JPH07228046A - 感熱記録紙の保護シート及び包装体 - Google Patents

感熱記録紙の保護シート及び包装体

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JPH07228046A
JPH07228046A JP6019477A JP1947794A JPH07228046A JP H07228046 A JPH07228046 A JP H07228046A JP 6019477 A JP6019477 A JP 6019477A JP 1947794 A JP1947794 A JP 1947794A JP H07228046 A JPH07228046 A JP H07228046A
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JP
Japan
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recording paper
protective sheet
paper
thermal recording
thermosensitive
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JP6019477A
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Daisuke Hara
大介 原
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感熱記録紙が給紙カセット内でカールした場
合でも、一番下にある感熱記録紙を湿気から防ぐととも
に、ダブルフィードを防止する。 【構成】 感熱記録紙10は、給紙カセット15内でカ
ールする。保護シート11は感熱記録紙10と同じ材質
で作られているから、保護シート11も感熱記録紙10
と全く同様にカールし、一番下の感熱記録紙10の感熱
発色層を覆って、湿気から防ぐ。一番下の感熱記録紙
も、その上の感熱記録紙と同じ状態で排紙される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録紙の保護シー
ト及び包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱式サーマルプリンタには、片面に感
熱発色層を少なくとも一層形成した感熱記録紙が用いら
れる。この感熱発色層にサーマルヘッドで熱記録を行っ
た後、感熱発色層に特有な波長域の電磁線を照射して発
色能力を失わせている。この感熱記録紙は、室内照明用
の蛍光灯で曝された場合には、光定着によって感熱発色
層の発色特性に影響が出るので、複数枚が積層されて遮
光性を有する包装袋又は包装箱に収納された状態で、ユ
ーザーに供給されている。
【0003】感熱記録紙をサーマルプリンタに装填する
際には、まず包装袋を開封し、この袋から積層された感
熱記録紙を取り出すが、この時、外側にある感熱記録紙
が蛍光灯系の外光に曝されることになる。これを防止す
るために、記録面が外側となった感熱記録紙に1枚の保
護シートが重ねられ、又は積層された感熱記録紙を挟む
ように、2枚の保護シートが配置されている。これらの
保護シートは、感熱記録紙に重ねたまま給紙カセットに
装填される。
【0004】従来の感熱記録紙は、ベースとして例えば
ポリエチレンテレフタレート(PET)を用い、この上
に感熱発色層が層設されている。また、保護シートとし
ては、例えば上質紙が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】積層された複数の感熱
記録紙は、感熱発色層が下向きにして給紙カセットに装
填されるから、上側の感熱記録紙の感熱発色層がその下
の感熱記録紙のベースに接触している。しかし、一番下
の感熱記録紙は、その感熱発色層が保護シートに接触し
ているため、摩擦抵抗が異なり、そのために一番下の感
熱記録紙と保護シートとが一緒に送り出される,いわゆ
るダブルフィードが発生する。
【0006】また、個人用のビデオプリンタは、使用頻
度が少ないために、感熱記録紙を給紙カセットに入れた
まま放置されることが多い。この場合には、ベースと感
熱発色層の熱膨張率等の違いから、図9に示すように、
給紙カセット52内で、感熱記録紙50がカールする。
この結果、一番下の感熱記録紙と保護シート51との間
に隙間53が形成される。この隙間53が形成される
と、一番下の感熱記録紙の感熱発色層のほぼ前面が露出
するから、通常は感熱発色層の含水率が大きくなる。感
熱発色層は含水率によって発色特性が変化するため、一
番下の感熱記録紙は、画像データに応じた熱エネルギー
を与えても、所望の濃度に発色させることができなくな
る。
【0007】本発明は、ダブルフィードをなくすととも
に、一番下の感熱記録紙を湿気から保護することができ
るようにした感熱記録紙の保護シート及び包装体を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の感熱記録紙の保護シートは、給紙カセット
に装填された状態で一番下になるように、保護シートを
積層された感熱記録紙に重ねるとともに、この保護シー
トは感熱記録紙と同じ材質としたものである。また、前
記保護シートは、その少なくとも外側の面に感熱記録紙
と同一の感熱発色層を形成したものである。また、本発
明の感熱記録紙の包装体は、積層された複数枚の感熱記
録紙と、この感熱記録紙の少なくとも記録面側に重ねて
設けられ、感熱記録紙と材質が同じである保護シート
と、この保護シートと感熱記録紙とを重ねて包装する包
装紙又は包装箱とからなるものである。また、保護シー
トは、その少なくとも外側の面に保護シートであること
を示す判別マークを施したものである。
【0009】
【作用】保護シートを感熱記録紙と同じ材質にしたか
ら、一番下の感熱記録紙の感熱発色層は感熱記録紙と同
じ材質の保護シートのベースに接触しており、これらの
間に発生する摩擦抵抗は感熱記録紙同士のそれと全く同
じになる。したがって、ダブルフィードの発生がなくな
る。
【0010】また、感熱記録紙を保護シートごと給紙カ
セットに入れておくと、感熱記録紙がカールするが、保
護シートは感熱記録紙と同じ材質で形成されているか
ら、保護シートも感熱記録紙と同様にカールする。この
ために、一番下の感熱記録紙の感熱発色層が保護シート
で覆われるから、この感熱発色層が吸湿して発色特性が
変化するようなことがない。
【0011】また、保護シートを感熱記録紙と同じ材質
で形成するとともに保護シートに感熱記録紙と同一の感
熱発色層を形成することにより、保護シートのカール特
性を感熱記録紙と完全に同じにすることができる。
【0012】また、保護シートに判別マークを設けたか
ら、この判別マークをプリンタ側のセンサによって検出
することにより、保護シートにプリントすることなく保
護シートを確実に排出することができる。
【0013】
【実施例】図2において、感熱記録紙10は記録面側を
上又は下にした状態で多数積層されており、この積層さ
れた感熱記録紙10の記録面側には、遮光及び湿気を防
止するための保護シート11が重ねられている。そし
て、これらの感熱記録紙10および保護シート11は、
包装紙12によって包装されている。
【0014】感熱記録紙10のベースと保護シート11
は、カール及び摩擦を同じにするために、同じ材質のも
のが用いられる。この実施例では、感熱記録紙10のベ
ースと、保護シート11とはPETが用いられている。
なお、感熱記録紙10のPETは白色でもよいが、保護
シート11のPETは、紫外線をカットできるように着
色されている。感熱記録紙10は、PETの上に感熱発
色層が層設されている。なお、実際には、感熱発色層の
上に保護層が形成されている。また、保護シートは、P
ETの上に、保護シートであることを判別マーク13お
よび注意書14が印刷してある。なお、感熱記録紙10
の包装状態では、上又は下は相対的なものである。
【0015】この実施例では、保護シート11は白色を
しており、この上に判別マーク13が黒色で施されてい
る。判別マーク13は、黒色の他に保護シート11の濃
度又は色と異なっていれば、任意の濃度又は色を用いる
ことができる。また、判別マーク13は、給紙カセット
への挿入方向によらず検出されるように、保護シート1
1の中心に対して対称の位置にそれぞれ印刷されてい
る。また、注意書14は、保護シート11であることを
示すとともに、保護シート11が最後の感熱記録紙10
の後に排紙されることから、新たな感熱記録紙10を給
紙カセットに装填する必要があることをユーザに知らせ
る。
【0016】感熱記録紙10をサーマルプリンタに装填
するには、包装紙12を開封して感熱記録紙10を保護
シート11ごと取り出し、図3に示すように、保護シー
ト11が下側になるように給紙カセット15に装填す
る。このときには、各感熱記録紙10の感熱発色層は下
向きになっている。給紙カセット15はサーマルプリン
タ16のカセット装填室17にセットされる。
【0017】感熱記録紙10及び保護シート11を給紙
カセット15内に入れたままにすると、図1に示すよう
に、感熱記録紙10はカールするが、保護シート11も
感熱記録紙10に沿って全く同様にカールする。一番下
にある感熱記録紙10の感熱発色層は保護シート11で
覆われるため、一番下の感熱記録紙10の感熱発色層が
防湿される。
【0018】図4において、カセット装填室17の上部
には給紙,排紙兼用の給排紙ローラ18が配置され、こ
れと協動して排紙を行う排紙ローラ19が給排紙ローラ
18の上部に配置されている。この給排紙ローラ18
は、プリント時には常時反時計方向に回転している。給
紙時には、給紙カセット15内の下方に挿入されたリフ
トレバー20によって感熱記録紙10の先端部10aが
上方に押し上げられ、これが給排紙ローラ18に押しつ
けられるから、上から1枚目の感熱記録紙10が給紙通
路21に向かって押し出される。この後には、リフトレ
バー20が元の位置まで下降されるから、給排紙ローラ
18が給紙カセット15内の感熱記録紙10から離れ、
給送は中止される。排紙ローラ19は給排紙ローラ18
とともに同期しており、熱記録及び定着が終わった感熱
記録紙10を排紙する。
【0019】給紙通路21には搬送ローラ対22が設け
られており、給紙カセット15から送り出された感熱記
録紙10をプラテンドラム23に向かって給送する。こ
のプラテンドラム23は、プラテン軸24を介してステ
ッピングモータ25によって回転駆動される。ステッピ
ングモータ25はドライバ26を介してコントローラ2
7により回転制御される。
【0020】プラテンドラム23には、感熱記録紙10
の先端部10aをプラテンドラム23の外周面23aに
押圧して固定するクランパ28が設けられている。この
クランパ28は、長孔28aを介してプラテン軸24に
取り付けられている。そして、クランパ28は、カム機
構29によって、プラテンドラム23の半径方向へシフ
トされる。
【0021】プラテンドラム23の給紙位置(図4参
照)と排紙位置(図6(B)参照)では、カム機構29
によってクランパ28が開放状態にされ、各位置で給紙
および排紙が行われる。給紙位置では、クランパ28が
開放された状態で待機しており、感熱記録紙10の先端
部10aがクランパ28から少し出た時にカム機構29
によってクランパ28が戻され、感熱記録紙10の先端
部10aをクランプする。また、排紙位置では、クラン
パ28がカム機構29によって押し上げられて開放され
た状態になり、この状態でプラテンドラム23だけが順
転し、サーマルヘッド32で記録された記録済みの感熱
記録紙10が排紙される。
【0022】給紙位置には、クランパ28のホームポジ
ションを検出するためのホームポジション検出センサ3
1が設けられている。このホームポジション検出センサ
31は、反射型のフォトセンサから構成されている。こ
のホームポジション検出センサ31は、クランパ28の
検出の後に、コントローラ27によりプラテンドラム2
3を少し逆に戻してホームポジションにセットする。ま
た、このホームポジション検出センサ31は、給紙セン
サを兼ねており、クランパ28がホームポジションにセ
ットされているときに、これから感熱記録紙10の先端
部10aが出たときに、この先端部10aを検出する。
【0023】さらに、ホームポジション検出センサ31
は、保護シート検出センサを兼ねており、保護シート1
1が記録位置に到達して、記録が開始される直前に、判
別マーク13を検出する。判別マーク13が検出される
と、クランパ28が排紙位置において解放状態になると
ともに、プラテンドラム23だけが連続回転され、サー
マルヘッド32でニップされた保護シート11が排出さ
れる。
【0024】前記プラテンドラム23の外周には、感熱
記録紙10の熱記録位置にサーマルヘッド32,その下
流側(プラテンドラム23の順転方向)に光定着器33
が配置されている。サーマルヘッド32は、多数の発熱
素子が主走査方向にライン状に配列されており、各発熱
素子は画素の濃度に応じた熱エネルギーを発生する。
【0025】光定着器33は、プラテンドラム23の軸
方向に延びた細長い箱状をしたリフレクタ34と、この
中に収納された細長い紫外線ランプ35とから構成され
ている。光定着器33の下流には、感熱記録紙取り出し
口39につながった排紙通路37が設けられている。
【0026】光定着器33の直前の位置には、ストッパ
40が設けられている。このストッパ40は、感熱記録
紙10の固定を解除するためにクランパ28が解放状態
になった後は、クランパ28がプラテンドラム23と一
緒に回転しないように、クランパ28の回転を阻止す
る。更に、排紙が完了した後は、カム機構29によっ
て、クランパ28がクランプ位置へ移動するからストッ
パ40との係止が解除され、プラテンドラム23と一緒
に回転する。
【0027】次に、上記実施例の作用を図1ないし図8
を参照しながら説明する。まず、包装紙12を開封して
感熱記録紙10を保護シート11ごと取り出し、注意書
14により保護シート11を確認してから保護シート1
1が下側になるように給紙カセット15に挿入する。そ
して、この給紙カセット15をカセット装填室17にセ
ットする。
【0028】給紙時には、プラテンドラム23が回転さ
れ、クランパ28がホームポジション検出センサ31に
来ると、ホームポジション検出センサ31がオンにな
る。このオン信号はコントローラ27に送られる。コン
トローラ27は、このオン信号を受けた後、モータ25
を停止させる(図5(A)参照)。この後、コントロー
ラ27は所定個数の駆動パルスをモータ25に与え、モ
ータ25を逆転させる。これにより、図5(B)に示す
ように、プラテンドラム23は一定量だけ戻り、クラン
パ28がホームポジションにセットされる。このクラン
パ28がホームポジションにセットされた後にカム機構
29によってクランパ28が退避する。
【0029】図5(C)に示すように、給紙信号により
感熱記録紙10が上方に持ち上げられると、1枚目の感
熱記録紙10が給排紙ローラ18に接するため、これが
給紙通路21に送り出される。そして、搬送ローラ対2
2により感熱記録紙10はプラテンドラム23に向かっ
て給送される。感熱記録紙10の先端部10aが黒色を
したクランパ28からはみ出ると、ホームポジション検
出センサ31により検出される。この検出によって図6
(A)に示すように、リフトレバー20が下がるため、
給紙カセット15内の感熱記録紙10は給排紙ローラ1
8から離れる。これとともに、カム機構29が作動し、
クランパ28が引き戻されるから、先端部10aがクラ
ンパ28でクランプされる。このクランプ後に、ステッ
ピングモータ25が駆動されてプラテンドラム23と搬
送ローラ対22とが回転するから、感熱記録紙10はプ
ラテンドラム23の外周面23aに巻き付けられる。
【0030】プラテンドラム23が回転して、感熱記録
紙10が記録位置に到達し、記録が開始される直前に、
ホームポジション検出センサ31によって感熱記録紙1
0か保護シート11かの検出が行われる。感熱記録紙1
0の場合には、サーマルヘッド32が感熱記録紙10に
圧接して、熱記録が開始される(図6(B)参照)。こ
の感熱記録紙10は、感熱発色層が外側になっており、
この感熱発色層にサーマルヘッド32が押し付けられ、
画像が1ラインずつ熱記録される。感熱記録紙10の記
録部分が光定着器33に達すると、ここで紫外線ランプ
35から紫外線が照射されて光定着が行われる。
【0031】プラテンドラム23が1回転して排紙位置
検出センサ(図示せず)によりクランパ28が排紙位置
に来たことが検出されると、ステッピングモータ25が
一時停止してからカム機構29が作動し、クランパ28
が開放状態になって先端部10aのクランプが解除され
る。プラテンドラム23は再び回転されると、クランパ
28はストッパ40に係止し、その位置で回転が阻止さ
れる。サーマルヘッド32によって感熱記録紙10はプ
ラテンドラム23に押し付けられているから、プラテン
ドラム23とともに感熱記録紙10が回転し、その先端
部10aがクランパ28を通過して排紙通路37に送り
込まれる。この感熱記録紙10は、給排紙ローラ18と
排紙ローラ19とにくわえこまれ、感熱記録紙取り出し
口39に排出される。この排紙開始時には、光定着器3
3の紫外線ランプ35が点灯され、クランパ28で覆わ
れていた先端部に、紫外線が照射されて漂白される。
【0032】前述した感熱記録紙10の確認時に、ホー
ムポジション検出センサ31がオフの場合には、給送さ
れた紙が正規の感熱記録紙10より短いものであるか、
又は保護シート11の判別マーク13がセンサ位置にあ
ることを示しているから、クランパ28を開放状態にし
てからプラテンドラム23の回転によって排紙する(図
7参照)。保護シート11は注意書14が書かれた面を
上にして感熱記録紙取り出し口39に排出されるから、
ユーザは感熱記録紙10が無くなったことを知ることが
できる。なお、一番下にある最後の感熱記録紙10を給
紙する際に、保護シート11と感熱記録紙10とが同じ
材質であるから、ダブルフィードを起こすようなことも
なく、スムーズに給紙される。また、保護シート11の
カール特性を感熱記録紙10と完全に同じにするうえ
で、保護シート11の外側の面に感熱記録紙10と同一
の感熱発色層を形成しておくことが望ましい。
【0033】なお、紙切れは保護シート11に印刷され
た注意書14によってユーザに知らせるようにしたが、
この他にプリント状況を監視するためのモニタを設け、
これに表示するようにしてもよい。また、ブザーを鳴ら
すようにしてもよい。
【0034】以上説明した実施例は、本発明をモノクロ
のサーマルプリンタに適用したものであったが、カラー
感熱プリンタや昇華型熱転写カラープリンタ等に実施し
てもよい。カラー感熱プリンタの場合には、3色の感熱
発色層を順次層設したカラー感熱記録材料を用いるとと
もに、紫外線の波長が異なった2種類のランプを配置
し、上側の2つの感熱発色層を熱記録後に光定着する。
また、この場合には、保護シートのカール特性を感熱記
録紙と完全に同じにするために、保護シートの少なくと
も外側の面に感熱記録紙と同一の3色の感熱発色層を形
成しておくことが好ましい。なお、保護シートには最上
層の例えばイエロー感熱発色層だけを形成するようにし
てもよい。また、上記実施例は、サーマルヘッド又は感
熱記録紙を副走査方向に相対移動して記録するラインプ
リンタであるが、本発明は二次元に相対移動して記録す
るシリアルプリンタに対しても適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
保護シートを感熱記録紙と同じ材質で形成したので、給
紙カセット内で感熱記録紙がカールしてもこれと同様に
保護シートもカールし、感熱記録紙と保護シートとの間
に隙間が発生することがない。したがって、一番下にあ
る感熱記録紙の感熱発色層を湿気から守ることができ、
感熱発色層の発色特性が変化して画質が劣化することを
防止することができる。
【0036】また、保護シートを感熱記録紙と同じ材質
で形成するとともに保護シートに感熱記録紙と同一の感
熱発色層を形成することにより、保護シートのカール特
性を感熱記録紙と完全に同じにすることができ、一番下
にある感熱記録紙の感熱発色層を湿気から守ることがで
きる。
【0037】また、感熱記録紙と保護シートとの摩擦係
数は感熱記録紙同士のそれと同じであるから、最後の感
熱記録紙を給紙する際にダブルフィードして紙詰まりを
起こす恐れがない。
【0038】また、保護シートに感熱記録紙と区別する
判別マークを設けたので、保護シートを感熱記録紙と容
易に判別することができるとともに、この判別マークを
プリンタ側のセンサによって検出することにより、保護
シートにプリントすることなく保護シートを確実に排出
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感熱記録紙及び保護シートを給紙カセットに入
れたままの状態を示す説明図である。
【図2】感熱記録紙の包装体を示す一部を破断した斜視
図である。
【図3】感熱記録紙及び保護シートを給紙カセットに挿
入してから、給紙カセットをサーマルプリンタに装填す
る様子を示す説明図である。
【図4】サーマルプリンタを示す概略図である。
【図5】クランパのホームポジションへのセットと給紙
とを作動順に示す説明図である。
【図6】感熱記録紙の先端部がクランプされ、プラテン
ドラムに感熱記録紙が巻き付けられる様子を示す説明図
である。
【図7】保護シートの検出および排紙の様子を示す説明
図である。
【図8】保護シートの給紙から排出までのシーケンスを
示すフローチャートである。
【図9】従来の感熱記録紙及び保護シートを給紙カセッ
トに入れたままにした状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 感熱記録紙 11 保護シート 12 包装紙 13 判別マーク 15 給紙カセット 16 サーマルプリンタ 23 プラテンドラム 28 クランパ 31 ホームポジション検出センサ 32 サーマルヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙カセットに装填された状態で一番下
    になるように、保護シートを積層された感熱記録紙に重
    ねるとともに、この保護シートは感熱記録紙と同じ材質
    としたことを特徴とする感熱記録紙の保護シート。
  2. 【請求項2】 前記保護シートの少なくとも外側の面
    に、前記感熱記録紙と同一の感熱発色層を形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の感熱記録紙の保護シート。
  3. 【請求項3】 積層された複数枚の感熱記録紙と、この
    感熱記録紙の少なくとも記録面側に重ねて設けられ、感
    熱記録紙と材質が同じである保護シートと、この保護シ
    ートと感熱記録紙とを重ねて包装する包装紙又は包装箱
    とからなることを特徴とする感熱記録紙の包装体。
  4. 【請求項4】 前記保護シートの少なくとも外側の面
    に、保護シートであることを示す判別マークを施したこ
    とを特徴とする請求項3記載の感熱記録紙の包装体。
JP6019477A 1994-02-16 1994-02-16 感熱記録紙の保護シート及び包装体 Pending JPH07228046A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056274A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写用印画紙の保護シート及び熱転写用印画紙パック

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056274A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写用印画紙の保護シート及び熱転写用印画紙パック

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