JPH07227958A

JPH07227958A - 印刷機のインキ供給量制御方法および装置

Info

Publication number: JPH07227958A
Application number: JP6041767A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Toyama; 克己遠山
Original assignee: Komori Corp
Current assignee: Komori Corp
Priority date: 1994-02-17
Filing date: 1994-02-17
Publication date: 1995-08-29
Also published as: DE69500704D1; EP0668162A1; ATE158233T1; EP0668162B1; DE69500704T2; US5524542A

Abstract

(57)【要約】【目的】印刷スピードが高速になっても印刷濃度の安
定化を図り得るものとする。色合わせ時間を短縮し、損
紙枚数を減少させる。【構成】ツボキーの開度Ｓ₀₁〜Ｓ_0n（初期値）を読み
出す。現在の印刷スピードＶ_xに応じたツボキーレシオ
設定値α_(Vx)を第１のテーブルＩ（図３参照）より読み
出す。初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに応ずる加算比率β_{(S01 )}〜β
_{(S0n )}を第２のテーブルII（図４参照）より読み出す。
ツボキーレシオ設定値α_(Vx)に加算比率β_{(S01 )}〜β
_{(S0n )}を乗じて修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nを求め、この修正
量ΔＳ₁〜ΔＳ_nを初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに加算して修正値
Ｓ₁’〜Ｓ_n’を求める。この修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’に
合致するようにツボキーの開度Ｓ₁〜Ｓ_n（現在値）を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、印刷機のインキ供給
量を制御する方法および装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、この種のインキ供給量制御方
法として、例えば、刷版面の複数に分割されたゾーン各
々の絵柄面積を測定し、この刷版面の各ゾーン毎の絵柄
面積を平均して平均絵柄面積を求め、この平均絵柄面積
に応じてツボロールの回転速度Ｔｓを定めると共に、ゾ
ーン各々の絵柄面積に基づいて各ゾーン毎のツボキーの
開度Ｓ₀₁〜Ｓ_0nを求め、この求めた回転速度Ｔｓおよび
開度Ｓ₀₁〜Ｓ_0nを初期値として、インキ供給量の制御を
行うようにしている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインキ供給量制御方法では、インキの濃度を本
機回転数（印刷スピード）Ｖ_xに合わせて調整（色合わ
せ）しようとする時、ツボロールの回転速度Ｔｓ等を変
化させることで対応しているが、印刷スピードＶ_xの高
速化に伴ってツボロールの回転速度Ｔｓも高くなり、こ
の手法では濃度を保つことが難しくなってきた。これ
は、インキ攪拌熱によるツボロールの膨張、また呼び出
しロールのダンピング時のはね上がりによる接触面積の
低下など様々な要因によるものと考えられる。その他に
も、ツボキーの開度の小さい所では、ツボロールの回転
速度Ｔｓを上昇させて行くと、ツボキーとツボロールと
のすきま部での流動抵抗が増大し、インキが出にくくな
るとも考えられる。その為、輪転印刷機では、ツボロー
ルの回転速度Ｔｓをアップすると、ツボキーの開度が大
きい場所ではぐんぐん濃度が濃くなり、ツボキーの開度
が小さい場所ではかえって濃度が薄くなる。また、ツボ
ロールの回転速度Ｔｓを変えることで濃度を調整しよう
とした場合、色合わせ時間の長期化が免れず、損紙枚数
も多くなる。また、呼び出しロールの動きを速くした
り、ツボロールのスピードをアップすることにより、機
械部品の耐久性低下，電気部品のオーバロード等の問題
も生ずる。

【０００４】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、印刷スピー
ドが高速になっても印刷濃度の安定化を図ることがで
き、また色合わせ時間を短縮し、損紙枚数を減少させる
ことが可能で、機械部品の耐久性低下，電気部品のオー
バロード等の問題の生じる虞れのないインキ供給量制御
方法および装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、その第１発明（請求項１に係る発明）および
第２発明（請求項２に係る発明）は、刷版面の複数に分
割されたゾーン各々の絵柄面積に応ずる値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nを
初期値として読み出し、この読み出した初期値Ｓ₀₁〜Ｓ
_0nおよび現在の印刷スピードＶ_xに基づいて修正量ΔＳ
₁〜ΔＳ_nを求め、この修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nで初期値
Ｓ₀₁〜Ｓ_0nを修正して修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’を求め、こ
の修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’に基づいて各ゾーン毎のツボキ
ーの開度Ｓ₁〜Ｓ_nを制御するようにしたものである。
また、その第３発明（請求項３に係る発明）および第４
発明（請求項４に係る発明）は、印刷スピードＶ_xとツ
ボキーレシオ設定値αとの関係を示す第１のテーブルお
よびツボキーの開度Ｓ₀と加算比率βとの関係を示す第
２のテーブルを準備したうえ、刷版面の複数に分割され
たゾーン各々の絵柄面積に応ずる値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nを各ゾー
ン毎のツボキーの開度Ｓ₁〜Ｓ_nの初期値として読み出
し、この読み出した初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに応ずる加算比率
β_{(S01 )}〜β_{(S0n )}を第２のテーブルより読み出すと共
に、現在の印刷スピードＶ_xに応じたツボキーレシオ設
定値α_(Vx)を第１のテーブルより読み出し、この読み出
したツボキーレシオ設定値α_(Vx)に加算比率β_{(S01 )}〜
β_{(S0n )}を乗じて修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nを求め、この修
正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nを初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに加算して修正
値Ｓ₁’〜Ｓ_n’を求め、この修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’に
合致するようにツボキーの開度Ｓ₁〜Ｓ_nを制御するよ
うにしたものである。

【０００６】

【作用】したがってこの発明によれば、その第１および
第２発明では、各ゾーン毎の絵柄面積に応ずる値Ｓ₀₁〜
Ｓ_0nが初期値として読み出され、この読み出された初期
値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nおよび現在の印刷スピードＶ_xに基づいて
修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nが求められ、この修正量ΔＳ₁〜
ΔＳ_nで初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nが修正されて修正値Ｓ₁’〜
Ｓ_n’が求められ、この修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’に基づい
て各ゾーン毎のツボキーの開度Ｓ₁〜Ｓ_nが制御され
る。また、その第３および第４発明では、各ゾーン毎の
絵柄面積に応ずる値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nが各ゾーン毎のツボキー
の開度Ｓ₁〜Ｓ_nの初期値として読み出され、この読み
出された初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに応ずる加算比率β_{(S01 )}〜
β_{(S0n )}が第２のテーブルより読み出され、また現在の
印刷スピードＶ_xに応じたツボキーレシオ設定値α_(Vx)
が第１のテーブルより読み出され、この読み出されたツ
ボキーレシオ設定値α_(Vx)に加算比率β_{(S01 )}〜β
_{(S0n )}を乗じて修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nが求められ、この
修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nが初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに加算されて
修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’が求められ、この修正値Ｓ₁’〜
Ｓ_n’に合致するように各ゾーン毎のツボキーの開度Ｓ
₁〜Ｓ_nが制御される。

【０００７】

【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図２はこの発明を適用してなるインキ供給量制御装
置を示すブロック図である。同図において、１はＣＰ
Ｕ、２は各ツボキー毎に設けられたツボキーモータ、３
は各ツボキー毎に設けられそのツボキーの開度を検出す
るためのツボキー開度検出器、４はキーボード、５は各
種スイッチ群、６は各種ランプ群、７は本機のスピード
（印刷スピード）Ｖ_xを検出するための機械回転数検出
器、８は磁気カード、９は磁気ディスク、１０はツボキ
ー開度制御装置である。

【０００８】このインキ供給量制御装置において、ＣＰ
Ｕ１は、印刷スピードＶ_xとツボキーレシオ設定値αと
の関係を示す第１のテーブル（図３参照）Ｉ、およびツ
ボキーの開度（初期値）Ｓ₀と加算比率βとの関係を示
す第２のテーブル（図４参照）IIを読み出す（図１に示
すステップ１０１，１０２）。第１のテーブルＩおよび
第２のテーブルIIは、すなわちα_(Vx)パターンおよびβ
_(S0)パターンは、磁気ディスク９に予め設定されてい
る。尚、各パターンは、キーボード４より変更可能なも
のとする。また、変更したパターンは、再度、磁気ディ
スク９へ設定し直すことが可能なものとする。

【０００９】次に、ＣＰＵ１は、ツボキーの開度Ｓ₀₁〜
Ｓ_0n（初期値）を読み出す（ステップ１０３）。初期値
Ｓ₀₁〜Ｓ_0nは磁気カード８に記憶されている。本実施例
においては、例えば、特開昭５８−２０１００８号公報
等で周知の絵柄面積測定装置を使用し、刷版面の複数に
分割されたゾーン各々の絵柄面積を測定し、この測定値
に応ずる値として各ゾーンと対応するツボキーの開度Ｓ
₀₁〜Ｓ_0nを求め、これを初期値として磁気カード８に記
憶させている。

【００１０】そして、ＣＰＵ１は、この読み出した初期
値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nをセット値Ｓ_b1〜Ｓ_bnとしたうえ（ステッ
プ１０４）、現在の印刷スピードＶ_xを検出する。そし
て、その検出した印刷スピードＶ_xが前回の印刷スピー
ドＶ_x-1と同じでない（Ｖ_x≠Ｖ_x-1）ことを確認のう
え（ステップ１０６）、ツボキーの開度Ｓ₁〜Ｓ_n（現
在値）を読み出す（ステップ１０７）。現在値Ｓ₁〜Ｓ
_nはツボキー開度検出器３を介してツボキー開度制御装
置１０へ与えられている。

【００１１】次に、ＣＰＵ１は、現在値Ｓ₁〜Ｓ_nとセ
ット値Ｓ_b1〜Ｓ_bnとを比較する（ステップ１０８）。こ
こで、現在値Ｓ₁〜Ｓ_nは、印刷開始前の制御によっ
て、初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに合わせ込まれているものとす
る。すなわち、この時、ステップ１０８では、Ｓ₁〜Ｓ
_n＝Ｓ_b1〜Ｓ_bnが成立しているものとする。これによ
り、ＣＰＵ１は、ステップ１０９での処理を実行する。

【００１２】ステップ１０９では、ステップ１０５で検
出した印刷スピードＶ_xに応じたツボキーレシオ設定値
α_(Vx)をテーブルＩより求め、また、ステップ１０３で
読み出した初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに応じた加算比率β_{(S01 )}
〜β_{(S0n )}をテーブルIIより求め、この求めたα_(Vx)お
よびβ_{(S01 )}〜β_{(S0n )}を下記（１−１）〜（１−ｎ）
式に代入して、ツボキーの修正開度（修正値）Ｓ₁’〜
Ｓ_n’を求める。すなわち、ツボキーレシオ設定値α
_(Vx)に加算比率β_{(S01 )}〜β_{(S0n )}を乗じて修正量ΔＳ
₁〜ΔＳ_nを求め、この修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nを初期値
Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに加算して修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’を求める。

【００１３】Ｓ₁’＝Ｓ₀₁＋α（Ｖ_x）・〔β_{(S01 )}／１００〕・・・（１−１）Ｓ₂’＝Ｓ₀₂＋α（Ｖ_x）・〔β_{(S02 )}／１００〕・・・（１−２）・・・Ｓ_n’＝Ｓ_0n＋α（Ｖ_x）・〔β_{(S0n )}／１００〕・・・（１−ｎ）

【００１４】そして、この修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’をセッ
トし（ステップ１１０）、現在値Ｓ₁〜Ｓ_nを修正値Ｓ
₁’〜Ｓ_n’に合わせ込む。そして、修正値Ｓ₁’〜Ｓ
_n’をセット値Ｓ_b1〜Ｓ_bnとし（ステップ１１１）、今
回の印刷スピードＶ_xを前回の印刷スピードＶ_x-1とし
（ステップ１１２）、印刷スピードＶ_xを再度検出する
（ステップ１０５）。そして、この検出した今回の印刷
スピードＶ_xと前回の印刷スピードＶ_x-1とを比較し
（ステップ１０６）、変化がなければステップ１１２へ
戻る。変化があれば、すなわちＶ_x≠Ｖ_x-1であれば、
現在値Ｓ₁〜Ｓ_nを読み出し（ステップ１０７）、この
読み出した現在値Ｓ₁〜Ｓ_nとステップ１１１でのセッ
ト値Ｓ_b1〜Ｓ_bnとを比較する（ステップ１０８）。

【００１５】この時、現在値Ｓ₁〜Ｓ_nは、先のステッ
プ１１０での処理によって、修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’に合
わせ込まれている。このため、ステップ１０８におい
て、Ｓ₁〜Ｓ_n＝Ｓ_b1〜Ｓ_bnが成立する。これにより、
ＣＰＵ１は、変化後の印刷スピードＶ_xに応じてテーブ
ルＩよりツボキーレシオ設定値α_(Vx)を求め、このツボ
キーレシオ設定値α_(Vx)に加算比率β_{(S01 )}〜β_{(S0n )}
を乗じて修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nを求め、この修正量ΔＳ
₁〜ΔＳ_nを初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに加算して修正値Ｓ₁’
〜Ｓｎ’を求め、現在値Ｓ₁〜Ｓ_nを修正値Ｓ₁’〜Ｓ
_n’に合わせ込み、その修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’をセット
値Ｓ_b1〜Ｓ_bnとしたうえ、ステップ１１２へ戻る。この
ようにして、本実施例では、印刷スピードＶ_xの変化に
応じて修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’が求められ、この修正値Ｓ
₁’〜Ｓ_n’に合致するように現在値Ｓ₁〜Ｓ_nが制御
されるようになる。

【００１６】ここで、修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’を求める際
の修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nは、テーブルＩおよびIIの設定
によって、印刷スピードＶ_xに拘らずインキ送り量を常
に一定とするような値として得られる。すなわち、本実
施例では、印刷スピードＶ_xの上昇に伴ってツボキーレ
シオ設定値αを段階的に適当にアップするように設定
し、また初期値Ｓ₀が大きくなるのに伴って加算比率β
を段階的に適当にダウンするように設定することによっ
て、印刷スピードＶ_xに拘らずインキ送り量を常に一定
とする修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nが得られるようにしてい
る。これによって、印刷スピードＶ_xが高速になっても
印刷濃度の安定化を図ることができるようになり、色合
わせ時間を短縮し、損紙枚数を減少させることが可能と
なり、機械部品の耐久性低下，電気部品のオーバロード
等の問題の生じる虞れがないものとなる。

【００１７】なお、手動によって微調整が行われる等し
て、ステップ１０７においてＳ₁〜Ｓ_n＝Ｓ_b1〜Ｓ_bnが
成立しない場合には、ステップ１１３での処理を実行し
たうえ、ステップ１０９へ進む。ステップ１１３では、
前回の印刷スピードＶ_x-1に応じたツボキーレシオ設定
値α_(Vx-1)をテーブルＩより求め、また、初期値Ｓ₀₁〜
Ｓ_0nに応じた加算比率β_{(S01 )}〜β_{(S0n )}をテーブルII
より求め、この求めたα_(Vx-1)およびβ_{(S01 )}〜β
_{(S0n )}を下記（２−１）〜（２−ｎ）式に代入して逆算
し、それまでの初期値に微調整分を加えた新たなる初期
値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nを得る。

【００１８】Ｓ₀₁＝Ｓ₁−α_(Vx-1)・〔β_(S01)／１００〕・・・（２−１）Ｓ₀₂＝Ｓ₂−α_(Vx-1)・〔β_(S02)／１００〕・・・（２−２）・・・Ｓ_0n＝Ｓ_n−α_(Vx-1)・〔β_(S0n)／１００〕・・・（２−ｎ）

【００１９】また、本実施例においては、輪転印刷機へ
の適用例として説明したが、枚葉印刷機へも同様にして
適用することが可能である。枚葉印刷機の場合には高回
転で濃度が濃くなる傾向にあるので、高回転時にツボキ
ーを絞る方向で特性テーブルＩおよびIIを作成すること
により、十分対応することが可能であると考えられる。
また、両面印刷の場合には、各印刷ユニットの上下部に
個別に特性テーブルＩおよびIIを設定するようにしても
よい。また、本実施例では、初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nとして測
定したゾーン各々の絵柄面積に応じて求めたツボキー開
度を用い、そのツボキー開度に対して修正を行っている
が、初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nとして測定したゾーン各々の絵柄
面積そのものを用い、その絵柄面積に対して修正を行
い、最後に修正したゾーン各々の絵柄面積に応じてツボ
キー開度を求め、そのツボキー開度によりツボキーを制
御しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、ツボキーレシオ設定値αおよび加算比率βをテー
ブルより読み出すようにしているが、計算式より算出す
るものとしてもよい。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
その第１および第２発明では、各ゾーン毎の絵柄面積に
応ずる値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nが初期値として読み出され、この読
み出された初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nおよび現在の印刷スピード
Ｖ_xに基づいて修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nが求められ、この
修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nで初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nが修正されて
修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’が求められ、この修正値Ｓ₁’〜
Ｓ_n’に基づいて各ゾーン毎のツボキーの開度Ｓ₁〜Ｓ
_nが制御されるものとなり、また、その第３および第４
発明では、各ゾーン毎の絵柄面積に応ずる値Ｓ₀₁〜Ｓ_0n
が各ゾーン毎のツボキーの開度Ｓ₁〜Ｓ_nの初期値とし
て読み出され、この読み出された初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに応
ずる加算比率β_{(S01 )}〜β_{(S0n )}が第２のテーブルより
読み出され、また現在の印刷スピードＶ_xに応じたツボ
キーレシオ設定値α_(Vx)が第１のテーブルより読み出さ
れ、この読み出されたツボキーレシオ設定値α_(Vx)に加
算比率β_{(S01 )}〜β_{(S0n )}を乗じて修正量ΔＳ₁〜ΔＳ
_nが求められ、この修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nが初期値Ｓ₀₁
〜Ｓ_0nに加算されて修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’が求められ、
この修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’に合致するように各ゾーン毎
のツボキーの開度Ｓ₁〜Ｓ_nが制御されるものとなり、
印刷スピードＶ_xに拘らずインキ送り量を常に一定とす
るような修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nが得られるようにするこ
とにより、すなわち第３および第４の発明で言えば第１
および第２のテーブルを適切に定めてやることにより、
印刷スピードが高速になっても印刷濃度の安定化を図る
ことができるようになり、また、色合わせ時間を短縮
し、損紙枚数を減少させることが可能となり、機械部品
の耐久性低下，電気部品のオーバロード等の問題の生じ
る虞れをなくすことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図２に示したインキ供給量制御装置でのＣＰＵ
の行う本実施例特有の処理動作を示すフローチャートで
ある。

【図２】本発明を適用してなるインキ供給量制御装置を
示すブロック図である。

【図３】印刷スピードＶ_xとツボキーレシオ設定値αと
の関係を示す第１のテーブルを示す図である。

【図４】ツボキーの開度Ｓ₀と加算比率βとの関係を示
す第２のテーブルを示す図である。

【符号の説明】

１ＣＰＵ２ツボキーモータ３ツボキー開度検出器４キーボード７機械回転数検出器８磁気カード９磁気ディスク１０ツボキー開度制御装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】刷版面の複数に分割されたゾーン各々の
絵柄面積に応ずる値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nを初期値として読み出
し、この読み出した初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nおよび現在の印刷スピ
ードＶ_xに基づいて修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nを求め、この修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nで前記初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nを修
正して修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’を求め、この修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’に基づいて前記各ゾーン毎の
ツボキーの開度Ｓ₁〜Ｓ_nを制御するようにしたことを
特徴とする印刷機のインキ供給量制御方法。
【請求項２】刷版面の複数に分割されたゾーン各々の
絵柄面積に応ずる値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nを初期値として読み出す
読出手段と、この読出手段の読み出した初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nおよび現在
の印刷スピードＶ_xに基づいて修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nを
求める修正量設定手段と、この修正量設定手段の求めた修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nで前
記初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nを修正して修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’を
求める修正値設定手段と、この修正値設定手段の求めた修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’に基
づいて前記各ゾーン毎のツボキーの開度Ｓ₁〜Ｓ_nを制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする印刷機のイ
ンキ供給量制御装置。
【請求項３】印刷スピードＶ_xとツボキーレシオ設定
値αとの関係を示す第１のテーブルおよびツボキーの開
度Ｓ₀と加算比率βとの関係を示す第２のテーブルを準
備したうえ、刷版面の複数に分割されたゾーン各々の絵柄面積に応ず
る値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nを前記各ゾーン毎のツボキーの開度Ｓ₁
〜Ｓ_nの初期値として読み出し、この読み出した初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに応ずる加算比率β
_{(S01 )}〜β_{(S0n )}を前記第２のテーブルより読み出すと
共に、現在の印刷スピードＶ_xに応じたツボキーレシオ設定値
α_(Vx)を前記第１のテーブルより読み出し、この読み出したツボキーレシオ設定値α_(Vx)に前記加算
比率β_{(S01 )}〜β_(S0n ₎を乗じて修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_n
を求め、この修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nを前記初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに加
算して修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’を求め、この修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’に合致するように前記ツボキ
ーの開度Ｓ₁〜Ｓ_nを制御するようにしたことを特徴と
する印刷機のインキ供給量制御方法。
【請求項４】印刷スピードＶ_xとツボキーレシオ設定
値αとの関係を示す第１のテーブルを記憶する第１の記
憶手段と、ツボキーの開度Ｓ₀と加算比率βとの関係を示す第２の
テーブルを記憶する第２の記憶手段と、刷版面の複数に分割されたゾーン各々の絵柄面積に応ず
る値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nを前記各ゾーン毎のツボキーの開度Ｓ₁
〜Ｓ_nの初期値として読み出す初期値読出手段と、この読出手段の読み出した初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに応ずる加
算比率β_{(S01 )}〜β_(S _{0n )}を前記第２のテーブルより読
み出す加算比率読出手段と、現在の印刷スピードＶ_xに応じたツボキーレシオ設定値
α_(Vx)を前記第１のテーブルより読み出すツボキーレシ
オ読出手段と、このツボキーレシオ読出手段の読み出したツボキーレシ
オ設定値α_(Vx)に前記加算比率読出手段の読み出した加
算比率β_{(S01 )}〜β_{(S0n )}を乗じて修正量ΔＳ₁〜ΔＳ
_nを求める修正量設定手段と、この修正量設定手段の求めた修正量ΔＳ₁〜ΔＳ_nを前
記初期値Ｓ₀₁〜Ｓ_0nに加算して修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’を
求める修正値設定手段と、この修正値設定手段の求めた修正値Ｓ₁’〜Ｓ_n’に合
致するように前記ツボキーの開度Ｓ₁〜Ｓ_nを制御する
制御手段とを備えたことを特徴とする印刷機のインキ供
給量制御装置。