JPH0722369B2 - 映像信号再生装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は映像信号再生装置に関し、特にデイジタルビデ
オテープレコーダ（デイジタルVTR）に適用して好適な
ものである。

〔背景技術とその問題点〕

デイジタルVTRにおいては映像信号をテープに記録する
際に１フイールド分の映像信号を構成する各画素をサン
プリングしてデイジタルデータに変換すると共に、デー
タのドロツプアウト等を考慮してサンプリングデータを
シヤフリングした後所定数Ｎ個トラツクブロツクに分割
してＮ本のトラツクにそれぞれ記録するようになされて
いる。

ここでテープに記録するデータとしては例えば第２図に
示す構成のものが用いられる。第２図（Ａ）はいわゆる
同期ブロツクSYNCBで、例えば1/4H分の画像データDATA
が１単位として用いられ、これに同期コードSYNC COD
E、アドレスコードADDRESS CODE、サイクリツクリダン
ダンシチエツクコードCRC CODEが付けられて構成を有
する。

この同期ブロツクSYNCBが1/N（例えば1/10）フイールド
分だけ集合されてトラツクブロツクTRKを構成するよう
になされ、このトラツクブロツクTRKがＮ本のトラツク
上にそれぞれ記録される。

トラツクブロツクTRKはＮ個（すなわち10個）集合され
て、第２図（Ｃ）に示すフイールドブロツクFIBを構成
する。このフイールドブロツクFIBは１フイールド分の
映像信号を含んでなり、かくして10トラツク分の映像信
号を再生してフイールドメモリに記憶した後、当該フイ
ールドメモリを所定の速度で読出すことにより標準テレ
ビジヨン信号の奇数又は偶数フイールドの映像信号を再
生できる。

このフイールドブロツクFIBは２個集合されて第２図
（Ｄ）に示すようにフレームブロツクFLBを構成する。
このフレームブロツクFLBは順次続く奇数及び偶数フイ
ールドに相当する２つのフイールドブロツクFIBによつ
て１フレーム従つて１画面分の映像信号データをもつよ
うになされている。

かかる構成の映像データは第３図に示すようにノーマル
速度で走行するテープ１に対してフイールドブロツクFI
Bを構成する10個のトラツクブロツクTRKを各トラツクＡ
〜Ｊ上に第４図の構成の記録ヘツド2A、2A′及び2B、2
B′によつて記録する。かくしてテープ１上には奇数フ
イールドの映像信号を10本の記録トラツクにそれぞれ記
録してなる第１フイールドの記録エリアRE1と、偶数フ
イールドの映像信号を記録する10本のトラツクでなる第
２フイールド記録エリアRE2とが順次交互に記録されて
行くことになる。

このようにしてテープに記録された映像信号は、複数の
再生モードで再生されてそれぞれの目的に適合した再生
出力映像信号を得るようになされている。すなわちノー
マル再生モードでは記録された映像信号をノーマル速度
で再生して記録映像信号に対して高い忠実度の画像を得
る。また高速サーチモードでは記録された映像信号を高
速度（例えば８倍速）で再生してノーマル再生したい画
像内容をもつ映像信号をサーチするため、画質は劣化し
ても良いからできるだけ短かい時間で変化する映像を得
るようにする。さらに低速再生モードでは、記録された
映像信号を低速度（例えば1/3倍速）で再生してスロー
モーシヨン画像を得る。またさらにスチル再生モードで
は磁気テープの走行を停止させてスチル画像を得る。

ところでノーマル再生をする場合にはテープ１を記録時
の速度と同じノーマル速度で走行させる。このときヘツ
ド2A、2A′及び2B、2B′は順次各トラツク上を走査する
ことによつて各トラツクに記録されているトラツクブロ
ツクTRKの映像データを過不足なくヘツド2A、2A′及び2
B、2B′によつてピツクアツプして忠実度の高い映像信
号を得る。

このようにしてピツクアツプされた各トラツクブロツク
TRKのデータはそれぞれ第１及び第２フイールド記録エ
リアRE1及びRE2に対応して設けられた奇数及び偶数フイ
ールドメモリにそれぞれ書込まれて行く。この奇数及び
偶数フイールドメモリは各トラツクブロツクのデータを
書込む際には再生ビツトレイトと同期した速度で書込ん
で行くのに対して記憶データを読出す際には所定のビツ
トレイトで読出して行く。例えば読出時間は１フイール
ド当り16〔m/s〕に選定されている。

ここで奇数及び偶数フイールドの各サンプルデータの記
憶アドレスは、同期ブロツクSYNCBに付けられているア
ドレスコードADDRESS CODEによつて指定され、当該指
定されたメモリエリアに順次書込まれて行き、これによ
りシヤフリングされた各サンプルデータがデシヤフリン
グされて１枚の奇数及び偶数フイールド画面を構成する
配列に各サンプリングデータが配列しなおされることに
より、各フイールドメモリから読出された画像データは
標準テレビジヨン方式のビデオ信号に復元されている。

従つて各フイールドメモリから読出された映像信号デー
タを必要に応じて同期信号を付加するなどに信号処理を
した後モニタ上に表示することによりノーマル再生画像
が再現できることになる。

ところがこのようにして再生時に奇数及び偶数フイール
ドを単位にして得られる映像データを別々のフイールド
メモリを用いて映像データ信号を再現するようにした場
合、可変速再生を行う場合に再現された画像は時間の経
過と共に順次更新されて行かない場合があり（時間の流
れを基準にみたとき時間的に逆戻りするような映像が部
分的に発生する）問題がある。

すなわちノーマル再生時一対のヘッド2A及び2A′は隣合
う２本のトラツクを２トラツクおきにトラツキングしな
がら順次走査して行い、これに対して他方の一対のヘッ
ド2B及び2B′が間の２本のトラツクを２トラツクおきに
走査して行く。

従つて第１フイールド記録エリアRE1を形成する10本の
トラツクを２つのヘツド対2A、2A′及び2B、2B′によつ
て最初のトラツクから走査を開始したとすれば、ヘツド
対Ａ、Ａ′及びＢ、Ｂ′には第５図（B1）及び（B2）に
示すように順次交互に第１番目のフイールドに相当する
画像データO11、O12、O13、O14、O15のようにピツクア
ツプされて行き、続く第２番目のフイールド記録エリア
RE2を構成する10本のトラツクが順次ヘツド対Ｂ、Ｂ′
及びＡ、Ａ′によつて交互にピツクアツプされて行く。

以下同様にして奇数フイールド及び偶数フイールドの映
像データが10本の記録トラツクからヘツド対2A、2A′又
は2B、2B′によつて順次交互にピツクアツプされて行
く。

そのうち奇数フイールドの映像信号O11〜O15、O21〜O25
……は第５図（C1）に示すように、奇数フイールドメモ
リMY1に順次書込まれて行くのに対して、偶数フイール
ドの映像信号E11〜E15、E21〜E25……は第５図（C2）に
示すように偶数フイールドメモリMY2に順次書込まれて
行く。

これらメモリMY1及びMY2の読出しは順次交互に１フイー
ルドずつ行われ、かくして奇数フイールドメモリMY1の
読出内容は第５図（D1）に示すように偶数フイールドの
映像データとは別個にライン順次に読出されて行くのに
対して、偶数フイールドメモリMY2からも同様にして偶
数フイールドの映像データが奇数フイールドの映像デー
タとは別個にライン順次に読出されて行くことになる。

これに対して高速サーチ例えば約８倍速サーチの場合は
ノーマル再生時のテープ１の走行速度に対して約８倍の
速度でテープ１を走行させた状態で再生する。この時ヘ
ツドは第６図（Ａ）に示すように17本の記録トラツクを
横切るような走査軌跡を描き、かくして第６図（B1）に
示すように、ヘツドＡ、Ａ′が第１フイールド記録エリ
アRE1及び第２フイールド記録エリアRE2を走査すると、
ヘツドＢ、Ｂ′が第６図（B2）に示すように第２フイー
ルド記録エリアRE2、第１フイールド記録エリアRE1及び
第２フイールド記録エリアRE2に亘つてトラツクを走査
し、続いてヘツドＡ、Ａ′が第６図（B1）に示すように
第２フイールド記録エリアRE2及び第１フイールド記録
エリアRE1を走査し、さらにヘツドＢ、Ｂ′が第６図（B
2）に示すように第１フイールド記録エリアRE1、第２フ
イールド記録エリアRE2及び第１フイールド記録エリアR
E1に亘つてトラツクを走査する。以下順次繰返すように
ヘツド対Ａ、Ａ′及びＢ、Ｂ′によつて順次奇数フイー
ルドの映像データ及び偶数フイールドの映像データが交
互にピツクアツプされて行き、これが対応する第１及び
第２フイールドメモリMY1及びMY2に書込まれて行く（第
６図（D1）及び（D2））。

第１フイールドメモリMY1及び第２フイールドメモリMY2
のデータの読出しはヘツド対Ａ、Ａ′、Ｂ、Ｂ′が10本
の走査軌跡を描くまでの間にピツクアツプされた映像デ
ータは丁度１フイールド分の映像データに相当すること
は第５図について上述したノーマル再生時の場合と変り
は無いので、第６図の高速サーチの場合は10本の走査軌
跡の間に約80本のトラツクを横切る際に８フイールド分
の記録データの中から１フイールド分の映像データを部
分的に抽出してフイールドメモリMY1及びMY2に格納して
行くことになる。

そこで各メモリエリアMY1及びMY2からは第６図（D1）及
び（D2）に示すようにそれぞれ奇数フイールド及び偶数
フイードの映像データとして順次奇数フイールドデータ
O1〜O8、偶数フイールドデータE4〜E11、奇数フイール
ドO8〜O15……のように交互に８フイールド分のトラツ
クから抽出されたデータが再生映像信号として読出され
て行くことになる。

すなわち、奇数フイールドデータO1〜O8がフイールドメ
モリMY1から読み出される前のタイミングで、偶数フイ
ールドデータE1〜E3がフイールドメモリMY2から読み出
されるために、奇数フイールドデータO1〜O8がフイール
ドメモリMY1から読み出される後のタイミングでフイー
ルドメモリMY2から偶数フイールドデータE4〜E11が読み
出されることになる。

ところがこのようにすると、奇数フイールドの映像信号
と偶数フイールドの映像信号とを順次交互に読出して行
く際に、奇数フイールドから偶数フイールドに移る際及
び偶数フイールドから奇数フイールドに移る際に、新た
に読出されるフイールドのデータがその前のデータの時
間より前の時間で書込れたデータ（これを古いデータと
呼ぶ）に戻つて読出して行く関係が生ずる。例えば奇数
フイールドの映像データO1〜O8（第６図（D1））から偶
数フイールドのデータE4〜E11（第６図（D2））に移り
変る際に、奇数フイールドのデータとしては第８番目の
フイールドデータO8を読出して偶数フイールドのデータ
に続ける際に、当該偶数フイールドの最初のデータは古
い第４フイールドの偶数フイールドのデータE4に戻るこ
とになる。同様に偶数フイールドのデータE4〜E11（第
６図（D2））から奇数フイールドのデータO8〜O15（第
６図（D1））に移る場合にも、偶数フイールドの最後の
データが第11フイールドのデータE11であるのに対して
奇数フイールドの最初のデータは古い第８フイールドの
データO8であり、ここでも新しいフイールドのデータは
古いデータに戻ることになる。

この現象はノーマル再生であれば時間順次に記録された
各トラツクを順次１ずつ再生して行くので再生映像信号
の中に古いデータに戻る現象は生じないが、第６図の高
速サーチモードにおいては各ヘツドが複数すなわち17本
のトラツクを横切りながらデータをピツクアツプして行
くので、１つのヘツドがテープを走査しているときに後
からテープを走査開始するヘツドが前のヘツドがすでに
走査し終つたトラツクを再度走査する関係になるため
に、このような古いデータに戻る現象が生ずる。

かくして第１及び第２のフイールドメモリMY1及びMY2か
ら順次交互に読出される映像信号によつて画像を再現す
ると、偶数フイールドの画像から奇数フイールドの画像
に移る際又はその逆の際に、新しい画像から古い画像に
急に切換るために画像の連続性が失なわれて高速サーチ
画像として画像内容の確認がし難い見苦しい画像しか得
ることができなくなる。この傾向は画像の内容が静止し
ている場合よりは動きがある場合には一層激しく、実際
上動画については画像内容を確認できなくなる程度に画
面が乱れるおそれがある。

〔発明の目的〕

本発明は以上の点を考慮してなされたもので、高速再生
モード時にフイールドメモリから読出される映像データ
として古いデータを含ませないようにすることによつ
て、高速サーチをするに当つて実際上内容を確認し易い
画像を得ることができるようにしようとするものであ
る。

〔発明の概要〕

かかる目的を達成するため本発明においては、高速サー
チモード時、記録トラツクから読出された奇数フイール
ド及び偶数フイールドに対応する映像データを共通の１
つのフイールドメモリに書込むと共に、当該１つのフイ
ールドメモリから順次所定の周期で読出した映像データ
を順次交互に用いて順次奇数フイールド映像信号及び偶
数フイールド映像信号を得るようにすることにより、フ
イールドメモリからデータを読出す際に古いデータに戻
るような現象を生じさせないようにする。

〔実施例〕

以下図面について本発明の一実施例を詳述する。第１図
においてテープから再生された再生入力映像信号Vinは
直列−並列変換回路11において並列データ信号に変換さ
れた後ラツチ回路12を介して第１及び第２のフイールド
メモリ13及び14を有する映像信号メモリ15に入力され
る。映像信号メモリ15には書込アドレスカウンタ16にお
いて発生される書込アドレス信号S1が与えられる。書込
アドレスカウンタ16には直列−並列変換回路11において
再生入力映像信号Vinから分離して得られたアドレス信
号S2が与えられ、このアドレス信号S2に対応するアドレ
スを有する書込アドレス信号S1を再生クロツク信号S3の
タイミングで映像信号メモリ15に送出するようになされ
ている。

これに対して読出アドレスカウンタ21が設けられ、基準
クロツク信号S5の周期をもつ読出アドレス信号S4を映像
信号メモリS15に与え、これにより記憶データを基準ク
ロツク信号S5に同期して順次ラツチ回路22を介して並列
−直列変換回路23に送出し、その変換出力を再生出力映
像信号Voutとして送出する。

書込アドレスカウンタ16及び読出アドレスカウンタ21は
モード信号S6によつて制御され、モード信号S6がノーマ
ル再生モードを指定しているとき、書込アドレスカウン
タ16はアドレス信号S2に基づいて奇数フイールド信号デ
ータが到来したときこれを第１のフイールドメモリ13に
入力する書込アドレス信号S1を発生し、各偶数フイール
ド映像データが到来したときには第２フイールドメモリ
14に書込む書込アドレス信号S1を送出する。

これに対して読出アドレスカウンタ21はモード信号S6が
ノーマル再生を指定しているときには、基準クロツク信
号S5の周期で順次第１フイールドメモリ13及び第２フイ
ールドメモリ14に記憶されている画像データを所定の順
序で読出することによつてそれぞれ奇数フイールド及び
偶数フイールドの映像信号を再生出力映像信号Voutとし
て送出する。

かくして再生出力映像信号Voutはモード信号S6がノーマ
ル再生を指定しているとき第１及び第２フイールドメモ
リ13及び14を使つてそれぞれ奇数フイールド映像信号及
び偶数フイールド映像信号を順次交互に送出し得る。

これに対してモード信号S6が高速サーチモードを指定し
たとき、書込アドレスカウンタ16はアドレス信号S2に基
づいて順次テープからピツクアツプされてくる奇数フイ
ールド映像データ及び偶数フイールド映像データを共通
に１つのフイールドメモリ例えば第１フイールドメモリ
13に順次書込んで行く。これに対して読出アドレスカウ
ンタ21はモード信号S6が高速サーチを指定しているとき
第１のフイールドメモリ13に順次書込まれて行く映像デ
ータを所定の順序で順次読出て行き、１フイールド分の
映像データを読出すごとにこれを順次奇数フイールド映
像信号又は偶数フイールド映像信号として送出する。

以上の構成において、高速サーチモード時第６図（Ａ）
及び（B1）、（B2）について上述したようにヘツドＡ、
Ａ′、Ｂ、Ｂ′によつて順次読出されて来るデータはす
べて第１フイールドメモリ13に順次書込れて行く。その
結果第１フイールドメモリ13には第６図（Ｅ）に示すよ
うに奇数フイールド及び偶数フイールドの映像データO
1、E1、O2、E2、O3、E3……のように順次書込まれて行
く。そしてその書込まれて行く順序は記録トラツク１上
に記録されたときの映像データの順序と一致している。
かくして第１フイールドメモリ13には奇数フイールドの
映像データを記録しているテープ上の第１フイールド記
録エリアから得られた奇数フイールドデータと、偶数フ
イールドデータを記録している第２フイールド記録エリ
アRE2から得られる偶数フイールド映像データとがその
順序を維持しながら繰返し第１フイールドメモリ13に書
込み更新されて行く状態が得られる。

かかる第１フイールドメモリ13に対して読出アドレスカ
ウンタ21は基準クロツク信号S5の周期で順次１フイール
ド分ずつ記憶データを読出して行き、これにより第６図
（Ｆ）に示すようにある１フイールド分の読出データO
1、E1、O2、E2……O4を奇数フイールド映像信号として
送出し、続く１フイールド分の読出データE4、O5、E5、
O6……O8を次の偶数フイールド映像データとして送出
し、以下同様にして順次１フイールド分の読出データを
奇数又は偶数フイールド映像データとして順次送出して
行く。

このようにすれば再生出力映像信号Voutの各フイールド
映像データに含まれるデータ信号はテープ１に記録され
たときの時間順序を維持したままのデータとして得られ
るので、かかる内容の再生出力映像信号Voutを例えばモ
ニタ上に表示すれば、画面の内容が正しい時間順序を維
持しながら変化するような高速サーチ画像が形成できる
ことになる。従つて従来の場合のように画像が乱れるお
それを有効に回避し得る。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、高速再生された映像信号
に含まれる奇数及び偶数フイールド映像信号の両方を共
通に１つのフイールドメモリに書込むと共に、当該書込
れたデータを１フイールド分ずつ読出して奇数フイール
ド又は偶数フイールド映像データとして送出するように
したことによつて、高速サーチ画像として必要な十分に
鮮明な画像を再現し得る映像信号再生装置を容易に得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による映像信号再生装置の一実施例を示
すブロツク図、第２図はその記録データを示す略線図、
第３図はテープ上の記録パターンを示す略線図、第４図
は記録再生ヘツドの構成を示す略線図、第５図はノーマ
ル再生時の各部の信号を示す信号波形図、第６図は高速
サーチ時の各部の信号を示す信号波形図である。 １……磁気テープ、2A、2A′、2B、2B′……ヘツド、11
……直列−並列変換回路、12、22……ラツチ回路、13、
14……フイールドメモリ、15……映像信号メモリ、16…
…書込アドレスカウンタ、21……読出アドレスカウン
タ、23……並列−直列変換回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】記録媒体上に順次斜めに形成された記録ト
   ラックから読み出された再生映像データを一旦メモリに
   書き込んだ後に読み出して出力するようになされた映像
   信号再生装置において、 上記メモリを第１のフイールドメモリ及び第２のフイー
   ルドメモリで構成すると共に、上記第１のフイールドメ
   モリ及び上記第２のフイールドメモリに対して上記再生
   映像データを書込み、かつ書込まれた映像データを読出
   す書込読出手段を具え、 上記書込読出手段は、ノーマル再生モード時に、上記再
   生映像データの偶数フイールドの映像データが上記第１
   のフイールドメモリに記憶され、上記再生映像データの
   うち奇数フイールドの映像データが上記第２のフイール
   ドメモリに記憶されるように上記第１及び第２のフイー
   ルドメモリを制御すると共に、それぞれ上記第１及び第
   ２のフイールドメモリから上記偶数フイールドの映像デ
   ータ及び上記奇数フイールドの映像データが読み出され
   るように上記第１及び第２のフイールドメモリを制御
   し、高速サーチモード時に、上記再生映像データの全て
   が上記第１のフイールドメモリ及び上記第２のフイール
   ドメモリのうちの一方のフイールドメモリに一旦書込ま
   れた後に、基準の周期で、該一方のフイールドメモリか
   ら偶数フイールド及び奇数フイールドの映像データが読
   出されるように上記第１及び第２のフイールドメモリを
   制御する ことを特徴とする映像信号再生装置。