JPH072140B2 - コ−ヒ−等の抽出装置 - Google Patents

コ−ヒ−等の抽出装置

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JPH072140B2
JPH072140B2 JP60006265A JP626585A JPH072140B2 JP H072140 B2 JPH072140 B2 JP H072140B2 JP 60006265 A JP60006265 A JP 60006265A JP 626585 A JP626585 A JP 626585A JP H072140 B2 JPH072140 B2 JP H072140B2
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英明 小林
龍夫 鷲崎
武夫 西田
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ソシエテ デ プロデユイ ネツスル ソシエテ アノニム
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は業務用又は一般家庭用等として使用されるコー
ヒー等の抽出装置に関するものである。
従来の技術 従来、この種のコーヒー等の抽出装置は、例えばスイス
特許CH616327に示されているものが知られており、これ
は第5図に示すような構成になっていた。即ち、図にお
いて(1)は水容器、(2)は吸入弁(3)と吐き出し
弁(4)とを備えた電磁式のポンプである。(5)は吸
入導水管であり、一端を前記ポンプ(2)の吸入弁
(3)側に連通接続し、他端を前記水容器(1)内に開
口している。(6)は吐き出し導水管であり、一端を前
記ポンプ(2)の吐き出し弁(4)側に連通接続し、他
端を発熱体(7)を内蔵する加熱装置(8)に備えられ
た加熱管(9)の一端に連通接続している。前記加熱管
(9)の他端はホルダー(10)に保持されたフィルター
(11)内に収納されたコーヒー等の粉(12)の上方で開
口している。前記ホルダー(10)の底部には複数個の開
孔(13)が設けられている。前記ホルダー(10)の開孔
(13)の下方にはカップ(14)を載置する基台(15)が
配設されている。尚、前記吸入導水管(5)の水容器
(1)側は水容器(1)の底部に平行に収納されるとと
もに、先端には略円筒形で蛇腹状の手動式の補助ポンプ
(16)が連通接続され、水容器(1)内に開口してい
る。
この構成において、水容器(1)内に水を入れ、その水
中において親指で補助ポンプ(16)の開口部を閉じて2
本の指と親指で蛇腹状の補助ポンプ(16)を圧縮し、吸
入導水管(5)及びポンプ(2)内に水を送り空気を押
し出す。これでポンプ(2)の作動が可能になる。次
に、ホルダー(10)にコーヒー等の粉(12)を入れたフ
ィルター(11)を収納し、ホルダー(10)を加熱装置
(8)の下方に保持する。発熱体(7)に通電し加熱装
置(8)が適度の高温になると、ポンプ(2)を作動さ
せる。水容器(1)内の水はポンプ(2)と吸入弁
(3)及び吐き出し弁(4)との作用で第5図矢印方向
へのみ圧送され、加熱管(9)に送られる。加熱管
(9)を通過する間に水は加熱されて高温の湯になり、
コーヒー等の粉(12)に注湯され、フィルター(11)で
濾過された抽出液のみがホルダー(10)の開孔(13)を
通過し、基台(15)に載置されたカップ(14)内に滴下
収納される。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、コーヒー抽出後にも加熱装
置(8)の熱により加熱管(9)内の水が加熱されて膨
張し、加熱管(9)より基台(15)に滴下し見苦しいも
のであった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、コーヒー
等の抽出後に加熱装置により加熱された水が膨張し基台
上へ滴下することのないコーヒー等の抽出装置を提供す
ることを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、加圧注水装置
と、この加圧注水装置に供給する水を収納する水容器
と、一端を前記加圧注水装置に連通し他端を被抽出物に
開放した流路と、この流路の途中に設けた湯沸かしユニ
ットと、前記流路の途中を分岐して設けた制御弁と、こ
の制御弁を介して前記水容器に開放する循環パイプとを
備え、前記制御弁は、開弁位置と閉弁位置との間で移動
可能になっている弁本体と、弁本体に対向する押圧体
と、弁本体と押圧体との間に設けられた弁本体ばねと、
押圧体を弁本体に離接する方向へ移動させ、コーヒー等
の抽出の間には弁本体ばねを介して弁本体を閉弁位置へ
押圧する一方、非抽出時には弁本体を開弁位置に移動さ
せる調節体とを有し、抽出の間に閉弁位置へ押圧されて
いる前記弁本体は、前記流路の圧力が所定値以上に上昇
したときに弁本体ばねに抗して移動して開弁し、前記流
路を循環パイプに開放するようになっていることを特徴
とするコーヒー等の抽出装置を提供するものである。
作用 この構成により、コーヒー等の抽出後に湯沸かしユニッ
トにより加熱されて膨張した水は流路から循環パイプに
流入し水容器内に循環流入するために被抽出物に開放し
た流路から流出することがない。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面(第1図〜第4
図)に基づいて説明する。
図において、(21)は湯沸かしユニットである。この湯
沸かしユニット(21)は電熱線(22)を絶縁パウダー
(23)で装填した略円柱状のヒーター(24)と、略円筒
状でその外周に一端から他端に連続した螺旋状の溝(2
5)を設け、又その両端にはシールリング(26)を備
え、前記ヒーター(24)を熱良導的に内装して銅合金等
の熱良導体で形成された水管(27)と、アルミダイカス
ト等の熱良導体で略直方体に形成され、その中央部長手
方向に略円柱形の長孔(28)を有するヒーターブロック
本体(29)とで構成され、このヒーターブロック本体
(29)の長孔(28)には前記両端にシールリング(26)
を装着した水管(27)を収納し、前記長孔(28)の内壁
(30)と水管(27)の溝(25)で螺旋状の水路(31)を
気密的に形成している。(32)は前記水路(31)の入口
に位置してヒーターブロック本体(29)の一方の面に設
けた流入口、(33)は流入口(32)に螺着された逆止
弁、(34)は逆止弁(33)に接続された注水用のパイプ
である。(35)は水路(31)の先端に位置するヒーター
ブロック本体(29)の底部に設けた流出口である。(3
6)は前記水路(31)の途中を分岐させて前記ヒーター
ブロック本体(29)の流入口(32)の反対側面に相対し
て設けた水路(31)を介して前記流入口(32)と直線的
に連通した排出口であり、制御弁(37)を螺着してい
る。前記制御弁(37)は中空で略ト字状を成し、前記ヒ
ーターブロック本体(29)に螺着する一端には収納孔
(38)を設け、この収納孔(38)に連設して反対側の一
端には摺動孔(39)を設け、残りの一端には前記収納孔
(38)と連通する排水口(40)を設けた制御弁外郭(4
1)と、前記収納孔(38)の先端に形成したすり鉢状の
弁受け部(42)に弁本体ばね(43)の一端に当接して押
圧シールされる略円錐状の弁本体(44)と、前記摺動孔
(39)内に設けられた前記弁本体ばね(43)の他端を収
める凹状の受け部(45)を先端に有しその後方に段部
(46)を備えて細く伸張した第1の調節めねじ部(47)
を形成した押圧体(48)と、この押圧体(48)の第1の
調節めねじ部(47)に螺着され前記押圧体(48)を前後
に移動して前記弁本体ばね(43)を介して弁本体(44)
を押圧する押圧力の調整機構となり先端が略球面に形成
された第1の調節体(49)と、前記制御弁外郭(41)の
摺動孔(39)に形成された第2の調節めねじ部(50)に
螺着され前記押圧体(48)の段部(46)を押圧して押圧
体(48)の前後位置を調節可能とする第2の調節体(5
1)とを具備している。(52)は前記第1の調節体(4
9)を調節後に固定する第1のナット、(53)は前記第
2の調節体(51)を調節後に固定する第2のナットであ
る。(54)は前記押圧体(48)に設けられた前記摺動孔
(39)内で押圧体(48)を気密的に摺動自在とするOリ
ングである。(55)は一端が前記第1のナット(52)に
当接し第1のナット(52)を介して押圧体(48)を押圧
し、他端が前記制御弁外郭(41)に調節可能に螺着され
た第2の調節体(51)に当接されて前記押圧体(48)を
後方に付勢する復帰ばねである。(56)は前記ヒーター
(24)の端子板、(57)は水管(27)をヒーターブロッ
ク本体(29)に螺着する止めねじ、(58)はヒーターブ
ロック本体(29)の流入口(32)の近傍に感熱的に備え
た自動温度調節器であり、ヒーターブロック本体(29)
の流入口(32)の付近の温度を感知しヒーター(24)へ
の通電を制御して湯沸かしユニット(21)の温度を調節
する。(59)は前記流出口(35)とOリング(60)とで
気密的に連通した開口(61)を中央部に備えたリング板
であり、複数個の取付ねじ(62)によりヒーターブロッ
ク本体(29)の下面に螺着されている。(63)は前記リ
ング板(59)を内装して略円筒状を成し、その外方に操
作用のハンドル(64)を伸設して亜鉛ダイカスト等で一
体的に形成されたホルダーであり、その上部で前記リン
グ板(59)上部の外周段部(65)と係合して回動自在に
備えている。(66)は前記開口(61)と連通してリング
板(59)に設けた段付孔部(67)のめねじ部(68)に螺
着するおねじ部(69)によって着脱自在に設けられたガ
イドリングであり、その内方中央上部には先端鋭角テー
パ状の針先を備えてステンレス鋼等で形成したノズル
(70)が圧入され、このノズル(70)を囲って略円錐台
状の空洞とした収納部(71)を備えてステンレス鋼等で
形成されている。前記ノズル(70)には下端部で2方向
に分岐され前記テーパ状面に開口したノズル孔(72)を
備え、Oリング(73)によるガイドリング(66)の螺着
によって前記リング板(59)の開口(61)と気密的に連
通している。(74)はシリコンゴム等で形成して前記段
付孔部(67)の段部に備えた弁であり、ガイドリング
(66)のおねじ部(69)の中央開口(75)に備えた弁ば
ね(76)により前記開口(61)を閉塞する方向に付勢さ
れている。(77)は基台(78)上にビスで固着する等し
て備えられた支持金具であり、鋼板等で後方に開放した
略コ字状に形成され、その正面には両端に備えた支持棒
(79)を介して昇降自在としてステンレス鋼板等で形成
された昇降板(80)を備えている。この昇降板(80)に
は中央に切欠き孔(81)を備えるとともに、この切欠き
孔(81)に下降した傾斜面(82)で開口した断面略U字
状のガイド溝(83)を備えてアルミダイカスト等で形成
したカプセル台(84)を伸設している。更にこのカプセ
ル台(84)の上面には、前記ガイド溝(83)の溝幅より
狭い間隙で左右一対のフック板(85)を亜鉛ダイカスト
等で形成して備えている。又、カプセル台(84)の中央
下部には、その中央に吐出口(86)を備えてその周辺を
凹状としてステンレス鋼等で形成した円板状のカプセル
座(87)を備えている。前記一対のフック板(85)は互
いに外方に突出したフック片(88)を一体的に備え、こ
のフック片(88)は昇降板(80)とともに上方に摺動
し、昇降板(80)の摺動範囲の略上端に達した際、前記
ホルダー(63)の中央開口部の周囲に設けられた切欠き
部(89)を通過し、ホルダー(63)の回動により前記切
欠き部(89)に隣接する係合部(90)と係合する。(9
1)は鋼板等で形成されて湯沸かしユニット(21)を載
置する取付金具(図示せず)の側部に前後方向〔ヒータ
ーブロック本体(29)の長手方向〕に摺動自在に設けら
れたレバーであり、前記ホルダー(63)のハンドル(6
4)の付根付近で係合して、ホルダー(63)の回動と連
通して摺動する。(93)は前記レバー(91)に一体的に
固着され、前記制御弁(37)の第1の調節体(49)に当
接する傾斜部(94)を有する合成樹脂等で形成されたレ
ールであり、このレール(93)を介してハンドル(64)
の操作を押圧体(48)の摺動に変換して制御弁(37)を
操作する。尚、ハンドル(64)を手前方向に引いた状態
やセット状態(第1図の実線で示す状態)ではレール
(93)の傾斜部(94)は前記第1の調節体(49)に当接
することなく、押圧体(48)は復帰ばね(55)により後
方のレール(93)側に付勢され、弁本体(44)の弁本体
ばね(43)による付勢がなくなり、従って制御弁(37)
により前記水路(31)を排水口(40)に開放している。
(95)は鋼板等で形成されてレバー(91)の先端の凹部
(96)に一方の端部を当接させたリングであり、前記支
持金具(77)の一方の側面に軸(97)で軸支されるとと
もに、他端には前記昇降板(80)の側壁に備えた係合軸
(98)に係合して前記ホルダー(63)の回動を昇降板
(80)の上下摺動に変換している。(99)はレール(9
1)の凹部(96)を形成する当接片であり、昇降板(8
0)が略上端に摺動して前述のようにフック片(88)が
ホルダー(63)の回動により係合部(90)に係合する
間、リンク(95)の端末部(100)に当接摺動してカプ
セル台(84)を略上端の位置に保つ。前記当接片(99)
には第1の角孔(101)及び第2の角孔(102)を備え、
これに相対して前記端末部(100)には突起(103)及び
階段突起(104)を備えている。(105)は前記当接片
(99)に隣接してレバー(91)より突出して備えられた
突出片、(106)はリンク(95)の上部に設けられた係
合片であり、カプセル台(84)の降下時に前記突出片
(105)に係合してカプセル台(84)を強制的に降下さ
せる。(107)はポリプロピレン樹脂等で形成され、湯
沸かしユニット(21)の後方に立設された水容器であ
り、前記湯沸かしユニット(21)付近の側壁に設けた循
環孔(108)と前記制御弁(37)の排水口(40)とをシ
リコンゴム等で形成された循環パイプ(109)を介して
連通し、昇降するカプセル台(84)の隣接側壁(110)
にはガイド溝(83)と連設された昇降板(80)の切欠き
孔(81)を囲って下方に伸設した一対のガイドリブ(11
1)を備え、前記水容器(107)の底部には基台(78)に
備えた加圧注水装置である電磁式のポンプ(112)の吸
入管(113)とシリコンゴム等で形成された連通ブッシ
ング(114)で連通した第1の開口(115)と、前記支持
金具(77)の一方の側面に設けられたバルブ(116)を
介して前記カプセル台(84)の下方で前記ポンプ(11
2)の前方に備えたポリプロピレン樹脂等で形成され前
方引き抜き式の受皿(117)内に開放する水抜き孔(11
8)と連通した第2の開口(119)を備えている。前記ポ
ンプ(112)は前述のように水を吸い込む吸入管(113)
を連通ブッシング(114)を介して水容器(107)と連通
し、他方の排出管(図示せず)は前記パイプ(34)を介
して逆止弁(33)、湯沸かしユニット(21)に設けられ
た流入口(32)、水路(31)、流出口(35)、リング板
(59)の開口(61)、段付孔部(67)、ガイドリング
(66)の中央開口(75)、ノズル(70)のノズル孔(7
2)及び水路(31)から分岐した排出口(36)と連通す
る。排出管(図示せず)からノズル孔(72)までとポン
プ(112)の高圧発生部(図示せず)を含めた流路(12
0)には高水圧が加わる。尚、前記第2の開口(119)と
連通した水抜き孔(118)は通常はバルブ(116)で閉ざ
されている。(121)は水容器(107)の底部に備えたフ
ロートスイッチであり、水容器(107)に収納した水の
水位検知を行なう。又、(112)は前記第1の開口(11
5)に備えたテトロンフィルターである。(123)は側板
であり、ゴム脚(124)を備えた裏板(125)と前記基台
(78)とともに前記受皿(117)及びポンプ(112)を収
納している。(126)は水容器(107)の蓋、(127)は
カプセル台(84)の下方に位置する基台(78)の開口部
に備えた受板であり、多数の孔(128)を備え、デミタ
スコーヒーカップ(129)を載置する。(130)は湯沸か
しユニット(21)の遮熱板、(131)はそのカバー、(1
32)は操作パネル(133)に備えた操作スイッチであ
る。(134)はコーヒー粉(135)を密封したカプセルで
あり、先端部が鈍角の略円錐状にアルミニウム等の薄膜
で形成したカプセル本体(136)と、凸球状でその略中
央部に圧力膨張して開口する略円形の弱線部(137)を
有してアルミニウム等の薄膜で形成した底部(138)
と、この底部(138)と隙間を有して前記カプセル本体
(136)に封入したコーヒー粉(135)を濾すに適切な開
口を有したフィルター(139)とから成り、このフィル
ター(139)の外周において前記カプセル本体(136)を
伸設して外周リム(140)を形成して圧着シームしてい
る。
以上のように構成されたコーヒー等の抽出装置につい
て、以下その動作を説明する。
先ず、ホルダー(63)のハンドル(64)を手前方向〔水
容器(107)と反対方向〕に回動操作してカプセル台(8
4)を降下させるとともに水路(3)を循環パイプ(10
9)を介して循環孔(108)より水容器(107)内に開放
する。次に水容器(107)に循環孔(108)に達しない水
位まで水を入れ、操作スイッチ(132)を操作してヒー
ター(24)への通電を開始する。時間の経過とともに湯
沸かしユニット(21)の温度は上昇するが、水路(31)
内の水蒸気圧は上昇することなくその圧力は循環パイプ
(109)を介して循環孔(108)から水容器(107)内へ
水路(31)内の残水とともに排除され、水路(31)内は
空気で満たされる。所定の時間が経過すると、湯沸かし
ユニット(21)は所定の温度まで加熱され、以降は自動
温度調節器(58)により所定の温度に制御される。ここ
で、カプセル台(84)のガイド溝(83)にカプセル(13
4)を挿入する。カプセル(134)がガイドリング(66)
の真下に位置するカプセル座(87)まで挿入されると、
カプセル(134)は凹状のカプセル座(87)に凸球状の
底部(138)が係合して位置決めされる。次にハンドル
(64)を後方〔水容器(107)方向〕に押圧回動してレ
バー(91)、リンク(95)、昇降板(80)を介してカプ
セル台(84)を上昇させるとともに、レバー(91)に備
えたレール(93)により制御弁(37)の第1の調節体
(49)を介して押圧体(48)を弁本体ばね(43)に接し
て押圧し、弁本体(44)を弁受け部(42)に付勢する。
一方、カプセル台(84)に載置されたカプセル(134)
はカプセル本体(136)と略同形状としたガイドリング
(66)の収納部(71)内にガイドされ、針状のノズル
(70)でその先端を突き破られ、カプセル(134)内に
ノズル孔(72)が開口する。このとき、カプセル台(8
4)に設けたフック片(88)はホルダー(63)の切欠き
部(89)から入り込んでいる。ハンドル(64)を介して
ホルダー(63)を更に回動すると、フック片(88)の裏
面及びホルダー(63)の係合部(90)の内面に夫々設け
られた傾斜面で当接しながら回動し、カプセル台(84)
は更に持ち上げられる。カプセル台(84)が持ち上が
り、カプセル座(87)に当接したカプセル(134)の外
周リム(140)が上方からガイドリング(66)の下端で
圧接されてカプセル(134)を気密的に保持してカプセ
ル(134)のセットを完了する。
次に、デミタスコーヒーカップ(129)をカプセル座(8
7)の吐出口(86)の下方の受板(127)上に載置し、ヒ
ーター(87)の自動温度調節器(58)による断電時に操
作スイッチ(132)を操作してポンプ(112)の作動を開
始する。ポンプ(112)により圧送された水は排出管
(図示せず)からパイプ(34)、逆止弁(33)を介して
ヒーターブロック本体(29)の流入口(32)に流入す
る。このとき、湯沸かしユニット(21)では、ヒーター
ブロック本体(29)の流入口(32)に流入した水により
ヒーターブロック本体(29)の流入口(32)付近の温度
は低下するため、この流入口(32)近傍に感熱的に備え
た自動温度調節器(58)は作動してヒーター(24)の通
電を再開する。このヒーター(24)の通電による加熱
は、前記流入口(32)付近の流入する水による温度低下
にまさることがなく、従って水の流入中は加熱し続け、
流入した水はヒーター(24)の外周近傍に位置する螺旋
状の水路(31)を圧送されながら順次熱湯となり、流出
口(35)から流出する。適量の湯沸かしが完了すると、
ヒーターブロック本体(29)の流入口(32)は流入する
水の冷却がなくなり、前記ヒーター(24)の加熱により
急激に温度上昇する。このとき、ヒーターブロック本体
(29)の温度は100℃以上の高温度に加熱され、水路(3
1)内に残った水は加熱され水蒸気となり蒸気圧を発生
する。コーヒー抽出後にハンドル(64)を回動してカプ
セル台(84)を降下させるとともに制御弁(37)を操作
して水路(31)を循環パイプ(109)に開放すると、水
路(31)内に発生した水蒸気はノズル(70)側の流路
(120)は弁ばね(76)に押圧される弁(74)によりコ
ーヒーの抽出を妨げない程度に閉止しているため、蒸気
圧で制御弁(37)、循環パイプ(109)を介して水路(3
1)内の残水とともに水容器(107)に排出される。この
排水完了の後に前記自動温度調節器(58)が作動してヒ
ーター(24)の通電を断つ。尚、流出口(35)から流出
した熱湯はポンプ(112)からの吐出圧により弁(74)
を押圧し、ノズル(70)のノズル孔(72)からカプセル
(134)内のコーヒー粉(135)に噴出散布する。コーヒ
ー粉(135)を通過した熱湯はフィルター(139)で濾過
され、吐出口(86)からデミタスコーヒーカップ(12
9)内に注がれてコーヒーができ上がる。又、流路(12
0)等に異常が発生し、流路(120)内の圧力が上昇する
と、水の一部は制御弁(37)の弁本体(44)を押圧し、
収納孔(38)、排水口(40)、循環パイプ(109)及び
循環孔(108)を介して水容器(107)に流入し、水路
(31)内の圧力を一定圧力以下に保つ。循環水は水容器
(107)から連通ブッシング(114)を介してポンプ(11
2)、パイプ(34)、逆止弁(33)、流入口(32)、水
路(31)の一部、排出口(36)、制御弁(37)の排水口
(40)、循環パイプ(109)、循環孔(108)を経て水容
器(107)へと循環する。
2回目以降のコーヒーの抽出においては前記と同様に繰
り返して行なわれる。
以上のように本実施例によれば、加熱されて水蒸気圧を
発生した水路(31)内の残水は、コーヒー抽出後にハン
ドル(64)を操作することにより制御弁(37)で水容器
(107)に開放される循環パイプ(109)より水容器(10
7)に噴出する。従って吐出口(86)から基台(78)上
の受板(127)にコーヒー等が滴下して汚すことがなく
なる。又、流路(120)の閉塞故障等による異常高圧が
発生すると、制御弁(37)の作動により異常圧力が除去
されて一定圧力以下に保たれ、その安全性が高められ
る。
ところで、以上述べた実施例では、制御弁(37)はヒー
ターブロック本体(29)の流入口(32)に相対して設け
た排出口(36)に設けたが、流路(120)の任意の位置
に設けることも可能で、コーヒー等の抽出時には前記流
路(120)を一定圧力以下に保持するとともに非抽出時
には循環パイプ(109)を介して水容器(107)に開放す
れば良い。又、前記循環パイプ(109)を水容器(107)
の側壁に開孔した循環孔(108)と連通させた構成に限
らず、水容器(107)の開放した上方に制御弁(37)の
排水口(40)を開孔して直接落下させても良く、要は制
御弁(37)より分岐された水が水容器(107)に収納さ
れれば良い。更に被抽出物はコーヒー粉に限らないこと
は言うまでもない。
発明の効果 以上のように本発明によれば、非抽出時に湯沸かしユニ
ットで加熱された流路内の残水は制御弁を介して循環パ
イプに噴出するため、流路の被抽出物側からは水が滴下
せず見苦しくなく、又制御弁で排出された水は水容器に
循環されるため、水が有効に利用でき、その実用的価値
は大なるものがある。
本発明においては、制御弁を構成する基本的要素が、弁
本体と、押圧体と、弁本体ばねと、調節体のみであり、
その構成は極めて簡単である。また、調節体を操作する
だけで弁本体を開弁位置と閉弁位置との間で移動させる
ことができるために、コーヒー等の抽出時に弁本体を閉
弁位置に位置させ、抽出後にそれを開弁位置に位置させ
るように調節するための機構を簡単なものにすることが
できる。さらに、調節体の操作によって弁本体が閉弁位
置に押圧されているときには、弁本体ばねが圧縮された
状態にあり、前記流路内の圧力が圧縮された弁本体ばね
のばね力以上の力を弁本体に加えたときに弁本体が開弁
するようになっているために、弁本体ばねのばね力を適
切なものに定めておくだけで、弁本体が開弁するときの
前記流路内の圧力値を適切に定めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図は要部拡大断面図、第2図は全体の縦断面図、第3図
は第2図の要部拡大断面図、第4図は要部拡大斜視図、
第5図は従来例を示す断面図である。 (21)…湯沸かしユニット、(37)…制御弁、(107)
…水容器、(109)…循環パイプ、(112)…ポンプ、
(120)…流路、(134)…カプセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−69401(JP,A) 特開 昭60−113742(JP,A) 特公 昭39−23921(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧注水装置と、この加圧注水装置に供給
    する水を収納する水容器と、一端を前記加圧注水装置に
    連通し他端を被抽出物に開放した流路と、この流路の途
    中に設けた湯沸かしユニットと、前記流路の途中を分岐
    して設けた制御弁と、この制御弁を介して前記水容器に
    開放する循環パイプとを備え、前記制御弁は、開弁位置
    と閉弁位置との間で移動可能になっている弁本体と、弁
    本体に対向する押圧体と、弁本体と押圧体との間に設け
    られた弁本体ばねと、押圧体を弁本体に離接する方向へ
    移動させ、コーヒー等の抽出の間には弁本体ばねを介し
    て弁本体を閉弁位置へ押圧する一方、非抽出時には弁本
    体を開弁位置に移動させる調節体とを有し、抽出の間に
    閉弁位置へ押圧されている前記弁本体は、前記流路の圧
    力が所定値以上に上昇したときに弁本体ばねに抗して移
    動して開弁し、前記流路を循環パイプに開放するように
    なっていることを特徴とするコーヒー等の抽出装置。
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