JP2003311933A - パッチ測定装置およびそれを組み込んだ印刷装置 - Google Patents

パッチ測定装置およびそれを組み込んだ印刷装置

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JP2003311933A
JP2003311933A JP2002122069A JP2002122069A JP2003311933A JP 2003311933 A JP2003311933 A JP 2003311933A JP 2002122069 A JP2002122069 A JP 2002122069A JP 2002122069 A JP2002122069 A JP 2002122069A JP 2003311933 A JP2003311933 A JP 2003311933A
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printed
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JP2002122069A
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English (en)
Inventor
Kazuki Fukui
一希 福井
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US10/396,445 priority patent/US6698355B2/en
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F33/00Indicating, counting, warning, control or safety devices
    • B41F33/0081Devices for scanning register marks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F33/00Indicating, counting, warning, control or safety devices
    • B41F33/0036Devices for scanning or checking the printed matter for quality control
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S101/00Printing
    • Y10S101/45Sensor for ink or dampening fluid thickness or density

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントロールストリップを構成するパッチの
位置を正確に検出できるパッチ測定装置を提供する。 【解決手段】 パッチ測定装置27において、データ格
納部271は、印刷物上のコントロールストリップを含
む印刷物画像データを格納する。基準マーク検出部27
2は、印刷物画像データに含まれる基準マークrmに対
応する交点Pの位置を検出する。基準マーク間距離算出
部273は、上記交点Pに対して、最短実測距離を算出
する。基準マーク間距離補正部274は、配置位置情報
における交点Pの最短理論距離と上記最短実測距離とを
用いて、倍率補正係数kを算出する。パッチ位置検出部
275は、上記倍率補正係数kおよび印刷物画像データ
を構成する画素の値に基づいて、パッチの位置を確定す
る。色濃度測定部276は、パッチ位置検出部275に
より位置検出されたパッチの色濃度を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に設置さ
れるパッチ測定装置に関し、より特定的には、印刷用紙
上に印刷されたコントロールストリップを構成するパッ
チの位置を検出するパッチ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル画像データに基づいて印
刷版上に画像を形成する製版装置(印刷版記録装置)、
いわゆるCTP(Computer To Plat
e)装置を機内に組み込んだ印刷装置が実用化されてい
る。このような印刷装置はデジタル印刷機と呼称されて
おり、画像データから直接印刷物が得られるため作業時
間が短い多品種少部数印刷等に適している。このデジタ
ル印刷機では、非熟練者でも容易に扱えるように製版工
程等が自動化されているが、印刷工程におけるインキ供
給制御等については更なる自動化が望まれている。
【0003】従来の印刷装置におけるインキ供給制御で
は、取り出した印刷サンプルをテーブル上で測定する別
置きの色見台を使用するのが一般的であるが、この場
合、オペレータが適宜の印刷サンプルを取り出して印刷
物の色測定を行わなければならないという問題がある。
【0004】上記のようなオペレータが介在する作業を
軽減するために、特許第2824334号公報に開示さ
れているような印刷装置に印刷物の画像を撮像する手段
を備える印刷装置が開示されている。この当該印刷装置
では、当該印刷装置の圧胴上で印刷物を撮像して画像デ
ータを得るとともに、この画像データと予め制御の基準
となる印刷物を読んだ基準画像データとの比較によって
インキ供給量を制御するようにしている。この当該印刷
装置では、当該印刷装置内で印刷物の画像を撮像するよ
うにしているので、色見台を用いる場合のようにオペレ
ータが介在しなくてもよいという利点がある。
【0005】ところが当該印刷装置では、印刷物全体の
画像を読み取って基準画像と比較するようにしているの
で扱う画像データが大きくなり、画像データ処理に時間
がかかるという問題がある。また基準画像を予め準備し
なければならないので、上記多品種少部数印刷のように
瞬発力の要求されるような作業には不向きである。
【0006】従来、このような問題を解決するために、
印刷物上に画像データとは別のコントロールストリップ
を印刷し、このコントロールストリップを印刷装置内で
測定する印刷装置がある。図9は、当該コントロールス
トリップの具体例示す図である。以下、図9を用いて、
当該コントロールストリップの構成を説明する。
【0007】図9(a)は、当該印刷装置により得られ
る印刷物Sを示す図である。当該印刷装置では、印刷用
紙上に、図9(a)に示すような画像imが印刷され、
その後に、4つのコントロールストリップcs1〜cs
4と、3つの基準マークrm1〜rm3とが印刷され
る。なお、以下において、4つのコントロールストリッ
プcs1〜cs4を総称する場合には、コントロールス
トリップcsと記載する。また、3つの基準マークrm
1〜rm3を総称する場合には、基準マークrmと記載
する。
【0008】ところで、上述の画像imは、印刷用紙の
先頭から、予め定められた咥え量fだけ離れた位置(以
下、印刷開始位置と称する)から印刷され始める。より
具体的には、画像imは、自身の印刷開始位置から、矢
印で示す印刷送り方向(以下、第1の印刷方向と称す
る)へと印刷されていく。また、画像imにおいて、第
1の印刷方向に沿うサイズはmであり、画像サイズに基
づいて指定される。また、各コントロールストリップc
sおよび基準マークrmは、画像imの後端から予め定
められた距離nだけ離れた位置から印刷され始める。
【0009】図9(a)に示すように、各コントロール
ストリップcsは、典型的には、印刷用紙において、上
記第1の印刷方向に垂直な第2の印刷方向に、予め定め
られた間隔をおいて印刷され、予め定められた順番に配
置される長方形状のパッチを複数個含んでいる。各パッ
チは、予め定められた濃度および色で印刷される網点、
万線またはベタである。ここで、図9(a)には、上述
のパッチの1例として、パッチpc1が描かれている。
【0010】また、基準マークrm1は、図9(a)に
示すように、隣り合う2つのコントロールストリップc
s2およびcs3の間に配置される。他の基準マークr
m2ならびにrm3は、コントロールストリップcs1
およびcs2の間、ならびにコントロールストリップc
s3およびcs4の間に配置される。以上の基準マーク
rm1〜rm3は、コントロールストリップcs1〜c
s4の位置を検出するための基準であり、典型的には、
図9(b)に示すように、上述の第1の印刷方向に平行
な2本のバーb1およびb2と、当該バーb1およびb
2の間に配置される十字マークcとからなる。このよう
な基準マークrm1〜rm3の十字マークcの交点P1
〜P3を基準として、上記第1および第2の印刷方向に
所定距離だけ離れた位置に、上述の各パッチは印刷され
る。例えば、上述のパッチpc1は、その中心が、基準
マークrm1の交点P1から第1の印刷方向に距離hだ
け離れ、第2の印刷方向に距離wだけ離れた位置に印刷
される。
【0011】以上のような印刷物Sは、当該印刷装置に
設けられた撮像装置によって撮像され、印刷物画像デー
タとして印刷装置内に設けられたパッチ処理装置に渡さ
れる。今、パッチ処理装置における処理対象が上述のパ
ッチpc1であると仮定すると、当該パッチ処理装置
は、まず、基準マークrm1の交点P1を検出する。さ
らに、検出した交点P1から、第1の印刷方向にパッチ
距離h、第2の印刷方向にパッチ距離wだけ離れた位置
が、処理対象のパッチpc1の中心の相対位置と、パッ
チ処理装置は推定する。その後、パッチ処理装置は、推
定した相対位置のパッチpc1の色濃度情報を測定す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、コン
トロールストリップcsは、印刷幅方向に並ぶ複数のパ
ッチからなる。例えば、印刷装置にインキのキー数が1
5個ある場合には、パッチの総数は60個以上になる。
しかしながら、かかる総数と比較して、印刷用紙上に印
刷される基準マークrmの総数は圧倒的に少ない。これ
は、パッチpcと基準マークrmとを印刷するスペース
上の制限のためであり、仮に基準マークrmの個数を多
くしたとしても、その場合には、基準マークrmの検出
回数が増えてしまい、結局は、色濃度情報の測定に時間
がかかってしまう。以上の点から、基準マークrmの総
数は少ない方が好ましい。このような基準マークrmを
基準としたコントロールストリップcsの複数のパッチ
の位置を推定するために、当該印刷装置では、印刷版上
に形成される画像の基礎となる印刷画像データ等を理論
的な配置データ(理論値)として用いる。つまり、当該
印刷装置では、基準マークrmから各パッチへのパッチ
距離(つまり、パッチpc1に対して基準マークrm1
からのパッチ距離hおよびw)に相当する理論的な配置
データを用いて、撮像装置によって撮像された印刷物画
像データにおける基準マークrmを基準とした複数のパ
ッチ位置を推定する。
【0013】しかしながら、上述したパッチ位置の推定
は、上記印刷画像データ上の基準長さと、該印刷画像デ
ータに基づいて印刷された印刷物Sを撮像し作成した印
刷物画像データ上の基準長さとが一定の関係を保持して
いない場合、上記パッチ位置の推定に誤差が発生する。
この誤差が発生する原因として、印刷物Sを撮像する撮
像装置の撮像倍率変化があり、例えば、撮像する環境
(温度等)、印刷装置に対する撮像装置の取り付け精
度、あるいは印刷物Sが撮像される位置変動(撮像装置
および印刷物S間の距離の変化)等によるものがある。
特に、撮像装置および印刷物S間の距離の変化は、当該
印刷装置が走行中の印刷物Sを読み取るため、印刷物S
の搬送時におけるばたつき等に起因することもあり、安
定した位置が得られない場合がある。このような撮像装
置の撮像倍率の変化に起因する上記パッチ位置の誤差
は、基準マークrmの総数を少なくすると誤差が生じや
すくなり、該パッチ位置の誤差は、基準マークrmから
遠くに位置するパッチほど大きくなる。以上の誤差によ
り、当該印刷装置のパッチ処理装置は、パッチの中心か
ら外れた箇所の色濃度情報を測定し、その結果、不正確
な色濃度情報を測定してしまう問題点があった。
【0014】それ故に、本発明の目的は、印刷物に対し
て撮像装置の撮像倍率が変化しても、コントロールスト
リップを構成するパッチの位置を正確に検出できる印刷
装置に設けられたパッチ測定装置を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特
徴を有している。第1の発明は、印刷装置に設置され、
かつ当該印刷装置によって用紙上に印刷されたコントロ
ールストリップを構成するパッチの位置を検出するパッ
チ測定装置であって、用紙上には、コントロールストリ
ップおよび基準マークが印刷され、該基準マークからパ
ッチまでの相対距離は予め定められており、印刷装置に
設置される撮像装置が撮像することによって、用紙上の
コントロールストリップおよび基準マークを表す印刷物
画像データが生成され、撮像装置から送信されてくる印
刷物画像データを格納する格納部と、データ格納部に格
納された印刷物画像データに基づいて、基準マークを検
出するマーク検出部と、基準マーク検出部で検出された
基準マークに基づいて算出される印刷物画像データ上の
長さを示す印刷物画像データ長さと、当該印刷物画像デ
ータ長さに相当する予め設定された既知長さとの比を補
正係数として算出する補正部と、補正部で算出された補
正係数および予め定められた相対距離に基づいて、基準
マークに対する印刷物画像データ上のパッチの位置を検
出する位置検出部とを備える。
【0016】第1の発明によれば、基準マークを利用し
て、印刷物画像データと予め設定された既知の値と間の
比が補正係数として算出される。したがって、印刷物画
像データにおける基準マークに対するパッチの位置の算
出で、予め定められた該パッチの相対位置に上記補正係
数を用いることによって、印刷物画像データの撮像倍率
が変化した場合も正確なパッチの位置が算出できる。つ
まり、印刷物を撮像する撮像装置が撮像する環境(温度
等)、印刷装置に対する撮像装置の取り付け精度、ある
いは印刷物が撮像される位置変動(撮像装置および印刷
物間の距離の変化)等によって印刷物画像データの撮像
倍率が変化したとしても、正確なパッチの位置が算出で
きる。特に、撮像装置および印刷物間の距離の変化は、
当該印刷装置が走行中の印刷物を読み取る場合、印刷物
の搬送時におけるばたつき等を起因することがあるが、
その場合でも、安定した位置が算出できる。
【0017】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、用紙上には、複数の基準マークが印刷され、
マーク検出部は、データ格納部に格納された印刷物画像
データに基づいて、複数の基準マークを検出し、印刷物
画像データ長さは、基準マーク検出部で検出された複数
の基準マークの間の距離に基づいて算出され、補正部
は、印刷物画像データ長さと複数の基準マークの間の距
離に相当する予め設定された既知長さとの比を補正係数
として算出する。
【0018】第2の発明によれば、基準マークの間の距
離に基づいて補正係数を算出するため、正確な補正係数
を算出することができる。また、基準マークの間を結ぶ
方向を印刷の基準にすることによって、所定の位置より
ずれた状態で印刷物が撮像装置に撮像されても、印刷物
画像データにおいて正確なパッチを抽出することができ
る。
【0019】第3の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、用紙上には、印刷対象の画像を表す印刷画像
データに基づいてコントロールストリップおよび基準マ
ークが印刷され、既知長さおよび相対距離は、印刷画像
データに記述されている。
【0020】第3の発明によれば、印刷装置によって用
紙に印刷される印刷対象画像の基礎となる印刷画像デー
タによって、パッチの位置検出に必要な既知長さおよび
予め定められたパッチの相対距離を得ることができるた
め、理論的に既知な値を容易に取得できる。
【0021】第4の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、既知長さは、用紙上に印刷された印刷物画像
データ長さに相当する印刷画像の長さを予め実測するこ
とによって設定される。
【0022】第4の発明によれば、印刷装置によって用
紙に印刷された印刷画像を実測することによって、理論
的に既知な値を容易に取得できる。
【0023】第5の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、用紙上には、複数の基準マークが印刷され、
撮像装置は、第1および第2の撮像ユニットによって構
成され、第1および第2の撮像ユニットが少なくとも2
つの基準マークを含むそれぞれ異なった第1および第2
の読み取り画像データを生成し、当該第1および第2の
読み取り画像データを合成することによって印刷物画像
データが生成され、マーク検出部は、データ格納部に格
納された印刷物画像データに基づいて、複数の基準マー
クを検出し、印刷物画像データ長さは、第1の読み取り
画像データによって生成された印刷物画像データの領域
に含まれる少なくとも2つの基準マークの間の距離に基
づいて算出される第1の印刷物画像データ長さと、第2
の読み取り画像データによって生成された印刷物画像デ
ータの領域に含まれる少なくとも2つの基準マークの間
の距離に基づいて算出される第2の印刷物画像データ長
さとによって構成され、既知長さは、第1の印刷物画像
データ長さに相当する予め設定された第1の既知長さ
と、第2の印刷物画像データ長さに相当する予め設定さ
れた第2の既知長さとによって構成され、補正部は、補
正係数として、第1の印刷物画像データ長さと第1の既
知長さの比によって算出される第1の補正係数と、第2
の印刷物画像データ長さと第2の既知長さの比によって
算出される第2の補正係数とを算出し、位置検出部は、
パッチが第1の読み取り画像データによって生成された
印刷物画像データの領域に含まれる場合、第1の補正係
数および当該パッチに予め定められた相対距離に基づい
て、基準マークに対する印刷物画像データ上の当該パッ
チの位置を検出し、パッチが第2の読み取り画像データ
によって生成された印刷物画像データの領域に含まれる
場合、第2の補正係数および当該パッチに予め定められ
た相対距離に基づいて、基準マークに対する印刷物画像
データ上の当該パッチの位置を検出する。
【0024】第5の発明によれば、印刷物画像データの
撮像倍率が変化は、撮像装置が複数の撮像ユニットで構
成される場合、それら撮像ユニット毎に発生することが
あるが、2つの撮像ユニットで撮像されるそれぞれの読
み取り画像データによって生成される印刷物画像データ
の領域毎に2つの補正係数を算出するため、それぞれの
撮像倍率変化に対応して補正をすることができる。
【0025】第6の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、位置検出部により位置検出されたパッチの色
濃度を測定する色濃度測定部をさらに備える。
【0026】第6の発明によれば、位置検出部が正確な
パッチの位置を算出することによって、正確な色濃度情
報を測定できるパッチ測定装置を提供できる。
【0027】第7の発明は、印刷対象の画像と、コント
ロールストリップと、基準マークとを用紙上に印刷する
印刷装置であって、印刷対象となる画像を表す印刷画像
データが外部から与えられ、当該印刷画像データに基づ
いて印刷版上に、当該印刷対象となる画像とコントロー
ルストリップと基準マークとを形成する製版機構と、製
版機構により作成された印刷版に、少なくともインキを
塗布して、当該インキが塗布された印刷版から用紙へ
と、印刷対象の画像とコントロールストリップと基準マ
ークとを転写して印刷する印刷機構と、印刷機構におい
て、印刷対象の画像とコントロールストリップと基準マ
ークとが印刷された用紙を撮像して、印刷物画像データ
を生成する撮像装置と、撮像装置により生成された印刷
物画像データに基づいて、基準マークを基準としてコン
トロールストリップを構成するパッチの位置を検出し、
当該パッチの色濃度を測定するパッチ測定装置とを備え
る。ここで、基準マークからパッチまでの相対距離は予
め定められている。ここで、パッチ測定装置は、撮像装
置から送信されてくる印刷物画像データを格納する格納
部と、データ格納部に格納された印刷物画像データに基
づいて、基準マークを検出するマーク検出部と、基準マ
ーク検出部で検出された基準マークに基づいて算出され
る印刷物画像データ上の長さを示す印刷物画像データ長
さと、当該印刷物画像データ長さに相当する予め設定さ
れた既知長さとの比を補正係数として算出する補正部
と、補正部で算出された補正係数および予め定められた
相対距離に基づいて、印刷物画像データ上のパッチの位
置を検出する位置検出部と、位置検出部により位置検出
されたパッチの色濃度を測定する色濃度測定部とを含
み、印刷機構は、パッチ測定装置により測定されたパッ
チの色濃度に基づいて、印刷版に塗布するインキの量を
調整する。
【0028】第8の発明は、用紙上に印刷されたコント
ロールストリップを構成するパッチの位置を検出するパ
ッチ測定方法であって、用紙上には、コントロールスト
リップおよび基準マークが印刷され、該基準マークから
パッチまでの相対距離は予め定められており、用紙上の
コントロールストリップおよび基準マークを表す印刷物
画像データを格納する格納ステップと、データ格納ステ
ップに格納された印刷物画像データに基づいて、基準マ
ークを検出するマーク検出ステップと、基準マーク検出
ステップで検出された基準マークに基づいて算出される
印刷物画像データ上の長さを示す印刷物画像データ長さ
と、当該印刷物画像データ長さに相当する予め設定され
た既知長さとの比を補正係数として算出する補正ステッ
プと、補正ステップで算出された補正係数および予め定
められた相対距離に基づいて、基準マークに対する印刷
物画像データ上のパッチの位置を検出する位置検出ステ
ップとを備える。
【0029】第8の発明によれば、基準マークを利用し
て、印刷物画像データと予め設定された既知の値と間の
比が補正係数として算出される。したがって、印刷物画
像データにおける基準マークに対するパッチの位置の算
出で、予め定められた該パッチの相対位置に上記補正係
数を用いることによって、印刷物画像データの撮像倍率
が変化した場合も正確なパッチの位置が算出できる。つ
まり、印刷物を撮像した印刷物画像データが撮像される
環境(温度等)、撮像位置、あるいは印刷物を撮像する
際の位置変動等によって印刷物画像データの撮像倍率が
変化したとしても、正確なパッチの位置が算出できる。
特に、印刷物を撮像する際の位置変動は、走行中の印刷
物を読み取る場合、印刷物の搬送時におけるばたつき等
を起因することがあるが、その場合でも、安定した位置
が算出できる。
【0030】第9の発明は、第8の発明に従属する発明
であって、用紙上には、複数の基準マークが印刷され、
マーク検出ステップは、データ格納ステップに格納され
た印刷物画像データに基づいて、複数の基準マークを検
出し、印刷物画像データ長さは、基準マーク検出ステッ
プで検出された複数の基準マークの間の距離に基づいて
算出され、補正ステップは、印刷物画像データ長さと複
数の基準マークの間の距離に相当する予め設定された既
知長さとの比を補正係数として算出する。
【0031】第10の発明は、第8の発明に従属する発
明であって、用紙上には、複数の基準マークが印刷さ
れ、格納ステップが格納する印刷物画像データは、少な
くとも2つの基準マークを含むそれぞれ異なった第1お
よび第2の読み取り画像データを合成することによって
用紙上のコントロールストリップおよび複数の基準マー
クを表し、マーク検出ステップは、データ格納ステップ
に格納された印刷物画像データに基づいて、複数の基準
マークを検出し、印刷物画像データ長さは、第1の読み
取り画像データによって生成された印刷物画像データの
領域に含まれる少なくとも2つの基準マークの間の距離
に基づいて算出される第1の印刷物画像データ長さと、
第2の読み取り画像データによって生成された印刷物画
像データの領域に含まれる少なくとも2つの基準マーク
の間の距離に基づいて算出される第2の印刷物画像デー
タ長さとによって構成され、既知長さは、第1の印刷物
画像データ長さに相当する予め設定された第1の既知長
さと、第2の印刷物画像データ長さに相当する予め設定
された第2の既知長さとによって構成され、補正ステッ
プは、補正係数として、第1の印刷物画像データ長さと
第1の既知長さの比によって算出される第1の補正係数
と、第2の印刷物画像データ長さと第2の既知長さの比
によって算出される第2の補正係数とを算出し、位置検
出ステップは、パッチが第1の読み取り画像データによ
って生成された印刷物画像データの領域に含まれる場
合、第1の補正係数および当該パッチに予め定められた
相対距離に基づいて、基準マークに対する印刷物画像デ
ータ上の当該パッチの位置を検出し、パッチが第2の読
み取り画像データによって生成された印刷物画像データ
の領域に含まれる場合、第2の補正係数および当該パッ
チに予め定められた相対距離に基づいて、基準マークに
対する印刷物画像データ上の当該パッチの位置を検出す
る。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るパッチ測定装置を組み込んだ印刷システムの構成を示
す機能ブロック図である。図1の印刷システムには、端
末装置1および印刷装置2がネットワークを通じて通信
可能に接続されている。
【0033】端末装置1は、CPU、主記憶、表示装
置、入力装置、および補助記憶装置とを備えるコンピュ
ータシステムであって、印刷装置2の外部に設置されて
いる。オペレータは、端末装置1を操作して、印刷版上
に形成される画像の基礎となる印刷画像データDpgを
編集または生成して、印刷装置2に送信する。以上の印
刷画像データDpgは、図9(a)および(b)を参照
して説明したように、印刷装置2において印刷対象とな
る画像imと、4つのコントロールストリップcs1〜
cs4と、3つの基準マークrm1〜rm3とを表すデ
ータから構成される。なお、以下において、4つのコン
トロールストリップcs1〜cs4を総称する場合に
は、コントロールストリップcsと記載する。また、3
つの基準マークrm1〜rm3を総称する場合には、基
準マークrmと記載する。
【0034】印刷装置2は、端末装置1から受け取った
印刷画像データDpgに基づいて印刷版を作成し、作成
した印刷版に供給されるインキを、図9中の矢印で示す
印刷送り方向(以下、第1の印刷方向とする)に印刷用
紙上に転写していき、これによって、図9(a)に示す
ような画像imを印刷し、さらに、当該画像imに続い
て、4つのコントロールストリップcs1〜cs4と、
3つの基準マークrm1〜rm3とを印刷する。
【0035】ここで、上述の画像imは、印刷用紙の先
頭から、予め定められた咥え量fだけ離れた位置(以
下、印刷開始位置とする)から印刷され始める。より具
体的には、画像imは、自身の印刷開始位置から、上記
第1の印刷方向へと印刷されていく。また、画像imに
おいて、第1の印刷方向に沿うサイズはmであり、画像
サイズに基づいて指定される。また、各コントロールス
トリップcsおよび基準マークrmは、画像imの後端
から予め定められた距離nだけ離れた位置から印刷され
始める。したがって、各コントロールストリップcsお
よび基準マークrmの印刷物S上における概略位置は簡
単に求められる。
【0036】また、図9(a)に示すように、各コント
ロールストリップcsは、典型的には、印刷物Sにおい
て、上記第1の印刷方向に垂直な第2の印刷方向に、予
め定められた間隔をおいて印刷され、予め定められた順
番に配置される長方形状のパッチを複数個含んでいる。
各パッチは、予め定められた濃度および色で印刷される
網点、万線またはベタである。ここで、図9(a)に
は、上述のパッチの1例として、パッチpc1が描かれ
ている。
【0037】また、基準マークrm1は、図9(a)に
示すように、隣り合う2つのコントロールストリップc
s2およびcs3の間に配置される。他の基準マークr
m2ならびにrm3は、コントロールストリップcs1
およびcs2の間、ならびにコントロールストリップc
s3およびcs4の間に配置される。以上の基準マーク
rm1〜rm3は、コントロールストリップcs1〜c
s4の位置を検出するための基準であり、典型的には、
図9(b)に示すように、上述の第1の印刷方向に平行
な2本のバーb1およびb2と、当該バーb1およびb
2の間に配置される十字マークcとからなる。このよう
な基準マークrm1〜rm3の十字マークcの交点P1
〜P3を基準として、第1および第2の印刷方向に、所
定距離(以下、パッチ距離とする)だけ離れた位置に、
上述の各パッチは印刷される。例えば、上述のパッチp
c1は、その中心が、基準マークrm1の交点P1から
第1の印刷方向にパッチ距離hだけ離れ、第2の印刷方
向にパッチ距離wだけ離れた位置に印刷される。また、
コントロールストリップcs1およびcs4は、基準マ
ークrm1の交点P1を中心に点対称に配置されるよ
う、上述の印刷画像データDpgは生成される。コント
ロールストリップcs2およびcs3も同様の点対称な
位置関係にある。なお、以下において、3つの交点P1
〜P3を総称する場合には、交点Pと記載する。
【0038】以下、以上のような印刷画像データDpg
を生成する端末装置1について、図2を参照してより詳
細に説明する。ここで、図2は、図1に示す端末装置1
の詳細な構成を示す機能ブロック図である。図2におい
て、端末装置1は、データ記憶部11と、カラーチャー
ト付加部12と、RIP処理部13と、配置位置演算部
14とを備えている。データ記憶部11は、上述の基準
マークrmおよびコントロールストリップcsを表すカ
ラーチャートデータDccを予め記憶する。カラーチャ
ート付加部12は、上述の印刷対象の画像imを表す対
象画像データDtgを外部から受け取る。この対象画像
データDtgは、上述したように、端末装置1で生成ま
たは編集される。カラーチャート付加部12は、受け取
った対象画像データDtgに、データ記憶部11に記憶
されているカラーチャートデータDccを付加する。R
IP処理部13は、カラーチャートデータDccが付加
された対象画像データDtgをRIP処理(Raste
r−Image−Processing )することに
よって、2値からなる上述の印刷画像データDpgを生
成して、ネットワークを介して、印刷装置2の印刷制御
部21に送信する。
【0039】さらに、本実施形態では、カラーチャート
付加部12は、予め定められた配置条件、例えば「コン
トロールストリップcsおよび基準マークrmを印刷対
象の画像imの後に続く位置に付加する」という配置条
件に従って、上述の処理を自動的に行うが、オペレータ
が手動により、コントロールストリップcs等の配置を
決定するものであってもよい。
【0040】また、配置位置演算部14は、コントロー
ルストリップcsおよび基準マークrmの位置を演算す
る。例えば、カラーチャート付加部12における配置条
件が「コントロールストリップcsおよび基準マークr
mを印刷対象の画像imの後に続く位置に付加する」で
あれば、予め定められた咥え量fと画像imの大きさm
(図9(a)参照)とを加算して、印刷用紙上における
コントロールストリップcsおよび基準マークrmの位
置を演算することができる。ここで、画像imの大きさ
は、端末装置1が、上述の対象画像データDtgから直
接求めても良いし、当該対象画像データDtgを実際に
生成した外部の画像データ作成装置(図示せず)から得
てもよい。以上のようにして演算した配置位置を、配置
位置演算部14は、配置位置情報Dpnとして、ネット
ワークを介して、印刷装置2の印刷制御部21に送信す
る。なお、オペレータが任意の位置にコントロールスト
リップcsおよび基準マークrmを配置した場合には、
配置位置演算部14は、対象画像データDtgに対する
コントロールストリップcsおよび基準マークrmの相
対位置に基づいて、配置位置を演算すればよい。
【0041】ここで、再度、図1を参照する。印刷装置
2は、大略的に、印刷制御部21と、製版機構22と、
印刷機構23と、撮像装置26と、パッチ測定装置27
とを備えている。印刷制御部21は、CPU等が実装さ
れた基板等からなるコンピュータシステムであって、各
種インタフェイスを介して、製版機構22および印刷機
構23の制御を行う。典型的には、印刷制御部21は、
端末装置1からネットワークを介して印刷画像データD
pgを受信して、受信印刷画像データDpgを製版機構
22に送信する。他の典型的な処理として、印刷制御部
21は、端末装置1からネットワークを介して配置位置
情報Dpnをパッチ測定装置27に送信する。さらに、
印刷制御部21は、後で説明するパッチ測定装置27か
らの色濃度情報Dctに基づいて、後で説明する印刷機
構23で使われるインキおよび/または湿し水の供給量
を調整するための制御情報Dclを生成する。
【0042】製版機構22は、印刷制御部21から送信
されてくる印刷画像データDpgに基づいて、印刷版上
に画像を形成する。印刷機構23は、主として、製版機
構22により形成された印刷版上の画像を、印刷用紙上
に転写する。
【0043】以下、図3を参照して、上述の製版機構2
2および印刷機構23の詳細な構成を説明する。ここ
で、図3は、図1に示す製版機構22および印刷機構2
3の側面概要図である。図3において、製版機構22
は、製版工程を受け持ち、印刷版供給部221、画像記
録部222、現像部223、および印刷版排出部224
を備えている。印刷版供給部221は、詳細な構成に関
しては図示を省略しているが、供給カセットと、搬送ロ
ーラおよび搬送ガイドと、カッターとを有する。供給カ
セットは、ロール状に巻かれた未露光の印刷版を遮光し
た状態で収容する。ここで、印刷版としては、一例とし
て、銀塩感材が用いられる。搬送ローラおよび搬送ガイ
ドは、供給カセットに収容される未露光の印刷版を引き
出して、後で説明する版胴231および232まで当該
未露光の印刷版を搬送する。カッターは、搬送ローラに
より搬送される印刷版をシート状に切断する。以上のシ
ート状に切断された未露光の印刷版は、後で詳細に説明
する版胴231および232により保持される。
【0044】画像記録部222は、製版機構22に与え
られた印刷画像データDpgでレーザ光をスイッチング
することによって、版胴231および232に保持され
る印刷版を露光して、図9(a)に示す画像im、全て
のコントロールストリップcs、および全ての基準マー
クrmを当該印刷版上に記録する。詳細な構成に関して
は図示を省略しているが、画像記録部222は、レーザ
と、ポリゴンミラーに代表される偏向器とを有してい
る。レーザは、上述の印刷画像データDpgにより駆動
され、当該印刷画像データDpgでスイッチングされた
レーザ光を出射する。偏向器は、レーザから出射された
レーザ光を偏向することにより、版胴231または23
2の軸方向に、レーザ光を主走査する。さらに、主走査
時、版胴231または232が回転するので、偏向され
たレーザ光は、それぞれの回転方向に副走査される。な
お、走査方式としては、複数のレーザを、版胴231お
よび232の軸方向に並ぶように併設し、当該版胴23
1および232の回転にともない主走査する形式であっ
てもよい。また、画像記録部222は、露光方式以外に
も、熱または放電加工により、画像im、全てのコント
ロールストリップcs、および全ての基準マークrmを
記録してもよい。
【0045】現像部223は、画像記録部222により
露光された印刷版を現像する。詳細な構成に関しては図
示を省略しているが、現像部223は、処理槽と、塗布
ローラと、移動機構とを有している。処理槽は、印刷版
の現像に必要な処理液を貯留する。塗布ローラは、処理
槽から処理液を汲み上げて、版胴231または232に
より保持される印刷版に塗布し、これによって、当該印
刷版が現像される。また、移動機構は、印刷版を現像す
る直前に、塗布ローラを、版胴231または232から
待避した位置から、それらに近接する位置へと移動させ
る。さらに、移動機構は、印刷版の現像完了後、塗布ロ
ーラを、版胴231または232に近接する位置から、
それらに退避させる。これによって、現像時にのみ、塗
布ローラは、版胴231または232に接近し、処理液
を印刷版に塗布することが可能となる。なお、画像記録
部222における画像記録方式が現像処理を必要としな
い場合には、製版機構22には現像部223は不要であ
る。
【0046】また、印刷版排出部224は、印刷機構2
3による印刷工程が終了した後、不要になった露光済み
の印刷版を排出する。詳細な構成に関しては図示を省略
しているが、印刷版排出部224は、剥離部と、搬送ロ
ーラおよび搬送ガイドと、排出カセットとを有してい
る。剥離部は、版胴231および232から、画像形成
済みを印刷版を剥離する。搬送ローラおよび搬送ガイド
は、剥離部により版胴231および232から剥がされ
た印刷版を、排出カセットまで搬送する。排出カセット
は、搬送ローラ等により搬送された印刷版を収容する。
【0047】また、図3において、印刷機構23は、印
刷工程を受け持ち、版胴231および232と、ブラン
ケット胴233および234と、圧胴235と、給紙胴
236と、排紙胴237と、湿し水供給ユニット238
と、インキ供給ユニット239と、給紙ユニット240
と、排紙ユニット241とを備えている。各版胴231
および232は、互いに同じ直径の円筒形状を有する。
また、各版胴231および232の周面上には咥えユニ
ットが設けられており、当該各咥えユニットは、2色分
の印刷版を、当該各周面上で180度対向する位置に固
定する。また、版胴231は、図示しない版胴駆動機構
により、図3中の実線で示す第1の印刷位置と二点鎖線
で示す画像記録位置との間を移動する。版胴232も、
図示しない版胴駆動機構により、図3中の実線で示す第
2の印刷位置と、上述の画像記録位置との間を移動す
る。詳細は後で説明するが、製版工程時には、版胴23
1および232は、順次交互に画像記録位置に配置され
る。
【0048】以上の画像記録位置において、版胴231
または232には、上述の印刷版供給部221により搬
送されてくる印刷版がセットされる。より具体的には、
版胴231の周面上には、図示しない咥えユニットが設
置されており、上述の画像記録位置において、当該咥え
ユニットは、印刷版供給部221により搬送されてくる
印刷版を2色分、当該周面上で180度対向する位置に
固定する。その後、上述したような製版工程が行われ、
版胴231が保持する各印刷版に、画像記録部222に
より、画像im、全てのコントロールストリップcs、
および全ての基準マークrm(図9(a)参照)が形成
される。その後、版胴232側に対しても、版胴231
側と同様の処理が行われ、その結果、当該版胴232が
保持する2色分の印刷版には、画像記録部222によ
り、画像im、全てのコントロールストリップcs、お
よび全ての基準マークrmが形成される。また、印刷工
程時には、版胴231および232は、第1および第2
の印刷位置に配置されるが、これについての詳細は後で
述べる。
【0049】ブランケット胴233および234は、上
述の版胴231および232と実質的に同じ直径を有す
る。また、ブランケット胴233および234の周面上
には、上述の版胴231および232のそれぞれから得
られる2色分のインキ画像が転写されるブランケットが
装着される。また、ブランケット胴233は、第1の印
刷位置に位置する版胴231と当接して回転するよう
に、ブランケット胴234は、第2の印刷位置にある版
胴232と当接して回転するように配置される。
【0050】圧胴235は、上述の版胴231および2
32の2分の1の直径を実質的に有しており、当該圧胴
235の周面上には、図示しない咥えユニットが設けら
れている。咥えユニットは、図示しない開閉機構により
予め定められたタイミングで開閉され、これによって、
上述の各色分の印刷版に対応する大きさの1枚の印刷用
紙(図9(a)参照)の先頭部分を挟持する。また、圧
胴235は、上述のブランケット胴233および234
の双方に当接して回転するように配置される。なお、以
上の圧胴235の回転軸には、エンコーダ25が設置さ
れており、当該エンコーダ25は、一般的には、圧胴2
35の回転位置を検出するが、本実施形態では、特に、
当該圧胴235により保持される印刷用紙の搬送位置を
検出する。
【0051】給紙胴236は、圧胴235と実質的に同
じ直径を有しており、当該圧胴235に当接して回転す
るように配置される。また、給紙胴236の周面上に
は、圧胴235の周面上と同様に、図示しない咥えユニ
ットが固定される。咥えユニットは、圧胴235側の咥
えユニットと同期して動作し、後で説明する給紙ユニッ
ト240から供給される1枚の印刷用紙を挟持する。そ
して、給紙胴236の回転により、咥えユニットは、1
枚の印刷用紙を搬送して、圧胴235側の咥えユニット
に受け渡す。
【0052】排紙胴237は、給紙胴236と実質的に
同じ形状および構成を有する。排紙胴237の咥えユニ
ットも、給紙胴236のそれと同様に、当該圧胴235
側から搬送されてくる印刷用紙を挟持するが、当該排紙
胴237の回転により、印刷用紙を搬送して、後で説明
する排紙ユニット241に渡す点で相違する。
【0053】また、以上の第1および第2の印刷位置に
配置された版胴231および232と、ブランケット胴
233および234と、圧胴235と、給紙胴236
と、排紙胴237の端面には、各胴の直径と同じ大きさ
の駆動ギア(図示せず)が取り付けられている。また、
互いに当接し合う胴に取り付けられた駆動ギア同士は噛
合する。以上の駆動ギアを、印刷装置2に備えられる印
刷駆動用モータ(図示せず)により駆動することで、上
記7個の胴は、同期して回転する。
【0054】なお、上述したように、版胴231および
232とブランケット胴233および234は、圧胴2
35に対して2倍の周長を有する。そのため、第1およ
び第2の印刷位置にある版胴231および232と、ブ
ランケット胴233および234が1回転する毎に、圧
胴235は2回転する。また、版胴231および232
のそれぞれの周面には、2色分の印刷版が180度対向
する位置に固定される。したがって、圧胴235が印刷
用紙を保持したまま2回転すると、版胴231および2
32により保持される4色分印刷版に形成される画像i
m、各コントロールストリップcs、および基準マーク
rmが当該印刷用紙に重畳的に転写され、これによっ
て、合計4色の多色印刷が行える。
【0055】湿し水供給ユニット238は、版胴231
および232に2組ずつ割り当てられる。一方の組み
は、第1の印刷位置にある版胴231に近接して配置さ
れ、当該版胴231により保持される2色分の印刷版に
対して選択的に湿し水を供給する。他方の組みは、第2
の印刷位置にある版胴232に近接して配置され、当該
版胴232側の2色分の印刷版に対して選択的に湿し水
を供給する。上述したように、これらの供給量は、印刷
制御部21が後で説明するパッチ測定装置27からの色
濃度情報Dctに基づいて生成する制御情報Dclによ
って調整される。以上のような機能を実現するために、
湿し水供給ユニット238は、詳細な構成に関しては図
示を省略しているが、水舟と、湿し水ローラ群と、カム
機構とを有している。水舟は、湿し水を貯留する。湿し
水ローラ群は、水舟から湿し水を汲み上げて、版胴23
1または232により保持されるいずれかの印刷版に渡
す。また、カム機構は、湿し水を印刷版に供給する時、
印刷版に当接する湿し水ローラを、版胴231または2
32から待避した位置から、それらに近接する位置へと
移動させる。さらに、湿し水の供給完了後、カム機構
は、印刷版に当接する湿し水ローラを、版胴231また
は232に近接する位置から、それらに退避させる。な
お、印刷版が湿し水を不要とするタイプであれば、湿し
水供給ユニット238は不要である。
【0056】インキ供給ユニット239は、版胴231
および232に2組ずつ割り当てられる。一方の組み
は、第1の印刷位置にある版胴231に近接して配置さ
れ、当該版胴231により保持される2色分の印刷版に
対して選択的にインキを供給する。ここで、上記一方の
組みを構成するインキ供給ユニット239の一方および
他方は、例えば、版胴231上の一方および他方の印刷
版に、K色(ブラック)およびM色(マゼンタ)のイン
キを供給する。他方の組みは、第2の印刷位置にある版
胴232に近接して配置され、当該版胴232側の2色
分の印刷版に対して選択的にインキを供給する。ここ
で、上記一方の組みを構成するインキ供給ユニット23
9の一方および他方は、例えば、版胴231上の一方お
よび他方の印刷版に、C色(シアン)およびY色(イエ
ロー)のインキを供給する。以上のような機能を実現す
るために、各インキ供給ユニット239は、詳細な構成
に関しては図示を省略しているが、インキ壺と、複数の
インキローラと、カム機構とからなる。インキ壺は、予
め定められた色のインキを貯留しており、印刷版の印刷
幅方向の複数領域毎に当該インキを、複数のインキロー
ラを介して供給する。ここで、これらの供給量は、上述
したように、印刷制御部21によって後で説明するパッ
チ測定装置27からの色濃度情報Dctに基づいて生成
される制御情報Dclによって調整される。各インキロ
ーラは、インキ壺から供給されたインキを練って、印刷
版に対し供給する。また、カム機構は、インキを印刷版
に供給する時、印刷版に当接する複数のインキローラ
を、版胴231または232から待避した位置から、そ
れらに近接する位置へと移動させる。さらに、インキの
供給完了後、カム機構は、印刷版に当接するインキロー
ラを、版胴231または232に近接する位置から、そ
れらに退避させる。
【0057】なお、版胴231および232が、第1お
よび第2の印刷位置から画像記録位置に移動できるよう
に、いくつかの湿し水供給ユニット238は、当該版胴
231および232の移動経路から待避できるように構
成されている。この点については、インキ供給ユニット
239についても同様である。
【0058】給紙ユニット240は、未使用の印刷用紙
を積載したパイルから印刷用紙を一枚ずつ取りだして、
給紙胴236に渡す。前述のように、圧胴235が2回
転することにより1枚の印刷用紙に印刷が行われるの
で、本実施形態では、給紙ユニット240は、給紙胴2
36が2回転する毎に、1枚の印刷用紙を給紙胴236
に供給する。なお、給紙ユニット240は、印刷用紙の
通過を光学的に検知する印刷用紙センサ24を備えてい
る。印刷用紙センサ24は、一般的に、紙詰まりまたは
2枚取りを検出するのであるが、本実施形態では、以上
の印刷用紙センサ24の検出結果に応じて、給紙ユニッ
ト240は、圧胴235または給紙胴236に印刷用紙
が供給されるタイミングか、それとも、圧胴235また
は給紙胴236に給紙が行われないタイミングかを判断
することができる。
【0059】排紙ユニット241は、印刷が完了した印
刷用紙(以下、印刷物Sと称す)を排紙胴237から受
け取って、内部に積載する。
【0060】以下、排紙ユニット241に加えて、撮像
装置26の詳細について、図4を参照して説明する。こ
こで、図4は、図3に示す排紙ユニット241および撮
像装置26の詳細な構成を示す側面概要図である。排紙
ユニット241は、排紙台2401と、2組のギア24
02および2403と、2本の無端状チェーン2404
と、複数の咥えユニット2405とから構成される。排
紙台2401は、複数の印刷物Sを積載可能なパレット
状の部材であって、図示しない昇降機構により上下方向
に移動をする。すなわち印刷物Sが積載されるに従っ
て、排紙台2401は、順次下降する。これによって、
最も上に積載される印刷物Sの高さが一定になるので、
印刷物Sの排出を円滑にすることができる。2個のギア
2402は、排紙胴237の両端に、当該排紙胴237
と同じ回転軸を持つように固定される。各ギア2403
は、互いに同一の回転軸を有しており、当該回転軸と排
紙胴237の回転軸とが平行に、さらに、上述の排紙台
2401の上方に配置される。各チェーン2404は、
排紙胴237の周長の整数倍の長さを有しており、同じ
側に配置されるギア2402および2403にかけ回さ
れる。なお、図4は側面図である関係で、ギア240
2、ギア2403およびチェーン2404は1個ずつし
か描かれていない。
【0061】各咥えユニット2405は、2つのチェー
ン2404の間に渡って固定されている。チェーン24
04上において、互いに隣り合う咥えユニット2404
は、排紙胴237の周長と実質的に同じ間隔になるよう
固定される。また、各咥えユニット2404は、印刷物
Sを挟持するために開閉可能な爪部材を有しており、当
該爪部材は、図示しないカム機構によって排紙胴237
側の咥えユニット(図示せず)と同期して開閉するよう
に構成されており、排紙胴7から渡される印刷物Sを受
け取る。この時、2組のギア2402および2403の
回転により、チェーン2404は、排紙胴237から排
紙台2401の方向に送られる。このような送りによ
り、咥えユニット2405は、印刷物Sを搬送し、上述
の爪部材が排紙台2401上で開くことにより、当該印
刷物Sを排紙台2401に積載していく。
【0062】ところで、上述の排紙ユニット241で
は、各咥えユニット2405は、印刷物Sの先端側のみ
を挟持するので、印刷物Sの後端は固定されていない状
態で搬送される。このような搬送に起因して、印刷物S
のばたつきが発生する。本実施の形態では、印刷物Sの
ばたつきを抑制するために、排紙胴237および排紙台
2401の間に、印刷物Sの搬送状態を安定させる吸着
ローラ2406が設置される。吸着ローラ2406の外
周表面には、微細な吸着孔が多数空けられており、図示
しない真空ポンプと接続されている。吸着ローラ240
6は、その軸線が2本のチェーン2404間に掛け渡さ
れた咥えユニット2405に対し平行となり、さらに、
その上端が当該チェーン2404の下端と略同じ高さに
位置するように配置されている。なお、吸着ローラ24
06は、咥えユニット2404の移動速度に合わせて回
転するように駆動されるように、もしくは単に回転自在
に構成されている。したがって、印刷物Sは、吸着ロー
ラ2406上を通過する際に、当該吸着ローラ2406
の表面に吸着された状態で搬送される。そのため、印刷
物Sは、少なくとも、吸着ローラ2406上を通過する
際のばたつきが低減される。なお、吸着ローラ2406
に代えて、印刷物Sを平面的に吸着するような吸着板を
採用してもよい。
【0063】撮像装置26は、照明ユニット2601
と、2個の撮像ユニット2602と、画像合成部260
3とから構成される。なお、図4は側面図であり、2個
の撮像装置2602は紙面の垂直方向に並ぶように配置
される関係で、同図には撮像ユニット2602は1個し
か描かれていない。照明ユニット2601は、チェーン
2404の送りにより搬送される印刷物Sを照明する。
より具体的には、照明ユニット2601は、吸着ローラ
2406の上方に、かつチェーン2404の間に配置さ
れ、当該吸着ローラ2406上の印刷物Sを照明する複
数の線状光源からなる。また、線状光源の中央部には撮
像用のスリットが形成されており、当該スリットを、線
状光源により印刷物Sに照射された光の反射光が通過す
る。
【0064】各撮像ユニット2602は、照明された印
刷物Sを、照明ユニット2601に形成されるスリット
を介して撮像して、画像im、コントロールストリップ
cs、および基準マークrm(図9(a)〜(b)参
照)を表す印刷物画像データDpdを生成する。以上の
機能を実現するために、撮像ユニット2602は、遮光
および防塵のための筐体2604と、ミラー2605
と、レンズ2606と、CCDラインセンサ2607と
を備える。以上のミラー2605と、レンズ2606
と、CCDラインセンサ2607とは、筐体2604の
内部に収容される。ミラー2605は、上述のスリット
を通過した光を、レンズ2606に向けて反射する。ミ
ラー2605の反射光は、レンズ2606により集めら
れ、CCDラインセンサ2607で受光される。なお、
CCDラインセンサ2607はRGBの3色に対応して
画像を読み取る。また、本実施形態では、印刷物Sの搬
送に伴って、印刷物Sがライン毎に順次に読み取られ
る。したがって、印刷物Sの先頭から後端までが照明ユ
ニット2601の真下を通過した時点で、CCDライン
センサ2607は、1枚の印刷物Sを表す印刷物画像デ
ータDpdを生成するための読み取り画像データDrd
を生成することになる。
【0065】なお、本実施形態では、2個の撮像ユニッ
ト2602は、上述したように、図4の紙面の垂直方向
に沿って併設されている。撮像ユニット2602の一方
および他方は、印刷物Sを第2の印刷方向に2分割した
一方および他方を撮像して、読み取り画像データDrd
をそれぞれ生成する。
【0066】図5は、図4に示す2個の撮像ユニット2
602を詳細に説明するための図である。以下、説明の
便宜のため、図5における左側の撮像ユニット2602
を撮像ユニット2602Lと称し、もう一方を撮像ユニ
ット2602Rと称する。以上のように、撮像ユニット
2602Lおよび2602Rの撮像領域は、概ね印刷物
Sの左半分および右半分であるが、好ましくは、印刷物
Sにおける第1の印刷方向に沿う中心線の辺りで、双方
の撮像領域は重なる。以上の重複領域に、基準マークr
m1が位置するように、前述の印刷画像データDpgは
生成される。
【0067】一方、基準マークrm2およびrm3は印
刷物Sの左右両端近傍に印刷され、撮像ユニット260
2Lは、基準マークrm1およびrm2を撮像し、撮像
ユニット2602Rは、基準マークrm1およびrm3
を撮像する。このように撮像ユニット2602Lおよび
2602Rのそれぞれが2つの基準マークrmを撮像す
るので、各基準マークrm1〜rm3の位置を検出する
ことにより、検出した基準マークrm1〜rm3に対し
て予め定められた位置に印刷されるコントロールストリ
ップcs1〜4の大まかな位置を検出することができ
る。なお、撮像ユニット2602Lおよび2602Rで
1枚の印刷物Sを撮像する関係上、各CCDラインセン
サ29は、それぞれの読み取り方向が互いに一致するよ
うに、撮像ユニット2602Lおよび2602Rに組み
込まれている。
【0068】画像合成部2603は、2個の撮像ユニッ
ト2602から読み取り画像データDrdを受け取り、
基準マークrm1を使って位置合わせを行うことによ
り、当該撮像ユニット2602Lおよび2602Rによ
り読みとられた読み取りデータDrdをつなぎ合わせ
て、1枚の印刷物Sを表す印刷物画像データDpdを生
成する。さらに、画像合成部2603は、生成した印刷
物画像データDpdをパッチ測定装置27に送信する。
【0069】再度、図1を参照する。パッチ測定装置2
7は、印刷用紙上に印刷されたコントロールストリップ
csを構成するパッチの色濃度を測定する。
【0070】ここで、図6は、パッチ測定装置27の詳
細な構成を示す機能ブロック図である。図6において、
パッチ測定装置27は、データ格納部271、基準マー
ク検出部272、基準マーク間距離算出部273、基準
マーク間距離補正部274、パッチ位置検出部275、
および色濃度測定部276を備えている。データ格納部
271は、上述の画像合成部2603から送信されてく
る印刷物画像データDpdを格納する。基準マーク検出
部272は、データ格納部271に格納された印刷物画
像データDpdに対して画像処理を行って、前述の基準
マークrmにおける全ての交点P(図9(a)〜(b)
参照)の位置を検出する。つまり、基準マーク検出部2
72は、印刷物画像データDpdに3つの基準マークr
m1〜rm3が含まれる場合、それぞれの基準マークr
m1〜rm3に対応する交点P1〜P3の位置を検出す
る。なお、基準マーク検出部272が行う印刷物画像デ
ータDpdに対する基準マークrmの検出には、典型的
には、パターンマッチング処理等の画像処理が用いられ
るが、このような画像処理は既に公知であるため、本実
施形態においてはこれ以上の説明を省略する。
【0071】基準マーク間距離算出部273は、基準マ
ーク検出部272で検出されたそれぞれの基準マークr
m1〜rm3の交点P1〜P3に対して、印刷物画像デ
ータDpdにおけるそれぞれの交点P1〜P3の間の最
短実測距離を算出する。ここで、基準マーク間距離算出
部273が算出する印刷物画像データDpdにおける交
点P1−P2間の最短実測距離をx12、交点P1−P3
間の最短実測距離をx 13、および交点P2−P3間の最
短実測距離をx23と記載する。また、最短実測距離
12、x13、およびx23を総称する場合には、最短実測
距離xと記載する。
【0072】基準マーク間距離補正部274は、理論的
に既知な値として前述の印刷制御部21からの配置位置
情報Dpnから、該配置位置情報Dpnにおけるそれぞ
れの交点P1〜P3の間の最短理論距離と、基準マーク
間距離算出部273が算出した最短実測距離xとを用い
て、倍率補正係数kを算出する。ここで、基準マーク間
距離補正部274が用いる配置位置情報Dpnにおける
理論上の交点P1−P2間の最短理論距離をy12、交点
P1−P3間の最短理論距離をy13、および交点P2−
P3間の最短理論距離をy23と記載する。また、最短理
論距離y12、y 13、およびy23を総称する場合には、最
短理論距離yと記載する。なお、基準マーク間距離補正
部274が算出する倍率補正係数kの算出方法について
は、後述する。
【0073】パッチ位置検出部275は、基準マーク間
距離補正部274で算出した倍率補正係数kおよび前述
の印刷制御部21からの配置位置情報Dpnを用いて、
データ格納部271に格納された印刷物画像データDp
dにおける、基準マーク検出部272で検出された交点
Pの位置に対して予め定められているコントロールスト
リップcsを構成するパッチの相対実測位置を推定す
る。この相対実測位置の推定方法については、後述す
る。そして、パッチ位置検出部275は、上記相対実測
位置に基づいて、データ格納部271に格納された印刷
物画像データDpdから、1つのパッチおよびその周辺
を構成する画素を抽出し、所定の画像処理を行うことに
よってコントロールストリップcsを構成するパッチの
実測位置を確定する。なお、典型的には、パッチ位置検
出部275は、上記パッチの中心を上記実測位置として
確定する。このような実測位置の確定に用いられる画像
処理は、画素の分布状況の解析等の様々な手法が用いら
れるが、本発明の特徴ではないため、本実施形態におい
てはこれ以上の説明を省略する。
【0074】色濃度測定部276は、パッチ位置検出部
275により検出されたパッチの実測位置に位置する画
素を、上述のデータ格納部271から取り出し、印刷さ
れたパッチの濃度および/または網パーセントに代表さ
れる色濃度情報Dctを測定する。さらに、色濃度測定
部276は、測定した色濃度情報Dctを前述の印刷制
御部21に送信する。印刷制御部21は、前述したよう
に、パッチ測定装置27からの色濃度情報Dctに基づ
いて、印刷機構23で使われるインキおよび/または湿
し水の供給量を調整するための制御情報Dclを生成し
出力して、インキ供給ユニット239のインキ供給量お
よび/または湿し水供給ユニット238の湿し水供給量
を自動的に調整する。
【0075】次に、図1に示す印刷システムの全体的な
動作を、図7を参照して説明する。ここで、図7は、印
刷システムの印刷工程の終了までの手順を示すフローチ
ャートである。
【0076】オペレータは、端末装置1を操作して、印
刷装置2の各種設定を行う(ステップS1)。ステップ
S1で設定されるのは、今回使用する印刷画像データD
pgおよび印刷物Sの作成枚数が代表的である。さら
に、この時、端末装置1からは、印刷画像データDpg
だけでなく、前述の配置位置情報Dpnが印刷装置2の
印刷制御部21に送信される。なお、印刷画像データD
pgの送信は印刷版への画像形成に合わせてリアルタイ
ムに行われても良い。
【0077】次に、印刷装置2は、今回受信した印刷画
像データDpgが表す画像im、コントロールストリッ
プcs、および基準マークrmを印刷版上に形成する
(ステップS2)。ステップS2では、まず、いずれか
の版胴231および232が画像記録位置に移動し、印
刷版供給部221から搬送されてくる未露光の印刷版
が、当該画像記録位置にある版胴231または232に
装着される。その後、画像記録部222は、回転する版
胴231または232に装着された印刷版上に、印刷制
御部21から受信した印刷画像データDpgでスイッチ
ングされたレーザ光により、画像の露光が行われる。つ
まり、画像im、コントロールストリップcs、および
基準マークrmが印刷版上に形成される。露光終了後、
現像部223は、前述したように露光された印刷版に現
像処理を行う。現像処理の終了後、今回画像記録位置に
ある版胴231または232は、第1または第2の印刷
位置に退避される。その後、今回第1または第2の印刷
位置にあった版胴232または231が画像記録位置に
移動させられ、上述と同様にして、当該版胴232また
は231上の印刷版に対して露光および現像が行われ
る。以上により製版工程が終了する。
【0078】次に、印刷装置2は、ステップS2で製版
された印刷版を使って、印刷工程が行われる(ステップ
S3)。より具体的には、まず、湿し水供給ユニット2
38が版胴231および232上の各印刷版に、所定量
の湿し水を供給し、次いで、インキ供給ユニット239
が各印刷版に対応する色のインキを所定量供給する。各
印刷版上のインキ画像は、ブランケット胴233および
234に転写される。一方、給紙ユニット240は、前
述したタイミングで1枚の印刷用紙を給紙胴236に供
給する。供給された印刷用紙は、給紙胴236から圧胴
235に渡される。印刷用紙を保持する圧胴235が2
回転する最中に、当該印刷用紙上には、ブランケット胴
233および234に転写されたインキ画像が転写され
る。その後、印刷用紙は、圧胴235から排紙胴237
に渡され、排紙ユニット241の排紙台2401に、印
刷物Sとして積載される。
【0079】次に、印刷装置2は、印刷物Sの作成枚数
がステップS1で設定されたものに達したかどうかを判
断し(ステップS4)、達していれば、図7の処理を終
了する。一方、未到達の場合には、印刷装置2は、予め
定められたサンプリング枚数毎に、パッチ測定装置27
による色濃度情報の測定を行う(ステップS5)。ステ
ップS5では、上述した色濃度情報Dctが生成され、
印刷制御部21に送信される。次に、印刷制御部21
は、パッチ測定装置27から送信されてくる色濃度情報
Dctに基づいて、上述したようなインキおよび/また
は湿し水の供給量を調整して(ステップS6)、ステッ
プS3に戻る。
【0080】次に、上述のステップS5の詳細な処理手
順を、図8を参照して説明する。ここで、図8は、図7
に示すステップS5の詳細な処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0081】図8において、まず、撮像装置26が、図
4および図5を参照して説明したようにして、印刷物画
像データDpdを生成して、パッチ測定装置27のデー
タ格納部271に格納する(ステップS11)。
【0082】ステップS11が終了すると、パッチ測定
装置27の基準マーク検出部272は、データ格納部2
71に格納された印刷物画像データDpdに対してパタ
ーンマッチング処理等の画像処理を行って、前述の基準
マークrm1〜rm3における交点P1〜P3(図9
(a)〜(b)参照)の位置を検出する(ステップS1
2)。
【0083】次に、パッチ測定装置27の基準マーク間
距離算出部273は、基準マーク検出部272で検出さ
れたそれぞれの基準マークrm1〜rm3の交点P1〜
P3に対して、印刷物画像データDpdにおけるそれぞ
れの交点P1〜P3の間の最短実測距離xを算出する
(ステップS13)。このステップS13では、印刷物
Sの第2の印刷方向に対して、基準マークrm1が他の
基準マークrm2およびrm3に対して中央に配置され
ている場合(図9(a)参照)、基準マーク間距離算出
部273は、印刷物画像データDpdにおける交点P1
−P2間の最短実測距離x12および交点P1−P3間の
最短実測距離x13を算出する。
【0084】そして、基準マーク間距離算出部273
は、上記ステップS13で算出した最短実測距離x12
よびx13が、予め設定した規定値以内か否かを判断し
(ステップS14)、規定値以内の場合、次のステップ
S14に処理を進め、規定値を満足しない場合、次のス
テップS17に処理を進める。
【0085】ステップS15では、基準マーク間距離補
正部274は、理論的に既知な値として前述の印刷制御
部21からの配置位置情報Dpnから、該配置位置情報
Dpnにおけるそれぞれの交点P1〜P3の間の最短理
論距離yを抽出する(ステップS15)。このステップ
S15では、印刷物Sの第2の印刷方向に対して、基準
マークrm1が他の基準マークrm2およびrm3に対
して中央に配置されている場合(図9(a)参照)、基
準マーク間距離補正部274は、配置位置情報Dpnに
おける理論上の交点P1−P2間の最短理論距離y12
よび交点P1−P3間の最短理論距離y13を抽出する。
【0086】なお、上記ステップS15では、基準マー
ク間距離補正部274は、配置位置情報Dpnを抽出し
ているが、理論的に既知な値であれば配置位置情報Dp
nでなくてもかまわない。例えば、オペレータが印刷物
S上に印刷された基準マークrm1〜rm3におけるそ
れぞれの交点P1〜P3の間の距離を測定し、その測定
結果を最短理論距離yとしてもよい。この場合、オペレ
ータが端末装置1を用いて予め上記測定結果を入力する
ことによって、基準マーク間距離補正部274は、当該
測定結果を最短理論距離yとして抽出することができ
る。
【0087】次に、基準マーク間距離補正部274は、
上記ステップS13で算出された最短実測距離x12およ
びx13と、上記ステップS15で抽出した最短理論距離
12およびy13とを用いて、倍率補正係数kを算出する
(ステップS16)。具体的には、このステップS16
で基準マーク間距離補正部274は、最短実測距離x 12
および最短理論距離y12を用いて、基準マークrm1お
よびrm2に関連する倍率補正係数k12を算出する。こ
こで、倍率補正係数k12は、k12=x12/y12で算出さ
れる。また、基準マーク間距離補正部274は、最短実
測距離x13および最短理論距離y13を用いて、基準マー
クrm1およびrm3に関連する倍率補正係数k13を算
出する。ここで、倍率補正係数k13は、k13=x13/y
13で算出される。そして、処理は次のステップS18に
進む。
【0088】一方、上記ステップS14で、基準マーク
間距離算出部273が上記ステップS13で算出した最
短実測距離x12およびx13が、予め設定した規定値を満
足しないと判断した場合、基準マークrmの検出等を失
敗したものと見なして、基準マーク間距離補正部274
は、今回の処理で用いる倍率補正係数kとして前回算出
した倍率補正計数kを抽出し(ステップS17)、次の
ステップS18に処理を進める。なお、このステップS
17で抽出する倍率補正係数kは、前回算出した倍率補
正係数kに限定されない。例えば、予め設定した倍率補
正係数kを固定値として抽出してもかまわない。
【0089】ステップS18以降は、上記倍率補正係数
kを用いたパッチ位置の算出および該パッチの色濃度情
報の測定に関する処理である。なお、以下の処理手順の
説明では、今回測定対象として上述したパッチpc1
(図9(a)および(b)参照)の色濃度情報Dctを
測定するものとして、説明を続ける。
【0090】ステップS18では、パッチ位置検出部2
75は、上記ステップS16で算出した倍率補正係数k
および前述の印刷制御部21からの配置位置情報Dpn
を用いて、データ格納部271に格納された印刷物画像
データDpdにおける、基準マーク検出部272で検出
された交点Pの位置に対して予め定められているコント
ロールストリップcsを構成するパッチの相対実測位置
を推定する(ステップS19)。
【0091】つまり、上記ステップS18では、上述し
たパッチpc1(図9(a)および(b)参照)の相対
実測位置を推定する場合、まずパッチ位置検出部275
は、上記配置位置情報Dpnにおける基準マークrm1
からのパッチ距離hおよびw(図9(b)参照)に相当
するパッチ理論距離hyおよびwyを抽出する。そして、
パッチ位置検出部275は、パッチpc1の印刷物画像
データDpdにおける基準マークrm1からの相対実測
位置として、パッチ実測距離hxおよびwxを算出する。
ここで、パッチpc1は、コントロールストリップcs
3の一部として基準マークrm1およびrm3の間に配
置されている(図9(a)参照)。したがって、パッチ
位置検出部275は、上記ステップS16で算出した基
準マークrm1およびrm3に関連する倍率補正係数k
13を用いて、パッチ実測距離hxおよびwxを以下の式で
算出する。 hx=k13・hyx=k13・wy このようにして、ステップS18では、パッチ位置検出
部275が今回測定対象となるパッチpc1の印刷物画
像データDpdにおける相対実測位置として、第1の印
刷方向にパッチ実測距離hxだけ離れ、第2の印刷方向
にパッチ実測距離wxだけ離れた位置を推定する。
【0092】なお、今回測定対象としたパッチpc1
が、3つの基準マークrmの内基準マークrm1に最も
近く、かつ基準マークrm1およびrm3の間に配置さ
れている(図9(a)参照)ため、印刷物画像データD
pdにおける相対実測位置は、最も近い基準マークrm
1を基準としたパッチ実測距離で示され、基準マークr
m1およびrm3に関連する倍率補正係数k13を用いて
算出された。つまり、他のパッチの相対実測位置の算出
では、好ましくは、最も近い基準マークrmを基準とし
たパッチ実測距離で示され、基準マークrm1より基準
マークrm2側に配置されているパッチに対しては基準
マークrm1およびrm2に関連する倍率補正係数k12
が用いられ、基準マークrm1より基準マークrm3側
に配置されているパッチに対しては基準マークrm1お
よびrm3に関連する倍率補正係数k13が用いられる。
【0093】次に、パッチ位置検出部275は、上記ス
テップS18で算出した相対実測位置に基づいて、デー
タ格納部271に格納された印刷物画像データDpdか
ら、該相対実測位置およびその周辺を構成する画素を抽
出し、所定の画像処理を行うことによってコントロール
ストリップcsを構成するパッチの実測位置を確定する
(ステップS19)。このステップS19では、パッチ
pc1の実測位置を確定する場合、パッチ位置検出部2
75は、印刷物画像データDpdにおける交点P1に対
して、第1の印刷方向にパッチ実測距離hxだけ離れ、
第2の印刷方向にパッチ実測距離wxをだけ離れた相対
実測位置に基づいて画像処理を行う。この時、パッチ位
置検出部275が印刷物画像データDpdに対して用い
る上記第1の印刷方向は、基準マークrm1およびrm
3の交点P1およびP3を結ぶ直線方向とし、上記第2
の印刷方向は該直線方向に対して垂直方向とする。この
ような直線方向を第1および第2の印刷方向の基準にす
ることによって、位置がずれた状態で印刷物Sが撮像装
置26に撮像されても、印刷物画像データDpdにおい
て正確なパッチを抽出することができる。なお、典型的
には、パッチ位置検出部275は、パッチの中心を画像
処理によって抽出し、測定対象のパッチの実測位置とし
て確定する。このような実測位置の確定に用いられる画
像処理は、画素の分布状況の解析等の様々な手法が用い
られるが、本発明の特徴ではないため、本実施形態にお
いてはこれ以上の説明を省略する。
【0094】次に、色濃度測定部276は、パッチ位置
検出部275により確定されたパッチの実測位置(パッ
チの中心)に位置する画素を、上述のデータ格納部27
1に格納された印刷物画像データDpdから取り出し、
印刷されたパッチの濃度および/または網パーセントに
代表される色濃度情報Dctを測定する。さらに、色濃
度測定部276は、測定した色濃度情報Dctを前述の
印刷制御部21に送信する(ステップS20)。
【0095】次に、パッチ測定装置27は、色濃度情報
Dctを未測定のパッチが残っているか否かを判断し
(ステップS21)、残っていれば、未測定分のパッチ
の色濃度情報Dctを得るために、ステップS18に戻
る。一方、全てのパッチに対して測定が終わっていると
判断した場合には、パッチ測定装置27は図8の処理を
終了する。
【0096】印刷制御部21は、前述したように、ステ
ップS6において、パッチ測定装置27からの色濃度情
報Dctに基づいて、印刷機構23で使われるインキお
よび/または湿し水の供給量を調整するための制御情報
Dclを生成し出力して、インキ供給ユニット239の
インキ供給量および/または湿し水供給ユニット238
の湿し水供給量を自動的に調整する。
【0097】このように、本実施形態に係るパッチ測定
装置によれば、基準マークrm間の距離を利用して、印
刷物画像データDpdと配置位置情報Dpnと間の比が
リアルタイムに補正係数として算出される。したがっ
て、印刷物画像データDpdにおける基準マークrmに
対するパッチの位置の算出で、理論的に既知な値として
該パッチの位置に相当する配置位置情報Dpnに上記補
正係数を掛けることによって、印刷物画像データDpd
の撮像倍率が変化した場合も正確なパッチの位置が算出
できる。これによって、正確なパッチの位置を算出する
ことによって、正確な色濃度情報Dctを測定できるパ
ッチ測定装置27を提供できる。
【0098】また、本実施形態に係るパッチ測定装置に
よれば、印刷物を撮像する撮像装置が撮像する環境(温
度等)、印刷装置に対する撮像装置の取り付け精度、あ
るいは印刷物が撮像される位置変動(撮像装置および印
刷物間の距離の変化)等によって印刷物画像データDp
dの撮像倍率が変化したとしても、正確なパッチの位置
が算出できる。特に、撮像装置および印刷物間の距離の
変化は、当該印刷装置が走行中の印刷物を読み取るた
め、印刷物の搬送時におけるばたつき等を起因すること
があるが、その場合でも、安定した位置が算出できる。
【0099】このような印刷物画像データDpdの撮像
倍率が変化は、撮像装置が複数の撮像ユニットで構成さ
れる場合、それら撮像ユニット毎に発生することがある
が、本実施形態に係るパッチ測定装置によれば、2つの
撮像ユニットで撮像されるそれぞれの印刷物画像データ
Dpdの領域(つまり、それぞれの撮像ユニットが撮像
した読み取り画像データDrdによって生成される領
域)毎に2つの倍率補正係数kを算出するため、それぞ
れの撮像倍率変化に対応して補正をすることができる。
なお、このような効果を期待しない場合や、撮像装置が
1つの撮像ユニットで構成される場合は、複数の倍率補
正係数kを算出しなくてもかまわない。例えば、3つの
基準マークrm1〜rm3が撮像される場合(図9
(a)参照)、少なくとも2つの基準マークrm1〜r
m3の交点P1〜P3の間の最小距離に基づいて、1つ
の倍率補正係数kを算出して、全てのパッチの位置を該
倍率補正係数k(例えば、交点P2およびP3間の最小
距離に基づいて、倍率補正係数k 23)を用いて算出する
ことができる。
【0100】なお、以上の実施形態では、パッチの相対
実測位置の算出は、最も近い基準マークrmを基準とし
たパッチ実測距離で示すことによって、基準マークrm
から遠くに位置するパッチほど大きくなる該パッチ実測
距離の算出誤差を小さくしていたが、このような効果を
期待しない場合、全てのパッチ実測距離を固定した1つ
の基準マークrm(例えば、中央に位置する基準マーク
rm1)を基準としてパッチの相対実測位置を算出して
もかまわない。また、以上の実施形態では、パッチの中
心位置を検出するようにしていたが、これは好ましい例
であって、パッチにおける他の位置を検出するようにし
てもよい。また、以上の実施形態では、倍率補正係数k
を基準マークrm間の最小距離を用いて算出したが、基
準マークrm自体の長さ(例えば、バーbや十字マーク
cの長さ)あるいは他の基準となる長さを用いて倍率補
正係数kを算出しても、本発明を実現できることは言う
までもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパッチ測定装置27
を組み込んだ印刷システムの構成を示す機能ブロック図
である。
【図2】図1に示す端末装置1の詳細な構成を示す機能
ブロック図である。
【図3】図1に示す製版機構22および印刷機構23の
側面概要図である。
【図4】図3に示す排紙ユニット241および撮像装置
26の詳細な構成を示す側面概要図である。
【図5】図4に示す2個の撮像ユニット2602を詳細
に説明するための図である。
【図6】図1に示すパッチ測定装置27の詳細な構成を
示す機能ブロック図である。
【図7】図1の印刷システムの印刷工程の終了までの手
順を示すフローチャートである。
【図8】図7に示すステップS5の詳細な処理手順を示
すフローチャートである。
【図9】従来の印刷装置で印刷されるコントロールスト
リップcsを示す図である。
【符号の説明】
1…端末装置 11…データ記憶部 12…カラーチャート付加部 13…RIP演算部 14…配置位置演算部 2…印刷装置 21…印刷制御部 22…製版機構 221…印刷版供給部 222…画像記録部 223…現像部 224…印刷版排出部 23…印刷機構 231、232…版胴 233、234…ブランケット胴 235…圧胴 236…給紙胴 237…排紙胴237 238…湿し水供給ユニット 239…インキ供給ユニット 240…給紙ユニット 241…排紙ユニット 2401…排紙台 2402、2403…ギア 2404…無端状チェーン 2405…咥えユニット 2406…吸着ローラ 26…撮像装置 2601…照明ユニット 2602…撮像ユニット 2603…画像合成部 2604…筐体 2605…ミラー 2606…レンズ 2607…CCDラインセンサ 27…パッチ測定装置 271…データ格納部 272…基準マーク検出部 273…基準マーク間距離算出部 274…基準マーク間距離補正部 275…パッチ位置検出部 276…色濃度測定部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置に設置され、かつ当該印刷装置
    によって用紙上に印刷されたコントロールストリップを
    構成するパッチの位置を検出するパッチ測定装置であっ
    て、 前記用紙上には、前記コントロールストリップおよび基
    準マークが印刷され、該基準マークから前記パッチまで
    の相対距離は予め定められており、 前記印刷装置に設置される撮像装置が撮像することによ
    って、前記用紙上の前記コントロールストリップおよび
    前記基準マークを表す印刷物画像データが生成され、 前記撮像装置から送信されてくる印刷物画像データを格
    納する格納部と、 前記データ格納部に格納された印刷物画像データに基づ
    いて、前記基準マークを検出するマーク検出部と、 前記基準マーク検出部で検出された基準マークに基づい
    て算出される前記印刷物画像データ上の長さを示す印刷
    物画像データ長さと、当該印刷物画像データ長さに相当
    する予め設定された既知長さとの比を補正係数として算
    出する補正部と、 前記補正部で算出された補正係数および前記予め定めら
    れた相対距離に基づいて、前記基準マークに対する前記
    印刷物画像データ上の前記パッチの位置を検出する位置
    検出部とを備える、パッチ測定装置。
  2. 【請求項2】 前記用紙上には、複数の前記基準マーク
    が印刷され、 前記マーク検出部は、前記データ格納部に格納された印
    刷物画像データに基づいて、前記複数の基準マークを検
    出し、 前記印刷物画像データ長さは、前記基準マーク検出部で
    検出された複数の基準マークの間の距離に基づいて算出
    され、 前記補正部は、前記印刷物画像データ長さと前記複数の
    基準マークの間の距離に相当する予め設定された既知長
    さとの比を前記補正係数として算出する、請求項1に記
    載のパッチ測定装置。
  3. 【請求項3】 前記用紙上には、印刷対象の画像を表す
    印刷画像データに基づいて前記コントロールストリップ
    および基準マークが印刷され、 前記既知長さおよび前記相対距離は、前記印刷画像デー
    タに記述されている、請求項1に記載のパッチ測定装
    置。
  4. 【請求項4】 前記既知長さは、前記用紙上に印刷され
    た前記印刷物画像データ長さに相当する印刷画像の長さ
    を予め実測することによって設定される、請求項1に記
    載のパッチ測定装置。
  5. 【請求項5】 前記用紙上には、複数の前記基準マーク
    が印刷され、 前記撮像装置は、第1および第2の撮像ユニットによっ
    て構成され、 前記第1および第2の撮像ユニットが少なくとも2つの
    前記基準マークを含むそれぞれ異なった第1および第2
    の読み取り画像データを生成し、当該第1および第2の
    読み取り画像データを合成することによって前記印刷物
    画像データが生成され、 前記マーク検出部は、前記データ格納部に格納された印
    刷物画像データに基づいて、前記複数の基準マークを検
    出し、 前記印刷物画像データ長さは、 前記第1の読み取り画像データによって生成された前記
    印刷物画像データの領域に含まれる少なくとも2つの基
    準マークの間の距離に基づいて算出される第1の印刷物
    画像データ長さと、 前記第2の読み取り画像データによって生成された前記
    印刷物画像データの領域に含まれる少なくとも2つの基
    準マークの間の距離に基づいて算出される第2の印刷物
    画像データ長さとによって構成され、 前記既知長さは、 前記第1の印刷物画像データ長さに相当する予め設定さ
    れた第1の既知長さと、 前記第2の印刷物画像データ長さに相当する予め設定さ
    れた第2の既知長さとによって構成され、 前記補正部は、前記補正係数として、 前記第1の印刷物画像データ長さと前記第1の既知長さ
    の比によって算出される第1の補正係数と、 前記第2の印刷物画像データ長さと前記第2の既知長さ
    の比によって算出される第2の補正係数とを算出し、 前記位置検出部は、 前記パッチが前記第1の読み取り画像データによって生
    成された前記印刷物画像データの領域に含まれる場合、
    前記第1の補正係数および当該パッチに予め定められた
    前記相対距離に基づいて、前記基準マークに対する前記
    印刷物画像データ上の当該パッチの位置を検出し、 前記パッチが前記第2の読み取り画像データによって生
    成された前記印刷物画像データの領域に含まれる場合、
    前記第2の補正係数および当該パッチに予め定められた
    前記相対距離に基づいて、前記基準マークに対する前記
    印刷物画像データ上の当該パッチの位置を検出する、請
    求項1に記載のパッチ測定装置。
  6. 【請求項6】 前記位置検出部により位置検出されたパ
    ッチの色濃度を測定する色濃度測定部をさらに備える、
    パッチ測定装置。
  7. 【請求項7】 印刷対象の画像と、コントロールストリ
    ップと、基準マークとを用紙上に印刷する印刷装置であ
    って、 前記印刷対象となる画像を表す印刷画像データが外部か
    ら与えられ、当該印刷画像データに基づいて印刷版上
    に、当該印刷対象となる画像とコントロールストリップ
    と基準マークとを形成する製版機構と、 前記製版機構により作成された印刷版に、少なくともイ
    ンキを塗布して、当該インキが塗布された印刷版から前
    記用紙へと、前記印刷対象の画像と前記コントロールス
    トリップと前記基準マークとを転写して印刷する印刷機
    構と、 前記印刷機構において、前記印刷対象の画像と前記コン
    トロールストリップと前記基準マークとが印刷された用
    紙を撮像して、印刷物画像データを生成する撮像装置
    と、 前記撮像装置により生成された印刷物画像データに基づ
    いて、前記基準マークを基準としてコントロールストリ
    ップを構成するパッチの位置を検出し、当該パッチの色
    濃度を測定するパッチ測定装置とを備え、 前記基準マークから前記パッチまでの相対距離は予め定
    められており、 前記パッチ測定装置は、 前記撮像装置から送信されてくる印刷物画像データを格
    納する格納部と、 前記データ格納部に格納された印刷物画像データに基づ
    いて、前記基準マークを検出するマーク検出部と、 前記基準マーク検出部で検出された基準マークに基づい
    て算出される前記印刷物画像データ上の長さを示す印刷
    物画像データ長さと、当該印刷物画像データ長さに相当
    する予め設定された既知長さとの比を補正係数として算
    出する補正部と、 前記補正部で算出された補正係数および前記予め定めら
    れた相対距離に基づいて、前記印刷物画像データ上の前
    記パッチの位置を検出する位置検出部と、 前記位置検出部により位置検出されたパッチの色濃度を
    測定する色濃度測定部とを含み、 前記印刷機構は、前記パッチ測定装置により測定された
    パッチの色濃度に基づいて、前記印刷版に塗布するイン
    キの量を調整する、印刷装置。
  8. 【請求項8】 用紙上に印刷されたコントロールストリ
    ップを構成するパッチの位置を検出するパッチ測定方法
    であって、 前記用紙上には、前記コントロールストリップおよび基
    準マークが印刷され、該基準マークから前記パッチまで
    の相対距離は予め定められており、 前記用紙上の前記コントロールストリップおよび前記基
    準マークを表す印刷物画像データを格納する格納ステッ
    プと、 前記データ格納ステップに格納された印刷物画像データ
    に基づいて、前記基準マークを検出するマーク検出ステ
    ップと、 前記基準マーク検出ステップで検出された基準マークに
    基づいて算出される前記印刷物画像データ上の長さを示
    す印刷物画像データ長さと、当該印刷物画像データ長さ
    に相当する予め設定された既知長さとの比を補正係数と
    して算出する補正ステップと、 前記補正ステップで算出された補正係数および前記予め
    定められた相対距離に基づいて、前記基準マークに対す
    る前記印刷物画像データ上の前記パッチの位置を検出す
    る位置検出ステップとを備える、パッチ測定方法。
  9. 【請求項9】 前記用紙上には、複数の前記基準マーク
    が印刷され、 前記マーク検出ステップは、前記データ格納ステップに
    格納された印刷物画像データに基づいて、前記複数の基
    準マークを検出し、 前記印刷物画像データ長さは、前記基準マーク検出ステ
    ップで検出された複数の基準マークの間の距離に基づい
    て算出され、 前記補正ステップは、前記印刷物画像データ長さと前記
    複数の基準マークの間の距離に相当する予め設定された
    既知長さとの比を前記補正係数として算出する、請求項
    8に記載のパッチ測定方法。
  10. 【請求項10】 前記用紙上には、複数の前記基準マー
    クが印刷され、 前記格納ステップが格納する前記印刷物画像データは、
    少なくとも2つの前記基準マークを含むそれぞれ異なっ
    た第1および第2の読み取り画像データを合成すること
    によって前記用紙上の前記コントロールストリップおよ
    び前記複数の基準マークを表し、 前記マーク検出ステップは、前記データ格納ステップに
    格納された印刷物画像データに基づいて、前記複数の基
    準マークを検出し、 前記印刷物画像データ長さは、 前記第1の読み取り画像データによって生成された前記
    印刷物画像データの領域に含まれる少なくとも2つの基
    準マークの間の距離に基づいて算出される第1の印刷物
    画像データ長さと、 前記第2の読み取り画像データによって生成された前記
    印刷物画像データの領域に含まれる少なくとも2つの基
    準マークの間の距離に基づいて算出される第2の印刷物
    画像データ長さとによって構成され、 前記既知長さは、 前記第1の印刷物画像データ長さに相当する予め設定さ
    れた第1の既知長さと、 前記第2の印刷物画像データ長さに相当する予め設定さ
    れた第2の既知長さとによって構成され、 前記補正ステップは、前記補正係数として、 前記第1の印刷物画像データ長さと前記第1の既知長さ
    の比によって算出される第1の補正係数と、 前記第2の印刷物画像データ長さと前記第2の既知長さ
    の比によって算出される第2の補正係数とを算出し、 前記位置検出ステップは、 前記パッチが前記第1の読み取り画像データによって生
    成された前記印刷物画像データの領域に含まれる場合、
    前記第1の補正係数および当該パッチに予め定められた
    前記相対距離に基づいて、前記基準マークに対する前記
    印刷物画像データ上の当該パッチの位置を検出し、 前記パッチが前記第2の読み取り画像データによって生
    成された前記印刷物画像データの領域に含まれる場合、
    前記第2の補正係数および当該パッチに予め定められた
    前記相対距離に基づいて、前記基準マークに対する前記
    印刷物画像データ上の当該パッチの位置を検出する、請
    求項8に記載のパッチ測定方法。
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