JP2006175791A - インキ供給量制御方法および多色印刷機 - Google Patents

インキ供給量制御方法および多色印刷機 Download PDF

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Abstract

【課題】 インキキーの開度をより正確にプリセットすることが可能なインキ供給量制御方法および多色印刷機を提供することを目的とする。
【解決手段】 網点面積率が変化したテスト画像が記録された印刷版を使用して、テスト画像を印刷するテスト画像印刷工程と、このテスト画像が印刷された印刷物を測定することにより、印刷物におけるテスト画像の網点面積率を各色毎に測定する測定行程と、印刷版におけるテスト画像の各色毎の網点面積率と、前記印刷物におけるテスト画像の各色毎の網点面積率とを比較することにより、補正テーブルを作成する補正テーブル作成工程と、この補正テーブルを利用して、実際に印刷を行う印刷物の画像の画像データを色調変更する色調変更工程と、色調変更後の画像データを利用してインキキーの開度をプリセットするプリセット工程とを備える。
【選択図】 図6

Description

この発明は多色印刷機においてインキキーの開度をプリセットするためのインキ供給量制御方法および多色印刷機に関する。
多色印刷機においては、印刷を開始するときに、インキ供給装置のインキキーの開度を調整する必要がある。このインキキーの開度は、一般に、印刷物の絵柄面積に応じて調整される。しかしながら、印刷版上の絵柄面積と実際に印刷が行われた後の絵柄面積とは、必ずしも一致しない。これは、先刷りのインキ上に後刷りのインキが重なることにより、実際に印刷された絵柄の後刷りのインキの絵柄面積が変化することによるものと考えられる。
このため、特許文献1および特許文献2には先刷りインキの絵柄面積に対して、後刷りのインキとの重なりを考慮して修正を加えるインキキーのプリセット方法が開示されている。
特開2000−141607 特開2003−182035
しかしながら、インキの重なりに関しては、先刷りのインキが後刷りのインキに与える影響だけでなく、後刷りのインキが先刷りのインキに与える影響も少なからず考慮する必要があることがわかった。また、印刷時のドットゲインにより、網点が太ることになるが、このドットゲインを含む色調の変化は、全ての色の画像面積の影響を受けることが見出された。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、インキキーの開度をより正確にプリセットすることが可能なインキ供給量制御方法および多色印刷機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、多色印刷機においてインキキーの開度をプリセットするためのインキ供給量制御方法であって、網点面積率が変化したテスト画像が記録された印刷版を使用して、テスト画像を印刷するテスト画像印刷工程と、前記テスト画像が印刷された印刷物を測定することにより、印刷物におけるテスト画像の網点面積率を各色毎に測定する測定行程と、前記印刷版におけるテスト画像の各色毎の網点面積率と、前記印刷物におけるテスト画像の各色毎の網点面積率とを比較することにより、補正テーブルを作成する補正テーブル作成工程と、前記補正テーブルを利用して、実際に印刷を行う印刷物の画像の画像データを色調変更する色調変更工程と、前記色調変更後の画像データを利用してインキキーの開度をプリセットするプリセット工程と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記補正テーブル作成工程においては、前記テスト画像と前記印刷物の画像とを、網点面積率が異なる複数の領域毎に比較して補正テーブルを作成する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記プリセット工程後に印刷を行い、濃度が安定した後の印刷物を測定することにより、印刷物におけるテスト画像の網点面積率を各色毎に測定し、この網点面積率の測定値により前記補正テーブルを補正する。
請求項4に記載の発明は、インキキーの開度をプリセットするためのインキキー開閉手段を備えた多色印刷機であって、網点面積率が変化したテスト画像が記録された印刷版におけるテスト画像の網点面積率と、この印刷版を使用して印刷された印刷物におけるテスト画像の網点面積率とを、各色毎に比較することにより作成した補正テーブルを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した補正テーブルを利用して、実際に印刷を行う印刷物の画像の画像データを色調変更する色調変更手段と、前記色調変更後の画像データを利用して前記インキキー開閉手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、多色印刷機においてインキキーの開度をプリセットするためのインキ供給量制御方法であって、網点面積率が変化したテスト画像がインキキーに対応して記録された印刷版を使用して、テスト画像を印刷するテスト画像印刷工程と、前記テスト画像が適正な濃度で印刷されたときの、前記網点面積率に対応するインキの消費量またはインキキーの開度を求める工程と、前記網点面積率と前記インキの消費量またはインキキーの開度とを比較することにより、補正テーブルを作成する補正テーブル作成工程と、前記補正テーブルを利用して、実際に印刷を行う印刷物の画像の画像データから、各インキキー領域毎のインキの消費量または各インキキー領域毎の平均インキキー開度を特定する特定工程と、各インキキー領域毎のインキの消費量または各インキキー領域毎の平均インキキー開度に基づいて、インキキーの開度をプリセットするプリセット工程と、を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、インキキーの開度をプリセットするためのインキキー開閉手段を備えた多色印刷機であって、網点面積率が変化したテスト画像がインキキーに対応して記録された印刷版におけるテスト画像の網点面積率と、前記テスト画像が適正な濃度で印刷されたときの、前記網点面積率に対応するインキの消費量またはインキキーの開度ととの関係を示す補正テーブルを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した補正テーブルを利用して、実際に印刷を行う印刷物の画像の画像データから、各インキキー領域毎のインキの消費量または各インキキー領域毎の平均インキキー開度を特定する特定手段と、前記特定手段により特定した各インキキー領域毎のインキの消費量または各インキキー領域毎の平均インキキー開度を利用して前記インキキー開閉手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1および請求項4に記載の発明によれば、補正テーブルを利用して実際に印刷を行う印刷物の画像の画像データを色調変更し、この色調変更後の画像データを利用してインキキーの開度をプリセットすることから、インキキーの開度をより正確にプリセットすることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、テスト画像と印刷物の画像とを網点面積率が異なる複数の領域毎に比較して補正テーブルを作成することから、補正テーブルを容易に作成することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、プリセット工程後の濃度が安定した後の印刷物におけるテスト画像の網点面積率を各色毎に測定し、この網点面積率の測定値により補正テーブルを補正することから、補正テーブルを経時的に正確なものとすることができる。
請求項5および請求項6に記載の発明によれば、補正テーブルを利用して、実際に印刷を行う印刷物の画像の画像データから、各インキキー領域毎のインキの消費量または各インキキー領域毎の平均インキキー開度を特定した上で、インキキーの開度をプリセットすることから、インキキーの開度をより正確にプリセットすることが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。最初に、この発明を適用する多色印刷機の構成について説明する。図1は、この発明を適用する多色印刷機の概要図である。
この多色印刷機は、第1、第2の版胴11、12に保持された画像が記録されていない印刷版に画像を記録して製版した後、この印刷版に供給されたインキを第1、第2のブランケット胴13、14を介して第1、第2の圧胴15、16に保持された印刷用紙に転写することにより4色の印刷を行うものである。
この多色印刷機は、第1の版胴11と、第2の版胴12と、第1の版胴11と当接可能に設けられた第1のブランケット胴13と、第2の版胴12と当接可能に設けられた第2のブランケット胴14と、第1のブランケット胴13に対して当接可能に設けられた第1の圧胴15と、第2のブランケット胴14に対して当接可能に設けられた第2の圧胴16と、給紙部31から供給された印刷用紙を第1の圧胴15に渡すための給紙胴17と、第1の圧胴15から受け取った印刷用紙を第2の圧胴16に渡すための渡し胴18と、第2の圧胴16から受け取った印刷用紙を排紙部32に排出するためのチェーン23をスプロケット22との間で巻回した排紙胴19と、印刷用紙に印刷された画像を撮像するとともに検出パッチの濃度を測定するための撮像部60と、タッチパネル方式のコントロールパネル100とを有する。
第1の版胴11および第2の版胴12は、その外周部に各々異なる2色分の印刷版を保持する所謂2倍胴となっている。また、第1のブランケット胴13および第2のブランケット胴14は、第1の版胴11および第2の版胴12と同径であり、各々2色分の画像を転写し得るブランケット面を有する。
第1のブランケット胴13および第2のブランケット胴14と各々当接可能に設けられた第1の圧胴15および第2の圧胴16は、第1、第2の版胴11、12および第1、第2のブランケット胴13、14の直径の1/2の直径を有する。また、これら第1、第2の圧胴15、16は、印刷用紙の先端を保持して搬送するための図示しないグリッパを有する。
圧胴15に隣接して配設された給紙胴17は、第1、第2の圧胴15、16と同一の直径を有する。この給紙胴17は、その隔回転毎に、給紙部31から1枚ずつ供給された印刷用紙の先端部を図示しないグリッパにより保持して搬送する。グリッパにより保持された印刷用紙の先端部は、給紙胴17から第1の圧胴15への印刷用紙の受け渡し時に、第1の圧胴15のグリッパにより保持される。
第1の圧胴15と第2の圧胴16との間に配設された渡し胴18は、第1、第2の版胴11、12および第1、第2のブランケット胴13、14の直径と同一の直径を有する。この渡し胴18は、第1の圧胴15から受け取った印刷用紙の先端を図示しないグリッパにより保持して搬送し、この印刷用紙の先端を第2の圧胴16のグリッパに受け渡す。
第2の圧胴16に隣接して配設された排紙胴19は、第1、第2の版胴11、12および第1、第2のブランケット胴13、14の直径と同一の直径を有する。この排紙胴19は、その両端部に一対のチェーン23を巻回した構造を有し、この一対のチェーン23を連結する図示しない連結部材上に、グリッパ30(図4参照)が配設されている。第2の圧胴16のグリッパにより保持された印刷用紙の先端部は、第2の圧胴16から排紙胴19への印刷用紙の受け渡し時に、排紙胴19のいずれかのグリッパ30により保持される。そして、この印刷用紙は、チェーン23の移動に伴って、排紙部32上に排出される。
前記給紙胴17の端部に付設されたギヤは、従動プーリ25と同芯状に配設されたギヤ26と連結している。そして、モータ27の駆動により回転する駆動プーリ28と従動プーリ25との間には、ベルト29が巻回されている。このため、給紙胴17は駆動モータ27の駆動により回転する。一方、第1、第2の版胴11、12、第1、第2のブランケット胴13、14、第1、第2の圧胴15、16、給紙胴17、渡し胴18および排紙胴19は、各々その端部に付設されたギヤにより連結されている。このため、駆動モータ27の駆動により、これらの給紙胴17、第1、第2の圧胴15、16、排紙胴19、第1、第2のブランケット胴13、14、第1、第2の版胴11、12および渡し胴18は、互いに同期して回転する。
第1の版胴11の周囲には、印刷版に例えばブラック(K)のインキを供給するためのインキ供給装置20aと、印刷版に例えばシアン(C)のインキを供給するためのインキ供給装置20bと、印刷版に湿し水を供給するための湿し水供給装置21a、21bとが配置されている。また、第2の版胴12の周囲には、印刷版に例えばマゼンタ(M)のインキを供給するためのインキ供給装置20cと、印刷版に例えばイエロー(Y)のインキを供給するためのインキ供給装置20dと、印刷版に湿し水を供給するための湿し水供給装置21c、21dとが配置されている。
さらに、第1の版胴11または第2の版胴12の周囲には、それぞれ、第1の版胴11の外周部に印刷版を供給するための給版部33と、第2の版胴の外周部に印刷版を供給するための給版部34と、第1の版胴11の外周部に装着された印刷版に画像を記録するための画像記録装置35と、第2の版胴12の外周部に装着された印刷版に画像を記録するための画像記録装置36とが配置されている。
図2は上述したインキ供給装置20a、20b、20c、20d(これらを総称する場合には「インキ供給装置20」という)におけるインキ供給部の側面概要図であり、図3はその平面図である。なお、図3においては、インキ50、インキ供給ローラ52、インキ元ローラ53等の図示を省略している。
このインキ供給部は、その軸線方向が印刷物の幅方向(多色印刷機による印刷方向と直交する方向)に向けて配置されたインキ元ローラ51と、印刷物の幅方向に対して分割されたL個の領域に対応してL個列設され、各々がインキ元ローラ51の外周面に対する開度を調整可能に構成されたインキキー54(1)、54(2)・・・54(L)(これらを総称する場合には「インキキー54」という)と、第1の版胴11または第2の版胴12上の印刷版にインキを供給するためのインキ供給ローラ52と、前記インキ元ローラ51とインキ供給ローラ52との間に配置され、両ローラと当接可能に往復動する揺動ローラ53とを備え、これらのインキ元ローラ51とインキキー54とで構成されるインキつぼ内にインキ50を貯留可能な構成となっている。
各インキキー54の裏面側には、各インキキー54のインキ元ローラ51に対する開度を変更するために、インキキー54をインキ元ローラ51の表面に向けて各々押圧するための、L個の偏芯カム55が配設されている。これらの偏芯カム55は、各々、軸56を介して、偏芯カ55を回転駆動するためのL個のパルスモータ57と連結されている。パルスモータ57に対し、インキキー駆動パルスを印加した場合には、パルスモータ57の駆動により軸56を中心に偏芯カム55が回転し、各インキキー54への押圧力が変更されることにより、各インキキー54のインキ元ローラ51に対する開度が変更され、インキ元ローラ51へのインキの供給量が変更される。
インキ供給ローラ52は、図1に示すように、複数のインキローラを介して、後述するインキ着けローラ58にインキを供給する構成となっている。このインキ着けローラ58は、第1の版胴11または第2の版胴12と当接することにより、印刷版にインキを供給するローラである。
図4は、印刷用紙に印刷された画像を撮像するとともに検出パッチの濃度等を測定するための上述した撮像部60を排紙胴19等の排紙機構とともに示す側面概要図である。
一対のチェーン23は、排紙胴19の両端部と一対のスプロケット22との間に無端状に掛け渡されている。そして、上述したように、一対のチェーン23を連結する図示しない連結部材上には、各々、印刷用紙の先端部を咥えて搬送するためのグリッパ30が配設されている。なお、図4においてはグリッパ30を2個のみ図示し、他のグリッパ30の図示を省略している。
一対のチェーン23の長さは、第1、第2の圧胴15、16の周長の整数倍の長さとなっており、チェーン23上におけるグリッパ30の配置間隔は、第1、第2の圧胴15、16の周長と等しくなるように設定されている。そして、各グリッパ30は、図示しないカム機構によって、排紙胴19に設けられたグリッパと同期して開閉するように構成されており、排紙胴19から印刷用紙を受け取り、チェーン23の回転に伴って印刷用紙を搬送した後、図示しないカム機構により開放されて印刷用紙を排紙部32上に排出する。
この印刷用紙の搬送時には、印刷用紙の先端部のみをグリッパ30により咥えて搬送するため、印刷用紙の後端は固定されていない状態で搬送されることになる。このため、この搬送時には、印刷用紙のばたつきが発生し、後述する撮像部60による画像の撮像や検出パッチの濃度等の測定動作に支障を来すことになる。これを防止するため、この多色印刷機においては、排紙部32の前方側において印刷用紙の搬送状態を安定させる吸着ローラ70が設けられている。
この吸着ローラ70は、その表面に微細な吸着孔を多数備えた中空状のローラから構成されており、その中空部は図示しない真空ポンプと接続されている。この吸着ローラ70の端部にはギヤ71が付設されている。このギヤ71は、アイドラギヤ72、73を介して排紙胴19の端部に付設されたギヤと連結されている。これにより、吸着ローラ70は、グリッパ30の通過速度に合わせて回転駆動される。このため、印刷用紙は、吸着ローラ70上を通過する際には吸着ローラ70の表面に吸着された状態となって搬送されることになり、吸着ローラ70上では印刷用紙のばたつきは発生しない。なお、吸着ローラ43に代えて、印刷用紙を平面的に吸着するような吸着板部材を使用してもよい。
上記撮像部60は、吸着ローラ70と平行に配設され吸着ローラ70上の印刷用紙を照明する一対の線状光源61と、一対の集光板62と、折り返しミラー63、64と、集光レンズ65と、CCDラインセンサ66とを備える。排紙胴19やチェーン23等からなる排紙機構により搬送された印刷用紙は、一対の線状光源61により照明され、CCDラインセンサ66により撮影される。そして、印刷用紙の画像や濃度のデータは、タッチパネル方式のコントロールパネル100に表示される。
図5は、この多色印刷機の主要な電気的構成を示すブロック図である。この多色印刷機は、装置の制御に必要な動作プログラムが格納されたROM141と、制御時にデータ等が一時的にストアされるRAM142と、論理演算を実行するCPU143とからなる制御部140を備える。この制御部は140は、インタフェース144を介して、インキ供給装置20、湿し水供給装置21、画像記録装置35、36、第1、第2のブランケット胴13、14の胴入れ機構等における駆動部等の駆動信号を発生させる駆動回路145と接続されている。多色印刷機はこの制御部140により制御され、後述する製版動作および印刷動作を実行する。
制御部140は、画像メモリ151を備える。また、この制御部140は、インタフェース144を介して、上述した撮像部60およびコントロールパネル100と接続されている。さらに、この制御部140は、画像データ供給部153とも接続されている。
上述した構成を有する多色印刷機においては、給版部33における供給カセット41から引き出された印刷版はカッター42により所定のサイズに切断される。そして、切断されたシート状の印刷版の先端部は、図示しないガイドローラおよびガイド部材により案内され、第1の版胴11のくわえ爪にくわえられる。そして、第1の版胴11が図示しないモータの駆動により低速で回転し、印刷版が第1の版胴11の外周部に巻き付けられ、印刷版の後端部は他方のくわえ爪によりくわえられる。この状態において、第1の版胴11を低速で回転させながら、画像記録装置35により第1の版胴11の外周部に保持された印刷版の表面に変調されたレーザビームを照射し、画像を記録する。
同様に、給版部34における供給カセット43から引き出された印刷版はカッター44により所定のサイズに切断される。そして、切断されたシート状の印刷版の先端部は、図示しないガイドローラおよびガイド部材により案内され、第2の版胴12のくわえ爪にくわえられる。そして、第2の版胴12が図示しないモータの駆動により低速で回転し、印刷版が第2の版胴12の外周部に巻き付けられ、印刷版の後端部は他方のくわえ爪によりくわえられる。この状態において、第2の版胴12を低速で回転させながら、画像記録装置36により第2の版胴12の外周部に保持された印刷版の表面に変調されたレーザビームを照射し、画像を記録する。この画像の記録時には、図5に示す画像データ供給部153から供給され、画像メモリ151に記憶された製版用の画像データが利用される。
なお、第1の版胴11の外周部には、ブラックのインキで印刷を行うための印刷版と、シアンのインキで印刷を行うための印刷版とが装着される。これら2枚の印刷版は、均等に振り分けられた状態(すなわち互いに180度離隔した状態)となる位置に配置され、画像記録装置35はこれらの印刷版に画像を記録する。同様に、第2の版胴12の外周部には、マゼンタのインキで印刷を行うための印刷版と、イエローのインキで印刷を行うための印刷版と装着される。これら2枚の印刷版も、均等に振り分けられた状態となる位置に配置され、画像記録装置36はこれらの印刷版に画像を記録して、製版工程が終了する。
製版工程が完了すれば、第1、第2の版胴11、12上の印刷版を用いて印刷用紙に印刷を行う印刷工程を実行する。この印刷工程は、次のようにして実行される。
すなわち、先ず、各湿し水供給装置21および各インキ供給装置20を第1、第2の版胴11、12上に保持された印刷版のうちの対応する印刷版とのみ当接させる。これにより、各印刷版には対応する各湿し水供給装置21および各インキ供給装置20から湿し水とインキとが供給される。そして、印刷版に供給されたインキは、第1、第2のブランケット胴13、14の対応する領域に転写される。
そして、印刷用紙を給紙胴17に供給する。この印刷用紙は、給紙胴17から第1の圧胴15に渡される。印刷用紙を受け取った第1の圧胴15が回転を続けると、第1の圧胴15は、第1の版胴11および第1のブランケット胴13の1/2の直径を有することから、第1の圧胴15の外周部に保持された印刷用紙には、その1回転目においてブラックのインキが、また、その2回転目においてシアンのインキが転写される。
第1の圧胴15が2回転すれば、印刷用紙は第1の圧胴15から渡し胴18を介して第2の圧胴に渡される。印刷用紙を受け取った第2の圧胴16が回転を続けると、第2の圧胴16は、第2の版胴12および第2のブランケット胴14の1/2の直径を有することから、第2の圧胴16の外周部に保持された印刷用紙には、その1回転目においてマゼンタのインキが、また、その2回転目においてイエローのインキが転写される。
このようにして、4色の印刷が終了した印刷用紙の先端部は、第2の圧胴16から排紙胴19に渡される。そして、4色の印刷が終了した印刷用紙は、一対のチェーン23の駆動により、排紙部28に向けて搬送されて排出される。このとき、搬送中の印刷用紙は、撮像部60における一対の線状光源61により照明されるとともに、CCDラインセンサ66により撮影され、その画像はコントロールパネル100に表示される。
印刷工程が終了すれば、印刷に使用した印刷版を排出する。そして、図示しないブランケット胴洗浄装置により第1、第2のブランケット胴13、14を洗浄して印刷工程を終了する。
次に、上述した多色印刷機において、インキキー54の開度をプリセットするためのインキ供給量制御動作について説明する。図6は、インキ供給量制御動作を示すフローチャートである。
この発明に係るインキ供給量制御動作を実行するときには、予め、前準備の各工程(ステップS1〜ステップS6)を実行する。この前準備の各工程は、多色印刷機毎に、また、好ましくはインキや印刷用紙の種類を変更するたびに実行される工程である。
この前準備段階においては、最初に、テスト画像の画像データを読み込む(ステップS1)。
このテスト画像は、イエロー(以下、単に「Y」という)、マゼンタ(以下、単に「M」という)、シアン(以下、単に「C」という)、ブラック(以下、単に「K」という)の各色毎において、網点面積率を、例えば、0%から100%の範囲で5%単位に変化させることにより、全ての色領域を段階的に表示する画像である。すなわち、Y5%、M0%、C0%、K0%の領域、Y0%、M5%、C0%、K0%の領域、Y0%、M0%、C5%、K0%の領域、Y0%、M0%、C0%、K5%の領域・・・Y5%、M5%、C5%、K5%の領域、Y5%、M5%、C5%、K10%の領域、Y5%、M5%、C10%、K10%の領域・・・Y50%、M55%、C55%、K55%の領域・・・Y95%、M95%、C95%、K95%の領域・・・等の、網点面積率が変化した各領を有する画像である。このテスト画像の画像データは、図5に示す画像データ供給部153から供給され、画像メモリ151に記憶されている。
次に、この多色印刷機の製版機能を利用して、テスト画像が記録された印刷版を製版する(ステップS2)。この製版作業は、上述したように、画像メモリ151に記憶されたテスト画像のデータを利用して、第1、第2の版胴11、12の外周部に装着された印刷版に対して画像記録装置35、36により画像を記録すること等により実行される。
次に、この多色印刷機の印刷機能を利用して、製版後のテスト画像が記録された印刷版を使用したテスト画像の印刷を実行する(ステップS3)。この印刷時においては、実際に印刷を行った後の印刷物におけるテスト画像が撮像部60により撮像される。この印刷中においては、撮像部60により、印刷用紙に印刷されたテスト画像の各領域と検出パッチの濃度とが測定される(ステップS4)。この印刷動作は、撮像部60により撮像した検出パッチの濃度が所定値となって安定するまで実行される。
検出パッチの濃度が所定値となって安定すれば、補正テーブルを作成する(ステップS5)。この補正テーブルは、印刷版におけるテスト画像の各色毎の濃度に基づいて得た網点面積率と、多色印刷機により実際に印刷を行った後の印刷物におけるテスト画像の各色毎の網点面積率との関係を示すテーブルである。
この補正テーブルのデータは、Y5%、M0%、C0%、K0%の領域、Y0%、M5%、C0%、K0%の領域、Y0%、M0%、C5%、K0%の領域、Y0%、M0%、C0%、K5%の領域・・・Y5%、M5%、C5%、K5%の領域、Y5%、M5%、C5%、K10%の領域、Y5%、M5%、C10%、K10%の領域・・・Y50%、M55%、C55%、K55%の領域・・・Y95%、M95%、C95%、K95%の領域・・・等の、網点面積率が変化した各領域毎に作成される。
すなわち、この補正テーブルのデータは、例えば、印刷版におけるテスト画像の網点面積率がY50%、M25%、C15%、K5%である領域が、多色印刷機により実際に印刷を行った後の印刷物においては、Y46%、M22%、C16%、K5%となり、印刷版におけるテスト画像の網点面積率がY80%、M5%、C15%、K0%である領域が、多色印刷機により実際に印刷を行った後の印刷物においては、Y78%、M4%、C15%、K0%となることを示すデータである。この補正テーブルは、画像メモリ151に記憶されたテスト画像のデータと、撮像部60により撮像された実際に印刷を行った後の印刷物におけるテスト画像のデータとを、各領域毎に比較することにより作成される。
この補正テーブルは、ROM141に記憶される(ステップS6)。
なお、この実施形態においては、各色の網点面積率を5%単位の領域に分割することによりテーブルの作成を容易にしている。この分割数は、プリセットに必要な精度に基づいて任意に設定することができる。例えば、網点面積率を16の領域に分割し、各色当たり16階調となるようにしてもよい。また、全ての色(フルカラー)のデータ得るようにしてもよい。また、実際の印刷物では、例えばYMCKの各色が全て高濃度という画像はありえないので、不要な組み合わせは省略してもかまわない。また必要により網点面積率の変化の段階を部分的に変えてもよい。
以上の前準備の各工程が終了すれば、次に、インキプリセットの各工程(ステップS7〜ステップS10)を実行する。
このインキプリセット段階においては、最初に、実際に印刷を行うべき印刷画像の画像データを読み込む(ステップS7)。この印刷画像の画像データは、図5に示す画像データ供給部153から供給され、画像メモリ151に記憶されている。
次に、この印刷画像の画像データを、補正テーブルを用いて色調変更する(ステップS8)。すなわち、上述した補正テーブルにより、実際に印刷を行うべき印刷画像の各領域の網点面積率を、印刷用紙上に印刷されたときの予想される網点面積率に変換する。
より具体的には、例えば、実際に印刷を行うべき印刷画像におけるある領域の網点面積率が、上述したようにY50%、M25%、C15%、K5%であったとすると、補正テーブルを利用して、多色印刷機により実際に印刷を行った後の印刷物の網点面積率をY46%、M22%、C16%、K5%に変換する。同様に、実際に印刷を行うべき印刷画像におけるある領域の網点面積率が、上述したようにY80%、M5%、C15%、K0%であったとすると、補正テーブルを利用して、多色印刷機により実際に印刷を行った後の印刷物の網点面積率をY78%、M4%、C15%、K0%に変換する。
このときには、上述したように、この実施形態においては、各色の網点面積率を5%単位の領域に分割している。このため、印刷画像の画像データについても、5%単位の各領域に最も近いものについて、対応する補正テーブルの領域を使用することにより、色調変更を実行する。もしくは、各領域間は補間処理をしてもよい。
印刷画像の画像データの色調変更が完了すれば、各インキキー54に対応する領域毎に、各色の平均網点面積率を計算することにより、各インキキー54に対応する領域のインキ消費量を演算する(ステップS9)。
そして、演算後のインキ消費量に対応して、図2に示すパルスモータ57が回転し、各インキキー54のインキ元ローラ51に対する開度を変更してプリセットを実行する(ステップS10)。
以上のインキプリセットの各工程が終了すれば、次に、印刷および補正テーブル更新の各工程(ステップS11〜ステップS13)を実行する。
すなわち、プリセット工程(ステップS10)でプリセットしたインキキー54の開度により、インキ元ローラ51に対してインキを供給しながら、印刷を継続する(ステップS11)。そして、撮像部60は、印刷中に排紙部28に向けて搬送中の印刷用紙に印刷された画像を撮像するとともに検出パッチの濃度等を測定する(ステップS12)。そして、検出パッチの濃度が所定値になるように、各インキキー54のインキ元ローラ51に対する開度を自動的に変更して、インキ量の自動制御を行う。
所定の枚数の印刷が完了し、検出パッチの濃度が安定すれば、補正テーブルの更新動作を実行する(ステップS13)。すなわち、インキプリセット工程(ステップS10)において設定したインキキー54の開度と、検出パッチの濃度が所定値で安定したときのインキキー54の開度とを比較し、その比較結果に基づいて補正テーブルを修正することで、補正テーブルの更新を行う。
このときには、補正テーブルにおける各キー全体、または、全色で、インキ供給量の増減に同一の傾向がある場合には、その色が各絵柄に含まれているか否かにかかわらず、インキ供給量が増減するようにテーブルを補正する。このときには、網点面積率の大小に応じて、インキ供給量の変更に大小を設けるようにすればよい。また、一部の色のインキのみの増減が大きい場合には、そのインキを含む色に注目して変更を加えるようにすればよい。
また、これに加えて、印刷版上の位置に対する補正を行ってもよい。すなわち、上述した補正テーブル作成工程(ステップS5)において、印刷版の位置に応じたインキ供給量の増減の傾向を認識し、これを補正テーブルに反映させるようにすればよい。このような構成を採用した場合には、揺動等の影響で生じる濃度差を考慮したインキの消費量を求めることができ、プリセット作業をより正確に実行することが可能となる。
次に、この発明の第2実施形態について説明する。
上述した実施形態においては、テスト画像が印刷された印刷物を測定することにより、印刷物におけるテスト画像の網点面積率を測定し、印刷版におけるテスト画像の各色毎の網点面積率と印刷物におけるテスト画像の各色毎の網点面積率とを比較することにより補正テーブルを作成している。これに対して、この第2実施形態においては、テスト画像が適正な濃度で印刷されたときの網点面積率に対応するインキの消費量を求め、網点面積率とインキの消費量とを比較することにより補正テーブルを作成している。
この第2実施形態において使用するテスト画像は、各インキキー54内において一定の網点面積率を有し、かつ、各インキキー54毎に網点面積が異なる画像である。すなわち、このテスト画像には、例えば、一番目のインキキー54(1)に対応する領域は網点面積率が5%の画像が、二番目のインキキー54(2)に対応する領域は網点面積率が10%の画像が、十番目のインキキー54(10)に対応する領域は網点面積率が50%の画像が、各々形成されている。
そして、このテスト画像が記録された印刷版を使用したテスト画像の印刷を実行する。この印刷動作は、撮像部60により撮像した検出パッチの濃度が所定値となって安定するまで実行される。
検出パッチの濃度が所定値となって安定すれば、そのときの各インキキー54の開度を測定し、記憶する。この各インキキーの開度は、例えば、パルスモータ57の駆動パルス数により特定することができる。
また、このときのインキの消費量を各色毎に算出する。なお、各インキキー54の開度に対するインキの消費量は、予め実験的に求めておく。このインキの消費量を求めるためには、インキ元ローラ51、インキ供給ローラ52、揺動ローラ53やブランケット上のインキの膜厚や、印刷用紙上のインキの膜厚を測定してもよいし、実際に消費されたインキ残量から推測し、あるいは、シミュレーションで演算してもよい。なお、このインキの消費量は、単位面積当たりのものでもよく、また、各インキキー54単位のものであってもよい。
そして、各色毎の網点面積率と各色毎のインキの消費量との関係を示す補正テーブル作成する。この補正テーブルは、ROM141に記憶される。
以上の前準備の各工程が終了すれば、次に、インキプリセットの各工程を実行する。すなわち、最初に、実際に印刷を行うべき印刷画像の画像データを読み込む。この印刷画像の画像データは、図5に示す画像データ供給部153から供給され、画像メモリ151に記憶されている。
次に、この印刷画像の画像データを、補正テーブルを用いてインキ消費量に変換する。すなわち、各インキキーに対応する領域毎に、画像データからそれぞれの領域で使用するインキ量を換算し、これにより、そのインキキーに対応する領域のインキの消費量を計算する。このインキ消費量は、インキ消費量の総和であってもよく、また、平均値であってもよい。
そして、このインキの消費量に基づいて、インキキー54の開度を求め、これによりプリセットを実行する。
以上のインキプリセットの各工程が終了すれば、第1実施形態と同様、印刷および補正テーブル更新の各工程を実行する。
この第2実施形態によれば、実際に印刷を行った印刷物の測定を行うことなく、インキキーの開度をプリセットすることが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、各色毎の網点面積率と各色毎のインキの消費量との関係を示す補正テーブルを利用しているが、各色毎の網点面積率と各色毎のインキ領域毎の平均インキキー開度との関係を示す補正テーブルを利用してもよい。すなわち、インキキーの開度からインキの消費量を求めるかわりに、直接インキキー54の開度を利用してプリセットを行ってもよい。但し、この場合には、画像データの領域に対応させてインキキー54の開度を計算する必要があることから、インキキーの開度の平均値である平均インキキー開度が使用される。
この発明を適用する多色印刷機の概要図である。 インキ供給装置20におけるインキ供給部の側面概要図である。 インキ供給装置20におけるインキ供給部の平面図である。 撮像部60を排紙胴19等の排紙機構とともに示す側面概要図である。 この多色印刷機の主要な電気的構成を示すブロック図である。 インキ供給量制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
11 第1の版胴
12 第2の版胴
13 第1のブランケット胴
14 第2のブランケット胴
15 第1の圧胴
16 第2の圧胴
17 給紙胴
18 渡し胴
19 排紙胴
20 インキ供給装置
21 湿し水供給装置
23 チェーン
23 スプロケット
30 グリッパ
31 給紙部
32 排紙部
33 給版部
34 給版部
35 画像記録装置
36 画像記録装置
51 インキ元ローラ
52 インキ供給ローラ
53 揺動ローラ
54 インキキー
55 偏芯カム
56 軸
57 パルスモータ
60 撮像部
100 コントロールパネル
140 制御部
143 CPU
145 駆動回路
151 画像メモリ
153 画像データ供給部

Claims (6)

  1. 多色印刷機においてインキキーの開度をプリセットするためのインキ供給量制御方法であって、
    網点面積率が変化したテスト画像が記録された印刷版を使用して、テスト画像を印刷するテスト画像印刷工程と、
    前記テスト画像が印刷された印刷物を測定することにより、印刷物におけるテスト画像の網点面積率を各色毎に測定する測定行程と、
    前記印刷版におけるテスト画像の各色毎の網点面積率と、前記印刷物におけるテスト画像の各色毎の網点面積率とを比較することにより、補正テーブルを作成する補正テーブル作成工程と、
    前記補正テーブルを利用して、実際に印刷を行う印刷物の画像の画像データを色調変更する色調変更工程と、
    前記色調変更後の画像データを利用してインキキーの開度をプリセットするプリセット工程と、
    を備えたことを特徴とするインキ供給量制御方法。
  2. 請求項1に記載のインキ供給量制御方法において、
    前記補正テーブル作成工程においては、前記テスト画像と前記印刷物の画像とを、網点面積が異なる複数の領域毎に比較して補正テーブルを作成するインキ供給量制御方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のインキ供給量制御方法において、
    前記プリセット工程後に印刷を行い、濃度が安定した後の印刷物を測定することにより、印刷物におけるテスト画像の網点面積率を各色毎に測定し、この網点面積率の測定値により前記補正テーブルを補正するインキ供給量制御方法。
  4. インキキーの開度をプリセットするためのインキキー開閉手段を備えた多色印刷機であって、
    網点面積率が変化したテスト画像が記録された印刷版におけるテスト画像の網点面積率と、この印刷版を使用して印刷された印刷物におけるテスト画像の網点面積率とを、各色毎に比較することにより作成した補正テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶した補正テーブルを利用して、実際に印刷を行う印刷物の画像の画像データを色調変更する色調変更手段と、
    前記色調変更後の画像データを利用して前記インキキー開閉手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする多色印刷機。
  5. 多色印刷機においてインキキーの開度をプリセットするためのインキ供給量制御方法であって、
    網点面積率が変化したテスト画像がインキキーに対応して記録された印刷版を使用して、テスト画像を印刷するテスト画像印刷工程と、
    前記テスト画像が適正な濃度で印刷されたときの、前記網点面積率に対応するインキの消費量またはインキキーの開度を求める工程と、
    前記網点面積率と前記インキの消費量またはインキキーの開度とを比較することにより、補正テーブルを作成する補正テーブル作成工程と、
    前記補正テーブルを利用して、実際に印刷を行う印刷物の画像の画像データから、各インキキー領域毎のインキの消費量または各インキキー領域毎の平均インキキー開度を特定する特定工程と、
    各インキキー領域毎のインキの消費量または各インキキー領域毎の平均インキキー開度に基づいて、インキキーの開度をプリセットするプリセット工程と、
    を備えたことを特徴とするインキ供給量制御方法。
  6. インキキーの開度をプリセットするためのインキキー開閉手段を備えた多色印刷機であって、
    網点面積率が変化したテスト画像がインキキーに対応して記録された印刷版におけるテスト画像の網点面積率と、前記テスト画像が適正な濃度で印刷されたときの、前記網点面積率に対応するインキの消費量またはインキキーの開度ととの関係を示す補正テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶した補正テーブルを利用して、実際に印刷を行う印刷物の画像の画像データから、各インキキー領域毎のインキの消費量または各インキキー領域毎の平均インキキー開度を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定した各インキキー領域毎のインキの消費量または各インキキー領域毎の平均インキキー開度を利用して前記インキキー開閉手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする多色印刷機。
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