JP4262008B2 - 通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置等の通信端末装置における装置情報の収集に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信端末装置、例えばファクリミリ装置などの装置情報(設定情報、登録情報、通信履歴情報、或いは各種カウンタ情報など)を収集するには、操作者が通信端末装置を操作することで直接的に装置情報を得る方法、及び遠隔地或いは近傍に別に設置した通信端末装置(以下、「リモート端末」という)の操作により取得したい通信端末装置の装置情報を得る方法が採られていた。そして、通信端末装置から直接的に装置情報を得る方法は主として操作者が通信端末装置の運用状況を知るために使用し、印刷機能を用いたレポート印刷や表示機能を用いたディスプレイ表示などにより情報を得ていた。
【0003】
また、リモート端末から装置情報を得る方法は、主として通信端末装置のメンテナンスサービスを行うときに使用し、リモート端末側での印刷機能を用いたレポート印刷や表示機能を用いたディスプレイ表示などにより情報を得ていた。そして、リモート端末と通信端末装置との間では、予め決められた独自のプロトコルにより通信を行い、予め決められたデータフォーマットによりデータを授受することにより装置情報を取得していた。
【0004】
図12に上記リモート端末から通信端末装置の端末情報を取得する通信プロトコル、図13、図14、図15に各データフォーマットを示す。図12は、PSTN(公衆交換電話網)やISDN(総合デジタル通信網)などの公衆交換電話網に接続されているリモート端末と通信端末装置の間で行われるプロトコルを示している。以下に図12〜図15を用いて従来の通信端末装置の通信手順を説明する。
【0005】
まず、呼出し信号によりリモート端末13が通信端末装置14を選択する(ステップS40)。呼出し信号により通信端末装置は国際電気通信連合電気通信標準化部門(以下、「ITU−T」という)のITU−T勧告にある勧告T.30に定義されたバイナリコード信号であるDIS(デジタル識別)信号或いはNSF(非標準装置)信号を返信する。これらの信号はITU−T勧告V.21の変調方式を用いて、300BPSの同期モードで伝送される(ステップS41)。
【0006】
NSF信号はオプション信号であり、特定の利用者の要求を識別するためにオプションとして用意された信号である。通信端末装置14の製造業者は、通常、この信号を用いて独自のプロトコルを構築し通信機能を拡張する。例えば、このNSF信号を用いて、後述のように通信端末装置14がリモート端末13からアクセス可能であることを宣言するものとして使用する。
【0007】
図13は、NSF信号のデータフォーマットであり、HDLC(ハイレベル・データリンク制御手順)フレーム構成となっている。F(フラグフィールド)40a、40gはそれぞれフレームの開始、終了を表しフレーム同期を確立するためのものであり、A(アドレスフィールド)40bはアドレス情報を伝送するためのものであり、C(制御フィールド)40cはフレームの機能を識別するためのものであり、FCF(ファクシミリ制御フィールド)40dはバイナリ信号の機能を識別するためのものである。
【0008】
FIF(ファクシミリ情報フィールド)40eは通信端末装置の持つ機能情報等を伝送するためのもので、勧告T.35で定義された、国コード41a、提供者コード41b、規定コード41cがセットされ、能力1(41d)、能力2(41e)、そして能力N(41f)は、通信端末製造業者が自由に付加、定義することのできるエリアである。FCS(フレームチェックシーケンス)40fはA(40b)からFIF(41f)までの伝送誤りの有無を検出するためのものである。
【0009】
例えば、FCF信号(40d)にNSF信号であるという識別コードをセットし、能力1にてファクシミリ装置がリモート端末からのアクセスが可能であるかを宣言する。例えば、可能であれば01H(「H」は16進コードを示す)、不可能であれば00Hとし、1オクテット(1バイトのことをいい、通信分野では、これを「オクテット」という。)を使用してセットする。
【0010】
ステップS41のもう一つの信号、DIS(デジタル識別)信号は通信端末装置14の機能がT.30勧告であることを表す信号である。
【0011】
NSS(非標準機能設定)信号は通信端末装置14からのNSF信号に対応したリモート端末13からのオプション信号であり、NSF信号に含まれた情報に対応したデジタル命令信号である。通信端末の製造業者は、このNSS信号により独自のプロトコルを構築する。例えば、リモート端末13が通信端末装置14に対して通信端末装置14の装置情報の内、どの種別の装置情報を送信して欲しいかをこのNSS信号にセットし通信端末装置14に送信する(ステップS42)。
【0012】
図14は、NSS信号のデータフォーマットである。FCF信号(42d)には、NSS信号であることを示す識別コードがセットされる。FIF信号(42e)には、勧告T.35で定義された、国コード43a、提供者コード43b、規定コード43cがセットされ、命令1(43d)、命令2(43e)、そして命令N(43f)は、製造業者が自由に付加、定義することのできるエリアであり、リモート端末13が通信端末装置14に対して通信端末装置14の装置情報の内、どの種別の装置情報を送信して欲しいかを命令1(43d)にて指示する。
【0013】
例えば、設定情報であれば01H、登録情報であれば02H、通信履歴情報であれば04H、各種カウンタ情報であれば08H、装置情報の返送を要求しないのであれば00Hのように1オクテットを使用してセットする。その他の信号は、NSF信号と同様である。
【0014】
通信端末装置14は、前記NSS信号によりリモート端末13から要求された装置情報を設定情報、登録情報、通信情報、各種カウンタ情報等から選択し返信する。(ステップS43)
【0015】
図15は装置情報のデータフォーマットであり、各信号は図13、図14のNSF信号、NSS信号と同様のバイナリコード信号であり、V.21勧告に定義された変調方式の特性を用いて、300BPSの同期モードで伝送される。
【0016】
FCF信号(44d)に装置情報であることを示す識別コードをセットし、NSS信号にて装置情報として設定情報が要求された場合はFIF信号(44e)に設定1情報(45a)、設定2情報(45b)、設定3情報(45c)、そして設定N情報(45d)をセットする。例えば、設定1情報に自動受信設定のON/OFF状態がONであれば01H、OFFであれば00Hをセットする。
【0017】
次に、リモート端末13はステップS43にて装置情報を受信すると、DCN(回線切断命令)信号を通信端末装置14に送信し、呼切断を命令する(ステップS44)。
【0018】
以上説明した通信手順を用いて操作者は、リモート端末13により通信端末装置14の装置情報を受信し、リモート端末13の印刷機能を用いてレポート印刷したり、表示機能を用いてディスプレイ表示などを行って装置情報を収集していた。
【0019】
【特許文献1】
特開平6−105047号公報
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上説明した従来の通信端末装置において装置情報を入手するには独自のプロトコルによりデータ通信を行う通信端末装置とリモート端末が必要であり、リモート端末がない場所からは通信端末装置の装置情報の収集を行うことができず、メンテナンス対応に時間を要するという問題があった。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために次の構成を採用する。すなわち、装置特有の複数の装置情報を格納する通信端末装置において、他の通信端末装置からITU−T勧告T.30で規定された通信手順により取得できる情報を関連付ける複数のメールボックス番号で分類されるメールボックスと、前記装置情報を格納する装置情報格納手段と、前記装置情報に対応するメッセージ情報を格納するメッセージ格納手段と、前記メールボックスの各々の前記メールボックス番号と前記装置情報の内の所定情報を関連させ、前記他の通信端末装置が送信する前記メールボックスの前記メールボックス番号から該メールボックス番号に関連した前記装置情報の内の所定情報を選択し、選択した前記装置情報の内の所定情報を確定し、確定した前記所定情報に基づき、前記メッセージ格納手段と前記装置情報格納手段から選択して前記装置情報と前記メッセージ情報を取得し、取得した前記装置情報と前記メッセージ情報をイメージ情報に展開し、前記イメージ情報を前記他の通信端末装置に送出する制御手段とを有する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態例を、図面を用いて説明する。なお図面に共通する要素には同一の符号を付す。
【0023】
《実施の形態例》
実施形態例の通信端末装置は、ITU−T勧告T.30にて規定された通信サービスであるFコード通信機能の掲示板サービス機能により要求された通信端末装置の装置情報をイメージデータとして生成し要求元の通信末装置に送信するようにした。
【0024】
(構成)
図1に実施形態例の通信端末装置の構成を示す。CPU1は中央処理装置であり、バス2を介して接続された各部を制御するとともに、後述の通信プロトコルをプログラムにて実行する。ROM3は読取専用のメモリでありCPU1によって実行されるプログラムを予め格納するプログラム格納部である。RAM4は書き込み可能なメモリであり、CPU1によるプログラム実行時に発生するデータを記憶する。
【0025】
イメージ読取部5はCCD等をセンサとしたスキャナ部であり、送信原稿のイメージを読取り、ドットイメージデータに変換するイメージ読取部である。印刷部6は感熱記録方式、電子写真方式などのプリンタから構成され、ファクシミリ通信で受信したイメージデータ等をハードコピーとして印刷出力する。また、モデム7は変復調部であり、ファクシミリ伝送制御手順によるバイナリコードやイメージデータを変復調し、相手先のファクシミリ装置間とデータを交換行う。
【0026】
NCU8は電話網制御部であり、モデム7と公衆交換電話網10との接続または開放を制御する。操作パネル9は液晶表示装置(LCD)やCRTディスプレイなどの表示装置により通信端末装置の状態を表示する表示部と、ファクシミリ装置を操作するために必要なメニューキー、カーソルキー、スタートキー、ダイヤルキーなどを備えた操作部から構成される。
【0027】
図2は、通信端末装置がメッセージ情報として送出する装置情報のうちの1つである設定情報の構成例を示している。図2の例では通信端末装置の設定情報として、リダイヤル回数設定(20a)が3回、リダイヤルの間隔設定(20b)が3分、ダイヤル信号設定(20c)がトーン信号であるDTMF信号、ダイヤル回線設定(20d)が構内回線であることを示している。そして設定情報の種別を表す文字データとして、"REDIAL TRIES"、"REDIAL INTERVAL"、"MF/DP"、"PBX"がそれぞれ定義されていることを示す。以降の説明では、装置情報として上記設定情報が要求され、これらの情報を通信端末装置から送出する際の各部構成、動作を例として説明する。
【0028】
図3はメッセージ情報の編集用メモリの構成図である。メッセージ情報の編集用メモリはメッセージテーブル21、フォントテーブル22からなる読取り専用のROMエリアと、設定値格納エリア23、1行分編集バッファ24、1ラインバッファ25からなる書き込み可能なRAMエリアから構成される。
【0029】
図4はメッセージテーブル21の構成を示しており、図2の各設定情報の種別を表す文字データをキャラクタコードにより格納するメモリエリアである。図4は、図2の設定情報のうち最初のリダイヤル回数の設定情報20aについてA番地よりメッセージテーブルに格納されたデータの例を示している。キャラクタコードとしてはASCIIコードを用いている。空エリアは初期値として予め設定されるスペース(20H)が格納されている。同様に以降のリダイヤルの間隔設定(20b)、ダイヤル信号設定(20c)、ダイヤル回線設定(20d)の設定情報がASCIIコードとして格納される。
【0030】
図5はフォントテーブル22の構成を示しており、図5に示した例のように各フォントをラスタデータに展開し、フォント種類分、フォント数分、順次格納するメモリエリアである。図5は"0"、"1"のフォントがB番地から順次格納されている例を示している。
【0031】
メッセージテーブル21、フォントテーブル22は各通信端末装置において予め決めて置くべき情報であるのでROMエリアに格納する構成としている。
【0032】
図6は設定値格納エリア23の構成を示しており、本図では前述の設定情報をRAM3のC番地から格納した例を示している。各種設定情報は1バイト単位で構成されており、これらの設定情報は、オペレータがメニューキーなどを操作することにより選択し設定した情報である。図6は、設定情報の最初の情報であるリダイヤル回数(20a)の設定値3回の"3"をC番地より格納し、リダイヤルの間隔設定(20b)の設定値3分の"3"、ダイヤル信号設定(20c)がDTMF信号であることを示す"1"、ダイヤル回線設定(20d)が構内回線であることを示す"1"を順次格納するので、C番地より03H、03H、01H、01Hが格納されている。
【0033】
図7は1行分のメッセージ情報を編集し格納する1行分編集バッファ24の構成を示している。図7に示したように1行分編集バッファ24はRAM3のD番地から108バイトの連続したエリアであり108文字分の編集エリアとして使用されるエリアである。 そして、編集の際にはASCIIコードが使用される。
【0034】
図8は、1ラインバッファ25の構成例を示している。図8に示めしたように、RAM3のE番地から216バイトの連続したエリアであり、1バイトあたり8ドット分のラスタデータとして格納される。E番地はメッセージの主走査方向で左端にあたり、E番地+215バイト目は右端にあたる。この1ラインバッファのデータ編集には、ビット単位で1:黒ドット、0:白ドットとし、16ドットを使用してASCIIコードの1文字がラスタライズされる。
【0035】
なお、設定値格納エリア23、1行分編集バッファ24、1ラインバッファ25は、随時変化する値であるのでRAMエリアに格納する構成としている。
【0036】
(動作)
以上の構成により、実施形態例の通信端末装置は以下のように動作する。
【0037】
実施形態例の通信端末装置は、ファクシミリ通信機能を備えるとともにFコード通信機能を備えている。ここで、Fコード通信機能とは、通信機械工業会によって制定されたもので、ITU−T勧告T.30に定義されたバイナリ信号を使用して、掲示板サービス(SEP)、親展サービス(SUB)、中継同報サービス(SUB)などの通信サービスを提供するものである。
【0038】
図9はFコード通信機能を有する通信端末装置A(11)から通信端末装置B(12)に対して掲示板サービスを行った場合のプロトコルの一例である。先ず、呼出し信号により通信端末装置A(11)が通信端末装置B(12)を選択する(ステップS1)。
【0039】
次に、呼出し信号に応答して被呼出装置である通信端末装置B(12)は、通信端末装置B(12)の機能が勧告T.30であることを表す標準信号であるDIS(デジタル識別信号)を通信端末装置Aに返信する(ステップS2)。このDIS信号及びTCF信号、メッセージ情報を除く後述の各信号は勧告T.30に定義されたバイナリコード信号であり、勧告V.21に定義された変調方式により、300BPSの同期モードで伝送される。ここで、掲示板サービスが可能である場合は、返信するDIS信号の選択ポーリング可/不可を表すDIS信号のビット47を"1"(選択ポーリング可)にセットし返信する。
【0040】
通信端末装置B(12)から返信されたDIS信号を受信し、通信端末装置A(11)は、掲示板サービスを利用する場合は、オプション信号であるSEP(選択ポーリング)信号の前述のFIF(ファクシミリ情報フィールド)に読出ししたいメールボックス番号をセットし通信端末装置B(12)に送信する(ステップS3)。ここで、メールボックス番号としては、情報の読出しを要求する利用者側である通信端末装置A(11)と情報の読出しが要求される情報提供者側である通信端末装置B(12)との間で何番のメールボックス番号を利用して情報の授受を行うのかを予め決めて置く。
【0041】
例えば、装置情報としてメールボックス番号1000番を設定情報、メールボックス番号2000番を登録情報、メールボックス番号3000番を通信履歴情報、メールボックス番号4000番を各種カウンタ情報と予め決めて置く。このメールボックス番号は、情報の読出しを要求する通信端末装置A(11)の操作パネルからキー入力することにより指定することができる。
【0042】
また、同ステップS3において、通信端末装置B(12)から返信されたDIS信号に対し、DTC(デジタル送信命令)信号を通信端末装置B(12)に送信する。そして、掲示板サービスを利用する場合、このDTC信号の選択ポーリング可/不可を表すビット47を"1"(選択ポーリング可)にセットし送信する。
【0043】
ステップS3にてDTC信号が送信されて来た場合、通信端末装置B(12)は機能の設定を命令するDCS(デジタル命令信号)を通信端末装置A(11)に返信する(ステップS4)。次に、通信端末装置B(12)はトレーニングを確かめ、その伝送速度でチャネルが使用できるかどうかを確かめるためのTCF(トレーニングチェック)信号を勧告V.29、V.27またはV.17などの変調方式にて送出する(ステップS5)。
【0044】
そしてTCF信号を受信した後、通信端末装置A(11)はメッセージ前手順がすべて終了し、メッセージ送信を開始してよいことを確認するCFR(受信準備確認)信号を通信端末装置B(12)に送信する(ステップS6)。
【0045】
CFR信号を受信した通信端末装置B(12)は勧告T.4に規定される符号化方式により圧縮したメッセージ情報を勧告V.29、V.27またはV.17などの変調方式にて送出する(ステップS7)。
【0046】
ここで、送信するメッセージ情報としては、通常はイメージ読取部5にて読取ったイメージデータを送出するが、ステップS3にて通信端末装置A(11)からSEP信号が送信されてきた場合は、SEP信号にて指定されたメールボックス番号から読出し要求されている装置情報の種別を判定し、判定した装置情報を後述する方法によりドットイメージに展開し、勧告T.4に規定される符号化方式により圧縮データに変換して生成し送出する。
【0047】
例えば、前述のようにメールボックス番号1000番を設定情報、メールボックス番号2000番を登録情報、メールボックス番号3000番を通信履歴情報、メールボックス番号4000番を各種カウンタ情報と予め決めておいた場合では、SEP信号にて1000番がメールボックス番号として設定されたときは設定情報を要求されていると判定し後述する方法により設定情報をドットイメージに展開し、勧告T.4に規定される符号化方式により圧縮データに変換して生成し送出する。
【0048】
通信端末装置B(12)はメッセージ情報をすべて送出した後、ファクシミリ情報の1枚の終わりを示し以降のメッセージ情報がないことを示すEOP(手順終了)信号を送出する(ステップS8)。
【0049】
通信端末装置A(11)はEOP信号を受信すると、すべてのメッセージ情報受信され追加メッセージを送信しても良いことを表すMCF(メッセージ確認)信号を通信端末装置B(12)に送出する(ステップS9)。
【0050】
そして、通信端末装置B(12)は呼切断を命令するDCN(切断命令)信号を通信端末装置A(11)に送信して回線を切断する(ステップS10)。
【0051】
図10は、前述ステップ7にて送出される被呼出側である通信端末装置Bのメッセージ情報の生成手順のフローチャートであり、図11はメッセージ情報として設定情報を本生成手順により生成し印刷した例を示している。
【0052】
先ず、何行目の設定情報の編集を行っているのかを示すカウンタである行カウンタを"1"に初期化する(ステップS20)。次に、1行分編集バッファ24を全て20H(スペース)で初期化する(ステップS21)。
【0053】
次に、メッセージテーブル21から、行カウンタ値に対応した行数目に該当するメッセージを取出し、1行分編集バッファ24にコピーする(ステップS22)。メッセージテーブル21には、図4に示したように図2の設定情報の最初の情報である"01 REDIAL TRIES"が格納されているので、このメッセージテーブル21の各情報が1行分編集バッファ24にコピーされ図7のように格納される。
【0054】
次に、行カウンタ値に対応する行数目の設定値を取出し、その設定値の表示文字に該当するASCIIコードに変換し、1行分編集バッファ24の所定の位置にASCIIコードにより書き込む(ステップS23)。この場合、1行目の設定情報(リダイヤル回数)の設定値は図6のC番地に格納された設定値03H("3回")であるので、"3"のASCIIコード33Hを所定の位置に格納する。
【0055】
次に、フォント上の主走査何ライン目の編集を行っているのかを示すラインカウンタを"1"に初期化する(ステップS24)。そして、1ラインバッファ25を全て白ドット(00H)で初期化する(ステップS25)。
【0056】
次に、1行分編集バッファ24に格納されている設定情報及び設定値のASCIIコードに対応するフォントテーブル22からラインカウンタ値で示される主走査ライン目のドットデータを取出し、1ラインバッファ25に順次格納する(ステップS26)。この場合、図8に示したように1ラインバッファ25に1ラインのデータが格納される。
【0057】
次に、1ラインバッファ25のドットデータを勧告T.4で規定された符号化方式であるMHやMRなどの符号化データに変換し、変換したデータをモデム7に書き込み、NCU8を経由して呼出側の通信端末装置A(11)へ送出する(ステップS27)。そして、1ラインの編集を終了した後、ラインカウンタをインクリメントする(ステップS28)。
【0058】
次に、ラインカウンタ値の値を判定する(ステップS29)。ラインカウンタ値の値が8以下の場合は、フォントデータの取出しが終了していないので、ステップS25に戻り、次の主走査ラインのドットデータの取出し処理を行う。
【0059】
一方、ラインカウンタ値が8より大きい場合は、フォントデータの取出しが終了しているので次のステップS30へ進む。
【0060】
そして、1つの設定項目の編集が終了する毎に行カウンタをインクリメントする(ステップS30)。次に、行カウンタの判定を行う(ステップS31)。本例では設定情報がリダイヤル回数(20a)、リダイヤルの間隔設定(20b)、ダイヤル信号設定(20c)、ダイヤル回線設定(20d)の4行であるので、行カウンタ値が4かどうかの判定を行う。行カウンタ値が4以下の場合は、設定情報全てのイメージデータへの展開が終了していないので、ステップS21に戻り、次の設定情報について同様の処理を行いイメージデータに展開する。一方、設定Nカウンタが4より大きい場合は、設定情報全てのイメージデータへの展開が全て終了しているのでメッセージ情報の送出を終了する。
【0061】
一方、通信端末装置装置B(12)は、通常のメッセージ情報の受信と同様にMHやMRなどの符号化データとして受信した前記メッセージ情報をドットデータに変換し、印刷部6に送り、図11に示したような印刷出力を得る。
【0062】
以上、説明した手順により、操作者は通信端末装置A(11)から要求した通信端末装置B(12)の装置情報を通常のメッセージ情報として印刷して入手することができる。
【0063】
《その他の変形例》
以上述べた実施形態例の他、以下の変形例の実施形態としても本発明の同様の作用、効果が得られる。すなわち、
【0064】
(1)実施形態例の通信端末装置の説明ではファクシミリ装置として説明したが、ファクシミリ機能としてFコード通信機能の掲示板サービス機能を有するパーソナルコンピュータ等にも本発明を適用することができる。
【0065】
(2)また、実施形態例の通信端末装置の説明では、通信端末情報を印刷機能により印刷する例を示したが、操作パネル等に設置された表示部に表示するようにしてもよい。
【0066】
(3)さらに、実施形態例の通信端末装置の説明では、呼出側の通信端末装置へ被呼出側の通信端末装置の装置情報を返信するように説明したが、FIF(ファクシミリ情報フィールド)のメールボックス番号に、さらにメッセージ情報を送出する送付先を包含させることにより、呼出側の通信端末装置とは別の通信端末装置に送信させ、印刷或いは表示させることもできる。
【0067】
【発明の効果】
以上詳細に述べたように、本発明の通信端末装置によれば、装置特有の複数の装置情報を格納する通信端末装置において、他の通信端末装置からITU−T勧告T.30で規定された通信手順により取得できる情報を関連付ける複数のメールボックス番号で分類されるメールボックスと、前記装置情報を格納する装置情報格納手段と、前記装置情報に対応するメッセージ情報を格納するメッセージ格納手段と、前記メールボックスの各々のメールボックス番号と前記装置情報の内の所定情報を関連させ、前記他の通信端末装置が送信する前記メールボックスの前記メールボックス番号から該メールボックス番号に関連した前記装置情報の内の所定情報を選択し、選択した前記装置情報の内の所定情報を確定し、確定した前記所定情報に基づき、前記メッセージ格納手段と前記装置情報格納手段から選択して前記装置情報と前記メッセージ情報を取得し、取得した前記装置情報と前記メッセージ情報をイメージ情報に展開し、前記イメージ情報を前記他の通信端末装置に送出する制御手段とを有する構成としたので、操作者は他の通信端末装置の装置情報を選択或いは表示して簡単に取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例の通信端末装置の構成図である。
【図2】実施形態例の設定情報の構成例である。
【図3】実施形態例のメッセージ情報編集用メモリの構成図である。
【図4】実施形態例のメッセージテーブルの構成図である。
【図5】実施形態例のフォントテーブルの構成図である。
【図6】実施形態例の設定値格納エリアの構成図である。
【図7】実施形態例の1行分編集バッファの構成図である。
【図8】実施形態例の1ラインバッファの構成図である。
【図9】実施形態例の通信端末装置の通信手順である。
【図10】実施形態例のメッセージ情報の生成手順のフローチャートである。
【図11】実施形態例の印刷出力の例示図である。
【図12】従来の通信端末装置の通信手順である。
【図13】従来の通信端末装置のNSF信号のデータフォーマット図である。
【図14】従来の通信端末装置のNSS信号のデータフォーマット図である。
【図15】従来の通信端末装置の装置情報信号のデータフォーマット図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 バス
3 ROM
4 RAM
5 イメージ読取部
6 印刷部
7 モデム
8 NCU
9 操作パネル
10 公衆交換電話網
21 メッセージテーブル
22 フォントテーブル
23 設定値格納エリア
24 1行分編集バッファ
25 1ラインバッファ
S7 メッセージ情報送出
Claims (5)
- 装置特有の複数の装置情報を格納する通信端末装置において、
他の通信端末装置からITU−T勧告T.30で規定された通信手順により取得できる情報を関連付ける複数のメールボックス番号で分類されるメールボックスと、
前記装置情報を格納する装置情報格納手段と、
前記装置情報に対応するメッセージ情報を格納するメッセージ格納手段と、
前記メールボックスの各々の前記メールボックス番号と前記装置情報の内の所定情報を関連させ、前記他の通信端末装置が送信する前記メールボックスの前記メールボックス番号から該メールボックス番号に関連した前記装置情報の内の所定情報を選択し、選択した前記装置情報の内の所定情報を確定し、確定した前記所定情報に基づき、前記メッセージ格納手段と前記装置情報格納手段から選択して前記装置情報と前記メッセージ情報を取得し、取得した前記装置情報と前記メッセージ情報をイメージ情報に展開し、前記イメージ情報を前記他の通信端末装置に送出する制御手段と
を有することを特徴とする通信端末装置。 - 前記制御手段は、前記メールボックスの各々異なるメールボックス番号と関連する前記装置情報の種別における少なくとも設定情報、登録情報、通信履歴情報、各種カウンタ情報から選択する
ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。 - 前記メッセージ格納手段に格納されたメッセージ情報は、前記装置情報の各種別を説明する情報である
ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。 - 前記制御手段は、選択した前記所定情報に基づき、前記装置情報格納手段と前記メッセージ格納手段から前記所定情報の格納領域を確定する
ことを特徴とする請求項3記載の通信端末装置。 - 前記他の通信端末装置から指定された転送先情報を取得する転送先取得手段とを更に有し、
前記制御手段は、前記転送先取得手段により取得された転送先に、取得した前記所定情報を送出する
ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003197963A JP4262008B2 (ja) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | 通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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