JP2865050B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JP2865050B2
JP2865050B2 JP8077221A JP7722196A JP2865050B2 JP 2865050 B2 JP2865050 B2 JP 2865050B2 JP 8077221 A JP8077221 A JP 8077221A JP 7722196 A JP7722196 A JP 7722196A JP 2865050 B2 JP2865050 B2 JP 2865050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
font
facsimile
control unit
signal
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8077221A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09270905A (ja
Inventor
慎一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP8077221A priority Critical patent/JP2865050B2/ja
Publication of JPH09270905A publication Critical patent/JPH09270905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2865050B2 publication Critical patent/JP2865050B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリの装置
に係り、特にユーザが装置にフォント情報が搭載されて
いない文字・図案等を、登録し得るようにしたファクシ
ミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ユーザが装置にフォント情報
が搭載されていない文字・図案等を、登録し得るように
したファクシミリ装置が知られている(例えば、特開平
5−167745号公報)。図4はこの従来のファクシ
ミリ装置の一例のブロック図を示す。同図において、光
学的マーク読み取り(OMR:Optical Mar
k Reader)用紙のフォントコードやイメージが
スキャナ71により読み取られ、フォントコード判別器
72によりフォントコードが判別され、その判別フォン
トコードがフォントコード貯蔵メモリ73により発信元
(発信源)として登録される。
【0003】送信モード時は第1エンコーダ75がフォ
ントコード貯蔵メモリ73に登録されたフォントコード
に対応するフォントをフォント貯蔵用リード・オンリ・
メモリ(ROM)74より読み出して、これを所定の方
式で圧縮コーディングした後、送信メモリ76へ出力す
る。
【0004】また、第2エンコーダ78はスキャナ71
により読み取られた、文字や図案等のイメージデータを
圧縮コーディングした後、圧縮データメモリ79に格納
する。この圧縮データメモリ79の格納圧縮データも送
信メモリ76に供給されて格納される。送信メモリ76
に格納された圧縮データは、モデム77により変調され
た後公衆電話網へ出力される。
【0005】このようにして、この従来のファクシミリ
装置では、ユーザが登録を希望する文字・図案のビット
マップをマーキングしたOMR用紙を、スキャナ71に
より読み取り、この装置内部に存在しないユーザが希望
する特殊な文字や図案等を登録させて、これを送信する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のファクシミリ装置は、OMR機能を必要とするという
問題がある。すなわち、OMR機能は、一般的なファク
シミリ装置には搭載されていない特殊機能である。ハー
ドウェアとしては、現在の一般的に使用されているファ
クシミリ装置でもOMRの使用は可能ではあるが、OM
R用紙(マークカード)のマークを認識し、ユーザが記
述した情報を獲得するソフトウェアを新たに作りこまな
ければならない。また、ユーザが使用する為のマークカ
ードを予め用意しなければならない。
【0007】また、上記の従来のファクシミリ装置は、
ユーザがフォント登録に行う作業が繁雑であるという問
題もある。その理由は、マークカードに登録すべき文字
・図案のフォントを1ドットずつ、ユーザがマーキング
しなければならないからである。確かにユーザが自由に
考えだした文字を登録したい場合は、これで良いのだ
が、ユーザが登録を所望する文字が、一般的に知られて
いる文字であるけれども、装置に搭載されていない文字
であるならば、ユーザは1ドットずつのマーキング作業
を強いられることになる。
【0008】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
OMR機能を用いることなく、所望のフォントの登録が
可能なファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、ユーザがフォ
ント登録を行う作業を簡単にし得るファクシミリ装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、ユーザが希望する文字・図案のフォントの
要求操作及び受信したフォント情報を確認し、登録すべ
きフォントの選択操作を行う操作制御部と、操作制御部
からのフォント要求操作に基づいてセンタマシンに対し
て発呼し、センタマシンとの間でファクシミリ手順信号
を送受信するファクシミリ手順制御部と、操作制御部か
らのフォント要求をファクシミリメッセージ信号に変換
して送信するメッセージ送信部と、操作制御部からのフ
ォント要求に従って、ファクシミリ手順制御部とメッセ
ージ送信部を制御してファクシミリ通信を行い、センタ
マシンにフォント情報の送信を要求するオンラインフォ
ント制御部と、センタマシンから受信したファクシミリ
メッセージ信号をフォント情報に変換し獲得するメッセ
ージ受信部と、獲得したフォント情報を格納するオンラ
インフォントバッファと、オンラインフォントバッファ
に格納されたフォント情報から操作制御部により選択さ
れた所望のフォント情報を装置内部のフォント情報とし
て格納するユーザフォントメモリと、装置内部にディフ
ォルトとして備わっている文字・図案のフォント情報を
格納するシステムフォントメモリとを有する構成とした
ものである。
【0011】本発明では、操作制御部からのフォント要
求操作に基づいてセンタマシンに対して発呼し、センタ
マシンとの間でファクシミリ手順信号を送受信して、装
置内部に存在しない文字・図案のフォント情報をセンタ
マシンからファクシミリメッセージ信号として受信し、
これをフォント情報に変換した後オンラインフォントバ
ッファを介してユーザフォントメモリに格納するように
したため、一般的なファクシミリ装置に搭載されていな
いOMR機能を用いなくとも、所望のフォント情報をフ
ァクシミリ通信により獲得できる。
【0012】また、本発明は、操作制御部が、ユーザが
希望する文字・図案のフォント情報を含む複数のフォン
トのリストをファクシミリ送信するように要求するフォ
ント要求を、オンラインフォント制御部を介して出力す
るようにしたため、ユーザがある程度あいまいなフォン
ト情報の要求をしても、それを中心とした複数のフォン
トの中から選ぶことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明になるファクシミリ装置の一
実施の形態のブロック図を示す。この実施の形態のファ
クシミリ装置10は、センタマシン20に回線21を介
して接続されている。回線21は一般に使用される電話
回線を意味する。
【0015】ファクシミリ装置10は、ユーザとのイン
ターフェースを司る 操作制御部11と、センタマシン
20との通信全体を制御するオンラインフォント制御部
12と、ファクシミリ手順信号を送受信するファクシミ
リ手順制御部13と、メッセージを送信するメッセージ
送信部14と、メッセージを受信するメッセージ受信部
15と、フォント情報を格納するオンラインフォントバ
ッファ16と、ユーザフォントメモリ17及びシステム
フォントメモリ18と、回線21に接続されており、受
信信号の復調動作及び送信信号の変調動作を行うモデム
19とから構成されている。
【0016】操作制御部11は、ユーザフォントメモリ
17及びシステムフォントメモリ18からフォント情報
を引き出して文字・図形を表示するディスプレイを有
し、また、発信元や宛先情報(たとえば、住所、名称、
会社名など)を入力するためのキースイッチと、フォン
ト情報をセンタマシン20から送ってもらう要求(オン
ラインフォント要求)を出すためのキースイッチと、受
けたフォント情報をユーザフォントメモリ17に登録
(オンラインフォント登録)するためのキースイッチ
と、ファクシミリ通信に必要な各種キースイッチを有す
る。
【0017】オンラインフォント制御部12は、ファク
シミリ手順制御部13とメッセージ送信部14とメッセ
ージ受信部15とを制御し、センタマシン20との通信
全体、すなわち通信の回線接続から回線切断までを制御
する。
【0018】ファクシミリ手順制御部13は、モデム1
9を制御し、国際電気通信連合が定めたITU−T
T.30勧告に従ってファクシミリ手順が行われるよう
手順信号を送受信するもので、フェーズA(呼設定)、
フェーズB(プリメッセージ手順)、フェーズD(ポス
トメッセージ手順)、フェーズE(呼解放)を実行す
る。メッセージ送信部14とメッセージ受信部15は、
モデム19を制御し、それぞれファクシミリ手順でのフ
ェーズCでのメッセージ送信、メッセージ受信を実行す
る。
【0019】オンラインフォントバッファ16は、セン
タマシン20が送信しメッセージ受信部15が受信した
メッセージ信号を、フォント情報に変換して格納する。
この格納されたフォント情報を使用して、受信したフォ
ント情報に対応する文字・図案が操作制御部11のディ
スプレイに表示される。
【0020】ユーザフォントメモリ17は、不揮発性メ
モリで構成されているため、電源を落としてもその記録
内容は(バッテリの続く限り)失われない。このユーザ
フォントメモリ17には、オンラインフォントバッファ
16に格納されたフォント情報の中からユーザが選択し
た文字・図案のフォント情報が抽出され格納される。な
お、この実施の形態では開始当時何も登録されていない
状態であるものとする。
【0021】システムフォントメモリ18は、リード・
オンリ・メモリ(ROM)で構成されており、書き換え
不可能である。この実施の形態では第1水準の漢字が格
納されているものとする。モデム19は、回線21と接
続され、回線21上のアナログ信号と装置内部で扱うデ
ィジタル信号を相互に変換する。
【0022】次にこの実施の形態の動作について説明す
る。
【0023】図1の実施の形態は、ユーザがファクシミ
リ装置10でファクシミリ使用者を示す発信元などの情
報を登録するとき、ユーザが所望する文字のフォントが
ユーザフォントメモリ17及びシステムフォントメモリ
18に存在しない場合、電話回線21を介してセンタマ
シン20を呼び出して、必要とするフォント情報を含む
複数のフォントのリストをファクシミリ送信するように
要求し、送信されたフォントリストをファクシミリ装置
10がファクシミリ手順の実行のもとで受信し、表示及
び登録できるようにしたものである。
【0024】以下、具体的な例を挙げて図2のシーケン
ス図と図3のフローチャートと共に説明する。ユーザが
「栫」という文字を宛先として登録しようとした場合、
「栫」は、第2水準の漢字で「かこい」、「せん」、
「そん」と読み、JISコードは5B61である。そこ
で、ユーザは、操作制御部11のキースイッチを使用し
て「5B61」のJISコードを入力すると、操作制御
部11はユーザフォントメモリ17、システムフォント
メモリ18の両方を検索する。
【0025】しかし、ユーザフォントメモリ17は未登
録状態であり、システムフォントメモリ18には第1水
準の漢字しかないので「栫」の字は表示できない。その
ため、操作制御部11は「フォントがありません」とそ
のディスプレイに表示し、ユーザに通知する(図3のス
テップ51)。これにより、ユーザは、装置内部に
「栫」のフォントが無いと知り、センタマシン20にフ
ォントのリストを送信してもらうよう要求するオンライ
ンフォント要求のキースイッチを操作制御部11で入力
する。
【0026】これにより、操作制御部11は上記JIS
コードのキー入力とオンラインフォント要求のキースイ
ッチの入力を確認すると、オンラインフォント制御部1
2に対して「5B61」のオンラインフォント要求を出
す(図3のステップ52、53)。すると、オンライン
フォント制御部12は図2に示すシーケンス図に従いフ
ァクシミリ手順を実行してセンタマシン20に発呼し、
センタマシン20にオンラインフォント要求をする(図
3のステップ54)。
【0027】すなわち、オンラインフォント制御部12
は、オンラインフォント要求を受け付けると、ファクシ
ミリ手順制御部13、メッセージ送信部14、メッセー
ジ受信部15を制御する。これにより、ファクシミリ手
順制御部13は予め記憶されているセンタマシン20の
宛先にモデム19を介して発呼し、発呼トーン(CN
G)信号を送出する(図2のステップ25)。ここから
はITU−T T.30のファクシミリ手順が行われ
る。
【0028】ファクシミリ手順制御部13はセンタマシ
ン20から被呼端末識別(CED)信号受信後(図2の
ステップ26)、非標準機能識別(NSF)信号,被呼
端末識別(CSI)信号,ITU−T標準の受信機能を
持つことを示すディジル識別(DIS)信号を受信する
ことにより(図2のステップ27)、相手がセンタマシ
ン20であり、オンラインフォントの要求を受け付けて
くれることを確認すると、非標準機能設定(NSS)信
号にオンラインフォント要求の通信を開始する旨を載せ
てセンタマシン20に送信し、更に送信端末識別(TS
I)信号を送信する(図2のステップ28)。
【0029】ファクシミリ手順制御部13は続いてトレ
ーニングチェック(TCF)信号を送信してモデムがそ
の伝送速度で使用可能かどうか確認し(図2のステップ
29)、その確認終了後にメッセージ送出開始可能を知
らせる応答信号である受信準備確認(CFR)信号を受
信すると(図2のステップ30)、それをオンラインフ
ォント制御部12に通知する。オンラインフォント制御
部12は、これによってメッセージ送信部14を制御
し、操作制御部11で入力された要求するフォントの文
字コード「5B61」をメッセージ送信部14に出力す
る。
【0030】メッセージ送信部14は、その文字コード
「5B61」をファクシミリメッセージ信号に変換して
モデム19を介してセンタマシン20側に送信する(図
2のステップ31)。ファクシミリメッセージ信号の送
信が終了すると、オンラインフォント制御部12はファ
クシミリ手順制御部13を制御して部分ページの終了を
示すPPS−EOM信号をセンタマシン20へ送信し
(図2のステップ32)、それに対するメッセージ確認
(MCF)信号をセンタマシン20から受信する(図2
のステップ33)。
【0031】一方、センタマシン20はファクシミリメ
ッセージ信号として受信した文字コード「5B61」を
認識し、JISコード「5B61」を中心とした前後1
6個、即ちJISコード「5B51〜5B71」のフォ
ントのリストを用意する。これはユーザがある程度あい
まいなJISコードを入力しても、それを中心とした複
数のフォントを送れば、ユーザはその中から選べること
ができるようにするための配慮である。
【0032】次に、ファクシミリ装置10はセンタマシ
ン20からフォント情報をファクシミリ手順に従って受
信し、受信したフォント情報をオンラインフォントバッ
ファ16に格納した後(図3のステップ55)、その格
納フォント情報を操作制御部11のディスプレイに表示
する(図3のステップ56)。
【0033】すなわち、センタマシン20はMCF信号
送出後(図2のステップ33)、再び前記ファクシミリ
手順に従い、ファクシミリ装置10からNSF信号、C
SI信号、DIS信号を受信した後(図2のステップ3
4)、非標準機能命令(NSC)信号、起呼端末識別
(CIG)信号、ディジタル送信命令(DTC)信号を
送信し(図2のステップ35)、非標準機能設定(NS
S)信号と送信端末識別(TSI)信号を送信し(図2
のステップ36)、更にTCF信号を送信した後(図2
のステップ37)、ファクシミリ装置10から受信準備
確認を示すCFR信号を受信すると(図2のステップ3
8)、用意した「5B51〜5B71」の複数のフォン
トのリストをファクシミリメッセージ信号として送信す
る(図2のステップ39)。
【0034】ファクシミリ装置10はそのファクシミリ
メッセージ信号をモデム19で復調した後メッセージ受
信部15で受信する。メッセージ受信部15は受信した
ファクシミリメッセージ信号をフォントのリストに変換
して、オンラインフォントバッファ16に格納する。従
って、オンラインフォントバッファ16にはJISコー
ド「5B51〜5B71」の複数のフォントが格納され
る。操作制御部11はそのフォントリストを用い、JI
Sコード「5B51〜5B71」の文字・図案をディス
プレイ上に表示する。
【0035】次に、ファクシミリ装置10はディスプレ
イに表示された文字・図案の中からフォントが選択さ
れ、かつ、操作制御部11のオンラインフォント登録キ
ースイッチによる入力があるかどうか判断し(図3のス
テップ57、58)、フォントの選択とオンライフォン
ト登録キースイッチの入力があったときは、選択された
フォントをユーザフォントメモリ17に格納する(図3
のステップ59)。すなわち、ユーザは表示された文字
・図案の中から「栫」の文字を選択し、操作制御部11
上のオンラインフォント登録のキースイッチの入力操作
をする。操作制御部11はそのキースイッチ入力を受け
ると、オンラインフォントバッファ16から選択された
文字「栫」のフォント情報をJISコード「5B61」
としてユーザフォントメモリ17に登録する。
【0036】従って、次からはユーザがJISコード
「5B61」を入力すると「栫」の文字が表示が可能に
なる。また、操作制御部11はユーザに次のオンライン
フォント要求を出すかを問い合わせるメッセージをディ
スプレイ上に表示する。もし、ユーザが終了キーを入力
しないで、次のオンラインフォント要求のキースイッチ
を入力すると(図3のステップ60、51〜53)、上
述の動作を再び実行する。
【0037】ファクシミリ手順制御部13は、センタマ
シン20からのフォントリストを受信後、PPS−EO
M信号を受信すると(図2のステップ40)、受信不可
(RNR)信号を送信する(図2のステップ41)。セ
ンタマシン20は受信したRNR信号に対して受信可
(RR)信号を送信する(図2のステップ42)。ファ
クシミリ装置10は受信不可能となった場合にRNR信
号を送信し、センタマシン20はファクシミリ装置10
の状態を確認するためにRR信号を一定間隔で送信し、
ファクシミリ装置10はまだ受信不可の場合はRNR信
号で応答するために、このRNR−RR信号の送受の繰
返しが行われる(図2のステップ43)。RNR、RR
信号の送受信シーケンスはECM手順として定義されて
いるもので受信機(RNR信号を送信する側)が送信機
(RR信号を送信する側)を回線を切らずに待たせるた
めのものである。
【0038】ユーザが次のオンラインフォント要求をす
るか否か判断すると、ファクシミリ装置10はRNR信
号を送出せずにMCF信号を送出し(図2のステップ4
4)、これに応答してセンタマシン20が送ったNS
F,CSI,DIS信号を受信し(図2のステップ4
5)、次のオンラインフォント要求を行う場合は、NS
S信号とTSI信号を送信した後(図2のステップ4
6)、ステップ29〜45の処理を繰り返す(図2のス
テップ47)。
【0039】ユーザが次のオンラインフォント要求を行
わず、操作制御部11の終了キーを入力すると、ファク
シミリ装置10はセンタマシン20との手順を終了し、
回線21を切断する(図3のステップ60、61)。す
なわち、ユーザが終了キーを入力すると、センタマシン
20が送ったNSF,CSI,DIS信号に対して、切
断命令(DCN)信号を送信し回線切断を行う(図2の
ステップ48)。以降、「栫」の文字を表示またはプリ
ントする場合は、ユーザフォントメモリ9からJISコ
ード「5B61」のフォントを使用して行う。
【0040】このように、上記の実施の形態では、OM
R機能を用いずにユーザが希望する文字や図案のフォン
トがユーザフォントメモリ17及びシステムフォントメ
モリ18に存在しない場合、センタマシン20を呼び出
してセンタマシンから所望のフォントを受信してファク
シミリ装置10内のユーザフォントメモリ17に登録す
るようにしたので、特殊なOMR機能実現のためのソフ
トウェアが不要で、またマークカードの作成の手間が全
く不要であるので、フォント登録の作業が極めて簡単
で、操作性を向上できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
操作制御部からのフォント要求操作に基づいてセンタマ
シンに対して発呼し、センタマシンとの間でファクシミ
リ手順信号を送受信して、装置内部に存在しない文字・
図案のフォント情報をセンタマシンからファクシミリメ
ッセージ信号として受信し、これをフォント情報に変換
した後オンラインフォントバッファを介してユーザフォ
ントメモリに格納することで、一般的なファクシミリ装
置に搭載されていないOMR機能を用いなくとも、所望
のフォント情報をファクシミリ通信により獲得できるよ
うにしたため、センタマシンと通信する手順をサポート
するための少しの改造を行うだけで一般のファクシミリ
装置で実現でき、また、マークカードなどのフォント情
報要求のための専用の用紙などを不要にできる。
【0042】また、OMR機能を使用する従来装置では
登録すべき文字・図案のフォントを1ドットずつユーザ
がマーキングしなければならず、フォント要求の作業が
極めて煩雑であったのに対し、本発明によれば、登録す
るべき文字・図案の文字コードを入力するだけでよいた
め、ユーザがフォント登録を行う作業が極めて簡単にで
き、作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の実施の形態の動作説明用のファクシミリ
手順を示すシーケンス図である。
【図3】図1の実施の形態の動作説明用フローチャート
である。
【図4】従来の一例のブロック図である。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置 11 操作制御部 12 オンラインフォント制御部 13 ファクシミリ手順制御部 14 メッセージ送信部 15 メッセージ受信部 16 オンラインフォントバッファ 17 ユーザフォントメモリ 18 システムフォントメモリ 19 モデム 20 センタマシン 21 回線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが希望する文字・図案のフォント
    の要求操作及び受信したフォント情報を確認し、登録す
    べきフォントの選択操作を行う操作制御部と、 前記操作制御部からのフォント要求操作に基づいてセン
    タマシンに対して発呼し、該センタマシンとの間でファ
    クシミリ手順信号を送受信するファクシミリ手順制御部
    と、 前記操作制御部からのフォント要求をファクシミリメッ
    セージ信号に変換して送信するメッセージ送信部と、 前記操作制御部からのフォント要求に従って、前記ファ
    クシミリ手順制御部と前記メッセージ送信部を制御して
    ファクシミリ通信を行い、前記センタマシンにフォント
    情報の送信を要求するオンラインフォント制御部と、 前記センタマシンから受信したファクシミリメッセージ
    信号をフォント情報に変換し獲得するメッセージ受信部
    と、 前記獲得したフォント情報を格納するオンラインフォン
    トバッファと、 前記オンラインフォントバッファに格納されたフォント
    情報から前記操作制御部により選択された所望のフォン
    ト情報を装置内部のフォント情報として格納するユーザ
    フォントメモリと、 装置内部にディフォルトとして備わっている文字・図案
    のフォント情報を格納するシステムフォントメモリとを
    有し、ファクシミリ手順により、装置内部に存在しない
    文字・図案のフォント情報を獲得し、フォント情報を更
    新することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記操作制御部は、ユーザが希望する文
    字・図案のフォント情報を含む複数のフォントのリスト
    をファクシミリ送信するように要求するフォント要求
    を、前記オンラインフォント制御部を介して出力するこ
    とを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記操作制御部は、ユーザが希望する文
    字・図案のフォント情報のコードと、前記フォント要求
    とを前記オンラインフォント制御部に出力することを特
    徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
JP8077221A 1996-03-29 1996-03-29 ファクシミリ装置 Expired - Fee Related JP2865050B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8077221A JP2865050B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8077221A JP2865050B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ファクシミリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09270905A JPH09270905A (ja) 1997-10-14
JP2865050B2 true JP2865050B2 (ja) 1999-03-08

Family

ID=13627804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8077221A Expired - Fee Related JP2865050B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2865050B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09270905A (ja) 1997-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0506717B1 (en) Integrated data communication system
US6278529B1 (en) Color communication apparatus and method thereof and storage medium for storing said method
JPH0595490A (ja) フアクシミリ装置
JPH11275338A (ja) ファクシミリ通信方法
US5909289A (en) Facsimile apparatus capable of performing data communications with computer and controlling method thereof
US5907632A (en) Image information communication apparatus for notifying that an OCR method is applicable to image data to be transmitted
JP2865050B2 (ja) ファクシミリ装置
US8295460B2 (en) Communication apparatus
US5991052A (en) Facsimile interfaced to information processing apparatus
JPH09153971A (ja) 通信端末装置
JP2000069215A (ja) ファクシミリ装置
JP4262008B2 (ja) 通信端末装置
JP3820901B2 (ja) 通信装置および記憶媒体
JP3673476B2 (ja) ファクシミリ装置
KR100245024B1 (ko) 팩시밀리의 메모리 송/수신방법
JPH11239166A (ja) 通信装置
JPH08130622A (ja) ファクシミリ装置
JPH11127276A (ja) データ通信システム
JP2001339588A (ja) 通信端末装置
JP2001077999A (ja) 画情報通信装置及びその制御方法
JPS63300672A (ja) フアクシミリ通信方式
JPH03124167A (ja) 親展フアクシミリ通信方式
JP2002027156A (ja) ファクシミリ装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体
JPH09233236A (ja) ファクシミリ装置
JPH0583506A (ja) フアクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071218

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081218

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees