JP6706430B2 - シール型熱転写受像シートおよび印画物の製造方法 - Google Patents
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Description
離型シート部と、前記離型シート部側から粘着剤層、基材層、プライマー層、および受容層をこの順に備えるシール部とを備え、前記離型シート部から前記シール部が剥離可能に設けられたシール型熱転写受像シートであって、
前記熱転写受像シートの光沢度が80%以上であり、ヘイズ値が10%以下であるシール型熱転写受像シートが提供される。
上記の熱転写受像シートと、熱拡散性色素を含有する熱転写インクシートとを重ね合わせて、前記熱転写インクシートが含有する熱拡散性色素を、前記シール型熱転写受像シートの受容層上に転写して、画像を形成することにより印画物を製造する方法であって、
印画後のシール型転写受像シートのヘイズ値が、印画前のシール型転写受像シートのヘイズ値に比べて、少なくとも10%以上大きい値を示す、印画物の製造方法が提供される。
本発明のシール型熱転写受像シートは、離型シート部と、離型シート部側から粘着剤層、基材層、プライマー層、および受容層をこの順に備えるシール部とを備え、離型シート部からシール部が剥離可能に設けられたものである。
本発明のシール型熱転写受像シートを構成する離型シート部は、シール部側から離型層およびシート基材層を備えることが好ましく、シート基材層の離型層と反対側の面に裏面層をさらに備えてもよい。なお、シート基材層が離型性に優れる場合には、離型層を設けなくてもよい。
離型シート部を構成するシート基材層の材料は、特に限定されず、従来公知の材料を適宜選択して用いることができる。シート基材層としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の耐熱性の高いポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン誘導体、ポリアミド、ポリメチルペンテン等のプラスチックの延伸または未延伸フィルムや、上質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、板紙、エマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、セルロース繊維紙等を挙げることができる。
離型シート部を構成する離型層は、離型シート部からのシール部の剥離性を向上させるために設けられるものである。離型層を形成する樹脂としては、例えば、ワックス類、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、フッ素樹脂、フッ素変性樹脂、ポリビニルアルコール、アクリル樹脂、熱架橋性エポキシ−アミノ樹脂及び熱架橋性アルキッド−アミノ樹脂等が挙げられる。また、離型層は、1種の樹脂からなるものであってもよく、2種以上の樹脂からなるものであってもよい。また離型層は、離型性樹脂に加えイソシアネート化合物等の架橋剤、錫系触媒、アルミニウム系触媒等の触媒を用いて形成することとしてもよい。
離型シート部を構成する裏面層としては、例えば、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ハロゲン化ポリマー等の樹脂中に、添加剤として、ナイロンフィラー、アクリル系フィラー、ポリアミド系フィラー、フッ素系フィラー、ポリエチレンワックス、アミノ酸系粉体等の有機系フィラー、二酸化珪素や金属酸化物等の無機フィラーを加えたもの等を使用することができる。またこれらの樹脂をイソシアネート化合物やキレート化合物等の硬化剤により硬化したものを使用することもできる。裏面層の厚みは、特に限定されないが、好ましくは0.1μm〜5μmであり、より好ましくは0.5μm〜3μmである。
本発明のシール型熱転写受像シートを構成するシール部は、少なくとも上記離型シート部側から粘着剤層、基材層、プライマー層、および受容層をこの順に備えるものであり、裏側基材層と表側基材層との間に接着層をさらに備えてもよい。
シール部を構成する粘着剤層は、離型シート部からのシール部の剥離性を向上させるために設けられるものである。粘着剤層としては、特に限定されず、従来公知の溶剤系や水系の粘着剤を用いることができる。粘着剤としては、例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル−アクリル共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタン樹脂や、天然ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴムなどが挙げられる。
シール部を構成する基材層は、サーマルヘッドから受容層に加えられた熱の損失を防止する役割と、粘着剤層および受容層を支持する支持体としての役割を果たすものである。基材層は、粘着剤層側から裏側基材層と表側基材層とを備えることが好ましく、裏側基材層と表側基材層との間に接着層をさらに備えてもよい。
裏側基材層は、樹脂層であり、熱転写による画像形成時に加えられた熱が、基材等への伝熱によって損失されることを防止できる断熱性を有するものであることが好ましい。裏側基材層の厚みは、このような機能や生産工程上の観点から、好ましくは10μm以上100以下であり、より好ましくは20μm以上80μm以下である。
接着層は、裏側基材層と表側基材層とを接着する機能を有するものであれば特に限定されない。例えば、接着層に用いる接着剤成分としては、例えば、ウレタン系樹脂、α−オレフィン−無水マレイン酸樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等を挙げることができる。中でもアクリル系樹脂の反応型のものや、変成したもの等を好ましく使用することができる。また、接着剤は硬化剤を用いて硬化させると、接着力も向上し、耐熱性も上がるため好ましい。硬化剤としては、イソシアネート化合物が一般的であるが、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、酸無水物等を使用することができる。
表側基材層は、非多孔質樹脂層であり、熱転写時には熱が加えられるため、加熱された状態でも取り扱い上支障のない程度の機械的強度を有する材料であることが好ましい。表側基材層の厚みは、このような機能や生産工程上の観点から、好ましくは10μm以上50μm以下であり、より好ましくは20μm以上40μm以下である。
シール部を構成するプライマー層は、基材層と受容層の間に設けられるものであり、基材層と受容層の接着性、帯電防止性、およびカール防止性等の付与を目的とするものである。
熱転写受像シートの受容層は、熱転写インクシートから移行してくる昇華染料を受容し、形成された画像を維持するためのものである。受容層を形成するための樹脂としては、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、およびエポキシ樹脂等が挙げられる。
本発明のシール型熱転写受像シートと共に用いる熱転写インクシートは、基材シートの一方の面に熱転写性色材層が設けられており、基材シートの他方の面に耐熱滑性層が設けられている層構成を有するものがよい。以下、熱転写インクシートを構成する各層について説明する。
熱転写インクシートを構成する基材シートの材料は、従来公知のものを使用することができ、また、それ以外のものであっても、ある程度の耐熱性と強度とを有していれば使用することができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリイミド、ナイロン、酢酸セルロース、アイオノマー等の樹脂フィルム、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類、不織布等が挙げられる。これらを単独で使用してもよいし、これらを任意に組み合わせた積層体を使用してもよい。これらの中でも、薄膜化可能で安価な汎用性プラスチックであるポリエチレンテレフタレートが好ましい。
熱転写インクシートは、基材シートの一方の面に熱転写性色材層が設けられている。熱転写インクシートが昇華型熱転写インクシートの場合には、熱転写性色材層として昇華性染料を含有する層を形成し、熱溶融型熱転写インクシートの場合には、着色剤を含む熱溶融組成物からなる熱溶融性のインクを含有する層を形成する。なお、昇華性染料を含有する層領域と、着色剤を含む熱溶融組成物からなる熱溶融性のインクを含有する層領域と、を連続した1枚の基材シート上に面順次に設けてもよい。
熱転写インクシートは、熱転写性色材層と同一面側に面順次で保護層を設けてもよい。熱転写受像シートに色材を転写した後、この保護層を転写して画像を被覆することにより、画像を光、ガス、液体、擦過等から保護することができる。保護層として接着層、剥離層、または、下引き層等のその他の層を設けてなるものであってもよい。
耐熱滑性層は、主に耐熱性樹脂からなるものである。耐熱性樹脂としては、特に限定されず、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、アクリルポリオール、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンまたはエポキシのプレポリマー、ニトロセルロース樹脂、セルロースナイトレート樹脂、セルロースアセテートプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、セルロースアセテート−ヒドロジエンフタレート樹脂、酢酸セルロース樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、および塩素化ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。
本発明の熱転写受像シートを用いる印画物の製造方法においては、シール型熱転写受像シートと、熱拡散性色素を含有する熱転写インクシートとを重ね合わせて、記録信号に応じて加熱することにより、該熱転写インクシートが含有する熱拡散性色素を、該シール型熱転写受像シートの受容層上に転写することにより画像を形成して、印画物を製造することできる。本発明においては、上記のシール型熱転写受像シートを用いることで、印画後のシール型熱転写受像シートのヘイズ値が、印画前のシール型熱転写受像シートに比べて、少なくとも10%以上、好ましくは12%以上、より好ましくは15%以上大きい値を示し、その結果、画像表現性(透明感や立体感)に優れた印画物を製造することができる。
裏側基材層としてミクロボイドを有するポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み75μm、東洋紡績(株)製、商品名:クリスパーフィルム)と、表側基材層として非多孔質ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み25μm、東レ(株)製、商品名:ルミラー)とをドライラミネーションを用いて積層した。続いて、表側基材層上に、下記組成のプライマー層用塗工液1を、乾燥時1.0μmの厚さとなるように塗工して、導電性プライマー層を形成した。次に、該プライマー層上に、下記組成の受容層用塗工液を、乾燥時4.0μmの厚さとなるように塗工して、受容層を形成し、裏側基材層/接着層/表側基材層/プライマー層/受容層がこの順で積層された積層体Aを得た。
・導電性合成層状ケイ酸塩(ラポナイトJS、ウイルバー・エリス(株)10質量部
・ポリエステル樹脂(ポリエスターWR905、日本合成化学(株)) 10質量部
・水 80質量部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(#1000A 電気化学工業(株))12質量部
・エポキシ変性シリコーン(X−22−3000T 信越化学工業(株))
0.8質量部
・アミノ変性シリコーン(X−22−1660B−3 信越化学工業(株))
0.24質量部
・トルエン 30質量部
・メチルエチルケトン 30質量部
・付加重合剤シリコーン(KS847H 信越化学工業(株) 100質量部
・トルエン 200質量部
・アクリル系共重合体(SKダイン1310L 綜研化学(株)) 48質量部
・エポキシ樹脂(硬化剤E−AX 綜研化学(株)) 0.36質量部
・酢酸エチル 51.64質量部
表側基材層として非多孔質ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み38μm、東レ(株)製、商品名:ルミラー)を用いた以外は、実施例1と同様にして、シール型熱転写受像シートを作製した。
裏側基材層として非多孔質ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み75μm、東レ(株)製、商品名:ルミラー)を用いた以外は、実施例1と同様にして、シール型熱転写受像シートを作製した。
裏側基材層として非多孔質ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み25μm、東レ(株)製、商品名:ルミラー)を用い、かつ表側基材層としてミクロボイドを有するポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み75μm、東洋紡績(株)製、商品名:クリスパーフィルム)を用い、さらにプライマー層用塗工液1を下記プライマー層用塗工液2に変更した以外は、実施例1と同様にして、シール型熱転写受像シートを作製した。
・ウレタン系樹脂 14質量部
・酸化チタン 28質量部
・トルエン 13質量部
・メチルエチルケトン 34質量部
・イソプロピルアルコール 11質量部
裏側基材層として非多孔質ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み25μm、東レ(株)製、商品名:ルミラー)を用い、かつ表側基材層としてミクロボイドを有するポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み75μm、東洋紡績(株)製、商品名:クリスパーフィルム)を用いた以外は、実施例1と同様にして、シール型熱転写受像シートを作製した。
プライマー層用塗工液1を上記プライマー層用塗工液2に変更した以外は、実施例1と同様にして、シール型熱転写受像シートを作製した。
裏側基材層として非多孔質ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み75μm、東レ(株)製、商品名:ルミラー)を用い、かつ表側基材層としてミクロボイドを有するポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み30μm、東洋紡績(株)製、商品名:クリスパーフィルム)を用いた以外は、実施例1と同様にして、シール型熱転写受像シートを作製した。
上記の実施例および比較例で作製したシール型熱転写受像シートについて、(1)光沢度・ヘイズ値の測定、(2)印画物の画像表現性評価、および(3)さばき性の評価を行った。
上記で作製したシール型熱転写受像シートと、プリンター(CP9650系)とを使用して、印画パターンを128階調で印画物を作製した。印画前および印画後のシール型熱転写受像シートについて、それぞれヘイズメーター(東洋精機製作所(株)製、型番:マイクロヘイズプラス、測定角度:20°)を用いて、光沢度はJIS Z 8741:1997、ヘイズ値はDIN EN ISO 13803に準拠した条件で、MD方向とTD方向のそれぞれで光沢度およびヘイズ値を測定した。
上記(1)で作製した印画物を下記の評価基準に基づき目視評価を行った。
[評価基準]
◎:印画物の画像は、透明感に優れ、かつ奥行きがあって立体感に非常に優れていた。
○:印画物の画像は、透明感に優れ、かつ奥行きがあって立体感に優れていた。
×:揃えることができず、さばき性が不良であった。
上記で作製したシール型熱転写受像シートを使用して、昇華転写型プリントシステム「Print Center((株)DNPフォトルシオ製)」にて自然画を100枚印画し、印画物の揃えやすさを官能評価した。
[評価基準]
○:容易に揃えることができ、さばき性が良好であった。
△:揃えることができ、さばき性が通常であった。
×:揃えることができず、さばき性が不良であった。
11、29 離型シート部
12、23 粘着剤層
13 基材層
14 プライマー層
15、28 受容層
16、30 シール部
21 シート基材層
22 離型層
24 裏側基材層
25 接着層
26 表側基材層
27 導電性プライマー層
Claims (10)
- 離型シート部と、前記離型シート部側から粘着剤層、基材層、プライマー層、および受容層をこの順に備えるシール部とを備え、前記離型シート部から前記シール部が剥離可能に設けられたシール型熱転写受像シートであって、
前記熱転写受像シートの前記受容層面から測定された光沢度が80%以上であり、前記受容層面から測定されたヘイズ値が10%以下である、シール型熱転写受像シート。 - 前記基材層が、粘着剤層側から裏側基材層および表側基材層を備え、前記裏側基材層が樹脂層であり、前記表側基材層が非多孔質樹脂層である、請求項1に記載のシール型熱転写受像シート。
- 前記表側基材層が、非多孔質ポリエステル樹脂層である、請求項2に記載のシール型熱転写受像シート。
- 前記表側基材層が、10μm以上50μm以下の厚さを有する、請求項2または3に記載のシール型熱転写受像シート。
- 前記裏側基材層が、多孔質ポリエステル樹脂層である、請求項2〜4のいずれか一項に記載のシール型熱転写受像シート。
- 前記裏側基材層が、10μm以上100μm以下厚さを有する、請求項2〜5のいずれか一項に記載のシール型熱転写受像シート。
- 前記裏側基材層と前記表側基材層との間に接着層をさらに備える、請求項2〜6のいずれか一項に記載のシール型熱転写受像シート。
- 前記離型シート部が、前記シール部側から離型層およびシート基材層をこの順に備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載のシール型熱転写受像シート。
- 前記プライマー層が、導電性プライマー層である、請求項1〜8のいずれか一項に記載のシール型熱転写受像シート。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載のシール型熱転写受像シートと、熱拡散性色素を含有する熱転写インクシートとを重ね合わせて、前記熱転写インクシートが含有する熱拡散性色素を、前記シール型熱転写受像シートの受容層上に転写して、画像を形成することにより印画物を製造する方法であって、
128諧調の印画パターンを印画後のシール型転写受像シートの前記受容層面から測定されたヘイズ値が、印画前のシール型転写受像シートの前記受容層面から測定されたヘイズ値に比べて、少なくとも10%以上大きい値を示す、印画物の製造方法。
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