JP2001347845A - 自動車用プロペラシャフト - Google Patents
自動車用プロペラシャフトInfo
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Abstract
ャフトの振動や異音の抑制、軽量・コンパクト化を図り
つつ、自動車の衝突に伴ってプロペラシャフトに過大な
荷重が加わったとき車体に生じる衝撃を低減させる。 【解決手段】 スライド式等速自在継手の外輪とコンパ
ニオンフランジを締結した自動車用プロペラシャフトに
おいて、等速自在継手10としてクロスグルーブジョイン
トを採用し、かつ、コンパニオンフランジ70に内輪20を
収容し得る中空部72を設け、その中空部72にシールプレ
ート80を装着し、自動車の衝突時に、内輪20がシールプ
レート80を押し退けて中空部72に進入し得るようにし
た。
Description
動)車やFR(前置きエンジン後輪駆動)車等において
トランスミッションからディファレンシャルに回転駆動
力を伝達するプロペラシャフト(推進軸)に関し、より
詳しくは、自動車が前面衝突した時にプロペラシャフト
に作用する軸方向の変位をスムーズに吸収できるように
したものである。
機(トランスミッション)が前方に、減速歯車装置(デ
ィファレンシャル)、駆動車軸が後方にあるため、この
間の動力伝達にプロペラシャフトを用いる。また、FR
ベースの4WD車ではリアプロペラシャフトとフロント
プロペラシャフトが必要である(図7参照)。プロペラ
シャフトは自在継手および滑り継手を有して、トランス
ミッションとディファレンシャルの間の相対位置の変化
による長さと角度の変化に対応できる構造を持ってい
る。プロペラシャフトは車両の構造や要求特性により2
継手型、3継手型、4継手型などが用いられる。
り構成されており、衝突時の軸方向衝撃力によるトラン
スミッションとディファレンシャルの間の軸方向変位を
プロペラシャフトでは吸収できない構造である。すなわ
ち、衝突時の軸方向衝撃によるトランスミッションとデ
ィファレンシャルの間の軸方向変位を吸収するところが
ないため、プロペラシャフトが突っ張り、車体に生じる
衝撃が高くなる。
フトとして、過大な軸方向荷重が作用したとき、環状凹
部に圧入したシールプレートを突き破ることによって衝
突吸収が可能な構造のものが知られている(特開平11
−227478号公報、特開平11−227479号公
報参照)。これらのプロペラシャフトでは等速自在継手
としてダブルオフセット型の等速自在継手(ダブルオフ
セットジョイント:以下、DOJという。)が使用され
ている。
は、球面状外周面に軸方向に延びるボール溝22’を形
成した内輪20’と、円筒形内周面に軸方向に延びるボ
ール溝32’を形成した外輪30’と、対をなす内輪2
0’のボール溝22’と外輪30’のボール溝32’と
の間に組み込まれたボール40’と、内輪20’の球状
外周面と外輪30’の円筒形内周面との間に介在してボ
ール40’を保持するケージ50’とで構成されてい
る。ケージ50’の内・外球面の曲率中心は継手中心を
挟んで軸方向で反対側にオフセットしている。
ペラシャフトにおいて軸方向変位を吸収させようとする
場合、次のような問題がある。すなわち、DOJには内
部すきまが必要であり、周方向すきまを有するため、プ
ロペラシャフトとして音振の悪化が懸念される。また、
プロペラシャフトを車両に組み付ける時、通常走行時の
軸方向変位を吸収するためにDOJにてスライド量を確
保しようとすると、外輪長さが長くなり、軽量・コンパ
クト化に限界が生じる。
を備えたプロペラシャフトの振動や異音の抑制、軽量・
コンパクト化を図りつつ、自動車の衝突に伴ってプロペ
ラシャフトに過大な荷重が加わったとき車体に生じる衝
撃を低減させることのできる自動車用プロペラシャフト
を提供することにある。
イド式等速自在継手10の外輪30とコンパニオンフラ
ンジ70を締結した自動車用プロペラシャフトにおい
て、前記等速自在継手10が、軸線に対して角度をなす
トラック22を外周面に形成した内輪20と、前記内輪
20のトラック22とは逆方向に軸線に対して角度をな
すトラック32を内周面に形成した外輪30と、対をな
す前記内輪20のトラック22と前記外輪30のトラッ
ク32が交差する位置に組み込んだボール40と、前記
内輪20の外周面と前記外輪30の内周面との間に介在
して前記ボール40を保持するケージ50とを有し、前
記コンパニオンフランジ70が前記内輪20を収容し得
る中空部72を有し、前記中空部72にシールプレート
80を装着してなり、自動車の衝突時に、前記内輪20
が前記シールプレート80を押し退けて前記中空部72
に進入し得るようにしたことを特徴とする自動車用プロ
ペラシャフトである。
ール40、ケージ50といった内輪まわり部品がユニッ
トとしてコンパニオンフランジ70側に移動しようとす
る。そして、コンパニオンフランジ70の中空部72の
内径とボール40とが干渉し、かつ、ボール40が外輪
トラック32から脱落することにより、内輪20とスタ
ブシャフト9のみが移動してコンパニオンフランジ70
の中空部72に進入する。これにより、トランスミッシ
ョンとディファレンシャルとの間の軸方向変位(短縮
分)が吸収され、ディファレンシャルを介して車体後部
に入力する衝撃力が低減する。したがって、車体に生じ
る衝撃が大幅に低減して安全性が向上する。
スグルーブジョイントと呼ばれるものである。DOJに
代えてクロスグルーブジョイントを採用することによ
り、周方向すきまを抑えることが可能となり、振動や異
音の発生を抑制することができる。しかも、ジョイント
外輪を軸方向に短くできるため(図9:B1<B2)、
軽量化、コンパクト化の面で有利である。DOJはスタ
ブシャフト、内輪、ボール、ケージが一体となってスラ
イドするのに対し、クロスグルーブジョイントは外輪と
ボール、ケージおよびボール、ケージとスタブシャフ
ト、内輪が相対変位するため通常スライド領域に必要な
外輪を軸方向に短くできるのである。
ョイントを採用することにより、衝突時にはスタブシャ
フト9がシールプレート80を押し退け、ボール40は
内外輪のトラック22,32から外れて中空部端面に当
たり、スタブシャフト9と内輪20のみ中空部へ入って
いく。したがって、衝撃吸収に必要な中空部72の径を
小さくできるためコンパニオンフランジ70の外径が縮
小され(図9:φD1<φD2)、この点でも軽量化、
コンパクト化に寄与する。
車用プロペラシャフトにおいて、前記外輪30と締結さ
れる前記コンパニオンフランジ70の締結部74が、前
記中空部72より大径で、かつ、前記外輪30の内径と
略同径の内径を有することを特徴とする。
載の自動車用プロペラシャフトにおいて、前記中空部7
2の内径が前記内輪20の外径より大きいことを特徴と
する。これにより、内輪20がスタブシャフト9と嵌合
したまま中空部72内に進入することができる。
ずれかに記載の自動車用プロペラシャフトにおいて、前
記ボール40の外接円径が前記外輪30と締結される前
記コンパニオンフランジ70の締結部74の内径よりも
小さく、かつ、前記コンパニオンフランジの中空部の内
径よりも大きいことを特徴とする。これにより、ボール
40が締結部74の端面と干渉するため、スタブシャフ
ト9と内輪20のみが中空部72内へ進入することとな
る。
ずれかに記載の自動車用プロペラシャフトにおいて、前
記ケージ50の最小内径が前記内輪20の外径より大き
いことを特徴とする。これにより、内輪20がケージ5
0と干渉することなくスタブシャフト9と共に中空部7
2内へ進入することができる。
ずれかに記載の自動車用プロペラシャフトにおいて、前
記内外輪20,30のトラック交差角αが7°〜12°
の範囲内であることを特徴とする。
ずれかに記載の自動車用プロペラシャフトにおいて、前
記内外輪20,30のトラック接触角βが35°〜45
°の範囲内であることを特徴とする。
ずれかに記載の自動車用プロペラシャフトにおいて、前
記等速自在継手10の軸方向センターが前記外輪30の
センターより前記コンパニオンフランジ70側にオフセ
ットしていることを特徴とする。ボール40の、したが
ってまた内輪20の軸方向スライド量が、反コンパニオ
ンフランジ側へはジョイント内部の干渉によって規制さ
れ、コンパニオンフランジ側へはスタブシャフトとシー
ルプレートの干渉によって規制される構造とSるためで
ある。より具体的には、前記等速自在継手10の軸方向
センターから前記外輪30のコンパニオンフランジ70
側端面までの距離をL1、前記等速自在継手10の軸方
向センターから前記外輪30の反コンパニオンフランジ
側端面までの距離をL2、前記内外輪20,30のトラ
ック交差角をα、前記ケージ50のポケット周方向長さ
をLp、前記ボール40の径をdとしたとき、等速自在
継手の作動角が0deg.で、L1<(Lp−d)/2
tanα<L2であることが好ましい(請求項9)。
いずれかに記載の自動車用プロペラシャフトにおいて、
前記等速自在継手10の反コンパニオンフランジ側に密
封装置60を装着し、等速自在継手10がプランジング
した時に前記ボール40が前記密封装置60のブーツア
ダプタ68と干渉することを特徴とする。前記ブーツア
ダプタ68は、前記外輪30の外径と嵌合させ、内径を
前記ケージ50の外径より大きくすることが好ましい
(請求項11)。
のいずれかに記載の自動車用プロペラシャフトにおい
て、四輪駆動車のフロントプロペラシャフトに適用した
ことを特徴とする。
ペラシャフトに適用した場合を例示した図面に従って本
発明の実施の形態を説明する。
て説明すると、エンジン1の出力は、トランスミッショ
ン2を経ると、一方ではフロントプロペラシャフト3を
介してフロントデフ4から前輪5へ伝達され、他方では
リアプロペラシャフト6を介してリアデフ7から後輪8
へ伝達される。フロントプロペラシャフト3は、一端に
てフックジョイントを介してフロントデフ4の入力軸と
連結され、他端にてスライド式等速自在継手10を介し
てコンパニオンフランジ70と連結されている。コンパ
ニオンフランジ70はトランスミッション2の出力軸と
連結される。
図2である。図示するように、フロントプロペラシャフ
ト3のスタブシャフト9は、軸端に形成したスプライン
軸92にてスライド式等速自在継手10の内輪20に形
成したスプライン孔24と嵌合している。等速自在継手
10の外輪30はコンパニオンフランジ70とボルトで
締結される。このコンパニオンフランジ70とスタブシ
ャフト9とが等速自在継手10により屈曲自在に連結さ
れている。
ブジョイントである。クロスグルーブジョイントは、図
3ないし図6に示すように、内輪20と、外輪30と、
ボール40と、ケージ50を主要な構成要素としてい
る。
4を有し、外周面に複数のトラック22を形成してあ
る。内輪20はスタブシャフト9の輪溝94に装着され
たサークリップ96によって軸方向に位置決めされてい
る(図2)。外輪30は内輪20の外周に位置し、内周
面に内輪20のトラック22と同数のトラック32を形
成してある。内輪20のトラック22と外輪30のトラ
ック32は軸線に対して反対方向に角度をなしている。
各トラック22,32が軸線に対してなす角(以下、ト
ラック交差角という。)を図4(A)では符号α1、図
4(B)では符号α2でそれぞれ示してある。そして、
対をなす内輪20のトラック22と外輪30のトラック
32との交差部にボール40を組み込んである。内輪2
0と外輪30の間にケージ50が配置され、ボール40
はケージ50のポケット52内に保持されている(図
5、図6)。
横断面形状はゴシックアーチ状であり、したがって、ボ
ール40との接触の態様は所定の接触角(β:以下、ト
ラック接触角という。)をもったアンギュラコンタクト
である。トルクTが負荷されると、ボール40から内輪
20と外輪30のトラック22,32に垂直荷重Pが作
用する以外に、図3に示すようにボール40からケージ
50の軸方向で対向したポケット面54,56にも軸方
向荷重Qが作用する。このポケット面54,56の軸方
向荷重Qはトラック交差角αが大きい程大きくなる。
ク22,32の軸方向に動こうとする場合のボール40
の動きに対する拘束力として作用し、これが大きい程、
スライド抵抗および屈曲抵抗が大きくなる。
時、内輪20は外輪30に対して軸方向にスライド(プ
ランジング)できる。その際にスタブシャフト9と内輪
20とボール40とケージ50は、ユニットとして、外
輪30に相対して移動する。
構造上、トラック交差角αとトラック接触角βから決ま
る限界作動角をもっており、この限界作動角以上で運転
すると、異常摩耗を生じたり異音を発生したりすること
が一般的に知られている。そのため、最大作動角に20
°が必要なドライブシャフト用クロスグルーブジョイン
トでは、通常、実用的なトラック接触角βは35°〜4
5°の範囲内であるのに対し、内輪20のトラック22
および外輪30のトラック32のトラック交差角αは1
4°〜18°に各々設定されている(α1:図4
(A))。
用クロスグルーブジョイントはドライブシャフトの場合
に比べて高速回転で使用されるため、その焼付問題から
最大作動角が制限され、実用的な最大作動角は10°〜
13°で十分である。上述のように、ドライブシャフト
用クロスグルーブジョイントは最大作動角20°に対応
するようにトラック交差角αを14°〜18°に設定し
ているため(α1:図4 A))、スライド抵抗および
屈曲抵抗が大きく、このクロスグルーブジョイントを、
高速回転すると共に最大作動角が10°〜13°と小さ
なプロペラシャフトにそのまま使用すると、上記スライ
ド抵抗および屈曲抵抗によって、自動車のNVH特性を
低下させるばかりでなく、高速回転によって温度が上昇
し耐久性も低下するという問題がある。
大作動角が10°〜13°で、トラック接触角が35°
〜45°に対し、内輪20のトラック22および外輪3
0のトラック32のトラック交差角αを7°〜12°の
範囲に設定するのが好ましい(α2:図4(B))。
ック交差角αを7°〜12°と、従来のドライブシャフ
ト用クロスグルーブジョイントよりも小さく設定(α1
>α2)することにより、屈曲トルクと釣り合うために
発生するケージ50のポケット面54,56に作用する
軸方向荷重Qが減少し、クロスグルーブジョイントのス
ライド抵抗および屈曲抵抗が小さくなり、その最大作動
角範囲内において高速回転しても、異常摩耗、異音発生
がなく、耐久性が向上する。
は、トラックからボールを制御する力は、作動角が小さ
いほど大きく、作動角が大きくなると小さくなる。ま
た、トラック交差角が小さいほど小さい。したがって、
トラック接触角が35°〜45°でトラック交差角αを
7°〜12°とすれば、最大作動角が10°〜13°で
もトラックからボールを制御する保持力は失われず、異
常摩耗、異音発生を防止できる。
角αが7°を下回ると、等速性が低下するばかりでな
く、最大作動角範囲内で高速回転すると異常摩耗、異音
発生を生じるため好ましくない。
ジ側には密封装置60を装着してある。密封装置60は
ブーツ62と金属製のブーツアダプタ68とからなる。
ブーツ62は小端部64と大端部66を有し、中間にて
V字形に折り返した格好になっている。ブーツアダプタ
68は円筒形で、一端に外輪30の外周面と嵌合するフ
ランジ69を有している。ブーツ62の小端部64はス
タブシャフト9に取り付けてブーツバンド65で締め付
けてある。ブーツ62の大端部66はブーツアダプタ6
8の端部をかしめて保持させてある。
外接円径より小さく、等速自在継手10がプランジング
した時にボール40がブーツアダプタ68と干渉する。
図示する実施の形態では、ブーツアダプタ68は、外輪
30のトラック32と対応する位置に、ボール40を受
け止めるための凹球部を備えている。また、ブーツアダ
プタ68の内径はケージ50の外径より大きく、したが
って、等速自在継手10がプランジングしてもケージ5
0とブーツアダプタ68が干渉することはない。
形態では両端にて開口した中空円筒状であって、中空部
72の内径は等速自在継手10の内輪20の外径より大
きい。コンパニオンフランジ70の一端に等速自在継手
10の外輪30と締結するための締結部74が形成され
ている。締結部74は穴76を持った円筒状で、締結部
74の内径つまり穴76の内径は中空部72の内径より
も大きく、等速自在継手10の外輪30の内径と略同径
である。また、穴76の内径は、等速自在継手10のボ
ール40の外接円径よりも小さい。言い換えれば、ボー
ル40の外接円径が、締結部74の穴76の内径と略同
径かそれよりも小さく、かつ、コンパニオンフランジ7
0の中空部72の内径よりも大きい。
5を設けてある。このねじ孔75と同一ピッチで、等速
自在継手10の外輪30およびブーツアダプタ68のフ
ランジ69にボルト孔34を設けてある。そして、固定
ボルト(36:図2)を外輪30のボルト孔34から挿
入して締結部74のねじ孔75にねじ込むことにより、
外輪30とコンパニオンフランジ70が締結される。こ
のとき、締結部74は、その端部に形成された凹部78
の内周面にて外輪30と嵌合するとともに、凹部78の
底面と外輪30の端面とが当接する。
の漏洩を防ぐとともに異物の侵入を防止するため、コン
パニオンフランジ70の中空部72にキャップ状のシー
ルプレート80を装着してある。シールプレート80
は、芯金82の外面にゴム84を一体的に付着させて形
成されている。そして、中空部72に、リム部86の開
口端側を等速自在継手10側に向けて圧入することによ
り、リム部86のゴムが中空部72の内周面に密着して
良好なシール効果を果たす。
り大きいため、ボール40がコンパニオンフランジ70
と干渉して停止しても、スタブシャフト9と内輪20は
さらに中空部72内へ進入できる。その際、スタブシャ
フト9の先端でシールプレート80を押し退ける。
の軸方向センターが外輪30のセンターよりコンパニオ
ンフランジ70側にオフセットしている。すなわち、等
速自在継手10の軸方向センターから外輪30のコンパ
ニオンフランジ側端面までの距離をL1、等速自在継手
10の軸方向センターから外輪30の反コンパニオンフ
ランジ側端面までの距離をL2、内外輪20,30のト
ラック交差角をα、ボール40の径をd、ケージ50の
ポケット周方向長さをLpとしたとき、等速自在継手の
作動角が0deg.で、L1<(Lp−d)/2tan
α<L2の関係にある。
することなくスライドできる許容スライド量Lは、作動
角θとスライド量との関係式から次式で表わされる。 L=(Lp−d)(1+cosθ)/2tanα−R・
tanθ/2(1+cosθ) ここに、Rはボールのピッチ円半径である。
おりである。
表わされる。 a=(Lp−d)/2…式1 余裕量aのトラック軸方向への変換量すなわちボールの
軸方向移動可能量bは次式で表わされる。 b=a/tanα…式2 bからスライドに費やすボール軸方向移動量fを差し引
いた量cは次式で表わされる。 c=b−f=b−L/(1+cosθ)…式3 cより取り得る作動角θは次式で表わされる。 θ/2=tan−1(c/R)…式4 式1〜4より、ポケット柱とボールが干渉する場合の作
動角θとスライド量Lとの関係を表わしたのが数1であ
る。
フランジ側端面までの寸法をL1、継手センターから外
輪30の反コンパニオンフランジ側端面までの寸法をL
2としたとき、L1<(Lp−d)/2tanα<L2
となるように設定すれば、自動車に衝撃が生じたとき、
スタブシャフト9、内輪20、ボール40およびケージ
50は一体となってコンパニオンフランジ70側に移動
するが、コンパニオンフランジ70の中空部72の内径
がボール40の外接円径より小さいことから、コンパニ
オンフランジ70とボール40とが干渉し、かつ、ボー
ル40が外輪トラック32から脱落することにより、内
輪20とスタブシャフト9のみが移動してコンパニオン
フランジ70の中空部72に埋没する。
かつ、中空部72の内径を、内輪20の外径よりも大き
く、好ましくは、ケージ50の外径よりも大きく設定す
れば、内輪20が相対変位するために必要な外輪30の
スライド領域を軸方向にコンパクト化できる。なお、ケ
ージ50のスライド量は内外輪20,30のスライド量
の1/2である。
採用した実施例のプロペラシャフトと、比較例としてD
OJ10’(図11)を使用したプロペラシャフトとを
対比して示す。また、図10に、自動車が衝突した後の
図9のプロペラシャフトの状態を示す。
に、スタブシャフト9、内輪20’、ボール40’、ケ
ージ50’が一体となって軸方向にスライドする構造で
あるため、これを許容するために必要な外輪30’の軸
方向寸法B2は比較的長くならざるを得ない。また、図
10(B)に示すように、衝突時にはスタブシャフト
9、内輪20’、ボール40’、ケージ50’が一体と
なってコンパニオンフランジ70’の中空部72’へ進
入するため、中空部72’の内径はボール40’の外接
円径φd2より大径でなければならない。
0は、図9(A)に示すように、外輪30とボール4
0、ケージ50およびボール40、ケージ50とスタブ
シャフト9、内輪20が相対変位するため、通常スライ
ド領域に必要な外輪30の軸方向寸法B1をDOJ10
‘に比べて短くできる(B1<B2)。また、図10
(A)に示すように、衝突時にスタブシャフト9がシー
ルプレート80を押し退け、ボール40は内外輪のトラ
ック22,32から外れて中空部72内径と干渉し、ス
タブシャフト9と内輪20のみが中空部72へ入ってい
くため、中空部72の内径は内輪20の外径φd1より
僅かに大きくしておけばよい。したがって、コンパニオ
ンフランジ70の中空部72外径も小さくてすむ(φD
1<φD2)。
用プロペラシャフトによれば、自動車に衝撃が生じたと
き、内輪、ボール、ケージといった内輪まわり部品がユ
ニットとしてコンパニオンフランジ側に移動しようとす
る。そして、コンパニオンフランジの中空部の内径とボ
ールとが干渉し、かつ、ボールが外輪トラックから脱落
することにより、内輪とスタブシャフトのみが移動して
コンパニオンフランジの中空部に進入する。これによ
り、トランスミッションとディファレンシャルとの間の
軸方向変位(短縮分)が吸収され、ディファレンシャル
を介して車体後部に入力する衝撃力が低減する。したが
って、車体に生じる衝撃が大幅に低減して安全性が向上
する。また、等速自在継手として従来のDOJに代えて
クロスグルーブジョイントを採用したことにより、周方
向すきまを抑えることが可能となることに加えて、等速
自在継手の軸方向寸法が短縮されるためコンパクト化に
寄与する。
〜12°の範囲に設定すれば、外輪長さ、外径寸法をさ
らに縮小することができる。最大作動角が10°〜13
°のプロペラシャフト用クロスグルーブジョイントにお
いて、内輪のトラックおよび外輪のトラックの接触角が
35°〜45°でトラック交差角を7°〜12°に設定
することで、ボールのケージポケットに対する荷重が小
さくなると共に、トラックからボールを制御する保持力
を失わない範囲でスライド抵抗および屈曲抵抗を低減す
ることができるので、最大作動角範囲内で高速回転して
も異常摩耗、異音発生がない。
するため、ジョイントの温度上昇を抑えて耐久性を向上
させ、自動車のNVH特性が向上する。
る。
(B)は分解斜視図である。
容スライド量を説明するための線図である。
は実施例を示し、(B)は比較例を示す。
縦断面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 スライド式等速自在継手の外輪とコンパ
ニオンフランジを締結した自動車用プロペラシャフトに
おいて、 前記等速自在継手が、軸線に対して角度をなすトラック
を外周面に形成した内輪と、前記内輪のトラック溝とは
逆方向に軸線に対して角度をなすトラックを内周面に形
成した外輪と、対をなす前記内輪のトラックと前記外輪
のトラックが交差する位置に組み込んだボールと、前記
内輪の外周面と前記外輪の内周面との間に介在して前記
ボールを保持するケージとを有し、 前記コンパニオンフランジが前記内輪を収容し得る中空
部を有し、前記中空部にシールプレートを装着してな
り、 自動車の衝突時に、前記内輪が前記シールプレートを押
し退けて前記中空部に進入し得るようにしたことを特徴
とする自動車用プロペラシャフト。 - 【請求項2】 前記外輪と締結される前記コンパニオン
フランジの締結部が、前記中空部より大径で、かつ、前
記外輪の内径と略同径の内径を有する円筒状であること
を特徴とする請求項1に記載の自動車用プロペラシャフ
ト。 - 【請求項3】 前記中空部の内径が前記内輪の外径より
大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の自動
車用プロペラシャフト。 - 【請求項4】 前記ボールの外接円径が前記外輪と締結
される前記コンパニオンフランジの締結部の内径よりも
小さく、かつ、前記コンパニオンフランジの中空部の内
径よりも大きいことを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれかに記載の自動車用プロペラシャフト。 - 【請求項5】 前記等速自在継手の軸方向センターが前
記外輪のセンターより前記コンパニオンフランジ側にオ
フセットしていることを特徴とする請求項1ないし4の
いずれかに記載の自動車用プロペラシャフト。 - 【請求項6】 前記等速自在継手の軸方向センターか
ら前記外輪のコンパニオンフランジ側端面までの距離を
L1、 前記等速自在継手の軸方向センターから前記外輪の反コ
ンパニオンフランジ側端面までの距離をL2、 前記内外輪のトラック交差角をα、 前記ケージのポケット周方向長さをLp、 前記ボールの径をdとしたとき、等速自在継手の作動角
が0deg.で、L1<(Lp−d)/2tanα<L
2であることを特徴とする請求項5に記載の自動車用プ
ロペラシャフト。 - 【請求項7】 前記ケージの最小内径が前記内輪の外径
より大きいことを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
かに記載の自動車用プロペラシャフト。 - 【請求項8】 前記内外輪のトラック交差角が7°〜1
2°の範囲内であることを特徴とする請求項1ないし7
のいずれかに記載の自動車用プロペラシャフト。 - 【請求項9】 前記内外輪のトラック接触角が35°〜
45°の範囲内であることを特徴とする請求項1ないし
8のいずれかに記載の自動車用プロペラシャフト。 - 【請求項10】 前記等速自在継手の反コンパニオンフ
ランジ側に密封装置を装着し、等速自在継手がプランジ
ングした時に前記ボールが前記密封装置のブーツアダプ
タと干渉することを特徴とする請求項1ないし9のいず
れかに記載の自動車量プロペラシャフト。 - 【請求項11】 前記密封装置のアダプタが前記外輪の
外径と嵌合し、前記アダプタの内径が前記ケージの外径
より大きいことを特徴とする請求項10に記載の自動車
用プロペラシャフト。 - 【請求項12】 四輪駆動車のフロントプロペラシャフ
トに適用した請求項1ないし11のいずれかに記載の自
動車用プロペラシャフト。
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