JP4024593B2 - インキ供給制御装置および印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、インキ壷装置などのインキ供給手段を備えた印刷装置におけるインキ供給量を制御するためのインキ供給制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なオフセット印刷装置では、複数のインキキーを有するインキ壷装置などを備えており、印刷用紙の巾方向に沿った複数の領域毎にインキ供給量を可変することができるようになっている。このインキ供給装置では印刷版上の画像面積に応じてインキ供給量を制御していた。例えば特開平11−268394号公報に記載されているように予め画像面積に対応したインキ供給量(インキキー開度)の関係をデータベースなどに設定しておき、各キー領域に測定した画像の画像面積に応じて各キー開度を調整することで最適な印刷濃度が得られるようにしている。
【0003】
ところが前記画像面積とインキキー開度との関係は、印刷環境等による印刷条件によって変化する。このため前記データベースなども印刷ジョブ毎に更新しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記データベースの更新で最も単純な方法では、毎回新しい印刷ジョブにより得たデータに更新することが考えられる。ところが新しい印刷ジョブが所定の濃度領域に偏った画像の印刷であった場合、当該濃度領域を外れる領域では得られるデータの精度が良くないという問題がある。
【0005】
例えば図6は、画像面積(初期キー開度)と最終的に収束した収束キー開度との関係を示すグラフ例であり、旧ジョブデータによる画像面積と収束キー開度との関係を示すインキカーブを符号A、新しいジョブデータにより得られた新データを符号Bとしている。この例では、例えば新ジョブで印刷した画像は濃度が全体的に薄く、画像面積の大きい領域での新データが存在しないものとする。このような場合、新ジョブデータだけで新たにインキカーブデータを更新するとすれば、濃度の濃い領域では誤差が大きくなる可能性がある。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、新ジョブデータだけではインキカーブデータの生成が不完全である場合にも対応することができるインキ供給制御装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、印刷装置のインキキー領域毎のインキ供給量を調整するインキ供給制御装置であって、印刷作業中に得た画像面積とインキキー開度との関係を旧ジョブデータとして記憶しておく旧ジョブデータ記憶手段と、新たな印刷作業中に得た画像面積とインキキーとの関係を新ジョブデータとして取得する新ジョブデータ取得手段と、前記新ジョブデータと旧ジョブデータとから、それぞれ画像面積とインキキー開度との関係を表す複数のパラメータを準備し、当該パラメータ群に基づいて画像面積とインキキー開度との関係をインキカーブとして算出する近似演算を行うことによって、画像面積とインキキー開度とに係る新たなインキカーブデータを生成するインキカーブデータ生成手段と、を備え、前記近似演算を行う場合に、新ジョブデータから得られるパラメータ群と、前記旧ジョブデータから得られるパラメータ群とのデータ数の比率に基づいて反映率を可変する、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、印刷装置のインキキー領域毎のインキ供給量を調整するインキ供給制御装置であって、印刷作業中に得た画像面積とインキキー開度との関係を旧ジョブデータとして記憶しておく旧ジョブデータ記憶手段と、新たな印刷作業中に得た画像面積とインキキーとの関係を新ジョブデータとして取得する新ジョブデータ取得手段と、前記新ジョブデータと旧ジョブデータとから、それぞれ画像面積とインキキー開度との関係を表す複数のパラメータを準備し、当該パラメータ群に基づいて画像面積とインキキー開度との関係をインキカーブとして算出する近似演算を行うことによって、画像面積とインキキー開度とに係る新たなインキカーブデータを生成するインキカーブデータ生成手段と、を備え、前記旧ジョブデータから得られるパラメータ群は、前記新ジョブデータから得られるパラメータ群が分布していない領域から抽出されるようにしたことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のインキ制御装置であって、新たなインキカーブデータに基づいて旧ジョブデータを更新する更新手段、をさらに備える。
【0010】
請求項1ないし3に記載のインキ供給制御装置では、新ジョブデータと旧ジョブデータとを用いることで新ジョブデータだけではキーカーブの生成が不完全である場合にも対応することができ、適正なインキカーブの更新が図れる。
【0012】
特に、請求項1に記載のインキ供給制御装置では、新データと旧データとの反映率を可変することができるので、印刷条件や印刷装置などに応じて最適なインキカーブを生成することができる。
【0014】
特に、請求項2に記載のインキ供給制御装置では、特に新ジョブデータが存在しない領域において旧ジョブデータを補完して用いることができるので、新ジョブデータを有効に使用することができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のインキ供給制御装置であって、前記旧ジョブデータは印刷条件に応じて複数記憶されており、インキカーブデータを生成する際に使用する旧ジョブデータを選択指定することができるようにしている。
【0016】
請求項4に記載のインキ供給制御装置では、更新するインキカーブを選択指定できるので、印刷ジョブに応じたインキカーブを使用・更新することができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のインキ供給制御装置であって、前記インキカーブデータは各インキキー毎に設定されることを特徴とする。
【0018】
請求項5に記載のインキ供給制御装置では、各インキキー毎にインキカーブを設定できるので、キー位置毎の特性やローラの歪特性などに対応することができる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいすれかに記載のインキ供給制御装置であって、前記インキカーブと前記パラメータとがグラフとして表示されることを特徴とする。
【0020】
請求項6に記載のインキ供給制御装置では、オペレータが視覚的に確認することが容易であり、更新の有無の判断がしやすいという利点がある。
請求項7に記載の発明は、複数のインキキーを備え、前記インキキーの各々の開度を所定のインキカーブデータに応じて調整しつつインキの供給を制御することにより印刷を行う印刷装置であって、印刷作業中に得た画像面積とインキキー開度との関係を旧ジョブデータとして記憶しておく旧ジョブデータ記憶手段と、新たな印刷作業中に得た画像面積とインキキーとの関係を新ジョブデータとして取得する新ジョブデータ取得手段と、前記新ジョブデータと旧ジョブデータとから、それぞれ画像面積とインキキー開度との関係を表す複数のパラメータを準備し、当該パラメータ群に基づいて画像面積とインキキー開度との関係をインキカーブとして算出する近似演算を行うことによって、画像面積とインキキー開度とに係る新たなインキカーブデータを生成するインキカーブデータ生成手段と、を備え、前記近似演算を行う場合に、新ジョブデータから得られるパラメータ群と、前記旧ジョブデータから得られるパラメータ群とのデータ数の比率に基づいて反映率を可変する、ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、複数のインキキーを備え、前記インキキーの各々の開度を所定のインキカーブデータに応じて調整しつつインキの供給を制御することにより印刷を行う印刷装置であって、印刷作業中に得た画像面積とインキキー開度との関係を旧ジョブデータとして記憶しておく旧ジョブデータ記憶手段と、新たな印刷作業中に得た画像面積とインキキーとの関係を新ジョブデータとして取得する新ジョブデータ取得手段と、前記新ジョブデータと旧ジョブデータとから、それぞれ画像面積とインキキー開度との関係を表す複数のパラメータを準備し、当該パラメータ群に基づいて画像面積とインキキー開度との関係をインキカーブとして算出する近似演算を行うことによって、画像面積とインキキー開度とに係る新たなインキカーブデータを生成するインキカーブデータ生成手段と、を備え、前記旧ジョブデータから得られるパラメータ群は、前記新ジョブデータから得られるパラメータ群が分布していない領域から抽出されるようにしたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
[印刷装置の説明]
以下、本発明に係るインキ供給制御装置を備える印刷装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの印刷装置の一例を示す概要図である。図1に示すように、この印刷装置は、印刷機構として、印刷版を保持する第1および第2の版胴1、2と、それぞれの版胴からインキ画像を転写するための第1および第2のブランケット胴3、4と、印刷用紙を保持して両ブランケット胴3、4からインキ画像が転写される圧胴5と、圧胴5に対し印刷用紙を供給または排出する給紙胴6および排紙胴7と、前記第1および第2の版胴1、2上の印刷版に対し湿し水またはインキを供給する湿し水供給手段8およびインキ供給手段9と、積載された未印刷の印刷用紙を順次供給する給紙部10と印刷された印刷用紙を順次積載する排紙部11とを備える。
【0022】
一方、この印刷装置は、製版機構として、前記第1および第2の版胴1、2に対し未露光の印刷版を供給する印刷版供給部12と、版胴上の印刷版に対し画像を記録する画像記録部13と、画像が記録された印刷版を現像処理する現像部14と、使用済みの印刷版を排出する印刷版排出部15とを備える。
【0023】
また、この印刷装置は印刷された印刷用紙上の画像を撮像して画像濃度を測定するための画像読取装置16と、ブランケット胴の洗浄を行う洗浄装置17と、この印刷装置全体を制御する制御装置18とを備える。
【0024】
以下、前記各部の詳細について説明する。第1の版胴1は、図示しない版胴駆動機構によって図1の実線で示す第1の印刷位置と二点鎖線で示す画像記録位置との間を移動可能なように構成されており、第2の版胴2についても同様に図示しない版胴駆動機構によって図1の実線で示す第2の印刷位置と二点鎖線で示す画像記録位置との間を移動可能なように構成されている。すなわち第1および第2の版胴1、2は、印刷作業を実行する時にはそれぞれ第1または第2の印刷位置に配置され、製版作業を実行する時には、順次交代して画像記録位置に配置されて各版胴上での印刷版の製版処理が行われる。この第1の版胴1と第2の版胴2とは、それぞれ2色分の印刷版を保持可能な周面を有し、各印刷版をその周面上で180度対向した位置に固定するための咥え手段を備える。
【0025】
第1のブランケット胴3は、前記第1の印刷位置において第1の版胴1と当接して回転するように構成されており、第2のブランケット胴4についても同様に前記第2の印刷位置において第2の版胴2と当接して回転するように構成されている。この第1および第2のブランケット胴3、4は、前記第1および第2の版胴1、2と同じ直径を有し、各版胴から2色分のインキ画像を転写可能なブランケットをその周面に装着している。
【0026】
圧胴5は、前記第1および第2の版胴1、2の1/2の直径を有し、第1および第2のブランケット胴3、4の両方と当接して回転するように構成されている。この圧胴5には、前記印刷版に対応する大きさの印刷用紙を1枚保持可能な咥え手段を備えている。この咥え手段は図示しない開閉機構によって所定のタイミングで開閉して、前記印刷用紙の前端部を挟持することができる。
【0027】
給紙胴6および排紙胴7は、圧胴5と同じ直径を有し、前記圧胴5に備えられた咥え手段と同様の図示しない咥え手段を備える。この給紙胴6の咥え手段は前記圧胴5の咥え手段に対し同期して印刷用紙を受け渡すように配置されており、排紙胴7の咥え手段は前記圧胴5の咥え手段から同期して印刷用紙を受け取るように配置されている。
【0028】
上記第1および第2の印刷位置に配置された第1および第2の版胴1、2と、第1および第2のブランケット胴3、4と、圧胴5と、給紙胴6および排紙胴7とは、図示しない印刷駆動用モータにより同期して回転駆動される。なお、本実施の形態の印刷装置では、圧胴5に対し版胴1、2およびブランケット胴3、4が2倍の周長を有するため、版胴1、2およびブランケット胴3、4が1回転する毎に圧胴が2回転する。従って、圧胴5が印刷用紙を保持したまま2回転すると、第1および第2の版胴1、2から、2色+2色の合計4色の多色印刷が行える。
【0029】
湿し水供給手段8は、第1および第2の印刷位置における各版胴1、2に対しそれぞれ2組づつ配置されており、各版胴1、2上の2つの印刷版に対し選択的に湿し水を供給することができる。この湿し水供給手段8は、湿し水を貯留する水舟と、水舟内の湿し水を汲み上げて印刷版面に渡す湿し水ローラ群とからなり、湿し水ローラのうち少なくとも印刷版面に当接するローラはカム機構によって版胴面に対し当接または離間するするように構成されている。なお印刷版が湿し水を不要とするタイプの印刷版であれば、湿し水供給手段8は不要となる。
【0030】
インキ供給手段9は、第1および第2の印刷位置における各版胴1、2に対しそれぞれ2組づつ配置されており、各版胴1、2上の2つの印刷版に対し選択的に異なる色のインキを供給することができる。このインキ供給手段9は、印刷幅方向の複数の領域毎にインキ供給量を調整する事が可能な複数のインキキーを備えるインキ壷手段と、このインキ壷手段から出されたインキを印刷版面へ伝達する複数のインキローラと、からなる。このインキローラのうち少なくとも印刷版面に当接するローラはカム機構によって版胴面に対し当接または離間するするように構成されている。
【0031】
前記インキ壷手段については周知であるため、ここでは基本構成のみを説明する。なお、図2(A)はインキ壷手段をローラ軸線方向から見た断面模式図であり、図2(B)はインキ壷手段を前記軸線方向と直交する方向から見た断面模式図である。
【0032】
図に示すように、インキ壷手段19は、インキ壷ローラ19aと、これに当接するようにローラ軸線方向に沿って設けられた複数の薄板状のインキキー19bとで構成される。このインキ壷ローラ19aとインキキー19bとで構成される溝間にはインキが充填され、インキ壷ローラ19aが回転すると、インキ壷ローラ19aとインキキー19bとの間の隙間量gに対応した膜厚のインキ層がインキ壷ローラ19aの表面上に形成される。そしてインキ壷ローラ19aに対し当接する図示しない呼び出しローラによってインキ壷ローラ19a上のインキ層が複数のインキローラ群を介して印刷版面まで伝達される。
【0033】
このインキ壷手段19では、各インキキー19bを個別のモータMによってインキ壷ローラ19aに対して進退せしめて隙間量gを調整することができ、これによりインキキー19bの幅毎に供給するインキ量を可変することができる。
【0034】
なお各インキ供給手段9のインキは、例えば第1の版胴1に対しては、K色(ブラック)とM色(マゼンタ)のインキ供給手段8が配置され、第2の版胴2に対しては、C色(シアン)とY色(イエロー)のインキ供給手段8が配置される。また、湿し水供給手段8とインキ供給手段9のいくつかは、前記第1および第2の版胴1、2の移動にともない、その移動経路から待避できるように構成されている。
【0035】
給紙部10は、未使用の印刷用紙を積載したパイルから印刷用紙を一枚ずつ取りだして給紙胴6に渡すものであって、この実施の形態では、給紙胴の2回転毎に1回印刷用紙を供給するよう動作する。一方、排紙部11は、印刷された印刷用紙を排紙胴7から受け取って積載するものである。排紙部11は公知なチェーン搬送機構からなり、チェーンにより巡回される咥え爪により印刷用紙の先端部を挟持して排出搬送するものである。この排紙部11により印刷物が排出される移動経路途中に画像読取装置16が備えられている。
【0036】
次に、この印刷装置の製版機構について説明する。この印刷装置では、製版作業を実行する時には、第1および第2の版胴1、2を交互に画像記録位置に移動させる。この画像記録位置では、図示しない摩擦ローラが版胴に当接されて回転駆動するように構成されている。
【0037】
印刷版供給部12は、ロール状の未露光印刷版を遮光して保管したカセットロールと、引き出した印刷版を版胴1、2まで搬送する搬送ローラおよび搬送ガイドと、前記印刷版をシート状に切断する切断手段と、を有する。この実施の形態では、印刷版としては銀塩感材を用いており、レーザ光によって画像を記録するものである。なお印刷版の供給動作手順は、まず前記カセットロールから引き出した印刷版の先端を前記版胴1、2の図示しない咥え手段に挟持させ、この状態で版胴1、2を回転させて印刷版を版胴1、2上に巻回し、この後、所定長で印刷版を切断して印刷版の後端を他方の咥え手段により挟持するものである。
【0038】
画像記録部13は、レーザ光のon/offによって印刷版上に露光を施して印刷版上に画像を記録するものである。この実施の形態では、前記制御装置18により印刷版上の画像の位置が決定され、該当する画像データが画像記録部13へ送出される。そして画像記録部13では、レーザ発信源から発射されたレーザ光をポリゴンミラーなどの偏光器によって版胴の軸線方向に沿って主走査するとともに、版胴を回転させることで印刷版面を副走査する構成になっている。
【0039】
なお、走査方式としては、複数のレーザビームを版胴軸線方向に併設しておいて版胴の回転にともない主走査する形式であってもよい。また、印刷版および画像記録部13としては、露光により画像を記録するものだけでなく、熱やその他の加工によって画像を記録するものであってもよい。
【0040】
現像部14は、前記画像記録部13により露光された印刷版を現像処理するものである。この実施の形態では、現像部14は、処理槽に貯留された処理液を塗布ローラにより汲み上げて印刷版に対し塗布して現像処理を行う構成になっており、版胴から待避する位置と版胴へ近接する位置とに移動する昇降手段が備えられている。なお現像処理が要らない画像記録方法を採用すれば、現像部14自体はなくてもよい。
【0041】
この印刷装置では、第1および第2の版胴1、2を画像記録位置へ移動させ、印刷版の供給と画像の記録および現像とを行って製版作業を実行する。製版作業が完了すれば、第1および第2の版胴1、2を第1および第2の印刷位置に配置して印刷作業を行うことができる。
【0042】
一方、この印刷装置は印刷作業の終了後に印刷版を自動で排出することができる。この実施の形態では、印刷版排出部15は、画像記録位置にある版胴から印刷版を剥離する剥離手段と、剥離された印刷版を搬送する搬送手段と、搬送された使用済みの印刷版を排出する排出カセットとを備える。
【0043】
次に画像読取装置16の詳細について図3に示す概要図を用いて説明する。画像読取装置16は、排紙部11のチェーン20によって巡回される咥え爪21により挟持搬送される印刷用紙p上の画像を読み取るものである。この画像読取装置16は、前記印刷用紙pを照明する照明光源22と、印刷用紙pからの反射光を受光して画像信号に変換する読取部本体23とを備える。
【0044】
照明光源22は、印刷用紙pの巾方向に沿って設けられた複数の線状光源、例えば蛍光灯などからなる。読取部本体23は、反射光を通過させるための透過部24を形成したカバー25と、カバー25内に設けられた反射ミラー26と、光学系27と、受光素子28とからなる。
【0045】
カバー25は、外乱光およびゴミやインキミストなどを遮断するためのものである。透過部24は透光部材により遮蔽するようにしてもよいが、開口しておいても良い。開口している場合は内部に印刷機外からの清浄なエアーを導入して前記透過部24からのゴミの進入を防止するのが好ましい。反射ミラーは、印刷物から入射される光を受光素子28に対し導くためのものである。光学系27は、入射光を受光素子28に対し結像させるためのレンズなどの光学系部材からなる。受光素子28は、印刷用紙pの巾方向に沿って印刷画像を線毎に読み取り可能なCCDラインセンサーからなり、この実施の形態では、RGBの三波長に対する読み取りが可能な3ラインCCD素子を採用している。
【0046】
なお、咥え爪21により搬送される印刷用紙pは真空吸引ローラ29により吸引されつつ搬送されるため、これにより画像読取時に印刷用紙pのバタツキを抑え安定させることができる。
【0047】
印刷用紙上には前記画像記録部13によって予めインキキー領域毎に所定のカラーチャートを形成しておくのが望ましい。例えば図10に示すように一般的な例として、各インキキー領域z毎に、画像端部(一般的には印刷用紙の後端側)にCMYKの各色毎に100%濃度のベタパッチbを形成する。前記画像読取装置16は、このベタパッチbを撮像して、各インキキー領域の印刷濃度を測定することができる。上記のようなベタパッチbなどからなるカラーチャートとしては、他の網点濃度の網点パッチや、万線パッチ、あるいはグレーなどの混色パッチを用いてもよい。もちろんカラーチャートなどを付与しない場合は、印刷画像自体を撮像して所定の領域の印刷濃度や印刷色を測定するようにしてもよい。
【0048】
洗浄装置17は、ブランケット胴に当接して胴表面を洗浄するものであって、この実施の形態では各ブランケット胴3、4に対しそれぞれ個別の洗浄装置を備えている。この洗浄装置17は、洗浄液の供給手段と洗浄布による拭き取り手段とから構成されている。
【0049】
制御装置18は、各種入出力手段や記憶手段などを備えるマイクロコンピュータシステムであって印刷装置の内部に格納されている。この制御装置18は所定のプログラム動作に基づいて印刷装置全体を制御するものであり、制御装置18は前記画像読取装置16やインキ供給手段9の制御も行う。すなわち本発明におけるインキ供給制御装置としても機能する。もちろん、本発明に係るインキ供給制御装置を制御手段18とは別のコンピュータシステムで機能させてもかまわない。
【0050】
この制御手段18は、まず印刷の初期設定として、各インキキー領域毎の画像面積に応じて予め設定したインキカーブに基づいて初期インキキー開度を設定する。そして印刷が行われると順次印刷される印刷物上のカラーチャートを測定し、当該カラーチャートの測定濃度が予め設定された基準濃度になるようにインキキー開度を調整し、最終的には収束キー開度として安定する。この制御装置18では、前記インキカーブデータが旧ジョブデータとして予め記憶されてある。また当該最新ジョブにおいてインキキー開度が調整されたときのデータが新ジョブデータとして記憶される。
【0051】
次に前記制御手段18が、本発明に係るインキ供給制御装置として機能する手順を説明する。図4は制御手段18をインキ供給制御装置として機能ブロックで示した図である。また図5は前記インキ供給制御装置のインキカーブの設定手順を示すフローチャートである。
【0052】
図4において本発明におけるインキ供給制御装置は、旧ジョブデータを記憶する旧ジョブデータ記憶手段30と、新ジョブデータから新たなパラメータを収得する新ジョブデータ収得手段31と、前記旧ジョブデータと新ジョブデータとに基づいてインキカーブを生成するインキーブ生成手段32と、生成したインキカーブを表示するインキカーブ表示手段33と、生成したインキカーブにより旧データを更新する更新手段34と、を備える。
【0053】
まず図5のフローチャートにおいて、ステップS1では複数記憶された旧ジョブデータの何れを使用するかどうかを選択する。
【0054】
次のステップS2では、前記旧ジョブデータ記憶手段30から旧ジョブデータに係るパラメータC1〜Cnを設定する。ここで旧ジョブデータ記憶手段30は、コンピュータメモリーやハードディスクなどの記憶装置で構成され、例えば前述の図6に示すように、過去の印刷ジョブで使用した画像面積とインキキー開度との関係を示すインキカーブデータAを予め旧ジョブデータとして記憶しているデータ記憶手段である。
【0055】
このインキカーブAは、インキキー領域毎の画像面積を横軸にし、この画像面積を有する領域の印刷濃度が所定の基準濃度に収束したときのインキキー開度を縦軸にしてある。このステップS2では、旧ジョブデータ記憶手段30から図7に示すように前記インキキーカーブAに基づいて所定の画像面積毎に求めたパラメータC1,C2,…Cnを抽出し、旧ジョブデータのパラメータとしてインキカーブデータ生成手段32に送信する。例えばC1〜Cnは画像面積5〜20%では5%刻みで、また20〜100%では10%刻みで合計12ケのパラメータを濃度領域のほぼ全域で満遍なく設定する。
【0056】
次のステップS3では新ジョブデータに係るパラメータD1〜Dnを設定する。すなわち新ジョブデータ収得手段31は、最近の印刷ジョブにおいて調整されたデータから、画像面積とインキキー開度との関係を示すパラメータD1,D2,…Dmを新ジョブデータとして収得し、インキカーブデータ生成手段32に送信する。例えば前記図6において符号Bで示すパラメータ群などが新ジョブデータのパラメータである。
【0057】
ステップS4では、インキカーブデータ生成手段32が前記旧ジョブデータのパラメータC1〜Cnと新ジョブデータのパラメータD1〜Dmとに基づいて、近似演算により新たなインキカーブEを生成する。例えば、図8に示すような複数のパラメータ(C1〜Cn、D1〜Dm)で構成される各点を近似的に通過する曲線E(または直線E)は最小2乗法等の近似演算で求めることができる。このようにして求めた新たな近似曲線E(または近似直線E)が新しいインキカーブデータEとなる。
【0058】
次のステップS5では、前記インキカーブデータ生成手段32で演算されたインキカーブデータEが例えば図8で示されるようなグラフ形式でカーブ表示手段33に表示される。また同時に前記パラメータ群も同時に表示されてもよい。
【0059】
これにより次のステップS6においてオペレータにインキカーブを更新するかどうかの確認をとることができる。更新可能であれば次のステップS7へ進む。更新不可であれば、ステップS1へ戻って作業をやり直す。
【0060】
具体的な修正方法として、例えばステップS5で表示された新旧のパラメータの中で不適切なものがあれば除去して再度インキカーブを生成させるようにしてもよい。もしくは後述する新旧のジョブデータの反映率を可変して再度インキカーブを生成するようにしてもよい。
【0061】
オペレータが確認してokとなれば、ステップS7では更新手段34により新しいインキカーブEを旧ジョブデータ記憶手段30に記憶させる。このときインキカーブEは印刷条件に対応させて記憶するようにしてもよいし、履歴的に複数記憶するようにしてもよい。
【0062】
[反映率の設定]
上記実施の形態では、旧ジョブデータと新ジョブデータとを同一に扱っているが、近似演算時にいずれかのデータをより優先的に新しいインキカーブに反映させるようにしてもよい。例えば、もっとも単純には、新ジョブデータのパラメータの個数mと旧ジョブデータのパラメータの個数nの比率を可変するようにしてもよい。もちろん使用するパラメータ数の比率(反映率)が大きいほど当該データの傾向がより新しいインキカーブに反映されることになる。
【0063】
ここでは上記のような反映率の設定方法として、以下の手法を一例に説明する。まず、新ジョブデータの反映率をα(0<α<1)とし、旧ジョブデータの反映率を(1―α)とすると、m:n=α:(1―α)となるように各データ数m、nを決定する。例えば、旧ジョブデータ数nを前述したように12ケとすると、これに対応して新ジョブデータ数mが決定される。新ジョブデータのパラメータは当該印刷ジョブにおける印刷濃度領域でm分割してほぼ満遍なく求めるのが好ましいが、例えばオペレータが使用するパラメータを選択指定するようにしてもよい。
【0064】
上記反映率に基づいて使用するパラメータが決定すれば、当該パラメータに基づいて最小2乗近似を行う。例えば新しいインキカーブEと新ジョブデータのパラメータ(D1〜Dm)との間の2乗誤差の和をSEd、新しいインキカーブと旧ジョブパラメータ(C1〜Cn)との間の2乗誤差の和をSEcとすると、
SE=α・SEd/m + (1−α)・SEc/n
で表される2乗誤差SEが最小となるように、新しいインキカーブEを設定すればよい。
【0065】
なお、旧ジョブデータで使用するパラメータは、濃度領域のほぼ全域から満遍なく抽出するようにしているが、新ジョブデータのパラメータが少ない領域から抽出するようにしてもよい。例えば図9の場合では、旧ジョブデータは新ジョブデータが少ない(もしくは存在しない)領域から補完されるように抽出されてもよい。もちろん,この場合であっても新ジョブデータが存在する濃度領域から少数の旧ジョブデータが抽出されてもよい。
【0066】
[その他の実施の形態]
(1)インキカーブの生成は各インキキー毎に行ってもよい。この場合、各インキキー毎に固有のカーブを生成するため、さらに精度のよい制御が行える。
【0067】
(2)インキカーブの演算には、各キー毎にローラ固有の変形量(撓み量)やインキキーの原点補正量を加味してもよい。この撓み量やインキキーの原点補正量を演算する過程においても、前記新ジョブデータと旧ジョブデータとを用いて演算するようにしてもよい。また、この場合にも新ジョブデータと旧ジョブデータとの反映率を定めてもよい。本明細書では、前記インキカーブに対し上記のようなインキカーブの原点補正量や変形補正量に係るデータも含めてインキカーブデータと称する。
【0068】
(3)インキカーブとしては、インキキー開度の値の代わりにインキキーを駆動するモータMの駆動パルス数を用いてもよい。すなわちこの場合インキキーカーブは絵柄面積(初期キー開度)と収束キー開度における駆動モータパルス数との関係を示すものである。この場合、前記インキカーブの原点位置は駆動パルスの原点パルス数により設定される。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、旧ジョブデータと新ジョブデータとに基づいてインキカーブの生成を行うようにしているので、新ジョブデータが一部の領域に偏っていた場合などにも適正なインキカーブを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るインキ供給制御装置を採用した印刷装置の一例を示す概要図である。
【図2】インキ供給装置の一例を示す概要図である。
【図3】画像読取装置の一例を示す概要図である。
【図4】インキ供給制御装置の機能ブロック図である。
【図5】本発明に係るインキ供給制御装置におけるインキカーブの生成・更新方法を示すフローチャートである。
【図6】新ジョブデータが特定の領域に偏った場合の具体例である。
【図7】旧インキカーブからパラメータを取り出す場合の具体例である。
【図8】新パラメータと旧パラメータとからインキカーブを生成する場合の具体例である。
【図9】旧パラメータを新ジョブデータの存在しない領域から取り出だす場合の具体例である。
【図10】カラーチャートの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の版胴
2 第2の版胴
3 第1のブランケット胴
4 第2のブランケット胴
5 圧胴
16 画像読取装置
18 制御装置(インキ供給制御装置)
30 旧ジョブデータ記憶手段
31 新ジョブデータ収得手段
32 インキカーブ生成手段
33 インキカーブ表示手段
34 更新手段
Claims (8)
- 印刷装置のインキキー領域毎のインキ供給量を調整するインキ供給制御装置であって、
印刷作業中に得た画像面積とインキキー開度との関係を旧ジョブデータとして記憶しておく旧ジョブデータ記憶手段と、
新たな印刷作業中に得た画像面積とインキキーとの関係を新ジョブデータとして取得する新ジョブデータ取得手段と、
前記新ジョブデータと旧ジョブデータとから、それぞれ画像面積とインキキー開度との関係を表す複数のパラメータを準備し、当該パラメータ群に基づいて画像面積とインキキー開度との関係をインキカーブとして算出する近似演算を行うことによって、画像面積とインキキー開度とに係る新たなインキカーブデータを生成するインキカーブデータ生成手段と、を備え、
前記近似演算を行う場合に、新ジョブデータから得られるパラメータ群と、前記旧ジョブデータから得られるパラメータ群とのデータ数の比率に基づいて反映率を可変する、
ことを特徴とするインキ供給制御装置。 - 印刷装置のインキキー領域毎のインキ供給量を調整するインキ供給制御装置であって、
印刷作業中に得た画像面積とインキキー開度との関係を旧ジョブデータとして記憶しておく旧ジョブデータ記憶手段と、
新たな印刷作業中に得た画像面積とインキキーとの関係を新ジョブデータとして取得する新ジョブデータ取得手段と、
前記新ジョブデータと旧ジョブデータとから、それぞれ画像面積とインキキー開度との関係を表す複数のパラメータを準備し、当該パラメータ群に基づいて画像面積とインキキー開度との関係をインキカーブとして算出する近似演算を行うことによって、画像面積とインキキー開度とに係る新たなインキカーブデータを生成するインキカーブデータ生成手段と、を備え、
前記旧ジョブデータから得られるパラメータ群は、前記新ジョブデータから得られるパラメータ群が分布していない領域から抽出されるようにしたことを特徴とするインキ供給制御装置。 - 前記新たなインキカーブデータに基づいて旧ジョブデータを更新する更新手段、をさらに備える請求項1または2に記載のインキ供給制御装置。
- 前記旧ジョブデータは印刷条件に応じて複数記憶されており、インキカーブデータを生成する際に使用する旧ジョブデータを選択指定することが可能である請求項1ないし3のいずれかに記載のインキ供給制御装置。
- 前記インキカーブデータは各インキキー毎に設定されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインキ供給制御装置。
- 前記インキカーブデータと前記パラメータとがグラフとして表示されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のインキ供給制御装置。
- 複数のインキキーを備え、前記インキキーの各々の開度を所定のインキカーブデータに応じて調整しつつインキの供給を制御することにより印刷を行う印刷装置であって、
印刷作業中に得た画像面積とインキキー開度との関係を旧ジョブデータとして記憶しておく旧ジョブデータ記憶手段と、
新たな印刷作業中に得た画像面積とインキキーとの関係を新ジョブデータとして取得する新ジョブデータ取得手段と、
前記新ジョブデータと旧ジョブデータとから、それぞれ画像面積とインキキー開度との 関係を表す複数のパラメータを準備し、当該パラメータ群に基づいて画像面積とインキキー開度との関係をインキカーブとして算出する近似演算を行うことによって、画像面積とインキキー開度とに係る新たなインキカーブデータを生成するインキカーブデータ生成手段と、を備え、
前記近似演算を行う場合に、新ジョブデータから得られるパラメータ群と、前記旧ジョブデータから得られるパラメータ群とのデータ数の比率に基づいて反映率を可変する、
ことを特徴とする印刷装置。 - 複数のインキキーを備え、前記インキキーの各々の開度を所定のインキカーブデータに応じて調整しつつインキの供給を制御することにより印刷を行う印刷装置であって、
印刷作業中に得た画像面積とインキキー開度との関係を旧ジョブデータとして記憶しておく旧ジョブデータ記憶手段と、
新たな印刷作業中に得た画像面積とインキキーとの関係を新ジョブデータとして取得する新ジョブデータ取得手段と、
前記新ジョブデータと旧ジョブデータとから、それぞれ画像面積とインキキー開度との関係を表す複数のパラメータを準備し、当該パラメータ群に基づいて画像面積とインキキー開度との関係をインキカーブとして算出する近似演算を行うことによって、画像面積とインキキー開度とに係る新たなインキカーブデータを生成するインキカーブデータ生成手段と、を備え、
前記旧ジョブデータから得られるパラメータ群は、前記新ジョブデータから得られるパラメータ群が分布していない領域から抽出されるようにしたことを特徴とする印刷装置。
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