JP2006192680A - 印刷物検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な印刷物検査装置の提供が望まれていた。
【解決手段】画像データを低解像度に変換したPPF形式の画像データを作成するPPF処理機能を含むCIP3データコンバータと、印刷装置に用いる印刷版の作成のために、印刷物を構成する多値画像データをRIP処理して画像を記録するための2値画像データに変換する画像データ処理装置と、画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取った検査用画像データと、前記CIP3データコンバータで得られたPPF形式の画像データを比較して印刷物の検査を行う比較手段を備えた印刷物検査装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷中の印刷物の品質をインラインで検査する印刷物検査装置に係り、特にその安価な装置構成に関する。
近年、印刷物の印刷欠陥(油汚れ、裏うつり、こすれ、ヒッキ、ダブリ、濃度むら、見当ずれ、色調不良、しわ等)の有無をインラインで検査するために、種々の印刷物検査装置が開発されている。
このような装置の従来例として、特許文献1の様に、多面付の印刷物を印刷している印刷機に取り付けられる印刷物検査装置において、
印刷中の印刷物の絵柄を読取る手段と、
印刷物の状態が所望の状態のときに前記読取り手段により読み取られた絵柄情報を基準情報として記憶する手段と、
前記読取り手段から出力される各印刷物の絵柄情報を前記基準情報と比較して印刷欠陥を検出する手段と、
印刷物の頁割付情報と前記検出手段の出力とに応じて印刷欠陥の検出頁情報を表示する手段とを具備する印刷物検査装置などが知られている。
この場合の基準情報は特定のタイミングで読み取られた1単位の絵柄であり、その所定のタイミングの設定が容易でないばかりか、その基準情報が正しい印刷基準である保証もない。従って、オンライン中にどの絵柄を基準情報とすべきかの判断を印刷中に判断するのは容易ではなく、結局抜き取って良品と判断された印刷物を別途読み取るか、印刷機に再度流し込む必要があった。さらに、その基準情報の読み取りには独自の読み取り装置を必要とし、高価であった。これは、オンライン中の印刷物中の適当な絵柄を印刷基準とする場合も同様であった。
これとは別途、特許文献2の様な色調管理装置が設けられていた。例えば、印刷物を構成する多値画像データをRIP処理して2値画像データに変換する画像データ処理装置と、前記2値画像データを用いて印刷版に複数階調のカラーチャートを含む画像を記録する印刷版作成装置と、作成した印刷版に対しインキを供給して印刷用紙上に転写する印刷装置と、を用いる製版印刷システムにおける印刷色管理装置であって、前記印刷装置に使用するインキまたは印刷用紙の少なくとも一方の種類を設定する印刷条件設定手段と、前記印刷装置により印刷された印刷用紙上のカラーチャートの印刷色を測色する測色手段と、前記測色された印刷色から、前記インキおよび/または印刷用紙を使用した時の当該印刷装置の印刷特性をプロファイルデータとして作成するプロファイルデータ作成手段と、前記プロファイルデータを前記インキおよび/または印刷用紙の種類に関連づけて記憶するプロファイルデータ記憶手段と、を備え、前記画像データ処理装置には、印刷時に使用するインキおよび/または印刷用紙の種類を特定し、特定したインキおよび/または印刷用紙の種類に対応するプロファイルデータを設定するプロファイルデータ設定手段と、設定したプロファイルデータに基づいて前記画像データの色変換を行う色変換手段と、を備えることを特徴とする印刷色管理装置などが設けられる場合があった。しかしこの印刷色管理装置は、あくまで印刷色管理のみに用いられる装置であった。
特許文献は以下の通り。
特開平5−147201号公報 特開2001−301124号公報
判定のための基準情報を、特定のタイミングで読み取られた1単位の絵柄に依存することが不必要であり、その所定のタイミングで読み取られた1単位の絵柄がたまたま不良であることによる検査不良を防止することが可能な印刷物検査装置求められた。この様に、基準情報を確実に不良でない絵柄である印刷物として供給するために、抜き取って確実に良品と判断された印刷物を別途読み取るか、印刷機に再度流し込む必要がない検査不良を防止することが可能な印刷物検査装置が求められていた。さらに、この様な抜き取りが発生しないために、検査対象物を傷付ける可能性が低い印刷物検査装置が求められていた。
また、色検査装置と独立に設けられた印刷物検査装置の様に、画像読み取り手段などの高価な設備を新たに備える必要のない、安価な印刷物検査装置を提供することが課題となる。
請求項1に係る本発明は、印刷装置に使用するインキおよび/または印刷用紙の種類を特定し、特定したインキおよび/または印刷用紙の種類に対応するプロファイルデータを設定するプロファイルデータ設定手段と、設定したプロファイルデータに基づいて、前記RIP処理前に前記画像データを低解像度に変換したPPF形式の画像データを作成するPPF処理機能を含むCIP3データコンバータと、印刷装置に用いる印刷版の作成のために、印刷物を構成する多値画像データをRIP処理して画像を記録するための2値画像データに変換する画像データ処理装置と、
印刷用紙を載置する載置台と、前記載置台の左右方向に沿って備えられ、前記印刷用紙の横幅とほぼ同じ長さの、前記載置台上で前後方向に移動させて印刷用紙上の全画像を走査読取可能とした画像読取手段と、
前記画像読取手段で読み取った検査用画像データと、前記CIP3データコンバータで得られたPPF形式の画像データを比較して印刷物の検査を行う比較手段を備えたことを特徴とする印刷物検査装置を提供することによって、上記課題を解決しようとするものである。
また、請求項2に係る本発明は、印刷装置に使用するインキまたは印刷用紙の少なくとも一方の種類を設定する印刷条件設定手段と、前記印刷装置により印刷された印刷用紙上のカラーチャートの印刷色を測色する測色手段と、前記測色された印刷色から、前記インキおよび/または印刷用紙を使用した時の当該印刷装置の印刷特性をプロファイルデータとして作成するプロファイルデータ作成手段と、前記プロファイルデータを前記インキおよび/または印刷用紙の種類に関連づけて記憶するプロファイルデータ記憶手段と、を備え、前記画像データ処理装置には、印刷時に使用するインキおよび/または印刷用紙の種類を特定し、特定したインキおよび/または印刷用紙の種類に対応するプロファイルデータを設定するプロファイルデータ設定手段と、設定したプロファイルデータに基づいて前記画像データの色変換を行う色変換手段と、を備えることを特徴とする、印刷物を構成する多値画像データをRIP処理して2値画像データに変換する画像データ処理装置と、前記2値画像データを用いて印刷版に複数階調のカラーチャートを含む画像を記録する印刷版作成装置と、作成した印刷版に対しインキを供給して印刷用紙上に転写する印刷装置と、を用いる製版印刷システムにおける印刷色管理装置とで、
前記プロファイルデータ設定手段と、前記画像データ処理装置とを共用することを特徴とする請求項1記載の印刷物検査装置を提供することによって、上記課題を解決しようとするものである。
なお、CIP3(International Cooperation For Integration of PrepressPress and Postpress)のPPF(Print Production Format)はプリプレス、プレス、ポストプレスという印刷の全ワークフローを統合し、その各工程間で処理や管理のデータをやりとりするためのフォーマットである。
PPFはPostScriptをベースにしており,管理情報やインキの調整,断裁位置の指定などさまざまな情報を扱う。品質の安定化、ミスの低減、処理の高速化、生産設備の効率的運用を目的に1995年に結成された「CIP3」で開発された、ポストスクリプトをベースにした標準フォーマットである。
これにより、判定のための基準情報を、特定のタイミングで読み取られた1単位の絵柄に依存することが不必要であり、その所定のタイミングで読み取られた1単位の絵柄がたまたま不良であることによる検査不良を防止することが可能になった。
この様に基準情報は実際の印刷物からのデータではないので、紙の挙動に影響がなく、安定して検査対象物をCDDカメラ等で取り込める。また、基準情報が印刷する原稿データを元にした情報なので、原稿により基づいた検査が可能になった。加えて、刷版前の状態の情報なので、刷版の不良も含めて検査することが可能となった。さらに、基準情報が実際の印刷物から求めるものではないので、給紙、排紙とは関係がなく、紙の静電気、紙厚、大きさに検査が影響されることがなく、さらに、紙だけではなくフィルム、プラスチック、布、木材、金属など各種被印刷物に対応可能となった。
また、画像読み取り手段などの高価な設備を独立に備える必要が無くなり、印刷色管理装置と同時に稼働可能で、色調と欠点管理が同時にできて、安価な印刷物検査装置を提供することが可能になった。
本願発明の発明を実施するための形態のうち、試した中で最も最良と思われる形態の印刷物検査装置を図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る印刷物検査装置を実行する製版印刷システムの構成を示すブロック図である。
図1において、製版印刷システムは、画像データを処理する画像データ処理装置Aと、画像データ処理装置Aで生成された画像データに基づいて印刷版上に画像を記録する印刷版作成装置Bと、作成された印刷版を用いて印刷を行う印刷装置Cと、印刷された印刷物を撮像する撮像装置Dと、撮像した画像データから前記印刷装置のプロファイルデータを作成するプロファイル作成装置Eとからなる。
画像データ処理装置Aは、種々の入出力手段や記憶手段等を備えたコンピュータシステムであって、図示しないDTP(Desk−Top−Publishing)システムなどで作成された多値画像データdaに対し後述する色変換処理やRIP処理を行ってビットマップ形式の2値画像データdbに変換処理するものである。この画像データ処理装置Aの詳細については図6を用いて後述する。
印刷版作成装置Bおよび印刷装置Cは、この実施の形態では、版胴上において印刷版に画像を記録するCTP機構付きの印刷装置(以下デジタル印刷装置C’とする)として一体化してある。このデジタル印刷装置C’の詳細については図2を用いて後述する。
撮像装置Dは、この実施の形態では、印刷装置Cの印刷用紙の排出部に備えられたCCDカメラからなり、印刷用紙上に印刷されたカラーチャートを撮像して画像データdcを得る。この撮像装置Dの詳細については、図4を用いて後述する。
プロファイル作成装置Eは、撮像装置Dで撮像した画像データdcに基づき、カラーチャートの印刷色を判別して、この印刷装置のプロファイルデータpfを作成するコンピュータシステムであり、その詳細は図5を用いて後述する。
なお図1において符号Fは、画像データ処理装置Aで色変換された多値画像データから、従来インキ量調整のためのだけに用いられてきたCIP3(International Cooperation for Integration of Prepress,Press,and Postpress)規格のデータを作成するためのCIP3コンバータである。このCIP3コンバータFは、実際に印刷版上に画像を記録するための多値の画像データ、すなわちRIP処理前の画像データ、を低解像度に変換したPPF形式の画像データを生成し、印刷物検査の為の比較装置Gに送るのに用いられる。なお、同時に不良検査だけでなく従来のインキ量調整にも同時に使うのは自由であり、使った場合に相乗効果が期待できる。この場合は、印刷装置CはこのPPFデータに基づいてインキ量を調整するようにしている。
次に、上述した製版印刷システム内の各装置の詳細について説明する。まず前述したデジタル印刷装置C’について図2を用いて説明する。図2は、このデジタル印刷装置C’の概要を示す側面概要図である。
図において、このデジタル印刷装置C’は、印刷機構として、印刷版を保持する第1および第2の版胴1、2と、それぞれの版胴からインキ画像を転写するための第1および第2ブランケット胴3、4と、印刷用紙を保持して両ブランケット胴3、4からインキ画像が転写される圧胴5と、圧胴5に対し印刷用紙を供給または排出する給紙胴6および排紙胴7と、前記第1および第2の版胴1、2上の印刷版に対し湿し水またはインキを供給する湿し水供給手段8およびインキ供給手段9と、積載された未印刷の印刷用紙を順次供給する給紙部10と印刷された印刷用紙を順次積載する排紙部11とを備える。
一方、このデジタル印刷装置C’は、印刷版の製版機構として、前記第1および第2の版胴1、2に対し未露光の印刷版を供給する印刷版供給部12と、版胴上の印刷版に対し画像を記録する画像記録部13と、画像が記録された印刷版を現像処理する現像部14と、使用済みの印刷版を排出する印刷版排出部15とを備える。また、このデジタル印刷装置C’は、印刷用紙上の画像を撮像する撮像装置Dとして撮像部16を備える。
以下、各部の詳細について説明する。第1の版胴1は、版胴駆動機構によって第1の印刷位置と画像記録位置との間を移動可能なように構成されており、第2の版胴2についても同様に版胴駆動機構によって第2の印刷位置と画像記録位置との間を移動可能なように構成されている。すなわち第1および第2の版胴1、2は、印刷作業を実行する時にはそれぞれ第1または第2の印刷位置に配置され、製版作業を実行する時には、順次交代して画像記録位置に配置されて各版胴上での印刷版の製版処理が行われる。この第1の版胴1と第2の版胴2とは、それぞれそ2色分の印刷版を保持可能な周面を有し、各印刷版をその周面上で180度対向した位置に固定するための図示しない咥え手段を2組ずつ備える。なお、装着する印刷版としては2つの印刷領域を有する1枚の印刷版であってもよい。
第1のブランケット胴3は、前記第1の印刷位置にて第1の版胴1と当接して回転するように構成されており、第2のブランケット胴4についても同様に前記第2の印刷位置にて第2の版胴2と当接して回転するように構成されている。この第1および第2のブラン
ケット胴3、4は、前記第1および第2の版胴1、2と同じ直径を有し、各版胴から2色分のインキ画像を転写可能なブランケットをその周面に装着している。
圧胴5は、前記第1および第2の版胴1、2の1/2の直径を有し、第1および第2のブランケット胴3、4の両方と当接して回転するように構成されている。この圧胴5には、前記印刷版に対応する大きさの印刷用紙を1枚保持可能な図示しない咥え手段を備えている。この咥え手段開閉機構によって所定のタイミングで開閉して、前記印刷用紙の前端部を挟持することができる。
給紙胴6および排紙胴7は、圧胴5と同じ直径を有し、前記圧胴5に備えられた咥え手段と同様の咥え手段を備える。この給紙胴6および排紙胴7の咥え手段は、前記圧胴5の咥え手段と同期して印刷用紙を受け渡し可能なように配置されている。
上記第1および第2の印刷位置に配置された第1および第2の版胴1、2と、第1および第2のブランケット胴3、4と、圧胴5と、給紙胴6および排紙胴7とは、それぞれの胴に対し各胴の直径と同じ大きさの図示しない駆動ギアが胴端に備えられており、各々当接する胴の間で各ギアが噛合している。従って、このギアを印刷駆動用モータにより駆動することで、上記各胴を同期して回転駆動することができる。
なお、本実施の形態の印刷装置は、圧胴5に対し版胴1、2およびブランケット胴3、4が2倍の周長を有するため、版胴1、2およびブランケット胴3、4が1回転する毎に圧胴が2回転する。従って、圧胴5が印刷用紙を保持したまま2回転すると、第1および第2の版胴1、2から、2色ずつ合計4色の多色印刷が行える。
湿し水供給手段8は、第1および第2の印刷位置における各版胴1、2に対しそれぞれ2組づつ配置されており、各版胴1、2上の2つの印刷版に対し選択的に湿し水を供給することができる。この湿し水供給手段8は、湿し水を貯留する水舟と、水舟内の湿し水を汲み上げて印刷版面に渡す湿し水ローラ群とからなり、湿し水ローラのうち少なくとも印刷版面に当接するローラは、カム機構によって版胴面に対し当接または離間するするように構成されている。なお印刷版が湿し水を不要とするタイプの印刷版であれば、湿し水供給手段8は不要となる。
インキ供給手段9は、第1および第2の印刷位置における各版胴1、2に対しそれぞれ2組づつ配置されており、各版胴1、2上の2つの印刷版に対し選択的に異なる色のインキを供給することができる。例えばこの実施の形態では、第1の版胴1に対しては、K色(ブラック)とM色(マゼンタ)のインキ供給手段8が配置され、第2の版胴2に対しては、C色(シアン)とY色(イエロー)のインキ供給手段8が配置される。
なお、湿し水供給手段8とインキ供給手段9のいくつかは、前記第1および第2の版胴1、2の移動にともない、その移動経路から待避できるように構成されている。
このインキ供給手段9の構成を図3を用いて説明する。図3は、インキ供給手段9の一例を示す側面概要図である。図3において、インキ供給手段9は、インキつぼ装置を構成するインキ出しローラ20およびインキキー21と、アーム22により揺動自在に設けられたインキ移しローラ23と、複数のインキローラ24と、印刷版面に当接してインキを供給するインキ着けローラ25とを備える。なお図3ではインキローラ24は1本のみ図示している。
インキつぼ手段は、版胴の軸線に沿って設けられたインキ出しローラ20の周面に対し金属薄板からなるインキキー21を当接させたものであり、当該インキキー21は、前記
インキ出しローラ20の軸線方向に沿って複数に分割されている。このインキ出しローラ20とインキキー21と図示しない側板とによって形成されたインキ溝空間にインキが貯留される。
各インキキー21は、駆動ネジ等によって独立してインキ出しローラ20の表面に対し当接または離間する方向に駆動するよう構成されており、これによってインキ出しローラ20とインキキー21との隙間(開度)を調整することができる。そしてインキ出しローラ20を図の反時計方向に回転させることによって、前記開度に基づいた膜厚でインキ出しローラ20の表面にインキが出される。
インキ移しローラ23は、アーム22の移動によってインキ出しローラ20とインキローラ24との間を往復し、インキ出しローラ20とインキローラ24とに交互に当接することでインキ出しローラ20上のインキをインキローラ24に移す。
インキローラ24は、金属製またはゴム製の複数のローラが順次当接するよう配置され、そのいくつかはローラの軸線方向に揺動移動する。このインキローラによってインキ練り動作が行われる。
インキ着けローラ25は、少なくとも1つのインキローラ24に対し当接した状態で、カム機構によって第1の版胴1または第2の版胴2の周面に対し当接または離間する。これにより版胴上の対応する印刷版に対応する色のインキを供給することができる。
このインキ供給手段9では、前記インキキー21の開度調整によって、版胴の軸線方向、すなわち印刷方向に対し直交する方向に沿って各色のインキ供給量を制御することができる。このインキキー21の開度は、前記CIP3コンバーターFが提供するPPFデータに基づいて演算される。
給紙部10は、未使用の印刷用紙を積載したパイルから印刷用紙を一枚ずつ取りだして給紙胴6に渡すものであって、この実施の形態では、給紙胴の2回転毎に1回印刷用紙を供給するよう動作する。また排紙部11は、印刷された印刷用紙を排紙胴7から受け取って積載するものである。この排紙部11の詳細については後述する。
次に、このデジタル印刷装置C’の製版機構について説明する。この印刷装置では、製版作業を実行する時には、第1および第2の版胴1、2を交互に画像記録位置に移動させる。この画像記録位置では、摩擦ローラが版胴に当接されて回転駆動するように構成されている。
印刷版供給部12は、ロール状の未露光印刷版を遮光して保管したカセットロールと、引き出した印刷版を版胴1、2まで搬送する搬送ローラおよび搬送ガイドと、前記印刷版をシート状に切断する切断手段と、を有する。この実施の形態では、印刷版としては銀塩感材を用いており、レーザ光によって画像を記録するものである。なお印刷版の供給動作手順は、まず前記カセットロールから引き出した印刷版の先端を前記版胴1、2の図示しない咥え手段に挟持させ、この状態で版胴1、2を回転させて印刷版を版胴1、2上に巻回し、この後、所定長で印刷版を切断して印刷版の後端を他方の咥え手段により挟持するものである。
画像記録部13は、レーザ光のon/offによって印刷版上に露光を施して画像を記録するものである。この実施の形態では、図示しないレーザ発信源から発射されたレーザ光を図示しないポリゴンミラーなどの偏光器によって版胴の軸線方向に沿って走査するとともに、版胴を回転させることで印刷版面を走査する構成になっている。なお、印刷版お
よび画像記録部13としては、露光により画像を記録するものだけでなく、熱や放電加工によって画像を記録するものであってもよい。
この画像記録部13では、印刷版に対し画像を記録する際に、予め定められた印刷版周辺の余白部にカラーチャートを記録する。このカラーチャートは、YMCKの各色毎に網点を段階的な濃度で形成したものである。ここで前記カラーチャートの階調は予め既知に設定されるため、各カラーチャートの基準色は所定の表色系、例えばL*a*b*表色系(以下、Lab表色系と記す)により定まっている。
現像部14は、前記画像記録部13により露光された印刷版を現像処理するものである。この実施の形態では、現像部14は、処理槽に貯留された処理液を塗布ローラにより汲み上げて印刷版に対し塗布して現像処理を行う構成になっており、版胴から待避する位置と版胴へ近接する位置とに移動する昇降手段が備えられている。なお現像処理が要らない画像記録方法を採用すれば、現像部14はなくてもよい。
このデジタル印刷装置C’では、第1および第2の版胴1、2を画像記録位置へ移動させ、印刷版の供給と画像の記録および現像とを行って製版作業を実行する。製版作業が完了すれば、第1および第2の版胴1、2を第1および第2の印刷位置に配置して印刷作業を行うことができる。
一方、このデジタル印刷装置C’は印刷作業の終了後に印刷版を自動で排出することができる。この実施の形態では、印刷版排出部15は、画像記録位置にある版胴から印刷版を剥離する剥離手段と、剥離された印刷版を搬送する搬送手段と、搬送された使用済みの印刷版を排出する排出カセットとを備える。
次に、図4を用いて前記撮像部16と前記排紙部11との構成について説明する。なお、図4は排紙部11近傍の概要を示す側面概要図である。まず排紙部11は、前記排紙胴7と、この排紙胴7と略同径の2つのギア7’との間に掛け回された2本の無端状のチェーン30と、この2本のチェーンによって搬送され、印刷用紙Sを搬送するための複数の咥え手段31と、これらの咥え手段31により搬送された印刷用紙Sを積載するための排紙台32とからなる。
前記排紙胴7の両端部には、それぞれチェーン30と係合するためのギア部を備えており、このギア部に対向して略同径の2つのギア7’が配置されている。そして排紙胴7のギア部とギア7’とにおいて無端状のチェーン30が掛け回されている。このチェーン30の長さは、前記排紙胴の周長の整数倍の長さに設定されている。
咥え手段31は、印刷用紙Sの先端を挟持するための開閉可能な爪部材を有し、複数の咥え手段31が前記2つのチェーン間に渡って固定されている。この咥え手段の間隔は前記排紙胴7の周長に相当する。従って、前記排紙胴7の回転にともない同期して咥え手段31がループ状に走行する。一方、各咥え手段31は、カム機構によって前記排紙胴7に設けられた咥え手段と同期して開閉するように構成されており、排紙胴7から印刷用紙Sを受け取り、排紙台32上で印刷用紙Sを排出する。
排紙台32は、複数の印刷用紙Sを積載可能なパレット状部材であって、昇降手段によって上下移動をする。すなわち印刷用紙Sが排出されるに従って順次排紙台32が下降することにより印刷用紙Sの排出高さを一定にし、印刷用紙Sの排出動作を円滑に行なうことができる。
上記排紙部11では、印刷用紙Sの先端を咥え手段31で挟持して搬送するため、印刷
用紙Sの後端は固定されていないフリーの状態で搬送される。従って搬送動作にともない印刷用紙Sのばたつきが発生する。本実施の形態では、この印刷用紙Sのばたつきを抑制するために、排紙台32の前方側において印刷用紙Sの搬送状態を安定させる吸着ローラ33を備える。
この吸着ローラ33は、その表面に微細な吸着孔を多数備えており、図示しない真空ポンプと接続されている。この吸着ローラ33は、そのローラ軸線が前記咥え手段31と平行になり、前記チェーン30の下方通過位置と略同じ高さにローラの頂部が位置するように配置されている。なお、吸着ローラ33は、前記咥え手段31の通過速度に合わせて回転駆動するか、もしくは回転自在にのみ構成されている。従って、印刷用紙Sは、吸着ローラ33上を通過する際には吸着ローラ表面に吸着された状態となって搬送されるので、この吸着ローラ33上の部分での印刷用紙Sはばたつかない。なお、吸着ローラ33に代えて、前記印刷用紙Sを平面的に吸着するような吸着板部材を採用してもよい。
撮像部16は、搬送される印刷用紙を照明する照明手段34と、照明された印刷用紙上の画像を撮像して画像データを得るための撮像手段35とからなる。照明手段34は、前記吸着ローラ33に沿って前記吸着ローラ33上の印刷用紙を照明する複数の線状光源からなり、前記チェーン30の上下移動間に設けられている。なお、前記光源の中央部には撮像用のスリットが形成されている。
撮像手段35は、遮光および防塵のための筐体36と、この筐体内部に配置されたミラー37、レンズ38、CCDラインセンサ39とを備える。この撮像手段35は、前記吸着ローラ33上の印刷用紙の画像を前記照明手段34のスリットを通して撮像するものであり、ミラー37で折り返された画像の入射光は、レンズ38を通ってCCDラインセンサ39で受光される。なお、CCDラインセンサはRGBの3色に対応して画像を読み取り、検査用画像データcdを作成する。
この実施の形態では、印刷用紙の搬送タイミングに従って印刷用紙上に印刷されたカラーチャートが線順次に読み取られることになる。なお、別の実施の形態として、排紙台32上に排出された印刷用紙を2次元CCDカメラなどで撮像して前記カラーチャートを測色するように構成してもよい。またオペレータが別置きの色見台上に印刷用紙を取り出して、カラーチャートの測色をするようにしてもよい。
次に図5を用いて、プロファイル作成装置Eについて説明する。図5は、プロファイル作成装置の機能を示す機能ブロック図である。
プロファイル作成装置Eは、種々の入出力手段や記憶手段などを備えたマイクロコンピュータシステムからなり、機能的には図5に示されるように、撮像部16で撮像した画像データdcからカラーチャートの領域を抽出するカラーチャート抽出手段40と、抽出したカラーチャートの測色を行う測色手段41と、測色した印刷色からプロファイルデータを作成するプロファイルデータ演算手段42と、作成したプロファイルデータを印刷条件に関連づけて格納するプロファイルデータ記憶手段43とから構成される。
カラーチャート抽出手段40は前記画像データdcを画像処理し、撮像された図示しない位置決めマークまたはカラーチャートの縁部の位置から相対的に各カラーチャートの位置を判別するものである。
測色手段41は前記抽出されたカラーチャートの領域毎に画像データdcを演算処理して、各カラーチャートのLab表色値を求めるものである。実際には撮像部16から得られる画像データdcはRGBで表されるので所定のプロファイルに従ってLab表色系で
変換されることになる。これにより実際に印刷されたカラーチャートの印刷色がLab表色系の数値で得られる。
プロファイルデータ演算手段42は、測色手段41で得られたカラーチャート毎の印刷色と、そのカラーチャートの予め定められた基準色とに基づいてプロファイルデータpfを作成する。すなわち、実際に印刷される印刷色が基準色と一致するように、該当する画像データを色変換するための変換テーブルがプロファイルデータpfとなる。
例えば簡単な例として、基準色がc0である所定の画像データを用いて製版印刷作業を行なった時に実際の印刷色がc1となり、同様に基準色がc1である画像データで製版印刷作業を行った時の実際の印刷色がc2になる場合を考える。この場合プロファイルデータpfによって、基準色c1で表される画像データは基準色c0に相当する画像データに色変換される。
プロファイルデータ記憶手段43は、作成したプロファイルデータpfをインキや印刷用紙の種類などの印刷条件に関連付けて記憶する手段である。例えば、一般的には各ユーザが使用するインキや印刷用紙の種類は予め限定されている。従って、このプロファイル作成装置Eでは、オペレータが既知の選択肢から使用したインキと印刷用紙の種類を入力するようにしている。そして前記プロファイルデータ記憶手段43は、例えば図7で示すようなデータベース形式でプロファイルデータpfを記憶する。
一方、このようなプロファイルデータpfの作成を行う場合、前記印刷装置Cは予め定められとおり湿し水量やインキ量を所定の基準値に設定して印刷を行うのが好ましい。これは湿し水量やインキ量を可変すれば再現する印刷色が変化するためである。すなわち、従来では印刷装置Cにおいてインキ量や湿し水量を調整して印刷色の管理を行うようにしていたが、この場合は印刷装置C側の管理が困難である。これに対し本発明では、湿し水量やインキ量はできる限り標準値に設定しておき、カラープリンターなどのデジタル機器と同様にプロファイルデータpfで色管理をすることを特徴としている。
なお、プロファイルデータpfに基づいて印刷色の管理を行なうとともにインキ量や湿し水量の調整を併用してもよい。例えば、全体的な印刷色を薄くするために湿し水量を少なくする場合などである。このような湿し水量の調整は、例えば湿し水供給手段8の水舟内の湿し水ローラの回転数やニップ圧などを制御する事で達成できる。従って湿し水の調整では、この回転数やニップ圧を調整値とすることができる。
このように湿し水量やインキ量を調整した場合、前記プロファイルデータ記憶手段43には、プロファイルデータpfを湿し水量やインキ量の調整値に関連づけて記憶するのが好ましい。そして印刷装置では、関連づけられた湿し水量やインキ量に調整すればよい。
次に画像データ処理装置Aの構成について説明する。図6は画像データ処理装置Aの構成を示す機能ブロック図である。図において、画像データ処理装置Aは色変換手段50とRIP処理手段51とからなる。
色変換手段50は、前記プロファイルデータpfに基づいて画像データを変換するものであり、CMYK/Lab変換手段52と、Labガメット変換手段53と、プロファイルデータ設定手段54とLab/CMYK変換手段55と、からなる。
CMYK/Lab変換手段52は、多値のCMYK画像データdaをLab表色系に変換するものである。一般的にこの変換時には画像データdaを出力する機器に応じたプロファイル(ソースプロファイル)に従って補正を行う。このソースプロファイルについて
は、図示しない画像データ作成装置に関わるものなので、本発明では説明を省略する。
Labガメット変換手段53は、デバイス機器特有のガメット(色立体)を一致させるものである。すなわち元の画像データdaで表現される色の全てを印刷装置C側で再現できない場合がある。このLabガメット変換手段53は、このようなデバイス特有の色表現の差を補正するものである。
理解を容易にするため、以下簡略化した表現で説明を行う。例えば入力側の所定の1色の再現領域を0〜rとし、出力側の所定の色の再現領域を0〜qとする場合を考える。ここで仮にr>qとすると、出力側ではqを越える領域の色を再現できないことになる。従って、Labガメット変換部53では、入力側の再現領域0〜rを、出力側の再現領域0〜qで再現できるようにレンジの変換を行う。すなわちLabガメット変換手段53は、予め定められた座標変換テーブルに従って入力側の色座標を印刷側で再現できる色座標に変換するものである。
プロファイルデータ設定手段54は、図示しない入力手段によって使用する印刷装置Cの種類やインキおよび印刷用紙の種類などの印刷条件を設定し、この印刷条件に関連して格納されたプロファイルデータpfを前記プロファイルデータ作成装置Eから読み出すものである。
Lab/CMYK変換手段55は、Lab表色系で表された色の画像データをCMYKに変換するものである。この変換においては、前記プロファイル作成装置Eにより作成されたプロファイルデータpfにより補正が行われるとともに、CMYKへの変換が行われる。
RIP処理手段51は、Lab/CMYK変換手段54で変換された色補正後のCMYKの多値の画像データをRIP処理し、各色毎に2値の画像データdbに変換する。なお、このRIP処理ではオフセット印刷用の網掛け処理が行われる。
この画像データ処理装置Aでは、実際の印刷色を測定してプロファイルデータpfを作成し、作成したプロファイルデータpfは使用したインキや印刷用紙に関連づけて記憶される。従って同じインキや印刷用紙を使用する場合、印刷装置Cをカラープリンターなどのデジタル機器と同様にプロファイルデータpfに基づいて管理することができる。
また、CIPコンバータ次に、前記画像読取手段で読み取った検査用画像データと、前記PPF形式の画像データの比較部について説明する。
次に、前記画像読取手段で読み取った検査用画像データcdと、前記PPF形式の画像データppfの比較手段を構成する比較装置について説明する。
印刷物の被検査画像に対応する前記検査用画像データを、前記PPF形式の画像データからなる参照データと比較して相違部分を検出する比較装置であって、参照データを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された参照データを所定画素数の寸法を有する複数の検査ブロックに区分し、各検査ブロック内で各画素の値と近隣画素との値との差分の積算値を算出する積算値算出手段と、積算値算出手段により各検査ブロック毎に算出された積算値に基づいて各検査ブロック毎に判定基準値を設定する設定手段と、記憶手段に記憶された前記PPF形式の画像データおよび検査用画像データの対応する領域の画素の値との差分値を算出する差分値算出手段と、差分値算出手段により算出された各領域における差分値を設定手段により対応する検査ブロックに設定された判定基準値と比較し、比較結果に基づいて検査ブロック内に相違部分があるか否かを判定する判定手段とを備えたものであ
る。
判定結果は、単にモニタに表示するだけでも構わないが、不良判定した印刷物を良品と区別して排出する様にすることも、また、不良の種類により印刷を自動停止させる様にすることも可能である。
この場合、さらに不良の種類も含めて判定することも可能である。この場合用いられる不良内容を決定するためには、判定基準データが用いられている。それは、算出される相関係数が設定値より大きくなる標本RGB値がいくつあるかによって不良の種類を判定するものであり、以下にいくつかの基準の例を示す。
設定値を超えるRGB値が存在しない場合「汚れ」と判定する。設定値を超えるRGB値が存在する場合は「汚れ」以外の不良と判定する。別な基準は、画像全体に対する不良部分の面積比に従って、不良の種類を判定するものであり、面積比が「5%以上」の場合「濃度変化」、面積比が「5%未満」の場合「たれ」と判定することを示す。ここで、「たれ」とは、「水たれ」「インキたれ」「油たれ」の総称である。さらに別な基準は不良部分の形状に従って、不良の種類を判定するものであり、形状が「流れ方向に短い」場合「濃度変化」、形状が「流れ方向に長い」場合「たれ」と判定することを示す。また別な基準は不良の連続発生回数に従って、不良の種類を判定するものであり、連続発生回数が「20回以上」の場合「濃度変化」、連続発生回数が「20回未満」の場合「たれ」と判定することを示す。また別な基準は不良が「たれ」であると判定された場合に利用される判定基準であり、色の変化量により不良の種類を判定するものである。また別な基準は、変化量が正であれば「インキたれ」であると判定し、変化量が負であれば「油たれ又は水たれ」であると判定することを示す。また別な基準は不良が「油たれ又は水たれ」であると判定された場合に利用される判定基準であり、不良が発生した色が後の色に影響しているかどうかにより不良の種類を判定するものである。また別な基準は後の色への影響があれば「油たれ」、影響がなければ「水たれ」であると判定することを示す。
これにより、印刷物の不良の有無だけではなく、その不良の種類を判定することができ、これにより更なる品質の向上と生産性の向上、加えて、人件費の削減も可能になる。
本発明は、紙だけではなくフィルム、プラスチック、布、木材、金属など各種被印刷物に関する、各種凹版、オフセット、凸版、孔版などの各種印刷中の巻き取り、もしくは枚様の印刷物の品質をインラインで検査する印刷物検査装置に係り、特にその安価な装置構成に関するものである。
この発明に係る印刷物検査装置を適用する製版印刷システムの構成を示すブロック図である。 この製版印刷システムで用いるデジタル印刷装置の構成を示す側面概要図である。 このデジタル印刷装置のインキ供給手段の構成を示す側面概要図である。 このデジタル印刷装置における排紙部および撮像部の構成を示す側面概要図である。 この製版印刷システムで用いるプロファイル作成装置の機能的構成を示すブロック図である。 この製版印刷システムで用いる画像データ処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 プロファイルデータが印刷条件に関連付けて記憶される状態を説明するための説明図である。
符号の説明
A 画像データ処理装置
B 印刷版作成装置
C 印刷装置
C’ デジタル印刷装置
D 撮像装置
E プロファイル作成装置
F CIP3コンバーター
G 比較装置
pf プロファイルデータ
cd 画像読取手段で読み取った検査用画像データ
ppf PPF形式の画像データ
1 第1の版胴
2 第2の版胴
3 第1のブランケット胴
4 第2のブランケット胴
5 圧胴
6 給紙胴
7 排紙胴
9 インキ供給手段
11 排紙部
13 画像記録部
17 制御部
18 画像処理部
21 インキキー
35 撮像手段
40 カラーチャート抽出手段
41 測色手段
42 プロファイルデータ演算手段
43 プロファイルデータ記憶手段
50 色変換手段
51 RIP処理手段
52 CMYK/Lab変換手段
53 Labガメット変換手段
54 プロファイルデータ設定手段
55 Lab/CMYK変換手段

Claims (2)

  1. 印刷装置に使用するインキおよび/または印刷用紙の種類を特定し、特定したインキおよび/または印刷用紙の種類に対応するプロファイルデータを設定するプロファイルデータ設定手段と、設定したプロファイルデータに基づいて、前記RIP処理前に前記画像データを低解像度に変換したPPF形式の画像データを作成するPPF処理機能を含むCIP3データコンバータと、印刷装置に用いる印刷版の作成のために、印刷物を構成する多値画像データをRIP処理して画像を記録するための2値画像データに変換する画像データ処理装置と、
    印刷用紙を載置する載置台と、前記載置台の左右方向に沿って備えられ、前記印刷用紙の横幅とほぼ同じ長さの、前記載置台上で前後方向に移動させて印刷用紙上の全画像を走査読取可能とした画像読取手段と、
    前記画像読取手段で読み取った検査用画像データと、前記CIP3データコンバータで得られたPPF形式の画像データを比較して印刷物の検査を行う比較手段を備えたことを特徴とする印刷物検査装置。
  2. 印刷装置に使用するインキまたは印刷用紙の少なくとも一方の種類を設定する印刷条件設定手段と、前記印刷装置により印刷された印刷用紙上のカラーチャートの印刷色を測色する測色手段と、前記測色された印刷色から、前記インキおよび/または印刷用紙を使用した時の当該印刷装置の印刷特性をプロファイルデータとして作成するプロファイルデータ作成手段と、前記プロファイルデータを前記インキおよび/または印刷用紙の種類に関連づけて記憶するプロファイルデータ記憶手段と、を備え、前記画像データ処理装置には、印刷時に使用するインキおよび/または印刷用紙の種類を特定し、特定したインキおよび/または印刷用紙の種類に対応するプロファイルデータを設定するプロファイルデータ設定手段と、設定したプロファイルデータに基づいて前記画像データの色変換を行う色変換手段と、を備えることを特徴とする、印刷物を構成する多値画像データをRIP処理して2値画像データに変換する画像データ処理装置と、前記2値画像データを用いて印刷版に複数階調のカラーチャートを含む画像を記録する印刷版作成装置と、作成した印刷版に対しインキを供給して印刷用紙上に転写する印刷装置と、を用いる製版印刷システムにおける印刷色管理装置とで、
    前記プロファイルデータ設定手段と、前記画像データ処理装置とを共用することを特徴とする請求項1記載の印刷物検査装置。
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