JPH0721799Y2 - 丸形自動ドア用のドア枠 - Google Patents

丸形自動ドア用のドア枠

Info

Publication number
JPH0721799Y2
JPH0721799Y2 JP1989056568U JP5656889U JPH0721799Y2 JP H0721799 Y2 JPH0721799 Y2 JP H0721799Y2 JP 1989056568 U JP1989056568 U JP 1989056568U JP 5656889 U JP5656889 U JP 5656889U JP H0721799 Y2 JPH0721799 Y2 JP H0721799Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
view
frame member
door
plan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989056568U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02147577U (ja
Inventor
巧 肉戸
Original Assignee
株式会社丸八産業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社丸八産業 filed Critical 株式会社丸八産業
Priority to JP1989056568U priority Critical patent/JPH0721799Y2/ja
Publication of JPH02147577U publication Critical patent/JPH02147577U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0721799Y2 publication Critical patent/JPH0721799Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はビル等のエントランスに設置される平面視がア
ール(円弧)状の丸形自動ドアに関するもので、特にそ
のドア枠に関する。
(従来の技術) 丸形自動ドアに用いられるドア枠は、一般に、直線状の
左右縦枠と平面視がアール状で横長箱状の上枠とにより
門形に形成されていて、上枠内には、該上枠から垂下さ
れる平面視アール状の吊りドアを開閉走行させる走行案
内レールや吊りドアを走行駆動させる走行駆動装置等が
ブラケットを介して取付けられるようになっている。
ところで、従来この種ドア枠の上枠は、第8図に示すよ
うに、平面視アール状に曲げ加工した4本の鋼製アング
ル材(山形鋼)A,B,C,Dを上下左右に所要間隔で平行に
配し、これらアングル材A〜D相互間に多数個の鋼製連
結バーE…を架けわたして溶接することによって、横長
箱状の枠体を形成し、その上面側、前面側及び下面側を
覆うような平面視アール状の薄い鋼板製の外被板F,Gを
ビス等により取付け、そして内部には前面側上下部のア
ングル材A,B間に複数個のブラケットHを所要間隔で溶
接によって取着し、これらのブラケットHを介して走行
案内用レールI、走行駆動装置J等を取付けるように
し、また上記枠体の背面側には平面視アール状の薄い鋼
板製のカバーKを取付けている。尚、走行案内レールI
にはハンガーLの上部に軸支された走行輪Mが係合さ
れ、ハンガーLの下部に吊りドアNが吊持される。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように従来におけるドア枠では、上枠を構成する
部材の部材点数が多くて部材相互を組付けるのに非常な
手間がかかると共に、ほとんどの部材が鋼材であるため
重量が可成り増大し、そしてまた走行案内用レール等を
取付けるブラケットを溶接によってアングル材に取付け
ていることから、位置決めが面倒となる上に、一旦溶接
すると位置の調整が不可能となり、しかも溶接付けによ
ってブラケットの垂直度に狂いが生じ、走行案内用レー
ルの取付けに支障を来たしていた。
本考案はこのような問題点を解決することを目的とした
ものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対
応する第1図〜第3図を用いて説明すると、本考案は、
左右縦枠2,2と、平面視アール状で横長箱状の上枠3と
により門形に形成され、上枠3内には、該上枠3から垂
下される平面視アール状吊りドア6の走行案内用レール
31、走行駆動装置34等を取付けるためのブラケット27が
装備されている丸形自動ドア用のドア枠1において、上
枠3は、それぞれアルミ押出し型材を平面視アール状に
曲成してなる少なくとも前面枠部材8及び上下枠部材9,
10によって構成され、前面枠部材8の内面にはその長手
方向全長に延びるボルト係合溝13が一体に条設されてい
て、該ボルト係合溝13に、前記ブラケット27を取付ける
ためのボルト29の頭部29aがスライド自在に係合される
ようになっていることを特徴とするものである。
(実施例) 実施例について図面を参照して説明すると、第1図及び
第2図はビルのエントランスに設置された丸形の自動ド
アを示したもので、ドア枠1は、左右の縦枠2,2と平面
視アール状で横長箱状の上枠3とにより門形に形成さ
れ、左右縦枠2,2間の中央部両側には上枠3と床面Sと
の間に中間方立4,4が立設されている。このドア枠1に
は両中間方立4,4間に出入口部5が形成され、この出入
口部5を開閉する両側一対の平面視アール状吊りドア6,
6が上枠3から垂下されており、また各中間方立4と各
縦枠2との間には平面視アール状の固定ガラス障子7が
配装されている。
前記上枠3は、第3図に示すように、室外に面する前面
枠部材8と上下枠部材9,10と背面枠部材11とから構成さ
れる。
前面枠部材8は、略平板状のアルミ押出し型材を平面視
アール状に曲成してなるもので、その内面の上下両端部
にはそれぞれ断面方形状の中空枠部片12,12が全長に亘
って条設されていると共に、各中空枠部片12に近接した
位置に断面略字状のボルト係合溝13が該中空枠部片12
と並行して条設されている。
前記上枠部材9は、2個の断面横向きH字状アルミ押出
し部材14,15と1個の中空角筒状アルミ押出し型材16と
の3つの型材に分割形成されてなるもので、これらの型
材はそれぞれ平面視アール状に曲成されていて、断面H
字状の2個の型材14,15はそれらの係合段部を互いに係
合させてビス40止めすることによって一体に連結される
と共に、中空角筒状の型材16は一方のH字状型材15側か
ら螺入したビス17によってこれと一体に連結され、そし
て他方のH字状型材14は前記前面枠部材8の上部側中空
枠部片12に対し互いの係合段部を係合させた状態でビス
18により一体に連結されている。
尚、第8図に示すように、前記前面枠部材8の上下各端
部に、前述のような断面方形状の中空枠部片12に代え
て、平行な一対の突条片12a,12aを条設してもよい。こ
の場合、これらの突条片12a,12aは、上枠部材9を形成
する型材14に対しそれぞれの係合段部を互いに係合させ
てビス41により一体連結する。
前記下枠部材10は、それぞれ平面視アール状に曲成され
た、室外側の断面横向きH字状アルミ押出し型材19と室
内側の断面I字状アルミ押出し型材20及び中空角筒状ア
ルミ押出し型材21とからなるもので、室外側の型材19は
前記前面枠部材8の下部側中空枠部片12に対し互いの係
合段部を係合させた状態でビス22により一体に連結さ
れ、室内側の型材20,21は、それぞれの係合段部を互い
に係合させてビス23止めすることで一体に連結されると
共に、前記背面枠部材11に対し固定され、そしてこれら
室外側の型材19と室内側の型材20,21との間には開口溝
条24が全長に亘って条設されている。また、前記背面枠
部材11は、上枠部材9の型材16と下枠部材10の型材21と
に亘ってビス止めされた複数個のアルミ板製連結バー25
と上枠3の背面を覆うようにして上記の型材16,21にビ
ス止めされた1個の平面視アール状アルミ押出し型材か
らなるカバー26とで構成される。
上記のような構成の上枠3内には複数個の鋼板製のブラ
ケット27が取付けられるが、このブラケット27の取付け
にあたっては、第3図及び第7図に示すように、各ブラ
ケット27の上下両端部にそれぞれ略Z字状の取付部片28
の一端部が溶接にて固着され、この取付部片28の他端部
にはボルト孔(図示省略)が設けられ、また上枠3の前
面枠部材8内面に設けてある上下各ボルト係合溝13には
所要数個のボルト29の各頭部29aがスライド自在に係合
される。しかして、上下の各ボルト係合溝13から突出し
ているボルト29のねじ軸部29bを各取付部片28のボルト
孔に挿通させてその先端部に座付きナット30を軽く螺合
することにより仮止めし、この仮止め状態でブラケット
27をボルト係合溝13に沿って適宜移動させ、所要位置で
ナット30を緊締してその位置に固定させるようにする。
前記ブラケット27には、吊りドア6の走行案内用レール
31を数箇所で支持するための支持片32がボルト33止めさ
れ、また走行駆動装置34の一部が適宜ボルトによって取
付けられる。そして、レール31には複数個のハンガー35
に軸支された走行輪36が走行自在に係合され、これらの
ハンガー35の下端部に各吊りドア6が取付けられる。
尚、ハンガー35の下端部は下枠部材10の開口溝条24内に
位置している。
各吊りドア6は平面視アール状の厚板ガラス6aの上下両
端部に縁材6b,6cを装着してなるもので、上縁材6bが前
記ハンガー35に取着され、そして下縁材6cの下面には案
内片37が突設してあって、この案内片37は第4図に示す
ように床面S上に設けられた案内溝38にスライド自在に
係合される。
前記ドア枠1を建物躯体に取付ける際、上枠3は、その
上枠部材9が第3図に示すように躯体上壁部Rに埋設さ
れた複数個のアンカー金物39に対しビス止めされるよう
になっている。
(考案の効果) 本考案の丸形自動ドア用ドア枠によれば、その上枠が、
それぞれアルミ押出し型材を平面視アール状に曲成して
なる少なくとも前面枠部材及び上下の枠部材によって構
成されるため、少なくとも上下2本の平面視アール状鋼
製アングル材と、両アングル材間に連結される多数の鋼
製バーと、上下各アングル材に前後方向に延びるように
取付けられる多数の鋼製バーと、これらのアングル材、
バーによって形成される枠体に被着される鋼板製の外被
板とからなる従来の上枠と比較すると、上枠の部材点数
が少なく、その組付け作業を簡単容易に行えると共に、
重量の軽減化を図ることができると云う効果がある。特
にこの場合、本考案の上枠の前面枠部材と、この前面枠
部材に対応する従来の枠部材とを比較すると、本考案の
前面枠部材がアルミ押出し型材からなる単一の部材によ
って形成されるのに対し、従来のものは、上下2本のア
ングル材と両アングル材を連結する多数の連結バーと外
被板との3種類の、しかも鋼製の部材からなるものであ
るから、本考案の上枠が従来の上枠に比べて、部材点数
が少なくなり、従って組付け作業が簡単容易となり、重
量を軽減できることは明らかである。
また、上記上枠の前面枠部材の内面にはその長手方向全
長に延びるボルト係合溝が条設されているため、走行案
内用レール、走行駆動装置等を取付けるためのブラケッ
トを上枠内に取付けるにあたっては、この前面枠部材の
ボルト係合溝にボルトの頭部を係合させておいて、この
ボルトとこれに螺合されるナットによってブラケットを
前面枠部材に取付けるようにすることにより、ナットを
半締め状態とした仮止め段階でブラケットを上枠の長手
方向にスライド調整でき、従ってブラケットの位置決め
作業が容易になると共に、所要の位置にブラケットを的
確に取付けることができる。しかも、この場合、ボルト
係合溝は、前面枠部材と一体に条設されるものであっ
て、当該前面枠部材のアルミ押出し形成時に同時に形成
できるから、それが別体に条設される場合に比べ、ボル
ト係合溝の形成が容易である上、前面枠部材内面所定位
置への取付作業が不要となってドア枠の施工能率の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す丸形自動ドアの室外側
から見た正面図、第2図は第1図のII-II線断面図、第
3図は第1図のIII-III線拡大断面図、第4図は第1図
のIV-IV線拡大断面図、第5図は第1図のV-V線拡大断面
図、第6図は第7図の矢視VI部分の拡大図、第7図はブ
ラケットの取付状態を示す斜視図、第8図は前面枠部材
の他の例を示す要部縦断面図、第9図は従来例を示す第
3図と同様な断面図である。 1……ドア枠、2……左右の縦枠、3……上枠、6……
吊りドア、8……前面枠部材、9……上枠部材、10……
下枠部材、13……ボルト係合溝、14,15,16,19,20,21…
…アルミ押出し型材、27……ブラケット、28……取付部
片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右縦枠と、平面視アール状で横長箱状の
    上枠とにより門形に形成され、上枠内には、該上枠から
    垂下される平面視アール状吊りドアの走行案内用レー
    ル、走行駆動装置等を取付けるためのブラケットが装備
    されている丸形自動ドア用のドア枠において、前記上枠
    は、それぞれアルミ押出し型材を平面視アール状に曲成
    してなる少なくとも前面枠部材及び上下枠部材によって
    構成され、前面枠部材の内面にはその長手方向全長に延
    びるボルト係合溝が前面枠部材と一体に条設されてい
    て、該ボルト係合溝に、前記ブラケットを取付けるため
    のボルトの頭部がスライド自在に係合されるようになっ
    ていることを特徴とする丸形自動ドア用のドア枠。
JP1989056568U 1989-05-16 1989-05-16 丸形自動ドア用のドア枠 Expired - Lifetime JPH0721799Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989056568U JPH0721799Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 丸形自動ドア用のドア枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989056568U JPH0721799Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 丸形自動ドア用のドア枠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02147577U JPH02147577U (ja) 1990-12-14
JPH0721799Y2 true JPH0721799Y2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=31580513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989056568U Expired - Lifetime JPH0721799Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 丸形自動ドア用のドア枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0721799Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207258A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Comany Inc 引戸を装着したブース

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60126680U (ja) * 1984-02-06 1985-08-26 株式会社 ソリツク 円形自動ドア装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02147577U (ja) 1990-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0721799Y2 (ja) 丸形自動ドア用のドア枠
JPH0721800Y2 (ja) 丸形自動ドア用のドア枠
JPH073140B2 (ja) 丸形自動ドア用のドア枠
JP3358933B2 (ja) 吊り懸け式引き戸装置
JPH0715990Y2 (ja) 自動ドア
JP3268355B2 (ja) 吊戸装置
JPH0723665B2 (ja) 自動ドア
KR101071114B1 (ko) 굽힘 보강 구조를 갖는 미닫이식 출입문의 하부레일
JPH0344950Y2 (ja)
JP3414485B2 (ja) 建物ユニット
JP2004308327A (ja) 間仕切り用上レール取付構造
JP2713277B2 (ja) 間仕切壁
JP3612466B2 (ja) シャッター
JPH037501Y2 (ja)
JPS6220628Y2 (ja)
JPS5815591Y2 (ja) 窓枠固定装置
JPH0715982Y2 (ja) 折畳み扉の分割型レール構造
JPH0682370U (ja) 間仕切り用吊戸装置
US1718257A (en) Dumbwaiter door
JPS6231580Y2 (ja)
JPH0237999Y2 (ja)
JPH0734084Y2 (ja) カーテンウォール用パネル
JPH0312145Y2 (ja)
JPH0417101Y2 (ja)
JPH0731745Y2 (ja) 花台又は手摺りを装着した窓

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term