JPH07224209A - ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物 - Google Patents

ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物

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JPH07224209A
JPH07224209A JP6313800A JP31380094A JPH07224209A JP H07224209 A JPH07224209 A JP H07224209A JP 6313800 A JP6313800 A JP 6313800A JP 31380094 A JP31380094 A JP 31380094A JP H07224209 A JPH07224209 A JP H07224209A
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JP
Japan
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polyphenylene sulfide
liquid crystal
sulfide resin
resin composition
weight
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JP6313800A
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Noriaki Goto
典明 後藤
Fumio Akiyama
文男 秋山
Atsushi Ishio
敦 石王
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】(A)1−クロロナフタレンを溶媒とするゲル
浸透クロマトグラフ法で求められた数平均分子量が70
00〜15000でかつASTM D1238−86
(315.5℃、5000g荷重)に定められた15分
滞留時のメルトフローレート値が5分滞留時のメルトフ
ローレート値の50〜95%である架橋構造を有するポ
リフェニレンスルフィド樹脂95〜5重量%と(B)異
方性溶融相を形成する液晶性ポリマ5〜95重量%から
なる樹脂組成物100重量部に対して、(C)特定の構
造式を有するエポキシ化合物0.1〜5重量部および
(D)充填剤0〜400重量部を配合してなるポリフェ
ニレンスルフィド樹脂組成物。 【効果】 本発明により、成形時に発生するバリが少な
く、機械的強度のウェルド強度に優れ、特に射出成形に
よる小型精密部品などの用途に有用なポリフェニレンス
ルフィド樹脂組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバリ特性、ウェルド強度
に優れたポリフェニレンスルフィド樹脂組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年プラスチックの高性能化に対する要
求が益々高まり、種々の新規性能を有するポリマーが数
多く開発されているが、中でも、分子鎖の平行な配列を
特徴とする光学異方性の液晶ポリマーが優れた流動性と
機械物性を有する点で注目されている。しかしながら、
流動方向に直角の方向の機械的強度が低く、また成形収
縮率が大きいなど、機械的異方性および寸法異方性が非
常に大きいこと。また他のポリマーに比較してウェルド
強度が非常に低く、さらに価格が高いなどの理由で用途
が制限されているのが現状である。
【0003】一方、ポリフェニレンスルフィド樹脂(以
下PPS樹脂と略す。)は優れた耐熱性、難燃性、剛性
および電気絶縁性などエンジニアリングプラスチックと
しては好適な性質を有していることから、射出成形用を
中心として各種電気部品、機械部品および自動車部品な
どの用途に使用されている。しかしながら、PPS樹脂
は成形時のバリ発生が比較的多く、とりわけ低バリが要
求される小型精密部品などの用途においては使用が制限
されている。
【0004】そこで、上記の両者の欠点を解決するため
に、液晶ポリマーとPPS樹脂をブレンドする方法(特
開昭57−25354号公報)や液晶ポリマーとPPS
樹脂にエポキシ化合物を添加する方法(特開平5−86
267号公報)が提案されているが、前者では、単純ブ
レンドであるため、相溶性が十分でないことから機械物
性の大きな向上は得られず特にウェルド強度の低下が著
しい。また、成形品の外観も十分であるとはいえない。
一方、後者はエポキシ化合物を添加することにより、機
械物性である引張強度、曲げ強度の向上はあるものの、
本目的であるウェルド強度とバリ特性がいずれも多少は
改善されるものの未だ不十分である。また、成形品の外
観も未だ不十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】よって本発明は、上述
の問題を解消し、バリ特性、機械的強度のウェルド強度
が均衡して優れたPPS樹脂の開発を目的として鋭意検
討した結果、ベースポリマとして特定分子量の架橋PP
S樹脂と液晶性ポリマ、更に特定のエポキシ化合物を添
加することにより、上記目的とする諸性能の全てを満足
した高性能PPS樹脂組成物が得られることを見出し、
本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(A)1−クロロナフタレンを溶媒とするゲル浸透クロ
マト法で求められた数平均分子量が7000〜1500
0でかつASTM D1238−86(315.5℃、
5000g荷重)に定められた15分滞留時のメルトフ
ローレート値が5分滞留時のメルトフローレート値の5
0〜95%である架橋構造を有するポリフェニレンスル
フィド樹脂95〜5重量%と(B)溶融時に異方性溶融
相を形成し得る液晶性ポリマ5〜95重量%からなる樹
脂組成物100重量部に対して、(C)下記構造式
(a)、(b)で示されるエポキシ化合物から選ばれた
1種以上のエポキシ化合物0.1〜5重量部および
(D)充填剤0〜400重量部を配合してなるポリフェ
ニレンスルフィド樹脂組成物を提供するものである。
【0007】
【化7】 (ただし、式中R1、R2は−COOG、−OG、
【化8】 から選ばれた基を示し、R1、R2は同じでも異なって
も良い。なお、上記Gは
【化9】 を示す。) 以下、具体的に本発明に用いる化合物について詳述す
る。
【0008】本発明で使用するPPS樹脂とは、下記構
造式で示される繰り返し単位を
【化10】 70モル%以上、より好ましくは90モル%以上を含む
重合体であり、上記繰り返し単位が70モル%未満で
は、耐熱性が損なわれるので好ましくない。またPPS
樹脂はその繰り返し単位の30モル%未満を、下記の構
造を有する繰り返し単位等で構成することが可能であ
る。
【0009】
【化11】
【0010】本発明において成分(A)として用いられ
るPPS樹脂は、1−クロロナフタレンを溶媒とするゲ
ル浸透クロマトグラフ法で求められた数平均分子量が7
000〜15000、ASTM D1238−86(3
15.5℃、5000g荷重)に定められた15分滞留
時のメルトフローレート値が5分滞留時のメルトフロー
レート値の50〜95%である架橋構造を有することが
必要である。上記、数平均分子量が7000未満の場合
は、十分なバリ低減効果と十分な機械的強度を同時に得
ることが困難であり、逆に数平均分子量が15000よ
り大きい場合は、優れた流動性が得ることが困難であ
る。また、15分滞留時のメルトフロレート値が5分滞
留時のメルトフローレート値の50%未満の場合は、優
れた流動性と、十分なバリ低減効果を得ることが困難で
ある。上記条件を満たすPPS樹脂の代表的具体例とし
ては、東レ(株)製のL2120などを挙げることがで
きる。
【0011】本発明で用いるPPS樹脂の製造方法につ
いては上記の必要条件を満たす限り特に限定されず、通
常公知の方法すなわち特公昭45−3368号公報に記
載される方法あるいは特公昭52−12240号公報に
記載される方法などによって製造できる。本発明におい
て上記のように得られたPPS樹脂を有機溶媒、熱水、
酸水溶液などによる洗浄、酸無水物基、エポキシ基、イ
ソシアネート基などの官能基含有化合物による活性化な
ど種々の処理を施した上で使用することも可能である。
【0012】本発明で用いる液晶性ポリマとは、溶融時
に異方性を形成し得るポリマであり、液晶ポリエステ
ル、液晶ポリエステルアミド、液晶ポリエステルカーボ
ネート、液晶ポリエステルエラストマーなどがあり、液
晶ポリエステル、液晶ポリエステルアミドなどが好まし
い。例えば、液晶ポリエステルとしては芳香族オキシカ
ルボニル単位、芳香族ジオキシ単位、芳香族ジカルボニ
ル単位、エチレンジオキシなどから選ばれた構造単位か
らなる溶融時に異方性溶融相を形成し得る液晶ポリエス
テルなどが挙げられる。液晶ポリエステルアミドとして
は上記構造単位と芳香族イミノカルボニル単位、芳香族
ジイミノ単位、芳香族ジイミノフェノキシ単位などから
選ばれた構造単位からなる溶融時に異方性溶融相を形成
し得る液晶ポリエステルアミドなどが挙げられる。なか
でも共重合成分として、エチレンジオキシ単位を含有す
る半芳香族液晶ポリエステルおよび半芳香族液晶ポリエ
ステルアミドなどを好ましく挙げることができる。
【0013】本発明で特に好ましく用いられる液晶性ポ
リマとしては、エチレンジオキシ単位を有する液晶性ポ
リエステルであり、好ましくは下記構造単位(I) 、(II
I) 、(IV)を主構成単位とする液晶ポリエステルまたは
(I) 、(II)、(III) 、(IV)を主構成単位とする液晶ポリ
エステルであり、より好ましくは、(I) 〜(IV)を主構成
単位とする液晶ポリエステルである。
【0014】
【化12】 (ただし式中R1は
【化13】 から選ばれた一種以上の基を示し、R2は
【化14】 から選ばれた一種以上の基を示す。また、式中Xは水素
原子または塩素原子を示し、構造単位[(II)+(III) ]
と構造単位(IV)は実質的に等モルである。)
【0015】上記構造単位(I) は、p−ヒドロキシ安息
香酸から生成したポリエステルの構造単位であり、構造
単位(II)は4,4´−ジヒドロキシビフェニル、3,3
´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ジヒドロキシ
ビフェニル、ハイドロキノン、t−ブチルハイドロキノ
ン、フェニルハイドロキノン、2,6−ジヒドロキシナ
フタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンおよび4,4
´−ジヒドロキシジフェニルエーテルから選ばれた芳香
族ジヒドロキシ化合物から生成した構造単位を、構造単
位(III) はエチレングリコールから生成した構造単位
を、構造単位(IV)はテレフタル酸、イソフタル酸、4,
4´−ジフェニルジカルボン酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、1,2−ビス(フェノキシ)エタン−4,
4´−ジカルボン酸、1,2−ビス(2−クロロフェノ
キシ)エタン−4,4´−ジカルボン酸およびジフェニ
ルエーテルジカルボン酸から選ばれた芳香族ジカルボン
酸から生成した構造単位を各々示す。中でも、(I) 、(I
I)、(III) 、(IV)を主構成単位とする液晶ポリエステル
の場合、R1が
【化15】 である構造単位が構造単位(II)の70モル%以上を、R
2が
【化16】 である構造単位が構造単位(IV)の70モル%以上を占め
るものが特に好ましく、また、構造単位(I) 、(III) 、
(IV)を主構成単位とする液晶ポリエステルの場合、R2
【化17】 である構造単位が構造単位(IV)の70モル%以上を占め
るものが特に好ましい。
【0016】上記構造単位(I) 、(II)、(III) および(I
V)の共重合量は任意であるが、諸特性のバランスの点か
ら次の共重合量であることが好ましい。すなわち、(I)
、(II)、(III) 、(IV)を主構成単位とする液晶性ポリ
エステルの場合、耐熱性および機械特性の点から上記構
造単位[(I) +(II)]は[(I) +(II)+(III) ]の60
〜95モル%が好ましく、70〜92モル%がより好ま
しい。また、構造単位(III) は[(I) +(II)+(III) ]
の40〜5モル%が好ましく、30〜8モル%がより好
ましい。また、構造単位(I) /(II)のモル比は流動性と
機械物性のバランスの点から好ましくは75/25〜9
5/5であり、より好ましくは78/22〜93/7で
ある。また、構造単位(IV)は構造単位[(II)+(III) ]
と実質的に等モルである。一方、(I) 、(III) 、(IV)を
主構成単位とする液晶ポリエステルの場合、構造単位(I
V)と(III) は実質的に等モルであり、上記構造単位(I)
は構造単位[(I) +(III) +(IV)]の55〜85モル%
が好ましく、60〜80モル%が特に好ましい。
【0017】好ましい液晶ポリエステルアミドとしては
上記構造単位(I) 、(III) 、(IV)あるいは(I) 、(II)、
(III) 、(IV)にさらに芳香族イミノカルボニル単位、芳
香族ジイミノ単位、芳香族ジイミノフェノキシ単位など
から選ばれた構造単位を共重合した半芳香族液晶ポリエ
ステルアミドが好ましい。
【0018】なお、上記好ましい半芳香族液晶ポリエス
テルおよび/または半芳香族液晶ポリエステルアミドを
縮重合する際には、上記構造単位(I) 〜(IV)を構成する
成分以外に3,3´−ジフェニルジカルボン酸、2,2
´−ジフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン
ジオン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレ
フタル酸などの脂環式ジカルボン酸、クロロハイドロキ
ノン、メチルハイドロキノン、4,4´−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン、4,4´−ジヒドロキシジフェニ
ルスルフィド、4,4´−ジヒドロキシベンゾフェノン
等の芳香族ジオール、1,4−ブタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4
−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジ
メタノール等の脂肪族、脂環式ジオールおよびm−ヒド
ロキシ安息香酸、2,6−ヒドロキシナフトエ酸などの
芳香族ヒドロキシカルボン酸およびp−アミノフェノー
ル、p−アミノ安息香酸などを共重合してもよい。
【0019】なお、液晶性ポリマを製造する方法は特に
制限はなく、公知の製造方法を採用することができ、例
えば上記好ましい半芳香族液晶ポリエステルを縮重合す
る際には、(1)ポリエチレンテレフタレートなどのポ
リエステルのポリマー、オリゴマーまたはビス(β−ヒ
ドロキシエチル)テレフタレートなど芳香族ジカルボン
酸のビス(β−ヒドロキシエチル)エステルの存在下
で、p−アセトキシ安息香酸および4,4´−ジアセト
キシビフェニルなどの芳香族ジヒドロキシ化合物のジア
シル化物とテレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸から
脱酢酸縮重合反応によって製造する方法あるいは(2)
ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルのポリ
マー、オリゴマーまたはビス(β−ヒドロキシエチル)
テレフタレートなど芳香族ジカルボン酸のビス(β−ヒ
ドロキシエチル)エステルの存在下で、p−ヒドロキシ
安息香酸および4,4´−ジヒドロキシビフェニルなど
の芳香族ジヒドロキシ化合物、テレフタル酸などの芳香
族ジカルボン酸に無水酢酸を反応させて、フェノール性
水酸基をアシル化した後、脱酢酸重縮合反応によって製
造する方法、などが挙げられる。これらの重縮合は無触
媒でも進行するが、酢酸第一錫、テトラブチルチタネー
ト、酢酸カリウム、三酸化アンチモン、酢酸ナトリウム
などの金属化合物およびマグネシウムなどの触媒を添加
した方が好ましいときもある。
【0020】かかる液晶性ポリマは、ペンタフルオロフ
ェノール中で対数粘度を測定することが可能なものもあ
り、その際には0.1g/dlの濃度で60℃で測定し
た値が0.5dl/g以上であることが好ましく、上限
は通常20.0dl/gであり、1.0〜3.0dl/
gであることがより好ましい。
【0021】また、液晶性ポリマの溶融粘度は10〜2
0,000ポイズが好ましく、特に20〜10,000
ポイズがより好ましい。なお、この溶融粘度は融点(T
m)+10℃の条件で、せん断速度1,000/秒の条
件下で直径1mm、l≧5mmの毛管を用いた高圧式毛
管粘度計により測定した値である。ここで、融点(T
m)とは示差熱量測定において、重合を完了したポリマ
ーを室温から20℃/分の昇温条件で測定した際に観察
される吸熱ピーク温度(Tm1)の観測後、Tm1+2
0℃の温度で5分間保持した後、20℃/分の降温条件
で室温まで一旦冷却した後、再度20℃/分の昇温条件
で測定した際に観察される吸熱ピーク温度(Tm2)を
指す。また、液晶開始温度(TN )は、偏光顕微鏡の試
料台に乗せて昇温加熱し、せん断応力下で乳白光を発す
る時の温度である。
【0022】本発明において、成分(A)からなるPP
S樹脂と(B)液晶性ポリマの混合割合は、PPS樹脂
95〜5重量%に対し(B)液晶性ポリマ5〜95重量
%の範囲であり、(B)液晶性ポリマ10〜50重量%
の範囲がより好ましい。液晶性ポリマの割合がバリ低減
効果や流動性の点で10重量%以上が好ましく、難燃性
や異方性の点で50重量%以下が好ましい。
【0023】本発明に用いるエポキシ化合物(C)とし
ては、構造式(a)、(b)で示されるエポキシ化合物
から選ばれた1種以上のエポキシ化合物であり、二種以
上を併用してもよい。
【0024】
【化18】 (ただし、式中R1、R2は−COOG、−OG、
【化19】 から選ばれた基を示し、R1、R2は同じでも異なって
も良い。なお、上記Gは、
【化20】 を示す。)
【0025】好ましく使用できるエポキシ化合物(C)
としては、下記の示す構造式を有するものである。
【0026】
【化21】
【0027】本発明に用いられるこれらのエポキシ化合
物(C)の配合量は、(A)PPS樹脂と(B)液晶性
ポリマからなる樹脂組成物100重量部に対して0.1
〜5重量部であり、好ましくは0.3〜1.5重量部で
ある。添加量が0.1重量部未満では、機械的強度の向
上効果が十分に発現せず、また5重量部を越えると組成
物の機械的強度と流動性を大きく損なうため好ましくな
い。
【0028】本発明のPPS樹脂組成物には本発明の効
果を損なわない範囲において、下記アルコキシシラン化
合物を添加することも可能であり、バリ低減効果、流動
性改良効果を大きく損なうことなく、さらに強度を向上
させる上で有効な添加剤である。かかるアルコキシシラ
ン化合物とは分子中に一個以上のエポキシ基、アミノ
基、イソシアネート基、ウレイド基、水酸基あるいはメ
ルカプト基を有するアルコキシシラン化合物であって、
具体的には3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシシラン、
3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3
−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、2−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−
3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルト
リエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキ
シシラン、N−フェニルアミノメチルトリメトキシシラ
ン、N−フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、γ−ウレイ
ドプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−ウレイドエ
チル)アミノプロピルトリメトキシシラン、ジメトキシ
メチル−3−ピペラジノプロピルシラン、3−ピペラジ
ノプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアナトプロ
ピルトリメトキシシラン、3−イソシアナトプロピルト
リエトキシシラン、3−イソシアナトプロピルメチルジ
メトキシシラン、3−イソシアナトプロピルメチルジエ
トキシシラン、3−イソシアナトプロピルエチルジメト
キシシラン、3−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−
メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプ
トメチルジメトキシシランなどが挙げられる。
【0029】これらアルコキシシラン化合物は各々単独
または2種以上の混合物の形で用いることができ、また
上記アルコキシシラン化合物の内で特に好適なアルコキ
シシラン化合物としては、3−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、γ−ウレイドプロピ
ルトリメトキシシラン、3−イソシアナトプロピルトリ
メトキシシラン、3−ヒドロキシプロピルトリメトキシ
シランならびに3−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ランなどを挙げることができる。
【0030】本発明に用いられるこれらアルコキシシラ
ン化合物の配合量は、(A)PPS樹脂と(B)液晶性
ポリマからなる樹脂組成物100重量部に対して0.1
〜5重量部であり、好ましくは0.3〜3重量部であ
る。添加量が0.1重量部未満では、機械的強度の向上
効果が十分に発現せず、また5重量部を越えると組成物
の流動性を大きく損なうため好ましくない。
【0031】本発明の組成物には、充填剤(D)を配合
することができ、充填剤(D)としては繊維状または粉
状、板状あるいは粒状などの非繊維状の充填剤などが挙
げられる。これらの例としては、ガラス繊維、アルミナ
繊維、硼酸アルミニウム繊維、炭化珪素繊維、セラミッ
ク繊維、アスベスト繊維、石コウ繊維、黄銅繊維、ステ
ンレス繊維、スチール繊維、金属繊維、チタン酸カリウ
ムウィスカまたはその繊維、酸化亜鉛ウィスカ、ボロン
ウイスカ繊維などの無機繊維および炭素繊維、芳香族ポ
リアミド繊維などの繊維状充填剤が挙げられる。また、
非繊維状としては、ワラステナイト、セリサイト、カオ
リン、マイカ、クレー、ベントナイト、アスベスト、タ
ルク、アルミナシリケート、パイロフィライト、モンモ
リロナイトなどの珪酸塩、二硫化モリブデン、アルミ
ナ、塩化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、
酸化鉄、酸化チタンなどの金属化合物、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸
カルシウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、ポリリン酸カ
ルシウム、グラファイト、ガラスビーズ、ガラスマイク
ロバルーン、ガラスフレーク、窒化ホウ素、炭化珪素お
よびシリカなどの粉状、板状、あるいは粒状の充填剤な
どが挙げられ、これらは中空であっても良い。
【0032】これらの充填材は2種以上併用することが
可能であり、必要によりシラン系ならびにチタン系カッ
プリング剤で予備処理して使用することが出来る。特に
好ましい充填剤は、繊維状充填剤ではガラス繊維ならび
に炭素繊維であり、非繊維状充填剤ではワラステナイ
ト、タルク、硫酸バリウムならびに炭酸カルシウムであ
る。
【0033】ガラス繊維の種類は、一般に樹脂の強化用
に用いられるものなら特に限定はなく、例えば長繊維タ
イプや単繊維タイプのチョップドストランド、ミルドフ
ァイバーなどから選択して用いることができる。
【0034】これら充填剤の配合量は、(A)PPS樹
脂と(B)液晶性ポリマからなる樹脂組成物100重量
部に対して0〜400重量部の範囲であるが、生成する
組成物の耐熱性、機械的強度とのバランスの上から、4
0〜150重量部の充填剤の配合量が好ましい。充填剤
の配合量は、組成物の流動性の点で400重量%以下で
あることが必要である。
【0035】なお、上記充填剤はその表面を公知のカッ
プリング剤(例えばシラン系カップリング剤、チタネー
ト系カップリング剤など)、その他の表面処理剤で処理
して用いることもできる。
【0036】本発明のPPS樹脂組成物には本発明の効
果を損なわない範囲において、ポリアルキレンオキサイ
ドオリゴマ系化合物、チオエーテル系化合物、有機リン
化合物などの可塑剤、タルク、カオリン、有機リン化合
物などの結晶核剤、ポリオレフィン系化合物、シリコー
ン系化合物、長鎖脂肪族エステルなどの離型剤、酸化防
止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線防止剤、着色剤、難燃
剤、発泡剤などの通常の添加剤を添加することができ
る。また、本発明のPPS樹脂組成物は本発明の効果を
損なわない範囲で、ポリアミド、ポリフェニレンオキシ
ド、ポリスルホン、四フッ化ポリエチレン、ポリエーテ
ルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリカーボ
ネート、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルケトン、
ポリチオエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケト
ン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン、ポ
リスチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリアミド
エラストマ、ポリエステルエラストマ、ポリアルキレン
オキサイドあるいは酸無水物基、カルボキシル基、エポ
キシ基等を含有するオレフィン系共重合体等の樹脂を含
んでも良い。
【0037】本発明のPPS樹脂組成物の調製方法は特
に制限はないが、原料の混合物を単軸あるいは2軸の押
出機、バンバリーミキサー、ニーダーおよびミキシング
ロールなど通常公知の溶融混合機に供給して280〜3
80℃の温度で混練する方法などを代表例として挙げる
ことができ、原料の混合順序にも特に制限はなく、
(A)PPS樹脂、(B)液晶性ポリマ、(C)エポキ
シ化合物および必要に応じて(D)充填剤をドライブレ
ンドした後、上述の方法などで溶融混練する方法、ある
いは(A)〜(D)成分の内の一部をドライブレンド
し、溶融混練した後、残りを溶融混練する方法なども勿
論可能である。また、少量添加剤成分については、他の
成分を上記の方法などで混練しペレット化した後、成形
前に添加することもできる。
【0038】本発明により得られたPPS樹脂組成物
は、バリ発生が少なく、流動性、機械的強度に優れた樹
脂組成物であり、センサー、LEDランプ、コネクタ
ー、ソケット、抵抗器、リレーケース、スイッチ、コイ
ルボビン、コンデンサー、バリコンケース、光ピックア
ップ、発振子、各種端子板、変成器、プラグ、プリント
基板、チューナー、スピーカー、マイクロフォン、ヘッ
ドフォン、小型モーター、磁気ヘッドベース、パワーモ
ジュール、半導体、液晶、FDDキャリッジ、FDDシ
ャーシ、モーターブラッシュホルダー、パラボラアンテ
ナ、コンピューター関連部品等に代表される電気・電子
部品;VTR部品、テレビ部品、アイロン、ヘアードラ
イヤー、炊飯器部品、電子レンジ部品、音響部品、オー
ディオ・レーザーディスク・コンパクトディスク等の音
声機器部品、照明部品、冷蔵庫部品、エアコン部品、タ
イプライター部品、ワードプロセッサー部品等に代表さ
れる家庭、事務電気製品部品;オフィスコンピューター
関連部品、電話器関連部品、ファクシミリ関連部品、複
写機関連部品、洗浄用治具、モーター部品、ライター、
タイプライターなどに代表される機械関連部品:顕微
鏡、双眼鏡、カメラ、時計等に代表される光学機器、精
密機械関連部品;オルタネーターターミナル、オルタネ
ーターコネクター,ICレギュレーター、ライトディヤ
ー用ポテンシオメーターベース、排気ガスバルブ等の各
種バルブ、燃料関係・排気系・吸気系各種パイプ、エア
ーインテークノズルスノーケル、インテークマニホール
ド、燃料ポンプ、エンジン冷却水ジョイント、キャブレ
ターメインボディー、キャブレタースペーサー、排気ガ
スセンサー、冷却水センサー、油温センサー、ブレーキ
パットウェアーセンサー、スロットルポジションセンサ
ー、クランクシャフトポジションセンサー、エアーフロ
ーメーター、ブレーキパッド摩耗センサー、エアコン用
サーモスタットベース、暖房温風フローコントロールバ
ルブ、ラジエーターモーター用ブラッシュホルダー、ウ
ォーターポンプインペラー、タービンベイン、ワイパー
モーター関係部品、デュストリビューター、スターター
スイッチ、スターターリレー、トランスミッション用ワ
イヤーハーネス、ウィンドウォッシャーノズル、エアコ
ンパネルスイッチ基板、燃料関係電磁気弁用コイル、ヒ
ューズ用コネクター、ホーンターミナル、電装部品絶縁
板、ステップモーターローター、ランプソケット、ラン
プリフレクター、ランプハウジング、ブレーキピスト
ン、ソレノイドボビン、エンジンオイルフィルター、点
火装置ケース等の自動車・車両関連部品、その他各種用
途に有用である。
【0039】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。
【0040】実施例および比較例の中で述べられる数平
均分子量、ウェルド強度ならびにバリ長さは各々次の方
法に従って評価測定した。
【0041】数平均分子量:Waters社製、ゲル浸
透クロマトグラフ装置を用い、高分子論文集 44巻
(1987)2月号139〜141頁に開示された方法
に準じて実施した。
【0042】ウェルド強度:1mm厚みのASTM4号
ダンベル金型でウェルドあり、なし品を型締力25トン
の射出成形機を用いてシリンダー温度305℃、金型温
度130℃の条件で成形した。
【0043】バリ長さの測定:50のピン穴を有する8
0×7×10Hmmコネクターを型締力20トンの射出
成形機(日精PS20E2ASE)を用いてシリンダー
温度305℃、金型温度130℃の条件で成形し、その
コネクターのピンゲートから近い方から3、9、18、
28、38、48番目のピン穴6か所のバリ長さを測定
し平均した。バリ長さが短いほどバリ特性は優れてい
る。
【0044】参考例1 本実施例ならびに比較例で、成分(A)のPPS樹脂と
して東レ(株)製のL2120(PPS−1)を使用し
た。該PPS樹脂は、数平均分子量9000、ASTM
D1238−86(315.5℃、5000g荷重)
に定められた15分滞留時のメルトフローレート値が5
分滞留時のメルトフローレート値の85%の架橋構造を
有するPPS樹脂であった。
【0045】参考例2 比較例で、成分(A)のPPS樹脂として東レ(株)製
のM1900(PPS−2)を使用した。該PPS樹脂
は、数平均分子量4500、ASTM D1238−8
6(315.5℃、5000g荷重)に定められた15
分滞留時のメルトフローレート値が5分滞留時のメルト
フローレート値の40%の架橋構造を有するPPS樹脂
であった。
【0046】参考例3(液晶性ポリマの重合) p−ヒドロキシ安息香酸994.5g(7.2モル)、
4,4´−ジヒドロキシビフェニル125.7g(0.
695モル)、無水酢酸960.2g(9.4モル)、
テレフタル酸112.1g(0.675モル)および固
有粘度が約0.6dl/gのポリエチレンテレフタレー
ト216.2g(1.125モル)を攪拌翼、留出管を
備えた反応容器に仕込み、次の反応条件で脱酢酸重縮合
を行なった。
【0047】窒素ガス雰囲気化に100〜150℃で4
時間反応させた後、2.5時間かけて250℃まで昇温
し、さらに250℃で1.5時間反応を続けた。さらに
2時間かけて系内を320℃まで昇温させた後、1時間
で0.3mmHgに減圧し、さらに0.5時間反応さ
せ、重縮合を完結させたところ、ほぼ理論量の酢酸が留
出し、下記の理論構造式を有する半芳香族液晶ポリエス
テル(LCP−1)を得た。
【0048】
【化22】 k/l/m/n=80/7.5/12.5/20 得られたポリエステルの液晶開始温度は295℃、融点
は316℃となった。
【0049】実施例1〜8 PPS樹脂、液晶性ポリマ、特定のエポキシ化合物およ
びガラス繊維(GF)を表1に示す割合でドライブレン
ドした後、310℃の温度条件に設定した2軸式押出機
により溶融混練後ペレタイズした。得られたペレットを
用い、樹脂設定温度305℃、金型温度130℃で射出
成形を行い、バリおよびウェルド強度評価試験片を得
た。得られた試験片について測定したウェルド強度およ
びバリ長さを表1に示す。
【0050】比較例1〜6 特定のジグリシジル基を有するエポキシ化合物を用いな
いこと以外は、実施例1〜8と同様にして、表1に示す
割合でドライブレンド、溶融混練、ペレタイズ、成形、
物性評価を行なった。その結果を表1に併せて示す。
【0051】比較例3 数平均分子量の7000〜15000、ASTM D1
238−86(315.5℃、5000g荷重)に定め
られた15分滞留時のメルトフローレート値が5分滞留
時のメルトフローレート値の50〜95%の範囲内にな
く、架橋PPS樹脂を用いないこと以外は、実施例1〜
8と同様にして、表1に示す割合でドライブレンド、溶
融混練、ペレタイズ、成形、物性評価を行なった。その
結果を表1に併せて示す。
【0052】架橋PPS樹脂と半芳香族液晶ポリエステ
ル樹脂に上記の特定のエポキシ化合物を配合することに
より、大きな強度低下を伴うことなく、バリが大きく低
減し、ウェルド強度も高くかつ保持率も高い。しかし、
上記特定のエポキシ化合物を配合しないとバリは非常に
多くまたウェルド強度も低下することがわかる。
【0053】また、PPS樹脂の平均分子量が7000
〜15000、ASTM D1238−86(315.
5℃、5000g荷重)に定められた15分滞留時のメ
ルトフローレート値が5分滞留時のメルトフローレート
値の50〜95%の範囲内でないと機械的強度の低下と
バリの低減効果が小さいことがわかる。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明のポリフェニレンスルフィド樹脂
組成物は成形時に発生するバリが少なく機械的強度、特
にウェルド強度に優れており、特に射出成形による小型
精密部品などの用途に有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)1−クロロナフタレンを溶媒とする
    ゲル浸透クロマトグラフ法で求められた数平均分子量が
    7000〜15000でかつASTM D1238−8
    6(315.5℃、5000g荷重)に定められた15
    分滞留時のメルトフローレート値が5分滞留時のメルト
    フローレート値の50〜95%である架橋構造を有する
    ポリフェニレンスルフィド樹脂95〜5重量%と(B)
    溶融時に異方性溶融相を形成し得る液晶性ポリマ5〜9
    5重量%からなる樹脂組成物100重量部に対して、
    (C)下記構造式(a)、(b)で示されるエポキシ化
    合物から選ばれた1種以上のエポキシ化合物0.1〜5
    重量部および(D)充填剤0〜400重量部を配合して
    なるポリフェニレンスルフィド樹脂組成物。 【化1】 (ただし、式中R1、R2は−COOG、−OG、 【化2】 から選ばれた基を示し、R1、R2は同じでも異なって
    も良い。なお、上記Gは 【化3】 を示す。)
  2. 【請求項2】溶融時に異方性溶融相を形成し得る液晶性
    ポリマが液晶ポリエステルおよび/また液晶ポリエステ
    ルアミドである請求項1記載のポリフェニレンスルフィ
    ド樹脂組成物。
  3. 【請求項3】液晶性ポリマが(B)エチレンジオキシ単
    位を共重合成分として含有する半芳香族液晶ポリエステ
    ルおよび/または半芳香族液晶ポリエステルアミドであ
    る請求項2記載のポリフェニレンスルフィド樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】半芳香族液晶ポリエステルが下記構造単位
    (I) 、(III) 、(IV)または(I) 、(II)、(III) 、(IV)を
    主構成単位とする異方性溶融相を形成する半芳香族液晶
    ポリエステル樹脂である請求項1記載のポリフェニレン
    スルフィド樹脂組成物。 【化4】 (ただし、式中R1は 【化5】 から選ばれた一種以上の基を示し、R2は 【化6】 から選ばれた一種以上の基を示す。また、式中Xは水素
    原子または塩素原子を示し、構造単位[(II)+(III
    )]と構造単位(IV)は実質的に等モルである。)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010113543A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 新日本石油株式会社 全芳香族サーモトロピック液晶ポリエステル樹脂組成物、成形体及びledリフレクター
WO2023276699A1 (ja) * 2021-06-30 2023-01-05 大塚化学株式会社 液晶ポリマー組成物および液晶ポリマー成形体

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US8545718B2 (en) 2009-03-31 2013-10-01 Jx Nippon Oil & Energy Corporation Wholly aromatic thermotropic liquid-crystal polyester resin composition, molded object, and LED reflector
WO2023276699A1 (ja) * 2021-06-30 2023-01-05 大塚化学株式会社 液晶ポリマー組成物および液晶ポリマー成形体

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