JP2008056274A - 熱転写用印画紙の保護シート及び熱転写用印画紙パック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】保護シート1基材上のプリンタの印画紙感知部に対応する部位に、センサー非感知処理を施した熱転写用印画紙の保護シート。
【選択図】 図1
Description
上記センサー非感知処理は、赤外線吸収性の印刷部を形成する工程よりなることが好ましい。
上記赤外線吸収性の印刷部は、カーボンブラックと樹脂とを含有する組成物を用いた黒色印刷により形成されてなる請求項ことが好ましい。
上記保護シートは、保護シート基材の他方の面に耐熱滑性層を設けてなることが好ましい。
本発明は、上記保護シートを最上面に設けることを特徴とする熱転写用印画紙パックでもある。
以下に本発明を詳細に説明する。
又、上記保護シート基材の任意の組み合わせによる積層体も使用出来る。代表的な積層体の例として、セルロース繊維紙と合成紙或いはセルロース繊維紙とプラスチックフイルム又はシートとの合成紙等挙げることができる。上記保護シート基材の膜厚としては特に限定されず、例えば、10〜300μm程度とすることができる。
上記耐熱滑性層を設けることにより、保護シートの走行性を改善することができる。
上記耐熱性樹脂としては特に限定されず、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、アクリルポリオール、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン又はエポキシのプレポリマー、ニトロセルロース樹脂、セルロースナイトレート樹脂、セルロースアセテートプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、セルロースアセテートヒドロジエンフタレート樹脂、酢酸セルロース樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂等を挙げることができる。
上記滑り性付与剤としては特に限定されず、例えば、リン酸エステル、金属石鹸、シリコーンオイル、グラファイトパウダー、フッ素系グラフトポリマー、及び、シリコーン系グラフトポリマー、アクリルシリコーングラフトポリマー、アクリルシロキサン、アリールシロキサン等のシリコーン重合体等を挙げることができる。
上記耐熱滑性層において、上記滑り性付与剤は1種のみ配合してもよいし、2種以上配合してもよい。
なお、上記滑り性付与剤は、上記耐熱滑性層に配合することに代え、上記耐熱滑性層上に上塗りしてもよい。
例えば、上記耐熱滑性層にポリイソシアネート等の架橋剤を配合した場合、耐熱性、塗膜性、密着性等を向上することができる。また、上記耐熱滑性層に離型剤、有機粉末又は無機粉末を配合した場合、サーマルヘッドの走行性を向上することができる。上記離型剤としては、ワックス、高級脂肪酸アミド、エステル、界面活性剤等が挙げられる。上記有機粉末としては、フッ素樹脂等が挙げられる。上記無機粉末としては、シリカ、クレー、タルク、雲母、炭酸カルシウム等が挙げられる。
上記耐熱滑性層塗工液の塗布法としては、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等が挙げられるが、なかでもグラビア印刷法が好ましい。
上記耐熱滑性層塗工液は、乾燥塗布量が好ましくは0.1〜3.0g/m2、より好ましくは0.1〜1.5g/m2となるよう塗布すればよい。
なお、文中、部又は%とあるのは特に断りのない限り、質量基準である。
保護シートは下記の様にして作成した。
ニューVマット(157.0g/m2:三菱製紙(株))の両面にコロナ処理、及びオゾン処理を行った後、ポリエチレン樹脂を25μmを押し出しコーティングにより両面に塗工した。
上記作成した基材に、下記組成のセンサー非感知処理組成物をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が1.3g/m2になるように塗布、乾燥して、図2に示した赤外線吸収性の印刷部を形成した。
得られた保護シートを、SPP−2020,SPP−2040プリンター専用の熱転写受像シート(SAMSUNG社製)を用いて、SPP−2020,SPP−2040プリンター(SAMSUNG社製)にセットした。
結果、印画されることなくプリンタから排出された。
カーボンブラック(#25、三菱カーボンブラック(株)製) 10部
ポリエステル樹脂 バイロン200 東洋紡(株)製 10部
トルエン
メチルエチルケトン(溶媒)
実施例1で得られた保護シートの他方の面に、下記組成の耐熱滑性層塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が1.0g/m2になるように塗布、乾燥して、耐熱滑性層を形成した。実施例1と同様にしてSPP−2020,SPP−2040プリンターにセットしたが、印画されることなく排出された。
ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、積水化学工業社製) 13.6部
ポリイソシアネート硬化剤(タケネートD218、武田薬品工業社製) 0.6部
リン酸エステル(プライサーフA208S、第一工業製薬社製) 0.8部
メチルエチルケトン 42.5部
トルエン 42.5部
保護シートは下記の様にして作成した。
ニューVマット(157.0g/m2:三菱製紙(株))の片面に実施例1記載のセンサー非感知処理組成物をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が1.3g/m2になるように塗布した。その後、両面にコロナ処理、及びオゾン処理を行った後、ポリエチレン樹脂を25μmを押し出しコーティングにより両面に塗工し図2に示した赤外線吸収性の印刷部を形成した。得られた保護シートを、SPP−2020,SPP−2040プリンター専用の熱転写受像シート(SAMSUNG社製)を用いて、SPP−2020,SPP−2040プリンター(SAMSUNG社製)にセットした。
結果、印画されることなくプリンタから排出された。
2 プリンタ
3 センサー
Claims (5)
- 保護シート基材上のプリンタの印画紙感知部に対応する部位に、センサー非感知処理を施したことを特徴とする熱転写用印画紙の保護シート。
- センサー非感知処理は、赤外線吸収性の印刷部を形成する工程よりなる請求項1記載の熱転写用印画紙の保護シート。
- 赤外線吸収性の印刷部は、カーボンブラックと樹脂とを含有する組成物を用いた黒色印刷により形成されてなる請求項1又は2記載の熱転写用印画紙の保護シート。
- 保護シート基材の他方の面に耐熱滑性層を設けてなる請求項1、2又は3記載の熱転写用印画紙の保護シート。
- 請求項1、2、3又は4記載の保護シートを最上面に設けることを特徴とする熱転写用印画紙パック。
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---|---|---|---|---|
JPH07228046A (ja) * | 1994-02-16 | 1995-08-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感熱記録紙の保護シート及び包装体 |
JP2002240443A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 中間転写記録媒体及びこれを用いた印画物の形成方法 |
JP2003011529A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Sony Corp | 熱転写用印画紙の保護シート及び熱転写用印画紙パック |
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- 2006-08-30 JP JP2006234476A patent/JP5034380B2/ja active Active
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