CFを受信すると、切断命令信号DCNを中継機12に
送信して電話回線を切断する。そして、中継機12は、
受信した第1、第2の画データ1、2を、一旦RAM2
4に格納した後、前記テーブルに基づいて、サブアドレ
ス信号SUBにおいて指定された第1、第2の受信機1
4、15に送信する。
【0062】このように、本実施の形態においては、サ
ブアドレス信号SUBに複数の転送先、すなわち、第
1、第2の受信機14、15の内線番号001、002
をセットすることがとできるので、各第1、第2の受信
機14、15ごとにサブアドレス信号SUBを送信する
必要が無くなる。したがって、通信手順を簡素化するこ
とがで、通信時間を短くすることができる。
【0063】また、複数の転送先に同じ画データを送信
する場合、送信機11から中継機12に1回だけ画デー
タを送信するだけでよいので、通信手順を一層簡素化す
ることができ、通信時間を短くすることができる。次
に、複数の転送先の受信機を指定するための内線番号を
画データに格納することができるようにした本発明の第
7の実施の形態について説明する。
【0064】図17は本発明の第7の実施の形態におけ
る通信装置の概念図である。図において、11は送信
機、12は中継機、16は内線番号001である第1の
受信機、17は内線番号002である第2の受信機、1
8は内線番号003である第3の受信機、37は第1の
原稿、38は第2の原稿である。なお、本実施の形態に
おいては、第1の原稿37の画像が第1、第2の受信機
16、17に、第2の原稿38の画像が第2、第3の受
信機17、18に送られるとする。
【0065】図18は本発明の第7の実施の形態におけ
る送信機と中継機との間の通信手順を示す図、図19は
本発明の第7の実施の形態における第1の画データの形
式を示す図、図20は本発明の第7の実施の形態におけ
る第2の画データの形式を示す図である。図19及び2
0において、誤り訂正モードが設定されたときのデータ
としての第1、第2の画データ1、2は、それぞれHD
LCのフレームの形式で構成されたM個のFCDフレー
ム(FCD frame0〜FCD frameM−
1)、サブフレーム(SUB frame)、及び3個
の連続するRCPフレーム(RCP frame)から
成る。
【0066】そして、前記FCDフレームは、同期用の
フラグF、アドレスA、制御C、ファクシミリ制御FC
D及びファクシミリ情報から成り、該ファクシミリ情報
は、フレーム番号(Frame N0.m−1)、IT
U−T勧告におけるT.4に準拠した符号データ(Fa
csimile coded data)、データの終
了を意味するRTC、フレーム長を調整するための連続
した0(Variable length strin
g of zeros)、フレームチェックシーケンス
FCS、及びフレーム終端のフラグFから成る。
【0067】また、サブフレームは、ITU−T勧告に
おけるT.30で規定される構成のまま挿入され、同期
用のフラグF、アドレスA、制御C、及びファクシミリ
情報、フレームチェックシーケンスFCS、及びフレー
ム終端のフラグFから成り、前記ファクシミリ情報とし
て、アドレス信号としてのサブアドレス信号SUB、第
1の画データ1を第1、第2の受信機16(図17)、
17に送信するためのアドレスデータ(001#00
2)又はアドレスデータ(002#003)がセットさ
れる。なお、コードは、内線番号001に対応する「3
0h30h31h」、内線番号002に対応する「30
h30h32h」及び「#」記号に対応する「32h」
から成る。
【0068】さらに、RCPフレームは、同期用のフラ
グF、アドレスA、制御C、ファクシミリ制御RCP、
FCS、及びフレーム終端のフラグFから成る。ただ
し、前記第5の実施の形態において説明したように、I
TU−T勧告におけるT.30で定義された数字、スペ
ース、「*」記号及び「#」記号以外の文字、記号等の
コードをASCIIコード等で表すこともできる。
【0069】次に、送信機11と中継機12との間の通
信手順について説明する。 ステップS101 送信機11が中継機12に対して中
継依頼を行うために発呼すると、中継機12は、電話回
線を捕捉し、被呼局識別信号CED、非標準手順信号N
SFを送信機11に送信するとともに、ディジタル識別
信号DISを送信機11に送信する。
【0070】そして、前記非標準手順信号NSF及び該
ディジタル識別信号DISは、受付能力通知手段51
(図1)によって発生させられ、中継機12の受付能力
を送信機11に通知するものであり、前記非標準手順信
号NSFにおいて、中継機12が第1、第2の画データ
1、2内に転送先の第1、第2の受信機16、17を指
定するための内線番号001、002がセットされてい
ても、前記第1、第2の画データ1、2を受信する機能
を有することを示すビットがセットされ、ディジタル識
別信号DISにおいて、誤り訂正モードで第1、第2の
画データ1、2を受信する機能を有することを示すビッ
トがセットされる。 ステップS102 送信機11は、前記被呼局識別信号
CED、非標準手順信号NSF及びディジタル識別信号
DISを受信すると、中継機12が前記受付能力を有す
ることを確認し、命令信号送信手段52によって、命令
信号としての非標準機能設定信号NSSを中継機12に
送信する。このとき、非標準機能設定信号NSSにおい
て、第1、第2の画データ1、2内に転送先の内線番号
001、002をセットすること、及び誤り訂正モード
で第1、第2の画データ1、2を送信することを宣言す
る。 ステップS103 送信機11はトレーニングチェック
TCFを中継機12に送信する。 ステップS104 中継機12は、トレーニングチェッ
クTCFを正常に受信した後、受信準備確認信号CFR
を送信機11に送信する。 ステップS105 送信機11の第1のデータ送信手段
53は、受信準備確認信号CFRを受けた後、図19に
示されるような第1の画データ1を誤り訂正モードの形
式で中継機12に送信する。 ステップS106 送信機11は、第1の画データ1を
中継機12に送信した後、部分ページ・マルチページ信
号PPS・MPS信号を中継機12に送信する。 ステップS107 中継機12は、第1の画データ1を
正常に受信した後、第1、第2の受信機16、17を指
定するための内線番号001、002を確認し、受信し
た第1の画データ1のサブフレームがRAM24(図
4)に転送先としてあらかじめ登録された第1、第2の
受信機16、17に対応するものであるかどうかを判断
する。そして、第1の画データ1にセットされたサブア
ドレス信号SUBが第1、第2の受信機16、17に対
応するものであり、かつ、部分ページ・マルチページ信
号PPS・MPS信号を受信すると、メッセージ確認信
号MCFを送信機11に送信する。 ステップS108 前記第1のデータ送信手段53は、
メッセージ確認信号MCFを受信した後、図20に示さ
れるような第2の画データ2を中継機12に送信する。 ステップS109 送信機11は、すべての第2の画デ
ータ2が中継機12に送信されると、第2の画データ2
の送信が終了した旨を表す部分ページ・手順終了信号P
PS・EOPを中継機12に送信する。 ステップS110 中継機12は、前記第2の画データ
2を正常に受信した後、第2、第3の受信機17、18
を指定するための内線番号002、003を確認し、受
信した第2の画データ2にセットされたサブアドレス信
号SUBが前記RAM24に転送先としてあらかじめ登
録された第2、第3の受信機17、18に対応するもの
であるかどうかを判断する。そして、第2の画データ2
にセットされたサブアドレス信号SUBが、第2、第3
の受信機17、18に対応するものであり、かつ、部分
ページ・手順終了信号PPS・EOPを受信すると、メ
ッセージ確認信号MCFを送信機11に送信する。 ステップS111 送信機11は、メッセージ確認信号
MCFを受信すると、切断命令信号DCNを中継機12
に送信して電話回線を切断する。そして、中継機12
は、受信した第1、第2の画データ1、2を、一旦RA
M24に格納した後、第1の画データ1をサブアドレス
信号SUBによって指定された第1、第2の受信機1
6、17に、第2の画データ2をサブアドレス信号SU
Bによって指定された第2、第3の受信機17、18に
それぞれ送信する。
【0071】このように、本実施の形態においては、第
1、第2の画データ1、2内にサブアドレス信号SUB
がセットされるようになっているので、第1、第2の原
稿37、38ごとに転送先の第1〜第3の受信機16〜
18を指定することができる。したがって、通信手順を
簡略化することができる。また、複数の受信機に同じ画
データを送信する場合、送信機11から中継機12に1
回だけ画データを送信するだけでよいので、通信手順を
一層簡素化することができ、通信時間を短くすることが
できる。
【0072】なお、前記第6の実施の形態においては、
転送先の第1、第2の受信機16、17を指定するため
に必要なデータのデータ長(20桁)に制限があるが、
本実施の形態においては、第1、第2の画データ1、2
内にサブアドレス信号SUBがセットされるようになっ
ているので、データ長に制限が無くなる。また、前記第
4〜7の実施の形態においては、中継依頼を行うための
通信手順について説明したが、サブアドレス信号SUB
によって指定される内線番号をメールボックス番号に代
えることにより親展送信を行うこともできる。
【0073】そして、前記各実施の形態において、非標
準手順信号NSF又は非標準機能設定信号NSSが使用
されているが、非標準手順信号NSF又は非標準機能設
定信号NSSによって送信される非標準手順又は非標準
機能が標準化された場合、ディジタル識別信号DIS、
ディジタル命令信号DCS等を使用することができる。
【0074】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0075】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、通信装置においては、中継機に配設され、該中継
機の受付能力を送信機に通知する受付能力通知手段と、
前記送信機に配設され、前記受付能力に対応させて命令
信号を発生させ、該命令信号を受信機に対応するアドレ
ス信号と共に前記中継機に送信する命令信号送信手段
と、前記送信機に配設され、前記命令信号に対応させて
データを前記中継機に送信する第1のデータ送信手段
と、前記中継機に配設され、前記命令信号及びアドレス
信号に対応させて前記データを前記受信機に送信する第
2のデータ送信手段とを有する。
【0076】この場合、中継機の受付能力が送信機に通
知され、前記受付能力に対応させて命令信号が発生させ
られ、該命令信号が受信機に対応するアドレス信号と共
に前記中継機に送信される。また、前記命令信号に対応
させてデータが前記中継機に送信され、前記命令信号及
びアドレス信号に対応させて前記データが受信機に送信
される。
【0077】したがって、中継機が有する機能が受信機
が有する機能より低い場合でも、中継機が有する機能以
外の機能のデータを受信機に送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における通信装置の
機能ブロック図である。
【図2】従来の通信装置による送信機と中継機との間の
通信手順を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における通信装置の
概念図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるファクシミ
リ装置のブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるDIS情報
を登録する際の操作・表示部の操作手順及び表示手順を
示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における送信機と中
継機との間の通信手順を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における中継機と受
信機との間の通信手順を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における送信機と中
継機との間の通信手順を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における通信装置の
接続環境を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における通信装置
の概念図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態における送信機と
中継機との間の通信手順を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態における通信装置
の概念図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態における送信機と
中継機との間の通信手順を示す図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態における付加情報
付きのマルチページ信号の形式を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態における送信機と
中継機との間の通信手順を示す図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態における送信機と
中継機との間の通信手順を示す図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態における通信装置
の概念図である。
【図18】本発明の第7の実施の形態における送信機と
中継機との間の通信手順を示す図である。
【図19】本発明の第7の実施の形態における第1の画
データの形式を示す図である。
【図20】本発明の第7の実施の形態における第2の画
データの形式を示す図である。
【符号の説明】
1、2 第1、第2の画データ 11 送信機 12 中継機 13 受信機 16〜18 第1〜第3の受信機 51 受付能力通知手段 52 命令信号送信手段 53 第1のデータ送信手段 54 第2のデータ送信手段 DCS ディジタル命令信号 DIS ディジタル識別信号 NSS 非標準機能設定信号 SUB サブアドレス信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)中継機に配設され、該中継機の受
    付能力を送信機に通知する受付能力通知手段と、(b)
    前記送信機に配設され、前記受付能力に対応させて命令
    信号を発生させ、該命令信号を受信機に対応するアドレ
    ス信号と共に前記中継機に送信する命令信号送信手段
    と、(c)前記送信機に配設され、前記命令信号に対応
    させてデータを前記中継機に送信する第1のデータ送信
    手段と、(d)前記中継機に配設され、前記命令信号及
    びアドレス信号に対応させて前記データを前記受信機に
    送信する第2のデータ送信手段とを有することを特徴と
    する通信装置。
  2. 【請求項2】 (a)前記受信機が有する機能を登録す
    る登録手段と、(b)前記送信機から中継機に送信され
    たデータの誤りを検出する誤り検出手段とを有するとと
    もに、(c)前記命令信号送信手段は、前記受付能力及
    び前記受信機が有する機能に対応させて命令信号を発生
    させ、(d)前記第2のデータ送信手段は、前記命令信
    号を無条件で受信し、命令信号に対応させて前記データ
    を受信機に送信する請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記登録手段は送信機に配設される請求
    項2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 (a)前記登録手段は中継機に配設され
    るとともに、(b)該中継機に配設され、前記受信機の
    機能に対応させて識別信号を発生させ、該識別信号を送
    信機に送信する再送手段を有する請求項2に記載の通信
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のデータ送信手段は、送信機か
    ら中継機に送信された命令信号の伝送速度に関するパラ
    メータを、中継機の伝送速度に関するパラメータに入れ
    替える請求項1に記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のデータ送信手段は、受信機の
    アドレスに対応させてアドレス信号を拡張し、拡張され
    たアドレス信号を前記中継機に送信する請求項1に記載
    の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のデータ送信手段は、2箇所目
    以降の受信機に対応するアドレス信号を発生させ、該ア
    ドレス信号を、ポストコマンドを送信する前に前記中継
    機に送信する請求項1に記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のデータ送信手段は、2箇所目
    以降の受信機に対応するアドレス信号を発生させ、該ア
    ドレス信号をポストコマンドの付加情報として前記中継
    機に送信する請求項1に記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 (a)前記第1のデータ送信手段は、複
    数の受信機に対応するアドレス信号を発生させ、該アド
    レス信号を中継機に送信するとともに、(b)前記第2
    のデータ送信手段は、前記アドレス信号を解析し、解析
    結果に基づいて、各データを各受信機に送信する請求項
    1に記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 前記アドレス信号は、データ内にセッ
    トされた状態で中継機に送信される請求項9に記載の通
    信装置。
JP10039302A 1998-02-20 1998-02-20 通信装置 Withdrawn JPH11239166A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007300335A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Sharp Corp ファクシミリ通信システム
JP2009060267A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Mitsubishi Electric Corp 多地点通話制御装置及びコールセンター装置及び多地点通話制御方法

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