JPH10315639A - 受容層転写シートおよびカード状印画物 - Google Patents
受容層転写シートおよびカード状印画物Info
- Publication number
- JPH10315639A JPH10315639A JP12703897A JP12703897A JPH10315639A JP H10315639 A JPH10315639 A JP H10315639A JP 12703897 A JP12703897 A JP 12703897A JP 12703897 A JP12703897 A JP 12703897A JP H10315639 A JPH10315639 A JP H10315639A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- receiving layer
- card
- image
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/38257—Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the use of an intermediate receptor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/38207—Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395
- B41M5/38214—Structural details, e.g. multilayer systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10S428/913—Material designed to be responsive to temperature, light, moisture
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10S428/914—Transfer or decalcomania
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/31504—Composite [nonstructural laminate]
- Y10T428/31507—Of polycarbonate
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/31504—Composite [nonstructural laminate]
- Y10T428/31786—Of polyester [e.g., alkyd, etc.]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/31504—Composite [nonstructural laminate]
- Y10T428/31855—Of addition polymer from unsaturated monomers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/31504—Composite [nonstructural laminate]
- Y10T428/31855—Of addition polymer from unsaturated monomers
- Y10T428/31935—Ester, halide or nitrile of addition polymer
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐光性、耐候性および耐摩擦性等の耐久性に
優れた画像を、IDカード等の被転写体上に容易に形成
することができる受容層転写シートおよびかかる受容層
転写シートを使用して作製したカード状印画物を提供す
る。 【解決手段】 あらかじめ画像を形成した受容層4を被
転写体の表面に転写するための受容層転写シート1であ
って、基材フィルム2と、基材フィルム2上に剥離可能
に設けられた電離放射線硬化樹脂層3と、電離放射線硬
化樹脂層3上に設けられた受容層4とを少なくとも備
え、受容層4を電離放射線硬化樹脂層3とともに転写す
ることによって、上述の課題を解決する。この発明によ
れば、画像が鮮明で耐久性に優れたカード状印画物を一
度の転写で得ることができる。
優れた画像を、IDカード等の被転写体上に容易に形成
することができる受容層転写シートおよびかかる受容層
転写シートを使用して作製したカード状印画物を提供す
る。 【解決手段】 あらかじめ画像を形成した受容層4を被
転写体の表面に転写するための受容層転写シート1であ
って、基材フィルム2と、基材フィルム2上に剥離可能
に設けられた電離放射線硬化樹脂層3と、電離放射線硬
化樹脂層3上に設けられた受容層4とを少なくとも備
え、受容層4を電離放射線硬化樹脂層3とともに転写す
ることによって、上述の課題を解決する。この発明によ
れば、画像が鮮明で耐久性に優れたカード状印画物を一
度の転写で得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、あらかじめ画像を
形成しておいた受容層を被転写体の表面に転写するため
に使用される受容層転写シート(中間転写媒体フィル
ム)およびかかる受容層転写シートを使用して作製した
カード状印画物に関する。
形成しておいた受容層を被転写体の表面に転写するため
に使用される受容層転写シート(中間転写媒体フィル
ム)およびかかる受容層転写シートを使用して作製した
カード状印画物に関する。
【0002】
【従来の技術】画像の形成方法として感熱転写方式が知
られている。この方式は、基材シート上に色材層が設け
られた熱転写シートと、必要に応じて受容層が設けられ
た被転写体とを、サーマルヘッド等の加熱デバイスとプ
ラテンロールとの間に圧接し、画像情報に応じて加熱デ
バイスの発熱部分を選択的に発熱させ、熱転写シート上
の色材層に含まれる色材を被転写体に移行させることに
より画像を記録する方式であり、溶融熱転写方式と昇華
熱転写方式に大別される。
られている。この方式は、基材シート上に色材層が設け
られた熱転写シートと、必要に応じて受容層が設けられ
た被転写体とを、サーマルヘッド等の加熱デバイスとプ
ラテンロールとの間に圧接し、画像情報に応じて加熱デ
バイスの発熱部分を選択的に発熱させ、熱転写シート上
の色材層に含まれる色材を被転写体に移行させることに
より画像を記録する方式であり、溶融熱転写方式と昇華
熱転写方式に大別される。
【0003】溶融熱転写方式は、溶融インキ層を担持し
た熱転写シートを、上述したような加熱手段によって加
熱し、軟化した溶融インク層成分を天然繊維紙またはプ
ラスチックシート等の被転写体上に転写させて画像を形
成する方式である。ここで用いる溶融インキ層は、顔料
等の色材を熱溶融性のワックスまたは樹脂等のバインダ
に分散させたものであり、プラスチックフィルム等の基
材シートに担持させている。形成される画像は、高濃度
で鮮鋭性に優れており、文字、線画等の2値画像の記録
に適している。また、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラック等の各色の溶融インキ層を備えた熱転写シートを
用いて、それらを被転写体上に重ねて記録することによ
り、多色またはカラー画像を形成することができる。
た熱転写シートを、上述したような加熱手段によって加
熱し、軟化した溶融インク層成分を天然繊維紙またはプ
ラスチックシート等の被転写体上に転写させて画像を形
成する方式である。ここで用いる溶融インキ層は、顔料
等の色材を熱溶融性のワックスまたは樹脂等のバインダ
に分散させたものであり、プラスチックフィルム等の基
材シートに担持させている。形成される画像は、高濃度
で鮮鋭性に優れており、文字、線画等の2値画像の記録
に適している。また、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラック等の各色の溶融インキ層を備えた熱転写シートを
用いて、それらを被転写体上に重ねて記録することによ
り、多色またはカラー画像を形成することができる。
【0004】昇華熱転写方式は、昇華性染料層を担持し
た熱転写シートを、上述したような加熱手段によって加
熱し、染料層中に含まれる昇華染料を昇華させて被転写
体上に設けられた受容層に移行させて画像を形成する方
式である。ここで用いる昇華性染料層は、色材として用
いる昇華性染料をバインダ樹脂に溶解または分散させた
ものであり、プラスチックフィルム等の基材シートに担
持させている。この方式は、サーマルヘッド等の加熱デ
バイスのエネルギー量によって、ドット単位で染料の移
行量を制御できるため、濃度変調による階調再現が可能
である。また、使用する色材が染料であるため、形成さ
れる画像には透明性があり、複数の染料層を用いて色を
重ねた際の中間色の再現性に優れている。このため、イ
エロー、マゼンタ、シアンの3色またはこれにブラック
を加えた4色の昇華性染料層を備えた熱転写シートを用
いて、被転写体上にこれら3色または4色を重ねて記録
することにより、高画質なフルカラー画像を形成するこ
とができる。
た熱転写シートを、上述したような加熱手段によって加
熱し、染料層中に含まれる昇華染料を昇華させて被転写
体上に設けられた受容層に移行させて画像を形成する方
式である。ここで用いる昇華性染料層は、色材として用
いる昇華性染料をバインダ樹脂に溶解または分散させた
ものであり、プラスチックフィルム等の基材シートに担
持させている。この方式は、サーマルヘッド等の加熱デ
バイスのエネルギー量によって、ドット単位で染料の移
行量を制御できるため、濃度変調による階調再現が可能
である。また、使用する色材が染料であるため、形成さ
れる画像には透明性があり、複数の染料層を用いて色を
重ねた際の中間色の再現性に優れている。このため、イ
エロー、マゼンタ、シアンの3色またはこれにブラック
を加えた4色の昇華性染料層を備えた熱転写シートを用
いて、被転写体上にこれら3色または4色を重ねて記録
することにより、高画質なフルカラー画像を形成するこ
とができる。
【0005】これらの画像形成方式のうち、特に昇華熱
転写方式においては、画像を形成すべき被転写体が染料
の染着性を有することが必要である。このため、被転写
体の表面が染着性に乏しい場合には、被転写体上に受容
層を設けないかぎり画像を形成することがほとんど不可
能であった。
転写方式においては、画像を形成すべき被転写体が染料
の染着性を有することが必要である。このため、被転写
体の表面が染着性に乏しい場合には、被転写体上に受容
層を設けないかぎり画像を形成することがほとんど不可
能であった。
【0006】このため、特開昭62−264994号公
報には、受容層が設けられていない被転写体に受容層を
設けるため、受容層を基材フィルム上に剥離可能に設け
た受容層転写シートを作製し、この受容層を被転写体上
に転写することにより設け、その受容層上に染料層を有
する熱転写シートから染料を移行させて画像を形成する
技術が開示されている。また、特開昭62−23879
1号公報には、受容層を基材フィルム上に剥離可能に設
けた受容層転写シートを作製し、この受容層上に熱転写
シートから染料を移行して画像を形成し、その後、受容
層転写シートを加熱することによって、画像が形成され
た受容層を被転写体上に転写する方法も開示されてい
る。さらに、特開平7−156532号公報には、受容
層が設けられた受容層転写シートの表面粗さ制御するこ
とにより、優れた画像と質感を付与する受容層転写シー
トが提案されている。これらの方法により、染料の染着
性の良い被転写体、例えばポリ塩化ビニル製のカード等
はもとより、染料の染着性に乏しい被転写体およびサー
マルヘッド等の加熱により融着し易い被転写体、例えば
ポリカーボネート樹脂製等の被転写体にも画像を転写形
成することができる。
報には、受容層が設けられていない被転写体に受容層を
設けるため、受容層を基材フィルム上に剥離可能に設け
た受容層転写シートを作製し、この受容層を被転写体上
に転写することにより設け、その受容層上に染料層を有
する熱転写シートから染料を移行させて画像を形成する
技術が開示されている。また、特開昭62−23879
1号公報には、受容層を基材フィルム上に剥離可能に設
けた受容層転写シートを作製し、この受容層上に熱転写
シートから染料を移行して画像を形成し、その後、受容
層転写シートを加熱することによって、画像が形成され
た受容層を被転写体上に転写する方法も開示されてい
る。さらに、特開平7−156532号公報には、受容
層が設けられた受容層転写シートの表面粗さ制御するこ
とにより、優れた画像と質感を付与する受容層転写シー
トが提案されている。これらの方法により、染料の染着
性の良い被転写体、例えばポリ塩化ビニル製のカード等
はもとより、染料の染着性に乏しい被転写体およびサー
マルヘッド等の加熱により融着し易い被転写体、例えば
ポリカーボネート樹脂製等の被転写体にも画像を転写形
成することができる。
【0007】一方、溶融熱転写方式または昇華熱転写方
式から得られた画像の耐久性を向上させることを目的と
し、特開平3−45391号公報では、画像の保護層と
して、接着層を伴った電離放射線硬化樹脂層を熱転写に
より画像上に設けて耐久性を向上させている。また、同
様な方法により紫外線遮断層を設けて耐候性を向上させ
たものもある。
式から得られた画像の耐久性を向上させることを目的と
し、特開平3−45391号公報では、画像の保護層と
して、接着層を伴った電離放射線硬化樹脂層を熱転写に
より画像上に設けて耐久性を向上させている。また、同
様な方法により紫外線遮断層を設けて耐候性を向上させ
たものもある。
【0008】しかしながら、IDカードのようなカード
状印画物は、特に耐久性が重要であり、その向上が必要
とされていた。さらに、従来の保護層の形成は、既に画
像が転写形成された被転写体上に、別途作製された保護
層転写シートから保護層を転写するという方法によって
なされていた。そのため、保護層により耐久性が付与さ
れたカード状印画物の作製は煩雑であった。
状印画物は、特に耐久性が重要であり、その向上が必要
とされていた。さらに、従来の保護層の形成は、既に画
像が転写形成された被転写体上に、別途作製された保護
層転写シートから保護層を転写するという方法によって
なされていた。そのため、保護層により耐久性が付与さ
れたカード状印画物の作製は煩雑であった。
【0009】また、染料の染着性の乏しい被転写体上に
受容層転写シートにより画像を転写形成する場合、画像
の耐久性を向上させるためには、保護層転写シートによ
りさらに保護層を転写形成しなければならず、染着性の
乏しい材質からなるカード状印画物の作製はさらに煩雑
なものとなっていた。
受容層転写シートにより画像を転写形成する場合、画像
の耐久性を向上させるためには、保護層転写シートによ
りさらに保護層を転写形成しなければならず、染着性の
乏しい材質からなるカード状印画物の作製はさらに煩雑
なものとなっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記問題に対して、本
発明の第一の目的は、耐久性に優れた画像を被転写体上
に形成するのに便利な受容層転写シートを提供すること
にある。また、本発明の第二の目的は、耐久性に優れた
カード状印画物を提供することにある。
発明の第一の目的は、耐久性に優れた画像を被転写体上
に形成するのに便利な受容層転写シートを提供すること
にある。また、本発明の第二の目的は、耐久性に優れた
カード状印画物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の受容層
転写シートは、あらかじめ画像を形成した受容層を被転
写体の表面に転写するための受容層転写シートであっ
て、基材フィルムと、前記基材フィルム上に剥離可能に
設けられた電離放射線硬化樹脂層と、前記電離放射線硬
化樹脂層上に設けられた受容層とを少なくとも備え、前
記受容層を前記電離放射線硬化樹脂層とともに転写する
ことによって、上述した目的を達成する。この発明によ
れば、保護層である電離放射線硬化樹脂層と画像が形成
された受容層とを被転写体上に同時に転写形成できるた
め、耐久性に優れた画像を一度の転写で形成することが
できる。
転写シートは、あらかじめ画像を形成した受容層を被転
写体の表面に転写するための受容層転写シートであっ
て、基材フィルムと、前記基材フィルム上に剥離可能に
設けられた電離放射線硬化樹脂層と、前記電離放射線硬
化樹脂層上に設けられた受容層とを少なくとも備え、前
記受容層を前記電離放射線硬化樹脂層とともに転写する
ことによって、上述した目的を達成する。この発明によ
れば、保護層である電離放射線硬化樹脂層と画像が形成
された受容層とを被転写体上に同時に転写形成できるた
め、耐久性に優れた画像を一度の転写で形成することが
できる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の受容層転写
シートにおいて、前記受容層とともに被転写体の表面に
転写される紫外線吸収層がさらに備えられている。
シートにおいて、前記受容層とともに被転写体の表面に
転写される紫外線吸収層がさらに備えられている。
【0013】請求項3の発明は、請求項1の受容層転写
シートにおいて、前記受容層とともに被転写体の表面に
転写される帯電防止層がさらに備えられている。
シートにおいて、前記受容層とともに被転写体の表面に
転写される帯電防止層がさらに備えられている。
【0014】請求項4の発明は、請求項1の受容層転写
シートにおいて、前記受容層が、受容層用バインダー樹
脂量に対して0.5〜20重量%の範囲の離型剤を含有
している。この発明によれば、熱転写シートから受容層
転写シートに画像が熱転写される際に、熱転写シートと
受容層転写シートとの融着が起こらないため、受容層転
写シート上に画像を鮮明に形成できる。
シートにおいて、前記受容層が、受容層用バインダー樹
脂量に対して0.5〜20重量%の範囲の離型剤を含有
している。この発明によれば、熱転写シートから受容層
転写シートに画像が熱転写される際に、熱転写シートと
受容層転写シートとの融着が起こらないため、受容層転
写シート上に画像を鮮明に形成できる。
【0015】請求項5の発明は、請求項1の受容層転写
シートにおいて、転写を行うために受容層転写シートの
位置合わせまたは種類識別を行う検知マークが設けられ
ている。
シートにおいて、転写を行うために受容層転写シートの
位置合わせまたは種類識別を行う検知マークが設けられ
ている。
【0016】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
の何れかに記載の受容層転写シートがIDカード等のカ
ード状印画物を作製するのに使用されることに特徴を有
する。この発明によれば、耐久性、耐光性、耐候性に優
れた画像を、容易にIDカード用基材等のカード状被転
写体上に形成することができる。
の何れかに記載の受容層転写シートがIDカード等のカ
ード状印画物を作製するのに使用されることに特徴を有
する。この発明によれば、耐久性、耐光性、耐候性に優
れた画像を、容易にIDカード用基材等のカード状被転
写体上に形成することができる。
【0017】請求項7の発明のカード状印画物は、基材
フィルムと、前記基材フィルム上に剥離可能に設けられ
た電離放射線硬化樹脂層と、前記電離放射線硬化樹脂層
上に設けられた受容層とを少なくとも備えた受像層転写
シートの受容層に、昇華熱転写法によって画像を形成し
た後、前記受容層を前記電離放射線硬化樹脂層ごとカー
ド状被転写体の表面に熱転写することによって、上述の
目的を達成する。この発明によれば、保護層である電離
放射線硬化樹脂層と画像が形成された受容層とをカード
状被転写体上に同時に転写形成できるため、耐久性に優
れた画像を一度の転写で形成することができる。
フィルムと、前記基材フィルム上に剥離可能に設けられ
た電離放射線硬化樹脂層と、前記電離放射線硬化樹脂層
上に設けられた受容層とを少なくとも備えた受像層転写
シートの受容層に、昇華熱転写法によって画像を形成し
た後、前記受容層を前記電離放射線硬化樹脂層ごとカー
ド状被転写体の表面に熱転写することによって、上述の
目的を達成する。この発明によれば、保護層である電離
放射線硬化樹脂層と画像が形成された受容層とをカード
状被転写体上に同時に転写形成できるため、耐久性に優
れた画像を一度の転写で形成することができる。
【0018】請求項8の発明は、請求項7に記載のカー
ド状印画物において、前記カード状被転写体の材質が、
塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂、アクリロニ
トリル−スチレン共重合体樹脂、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂の何れかであることを特徴とする。この発明
によれば、染着性の乏しい材質からなるカード状被転写
体上にも、耐久性に優れた画像を一度の転写で形成する
ことができる。
ド状印画物において、前記カード状被転写体の材質が、
塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂、アクリロニ
トリル−スチレン共重合体樹脂、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂の何れかであることを特徴とする。この発明
によれば、染着性の乏しい材質からなるカード状被転写
体上にも、耐久性に優れた画像を一度の転写で形成する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の受容層転写シート
(以下、中間転写媒体フィルムという)の一例を示す断
面図である。中間転写媒体フィルム1は、基材フィルム
2と、基材フィルム2上に剥離可能に設けられた電離放
射線硬化樹脂層3(以下、EB樹脂層という)と、EB
樹脂層3上に設けられた紫外線吸収層5と、紫外線吸収
層5上に設けられた受容層4とを備え、さらに、受容層
4上には検知マーク7と帯電防止層6とを備えている。
(以下、中間転写媒体フィルムという)の一例を示す断
面図である。中間転写媒体フィルム1は、基材フィルム
2と、基材フィルム2上に剥離可能に設けられた電離放
射線硬化樹脂層3(以下、EB樹脂層という)と、EB
樹脂層3上に設けられた紫外線吸収層5と、紫外線吸収
層5上に設けられた受容層4とを備え、さらに、受容層
4上には検知マーク7と帯電防止層6とを備えている。
【0020】本発明の中間転写媒体フィルム1において
は、これらのうち、少なくとも基材フィルム2とEB樹
脂層3と受容層4とから構成されている。中間転写媒体
フィルム1の受容層にあらかじめ画像を形成してから、
その受容層4を被転写体に転写することにより、被転写
体上に画像を形成することができる。画像は、染料層を
有する熱転写シートから、サーマルヘッド等の熱デバイ
スにより中間転写媒体フィルム1の受容層4に、昇華熱
転写法によって形成される。画像が形成された受容層4
とEB樹脂層3とは、カード状被転写体8上に同時に熱
転写される。このため、カード状被転写体8上の受容層
10とEB樹脂層は、中間転写媒体フィルム1とは反対
の順序で設けられる。
は、これらのうち、少なくとも基材フィルム2とEB樹
脂層3と受容層4とから構成されている。中間転写媒体
フィルム1の受容層にあらかじめ画像を形成してから、
その受容層4を被転写体に転写することにより、被転写
体上に画像を形成することができる。画像は、染料層を
有する熱転写シートから、サーマルヘッド等の熱デバイ
スにより中間転写媒体フィルム1の受容層4に、昇華熱
転写法によって形成される。画像が形成された受容層4
とEB樹脂層3とは、カード状被転写体8上に同時に熱
転写される。このため、カード状被転写体8上の受容層
10とEB樹脂層は、中間転写媒体フィルム1とは反対
の順序で設けられる。
【0021】図2は中間転写媒体フィルム1から形成さ
れた本発明のカード状印画物12の一例を示す断面図で
ある。カード状印画物12は、カード状被転写体8と、
カード状被転写体8上に設けられた受容層10とEB樹
脂層11とから構成されている。カード状被転写体8上
に転写形成された画像9は、中間転写媒体フィルム1の
受容層4が転写されることにより設けられるため、中間
転写媒体フィルム1に形成された画像とは鏡像関係とな
る。同様に、受容層4、10とEB樹脂層3、11との
層配置の関係も、カード状被転写媒体12と中間転写媒
体フィルム1とは逆の配置になる。このため、カード状
被転写体8上には、受容層10が設けられ、さらに受容
層10上にはEB樹脂層11が設けられている。画像9
は、転写形成により、受容層10内のカード状被転写体
8側に位置する。
れた本発明のカード状印画物12の一例を示す断面図で
ある。カード状印画物12は、カード状被転写体8と、
カード状被転写体8上に設けられた受容層10とEB樹
脂層11とから構成されている。カード状被転写体8上
に転写形成された画像9は、中間転写媒体フィルム1の
受容層4が転写されることにより設けられるため、中間
転写媒体フィルム1に形成された画像とは鏡像関係とな
る。同様に、受容層4、10とEB樹脂層3、11との
層配置の関係も、カード状被転写媒体12と中間転写媒
体フィルム1とは逆の配置になる。このため、カード状
被転写体8上には、受容層10が設けられ、さらに受容
層10上にはEB樹脂層11が設けられている。画像9
は、転写形成により、受容層10内のカード状被転写体
8側に位置する。
【0022】本発明の中間転写媒体フィルム1によれ
ば、保護層であるEB樹脂層3と画像が形成された受容
層4とを、カード状被転写体8上に同時に転写形成でき
るため、耐久性に優れた画像を一度の転写で形成するこ
とができる。また、本発明のカード状印画物12によれ
ば、EB樹脂層3と受容層4とを一度の転写で形成する
ことができる中間転写媒体フィルム1により、画像が鮮
明で耐久性に優れたカード状印画物12を簡便に得るこ
とができる。
ば、保護層であるEB樹脂層3と画像が形成された受容
層4とを、カード状被転写体8上に同時に転写形成でき
るため、耐久性に優れた画像を一度の転写で形成するこ
とができる。また、本発明のカード状印画物12によれ
ば、EB樹脂層3と受容層4とを一度の転写で形成する
ことができる中間転写媒体フィルム1により、画像が鮮
明で耐久性に優れたカード状印画物12を簡便に得るこ
とができる。
【0023】EB樹脂層3は、転写して形成された画像
の耐光性または耐摩擦性等の耐久性を向上させることが
できるため、カード状被転写体8に転写形成された後
は、その最表面に位置することが好ましい。そのため、
中間転写媒体フィルム1においては、基材フィルム2に
隣接して設けられている。なお、EB樹脂層3は中間転
写媒体フィルム1から剥離してカード状被転写体8に転
写形成されるので、基材フィルム2との剥離を容易にす
るために、剥離層をEB樹脂層3と基材フィルム2との
間に設けることもできる。
の耐光性または耐摩擦性等の耐久性を向上させることが
できるため、カード状被転写体8に転写形成された後
は、その最表面に位置することが好ましい。そのため、
中間転写媒体フィルム1においては、基材フィルム2に
隣接して設けられている。なお、EB樹脂層3は中間転
写媒体フィルム1から剥離してカード状被転写体8に転
写形成されるので、基材フィルム2との剥離を容易にす
るために、剥離層をEB樹脂層3と基材フィルム2との
間に設けることもできる。
【0024】受容層4は、サーマルヘッド等の加熱デバ
イスにより、イエロー、マゼンタ、シアンまたはブラッ
ク等の各色のインキ層を備えた熱転写シートから画像が
形成されるため、中間熱転写媒体フィルム1の最表面に
位置することが好ましい。また、熱転写シートから画像
を受容する際に生じやすい熱融着を防止するために、受
容層4に離型剤を含有させることが好ましい。
イスにより、イエロー、マゼンタ、シアンまたはブラッ
ク等の各色のインキ層を備えた熱転写シートから画像が
形成されるため、中間熱転写媒体フィルム1の最表面に
位置することが好ましい。また、熱転写シートから画像
を受容する際に生じやすい熱融着を防止するために、受
容層4に離型剤を含有させることが好ましい。
【0025】なお、中間転写媒体フィルム1が粉塵によ
り汚染されるような場合には、帯電防止層6を受容層4
上に設けることにより、画像形成時の粉塵の付着を防止
し、鮮明な画像を得ることができる。また、帯電防止層
6は、基材フィルム2の裏面等に設けてもよく、中間転
写媒体フィルム1の全体を粉塵から汚染されるのを防止
して、各種プリンター内での中間転写媒体フィルム1の
搬送を安定させることもできる。
り汚染されるような場合には、帯電防止層6を受容層4
上に設けることにより、画像形成時の粉塵の付着を防止
し、鮮明な画像を得ることができる。また、帯電防止層
6は、基材フィルム2の裏面等に設けてもよく、中間転
写媒体フィルム1の全体を粉塵から汚染されるのを防止
して、各種プリンター内での中間転写媒体フィルム1の
搬送を安定させることもできる。
【0026】紫外線吸収層5は、カード状被転写体8に
転写形成された画像9を紫外線から保護して、画像9の
耐久性を向上させることができる。このため、保護層で
あるEB樹脂層3と画像が受容される受容層4との間に
設けられていることが好ましい。
転写形成された画像9を紫外線から保護して、画像9の
耐久性を向上させることができる。このため、保護層で
あるEB樹脂層3と画像が受容される受容層4との間に
設けられていることが好ましい。
【0027】検知マーク7は、画像を受容層4に転写す
る際の位置合わせまたは転写画像の種類識別を行ってカ
ード毎に任意の画像を転写するような場合等に使用され
る。そのため、検知マーク7の形成位置は、中間熱転写
媒体フィルム1の受容層4側または基材フィルム2側の
いずれであってもよく、その形状も特に限定されない。
る際の位置合わせまたは転写画像の種類識別を行ってカ
ード毎に任意の画像を転写するような場合等に使用され
る。そのため、検知マーク7の形成位置は、中間熱転写
媒体フィルム1の受容層4側または基材フィルム2側の
いずれであってもよく、その形状も特に限定されない。
【0028】このように、本発明の中間転写媒体フィル
ム1および中間転写媒体フィルム1から作製されたカー
ド状印画物12によれば、少なくとも画像が形成された
受容層4と保護層であるEB樹脂層3とをカード状被転
写体8に同時に転写形成することができるため、カード
状印画物12の作製が極めて便利である。
ム1および中間転写媒体フィルム1から作製されたカー
ド状印画物12によれば、少なくとも画像が形成された
受容層4と保護層であるEB樹脂層3とをカード状被転
写体8に同時に転写形成することができるため、カード
状印画物12の作製が極めて便利である。
【0029】以下に、本発明の中間転写媒体フィルム1
のおよびこれを転写して得られるカード状印画物12を
構成する各層について順次説明する。
のおよびこれを転写して得られるカード状印画物12を
構成する各層について順次説明する。
【0030】1)基材フィルム 本発明の中間転写媒体フィルム1に用いられる基材フィ
ルム2は、従来の熱転写フィルムに使用されているもの
と同じ基材フィルムをそのまま使用できる。さらに、基
材フィルム2の表面に易接着処理等のしてあるものを使
用することもでき、特に制限されない。
ルム2は、従来の熱転写フィルムに使用されているもの
と同じ基材フィルムをそのまま使用できる。さらに、基
材フィルム2の表面に易接着処理等のしてあるものを使
用することもでき、特に制限されない。
【0031】好ましい基材フィルム2の具体例として
は、ポリエチレンテレフタレートを始めとするポリエス
テル、ポリカーボネイト、ポリアミド、ポリイミド、酢
酸セルロース、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、フッ素樹脂、ポリプロピレン、ポリエチ
レンまたはアイオノマー等のプラスチックフィルム、お
よび、グラシン紙、コンデンサー紙、パラフィン紙等の
紙類、セロファン等が挙げられる。また、これらの2種
以上を積層した複合フィルム等を使用することもでき
る。
は、ポリエチレンテレフタレートを始めとするポリエス
テル、ポリカーボネイト、ポリアミド、ポリイミド、酢
酸セルロース、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、フッ素樹脂、ポリプロピレン、ポリエチ
レンまたはアイオノマー等のプラスチックフィルム、お
よび、グラシン紙、コンデンサー紙、パラフィン紙等の
紙類、セロファン等が挙げられる。また、これらの2種
以上を積層した複合フィルム等を使用することもでき
る。
【0032】基材フィルム2の厚さは、その強度および
耐熱性が適切になるように材料に応じて適宜変更される
が、通常は、3〜100μm程度が好ましい。
耐熱性が適切になるように材料に応じて適宜変更される
が、通常は、3〜100μm程度が好ましい。
【0033】2)EB樹脂層 本発明の中間転写媒体フィルム1に用いられるEB樹脂
層3は、電離紫外線硬化樹脂(以下、EB樹脂という)
から形成される。EB樹脂としては、その構造中にラジ
カル重合性の二重結合を有するポリマーまたはオリゴマ
ー、例えば比較的低分子量のポリエステル、ポリエーテ
ル、アクリル樹脂、エポキシ樹脂もしくはウレタン樹脂
等の(メタ)アクリレート、ラジカル重合性のモノマー
あるいは多官能モノマー等を含有し、さらに必要に応じ
て光重合開始剤を含有し、電子線または紫外線によって
重合架橋するものが挙げられる。これらの従来公知のE
B樹脂は、何れも本発明で使用することができ、特に限
定されない。
層3は、電離紫外線硬化樹脂(以下、EB樹脂という)
から形成される。EB樹脂としては、その構造中にラジ
カル重合性の二重結合を有するポリマーまたはオリゴマ
ー、例えば比較的低分子量のポリエステル、ポリエーテ
ル、アクリル樹脂、エポキシ樹脂もしくはウレタン樹脂
等の(メタ)アクリレート、ラジカル重合性のモノマー
あるいは多官能モノマー等を含有し、さらに必要に応じ
て光重合開始剤を含有し、電子線または紫外線によって
重合架橋するものが挙げられる。これらの従来公知のE
B樹脂は、何れも本発明で使用することができ、特に限
定されない。
【0034】ラジカル重合性のモノマーとしては、例え
ば(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリルアミ
ド、アリル化合物、ビニルエーテル類、ビニルエステル
類、ビニル異節環化合物、N−ビニル化合物、スチレ
ン、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸等が
挙げられる。多官能性モノマーとしては、例えばジエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、テトラエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリストールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、トリス(β−(メタ)アクリロ
イロキシエチル)イソシアヌレート等が挙げられる。
ば(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリルアミ
ド、アリル化合物、ビニルエーテル類、ビニルエステル
類、ビニル異節環化合物、N−ビニル化合物、スチレ
ン、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸等が
挙げられる。多官能性モノマーとしては、例えばジエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、テトラエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリストールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、トリス(β−(メタ)アクリロ
イロキシエチル)イソシアヌレート等が挙げられる。
【0035】本発明では、上記成分からなるEB樹脂
に、必要であれば適当な溶媒または非反応性の透明性樹
脂等を加えて粘度等を調整したインキを作製する。この
インキを、前記基材フィルムに、グラビアコート、グラ
ビアリバースコートまたはロールコート等の手段で塗
布、乾燥することによってEB樹脂層3を形成する。得
られたEB樹脂層3の厚みは、0.5〜20μm程度が
好ましい。
に、必要であれば適当な溶媒または非反応性の透明性樹
脂等を加えて粘度等を調整したインキを作製する。この
インキを、前記基材フィルムに、グラビアコート、グラ
ビアリバースコートまたはロールコート等の手段で塗
布、乾燥することによってEB樹脂層3を形成する。得
られたEB樹脂層3の厚みは、0.5〜20μm程度が
好ましい。
【0036】乾燥後のEB樹脂層3の硬化には、電子線
または紫外線の電離放射線が使用され、従来からの照射
技術をそのまま使用できる。例えば電子線硬化の場合に
は、コックロフトワルトン型、パンデルラフ型、共振変
圧型、絶縁コア変圧器型、直線型、エレクトロカーテン
型、ダイナミトロン型または高周波型等の各種の電子線
加速器から放出される50〜1000KeV、好ましく
は100〜300KeVのエネルギーを有する電子線等
を使用することができる。紫外線硬化の場合には、超高
圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンアー
クまたはメタルハライドランプ等の光源から発する紫外
線等を使用することができる。なお、電離放射線による
硬化は、EB樹脂層3の形成直後であっても、全ての層
の形成後であってもよい。
または紫外線の電離放射線が使用され、従来からの照射
技術をそのまま使用できる。例えば電子線硬化の場合に
は、コックロフトワルトン型、パンデルラフ型、共振変
圧型、絶縁コア変圧器型、直線型、エレクトロカーテン
型、ダイナミトロン型または高周波型等の各種の電子線
加速器から放出される50〜1000KeV、好ましく
は100〜300KeVのエネルギーを有する電子線等
を使用することができる。紫外線硬化の場合には、超高
圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンアー
クまたはメタルハライドランプ等の光源から発する紫外
線等を使用することができる。なお、電離放射線による
硬化は、EB樹脂層3の形成直後であっても、全ての層
の形成後であってもよい。
【0037】EB樹脂層3の形成に際しては、EB樹脂
層3に比較的多量の透明性の高い粒子を添加するのが好
ましい。これらの粒子としては、サブミクロン〜数ミク
ロンの微粒子のシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、タ
ルク、クレー等の無機粒子や、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、メラミン樹脂またはエポキシ樹脂等の有機粒
子が挙げられる。これらの透明性の高い粒子の添加量
は、EB樹脂100重量部当たり10〜200重量部の
範囲が好ましい。添加量が少なすぎると転写時の膜切れ
が不十分となり、多すぎると透明性が不足するので好ま
しくない。さらに、他の添加剤、例えばワックス、滑
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤または蛍光増白剤等の添
加剤を適宜添加することによって、被覆される各種画像
の滑性、光沢性、耐光性、白色度等を向上させることが
できる。
層3に比較的多量の透明性の高い粒子を添加するのが好
ましい。これらの粒子としては、サブミクロン〜数ミク
ロンの微粒子のシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、タ
ルク、クレー等の無機粒子や、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、メラミン樹脂またはエポキシ樹脂等の有機粒
子が挙げられる。これらの透明性の高い粒子の添加量
は、EB樹脂100重量部当たり10〜200重量部の
範囲が好ましい。添加量が少なすぎると転写時の膜切れ
が不十分となり、多すぎると透明性が不足するので好ま
しくない。さらに、他の添加剤、例えばワックス、滑
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤または蛍光増白剤等の添
加剤を適宜添加することによって、被覆される各種画像
の滑性、光沢性、耐光性、白色度等を向上させることが
できる。
【0038】なお、EB樹脂層3は、基材フィルム2に
剥離可能に形成されている。基材フィルム2とEB樹脂
層3との材質の組み合わせによっては、熱転写の際の離
型性が十分でない場合がある。そのため、EB樹脂層3
の形成に先立って、基材フィルム2の面に剥離層が形成
されることが好ましい。この剥離層は、ワックス類、シ
リコーンワックス、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アク
リル樹脂またはポリビニルアルコール等を主成分とする
剥離剤から形成することができる。形成方法は、上述し
たEB樹脂層3と同様の方法で、塗布、乾燥することに
より形成でき、その厚さは0.1〜2μm程度で十分で
ある。また、転写後の印画物において、艶消し保護層が
望ましい場合には、剥離層中への各種粒子の包含または
剥離層側の表面をマット処理した基材フィルム2の使用
等により、保護層であるEB樹脂層3の表面をマット状
にすることもできる。
剥離可能に形成されている。基材フィルム2とEB樹脂
層3との材質の組み合わせによっては、熱転写の際の離
型性が十分でない場合がある。そのため、EB樹脂層3
の形成に先立って、基材フィルム2の面に剥離層が形成
されることが好ましい。この剥離層は、ワックス類、シ
リコーンワックス、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アク
リル樹脂またはポリビニルアルコール等を主成分とする
剥離剤から形成することができる。形成方法は、上述し
たEB樹脂層3と同様の方法で、塗布、乾燥することに
より形成でき、その厚さは0.1〜2μm程度で十分で
ある。また、転写後の印画物において、艶消し保護層が
望ましい場合には、剥離層中への各種粒子の包含または
剥離層側の表面をマット処理した基材フィルム2の使用
等により、保護層であるEB樹脂層3の表面をマット状
にすることもできる。
【0039】3)受容層 本発明の中間転写媒体フィルム1に用いられる受容層4
は、少なくともバインダ樹脂からなり、必要に応じて離
型剤等の各種添加剤を添加することができる。受容層4
を形成するバインダ樹脂としては、昇華染料によって容
易に染着されて画像を形成するものが好ましく、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
のポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド
系樹脂、エチレン、プロピレン等のオレフィンと他のビ
ニル系モノマーとの共重合体、アイオノマー、セルロー
ス誘導体等の単体または混合物を用いることができる。
これらの中でも、ビニル系樹脂およびポリエステル系樹
脂が特に好ましく用いられる。
は、少なくともバインダ樹脂からなり、必要に応じて離
型剤等の各種添加剤を添加することができる。受容層4
を形成するバインダ樹脂としては、昇華染料によって容
易に染着されて画像を形成するものが好ましく、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
のポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド
系樹脂、エチレン、プロピレン等のオレフィンと他のビ
ニル系モノマーとの共重合体、アイオノマー、セルロー
ス誘導体等の単体または混合物を用いることができる。
これらの中でも、ビニル系樹脂およびポリエステル系樹
脂が特に好ましく用いられる。
【0040】受容層4には、熱転写シートとの熱融着を
防止するために、上記の樹脂に離型剤を配合させること
が好ましい。離型剤としては、シリコーンオイル、リン
酸エステル系界面活性剤またはフッ素系化合物等を用い
ることができる。この中でも、特にシリコーンオイルが
好ましく用いられる。離型剤の添加量は、受容層4を形
成するバインダー樹脂量に対して0.5〜20重量%が
好ましい。受容層4は前述のEB樹脂層3と同様な方法
で塗布、乾燥して形成することが可能であり、その塗布
量は、塗布乾燥後の膜厚が0.1〜10μmとなるよう
にするのが好ましい。
防止するために、上記の樹脂に離型剤を配合させること
が好ましい。離型剤としては、シリコーンオイル、リン
酸エステル系界面活性剤またはフッ素系化合物等を用い
ることができる。この中でも、特にシリコーンオイルが
好ましく用いられる。離型剤の添加量は、受容層4を形
成するバインダー樹脂量に対して0.5〜20重量%が
好ましい。受容層4は前述のEB樹脂層3と同様な方法
で塗布、乾燥して形成することが可能であり、その塗布
量は、塗布乾燥後の膜厚が0.1〜10μmとなるよう
にするのが好ましい。
【0041】4)紫外線吸収層 本発明の中間転写媒体フィルム1に用いられる紫外線吸
収層5は、従来公知の紫外線吸収剤を使用することがで
きる。例えば、サリシレート系、ベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系、置換アクリロニトリル系、ニッケ
ルキレート系またはヒンダートアミン系等の非反応性の
有機系紫外線吸収剤に、ビニル基、アクリロイル基もし
くはメタアクリロイル基等の付加重合性二重結合、ある
いは、アルコール性水酸基、アミノ基、カルボシキル
基、エポキシ基またはイソシアネート基等を加えた反応
性紫外線吸収剤を使用することができる。このような反
応性紫外線吸収剤を反応固定する方法としては、種々の
方法が使用可能である。例えば従来公知のモノマー、オ
リゴマーまたは反応性重合体等の樹脂成分と、上記した
反応性紫外線吸収剤とをラジカル重合して反応固定する
ことができる。
収層5は、従来公知の紫外線吸収剤を使用することがで
きる。例えば、サリシレート系、ベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系、置換アクリロニトリル系、ニッケ
ルキレート系またはヒンダートアミン系等の非反応性の
有機系紫外線吸収剤に、ビニル基、アクリロイル基もし
くはメタアクリロイル基等の付加重合性二重結合、ある
いは、アルコール性水酸基、アミノ基、カルボシキル
基、エポキシ基またはイソシアネート基等を加えた反応
性紫外線吸収剤を使用することができる。このような反
応性紫外線吸収剤を反応固定する方法としては、種々の
方法が使用可能である。例えば従来公知のモノマー、オ
リゴマーまたは反応性重合体等の樹脂成分と、上記した
反応性紫外線吸収剤とをラジカル重合して反応固定する
ことができる。
【0042】また、反応性紫外線吸収剤が水酸基、アミ
ノ基、カルボキシル基、エポキシ基またはイソシアネー
ト基等を有する場合には、これらの基と反応する反応基
を有した熱可塑性樹脂を使用し、必要に応じて触媒の添
加および加熱等を行って、反応性紫外線吸収剤を熱可塑
性樹脂に反応固定することができる。
ノ基、カルボキシル基、エポキシ基またはイソシアネー
ト基等を有する場合には、これらの基と反応する反応基
を有した熱可塑性樹脂を使用し、必要に応じて触媒の添
加および加熱等を行って、反応性紫外線吸収剤を熱可塑
性樹脂に反応固定することができる。
【0043】紫外線吸収層5は、上記した反応性紫外線
吸収剤と、モノマー、オリゴマーまたは反応性重合体等
の樹脂成分とを共重合させて、紫外線吸収性を有する熱
可塑性の共重合樹脂を得て、これをEB樹脂層3の上に
積層させることによって形成することができる。この
際、反応性紫外線吸収剤と共重合させるモノマー、オリ
ゴマーまたは反応性共重合体の樹脂成分は、従来公知の
ものと同様である。
吸収剤と、モノマー、オリゴマーまたは反応性重合体等
の樹脂成分とを共重合させて、紫外線吸収性を有する熱
可塑性の共重合樹脂を得て、これをEB樹脂層3の上に
積層させることによって形成することができる。この
際、反応性紫外線吸収剤と共重合させるモノマー、オリ
ゴマーまたは反応性共重合体の樹脂成分は、従来公知の
ものと同様である。
【0044】熱可塑性の共重合樹脂に含有する反応性紫
外線吸収剤の量は10〜90重量%の範囲が好ましく、
特に好ましくは30〜70重量%である。また、この共
重合樹脂の分子量は5000〜250000程度が好ま
しく、特に好ましくは9000〜30000程度であ
る。
外線吸収剤の量は10〜90重量%の範囲が好ましく、
特に好ましくは30〜70重量%である。また、この共
重合樹脂の分子量は5000〜250000程度が好ま
しく、特に好ましくは9000〜30000程度であ
る。
【0045】5)帯電防止層 本発明の中間転写媒体フィルム1に用いられる帯電防止
層6は、従来公知の陽イオン、陰イオン、両性イオンま
たは非イオン系のいずれの帯電防止剤も使用できる。例
えば、第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等のカ
チオン系帯電防止剤、アルキルホスフェート等のアニオ
ン系帯電防止剤、脂肪酸エステル等のノニオン系帯電防
止剤が挙げられる。また、上記の帯電防止剤に有機また
は無機フィラー等の滑剤を添加してもよい。
層6は、従来公知の陽イオン、陰イオン、両性イオンま
たは非イオン系のいずれの帯電防止剤も使用できる。例
えば、第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等のカ
チオン系帯電防止剤、アルキルホスフェート等のアニオ
ン系帯電防止剤、脂肪酸エステル等のノニオン系帯電防
止剤が挙げられる。また、上記の帯電防止剤に有機また
は無機フィラー等の滑剤を添加してもよい。
【0046】帯電防止層6は、上記の帯電防止剤等を溶
媒に溶解または分散させた配合液を、グラビアコート、
グラビアリバースコートまたはロールコート等の公知の
方法によって塗布、乾燥して形成される。その帯電防止
層4の厚さは、0.001〜0.1μm程度である。
媒に溶解または分散させた配合液を、グラビアコート、
グラビアリバースコートまたはロールコート等の公知の
方法によって塗布、乾燥して形成される。その帯電防止
層4の厚さは、0.001〜0.1μm程度である。
【0047】6)検知マーク 本発明の中間転写媒体フィルム1に設けられた検知マー
ク7は、画像を中間転写媒体フィルム1の受容層4に転
写形成する際の位置合わせまたは転写画像の種類識別を
行ってカード毎に任意の画像を転写するような場合等に
使用される。そのため、検知マーク7の形状は検知器に
よって検知可能であればよく、特に限定されない。形状
としては、ライン状、四角形、丸形、バーコード、孔等
のいずれでもよい。また、形成位置は、中間熱転写媒体
フィルム1の受容層4側または基材フィルム2側のいず
れであってもよい。
ク7は、画像を中間転写媒体フィルム1の受容層4に転
写形成する際の位置合わせまたは転写画像の種類識別を
行ってカード毎に任意の画像を転写するような場合等に
使用される。そのため、検知マーク7の形状は検知器に
よって検知可能であればよく、特に限定されない。形状
としては、ライン状、四角形、丸形、バーコード、孔等
のいずれでもよい。また、形成位置は、中間熱転写媒体
フィルム1の受容層4側または基材フィルム2側のいず
れであってもよい。
【0048】検知マーク7の色も、検知器で検知可能で
あればよい。例えば、光透過型検知器を使用する場合は
隠蔽性の高い銀色または黒色等とし、光反射型検知器を
使用する場合は反射性の高い金属光沢の色調等とするの
が好ましい。
あればよい。例えば、光透過型検知器を使用する場合は
隠蔽性の高い銀色または黒色等とし、光反射型検知器を
使用する場合は反射性の高い金属光沢の色調等とするの
が好ましい。
【0049】検知マーク7の形成方法は、グラビア印
刷、オフセット印刷、孔あけ加工、ホットスタンプによ
る蒸着フィルムの転写箔の形成、粘着剤付き蒸着フィル
ムの貼着等により形成することができ、特に限定されな
い。
刷、オフセット印刷、孔あけ加工、ホットスタンプによ
る蒸着フィルムの転写箔の形成、粘着剤付き蒸着フィル
ムの貼着等により形成することができ、特に限定されな
い。
【0050】7)カード状被転写体 中間転写媒体フィルム1から、少なくとも画像を伴った
受容層4とEB樹脂層3とが転写される本発明のカード
状被転写体8の材質としては、塩化ビニル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合
体樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等のように、
通常カード等に使用されている材質のものを使用するこ
とができる。また、中間転写媒体フィルム1から画像が
転写形成されるため、カード状被転写体8の染着性の有
無は特に影響されることはない。
受容層4とEB樹脂層3とが転写される本発明のカード
状被転写体8の材質としては、塩化ビニル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合
体樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等のように、
通常カード等に使用されている材質のものを使用するこ
とができる。また、中間転写媒体フィルム1から画像が
転写形成されるため、カード状被転写体8の染着性の有
無は特に影響されることはない。
【0051】なお、カード状被転写体以外の被転写体の
表面にも、本発明の中間転写媒体フィルムを用いて、耐
久性に優れた画像を一度の操作で転写形成することがで
きることは言うまでもない。例えば、本発明の中間転写
媒体フィルムを用いて、容器や置物等の立体的な被転写
体の曲面状の表面等に、耐久性に優れた画像を簡便に形
成することができる。
表面にも、本発明の中間転写媒体フィルムを用いて、耐
久性に優れた画像を一度の操作で転写形成することがで
きることは言うまでもない。例えば、本発明の中間転写
媒体フィルムを用いて、容器や置物等の立体的な被転写
体の曲面状の表面等に、耐久性に優れた画像を簡便に形
成することができる。
【0052】また、IDカード等に顔写真を形成するよ
うに、個々の末端需要者がカード一枚毎に異なる画像を
形成する必要がある場合に、本発明の中間転写媒体フィ
ルムは、極めて便利に使用される。例えば、銀行等で作
製するキャッシュカード、企業等で作製する社員用ID
カード、カード会社等で作製するクレジットカード等に
おいて、一度の操作で画像と保護層とがカード等の被転
写体上に転写形成されるため、耐久性に優れたカード状
印画物等を容易に形成することができる。
うに、個々の末端需要者がカード一枚毎に異なる画像を
形成する必要がある場合に、本発明の中間転写媒体フィ
ルムは、極めて便利に使用される。例えば、銀行等で作
製するキャッシュカード、企業等で作製する社員用ID
カード、カード会社等で作製するクレジットカード等に
おいて、一度の操作で画像と保護層とがカード等の被転
写体上に転写形成されるため、耐久性に優れたカード状
印画物等を容易に形成することができる。
【0053】
【実施例】以下に、本発明の中間転写媒体フィルム1を
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0054】基材フィルム2として12μmの厚さのP
ET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(東レ株
式会社製、12F65K)を使用し、EB樹脂層3、紫
外線吸収層5、受容層4の順に形成して、中間転写媒体
フィルム1を得た。
ET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(東レ株
式会社製、12F65K)を使用し、EB樹脂層3、紫
外線吸収層5、受容層4の順に形成して、中間転写媒体
フィルム1を得た。
【0055】EB樹脂層3は、下記の組成で調製したイ
ンキを、固形分基準で5g/m2 の割合で基材フィルム
2上に塗工、乾燥して形成した。
ンキを、固形分基準で5g/m2 の割合で基材フィルム
2上に塗工、乾燥して形成した。
【0056】 EB樹脂層塗工液組成; ジペンタエリスリトールヘキサアクリルレート 40重量部 疎水性コロイダルシリカ 40重量部 ポリメチルメタクリレート 20重量部 ポリエチレンワックス 3重量部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 500重量部 紫外線吸収層5は、下記の組成で調製したインキを固形
分基準で1g/m2 の割合でEB樹脂層3上に塗工、乾
燥して形成した。
分基準で1g/m2 の割合でEB樹脂層3上に塗工、乾
燥して形成した。
【0057】 紫外線吸収層塗工液組成; 反応性紫外線吸収剤を反応結合した共重合樹脂 20重量部 (UVA−633L、BASFジャパン製) メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 80重量部 次に、EB樹脂層3を硬化させるため、電子線照射装置
(日新ハイボルテージ社製)を用いて、180KVおよ
び5Mradの条件で電子線を照射した。
(日新ハイボルテージ社製)を用いて、180KVおよ
び5Mradの条件で電子線を照射した。
【0058】受容層4は、紫外線吸収層5上に下記組成
のインキを固形分基準で2g/m2の割合で紫外線吸収
層5の上に塗工、乾燥して形成した。
のインキを固形分基準で2g/m2の割合で紫外線吸収
層5の上に塗工、乾燥して形成した。
【0059】 受容層塗工液組成; 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合 20重量部 (1000ALK、電気化学工業製) エポキシ変性シリコーン(KP1800-U、信越化学工業製) 1重量部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 80重量部 こうして得られた中間転写媒体フィルム1に、熱転写シ
ートから画像を熱転写した。画像が形成された中間熱転
写媒体フィルム1をさらにカード状被転写体8に転写し
て、カード状印画物12を得た。得られたカード状印画
物12は、耐久性に優れ、その画像は鮮明であった。
ートから画像を熱転写した。画像が形成された中間熱転
写媒体フィルム1をさらにカード状被転写体8に転写し
て、カード状印画物12を得た。得られたカード状印画
物12は、耐久性に優れ、その画像は鮮明であった。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜6の中
間転写媒体フィルムによれば、少なくとも画像の耐久性
を向上させる電離放射線硬化樹脂と、画像が形成された
受容層とを同時に被転写体上に転写することができるた
め、耐久性に優れる画像を一度の転写で簡便に形成する
ことができる。紫外線吸収層または帯電防止層をさらに
設けて、他の層と同時に被転写体上に転写形成すること
により、紫外線による画像の劣化の防止、帯電によるチ
リやほこりの付着の防止ができるため、受容層上および
転写形成後の被転写体上に鮮明な画像を簡便に形成する
ことができる。また、受容層に離型剤を含有させること
によって、染料層を有する熱転写シートと中間転写媒体
フィルムの受容層との融着を防止することができるた
め、鮮明な画像を受容層に形成することができる。ま
た、検知マークを設けることにより、転写形成すべき位
置に、正確に画像を形成することができる。このため、
この中間転写媒体フィルムは、一度の転写により画像が
鮮明で耐久性に優れたIDカード等を作製することがで
きるので好適である。
間転写媒体フィルムによれば、少なくとも画像の耐久性
を向上させる電離放射線硬化樹脂と、画像が形成された
受容層とを同時に被転写体上に転写することができるた
め、耐久性に優れる画像を一度の転写で簡便に形成する
ことができる。紫外線吸収層または帯電防止層をさらに
設けて、他の層と同時に被転写体上に転写形成すること
により、紫外線による画像の劣化の防止、帯電によるチ
リやほこりの付着の防止ができるため、受容層上および
転写形成後の被転写体上に鮮明な画像を簡便に形成する
ことができる。また、受容層に離型剤を含有させること
によって、染料層を有する熱転写シートと中間転写媒体
フィルムの受容層との融着を防止することができるた
め、鮮明な画像を受容層に形成することができる。ま
た、検知マークを設けることにより、転写形成すべき位
置に、正確に画像を形成することができる。このため、
この中間転写媒体フィルムは、一度の転写により画像が
鮮明で耐久性に優れたIDカード等を作製することがで
きるので好適である。
【0061】請求項7および請求項8のカード状印画物
によれば、少なくとも画像の耐久性を向上させる電離放
射線硬化樹脂と画像が形成された受容層とを同時に被転
写体上に転写できるため、画像が鮮明で耐久性に優れた
カード状印画物を簡便に得ることができる。また、その
材質が染料の染着性に乏しい樹脂または転写形成時の熱
により融着し易い樹脂であっても、画像や耐久性に優れ
たカード状印画物を得ることができる。
によれば、少なくとも画像の耐久性を向上させる電離放
射線硬化樹脂と画像が形成された受容層とを同時に被転
写体上に転写できるため、画像が鮮明で耐久性に優れた
カード状印画物を簡便に得ることができる。また、その
材質が染料の染着性に乏しい樹脂または転写形成時の熱
により融着し易い樹脂であっても、画像や耐久性に優れ
たカード状印画物を得ることができる。
【図1】本発明の中間転写媒体フィルムの一例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】中間転写媒体フィルムから形成された本発明の
カード状印画物の一例を示す断面図である。
カード状印画物の一例を示す断面図である。
1 中間転写媒体フィルム 2 基材フィルム 3、11 電離放射線硬化樹脂層 4、10 受容層 5 紫外線吸収層 6 帯電防止層 7 検知マーク 8 カード状被転写体 9 画像 12 カード状印画物
Claims (8)
- 【請求項1】 あらかじめ画像を形成した受容層を被転
写体の表面に転写するための受容層転写シートであっ
て、基材フィルムと、前記基材フィルム上に剥離可能に
設けられた電離放射線硬化樹脂層と、前記電離放射線硬
化樹脂層上に設けられた受容層とを少なくとも備え、前
記受容層が前記電離放射線硬化樹脂層とともに転写され
ることを特徴とする受容層転写シート。 - 【請求項2】 前記受容層とともに被転写体の表面に転
写される紫外線吸収層をさらに備えている請求項1に記
載の受容層転写シート。 - 【請求項3】 前記受容層とともに被転写体の表面に転
写される帯電防止層をさらに備えている請求項1に記載
の受容層転写シート。 - 【請求項4】 前記受容層に、受容層用バインダー樹脂
量に対して0.5〜20重量%の範囲の離型剤が含有さ
れている請求項1に記載の受容層転写シート。 - 【請求項5】 転写を行うために受容層転写シートの位
置合わせまたは種類識別を行う検知マークが設けられて
いる請求項1に記載の受容層転写シート。 - 【請求項6】 IDカードの作製に使用される請求項1
乃至5の何れかに記載の受容層転写シート。 - 【請求項7】 基材フィルムと、前記基材フィルム上に
剥離可能に設けられた電離放射線硬化樹脂層と、前記電
離放射線硬化樹脂層上に設けられた受容層とを少なくと
も備えた受像層転写シートの受容層に、昇華熱転写法に
よって画像を形成した後、前記受容層を前記電離放射線
硬化樹脂層とともにカード状被転写体の表面に熱転写す
ることによって形成されたカード状印画物。 - 【請求項8】 前記カード状被転写体の材質が、塩化ビ
ニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン共重合体樹脂、アクリロニトリル
−スチレン共重合体樹脂、ポリエチレンテレフタレート
樹脂の何れかである請求項7に記載のカード状印画物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12703897A JPH10315639A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 受容層転写シートおよびカード状印画物 |
US09/079,939 US6001771A (en) | 1997-05-16 | 1998-05-15 | Receptor layer transfer sheet and card-shaped printed product |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12703897A JPH10315639A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 受容層転写シートおよびカード状印画物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10315639A true JPH10315639A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14950108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12703897A Pending JPH10315639A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 受容層転写シートおよびカード状印画物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6001771A (ja) |
JP (1) | JPH10315639A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000211260A (ja) * | 1999-01-21 | 2000-08-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 退色防止印刷物 |
JP2008213428A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-18 | Taika:Kk | 精密位置決め可能な液圧転写方法並びにその装置並びに精密位置決め可能な液圧転写フィルム |
JP2009083139A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 中間転写記録媒体 |
JP2016064505A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-28 | 大日本印刷株式会社 | 保護層転写シート、及び中間転写媒体 |
WO2016152918A1 (ja) * | 2015-03-23 | 2016-09-29 | 大日本印刷株式会社 | 転写箔 |
US10493730B2 (en) | 2015-03-23 | 2019-12-03 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Transfer film |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6368684B1 (en) * | 1998-08-28 | 2002-04-09 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Fluorescent latent image transfer film, fluorescent latent image transfer method using the same, and security pattern formed matter |
US6153517A (en) * | 1999-03-12 | 2000-11-28 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company | Low resistance poly landing pad |
JP3664476B2 (ja) | 2000-03-30 | 2005-06-29 | 日本製紙株式会社 | インクジェット記録用記録媒体 |
US6979141B2 (en) * | 2001-03-05 | 2005-12-27 | Fargo Electronics, Inc. | Identification cards, protective coatings, films, and methods for forming the same |
US20030107639A1 (en) * | 2001-12-11 | 2003-06-12 | Gary Field | Process for printing a fluorescent security feature on identification cards and cards produced therefrom |
US6734887B2 (en) * | 2001-12-11 | 2004-05-11 | Zih Corp. | Process for printing a metallic security feature on identification cards and cards produced therefrom |
US6929413B2 (en) * | 2001-12-11 | 2005-08-16 | Zebra Atlantek, Inc. | Printer driver log security verification for identification cards |
US6540345B1 (en) | 2002-03-12 | 2003-04-01 | Sawgrass Systems, Inc. | Transfer printing process |
WO2005005152A2 (en) * | 2003-06-13 | 2005-01-20 | Fargo Electronics, Inc. | Identification cards, protective coatings and films |
US7383999B2 (en) * | 2004-12-28 | 2008-06-10 | Digimarc Corporation | ID document structure with pattern coating providing variable security features |
US20070031617A1 (en) * | 2005-01-07 | 2007-02-08 | Zih Corporation | Thermal transfer media with protective patch and adhering receptive layer and method of using the same |
JP6305675B2 (ja) * | 2012-03-19 | 2018-04-04 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 転写フィルム及び転写方法 |
US20140008585A1 (en) * | 2012-07-08 | 2014-01-09 | Xerox Corporation | Sulfonated poly(ether ether ketone) intermediate transfer members |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5060981A (en) * | 1989-09-19 | 1991-10-29 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Transparent overlay for protecting a document from tampering |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP12703897A patent/JPH10315639A/ja active Pending
-
1998
- 1998-05-15 US US09/079,939 patent/US6001771A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000211260A (ja) * | 1999-01-21 | 2000-08-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 退色防止印刷物 |
JP2008213428A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-18 | Taika:Kk | 精密位置決め可能な液圧転写方法並びにその装置並びに精密位置決め可能な液圧転写フィルム |
JP2009083139A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 中間転写記録媒体 |
JP2016064505A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-28 | 大日本印刷株式会社 | 保護層転写シート、及び中間転写媒体 |
WO2016152918A1 (ja) * | 2015-03-23 | 2016-09-29 | 大日本印刷株式会社 | 転写箔 |
US10493730B2 (en) | 2015-03-23 | 2019-12-03 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Transfer film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6001771A (en) | 1999-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10315639A (ja) | 受容層転写シートおよびカード状印画物 | |
EP1125762B1 (en) | Card | |
EP0982149B1 (en) | Fluorescent latent image transfer film, transfer method using the same, and security pattern formed matter | |
JP2605185B2 (ja) | 画像記録体およびその製造方法 | |
US7033974B2 (en) | Thermal transfer sheet | |
JP2004122756A (ja) | 保護層熱転写シートおよびマット調印画物 | |
JP3963555B2 (ja) | 接着層転写シートおよび印画物 | |
US6468379B1 (en) | Thermal transfer recording medium and image forming method | |
JP3840351B2 (ja) | 蛍光潜像転写方法及びセキュリティパターン形成体 | |
JPH10297122A (ja) | 中間転写シート | |
US6709542B1 (en) | Thermal transfer recording medium, image-forming method and image-bearing body | |
JP4138082B2 (ja) | 中間転写記録媒体および印画物 | |
JP3395090B2 (ja) | 保護層転写シート及び印画物 | |
JP3707741B2 (ja) | Idカードおよびその作成方法 | |
JP2007223045A (ja) | 熱転写シート及びそれを用いた画像形成物 | |
JP2000071632A (ja) | 蛍光潜像転写フィルム | |
GB2309538A (en) | Thermal transfer sheet for double-sided transfer printing | |
JP4391044B2 (ja) | 中間転写記録媒体及び印画物 | |
JPH0345391A (ja) | 熱転写カバーフイルム | |
JP3701342B2 (ja) | 保護層転写フィルム及び印画物 | |
JPH07304275A (ja) | 保護層転写フィルム及び印字物 | |
JP2002144777A (ja) | 画像付きカード | |
JP2007083466A (ja) | ホログラム付き中間転写記録媒体 | |
JPH08230338A (ja) | 保護層転写フィルム及び印画物 | |
JP2002254793A (ja) | 保護層転写フィルム、保護層転写方法及びそれによって得られる記録物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050830 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051227 |