JP3568556B2 - 通信会議装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、通信会議装置に係り、詳しくは、音声と共に手書き入力データや画像データ等を送受信する通信会議端末装置に適用することができ、特に、会議終了時の議事録作成時に議事録フォーマットの所定位置に自動的に会議に関する各種パラメータを書き込むことができ、オペレータの議事録作成操作を軽減して装置の利便性を向上させることができる通信会議装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遠隔会議システムについては、例えば特開平4−294661号公報で報告されたものがあり、ここでは、複数の端末が参加し、これら複数の端末間が自己の会議資料を会議前に予め自己のメモリに蓄積するとともに、他の端末に画像として伝送し、各端末が他の端末から伝送されてきた会議資料を自己のメモリに蓄積して保有する遠隔会議システムにおいて、前記各端末が自己の会議資料に、自端末の端末識別記号と、当該会議資料のページを示すページ識別記号と、を含む資料名を付与し、該資料名を付与した会議資料を、会議開始前に予め他の各端末に伝送し、各端末が、資料名を付与した自己の会議資料と、資料名が付され他の端末から伝送されてきた会議資料と、をメモリに蓄積して保有し、会議中においては、各端末が該資料名を指定した資料表示要求を行うことにより、各端末が該資料名により特定された会議資料をメモリから読み出して、表示装置等に出力するように構成することにより、遠隔会議を開始する以前に予め送信する会議資料に資料名を付与して、会議の円滑な運用を行うことができるという利点を有する。
【0003】
さて、従来、音声とグラフィックデータを用いた通信会議装置では、音声とグラフィックデータの送受信のみが端末で実行されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した音声とグラフィックデータを用いた従来の通信会議装置では、音声とグラフィックデータの送受信のみを端末で実行しているに過ぎず、端末からユーザへ本発明の特徴部分である効率の良い会議アプリケーション機能を有しておらず、即ち、実行される会議前又は会議開始時に、会議名や会議参加者の氏名等、その会議に関する各種パラメータを会議終了時の議事録作成時に議事録フォーマットの所定位置に自動的に書き込む機能を有していなかったため、オペレータの議事録作成操作が面倒となり、装置の利便性の点で問題があった。このため、ユーザが利便性の良い通信会議を実行することができなかった。
【0005】
次に、上記した特開平4−294661号公報で報告された遠隔会議システムでは、会議資料を遠隔会議を開始する以前に予め送信する場合を示しているが、本発明の特徴部分である会議中に送信される会議資料については一切言及されていないうえ、上記した本発明の特徴部分である効率良い会議アプリケーション機能を有していないため、結局上記と同様の問題が生じる。
【0006】
次に、先願の特願平5−11357号で記載された通信会議装置では、個々の会議毎に固有の名称を作成し、通信会議中に送信する会議資料に該名称を資料名として付与する等、会議中に会議資料を送信する場合を示しているが、資料名の付与方法が会議に固有の識別子を利用することのみを記述しているに過ぎず、本発明の特徴部分である資料番号等については一切言及していないうえ、上記した本発明の特徴部分である効率良い会議アプリケーション機能を有していないため、結局上記と同様の問題が生じる。
【0007】
次に、先願の特願平5−5522号で記載された遠隔会議端末装置の会議資料通信転送方式では、会議資料をファイル名、タイトル名、生成時間及び生成元電話番号で管理し、これらの管理情報を通信で交換する等、会議資料の管理方法及び会議中における会議資料の指定方法を示しているが、資料名(タイトル名)は、オペレータにより個々の資料に対して任意の名称を付与していることのみを記述しているに過ぎず、上記した本発明の特徴部分である効率良い会議アプリケーション機能を有していないため、結局上記と同様の問題が生じる。
【0008】
そこで、本発明は、会議終了時の議事録作成時に会議に関する各種パラメータデータを議事録フォーマットの所定位置に自動的に書き込むことができ、オペレータの議事録作成操作を軽減することができ、装置の利便性を向上させることができる通信会議装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1記載の発明は、音声とグラフィックデータを用いた通信会議装置において、会議中に最初にファイルが参照又は新規作成された時、該ファイルの資料名を含む資料名の資料リストを該会議用に作成する資料リスト作成部と、該資料リスト作成部で作成した資料リストを記憶する資料リスト記憶部と、該会議中に他のファイルが参照される毎又はファイルが新規作成される毎に、該資料リスト記憶部に記憶した資料リストに該資料名を追加する資料名追加部と、該資料名追加部で資料名を追加した資料リストの表示指示があると、該資料リストを表示する資料リスト表示部と、会議終了時の議事録作成アプリケーションが起動されると、前記資料リスト記憶部に記憶した資料リストに登録された資料名を、議事録作成時に自動的に議事録フォーマットの所定位置に書き込む資料名書き込み部と、オペレータが会議終了キーをポイントすると、通信を切断した後、プリント出力アプリケーションが自動的に起動し、該資料リスト表示部に該資料リストを表示し、プリント出力するファイルが選択されると、該ファイルをプリント出力するファイル出力部とを有することを特徴とするものである。
【0013】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、会議終了時に前記資料リストに登録された資料名を1つずつ表示する資料名表示部と、該資料名表示部に該資料リストに登録された資料名を1つずつ表示し、前記ファイルの消去が選択された場合、該ファイルをファイル記憶部から削除するファイル消去部とを有することを特徴とするものである。
【0014】
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、前記資料リストに登録されたファイルをプリント出力する場合、該ファイルの各ページに該資料リストに登録された資料名を自動的に挿入する資料名挿入部を有することを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明において、ファクシミリ受信したファイルを請求項3の方法でプリント出力する際、発信元コードと重複した位置に資料名を挿入するか、該発信元コードと重複しない位置に資料名を挿入するかを選択する資料名挿入位置選択部を有することを特徴とするものである。
【0016】
請求項5記載の発明は、上記請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記ファイルをCCITT勧告H . 221に規定されたHSD( High Speed Data )の伝送速度よりも低い伝送速度で転送する場合、送信端末及び受信端末の両者共、自動的に該ファイルの内容を表示せずに、送信端末では送信直後に前記資料リストに該ファイルの資料名を追加し、一方、受信端末では受信直後に前記資料リストに該ファイルの資料名を追加する資料名追加部を有することを特徴とするものである。
【0017】
【作用】
【0018】
【0020】
請求項1記載の発明では、会議中に最初にファイルが参照又は新規作成された時、そのファイルの資料名を含んだ資料名の資料リストをその会議用に作成し、RAMに記憶した後、その会議中に他のファイルが参照される毎又はファイルが新規作成される毎に、その資料リストにその資料名を追加し、オペレータよりその資料リストの表示指示があると、その資料リストをディスプレイに表示することができるように構成する。
【0021】
このため、会議でファイルを参照又は新規作成する毎に資料リストにその資料名を追加することができるので、会議中の任意の時点にオペレータがそのリストを参照することができ、装置の利便性を向上させることができる。
請求項1記載の発明において、会議終了時の議事録作成アプリケーションが起動されると、記憶した資料リストに登録された資料名を議事録フォーマットの所定位置に自動的に書き込むことができるように構成する。
【0022】
このため、会議終了時の議事録作成時に、資料リストを議事録フォーマットの所定位置に自動的に書き込むことができるので、オペレータの議事録作成操作を軽減して装置の利便性を向上させることができる。
請求項1記載の発明において、会議終了時に、即ちオペレータが会議終了動作を行い、通信を切断した後、プリント出力アプリケーションが起動すると、記憶した資料リストをディスプレイに表示し、オペレータにプリント出力するファイルの選択を促し、オペレータによりファイルが選択されると、そのファイルをプリント出力することができるように構成する。
【0023】
このため、会議終了時に、資料リストをディスプレイに表示し、オペレータにプリント出力するファイルの選択を促すことができるので、オペレータがプリント出力アプリケーションを起動する手間を省くことができ、装置の利便性を向上させることができる。
請求項2記載の発明では、上記請求項1の発明において、会議終了時に、即ちオペレータが会議終了動作を行い、通信を切断した後、資料リストに登録された資料名を1つずつディスプレイに表示し、そのファイルを消去するか保存するかの選択をオペレータに促し、消去が選択された場合は、そのファイルを記憶装置から削除することができるように構成する。
【0024】
このため、会議終了時に、資料リストに登録された資料名を1つずつディスプレイに表示し、そのファイルを消去するか保存するかの選択をオペレータに促すことができるので、オペレータが不要なファイルを記憶装置から削除し忘れるといった問題を解消することができ、記憶装置を効率良く使用することができる。
請求項3記載の発明では、上記請求項1または2記載の発明において、資料リストに登録されたファイルをプリント出力する場合、そのファイルの各ページに、資料リストに登録された資料名を自動的に挿入することができるように構成する。
【0025】
このため、資料リストに登録されたファイルをプリント出力する場合、そのファイルの各ページに、資料リストに登録された資料名を自動的に挿入することができるので、プリント記録紙の管理を容易にすることができ、装置の利便性を向上させることができる。
請求項4記載の発明では、上記請求項3記載の発明において、ファクシミリ受信したファイルに資料名を挿入してプリント出力する際、TTI(Transmitter Terminal Identification ;発信元コード)と重複した位置に資料名を挿入するか、又はTTIと重複しない位置に資料名を挿入するかを選択することができるようにし、前者が選択された場合には、TTIと重複した位置に資料名を挿入し、一方、後者が選択された場合には、TTIと重複しない位置に資料名を挿入することができるように構成する。
【0026】
このため、ファクシミリ受信したファイルに資料名を挿入してプリント出力する際、オペレータがその資料名をTTIと重複した位置に挿入するか、又はTTIと重複しない位置に挿入するかを選択することができるので、オペレータの意思に即したプリントを行うことができ、装置の利便性を向上させることができる。
【0028】
請求項5記載の発明では、上記請求項1乃至4のいずれか一項記載の発明において、会議中に会議資料としてのファイルを転送する方法として、高速転送と低速転送の2つの転送方法を有し、ファイルを低速転送する場合、送信端末及び受信端末の両者共、自動的にはそのファイルの内容をディスプレイに表示することはせずに、送信端末では、送信直後に資料リストにそのファイルの資料名を追加し、一方、受信端末では、受信直後に資料リストにそのファイルの資料名を追加することができるように構成する。
【0029】
このため、会議中に会議資料としてのファイルを低速転送すると、転送後にお互いの端末でそのファイルの内容はディスプレイに表示されずに資料リストにそのファイルの資料名を追加することができるので、その時ディスプレイに表示している内容に悪影響を与えずに会議を円滑に進行することができ、装置の利便性を向上させることができる。
【0030】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
本実施例の通信会議装置としては、音声データ、動画像データ、カラー静止画像データ、テレライティングデータ及び文書画像データの多重通信を行う通信会議装置を例示して説明する。なお、本実施例の装置は、会議通信以外の時間帯では、ISDN電話又はG3ファクシミリ若しくはG4ファクシミリとして動作し、任意の宛先と通信する。
【0031】
次に、図1は本発明の一実施例に則した通信会議装置のシステム構成を示すブロック図である。図1において、1は通信会議装置であり、この通信会議装置1は、システム制御部2と、ROM(Read Only Memory)3と、RAM4と、符号化・復号化部5と、ハードディスクインターフェイス6と、ハードディスク装置7と、通信制御部8と、送受話器9と、マイク10と、スピーカ11と、タッチパネル制御部12と、タッチパネル13と、LCD表示制御部14と、LCD15と、動画像コーデック16と、テレビカメラ17と、CRT表示制御部18と、CRT19と、静止画像コーデック20と、書画カメラ21と、スキャナインターフェイス22と、スキャナ23と、プリンタインターフェイス24と、プリンタ25及びシステムバス26等から構成されている。
【0032】
ここで、システム制御部2は、ROM3内のプログラムに従って本装置の各部を制御し、ROM3は、本装置の制御プログラム等を格納しており、RAM4は、装置の制御に必要な各種データを記憶し、符号化・復号化部5は、スキャナ23から入力された画像データをファクシミリ通信で使用されているMH,MR,MMR等に符号化したり、受信画像データを復号化したりする。
【0033】
次いで、ハードディスク装置7は、ハードディスクインターフェイス6を介して接続されており、スキャナ23にて読み取った画像データを蓄積したり、受信画像データを蓄積したりし、通信制御部8は、送受話器9、マイク10及びスピーカ11等が接続される他、音声信号のAD変換を行う音声コーデック、CCITT勧告H.221に準拠した各種メディアデータの多重・分離制御部、Dチャネルを用いた呼の接続及び切断を実行するDチャネル制御部とISDNインターフェイス等を含んでおり、通信制御のハードウェア部分を処理する。
【0034】
次いで、タッチパネル制御部12は、タッチパネル13上で専用のペン先が接触した部分を検出してその位置情報を取り込み、タッチパネル13は、LCD15と重ね合わせて密着しており、LCD表示制御部14は、LCD15の表示画面を制御し、動画像コーデック16は、テレビカメラ17から入力されるアナログNTSC(National Television System Committee)信号をA/D(Analog/Digital )変換した後にNTSC/CIF(Common Intermediate Format)変換し、これをCCITT勧告H.261で規定された符号化を行い、通信制御部8に渡すとともに、通信制御部8から入力される符号化された動画像データを勧告H.261で規定された復号化を行い、これをCIF/NTSC変換し、更にD/A(Digital /Analog)変換してCRT表示制御部18に出力する。
【0035】
次いで、テレビカメラ17は、入力される映像情報をNTSC信号として出力し、CRT表示制御部18は、動画像コーデック16から入力される動画像信号や静止画像コーデック20から入力される静止画像信号をCRT19へ表示させる他、表示画面の分割制御等を行い、CRT19は、NTSC端子を有し、CRT表示制御部18から出力される信号を表示し、静止画像コーデック20は、書画カメラ21から入力されるNTSC信号をA/D変換した後に、JPEG(Joint Photographic Expert Group )方式に従った符号化を行って通信制御部8又はハードディスク装置7に渡すとともに、通信制御部8又はハードディスク装置7から入力される符号化された静止画像データをJPEG方式に従った復号化を行い、それをD/A変換してCRT表示制御部18に出力する。
【0036】
そして、書画カメラ21は、入力される静止画像情報をNTSC信号として出力し、スキャナ23は、スキャナインターフェイス22を介して接続されており、CCD(Charge Coupled Device )を用い、1ライン毎に原稿を読み取って画像データとして出力し、プリンタ25は、プリンタインターフェイス24を介して接続されており、画像データを1ページ毎に普通紙に記録出力する。
【0037】
なお、本実施例の通信会議装置1は、ISDN回線に接続されており、装置の操作メニューは、全てLCD15に表示され、オペレータが専用のペンを用いてタッチパネル13上のそのメニューの表示エリアにポイントすることで、そのメニューに従った処理が実行される他、文書画像データとテレライティングによる描画データは、LCD15に表示される。そして、会議開始前に、オペレータは、会議準備アプリケーションを起動し、会議名、会議開催日時及び自分側の会議参加者の氏名等を入力する。この時、これらのデータは、RAM4に記憶される。
【0038】
次に、本実施例の装置間で実行される会議通信方式について説明する。会議で使用される通信方式として、音声及び動画像データの多重通信については、CCITT勧告H.221及びH.242に基づいて実行され、前記データは、勧告H.221に規定されたMLP(Multi Layer Protocol)で伝送される。前記データは、テレライティングデータ及び請求項5の発明に係る低速転送される文書画像データを指す。次いで、会議で使用されるカラー静止画像データ及び高速転送される文書画像データは、勧告H.221に規定されたHSD(High Speed Data )で伝送される。
【0039】
次に、MLPを使用したデータ通信について説明する。MLPで伝送されるテレライティングデータ及び文書画像データは、各々テレライティング通信及びG4ファクシミリ通信で送受信される。前者のテレライティング通信は、レイヤ2〜レイヤ5まではOSI(Open Systems Interconnection)の参照モデルに準拠し、レイヤ5の上位層にテレライティングアプリケーションがある。ここで、テレライティング通信とG4ファクシミリ通信のレイヤ2としては、CCITT勧告Q.922に規定されたLAPF(Link Access Procedure for Frame Mode Bearer Service )を使用している。このMLPで実行されるプロトコル構成を図2に示す。
【0040】
次に、会議の通信手順について説明する。初めに、端末間でMLPを使用したデータ通信が実行できるようになるまでの通信手順について説明する。まず、Dチャネルを用いて呼が接続すると、勧告H.221を用いたインチャネル手順に入り、能力BAS(Bit rate Allocation Signal)の交換を行う。ここで、相手端末がMLPを使用した通信が実行可能である他、転送レート能力が2×64kbit/sであることを確認し、付加チャネルを接続する。そして、第1チャネルとの同期が取れると、BASコマンドを用いたモード切り換えシーケンスに移る。このモード切り換えにより、自端末及び相手端末共、音声は56kbit/s 7kHzオーディオ、データはMLP−6.4k、動画像は残りの容量(62.4kbit/s)に割当てられ、MLPを使用したデータ通信が実行可能な状態となる。
【0041】
次いで、両端末とも上記のモードになると、LCD15に会議開始キーを表示し、オペレータがこのキーをポイントすると、MLPでテレライティング通信用のコネクションを確立し、描画データを用いた通信会議が開始される。このテレライティング通信用のコネクションが確立すると、まず、会議前に入力された会議名や会議参加者の氏名等、その会議に関する各種パラメータを相手端末と交換する。このパラメータは、テレライティングデータとして伝送してもよいし、勧告H.221に規定されたBASコマンドの非標準のコマンドメッセージ(ns−comm)として伝送してもよい。この時、両端末で異なった会議名が入力されていた場合には、話し合い等で何れかが選択される。
【0042】
なお、会議名及び相手の会議参加者の氏名等は、RAM4に記憶しておく。次いで、テレライティング通信実行中に、MLPを使用して文書画像を送信する場合は、オペレータが文書画像の低速転送をLCD15にて選択すると、図2に示されたG4ファクシミリのコネクションを確立し、G4ファクシミリのプロトコルにより文書画像データが伝送される。
【0043】
次に、会議中にHSDを使用したカラー静止画像データの伝送及び文書画像データの高速転送について説明する。この場合、動画像をオフとし、音声は56kbit/s 7kHzオーディオ、データはMLP−6.4k及びHSD−64kにモード切り換えを行う。この時、カラー静止画像の場合は、ISO−SP on in HSD、一方、文書画像の場合は、Fax on in HSDのBASコマンドを送信する。次いで、両端末とも同じ送信モードになると、カラー静止画像データ又は文書画像データをHSDで伝送する。次いで、テレライティングアプリケーションは、描画用に作成された新規ファイルへの描画操作、ハードディスク装置7内の既存ファイルへの描画操作を管理、実行する。この描画操作は、相手端末へも送信され、自端末と相手端末とで同じ処理が実行される。
【0044】
次に、ここまでの請求項1及び5に係る会議の動作について説明する。まず、請求項1に係る基本動作を説明する。会議中にオペレータが、ファイルを新規作成するか、あるいはハードディスク装置7内の既存ファイルを読み出すと、このファイルに対して資料名を自動的に与える。この資料名は、RAM4に記憶された会議名に連番を付与した形で与えられる。例えば、会議名が「商品会議A」の場合、その会議で最初に作成されたファイル又はハードディスク装置7から読み出されたファイルには、「商品会議A−1」の資料名が与えられる。
【0045】
そして、その会議用の資料リストが作成され、与えられた資料名と付随するパラメータ、例えばファイル名、そのファイルが保管されているディレクトリ名、ファクシミリ受信した文書か否かの識別子等をその資料リストのデータとしてRAM4に記憶する。その後、その会議中に他のファイルが参照される毎に、又はファイルが新規作成される毎に、その資料リストにその資料名と付随するパラメータを追加し、オペレータよりその資料リストの表示指示があると、その資料リストをLCD15に表示する。
【0046】
この資料リストの表示例は、図3に示す如く、資料名が商品会議A−1の時は、ファイル名がspec v1であり、ディレクトリ名がusr5であり、文書種別が受信文書であり、資料名が商品会議A−2の時は、ファイル名がdes ideaであり、ディレクトリ名がusr3であり、文書種別が作成文書であり、資料名が商品会議A−3の時は、ファイル名がchart3であり、ディレクトリ名がusr1であり、文書種別が受信文書である。また、この場合(請求項1)の動作フローを図4のフローチャートを用いて説明する。
【0047】
まず、ファイルが新規作成され(処理S1 )、会議で最初に作成されたファイル又は読み出されたファイルである場合(処理S3 )は、連番NをN=1とし(処理S4 )、一方、ファイルが新規作成されずにハードディスク装置7内の既存ファイルが読み出されると(処理S1 ,S2 )、処理S3 に進む。次いで、連番N=1後、RAM4に記憶された会議名に最初の連番である1を付加したものを資料名とし(処理S5 )、その会議用の資料リストを作成し、資料名と付随するパラメータを資料リストのデータとしてRAM4に記憶する(処理S6 )。
【0048】
なお、会議で最初に作成されたファイル又は読み出されたファイルでない場合(処理S3 )は、N=N+1という具合に連番に1を足し(処理S7 )、RAM4に記憶された会議名に連番を付加したものを資料とした後(処理S8 )、その会議用の資料リストの追加データとして、資料名と付随するパラメータをRAM4に記憶する(処理S9 )。
【0049】
このように、本実施例では、実行される会議前又は会議開始時に、オペレータにより会議名が入力されると、その会議名をRAM4等に記憶し、その会議中に参照されたファイル及び新規作成されたファイルの資料名を、記憶した会議名及び連番の形で自動的に付与することができるように構成している。 このため、会議中に参照されたファイル及び新規作成されたファイルの資料名を、記憶した会議名及び連番の形で自動的に付与することができるので、オペレータが個々のファイルに資料名を与える手間を省いて装置の利便性を向上させることができる他、2つの端末で同じ文書画像に対して同じ資料名を付与することができるので、文書画像を送信する際、資料名を送信しないで済ませることができ、通信処理時の負荷が増大するのを防止することができる。
【0050】
また、本実施例(請求項1)では、会議中に最初にファイルが参照又は新規作成された時、そのファイルの資料名を含んだ資料名の資料リストをその会議用に作成し、RAM4に記憶した後、その会議中に他のファイルが参照される毎に、又はファイルが新規作成される毎に、その資料リストにその資料名を追加し、オペレータよりその資料リストの表示指示があると、その資料リストをディスプレイに表示することができるように構成している。
【0051】
このため、会議でファイルを参照又は新規作成する毎に資料リストにその資料名が追加することができるので、会議中の任意の時点にオペレータがそのリストを参照することができ、装置の利便性を向上させることができる。
次に、他の実施例の基本動作を説明する。まず、オペレータが文書画像の高速転送を選択すると、動画像をオフとし、モード切り換えによりHSDを設定する。そして、スキャナ23にて読み取られた文書画像又はハードディスク装置7に記憶されたファイルの中からオペレータが選択した文書画像をHSDを使用してG4ファクシミリ通信で相手に送信する。次いで、送信端末では、送信直後にその文書画像をLCD15に表示し、一方、受信端末では、受信直後にその文書画像をLCD15に表示する。この時、この文書画像用のウインドウを自動的に生成し、そこに表示させると利便性が高い。この場合の文書画像の送信側の動作フローと受信側の動作フローを図5,6のフローチャートを用いて説明する。まず、文書画像の送信側の動作フローを図5のフローチャートを用いて説明する。
【0052】
まず、文書画像の高速転送が選択されると(処理S11)、動画像をオフとし、モード切り換えによりHSDを設定した後(処理S12)、スキャナ23にて読み取られた文書画像又はハードディスク装置7に記憶されたファイルの中からオペレータが選択した文書画像をHSDを使用してG4ファクシミリ通信で相手に送信する(処理S13)。そして、送信終了すると(処理S14)、送信した文書画像をLCD15に表示する(処理S15)。
【0053】
次に、文書画像の受信側の動作フローを図6のフローチャートを用いて説明する。まず、相手端末がモード切り換えによりHSDを設定すると(処理S21)、動画像をオフとし、モード切り換えによりHSDを設定した後(処理S22)、文書画像をHSDを使用したG4ファクシミリ通信で受信する(処理S23)。そして、受信終了すると(処理S24)、受信した文書画像をLCD15に表示する(処理S25)。
【0054】
このように、本実施例では、会議中に会議資料としてのファイルを転送する方法として、転送速度の大きい高速転送と転送速度の小さい低速転送とを有し、ファイルを高速転送する場合、送信端末では、送信直後にそのファイルの内容をディスプレイに表示し、一方、受信端末では、受信直後にそのファイルの内容をディスプレイに表示することができるように構成している。
【0055】
このため、会議中に会議資料としてのファイルを高速転送すると、転送後にお互いの端末でそのファイルの内容をディスプレイに表示することができるので、オペレータがそのファイルの表示操作を行う手間を省くことができ、装置の利便性を向上させることができる。
次に、請求項5に係る基本動作を説明する。まず、オペレータが文書画像の低速転送を選択すると、スキャナ23にて読み取られた文書画像又はハードディスク装置7に記憶されたファイルの中からオペレータが選択した文書画像をMLPを使用してG4ファクシミリ通信で相手に送信する。この時、動画像はオフとならず、またBASコマンドを使用したモード切り換えも行わない。次いで、送信端末では送信直後に、一方、受信端末では受信直後に、資料リストにそのファイルの資料名及び付随するパラメータを追加する。この場合、送信端末及び受信端末の両者共、自動的には、そのファイルの内容をディスプレイに表示することはしない。ここで、受信端末において、受信した旨を知らせるメッセージをLCD15に表示させると利便性が高い。この場合の文書画像の送信側の動作フローと受信側の動作フローを図7,8のフローチャートを用いて説明する。まず、文書画像の送信側の動作フローを図7のフローチャートを用いて説明する。
【0056】
まず、文書画像の低速転送が選択されると(処理S31)、スキャナ23にて読み取られた文書画像又はハードディスク装置7に記憶されたファイルの中からオペレータが選択した文書画像をMLPを使用してGファクシミリ通信で相手に送信する(処理S32)。そして、送信が終了すると(処理S33)、送信した文書画像(ファイル)の資料名及び付随するパラメータを資料リストに追加する(処理S34)。
次に、文書画像の受信側の動作フローを図8のフローチャートを用いて説明する。まず、相手端末からMLPを使用したG4ファクシミリ通信の受信があると(処理S41)、文書画像をMLPを使用したG4ファクシミリ通信で受信する(処理S42)。そして、受信を終了すると(処理S43)、受信した文書画像(ファイル)の資料名及び付随するパラメータを資料リストに追加する(処理S
44)。
【0057】
このように、本実施例(請求項5)では、会議中に会議資料としてのファイルを転送する方法として、高速転送と低速転送の2つの転送方法を有し、ファイルを低速転送する場合、送信端末及び受信端末の両者共、自動的にはそのファイルの内容をディスプレイに表示することはせずに、送信端末では、送信直後に資料リストにそのファイルの資料名を追加し、一方、受信端末では、受信直後に資料リストにそのファイルの資料名を追加することができるように構成している。
【0058】
このため、会議中に会議資料としてのファイルを低速転送すると、転送後にお互いの端末でそのファイルの内容はディスプレイに表示されずに資料リストにそのファイルの資料名を追加することができるので、その時ディスプレイに表示している内容に悪影響を与えずに会議を円滑に進行することができ、装置の利便性を向上させることができる。
【0059】
次に、請求項1に係る他の実施例の基本動作を説明する。まず、会議終了時の議事録作成の動作フローを図9のフローチャートを用いて説明する。オペレータが会議終了時に議事録作成キーをポイントし、議事録作成アプリケーションを起動すると(処理S51)、議事録フォーマットをLCD15に表示する。この時、この議事録へ記入する項目の内、会議開始前に、あるいは会議開始時に、オペレータにより入力された会議名や会議参加者の氏名等、その会議に関する各種パラメータを、その議事録フォーマットの所定の位置へ表示させる(処理S52)。
【0060】
次いで、その会議で作成された資料リストがある場合(処理S53)には、そのリストの内容を議事録フォーマットの所定の位置へ表示させる(処理S54)。次いで、オペレータが会議での決定事項等を手書きで描画し、出来上がった議事録をファイルとして相手端末に送信する(処理S55)。なお、この場合の相手端末への送信は、上述した文書画像の高速転送を用いる。そして、相手端末のLCD15に議事録が表示すると、相手の会議参加者との間で内容を確認し、オペレータが議事録作成終了キーをポイントすると(処理S56)、その議事録をハードディスク装置7に記憶する(処理S57)。
【0061】
このように、本実施例では、実行される会議前又は会議開始時に、オペレータにより会議名や会議参加者の氏名等、その会議に関する各種パラメータが入力されると、それらのデータをRAM4等に記憶し、会議終了時の議事録作成アプリケーションが起動されると、記憶した会議パラメータを議事録フォーマットの所定の位置へ自動的に書き込むことができるように構成している。
【0062】
このため、実行される会議前又は会議開始時に、オペレータが会議名や会議参加者の氏名等、その会議に関する各種パラメータを入力すると、それらのデータが会議終了時の議事録作成時に議事録フォーマットの所定位置に自動的に書き込むことができるので、オペレータの議事録作成操作を軽減して装置の利便性を向上させることができる。なお、入力された会議名や会議参加者の氏名等、その会議に関する各種パラメータは、会議中に議事録以外の目的で使用することができる。
【0063】
また、本実施例(請求項1)では、会議終了時の議事録作成アプリケーションが起動されると、記憶した資料リストに登録された資料名を議事録フォーマットの所定の位置へ自動的に書き込むことができるように構成している。
このため、会議終了時の議事録作成時に、資料リストを議事録フォーマットの所定位置へ自動的に書き込むことができるので、オペレータの議事録作成操作を軽減して装置の利便性を向上させることができる。
【0064】
次に、請求項1,3及び4に係る基本動作を説明する。まず、オペレータが会議終了キーをポイントすると、通信を切断し、その後、プリント出力アプリケーションを起動し、その会議で作成された資料リストをLCD15に表示する。次いで、オペレータがプリント出力するファイルを選択すると、そのファイルをプリンタ25へプリント出力する。この時、資料リストに登録されたそのファイルの資料名をページ番号とともに、そのファイルの各ページの最上部に挿入し、ファイルの内容とともに記録する。
【0065】
次いで、プリント出力するファイルがファクシミリ受信したものである場合は、TTI(発信元コード)と重複した位置に資料名を挿入するか、あるいはTTIと重複しない位置に資料名を挿入するかの選択メッセージをLCD15に表示し、前者が選択された場合には、TTIと重複した位置に資料名を挿入し、後者が選択された場合には、TTIと重複しない位置に資料名を挿入する。この資料名を挿入したプリント例を図10に示す。図10(a)は、TTIがない場合又はTTIと重複した位置に資料名を挿入した場合のプリント例を示しており、図10(b)は、TTIと重複しない位置に資料名を挿入した場合のプリント例を示している。また、上記のプリント出力の動作フローを図11,12のフローチャートを用いて説明する。
【0066】
まず、オペレータが会議終了キーをポイントすると(処理S61)、通信を切断し、プリント出力アプリケーションを起動した後(処理S62)、その会議で作成された資料リストをLCD15に表示する(処理S63)。次いで、オペレータがプリント出力するファイルを選択し(処理S64)、そのファイルがファクシミリ受信したものであると(処理S65)、資料名の挿入位置の選択メッセージをLCD15に表示する(処理S66)。一方、オペレータがプリント出力するファイルを選択しない場合(処理S64)は、プリント出力アプリケーションを終了し、また、上記ファイルがファクシミリ受信したものでない場合(処理S65)は、資料名を挿入してプリント出力した後(処理S67)、プリント出力アプリケーションを終了する。
【0067】
次いで、資料名の挿入位置の選択メッセージのLCD15表示後、オペレータにより選択されると(処理S68)、TTIと重複した位置に資料名を挿入する場合(処理S69)は、資料名をTTIと重複した位置に挿入した後(処理S70)、プリント出力して(処理S71)、プリント出力アプリケーションを終了する。一方、TTIと重複した位置に資料名を挿入しない場合(処理S69)は、資料名をTTIと重複しない位置に挿入した後(処理S72)、プリント出力して(処理S71)、プリント出力アプリケーションを終了する。
【0068】
このように、本実施例(請求項1)では、会議終了時に、即ちオペレータが会議終了動作を行い、通信を切断した後、プリント出力アプリケーションが起動すると、記憶した資料リストをディスプレイに表示し、オペレータにプリント出力するファイルの選択を促し、オペレータによりファイルが選択されると、そのファイルをプリント出力することができるように構成している。
【0069】
このため、会議終了時に、資料リストをディスプレイに表示し、オペレータにプリント出力するファイルの選択を促すことができるので、オペレータがプリント出力アプリケーションを起動する手間を省くことができ、装置の利便性を向上させることができる。
また、本実施例(請求項3)では、資料リストに登録されたファイルをプリント出力する場合、そのファイルの各ページに、資料リストに登録された資料名を自動的に挿入することができるように構成している。
【0070】
このため、資料リストに登録されたファイルをプリント出力する場合、そのファイルの各ページに、資料リストに登録された資料名を自動的に挿入することができるので、プリント記録紙の管理を容易にすることができ、装置の利便性を向上させることができる。
また、本実施例(請求項4)では、ファクシミリ受信したファイルに資料名を挿入してプリント出力する際、TTI(発信元コード)と重複した位置に資料名を挿入するか、あるいはTTIと重複しない位置に資料名を挿入するかを選択することができるようにし、前者が選択された場合には、TTIと重複した位置に資料名を挿入し、後者が選択された場合には、TTIと重複しない位置に資料名を挿入することができるように構成している。
【0071】
このため、ファクシミリ受信したファイルに資料名を挿入してプリント出力する際、オペレータがその資料名をTTIと重複した位置に挿入するか、又はTTIと重複しない位置に挿入するかを選択することができるので、オペレータの意思に即したプリントを行うことができ、装置の利便性を向上させることができる。
【0072】
次に、請求項2に係る基本動作を説明する。まず、請求項2に係る動作フローを図13のフローチャートを用いて説明する。まず、プリント出力アプリケーションが終了すると、資料リストに登録された資料名及びその付随パラメータを1組ずつLCD15に表示し、そのファイルを消去するか保存するかの選択をオペレータに促す(処理S81,S82)。次いで、消去が選択された場合(処理S89)は、そのファイルをハードディスク装置7から削除した後(処理S84)、資料リストのファイルを全てLCD15に表示すると(処理S85)、会議を終了する。一方、上記消去が選択されない場合(処理S89)は、そのファイルをハードディスク装置7から削除しないで処理S85に進み、また、資料リストのファイルを全てLCD15に表示しない場合(処理S85)は、Nに1を足して(処理S86)、処理S82に戻る。
【0073】
このように、本実施例(請求項2)では、会議終了時に、即ちオペレータが会議終了動作を行い、通信を切断した後、資料リストに登録された資料名を1つずつディスプレイに表示し、そのファイルを消去するか保存するかの選択をオペレータに促し、消去が選択された場合は、そのファイルを記憶装置から削除することができるように構成している。
【0074】
このため、会議終了時に、資料リストに登録された資料名を1つずつディスプレイに表示し、そのファイルを消去するか保存するかの選択をオペレータに促すことができるので、オペレータが不要なファイルを記憶装置から削除し忘れるといった問題を解消することができ、記憶装置を効率良く使用することができる。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば、会議終了時の議事録作成時に会議に関する各種パラメータデータを議事録フォーマットの所定位置に自動的に書き込むことができ、オペレータの議事録作成操作を軽減することができ、装置の利便性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に則した通信会議装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に則したMLPでのプロトコル構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施例に則した資料リストの表示例を示す図である。
【図4】本発明の請求項1に係る一実施例に則した動作フローを示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例に則した文書画像の送信側の動作フローを示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例に則した文書画像の受信側の動作フローを示すフローチャートである。
【図7】本発明の請求項5に係る一実施例に則した文書画像の送信側の動作フローを示すフローチャートである。
【図8】本発明の請求項5に係る一実施例に則した文書画像の受信側の動作フローを示すフローチャートである。
【図9】本発明の請求項1に係る一実施例に則した議事録作成の動作フローを示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例に則した資料名を挿入したプリント例を示す図である。
【図11】本発明の請求項1,3及び4に係る一実施例に則したプリント出力の動作フローを示すフローチャートである。
【図12】本発明の請求項1,3及び4に係る一実施例に則したプリント出力の動作フローを示すフローチャートである。
【図13】本発明の請求項2に係る一実施例に則した動作フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信会議装置
2 システム制御部
3 ROM
4 RAM
5 符号化・復号化部
6 ハードディスクインターフェイス
7 ハードディスク装置
8 通信制御部
9 送受話器
10 マイク
11 スピーカ
12 タッチパネル制御部
13 タッチパネル
14 LCD表示制御部
15 LCD
16 動画像コーデック
17 テレビカメラ
18 CRT表示制御部
19 CRT
20 静止画像コーデック
21 書画カメラ
22 スキャナインターフェイス
23 スキャナ
24 プリンタインターフェイス
25 プリンタ
26 システムバス

Claims (5)

  1. 音声とグラフィックデータを用いた通信会議装置において、会議中に最初にファイルが参照又は新規作成された時、該ファイルの資料名を含む資料名の資料リストを該会議用に作成する資料リスト作成部と、該資料リスト作成部で作成した資料リストを記憶する資料リスト記憶部と、該会議中に他のファイルが参照される毎又はファイルが新規作成される毎に、該資料リスト記憶部に記憶した資料リストに該資料名を追加する資料名追加部と、該資料名追加部で資料名を追加した資料リストの表示指示があると、該資料リストを表示する資料リスト表示部と、会議終了時の議事録作成アプリケーションが起動されると、前記資料リスト記憶部に記憶した資料リストに登録された資料名を、議事録作成時に自動的に議事録フォーマットの所定位置に書き込む資料名書き込み部と、オペレータが会議終了キーをポイントすると、通信を切断した後、プリント出力アプリケーションが自動で起動し、該資料リスト表示部に該資料リストを表示し、プリント出力するファイルが選択されると、該ファイルをプリント出力するファイル出力部とを有することを特徴とする通信会議装置。
  2. 会議終了時に前記資料リストに登録された資料名を1つずつ表示する資料名表示部と、該資料名表示部に該資料リストに登録された資料名を1つずつ表示し、前記ファイルの消去が選択された場合、該ファイルをファイル記憶部から削除するファイル消去部とを有することを特徴とする請求項1記載の通信会議装置。
  3. 前記資料リストに登録されたファイルをプリント出力する場合、該ファイルの各ページに該資料リストに登録された資料名を自動的に挿入する資料名挿入部を有することを特徴とする請求項1または2記載の通信会議装置。
  4. ファクシミリ受信したファイルを請求項3の方法でプリント出力する際、発信元コードと重複した位置に資料名を挿入するか、該発信元コードと重複しない位置に資料名を挿入するかを選択する資料名挿入位置選択部を有することを特徴とする請求項3記載の通信会議装置。
  5. 前記ファイルをCCITT勧告H . 221に規定されたHSD( High Speed Data )の伝送速度よりも低い伝送速度で転送する場合、送信端末及び受信端末の両者共、自動的に該ファイルの内容を表示せずに、送信端末では送信直後に前記資料リストに該ファイルの資料名を追加し、一方、受信端末では受信直後に前記資料リストに該ファイルの資料名を追加する資料名追加部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信会議装置。
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