JPH0722662U - 振出し釣竿 - Google Patents

振出し釣竿

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JPH0722662U
JPH0722662U JP5354193U JP5354193U JPH0722662U JP H0722662 U JPH0722662 U JP H0722662U JP 5354193 U JP5354193 U JP 5354193U JP 5354193 U JP5354193 U JP 5354193U JP H0722662 U JPH0722662 U JP H0722662U
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rod
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protrusion
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秀俊 重藤
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 竿管の加工精度を高度に保たずとも、収納時
に確実に位置固定され、がたつきを防止することができ
るようにする。 【構成】 基竿1の基部側には尻栓2が固着されてい
る。この尻栓2を構成する受体4は弾性体で成形されて
おり、中央部には凹部4aが形成されている。基竿1の
内部に収納される二番竿5の基部側端部には栓体6が設
けられてる。この栓体6には四角錐台形状を呈する突起
部6cが形成されている。二番竿5が基竿1内に収納さ
れた際には栓体6の突起部6cが受体4の凹部4a内に
挿入され、凹部4aの縁部に突起部6cの斜辺部が喰い
込み、位置決め固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、振出し釣竿に係り、特に尻栓部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複数本の竿管を基竿内に収納しておいて、使用時に、これらの竿管を 順次繰り出し、釣竿として構成する振出し釣竿が広く知られている。
【0003】 このような振出し釣竿にあっては、竿管の収納時に、内部の竿管ががたついて 、竿管に傷が発生したり、破損するおそれがある。 そのため、従来より竿管のがたつきを防止する手段が種々採られている。
【0004】 例えば、実開平3−112258号公報記載のものには、弾性材で形成された 環状体の内周面に接触片を形成し、この接触片によって第二竿材の基部側外周を 保持しようとするものが示されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述公報記載のものにあっては、第二竿材の基部側を直接環状体で 保持するために、第二竿材の外周の精度が、保持状態にまで影響を与えることと なる。このため外周の精度を高度に保たなければならず、加工が困難になるとい った問題点がある。
【0006】 本考案は上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、竿管の加工精度を 高度に保たずとも、収納時に確実に位置固定され、がたつきを防止することので きる振出し釣竿を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、複数本の竿管を振出して釣竿を構成する振出し釣竿において、基竿 の基部側に設けられた尻栓と、この尻栓に形成された凹部と、上記基竿に接合さ れる基から二番竿の基部側に設けられた栓体と、この栓体にテーパ状に形成され るとともに、上記二番竿の収納時に上記尻栓の凹部に係合可能な突起部とを備え ていること;栓体の突起部の内部には緩衝部材が設けられていることを特徴とす る。
【0008】
【作用】
基竿内に竿管を収納する際には、まず、基から二番竿の基部側に設けられた栓 体の突起部が基竿に設けられた尻栓の凹部に係合する。これによって、二番竿は 基竿に対して、しっかりと位置固定され、がたつきが防止される。
【0009】 また、請求項2に記載されるごとく栓体の突起部の内部に緩衝部材を設けた場 合には、二番竿の内部に収納される基から三番竿等の位置決め固定をより確実に 行なうことができる。
【0010】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について説明する。 図1は本考案における振出し釣竿の要部断面図である。図中符号1は基竿であ り、この基竿1の基部側(図中右側)内周部には雌ねじ部1aが形成されている 。この雌ねじ部1aには尻栓2のねじ構成部3に形成された雄ねじ部3aが螺着 される。ここで、この尻栓2はねじ構成部3と、このねじ構成部3に固着された 受体4とで構成されている。この受体4は弾性体で成形されており、中央部には 凹部4aが形成されている。基竿1内には基から二番竿5が挿入されており、こ の二番竿5の外周適所に隆起部5aが形成されている。また、二番竿5の基部側 (図中右側)内周部には図2に示す栓体6が螺着されている。この栓体6の中央 部には外周にローレット目が形成された摘手6aが形成されている。この摘手6 aの一側面側にはねじ部6bが形成され、他側面側には四角錐台形状の突起部6 cが形成されている。この突起部6cには空気穴6dが穿設されている。また、 図1において二番竿5の内部には基から三番竿7が、三番竿7の内部には四番竿 8が、四番竿8の内部には先端竿9がそれぞれ挿入されている。また、三番竿7 、四番竿8、先端竿9の基部側端部は栓体6の突起部6cの内部に当接される。 なお、三番竿7の適所には隆起部7aが形成されており、収納時に二番竿5の先 端側内周部に当接して位置固定されるように構成されている。なお、栓体6のね じ部6b端部内周にはテーパ面6eが形成されており、三番竿7の二番竿5内へ の収納時に、三番竿7が引掛かるのを防止し、スムーズに収納しうるように構成 されている。
【0011】 このように構成された振出し釣竿の収納状態について以下に説明する。 まず、二番竿5を基竿1内に収納せしめ、栓体6の突起部6cの一部を受体4 の凹部4aに挿入せしめる。そして、突起部6cの斜辺部6f(図2)が弾性体 で形成された受体4の凹部4aの縁部4bに当接し、喰い込むとともに、二番竿 5の隆起部5aは基竿1の先端側内周面と嵌合する。これにより、二番竿5は基 竿1に対して位置決め固定されることとなる。
【0012】 次に、三番竿7を二番竿5の内部に収納せしめる。そして、三番竿7の基部側 端部を栓体6のテーパ面6eでガイドしながら、栓体6の突起部6cの内周面に 当接させるとともに、三番竿7の隆起部7aは二番竿5の先端側内周面と嵌合す る。さらに、四番竿8を三番竿7内に収納せしめ、四番竿8の基部側端部を栓体 6の突起部6cの内周面に当接させる。同様に先端竿9も四番竿8内に収納せし め、先端竿9の基部側端部を栓体6の突起部6cの内周面に当接させる。
【0013】 これにより、上記二番竿5、三番竿7は基竿1に対してしっかりと位置固定が なされ、がたついて竿管が傷付くのを有効に防止することができる。 次に使用状態について説明する。本考案における振出し釣竿は各竿管を全て振 出し使用できるだけでなく、以下の状態においても使用可能である。図3は、基 竿1に二番竿5を収納し、他の竿管は全て振出した状態を示す図であり、基竿1 と二番竿5とは上記受体4の凹部4aに栓体6の突起部6cを挿入し、位置決め 固定されると共に、二番竿5の隆起部5aと基竿1の先端側内周面とが嵌合固定 される。他の竿管は、各竿管の先端側内周面とが各々嵌合固定され振出し状態が 保持される。図4は、基竿1に二番竿5を、また二番竿5に三番竿7を収納し、 他の竿管は全て振出した状態を示す図である。図5は、基竿1に対し二番竿5を 振出すと共に、該二番竿5に三番竿7を収納し、他の竿管は全て振出した状態を 示す図である。以上の如く本考案においては、釣り場の状況に応じて一本の振出 し釣竿を4種類の長さに調整可能となり、この種の釣竿の操作性が向上するとい うものである。
【0014】 図6は本考案における振出し釣竿の他の実施例を示す断面図である。なお、上 述した第一実施例と同一部材には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。 本実施例では、栓体6の突起部6cの内部に緩衝部材11を嵌着せしめたもの である。そして、この緩衝部材11は図7に示すように表面に露出する部分が円 錐形状を呈しており、さらには中央部に空気穴11aが貫通せしめられている。
【0015】 しかして、このように構成された緩衝部材11を備えた栓体6を使用した場合 には、図6において、三番竿7、先端竿9を収納した際に、これら竿管の基端部 が緩衝部材11に当接され、各竿管をも安定した状態で位置固定して保持するこ とができる。
【0016】 図8は本考案における振出し釣竿に使用される栓体6の他の実施例を示す斜視 図である。本実施例においては、上述第一実施例(図1、図2参照)が、栓体6 の突起部6cの形状を四角錐台形状としたのに対し、円錐台形状の側面部に複数 個の突条体6g,6g,…を形成し、この突条体6gが受体4の凹部4aの縁部 に当接するようにしたものである。
【0017】 図9は本考案における振出し釣竿に使用される栓体6および受体4の他の実施 例を示す斜視図である。本実施例においては栓体6の突起部6cの形状を円錐台 形状としておいて、この突起部6cが挿入される受体4の凹部4aの内周部に突 条体4c,4c,4c,4c(図9(b))、あるいは凹溝4d,4d,…(図 9(c))を形成し、突条体4bあるいは凹溝4d,4d,…間に形成された凸 部4e,4e,…が円錐台形状の突起部6cに喰込むように構成されている。
【0018】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成したことにより各竿管が収納時にがたつくのを有効 に防止することができる。また、二番竿の収納時における状態が、二番竿自体の 基端部を直接保持するものではなく、二番竿の加工誤差を直接保持するものに比 べて、大きくとることができるので、加工を容易に行なうことができる等の効果 を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における振出し釣竿の要部拡大断面図で
ある。
【図2】本考案における振出し釣竿に使用される栓体の
斜視図である。
【図3】本考案における振出し釣竿の使用状態を示す断
面図である。
【図4】本考案における振出し釣竿の使用状態を示す断
面図である。
【図5】本考案における振出し釣竿の使用状態を示す断
面図である。
【図6】本考案における他の実施例の振出し釣竿の要部
拡大断面図である。
【図7】本考案における他の実施例の振出し釣竿に使用
される栓体の斜視図である。
【図8】本考案における振出し釣竿に使用される栓体の
他の実施例の斜視図である。
【図9】本考案における振出し釣竿に使用される栓体お
よび受体の他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1…基竿 2…尻栓 3…ねじ構成部(尻栓) 4…受体(尻栓) 4a…凹部 5…二番竿 6…栓体 6c…突起部 11…緩衝部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の竿管を振出して釣竿を構成する
    振出し釣竿において、基竿の基部側に設けられた尻栓
    と、この尻栓に形成された凹部と、上記基竿に接合され
    る基から二番竿の基部側に設けられた栓体と、この栓体
    にテーパ状に形成されるとともに、上記二番竿の収納時
    に上記尻栓の凹部に係合可能な突起部とを備えているこ
    とを特徴とする振出し釣竿。
  2. 【請求項2】 栓体の突起部の内部には緩衝部材が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の振出し釣
    竿。
JP1993053541U 1993-10-01 1993-10-01 振出し釣竿 Expired - Lifetime JP2590448Y2 (ja)

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JPH0722662U true JPH0722662U (ja) 1995-04-25
JP2590448Y2 JP2590448Y2 (ja) 1999-02-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011101600A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Shimano Inc 釣り竿

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011101600A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Shimano Inc 釣り竿

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JP2590448Y2 (ja) 1999-02-17

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