JPH0722600Y2 - 給湯器の安全装置 - Google Patents

給湯器の安全装置

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JPH0722600Y2
JPH0722600Y2 JP1990074226U JP7422690U JPH0722600Y2 JP H0722600 Y2 JPH0722600 Y2 JP H0722600Y2 JP 1990074226 U JP1990074226 U JP 1990074226U JP 7422690 U JP7422690 U JP 7422690U JP H0722600 Y2 JPH0722600 Y2 JP H0722600Y2
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heat
heat exchanger
gap
shield plate
water heater
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浩 湯浅
進基 野田
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【考案の詳細な説明】 [利用分野及び考案の概要] 本考案は、給湯器の安全装置、特に、熱交換器損傷時の
安全装置に関するものであり、熱交換器の何れかの位置
が損傷した場合に特定箇所に設けた感熱検知手段によっ
て確実に熱交換器の異状を検知できるようにするもので
あり、この為、熱交換器損傷時における胴部からの熱気
を感熱検知手段の配設部に案内できるようにするもので
ある。
[従来技術及びその課題] 給湯器は、ケーシング内に熱交換器を収容した構造とな
っており、ガス湯沸器等の燃焼装置を具備する給湯器で
は、前記熱交換器の下方にガスバーナが配設されてい
る。
従って、熱交換器は器具使用時には前記ガスバーナによ
って加熱される状態にあり、きわめて長期間(長年月)
使用すると、前記加熱によって熱交換器が損傷すること
がありうる。この安全性を確保するために、熱交換器損
傷時においてガスバーナの燃焼を停止させる安全装置が
採用されており、従来、この安全装置としては、第7図
及び第8図に示すような構成が採用されている。
通常この種の器具ではその背面側が器具設置壁面と対向
することから、熱交換器(1)の背面側の損傷が大きな
問題となる。そこで、同図に示すように、熱交換器
(1)を包囲するケーシング(10)の背面側に感熱スイ
ッチ(11)を配設し、この感熱スイッチ(11)を第9図
に示すようにガスバーナ(2)へのガス回路に挿入した
熱電対式の遮断弁(3)への熱電対回路(31)に挿入し
た構成としているのである。
このものでは、ガスバーナ(2)が燃焼しているとき、
熱電対(32)がこのガスバーナ(2)の炎によって加熱
されて、熱電対回路(31)に発生する熱起電力による電
磁力により、遮断弁(3)が開弁状態に維持されている
が、前記遮断弁(3)が閉弁方向に付勢されていること
から、前記熱電対回路(31)がオープンになると、前記
安全弁が自動的に閉弁してガスバーナ(2)への回路が
遮断されてこのバーナの燃焼が停止する。前記熱電対回
路(31)には、感熱スイッチ(11)が挿入され、この感
熱スイッチ(11)は常閉接点を具備すると共に感熱部が
設定温度に加熱された状態において前記接点が開成され
るものであるから、熱交換器(1)が損傷すると、感熱
スイッチ(11)が開成されて遮断弁(3)に対応する励
磁コイル(33)がオフ状態となって遮断弁(3)が自動
的に閉弁しガスバーナ(2)の燃焼が停止する。これに
より器具の安全性が確保されるのである。
ところが、この従来のものは、熱交換器(1)が損傷し
た場合に熱交換器の損傷箇所によっては、その損傷箇所
から噴出する熱気が感熱スイッチ(11)の設置部に到達
せず、感熱スイッチ(11)が作動しないことが考えられ
る。
本考案は、このような、『熱交換器(1)に対応するガ
スバーナ(2)へのガス回路に遮断弁(3)を挿入し、
熱交換器(1)を収容するケーシング(10)又はその内
部の温度が高温度になったことを検知する感熱検知手段
を設け、この感熱検知手段からの出力により遮断弁
(3)を閉弁させるようにした給湯器の安全装置』にお
いて、熱交換器(1)の損傷時の安全性確保を確実なら
しめるため、熱交換器(1)の損傷箇所がどこであって
も、感熱検知手段によって熱交換器(1)の異状を確実
に検知できるようにすることをその課題とする。
[技術的手段] 上記課題を解決するために講じた本考案の技術的手段は
『熱交換器(1)に対応するガスバーナ(2)へのガス
回路に遮断弁(3)を挿入し、熱交換器(1)を収容す
るケーシング(10)又はその内部の温度が高温度になっ
たことを検知する感熱検知手段を設け、この感熱検知手
段からの出力により遮断弁(3)を閉弁させるようにし
た給湯器の安全装置において、熱交換器(1)の胴部背
面の略全域に沿って遮熱板(4)を設け、この遮熱板
(4)と前記熱交換器の胴部との間に一定の間隙(G)
を形成し、前記間隙(G)の形成域の両側縁と上端縁に
熱交換器(1)と遮熱板(4)との間隙を略閉鎖する閉
塞板を設け、前記間隙(G)の下方を開放すると共に上
端縁の閉塞板(41)の一部にのみ開放部(42)を形成
し、この開放部(42)の近傍の間隙(G)内に感熱検知
手段を配設した』ことである。
[作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用する。
給湯器が長期に亙って使用され、熱交換器(1)の胴部
の背面側が部分的に損傷する状態となると、熱交換器
(1)の胴部背面の略全域に沿って遮熱板(4)を設け
たから、この損傷部が何れの場所であっても、これから
溢れる熱気が間隙(G)内に至る。
この間隙(G)によって構成される空間は、この間隙
(G)の形成域の両側縁と上端縁に熱交換器(1)と遮
熱板(4)との間隙を略閉鎖する閉塞板によって、略閉
鎖されると共に、下方が開放している。また、その上端
の一部の開放部(42)のみで上方に開放しているから、
前記空間内には上昇方向のドラフト作用が生じ、損傷部
から間隙(G)内に噴出した熱気は間隙(G)内を上昇
して開放部(42)から外部に排出される。つまり、間隙
(G)内の熱気は確実に且速やかに開放部(42)に達す
ることとなる。そして、この開放部(42)の近傍の間隙
(G)内に感熱検知手段があることから、熱交換器
(1)の胴部背面側に損傷部が生じた場合には、損傷部
からの熱気を確実に且速やかに検知できることとなる。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
熱交換器(1)の胴部背面側に損傷部を生じた場合に
は、損傷部が何れの箇所であっても、これからの熱気を
感熱検知手段によって確実に且速やかに検知できるか
ら、胴部背面側において損傷が生じた場合の安全性が一
層確実となる。
とくに、熱交換器(1)において損傷の生じ易い部分の
略全域での損傷部の発生を確実且速やかに検知できるこ
ととなる。この点で、従来のものに比べて優位性があ
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図から第6図に基いて説明
する。
この実施例の給湯器は、押込み燃焼式のガス湯沸器であ
って、室内壁面に設置される形式の給湯器である。
このものでは、既述従来例と同様に、第1図に示すよう
に、熱交換器(1)の下方にガスバーナ(2)を収容し
たバーナ室(14)を配設して前記バーナ室(14)底部に
給気ファン(F)を装着すると共にバルブ装置(V)を
連設し、これらをケーシング(10)内に収容し、ケーシ
ング(10)の下方からガス回路及び給水回路を導入し、
熱交換器(1)の上方に排気トップ(12)を被冠させて
いる。そして、前記ガスバーナ(2)に熱電対(32)を
対応させ、この熱電対(32)に接続した熱電対回路(3
1)に挿入される感熱スイッチ(11)及び励磁コイル(3
3)と、遮断弁(3)との関係は、従来例のものと同様
である。(第9図参照) この遮熱板(4)は第3図に示すように、略五角形状に
構成され、その両側縁全域に屈曲舌片が形成されて、こ
れが、この遮熱板(4)と熱交換器(1)の胴部との間
に形成される間隙(G)の閉塞板(43)となる。又、遮
熱板(4)の上端の山形部には閉塞板(41)としての屈
曲片が延長形成され、前記山形部の頂部に相当する閉塞
板が一部切り欠かれて、この切欠部が開放部(42)とな
る。
前記構成の遮熱板は、第1図に示すように、各閉塞板が
熱交換器(1)の胴部背面と略接触するように熱交換器
(1)とケーシング(10)との間に介在され、熱交換器
(1)と遮熱板(4)との間には閉塞板の幅に相当する
間隙(G)ができることとなる。そして、この間隙
(G)の形成域に相当する空間は、下方が全域に亙って
開放し、上端部は開放部(42)において開放する。尚、
この開放部(42)は熱交換器(1)の上端に連設される
排気トップ(12)とケーシング(10)との間の間隙に連
通している。
この構成を採用するものでは、既述のように、熱交換器
(1)の胴部背面の何れの箇所で損傷が生じても、この
損傷部からの熱気は速やかに開放部(42)に達し、排気
トップ(12)の外周の間隙部から外部に排出されること
となり、感熱スイッチ(11)が熱交換器の損傷部発生に
対して敏感に作動することとなる。
上記実施例の遮熱板は全体を略五角形状としたが、これ
を第4図に示すように、四角形として、第5図及び第6
図に示すように熱交換器(1)の胴部背面に添設するよ
うにしてもよい。
この第2実施例では、遮熱板(4)の両側縁に延長形成
した閉塞板(43)(43)の間隔を熱交換器(1)の横幅
に一致させ、上端から延長させた閉塞板(41)の屈曲高
さを熱交換器(1)の胴部を捲回する給水管(K)の直
径に略一致させている。又、遮熱板(4)の下端から閉
塞板(44)を延長形成し、これの高さを前記閉塞板(4
1)のそれに一致させている。
前記閉塞板(4)の中央には上下方向に延びる凹溝部
(45)が形成され、この凹溝部上端と閉塞板(41)とが
一致する部分が開放部(42)となっており、前記凹溝部
(45)に感熱スイッチ(11)が配設されている。
この構成の遮熱板(4)は、第5図及び第6図に示すよ
うに、閉塞板(43)(43)が熱交換器(1)の胴部側面
に外嵌する態様で装着される。この装着状態では、遮熱
板(4)及び閉塞板(43)は熱交換器(1)に捲回させ
た給水管(K)(K)に対接し、この給水管の直径に相
当する間隙が遮熱板(4)と熱交換器(1)の胴部表面
との間に形成される。しかも、この遮熱板の中央部には
凹溝部(45)が位置することから、給水管(K)(K)
によって区画された前記間隙が前記凹溝部(45)を介し
て上下に連通する。
従って、熱交換器(1)の胴部背面の何れかに損傷が生
じると、熱気は前記胴部表面と遮熱板(4)との間隙を
介して凹溝部(45)に達し、この凹溝部内に収容した感
熱スイッチ(11)を加熱することとなり、上記第1実施
例の場合と同様に機能する。
尚、上記感熱スイッチ(11)の作動温度は、器具の大き
さ給湯器の容量等に応じて所定の値に設定すればよい。
又、上記感熱スイッチ(11)以外に温度ヒューズ等他の
形式の感熱検知手段を採用できることは言うまでもな
い。さらに、上記実施例のものでは、閉塞板を遮熱板
(4)の周縁から延長形成したが、これを、熱交換器
(1)側から延長形成するようにしてもよい。尚、制御
回路としては熱電対式安全弁の回路に感熱スイッチ(1
1)を介入する例で説明したが、熱電対の代りにフレー
ムロッドを使用してもよく、さらには、給湯器の電源回
路に感熱スイッチ(11)等の感熱手段を挿入して、この
感熱手段の出力によって当該電源回路を遮断することに
より、前記電源回路に接続される遮断弁(3)を閉弁さ
せるようにしてもよい。
又、第6図に示す構成の遮熱板(4)の場合において、
下端にも閉塞板を設けて熱交換器との間の間隙(G)を
この部分において閉塞するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の全体説明図,第2図はその背
面の概略図,第3図は遮熱板(4)の斜視図,第4図は
第2実施例の遮熱板(4)の説明図,第5図は前記遮熱
板(4)の装着状態の説明図,第6図はこの場合の熱交
換器部の横断断面図,第7図・第8図は従来例の説明
図,第9図はこれに用いる安全装置の電気回路図であ
り、図中, (1)……熱交換器 (2)……ガスバーナ (3)……安全弁 (10)……ケーシング (4)……遮熱板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器(1)に対応するガスバーナ
    (2)へのガス回路に遮断弁(3)を挿入し、熱交換器
    (1)を収容するケーシング(10)又はその内部の温度
    が高温度になったことを検知する感熱検知手段を設け、
    この感熱検知手段からの出力により遮断弁(3)を閉弁
    させるようにした給湯器の安全装置において、熱交換器
    (1)の胴部背面の略全域に沿って遮熱板(4)を設
    け、この遮熱板(4)と前記熱交換器の胴部との間に一
    定の間隙(G)を形成し、前記間隙(G)の形成域の両
    側縁と上端縁に熱交換器(1)と遮熱板(4)との間隙
    を略閉鎖する閉塞板を設け、前記間隙(G)の下方を開
    放すると共に上端縁の閉塞板(41)の一部にのみ開放部
    (42)を形成し、この開放部(42)の近傍の間隙(G)
    内に感熱検知手段を配設した給湯器の安全装置。
JP1990074226U 1990-07-11 1990-07-11 給湯器の安全装置 Expired - Lifetime JPH0722600Y2 (ja)

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