JP6455043B2 - 保護層転写シート、及び中間転写媒体 - Google Patents
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Description
以下に、本発明の一実施形態の保護層転写シート100について図面を用いて具体的に説明する。図1、図2に示すように本発明の一実施形態の保護層転写シート100は、基材1と、基材1の一方の面上(図示する形態では基材1の上面)に設けられた離型層2、離型層2上(図示する形態では離型層2の上面)に設けられた転写性保護層10とから構成される。また、転写性保護層10は、熱転写時に被転写体側に転写される構成をとる。転写性保護層10は、1つの層、又は2つ以上の層からなり、図1に示す形態では、保護層転写シート10は、1つの層(図示する形態では保護層6)から構成され、図2に示す形態では、保護層転写シート10は、2つ以上の層(図示する形態では、剥離層5、保護層6、接着層7)から構成されている。なお、転写性保護層10は、本発明の一実施形態の保護層転写シート100において最表面に位置する層である。以下、本発明の一実施形態の保護層転写シート100の各構成について説明する。
基材1は、本発明の一実施形態の保護層転写シート100における必須の構成であり、離型層2を保持するために設けられる。基材1について特に限定はなく、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の耐熱性の高いポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン誘導体、ポリアミド、ポリメチルペンテン等のプラスチックの延伸または未延伸フィルムが挙げられる。また、これらの材料を2種以上積層した複合フィルムも使用することができる。基材1の厚さは、その強度および耐熱性等が適切になるように材料に応じて適宜選択することができるが、通常は1μm〜100μm程度のものが好ましく用いられる。
各図に示すように、基材1上には離型層2が設けられており、当該離型層2は、必須の成分として、バインダー樹脂と、微粒子とを含有している。そして、本発明においては、この微粒子が、多角形状の微粒子(以下、微粒子Aと言う場合がある)、又はその表面に凸部を有する微粒子(以下、微粒子Bと言う場合がある)であることを特徴としている。以下、微粒子A、微粒子Bを総称して、「特定の微粒子」と言う場合がある。
離型層2が含有しているバインダー樹脂について特に限定はなく、転写性保護層10の離型性が良好な樹脂を適宜選択して用いることができる。このようなバインダー樹脂としては、例えば、ワックス類、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、フッ素樹脂、フッ素変性樹脂、ポリビニルアルコール、アクリル樹脂、アクリル−スチレン系樹脂、熱架橋性エポキシ−アミノ樹脂および熱架橋性アルキッド−アミノ樹脂などが挙げられる。離型層2は、1種のバインダー樹脂を単独で含有していてもよく、2種以上のバインダー樹脂を含有していてもよい。
微粒子Aは、多角形状の微粒子であるとの条件を満たすものであればよく、例えば、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、擬ベーマナイト、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム等の多角形状の無機微粒子や、ポリエチレンワックス、アクリル樹脂微粒子、ウレタン樹脂微粒子、シリコーン樹脂微粒子等の多角形状の有機微粒子を挙げることができる。
微粒子Bは、その表面に凸部を有する微粒子であり、図5(a)に示すように、本体部20と凸部21とから構成されている。本体部20と凸部21は、同一の材料から構成されていている、すなわち本体部20と凸部21とが一体をなしていてもよく、異なる材料から構成されている、すなわち別体であってもよい。例えば、後者の場合には、本体部20を有機材料から構成し、凸部21を無機材料から構成してもよい。また、本体部20を無機材料から構成し、凸部21を有機材料から構成してもよい。また、本体部20を有機材料Aから構成し、凸部21を有機材料Aとは異なる有機材料Bから構成してもよい。また、本体部20を無機材料Aから構成し、凸部21を無機材料Aとは異なる無機材料Bから構成してもよい。微粒子Aは、図5(a)に示す形態に限定されるものではなく、図5(b)に示すように、本体部20であるコア部を、シェル部23が覆うコア・シェル構造とし、当該シェル部23の表面が凸部21を有する微粒子Bとしてもよい。図5(a)、(b)は、微粒子Bの一例を示す断面図である。
転写性保護層10は、離型層2から剥離可能に設けられており、熱転写時に離型層2から剥離され被転写体上に転写される層である。転写性保護層10は、図1に示すように、保護層6のみからなる単層構成を呈するものであってもよく、図2に示すように、保護層6を含む2つ以上の層が積層されてなる積層構成を呈するものであってもよい。
転写性保護層10を構成する保護層6の材料について特に限定はなく、保護層転写シートの分野で従来公知の保護層(剥離層や、接着層と称される場合もある)をそのまま用いることができる。保護層6を構成する樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、セルロース系樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、アクリルウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂などを挙げることができる。
離型層2からの剥離性に優れる成分としては、例えば、ポリエチレンワックス、シリコーンワックス等のワックス類、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、フッ素樹脂、フッ素変性樹脂、ポリビニルアルコール、アクリル樹脂、熱架橋性エポキシ−アミノ樹脂及び熱架橋性アルキッド−アミノ樹脂等が挙げられる。
被転写体との接着性を有する成分としては、例えば、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ゴム系樹脂、アイオノマー樹脂等を主成分とする従来既知の接着剤が広く使用できる。
図2に示すように、離型層2と保護層6との間に剥離層5を設けてもよい。剥離層5の成分としては、上記「基材からの剥離性を有する成分」で例示した材料を適宜選択して用いることができる。
保護層6が転写された印画物の耐可塑剤性を向上させるために、離型層2と保護層6との間や、剥離層5を設ける場合には剥離層5と保護層6との間に耐可塑剤性層(図示しない)を設けてもよい。耐可塑剤性層は、転写性保護層10を構成する任意の層である。
図2に示すように、保護層6上に接着層7を設けてもよい。接着層7の成分としては、上記「被転写体との接着性を有する成分」で例示した成分等を適宜選択して用いることができる。なお、被転写体側で、転写性保護層10との接着性を満足させる対応をとる場合には、接着層7を設けることを必ずしも要しない。
また、基材1の他方の面に、耐熱性、及び印画時におけるサーマルヘッドの走行性等を向上させるための背面層(図示しない)を設けてもよい。なお、背面層は本発明の保護層転写シート10における任意の構成である。
以下に、本発明の一実施形態の中間転写媒体について説明する。図7に示すように、本発明の一実施形態の中間転写媒体200は、基材1と、基材1の一方の面上(図示する形態では基材1の上面)に設けられた離型層2、離型層2上(図示する形態では離型層2の上面)に設けられた転写性保護層10、転写性保護層10上に設けられた受容層40とから構成される。そして、本発明の一実施形態の中間転写媒体200は、転写性保護層10が、1つの層、又は2つ以上の層からなり、且つ転写性保護層10は、離型層2から剥離可能に設けられており、離型層2は、(i)バインダー樹脂、及び(ii)微粒子を含有しており、(ii)微粒子が、多角形状の微粒子、又はその表面に凸部を有する微粒子であることを特徴としている。
図7に示すように、転写性保護層10上には受容層40が設けられている。この受容層40上には、熱転写によって、色材層を有する熱転写シートから熱転写法によって画像が形成される。そして、画像が形成された受容層40は、転写性保護層10とともに、被転写体上に転写され、その結果、印画物が形成される。受容層40を形成するための材料としては、昇華性染料または熱溶融性インキ等の熱移行性の色材を受容し易い従来公知の樹脂材料を使用することができる。例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニルもしくはポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体もしくはポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレートもしくはポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンもしくはプロピレン等のオレフィンと他のビニルポリマーとの共重合体系樹脂、アイオノマーもしくはセルロースジアスターゼ等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート等が挙げられ、特に、塩化ビニル系樹脂、アクリル−スチレン系樹脂またはポリエステル樹脂が好ましい。
上記で説明した保護層転写シート100や、中間転写媒体200の転写性保護層10が転写される被転写体としては、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、天然繊維紙、コート紙、トレーシングペーパー、ガラス、金属、セラミックス、木材、布等を挙げることができる。
基材として厚さ5μmのPETフィルムを用い、該基材の一方の面へ、バーコーター法で、下記組成の離型層用塗工液1を、乾燥後1.0g/m2になるように塗布し乾燥して離型層を形成した。次いで、この離型層上に、下記組成の転写性保護層用塗工液を、乾燥後1.0g/m2になるように塗布し乾燥して転写性保護層を形成した。また、転写性保護層とは反対の面に、下記組成の背面層用塗工液を、乾燥後1.0g/m2となるように塗布乾燥して実施例1の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 54.9部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株)固形分50%)
・微粒子(微粒子Bとして)(粒径:2μm) 1.5部
(Silcrusta MK02 日興リカ(株))
・アルミ触媒(固形分10%) 10.3部
・トルエン 16.65部
・メチルエチルケトン 16.65部
・アクリル樹脂 60部
(TS−413A 大日本インキ化学工業(株)製)
・トルエン 20部
・メチルエチルケトン 20部
・ポリビニルブチラール樹脂 4部
(エスレックBX−1、積水化学工業(株) 固形分100%)
・ポリイソシアネート 9部
(バーノックD750、大日本インキ化学工業(株) 固形分45%)
・リン酸エステル 1.1部
(プライサーフA−208S、第一工業製薬(株) 固形分100%)
・タルク 0.5部
(ミクロエースP−3、日本タルク(株) 固形分100%)
・トルエン 42.5部
・メチルエチルケトン 42.5部
離型層用塗工液1にかえて、下記組成の離型層用塗工液2を用いた以外は、全て実施例1と同様にして実施例2の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 46.31部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株)固形分50%)
・微粒子(微粒子Bとして)(粒径:2μm) 6.01部
(Silcrusta MK02 日興リカ(株))
・アルミ触媒(固形分10%) 8.67部
・トルエン 19.55部
・メチルエチルケトン 19.55部
離型層用塗工液1にかえて、下記組成の離型層用塗工液3を用いた以外は、全て実施例1と同様にして実施例3の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 34.74部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株) 固形分50%)
・微粒子(微粒子Bとして)(粒径:2μm) 12.01部
(Silcrusta MK02 日興リカ(株))
・アルミ触媒(固形分10%) 6.50部
・トルエン 23.42部
・メチルエチルケトン 23.42部
離型層用塗工液1にかえて、下記組成の離型層用塗工液4を用いた以外は、全て実施例1と同様にして実施例4の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 28.95部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株) 固形分50%)
・微粒子(微粒子Bとして)(粒径:2μm) 15.02部
(Silcrusta MK02 日興リカ(株))
・アルミ触媒(固形分10%) 5.42部
・トルエン 25.36部
・メチルエチルケトン 25.36部
離型層用塗工液1にかえて、下記組成の離型層用塗工液5を用いた以外は、全て実施例1と同様にして実施例5の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 46.31部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株) 固形分50%)
・微粒子(微粒子Aとして)(粒径:4μm) 6.01部
(トスパール240 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ)
・アルミ触媒(固形分10%) 8.67部
・トルエン 19.55部
・メチルエチルケトン 19.55部
離型層用塗工液1にかえて、下記組成の離型層用塗工液6を用いた以外は、全て実施例1と同様にして実施例6の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 46.31部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株) 固形分50%)
・微粒子(微粒子Aとして)(粒径:2μm) 6.01部
(MSP−4000 日興リカ(株)製)
・アルミ触媒(固形分10%) 8.67部
・トルエン 19.55部
・メチルエチルケトン 19.55部
離型層用塗工液1にかえて、下記組成の離型層用塗工液7を用いた以外は、全て実施例1と同様にして実施例7の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 46.31部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株) 固形分50%)
・微粒子(微粒子Bとして)(粒径:2μm) 3.005部
(Silcrusta MK02 日興リカ(株))
・微粒子(球形)(粒径:2μm) 3.005部
(トスパール120 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ)
・アルミ触媒(固形分10%) 8.67部
・トルエン 19.55部
・メチルエチルケトン 19.55部
離型層用塗工液1にかえて、下記組成の離型層用塗工液8を用いた以外は、全て実施例1と同様にして実施例8の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 46.31部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株) 固形分50%)
・微粒子(微粒子Aとして)(粒径:2μm) 3.005部
(MSP−4000 日興リカ(株))
・微粒子(球形)(粒径:2〜3μm) 3.005部
(エポスターMA1002 日本触媒(株))
・アルミ触媒(固形分10%) 8.67部
・トルエン 19.55部
・メチルエチルケトン 19.55部
離型層用塗工液1にかえて、下記組成の離型層用塗工液9を用いた以外は、全て実施例1と同様にして実施例9の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 23.16部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株) 固形分50%)
・微粒子(微粒子Bとして)(粒径:2μm) 18.02部
(Silcrusta MK02 日興リカ(株))
・アルミ触媒(固形分10%) 4.34部
・トルエン 27.29部
・メチルエチルケトン 27.29部
離型層用塗工液1にかえて、下記組成の離型層用塗工液Aを用いた以外は、全て実施例1と同様にして比較例1の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 46.31部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株) 固形分50%)
・微粒子(球形)(粒径:2μm) 6.01部
(トスパール120 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ)
・アルミ触媒(固形分10%) 8.67部
・トルエン 19.55部
・メチルエチルケトン 19.55部
離型層用塗工液1にかえて、下記組成の離型層用塗工液Bを用いた以外は、全て実施例1と同様にして比較例2の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 46.31部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株) 固形分50%)
・微粒子(球形)(粒径:2〜3μm) 6.01部
(エポスターMA1002 日本触媒(株)製)
・アルミ触媒(固形分10%) 8.67部
・トルエン 19.55部
・メチルエチルケトン 19.55部
離型層用塗工液1にかえて、下記組成の離型層用塗工液Cを用いた以外は、全て実施例1と同様にして比較例3の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 46.31部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株) 固形分50%)
・微粒子(球形)(粒径:4〜5μm) 6.01部
(エポスターMA1004 日本触媒(株)製)
・アルミ触媒(固形分10%) 8.67部
・トルエン 19.55部
・メチルエチルケトン 19.55部
離型層用塗工液1にかえて、下記組成の離型層用塗工液Dを用いた以外は、全て実施例1と同様にして比較例4の保護層転写シートを得た。
・アクリル系樹脂 57.89部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株) 固形分50%)
・アルミ触媒(固形分10%) 10.84部
・トルエン 15.68部
・メチルエチルケトン 15.68部
テストプリンターを用いて、以下の印画条件により市販の昇華転写用受像紙に上記の実施例1〜9および比較例1〜4の保護層熱転写シートの転写性保護層を転写することで、実施例1〜9、比較例1〜4の印画物を得た。得られた印画物について、下記の光沢度測定方法により光沢度を測定し、比較例4を基準(100)とし、下記の評価基準に基づいて光沢度の評価を行った。評価結果を表1に示す。
発熱体平均抵抗値;5545(Ω)
電圧:16V
印画速度;4msec/line
印画パターン;255階調目(ベタ画像)
日本電色工業(株)製 Gloss Meter VG7000にて測定した(測定時入射角60°)
◎:25−35
○:35−45
△:50−60
上記で得られた実施例1〜9、比較例1〜4の印画物を目視で観察し、下記の評価基準に基づいてマット感の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。
○:ソフトフォーカス性を有し、新しい風合いのマット感を有する。
△:艶消し調であり、新しい風合いのマット感がない。
×:グロス調であり、マット感がない。
上記で得られた実施例1〜9、比較例1〜4の印画物を目視で観察し、下記の評価基準に基づいてクリア性の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。
○:クリア性を有している。
△:白っぽくにごっておりクリア性に欠ける。
×:白く色付いている。
2…離型層
5…剥離層
6…保護層
7…接着層
10…転写性保護層
20…本体部
21…凸部
23…シェル部
40…受容層
100…保護層転写シート
200…中間転写媒体
Claims (6)
- 基材の一方の面上に、離型層、転写性保護層がこの順で設けられた保護層転写シートであって、
前記転写性保護層は、1つの層、又は2つ以上の層からなり、且つ当該転写性保護層は、前記離型層から剥離可能に設けられており、
前記離型層は、(i)バインダー樹脂、及び(ii)微粒子を含有しており、
前記(ii)微粒子が、その表面に凸部を有する微粒子であることを特徴とする保護層転写シート。 - 前記(ii)微粒子が、その表面に凸部を有する球状の微粒子であることを特徴とする請求項1に記載の保護層転写シート。
- 前記(i)バインダー樹脂と、前記(ii)微粒子の合計質量に対する、前記(ii)微粒子の質量が、5質量%以上55質量%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の保護層転写シート。
- 基材の一方の面上に、離型層、転写性保護層、受容層がこの順で設けられた中間転写媒体であって、
前記転写性保護層は、1つの層、又は2つ以上の層からなり、且つ当該転写性保護層は、前記離型層から剥離可能に設けられており、
前記離型層は、(i)バインダー樹脂、及び(ii)微粒子を含有しており、
前記(ii)微粒子が、その表面に凸部を有する微粒子であることを特徴とする中間転写媒体。 - 前記(ii)微粒子が、その表面に凸部を有する球状の微粒子であることを特徴とする請求項4に記載の中間転写媒体。
- 前記(i)バインダー樹脂と、前記(ii)微粒子の合計質量に対する、前記(ii)微粒子の質量が、5質量%以上55質量%以下%以下であることを特徴とする請求項4又は5に記載の中間転写媒体。
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