JP2005212300A - 印刷色修正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 色の修正に使用する点を適正に選択し、あるいは、その修正量を適正に設定することが可能な印刷色修正方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 表示画面に表示された画像のうちの制御点の色を修正する色修正工程と、この色の修正に基づいて、印刷機のインキキー領域のうち制御点を含むインキキー領域における各インキの供給量の補正量を演算する演算工程と、印刷機のインキキー領域のうち制御点を含むインキキー領域において、インキ供給量の補正により影響を受ける領域を判定する判定工程と、判定工程で影響を受けると判定された領域を表示画面で表示する表示工程とを備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、印刷機に使用される印刷色修正方法に関する。
印刷機において適正な印刷を実行するためには、インキの供給量を適正に制御する必要がある。このインキの供給量の制御時には、従来、コントロールストリップの濃度を濃度計により測定し、その濃度データに基づいてインキの過不足を判定するようにしている。しかしながら、コントロールストリップにおける濃度データのみでは、絵柄領域において必ずしも適正な色調等を得ることができるとは限らない。
このため、基準紙の画像と実際に印刷が行われた印刷物の画像とを比較し、この比較結果に基づいて印刷機のインキ供給量を補正することが行われる。ここで、基準紙とは、校正紙とも呼称され、印刷の仕上がりの色調を指示することにより適正な印刷物の基準となるものである。また、実際に印刷が行われた印刷紙とは、抜き取り紙とも呼称され、例えば、印刷の実行中に印刷機の排紙部から一定間隔でオペレータにより抜き取られるものである。
このとき、基準紙の画像と実際に印刷が行われた印刷物の画像とをその全領域で比較することは困難である。このため、印刷すべき画像をモニター上で表示し、モニター上に表示された画像のうちの所定の制御点を利用して比較が行われる。この制御点としては、例えば、その絵柄を特徴づける色を表す代表点が使用される(特許文献1および特許文献2参照)。そして、比較結果に基づいて、制御点の色を修正することにより、各インキの供給量を補正して印刷後の印刷物の色調が修正される。
特開平11−296672 特開2000−99699
このようにして制御点を比較してその色を修正することにより、各インキの供給量を補正して印刷物の色調を修正する場合には、制御点としていかなる点を選択するかが修正後の印刷物の色調を大きく左右する原因となる。制御点として適切な点を選択しない場合には、印刷物の画像における特定の点に好ましくない影響を与える場合がある。また、制御点が適正に選択されていても、その修正量によっては、印刷物の画像全体に好ましくない影響を与える場合がある。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、色の修正に使用する点を適正に選択し、あるいは、その修正量を適正に設定することが可能な印刷色修正方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数のインキキー領域を有する印刷機で多色印刷を行うときに、印刷すべき画像を表示手段に表示し、前記表示手段に表示された画像のうちの所定の点の色を修正することにより、各インキの供給量を補正して印刷後の印刷物の色調を修正する印刷色修正方法であって、前記表示手段に表示された画像のうちの所定の点の色を修正する色修正工程と、前記色の修正に基づいて、印刷機のインキキー領域のうち前記所定の点を含むインキキー領域における各インキの供給量の補正量を演算する演算工程と、印刷機のインキキー領域のうち前記所定の点を含むインキキー領域において、前記インキ供給量の補正により影響を受ける領域を判定する判定工程と、前記判定工程で影響を受けると判定された領域を前記表示手段で表示する表示工程とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記判定工程においては、供給量を補正する色のインキを使用して印刷される領域を、前記インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記判定工程においては、供給量を補正する色のインキの濃度が所定値より大きい領域を、前記インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記判定工程においては、供給量を補正する色のインキの濃度が前記所定の点のインキの濃度より大きい領域を、前記インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記判定工程においては、供給量を補正する色のインキの濃度と、他の色のインキの濃度とを比較することにより、前記インキ供給量の補正により影響を受ける領域を判定する。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明において、前記判定工程においては、印刷機のインキキー領域のうち前記所定の点を含むインキキー領域以外のインキキー領域においても、印刷機のインキキー領域のうち前記所定の点を含むインキキー領域と同様に判定を行う。
請求項1乃至請求項5に記載の発明によれば、ある点を修正したときに影響を与える領域を表示することで、色の修正に使用する点を適正に選択し、あるいは、その修正量を適正に設定することができる。このため、印刷後の印刷物の色調を適正に修正することが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、画像の全域にわたって印刷物の色調を適正に修正することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
最初に、この発明を適用する印刷機の全体構成について説明する。図1はこの発明を適用する印刷機の概要図である。
この印刷機は、第1、第2の版胴11、12に保持された画像が記録されていない印刷版に画像を記録して製版した後、この印刷版に供給されたインキを第1、第2のブランケット胴13、14を介して第1、第2の圧胴15、16に保持された印刷用紙に転写することにより4色の印刷を行うものである。
この印刷機は、第1の版胴11と、第2の版胴12と、第1の版胴11と当接可能に設けられた第1のブランケット胴13と、第2の版胴12と当接可能に設けられた第2のブランケット胴14と、第1のブランケット胴13に対して当接可能に設けられた第1の圧胴15と、第2のブランケット胴14に対して当接可能に設けられた第2の圧胴16と、給紙部31から供給された印刷用紙を第1の圧胴15に渡すための給紙胴17と、第1の圧胴15から受け取った印刷用紙を第2の圧胴16に渡すための渡し胴18と、第2の圧胴16から受け取った印刷用紙を排紙部32に排出するためのチェーン23をスプロケット22との間で巻回した排紙胴19と、印刷用紙に印刷された画像を撮像するとともに検出パッチの濃度を測定するための撮像部60と、入力手段および表示手段として機能するタッチパネル方式のコントロールパネル99とを有する。
第1の版胴11および第2の版胴12は、その外周部に各々異なる2色分の印刷版を保持する所謂2倍胴となっている。また、第1のブランケット胴13および第2のブランケット胴14は、第1の版胴11および第2の版胴12と同径であり、各々2色分の画像を転写し得るブランケット面を有する。
第1のブランケット胴13および第2のブランケット胴14と各々当接可能に設けられた第1の圧胴15および第2の圧胴16は、第1、第2の版胴11、12および第1、第2のブランケット胴13、14の直径の1/2の直径を有する。また、これら第1、第2の圧胴15、16は、印刷用紙の先端を保持して搬送するための図示しないグリッパを有する。
圧胴15に隣接して配設された給紙胴17は、第1、第2の圧胴15、16と同一の直径を有する。この給紙胴17は、その隔回転毎に、給紙部31から1枚ずつ供給された印刷用紙の先端部を図示しないグリッパにより保持して搬送する。グリッパにより保持された印刷用紙の先端部は、給紙胴17から第1の圧胴15への印刷用紙の受け渡し時に、第1の圧胴15のグリッパにより保持される。
第1の圧胴15と第2の圧胴16との間に配設された渡し胴18は、第1、第2の版胴11、12および第1、第2のブランケット胴13、14の直径と同一の直径を有する。この渡し胴18は、第1の圧胴15から受け取った印刷用紙の先端を図示しないグリッパにより保持して搬送し、この印刷用紙の先端を第2の圧胴16のグリッパに受け渡す。
第2の圧胴16に隣接して配設された排紙胴19は、第1、第2の版胴11、12および第1、第2のブランケット胴13、14の直径と同一の直径を有する。この排紙胴19は、その両端部に一対のチェーン23を巻回した構造を有し、この一対のチェーン23を連結する図示しない連結部材上に、図示しないグリッパが配設されている。第2の圧胴16のグリッパにより保持された印刷用紙の先端部は、第2の圧胴16から排紙胴19への印刷用紙の受け渡し時に、排紙胴19のいずれかのグリッパにより保持される。そして、この印刷用紙は、チェーン23の移動に伴って、排紙部32上に排出される。
前記給紙胴17の端部に付設されたギヤは、従動プーリ25と同芯状に配設されたギヤ26と連結している。そして、印刷用モータ27の駆動により回転する駆動プーリ28と従動プーリ25との間には、ベルト29が巻回されている。このため、給紙胴17は駆動印刷用モータ27の駆動により回転する。一方、第1、第2の版胴11、12、第1、第2のブランケット胴13、14、第1、第2の圧胴15、16、給紙胴17、渡し胴18および排紙胴19は、各々その端部に付設されたギヤにより連結されている。このため、駆動印刷用モータ27の駆動により、これらの給紙胴17、第1、第2の圧胴15、16、排紙胴19、第1、第2のブランケット胴13、14、第1、第2の版胴11、12および渡し胴18は、互いに同期して回転する。
第1の版胴11の周囲には、印刷版に例えばブラック(K)のインキを供給するためのインキ供給装置20aと、印刷版に例えばシアン(C)のインキを供給するためのインキ供給装置20bと、印刷版に湿し水を供給するための湿し水供給装置21a、21bとが配置されている。また、第2の版胴12の周囲には、印刷版に例えばマゼンタ(M)のインキを供給するためのインキ供給装置20cと、印刷版に例えばイエロー(Y)のインキを供給するためのインキ供給装置20dと、印刷版に湿し水を供給するための湿し水供給装置21c、21dとが配置されている。
さらに、第1の版胴11または第2の版胴12の周囲には、それぞれ、第1の版胴11の外周部に印刷版を供給するための給版部33と、第2の版胴の外周部に印刷版を供給するための給版部34と、第1の版胴11の外周部に装着された印刷版に画像データに基づいて画像を記録するための画像記録装置35と、第2の版胴12の外周部に装着された印刷版に画像データに基づいて画像を記録するための画像記録装置36とが配置されている。
図2は、この発明に係る印刷機の主要な電気的構成を示すブロック図である。
この印刷機は、装置の制御に必要な動作プログラムが格納されたROM111と制御時にデータ等が一時的にストアされるRAM112と、論理演算を実行するCPU113からなる制御部110を備える。この制御部110は、印刷機本体101とインターフェース114を介して接続されている。また、制御部110は、コントロールパネル99のコントローラ115を介してコントロールパネル99と接続されている。さらに、この制御部110は、上述した撮像部60とも接続されている。
さらに、制御部110は、画像データをラスター処理するRIP(ラスターイメージプロセッサ)102と、LANを介して接続されている。このRIP102においては、図示しないデータ作成装置で作成されたページ記述言語データ等がラスター処理され、ビットマップ形式のデータから成るジョブデータ103が作成される。
以上のような構成を有する印刷機においては、給版部33における供給カセット41から引き出された印刷版はカッター42により所定のサイズに切断される。そして、切断されたシート状の印刷版の先端部は、図示しないガイドローラおよびガイド部材により案内され、第1の版胴11のくわえ爪にくわえられる。そして、第1の版胴11が図示しないモータの駆動により低速で回転し、印刷版が第1の版胴11の外周部に巻き付けられ、印刷版の後端部は他方のくわえ爪によりくわえられる。この状態において、第1の版胴11を低速で回転させながら、画像記録装置35により第1の版胴11の外周部に保持された印刷版の表面に変調されたレーザビームを照射し、画像を記録する。
同様に、給版部34における供給カセット43から引き出された印刷版はカッター44により所定のサイズに切断される。そして、切断されたシート状の印刷版の先端部は、図示しないガイドローラおよびガイド部材により案内され、第2の版胴12のくわえ爪にくわえられる。そして、第2の版胴12が図示しないモータの駆動により低速で回転し、印刷版が第2の版胴12の外周部に巻き付けられ、印刷版の後端部は他方のくわえ爪によりくわえられる。この状態において、第2の版胴12を低速で回転させながら、画像記録装置36により第2の版胴12の外周部に保持された印刷版の表面に変調されたレーザビームを照射し、画像を記録する。
なお、第1の版胴11の外周部には、ブラックのインキで印刷を行うための印刷版と、シアンのインキで印刷を行うための印刷版とが装着される。これら2枚の印刷版は、均等に振り分けられた状態(すなわち互いに180度離隔した状態)となる位置に配置され、画像記録装置35はこれらの印刷版に画像を記録する。同様に、第2の版胴12の外周部には、マゼンタのインキで印刷を行うための印刷版と、イエローのインキで印刷を行うための印刷版と装着される。これら2枚の印刷版も、均等に振り分けられた状態となる位置に配置され、画像記録装置36はこれらの印刷版に画像を記録して、製版工程が終了する。
製版工程が完了すれば、第1、第2の版胴11、12上の印刷版を用いて印刷用紙に印刷を行う印刷工程を実行する。この印刷工程は、次のようにして実行される。
すなわち、先ず、各湿し水供給装置21および各インキ供給装置20を第1、第2の版胴11、12上に保持された印刷版のうちの対応する印刷版とのみ当接させる。これにより、各印刷版には対応する各湿し水供給装置21および各インキ供給装置20から湿し水とインキとが供給される。そして、印刷版に供給されたインキは、第1、第2のブランケット胴13、14の対応する領域に転写される。
そして、印刷用紙を給紙胴17に供給する。この印刷用紙は、給紙胴17から第1の圧胴15に渡される。印刷用紙を受け取った第1の圧胴15が回転を続けると、第1の圧胴15は、第1の版胴11および第1のブランケット胴13の1/2の直径を有することから、第1の圧胴15の外周部に保持された印刷用紙には、その1回転目においてブラックのインキが、また、その2回転目においてシアンのインキが転写される。
第1の圧胴15が2回転すれば、印刷用紙は第1の圧胴15から渡し胴18を介して第2の圧胴に渡される。印刷用紙を受け取った第2の圧胴16が回転を続けると、第2の圧胴16は、第2の版胴12および第2のブランケット胴14の1/2の直径を有することから、第2の圧胴16の外周部に保持された印刷用紙には、その1回転目においてマゼンタのインキが、また、その2回転目においてイエローのインキが転写される。
このようにして、4色の印刷が終了した印刷用紙の先端部は、第2の圧胴16から排紙胴19に渡される。そして、4色の印刷が終了した印刷用紙は、一対のチェーン23の駆動により、排紙部28に向けて搬送されて排出される。
印刷工程が終了すれば、印刷に使用した印刷版を排出する。そして、図示しないブランケット胴洗浄装置により第1、第2のブランケット胴13、14を洗浄して印刷工程を終了する。
次に、上述した印刷機において、各インキの供給量を補正して印刷物の色調を修正するこの発明に係る印刷色修正方法について説明する。図3は、この発明に係る印刷色修正方法を実行する時の動作を示すフローチャートである。
上述した印刷機においては、印刷された印刷用紙の画像は、撮像部60により撮像されている。印刷色修正時には、撮像部60により撮像された印刷用紙の画像をコントロールパネル99における表示画面100に表示する(ステップS1)。
図4は、このときのコントロールパネル99における表示画面100の表示状体を示す説明図である。
図4に示すように、表示画面100には、撮像部60により撮像された印刷用紙の画像を示す画像領域300が入力領域200とともに表示される。
ここで、画像領域300には、二つの絵柄301、302を有する画像が表示されている。また、この画像領域300は、印刷機のインキキー領域に対応して、10個の領域e1〜e10に分割されている。
入力領域200は、コントロールパネル99のタッチパネル機能を利用してこのコントロールパネル99を入力手段として使用するためのものである。この入力領域200には、現在選択されている点(制御点)の現在の色を表示する領域201、202、204と、変更後の色を表示する領域203とが設けられている。また、この入力領域200には、イエローのインキを増加させるためのキー領域Y1と、イエローのインキを減少させるためのキー領域Y2と、マゼンタのインキを増加させるためのキー領域M1と、マゼンタのインキを減少させるためのキー領域M2と、シアンのインキを増加させるためのキー領域C1と、シアンのインキを減少させるためのキー領域C2と、現在選択されている点(制御点)の濃度を減少させるためのキー領域205と、現在選択されている点(制御点)の濃度を増加させるためのキー領域206とが設けられている。さらに、この入力領域200には、後述するインキ供給量の補正により影響を受ける領域の判定を、他のインキキー領域でも行うためのキー領域207が設けられている。
再度図3を参照して、次に、印刷物の色調を調整するために使用する制御点を選択する(ステップS2)。この制御点は、例えば上述した特許文献1および特許文献2にも記載されたように、例えば、その絵柄を特徴づける色を表す代表点等が使用される。この制御点は、一定の規則に従って自動的に選択してもよく、オペレータが画像領域を見て手動で選択してもよい。この実施形態においては、図4に示すように、領域e4内において絵柄301内の点を制御点303として選択している。このときの制御点303の色は、入力領域200における領域201、202、204に表示される。
なお、この制御点303は、各インキキー領域に対応する10個の領域e1〜e10毎に決定される。従って、以下の動作は各インキキー領域に対応する領域e1〜e10毎に実行される。但し、後述するように、10個の領域e1〜e10に対して単一の代表点を利用するようにしてもよい。また、この制御点303は、基準紙の画像を撮影した際に予め決定しておいてもよい。
次に、制御点303の色を修正する(ステップS3)。すなわち、実際に印刷が行われた印刷物の画像における制御点303の濃度等と基準紙における制御点の濃度等を比較することなどにより、制御点303の色を修正する。この色の修正は、キー領域Y1、Y2を使用してイエローのインキを増減し、キー領域M1、M2を使用してマゼンタのインキを増減し、キー領域C1、C2を使用してシアンのインキを増減し、あるいは、キー領域205、206を使用して制御点303の濃度を増減することにより実行される。修正後の制御点303の色は、入力領域200における領域203に表示される。
そして、制御点303の色の修正に基づいて、印刷機のインキキー領域e1〜e10のうち制御点303を含むインキキー領域e3における各インキの供給量の補正量を演算する(ステップS4)。
次に、インキキー領域e3において、インキ供給量の補正により影響を受ける領域を判定する(ステップS5)。すなわち、代表点303の色の変更に伴う各インキの供給量の補正により、制御点303を含むインキキー領域e3内のいくつかの領域が影響を受けることが考えられる。このため、どのような領域が影響を受けるのかを判定する。
この判定工程においては、供給量を補正する色のインキを使用して印刷される領域を、インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する。例えば、イエローのインキの供給量のみを補正する場合には、イエローのインキを使用して印刷される領域を、インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する。また、補正される色が複数の場合には、それらのインキを使用して印刷される領域を、インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する。
また、別の実施形態として、この判定工程においては、供給量を補正する色のインキの濃度が所定値より大きい領域を、インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する。この所定値としては、制御点303のインキの濃度を利用してもよいし、オペレータが適宜の値を設定してもよい。前者の場合には、例えばマゼタのインキの供給量を補正する場合、マゼンタのインキの濃度が制御点303におけるマゼンタのインキの濃度より大きい領域を、インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する。このときには、制御点303におけるマゼンタのインキの濃度として、補正前のものを使用してもよく、補正後のものを使用してもよい。また、補正される色が複数の場合には、それらのインキの濃度を利用して、インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する。
さらに、他の実施形態として、この判定工程においては、供給量を補正する色のインキの濃度と、他の色のインキの濃度とを比較することにより、インキ供給量の補正により影響を受ける領域を判定する。例えば、マゼンタのインキの供給量のみを補正する場合には、マゼンタのインキの濃度がイエローのインキの濃度やシアンのインキの濃度より大きい領域、もしくは、ある一定以上高い領域は、マゼンタのインキ供給量の変更による影響が大きいと考えられるので、インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する。
なお、上述した各実施形態において、ブラックのインキの濃度が所定値以上の領域は、インキ供給量の補正により影響を受ける領域から除外してもよい。ブラックのインキの濃度が比較的高い領域は、イエロー、マゼンタ、シアンのインキのインキ供給量の補正により影響を受ける割合が小さいと考えられるためである。
上記の各種の判定基準は、オペレータが適宜選択、設定すればよく、また、複数の判定基準を併用してもよい。
そして、上記判定工程で判定したインキ供給量の補正により影響を受ける領域を表示する(ステップS6)。図5はこのときのコントロールパネル99における表示画面100の表示状体を示す説明図である。
この実施形態においては、コントロールパネル99における表示画面100において、領域e4内における絵柄301内の領域が、インキ供給量の補正により影響を受ける領域として表示されている。このときの表示方法としては、点滅表示や、色の変更、マーキング等、オペレータが認識可能な各種の表示が採用可能である。また、影響の度合いを段階的に表示したり、色の変更をシミュレートして表示してもよい。
オペレータはこの表示画面に基づき、制御点303の位置およびその色の修正の適否を判断する。そして、必要な場合には、制御点303の位置やその色の修正量を変更する。
再度図3を紹介して、制御点303の位置やその色の修正量が変更された場合には、再度ステップS1〜ステップS6の工程を繰り返す。制御点303が変更されない場合には、ステップS4で演算した各インキの供給量の補正量を利用してインキ供給量を補正して修正作業を終了する(ステップS8)。
なお、上述した実施形態においては、各インキキー領域に対応する10個の領域e1〜e10毎に制御点303を決定し、上記の動作を各インキキー領域に対応する領域e1〜e10毎に実行することにより、各領域e1〜e10内においてインキ供給量の補正により影響を受ける領域を表示している。しかしながら、画像全体において単一の制御点303を使用し、その制御点303を含むインキキー領域以外のインキキー領域においても、制御点303を含むインキキー領域と同様に判定を行う構成を採用してもよい。
図6はこのような実施形態において、コントロールパネル99における表示画面100の表示状体を示す説明図である。
この実施形態においては、インキ供給量の補正により影響を受ける領域の判定を他のインキキー領域でも行うためのキー領域207にチェックが入れられている。この場合においては、制御点303のデータに基づいて、全ての領域領域e1〜e10内に対して、インキ供給量の補正により影響を受ける領域を判定し、その表示を行う。この実施形態の場合においては、図6に示すように、コントロールパネル99における表示画面100において、絵柄301および絵柄302内の領域が、インキ供給量の補正により影響を受ける領域として表示されている。
また、上述した実施形態においては、ステップS4において各インキの供給量の補正量を演算した後、ステップS8において各インキの供給量の補正を実行しているが、各インキの供給量の補正量の演算と各インキの供給量の補正とを、最後にまとめて実行するようにしてもよい。
この発明を適用する印刷機の概要図である。 この発明に係る印刷機の主要な電気的構成を示すブロック図である。 この発明に係る印刷色修正方法を実行する時の動作を示すフローチャートである。 コントロールパネル99における表示画面100の表示状体を示す説明図である。 コントロールパネル99における表示画面100の表示状体を示す説明図である。 コントロールパネル99における表示画面100の表示状体を示す説明図である。
符号の説明
11 第1の版胴
12 第2の版胴
13 第1のブランケット胴
14 第2のブランケット胴
15 第1の圧胴
16 第2の圧胴
17 給紙胴
18 渡し胴
19 排紙胴
20 インキ供給装置
21 湿し水供給装置
22 スプロケット
23 チェーン
27 印刷用モータ
31 給紙部
32 排紙部
33 給版部
34 給版部
35 画像記録装置
36 画像記録装置
99 コントロールパネル
100 表示画面
101 印刷機本体
102 RIP
103 ジョブデータ
110 制御部
200 入力領域
207 キー領域
300 画像領域
301 絵柄
302 絵柄
303 制御点

Claims (6)

  1. 複数のインキキー領域を有する印刷機で多色印刷を行うときに、印刷すべき画像を表示手段に表示し、前記表示手段に表示された画像のうちの所定の点の色を修正することにより、各インキの供給量を補正して印刷後の印刷物の色調を修正する印刷色修正方法であって、
    前記表示手段に表示された画像のうちの所定の点の色を修正する色修正工程と、
    前記色の修正に基づいて、印刷機のインキキー領域のうち前記所定の点を含むインキキー領域における各インキの供給量の補正量を演算する演算工程と、
    印刷機のインキキー領域のうち前記所定の点を含むインキキー領域において、前記インキ供給量の補正により影響を受ける領域を判定する判定工程と、
    前記判定工程で影響を受けると判定された領域を前記表示手段で表示する表示工程と、
    を備えることを特徴とする印刷色修正方法。
  2. 請求項1に記載の印刷色修正方法において、
    前記判定工程においては、供給量を補正する色のインキを使用して印刷される領域を、前記インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する印刷色修正方法。
  3. 請求項1に記載の印刷色修正方法において、
    前記判定工程においては、供給量を補正する色のインキの濃度が所定値より大きい領域を、前記インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する印刷色修正方法。
  4. 請求項3に記載の印刷色修正方法において、
    前記判定工程においては、供給量を補正する色のインキの濃度が前記所定の点のインキの濃度より大きい領域を、前記インキ供給量の補正により影響を受ける領域と判定する印刷色修正方法。
  5. 請求項1に記載の印刷色修正方法において、
    前記判定工程においては、供給量を補正する色のインキの濃度と、他の色のインキの濃度とを比較することにより、前記インキ供給量の補正により影響を受ける領域を判定する印刷色修正方法。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の印刷色修正方法において、
    前記判定工程においては、印刷機のインキキー領域のうち前記所定の点を含むインキキー領域以外のインキキー領域においても、印刷機のインキキー領域のうち前記所定の点を含むインキキー領域と同様に判定を行う印刷色修正方法。
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