JPH0434405B2 - - Google Patents
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- JPH0434405B2 JPH0434405B2 JP59239748A JP23974884A JPH0434405B2 JP H0434405 B2 JPH0434405 B2 JP H0434405B2 JP 59239748 A JP59239748 A JP 59239748A JP 23974884 A JP23974884 A JP 23974884A JP H0434405 B2 JPH0434405 B2 JP H0434405B2
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Landscapes
- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
- Cookers (AREA)
- Apparatus For Making Beverages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、業務用または一般家庭用として使用
され、かつ短時間で高温の熱湯を供給することが
できる電気湯沸し装置に関するものである。
され、かつ短時間で高温の熱湯を供給することが
できる電気湯沸し装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来、この種の電気湯沸し装置は、例えば、ポ
ンプ等で加圧して短時間にコーヒー液等を抽出す
る装置に使用されている。
ンプ等で加圧して短時間にコーヒー液等を抽出す
る装置に使用されている。
以下、図面を参照しながら、上述したような従
来の電気湯沸し装置について説明する。
来の電気湯沸し装置について説明する。
第1図は従来のコーヒー液等の抽出装置を示し
ており、この装置には上記の如き電気湯沸し装置
が使用されている。図において、1はヒーターブ
ロツクであり、ブロツク本体2と、上カバー3
と、下カバー4とから成り、アルミニウム等の熱
良導体で形成されている。ブロツク本体2には表
面に渦巻状の水路用の溝5を設け、かつ裏面には
渦巻状の発熱体6が埋設されている。さらにその
中央には前記水路用の溝5と連通して貫通孔7が
設けられている。8はブロツク本体2の外周部に
備えられたシールリリングであり、上カバー3を
水密的に設けて前記溝5の上面を塞いで水路5a
を形成している。下カバー4には前記貫通孔7と
Oリング9で水密的に連通した開孔10aを有す
る凹部10を設けて、この凹部10には前記開孔
10aを閉塞する弁11と、この弁11を付勢す
る弁ばね12を弁座13を螺着して設けている。
14は前記弁座13に取付ねじ15で螺着された
拡散板である。16は電磁式のポンプであり、こ
のポンプ16を介して水容器17の底部で一方を
開口させた吸上管18と、前記ブロツク本体2の
溝5で形成されるヒーターブロツク1の水路5a
に連通する接続パイプ19とを連結している。
ており、この装置には上記の如き電気湯沸し装置
が使用されている。図において、1はヒーターブ
ロツクであり、ブロツク本体2と、上カバー3
と、下カバー4とから成り、アルミニウム等の熱
良導体で形成されている。ブロツク本体2には表
面に渦巻状の水路用の溝5を設け、かつ裏面には
渦巻状の発熱体6が埋設されている。さらにその
中央には前記水路用の溝5と連通して貫通孔7が
設けられている。8はブロツク本体2の外周部に
備えられたシールリリングであり、上カバー3を
水密的に設けて前記溝5の上面を塞いで水路5a
を形成している。下カバー4には前記貫通孔7と
Oリング9で水密的に連通した開孔10aを有す
る凹部10を設けて、この凹部10には前記開孔
10aを閉塞する弁11と、この弁11を付勢す
る弁ばね12を弁座13を螺着して設けている。
14は前記弁座13に取付ねじ15で螺着された
拡散板である。16は電磁式のポンプであり、こ
のポンプ16を介して水容器17の底部で一方を
開口させた吸上管18と、前記ブロツク本体2の
溝5で形成されるヒーターブロツク1の水路5a
に連通する接続パイプ19とを連結している。
20は前記下カバー4の下部に設けられた中央
開口のフツク板で、このフツク板20の中央開口
周囲には、ハンドル21を備えたフイルターホル
ダー22の上端周囲に設けられた複数個の爪23
を遊嵌する複数個の切欠部24と、爪23の遊嵌
後フイルターホルダー22の回動により爪23と
係合する複数個の係合片25をそれぞれ設けてい
る。26はフイルターホルダー22に納められた
フイルター、27は下カバー4に係止して前記フ
イルター26の上端部と気密的に当接するシール
パツキングである。なお、フイルターホルダー2
2の下部には、中心に向かうテーパ面の下端部に
流出口28を設けている。
開口のフツク板で、このフツク板20の中央開口
周囲には、ハンドル21を備えたフイルターホル
ダー22の上端周囲に設けられた複数個の爪23
を遊嵌する複数個の切欠部24と、爪23の遊嵌
後フイルターホルダー22の回動により爪23と
係合する複数個の係合片25をそれぞれ設けてい
る。26はフイルターホルダー22に納められた
フイルター、27は下カバー4に係止して前記フ
イルター26の上端部と気密的に当接するシール
パツキングである。なお、フイルターホルダー2
2の下部には、中心に向かうテーパ面の下端部に
流出口28を設けている。
29はこの種のコーヒーを入れるデミタスコー
ヒーカツプ30を載せる多数の孔を備えた受板で
あり、31は受皿である。32はブロツク本体2
に感熱部を密着させて取付けられた自動温度調節
器で、この自動温度調節器32はヒーターブロツ
ク1の温度を検知し、発熱体6への通電をON−
OFF制御し、ヒーターブロツク1の温度を制御
する。33はコーヒー粉である。
ヒーカツプ30を載せる多数の孔を備えた受板で
あり、31は受皿である。32はブロツク本体2
に感熱部を密着させて取付けられた自動温度調節
器で、この自動温度調節器32はヒーターブロツ
ク1の温度を検知し、発熱体6への通電をON−
OFF制御し、ヒーターブロツク1の温度を制御
する。33はコーヒー粉である。
以上のように構成された装置において、以下、
その動作について説明する。
その動作について説明する。
まず、水容器17に所要量の水を入れる。次に
発熱体6への通電を開始すると自動温度調節器3
2により第2図に示すように所定の温度に制御さ
れる。第2図において、A点は自動温度調節器3
2が第1回目に動作する点であり、発熱体6から
ブロツク本体2に熱が伝わり、更に、自動温度調
節器32を加熱する過程において、初期の加熱状
態における過渡現象の現われを示したものであ
り、ピークとなる。
発熱体6への通電を開始すると自動温度調節器3
2により第2図に示すように所定の温度に制御さ
れる。第2図において、A点は自動温度調節器3
2が第1回目に動作する点であり、発熱体6から
ブロツク本体2に熱が伝わり、更に、自動温度調
節器32を加熱する過程において、初期の加熱状
態における過渡現象の現われを示したものであ
り、ピークとなる。
次に、フイルターホルダー22に納めたフイル
ター26内に所定量のコーヒー粉33を入れ、フ
ツク板20の回動係合させる。これでコーヒー抽
出の準備が完了する。
ター26内に所定量のコーヒー粉33を入れ、フ
ツク板20の回動係合させる。これでコーヒー抽
出の準備が完了する。
次に、デミタスコーヒーカツプ30をフイルタ
ーホルダー22の流出口28のほぼ真下である受
板29上にセツトし、ポンプ16を作動させる
と、水容器17内の水はポンプ16により吸上管
18、接続パイプ19を介してブロツク本体2内
に圧送される。このブロツク本体2内に圧送され
た水は、渦巻状の水路5aを通過する間にヒータ
ーブロツク1からの伝熱により湯沸しされて熱湯
となり、貫通孔7を経て弁11を押圧して通り、
拡散板14を経てコーヒー粉33内を通過し、コ
ーヒー液を抽出して流出口28から流出してデミ
タスコーヒーカツプ30内に注がれ、コーヒーが
できあがる。
ーホルダー22の流出口28のほぼ真下である受
板29上にセツトし、ポンプ16を作動させる
と、水容器17内の水はポンプ16により吸上管
18、接続パイプ19を介してブロツク本体2内
に圧送される。このブロツク本体2内に圧送され
た水は、渦巻状の水路5aを通過する間にヒータ
ーブロツク1からの伝熱により湯沸しされて熱湯
となり、貫通孔7を経て弁11を押圧して通り、
拡散板14を経てコーヒー粉33内を通過し、コ
ーヒー液を抽出して流出口28から流出してデミ
タスコーヒーカツプ30内に注がれ、コーヒーが
できあがる。
一方、ヒーターブロツク1は水に熱を奪われて
温度が低下する。そして、自動温度調節器32が
作動して発熱体6に再び通電し、ヒーターブロツ
ク1の温度を上げ、それがある所定の温度に達す
ると、再び自動温度調節器32が作動して発熱体
6への通電を停止し、ヒーターブロツク1の温度
を一定の範囲に維持する。(第2図B部) しかしながら、上記のような構成では、以下の
ような問題があつた。第1に、一般に発熱体6の
消費電力が大きいために、第2図におけるA点の
ような高いピーク温度が発生することになり、し
たがつてヒーターブロツク1全体に対して耐久性
能上好ましくない。第2に、このピーク温度の時
点で水を水管5aに注入した場合、水管5a内で
必要以上に沸騰して水の流れを妨げる。第3に、
一般に発熱体6の消費電力が大きいために、第2
図におけるB部の幅が大きく、熱湯の温度に大き
な幅が生じる。これは自動温度調節器32の取付
位置を変えても小さくならず、逆に消費電力を小
さくすると第2図のB部の幅は小さくなるが、短
時間で水を熱湯にすることができず、したがつて
連続して熱湯を得ることができなくなるという問
題があつた。
温度が低下する。そして、自動温度調節器32が
作動して発熱体6に再び通電し、ヒーターブロツ
ク1の温度を上げ、それがある所定の温度に達す
ると、再び自動温度調節器32が作動して発熱体
6への通電を停止し、ヒーターブロツク1の温度
を一定の範囲に維持する。(第2図B部) しかしながら、上記のような構成では、以下の
ような問題があつた。第1に、一般に発熱体6の
消費電力が大きいために、第2図におけるA点の
ような高いピーク温度が発生することになり、し
たがつてヒーターブロツク1全体に対して耐久性
能上好ましくない。第2に、このピーク温度の時
点で水を水管5aに注入した場合、水管5a内で
必要以上に沸騰して水の流れを妨げる。第3に、
一般に発熱体6の消費電力が大きいために、第2
図におけるB部の幅が大きく、熱湯の温度に大き
な幅が生じる。これは自動温度調節器32の取付
位置を変えても小さくならず、逆に消費電力を小
さくすると第2図のB部の幅は小さくなるが、短
時間で水を熱湯にすることができず、したがつて
連続して熱湯を得ることができなくなるという問
題があつた。
発明の目的
本発明は上記従来の問題点に鑑み、湯沸しユニ
ツトのピーク温度制御の特性を高めた電気湯沸し
装置を提供することを目的とするものである。
ツトのピーク温度制御の特性を高めた電気湯沸し
装置を提供することを目的とするものである。
発明の構成及び効果
上記目的を達成するために本発明の電気湯沸し
装置は、略円柱状の発熱体とこの発熱体の外周部
に位置して螺旋状の溝を有する略円筒状の水管と
この水管の外周に位置して前記溝と共に螺旋状の
水路を形成するヒーターブロツク本体とから成る
湯沸しユニツトと、前記水路に注水する加圧注水
手段と、電源と前記発熱体とを連結して該発熱体
に通電するようになつており、かつ電力低減装置
が組み込まれている電気回路とを備え、前記電力
低減装置が、前記ヒーターブロツク本体に設けた
温度検知器と、温度検知器によつて検知された温
度が所定値以上に上昇したときに前記電気回路を
通る電流を少なくする電流制限手段とを有する構
成にしたものである。この構成によれば、初期状
態で湯沸しユニツトの温度が上昇すると消費電力
を低減して、湯沸しユニツトの不必要なピーク温
度を抑制するため、湯沸しユニツトの中の特に発
熱体の耐久性を向上させることができ、また水の
不必要な沸騰を抑制するため、水路内を熱湯が円
滑に流れて消費電力量も節約されることになり、
更に安定時において消費電力が低減されているた
め、湯沸しユニツトの温度上昇は緩やかになる。
装置は、略円柱状の発熱体とこの発熱体の外周部
に位置して螺旋状の溝を有する略円筒状の水管と
この水管の外周に位置して前記溝と共に螺旋状の
水路を形成するヒーターブロツク本体とから成る
湯沸しユニツトと、前記水路に注水する加圧注水
手段と、電源と前記発熱体とを連結して該発熱体
に通電するようになつており、かつ電力低減装置
が組み込まれている電気回路とを備え、前記電力
低減装置が、前記ヒーターブロツク本体に設けた
温度検知器と、温度検知器によつて検知された温
度が所定値以上に上昇したときに前記電気回路を
通る電流を少なくする電流制限手段とを有する構
成にしたものである。この構成によれば、初期状
態で湯沸しユニツトの温度が上昇すると消費電力
を低減して、湯沸しユニツトの不必要なピーク温
度を抑制するため、湯沸しユニツトの中の特に発
熱体の耐久性を向上させることができ、また水の
不必要な沸騰を抑制するため、水路内を熱湯が円
滑に流れて消費電力量も節約されることになり、
更に安定時において消費電力が低減されているた
め、湯沸しユニツトの温度上昇は緩やかになる。
実施例の説明
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例に
ついて説明する。第3図〜第9図において、41
は合成樹脂製の基台、42は合成樹脂製の底板
で、この底板41は底部に4個のゴム脚43を有
し、鋼板製の側板44を介して前記基台41を固
定支持している。45は基台41の後部に立設し
た合成樹脂製の水タンクで、この水タンク45の
底部には開口46を設け、この開口46を連通ブ
ツシング47を介して電磁式のポンプ48の吸入
口49に連通させている。前記ポンプ48は防振
ゴム50を介して前記基台41に取付けてある。
51は湯沸しユニツトで、この湯沸しユニツト5
1は、棒状のヒーター52と、直径約30mm、長さ
約90mmの略円筒形で、その外周に一端から他端に
連続した螺旋状で断面積が約11mm2の溝53を設
け、かつその両端にOリング溝54を設け、さら
に前記ヒーター52との間にシリコンを主成分と
する熱拡散コンパウンド55等を充填し、ヒータ
ー52を熱良導的に内装して銅合金等の熱良導体
で形成された水管56と、アルミダイカスト等の
熱良導体で略長方体に形成され、その中央部に略
円柱形の長孔57を備えたヒーターブロツク本体
58とにより構成され、前記ヒーターブロツク本
体58の長孔57にはその両端のOリング溝54
にOリング59を装着した水管56を収納し、前
記長孔57の内壁60と水管56の溝53で螺旋
状の水路61を気密的に形成している。なお、前
記水管56は取付ねじ62でヒーターブロツク本
体58に螺着される。
ついて説明する。第3図〜第9図において、41
は合成樹脂製の基台、42は合成樹脂製の底板
で、この底板41は底部に4個のゴム脚43を有
し、鋼板製の側板44を介して前記基台41を固
定支持している。45は基台41の後部に立設し
た合成樹脂製の水タンクで、この水タンク45の
底部には開口46を設け、この開口46を連通ブ
ツシング47を介して電磁式のポンプ48の吸入
口49に連通させている。前記ポンプ48は防振
ゴム50を介して前記基台41に取付けてある。
51は湯沸しユニツトで、この湯沸しユニツト5
1は、棒状のヒーター52と、直径約30mm、長さ
約90mmの略円筒形で、その外周に一端から他端に
連続した螺旋状で断面積が約11mm2の溝53を設
け、かつその両端にOリング溝54を設け、さら
に前記ヒーター52との間にシリコンを主成分と
する熱拡散コンパウンド55等を充填し、ヒータ
ー52を熱良導的に内装して銅合金等の熱良導体
で形成された水管56と、アルミダイカスト等の
熱良導体で略長方体に形成され、その中央部に略
円柱形の長孔57を備えたヒーターブロツク本体
58とにより構成され、前記ヒーターブロツク本
体58の長孔57にはその両端のOリング溝54
にOリング59を装着した水管56を収納し、前
記長孔57の内壁60と水管56の溝53で螺旋
状の水路61を気密的に形成している。なお、前
記水管56は取付ねじ62でヒーターブロツク本
体58に螺着される。
またヒーターブロツク本体58には、前記長孔
57の入口付近の右面の厚肉壁面に、前記ポンプ
48の送出口と合成樹脂製のパイプ63で連通し
た逆止弁64を螺着した注入口65を設け、また
長孔57の奥付近の下面の薄肉壁面には注出口6
6を設けており、これにより水路61は前記注入
口65から注出口66まで気密的に連通して成
る。67はヒーター52のリード線68に溶接さ
れた端子板である。
57の入口付近の右面の厚肉壁面に、前記ポンプ
48の送出口と合成樹脂製のパイプ63で連通し
た逆止弁64を螺着した注入口65を設け、また
長孔57の奥付近の下面の薄肉壁面には注出口6
6を設けており、これにより水路61は前記注入
口65から注出口66まで気密的に連通して成
る。67はヒーター52のリード線68に溶接さ
れた端子板である。
69はヒーターブロツク本体58の厚肉壁面の
右面の中央から注入口65寄りに第1のねじ71
で締め付けて止め金具70により感熱的に備えた
デイスクバイメタル型の第1の自動温度調節器で
ある。72はヒーターブロツク本体58の厚肉壁
面の左面の中央から注出口66寄りに第2のねじ
73で締め付けて感熱的に備えた積層バイメタル
型の第2の自動温度調節器である。第1及び第2
の自動温度調節器69,72は、温度検知器の機
能を有し、温度を検知して温度の自動調節を行
う。
右面の中央から注入口65寄りに第1のねじ71
で締め付けて止め金具70により感熱的に備えた
デイスクバイメタル型の第1の自動温度調節器で
ある。72はヒーターブロツク本体58の厚肉壁
面の左面の中央から注出口66寄りに第2のねじ
73で締め付けて感熱的に備えた積層バイメタル
型の第2の自動温度調節器である。第1及び第2
の自動温度調節器69,72は、温度検知器の機
能を有し、温度を検知して温度の自動調節を行
う。
またヒーターブロツク本体58の長孔57の入
口付近の前記注入口65に対向する左面の厚肉壁
面には排水口74が設けられ、この排水口74に
は安全弁75が螺着されている。この安全弁75
はヒーターブロツク本体58の薄肉壁面の下方で
薄肉壁面に平行な面上を回動自在としたハンドル
76と連動して、ヒーターブロツク本体58の長
手方向に摺動自在としたレバー77に設けられた
レール78によりばね75bを介して作動弁75
aを押圧して動作状態となり、前記水路61内の
圧力が異常に上昇し、所定の圧力に達すると、前
記作動弁75aがばね75bに抗して作動して水
路61内の水を排水口74から排水し、水路61
内の圧力を低下させる。なお、この安全弁75は
レール78による押圧がなく動作状態でない時
は、前記水路61を開放している。
口付近の前記注入口65に対向する左面の厚肉壁
面には排水口74が設けられ、この排水口74に
は安全弁75が螺着されている。この安全弁75
はヒーターブロツク本体58の薄肉壁面の下方で
薄肉壁面に平行な面上を回動自在としたハンドル
76と連動して、ヒーターブロツク本体58の長
手方向に摺動自在としたレバー77に設けられた
レール78によりばね75bを介して作動弁75
aを押圧して動作状態となり、前記水路61内の
圧力が異常に上昇し、所定の圧力に達すると、前
記作動弁75aがばね75bに抗して作動して水
路61内の水を排水口74から排水し、水路61
内の圧力を低下させる。なお、この安全弁75は
レール78による押圧がなく動作状態でない時
は、前記水路61を開放している。
79はカプセル台で、このカプセル台79は中
央に凹部80を有し、かつその凹部80の中央に
は下方に貫通する直径約3mmの滴下孔81を有
し、さらにこのカプセル台79はアルミダイカス
ト等で形成されており、そしてコーヒー粉等82
が密封されたカプセル83を載置するものであ
る。84は支点85を中心に前記レバー77に押
圧され、かつレバー77の摺動方向の動きを支点
85を中心にして時計方向の回動に変換する鋼板
製のリンクである。86はリンク84のエツジ部
である。87はロツド棒88で摺動自在に備えら
れ、かつ軸89の部分でリンク84に係合されて
前記リンク84の回動運動を上下方向の運動に変
換するステンレス鋼板製の昇降板で、この昇降板
87に前記カプセル台79は一体的に設けられて
いる。
央に凹部80を有し、かつその凹部80の中央に
は下方に貫通する直径約3mmの滴下孔81を有
し、さらにこのカプセル台79はアルミダイカス
ト等で形成されており、そしてコーヒー粉等82
が密封されたカプセル83を載置するものであ
る。84は支点85を中心に前記レバー77に押
圧され、かつレバー77の摺動方向の動きを支点
85を中心にして時計方向の回動に変換する鋼板
製のリンクである。86はリンク84のエツジ部
である。87はロツド棒88で摺動自在に備えら
れ、かつ軸89の部分でリンク84に係合されて
前記リンク84の回動運動を上下方向の運動に変
換するステンレス鋼板製の昇降板で、この昇降板
87に前記カプセル台79は一体的に設けられて
いる。
90は前記ヒーターブロツク本体58の下部に
位置し、かつ中央にヒーターブロツク本体58の
薄肉壁面下部に設けられた注出口66とOリング
91で気密的に連通し、下方の雌ねじ92を設け
て広口に形成した段付き孔93を設け、かつ外周
上部に段部94を備えたリングで、このリング9
0はヒーターブロツク本体58にねじ95で螺着
される。96はホルダーで、このホルダー96は
亜鉛ダイカスト等で前記ハンドル76と一体的に
設けられ、かつ前記リング90を内部に収納する
略円筒形を成し、さらに上部に環状リブ97を、
下部に一対の爪98と切欠き部99を有し、前記
環状リブ97を前記リング90の外周段部94に
係合して回動自在としている。100はガイドリ
ングで、このガイドリング100は前記リング9
0の下部に位置し、Oリング101でリング90
の段付き孔93と気密的に連通した通路102を
中央に設けるとともに、前記カプセル83を内方
に収納する略円錐形の収納部103を設け、かつ
通路102の下部に下方に針状の先端を向けたノ
ズル104を圧入しており、さらにこのガイドリ
ング100は前記リング90の段付き孔93の広
口部の雌ねじ92に着脱自在に螺着固定される雄
ねじ105を上部に設けている。前記ノズル10
4はテーパ状の針先を備え、かつその内部中央に
は先端部分を分岐して前記テーパ面に開口したノ
ズル孔106を備えており、このノズル孔106
はカプセル83のセツト時に前記ガイドリング1
00の収納部103に収納したカプセル83内に
開口する。前記リング90の段付き孔93の下方
の広口部の雌ねじ92に前記ガイドリング100
の上部に設けられた雄ねじ105を螺着すること
により前記段付き孔93部に形成される空間に
は、弁ばね107により段付き孔93の段部を下
から上へ、すなわち、ガイドリング100側から
リング90側へ付勢された弁108が備えてあ
る。
位置し、かつ中央にヒーターブロツク本体58の
薄肉壁面下部に設けられた注出口66とOリング
91で気密的に連通し、下方の雌ねじ92を設け
て広口に形成した段付き孔93を設け、かつ外周
上部に段部94を備えたリングで、このリング9
0はヒーターブロツク本体58にねじ95で螺着
される。96はホルダーで、このホルダー96は
亜鉛ダイカスト等で前記ハンドル76と一体的に
設けられ、かつ前記リング90を内部に収納する
略円筒形を成し、さらに上部に環状リブ97を、
下部に一対の爪98と切欠き部99を有し、前記
環状リブ97を前記リング90の外周段部94に
係合して回動自在としている。100はガイドリ
ングで、このガイドリング100は前記リング9
0の下部に位置し、Oリング101でリング90
の段付き孔93と気密的に連通した通路102を
中央に設けるとともに、前記カプセル83を内方
に収納する略円錐形の収納部103を設け、かつ
通路102の下部に下方に針状の先端を向けたノ
ズル104を圧入しており、さらにこのガイドリ
ング100は前記リング90の段付き孔93の広
口部の雌ねじ92に着脱自在に螺着固定される雄
ねじ105を上部に設けている。前記ノズル10
4はテーパ状の針先を備え、かつその内部中央に
は先端部分を分岐して前記テーパ面に開口したノ
ズル孔106を備えており、このノズル孔106
はカプセル83のセツト時に前記ガイドリング1
00の収納部103に収納したカプセル83内に
開口する。前記リング90の段付き孔93の下方
の広口部の雌ねじ92に前記ガイドリング100
の上部に設けられた雄ねじ105を螺着すること
により前記段付き孔93部に形成される空間に
は、弁ばね107により段付き孔93の段部を下
から上へ、すなわち、ガイドリング100側から
リング90側へ付勢された弁108が備えてあ
る。
109は一対のフツク板で、この一対のフツク
板109は前記カプセル台79が前記昇降板87
とともに上方に移動して前記ホルダー96が回動
することによりホルダー94の爪98に嵌合係止
する係止部110を備え、かつ前記カプセル台7
9に一体的に設けられるものである。
板109は前記カプセル台79が前記昇降板87
とともに上方に移動して前記ホルダー96が回動
することによりホルダー94の爪98に嵌合係止
する係止部110を備え、かつ前記カプセル台7
9に一体的に設けられるものである。
111は合成樹脂製の水タンク蓋、112は水
タンク45内の残水を排出する排水コツク、11
3はフロートスイツチであり、このフロートスイ
ツチ113は水タンク45内の水量が減少すると
作動してポンプ48の運転を停止させる。114
は前記排水コツク112からの排水と使用済みの
カプセル83を収納する受皿であり、引き出し式
になつている。115はデミスタコーヒーカツ
プ、116は前記デミスタコーヒーカツプ115
を載せる多数の孔を設けた受板である。117は
電源スイツチであり、117aはポンプ48を動
作させるポンプスイツチである。118は第2の
自動温度調節器72と連動した予熱ランプであ
る。
タンク45内の残水を排出する排水コツク、11
3はフロートスイツチであり、このフロートスイ
ツチ113は水タンク45内の水量が減少すると
作動してポンプ48の運転を停止させる。114
は前記排水コツク112からの排水と使用済みの
カプセル83を収納する受皿であり、引き出し式
になつている。115はデミスタコーヒーカツ
プ、116は前記デミスタコーヒーカツプ115
を載せる多数の孔を設けた受板である。117は
電源スイツチであり、117aはポンプ48を動
作させるポンプスイツチである。118は第2の
自動温度調節器72と連動した予熱ランプであ
る。
次に、主要電気回路について説明する。第8図
に示されているように、この電気回路は、第2の
自動温度調節器72と半波整流手段であるダイオ
ード119とを介して電源120と発熱体である
ヒーター52とを連結する第1の回路と、第2の
自動温度調節器72及びダイオード119に対し
て並列に第1の回路に接続され、第1の自動温度
調節器69が設けられている第2の回路とを有す
る。ダイオード119等の部材は、温度が所定値
以上に上昇したときに電気回路を通る電流を少な
くする電流制限手段になつている。ポンプ48は
ポンプスイツチ117aを介して、前記第1の自
動温度調節器69と第2の自動温度調節器72と
ダイオード119とヒーター52で形成された直
列接続体の両端に接続し、電源スイツチ117を
介して電源120に接続して回路を構成してい
る。
に示されているように、この電気回路は、第2の
自動温度調節器72と半波整流手段であるダイオ
ード119とを介して電源120と発熱体である
ヒーター52とを連結する第1の回路と、第2の
自動温度調節器72及びダイオード119に対し
て並列に第1の回路に接続され、第1の自動温度
調節器69が設けられている第2の回路とを有す
る。ダイオード119等の部材は、温度が所定値
以上に上昇したときに電気回路を通る電流を少な
くする電流制限手段になつている。ポンプ48は
ポンプスイツチ117aを介して、前記第1の自
動温度調節器69と第2の自動温度調節器72と
ダイオード119とヒーター52で形成された直
列接続体の両端に接続し、電源スイツチ117を
介して電源120に接続して回路を構成してい
る。
上記構成において動作を説明すると、水タンク
蓋111を外して、水タンク45内に水差しで水
を入れ、電源スイツチ117を操作してヒーター
52に通電を開始する。このとき、第1の自動温
度調節器69および第2の自動温度調節器72は
閉路状態にあり、ヒーター52は約1KW定格の
消費電力で熱を発生する。発生した熱は順次熱拡
散コンパウンド55を介して水管56に伝わり、
更にブロツク本体58に伝わるため、ヒーターブ
ロツク本体58の温度が上昇し、所定の温度に達
すると第1の自動温度調節器69が動作して開路
状態になる。
蓋111を外して、水タンク45内に水差しで水
を入れ、電源スイツチ117を操作してヒーター
52に通電を開始する。このとき、第1の自動温
度調節器69および第2の自動温度調節器72は
閉路状態にあり、ヒーター52は約1KW定格の
消費電力で熱を発生する。発生した熱は順次熱拡
散コンパウンド55を介して水管56に伝わり、
更にブロツク本体58に伝わるため、ヒーターブ
ロツク本体58の温度が上昇し、所定の温度に達
すると第1の自動温度調節器69が動作して開路
状態になる。
前記ヒーター52への通電は第2の自動温度調
節器72とダイオード119を介して行なわれる
ために半波整流された電流が流れ、ヒーター52
の消費電力は定格消費電力1KWの半分の0.5KW
になる。第9図は湯沸しユニツト51の温度変化
を示したもので、A部は通電開始から第1の自動
温度調節器69が開路動作するまでの温度上昇曲
線、B部は消費電力が0.5KWになつてからの温
度上昇曲線であり、消費電力、すなわち発熱能力
が減少してからは温度上昇の勾配が緩やかになつ
ている。C部は約105℃で開路動作する第2の自
動温度調節器72が動作する点であり、この時の
湯沸しユニツト51の温度は約120℃に達する。
D部はコーヒーを抽出せずに通電を続けた場合に
第2の自動温度調節器72により温度制御される
状態を示している。E部は第2の自動温度調節器
72のみを用い、ダイオード119を接続せずに
通電した場合の湯沸しユニツト51の温度上昇曲
線を示し、第2図のA部に相当する。
節器72とダイオード119を介して行なわれる
ために半波整流された電流が流れ、ヒーター52
の消費電力は定格消費電力1KWの半分の0.5KW
になる。第9図は湯沸しユニツト51の温度変化
を示したもので、A部は通電開始から第1の自動
温度調節器69が開路動作するまでの温度上昇曲
線、B部は消費電力が0.5KWになつてからの温
度上昇曲線であり、消費電力、すなわち発熱能力
が減少してからは温度上昇の勾配が緩やかになつ
ている。C部は約105℃で開路動作する第2の自
動温度調節器72が動作する点であり、この時の
湯沸しユニツト51の温度は約120℃に達する。
D部はコーヒーを抽出せずに通電を続けた場合に
第2の自動温度調節器72により温度制御される
状態を示している。E部は第2の自動温度調節器
72のみを用い、ダイオード119を接続せずに
通電した場合の湯沸しユニツト51の温度上昇曲
線を示し、第2図のA部に相当する。
なお、それぞれの自動温度調節器単体の動作温
度は、第1の自動温度調節器69が約85℃OFF、
約70℃ONであり、第2の自動温度調節器72が
約105℃OFF、約90℃ONである。また第1の自
動温度調節器69は通電を開始してから約40秒後
に作動し、この第1の自動温度調節器72の動作
に連動して予熱ランプが点灯してコーヒー抽出の
準備完了を示す。
度は、第1の自動温度調節器69が約85℃OFF、
約70℃ONであり、第2の自動温度調節器72が
約105℃OFF、約90℃ONである。また第1の自
動温度調節器69は通電を開始してから約40秒後
に作動し、この第1の自動温度調節器72の動作
に連動して予熱ランプが点灯してコーヒー抽出の
準備完了を示す。
次にカプセル台79にカプセル83をセツト
し、ハンドル76を右手前方に押す。このハンド
ル76に連動してレバー77が摺動してリンク8
4を押圧する。このリンク84は支点85を中心
に時計方向に回動する。そしてロツド棒88で摺
動自在に備えられた昇降板87は前記リンク84
の時計方向へ回動により軸89部分を上方向に押
圧され、そしてこの昇降板87に一体的に設けら
れたカプセル台79とともに上昇し、フツク板1
09の係止部110はホルダー96の切欠き部9
9を通つて一定の高さまで上昇する。この時点で
ハンドル76に連動するレバー77の先端はリン
ク84のエツジ部86を乗り越えるために、ハン
ドル76を更に押しても昇降板87は上昇しな
い。更に、ハンドル76を右手前方へ押すと、ハ
ンドル76に一体的に設けられたホルダー96の
爪98がフツク板109の係止部110と係合す
る。カプセル台79上にセツトされたカプセル8
3は、ガイドリング100の収納部103の内方
に収納され、この時点でノズル104の先端のノ
ズル孔106はカプセル83の内部に開口する。
し、ハンドル76を右手前方に押す。このハンド
ル76に連動してレバー77が摺動してリンク8
4を押圧する。このリンク84は支点85を中心
に時計方向に回動する。そしてロツド棒88で摺
動自在に備えられた昇降板87は前記リンク84
の時計方向へ回動により軸89部分を上方向に押
圧され、そしてこの昇降板87に一体的に設けら
れたカプセル台79とともに上昇し、フツク板1
09の係止部110はホルダー96の切欠き部9
9を通つて一定の高さまで上昇する。この時点で
ハンドル76に連動するレバー77の先端はリン
ク84のエツジ部86を乗り越えるために、ハン
ドル76を更に押しても昇降板87は上昇しな
い。更に、ハンドル76を右手前方へ押すと、ハ
ンドル76に一体的に設けられたホルダー96の
爪98がフツク板109の係止部110と係合す
る。カプセル台79上にセツトされたカプセル8
3は、ガイドリング100の収納部103の内方
に収納され、この時点でノズル104の先端のノ
ズル孔106はカプセル83の内部に開口する。
次に受板116の上にデミタスコーヒーカツプ
115を載置する。この状態で、ポンプスイツチ
117aを操作すると、ポンプ48が作動し、水
タンク45の底部の開口46より連通ブツシング
47を介してポンプ48の吸入口49へ水が流れ
込む。このポンプ48により加圧された水はポン
プ48の送出口よりパイプ63内を通り、逆止弁
64を介してヒーターブロツク本体58の注入口
65より螺旋状の水路61に流入する。湯沸しユ
ニツト51は約90℃〜105℃に加熱されている
(第9図のD部)ために、水は螺旋状の水路61
を流れる間に、水管56の溝53とブロツク本体
58の内壁60より熱を奪い、沸騰直前の熱湯に
なり、注出口66より流出する。湯沸しユニツト
51の注出口66より流出する熱湯はリング90
内中央の段付き孔93を通り、そして前記ポンプ
48により約9Kg/cm2に加圧されているために、
リング90の段付き孔93の段部94を弁ばね1
07で付勢されて閉鎖している弁108を熱湯が
押圧し、ガイドリング100の通路102を流入
する。更に、熱湯はガイドリング100のノズル
104のノズル孔106よりカプセル83内のコ
ーヒー粉82中に噴出してコーヒー液となり、そ
れと同時にポンプ48による圧力でカプセル83
の底部が破れ、コーヒー液はカプセル台79の凹
部80の中央の滴下孔81より滴下し、カプセル
台79の下方の受板116に載置されたデミタス
コーヒーカツプ115内に滴下収納される。
115を載置する。この状態で、ポンプスイツチ
117aを操作すると、ポンプ48が作動し、水
タンク45の底部の開口46より連通ブツシング
47を介してポンプ48の吸入口49へ水が流れ
込む。このポンプ48により加圧された水はポン
プ48の送出口よりパイプ63内を通り、逆止弁
64を介してヒーターブロツク本体58の注入口
65より螺旋状の水路61に流入する。湯沸しユ
ニツト51は約90℃〜105℃に加熱されている
(第9図のD部)ために、水は螺旋状の水路61
を流れる間に、水管56の溝53とブロツク本体
58の内壁60より熱を奪い、沸騰直前の熱湯に
なり、注出口66より流出する。湯沸しユニツト
51の注出口66より流出する熱湯はリング90
内中央の段付き孔93を通り、そして前記ポンプ
48により約9Kg/cm2に加圧されているために、
リング90の段付き孔93の段部94を弁ばね1
07で付勢されて閉鎖している弁108を熱湯が
押圧し、ガイドリング100の通路102を流入
する。更に、熱湯はガイドリング100のノズル
104のノズル孔106よりカプセル83内のコ
ーヒー粉82中に噴出してコーヒー液となり、そ
れと同時にポンプ48による圧力でカプセル83
の底部が破れ、コーヒー液はカプセル台79の凹
部80の中央の滴下孔81より滴下し、カプセル
台79の下方の受板116に載置されたデミタス
コーヒーカツプ115内に滴下収納される。
一方、湯沸しユニツト51は熱量が水路61を
通る水に奪われるために、温度が低下する。注出
口66から流出する熱湯の温度が約85℃に低下す
ると、ヒーターブロツク本体58の肉厚側面の左
面中央より注出口66寄りの位置の温度が約90℃
に低下し、第2の自動温度調節器72が作動して
閉路状態となり、ダイオード119を介してヒー
ター52に電流が流れ、消費電力が0.5KWにな
り、湯沸しユニツト51の温度が上昇する。水路
61に水が流入して湯沸しユニツト51の熱を奪
い、湯沸しユニツト51の温度が上昇しない間は
第2の自動温度調節器72は通電状態が続き、熱
を水に与え続け、ポンプ48が停止され、水路6
1を水が流れなくなると、水に熱を奪われなくな
るため、湯沸しユニツト51の温度は上昇し、そ
して約105℃に上昇すると、第2の自動温度調節
器72が作動して通電を断ち、湯沸しユニツト5
1の温度の上昇を制御する。従つて第2の自動温
度調節器72の作動により注出口66から流出す
る熱湯の温度は約90℃〜約98℃に制御される。
通る水に奪われるために、温度が低下する。注出
口66から流出する熱湯の温度が約85℃に低下す
ると、ヒーターブロツク本体58の肉厚側面の左
面中央より注出口66寄りの位置の温度が約90℃
に低下し、第2の自動温度調節器72が作動して
閉路状態となり、ダイオード119を介してヒー
ター52に電流が流れ、消費電力が0.5KWにな
り、湯沸しユニツト51の温度が上昇する。水路
61に水が流入して湯沸しユニツト51の熱を奪
い、湯沸しユニツト51の温度が上昇しない間は
第2の自動温度調節器72は通電状態が続き、熱
を水に与え続け、ポンプ48が停止され、水路6
1を水が流れなくなると、水に熱を奪われなくな
るため、湯沸しユニツト51の温度は上昇し、そ
して約105℃に上昇すると、第2の自動温度調節
器72が作動して通電を断ち、湯沸しユニツト5
1の温度の上昇を制御する。従つて第2の自動温
度調節器72の作動により注出口66から流出す
る熱湯の温度は約90℃〜約98℃に制御される。
なお、上記コーヒーの抽出時は約30秒であり、
その時の流水量は約100c.c.〜60c.c./30秒である。
その時の流水量は約100c.c.〜60c.c./30秒である。
また、デミタスコーヒーカツプ115を温めた
り、他の目的で湯を多量に必要とする場合、カプ
セル83をセツトせずにコーヒー抽出と同じ操作
を行ない、そしてポンプスイツチ117aを操作
し、ポンプ48を作動させる。電磁式のポンプ4
8の性能上、圧力負荷であるコーヒー粉がないの
で、送水量が増加し、毎分約300c.c.となる。これ
はカプセル83の使用時の約1.5倍の水量であり
更に、多量の熱湯を必要とする場合は、ポンプ4
8を連続して作動させることとなり、その結果、
湯沸しユニツト51の熱は水に奪われ続け、
0.5KWの加熱能力では加熱不足になり、そして
湯温が約65℃に低下すると、第1の自動温度調節
器69が作動して閉路状態となり、これにより、
ヒーター52の消費電力は1KWになり、加熱能
力が増加し、湯温および湯沸しユニツト51の温
度が上昇する。ヒーターブロツク本体58の温度
が約85℃に達すると、第1の自動温度調節器69
が再び作動して開路状態になるため、ヒーター5
2の消費電力は再び0.5KWに戻り、この場合、
得られる湯の温度は十分高くなつている。
り、他の目的で湯を多量に必要とする場合、カプ
セル83をセツトせずにコーヒー抽出と同じ操作
を行ない、そしてポンプスイツチ117aを操作
し、ポンプ48を作動させる。電磁式のポンプ4
8の性能上、圧力負荷であるコーヒー粉がないの
で、送水量が増加し、毎分約300c.c.となる。これ
はカプセル83の使用時の約1.5倍の水量であり
更に、多量の熱湯を必要とする場合は、ポンプ4
8を連続して作動させることとなり、その結果、
湯沸しユニツト51の熱は水に奪われ続け、
0.5KWの加熱能力では加熱不足になり、そして
湯温が約65℃に低下すると、第1の自動温度調節
器69が作動して閉路状態となり、これにより、
ヒーター52の消費電力は1KWになり、加熱能
力が増加し、湯温および湯沸しユニツト51の温
度が上昇する。ヒーターブロツク本体58の温度
が約85℃に達すると、第1の自動温度調節器69
が再び作動して開路状態になるため、ヒーター5
2の消費電力は再び0.5KWに戻り、この場合、
得られる湯の温度は十分高くなつている。
上記回路構成においては、初期状態において湯
沸しユニツト51の温度が上昇すると、第1の自
動温度調節器69の動作とダイオードよりなる半
波整流手段119とにより消費電力が半減するた
めに、まず、湯沸しユニツト51の不必要なピー
ク温度を低減することができ、次に、第2の自動
温度調節器72の初回動作時のピーク温度を抑制
し、水の不必要な沸騰を低減するために、水路6
1内を熱湯は円滑に流れることになり、その結
果、消費電力量も節約されて経済的になり、更
に、安定時に消費電力が半減されるために、湯沸
しユニツト51の温度上昇は緩やかになり、そし
て湯沸しユニツト51の温度上昇に自動温度調節
器の動作が十分に追従するため、湯沸しユニツト
51の温度の変動範囲は小さく、従つて得られる
熱湯の温度の変動範囲も小さくすることができる
ものである。
沸しユニツト51の温度が上昇すると、第1の自
動温度調節器69の動作とダイオードよりなる半
波整流手段119とにより消費電力が半減するた
めに、まず、湯沸しユニツト51の不必要なピー
ク温度を低減することができ、次に、第2の自動
温度調節器72の初回動作時のピーク温度を抑制
し、水の不必要な沸騰を低減するために、水路6
1内を熱湯は円滑に流れることになり、その結
果、消費電力量も節約されて経済的になり、更
に、安定時に消費電力が半減されるために、湯沸
しユニツト51の温度上昇は緩やかになり、そし
て湯沸しユニツト51の温度上昇に自動温度調節
器の動作が十分に追従するため、湯沸しユニツト
51の温度の変動範囲は小さく、従つて得られる
熱湯の温度の変動範囲も小さくすることができる
ものである。
第10図〜第11図は本発明の他の実施例を示
したもので、電力低減装置の検知器である第1の
自動温度調節器69と第2の自動温度調節器72
を1個のサーミスタ121とマイクロコンピユー
ター等を用いた電子回路122とし、またダイオ
ード119をトライアツク113となしているも
のである。この場合、温度検知は1個のサーミス
タ121で良く、また、トライアツク123によ
る位相制御または短くON,OFFさせて平均電力
を制御するといつた連続可変な電力制御を行なう
ことができ、その結果、湯温の微調節ができると
いう効果を有するものである。
したもので、電力低減装置の検知器である第1の
自動温度調節器69と第2の自動温度調節器72
を1個のサーミスタ121とマイクロコンピユー
ター等を用いた電子回路122とし、またダイオ
ード119をトライアツク113となしているも
のである。この場合、温度検知は1個のサーミス
タ121で良く、また、トライアツク123によ
る位相制御または短くON,OFFさせて平均電力
を制御するといつた連続可変な電力制御を行なう
ことができ、その結果、湯温の微調節ができると
いう効果を有するものである。
なお、上記実施例においては、水管はヒーター
及びヒーターブロツク本体と別個に構成したもの
について説明したが、水管とヒーターまたはヒー
ターブロツクを一体としても良く、要は熱交換に
十分な長さを有する螺旋状の水路を形成すればよ
い。
及びヒーターブロツク本体と別個に構成したもの
について説明したが、水管とヒーターまたはヒー
ターブロツクを一体としても良く、要は熱交換に
十分な長さを有する螺旋状の水路を形成すればよ
い。
また、上記各実施例では、電力制御装置として
ダイオードとトライアツクを用いたが、サイリタ
による位相制御またはタイマにより電源のON−
OFFを繰り返して平均電力を制御しても良く、
要は平均消費電力を定格消費電力以下にすればよ
い。
ダイオードとトライアツクを用いたが、サイリタ
による位相制御またはタイマにより電源のON−
OFFを繰り返して平均電力を制御しても良く、
要は平均消費電力を定格消費電力以下にすればよ
い。
更に、上記各実施例では、加圧注水手段として
電磁形のポンプを用いたが、水タンクを湯沸しユ
ニツトより高く位置させて加圧注水しても良く、
要は水路を通過する水の十分な流速が得らればよ
い。
電磁形のポンプを用いたが、水タンクを湯沸しユ
ニツトより高く位置させて加圧注水しても良く、
要は水路を通過する水の十分な流速が得らればよ
い。
また、上記一実施例において、第1の自動温度
調節器69と、第2の自動温度調節器72と、ダ
イオード119との接続は、第12図aに示すよ
うに、第2の自動温度調節器72と、ダイオード
119とを直列接続し、この直列体に第1の自動
温度調節器69を並列接続したが、第12図bの
ように、第2の自動温度調節器72とダイオード
119とを並列接続し、この並列体に第1の自動
温度調節器69を直列接続してもよく、また、第
12図cのように、第1の自動温度調節器69に
代えて3端子型自動温度調節器124を用い、冷
時に開路している端子125と第2の自動温度調
節器72とダイオード119が直列に接続され、
冷時に閉路している他端子126は前記第2の自
動温度調節器72とダイオード119を短絡する
回路としてもよく、要は、第1の自動温度調節器
69は全波電流と半波電流の切替えを行ない、第
2の自動温度調節器72は半波電流のON・OFF
により温度制御を行なえばよい。
調節器69と、第2の自動温度調節器72と、ダ
イオード119との接続は、第12図aに示すよ
うに、第2の自動温度調節器72と、ダイオード
119とを直列接続し、この直列体に第1の自動
温度調節器69を並列接続したが、第12図bの
ように、第2の自動温度調節器72とダイオード
119とを並列接続し、この並列体に第1の自動
温度調節器69を直列接続してもよく、また、第
12図cのように、第1の自動温度調節器69に
代えて3端子型自動温度調節器124を用い、冷
時に開路している端子125と第2の自動温度調
節器72とダイオード119が直列に接続され、
冷時に閉路している他端子126は前記第2の自
動温度調節器72とダイオード119を短絡する
回路としてもよく、要は、第1の自動温度調節器
69は全波電流と半波電流の切替えを行ない、第
2の自動温度調節器72は半波電流のON・OFF
により温度制御を行なえばよい。
第1図は従来の電気湯沸し装置を示す断面図、
第2図は同湯沸し装置のヒーターブロツクの温度
上昇曲線を示す図、第3図は本発明の一実施例を
示す電気湯沸し装置の断面図、第4図は同部分断
面図、第5図は同要部拡大断面図、第6図は同要
部拡大斜視図、第7図は同要部拡大断面図、第8
図は同主要回路図、第9図は同湯沸しユニツトの
温度上昇曲線を示す図、第10図は他の実施例を
示す電気湯沸し装置の要部拡大斜視図、第11図
は同要部ブロツク図、第12図a,b,cは同湯
沸し装置の主要部の各回路図である。 48……ポンプ、51……湯沸しユニツト、5
2……発熱体、53……溝、56……水管、58
……ヒーターブロツク本体、61……水路、69
……第1の自動温度調節器、72……第2の自動
温度調節器、119……ダイオード、121……
サーミスタ、122……電子回路、124……ト
ライアツク。
第2図は同湯沸し装置のヒーターブロツクの温度
上昇曲線を示す図、第3図は本発明の一実施例を
示す電気湯沸し装置の断面図、第4図は同部分断
面図、第5図は同要部拡大断面図、第6図は同要
部拡大斜視図、第7図は同要部拡大断面図、第8
図は同主要回路図、第9図は同湯沸しユニツトの
温度上昇曲線を示す図、第10図は他の実施例を
示す電気湯沸し装置の要部拡大斜視図、第11図
は同要部ブロツク図、第12図a,b,cは同湯
沸し装置の主要部の各回路図である。 48……ポンプ、51……湯沸しユニツト、5
2……発熱体、53……溝、56……水管、58
……ヒーターブロツク本体、61……水路、69
……第1の自動温度調節器、72……第2の自動
温度調節器、119……ダイオード、121……
サーミスタ、122……電子回路、124……ト
ライアツク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 略円柱状の発熱体とこの発熱体の外周部に位
置して螺旋状の溝を有する略円筒状の水管とこの
水管の外周に位置して前記溝と共に螺旋状の水路
を形成するヒーターブロツク本体とから成る湯沸
しユニツトと、 前記水路に注水する加圧注水手段と、 電源と前記発熱体とを連結して該発熱体に通電
するようになつており、かつ電力低減装置が組み
込まれている電気回路とを備え、 前記電力低減装置が、前記ヒーターブロツク本
体に設けた温度検知器と、温度検知器によつて検
知された温度が所定値以上に上昇したときに前記
電気回路を通る電流を少なくする電流制限手段と
を有することを特徴とする電気湯沸し装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の電気湯沸し装置
において、前記電気回路が、半波整流手段を介し
て電源と発熱体とを連結する第1の回路と、半波
整流手段に対して並列に第1の回路に接続されて
いる第2の回路と、ヒーターブロツク本体の温度
に応じて前記第1及び第2の回路を開閉する自動
温度調節器とを有し、前記自動温度調節器は、ヒ
ーターブロツク本体が所定の低温状態にあるとき
には前記第2の回路を閉路させており、また、ヒ
ーターブロツク本体の温度が上昇して所定の高温
状態に達したときに、前記第1の回路が閉路しか
つ第2の回路が開路した状態にする構成になつて
いることを特徴とする電気湯沸し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59239748A JPS61131713A (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 | 電気湯沸し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59239748A JPS61131713A (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 | 電気湯沸し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61131713A JPS61131713A (ja) | 1986-06-19 |
JPH0434405B2 true JPH0434405B2 (ja) | 1992-06-05 |
Family
ID=17049340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59239748A Granted JPS61131713A (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 | 電気湯沸し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61131713A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010540132A (ja) * | 2007-10-04 | 2010-12-24 | ネステク ソシエテ アノニム | 飲料調製装置のための一体型のヒータ |
US8850957B2 (en) | 2008-04-22 | 2014-10-07 | Nestec S.A. | Modular assembly of a beverage preparation machine |
US8915177B2 (en) | 2008-08-08 | 2014-12-23 | Nestec S.A. | Beverage machine with carrying handle and configurable appearance and side functions |
US9439533B2 (en) | 2007-10-04 | 2016-09-13 | Nestec S.A. | Heating device with an integrated thermoblock for a beverage preparation machine |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2878023B1 (fr) * | 2004-11-15 | 2007-04-13 | Seb Sa | Procede et dispositif de fourniture d'eau chaude |
TWI613405B (zh) * | 2015-07-24 | 2018-02-01 | 盈太企業股份有限公司 | 加熱器之結構 |
-
1984
- 1984-11-13 JP JP59239748A patent/JPS61131713A/ja active Granted
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010540132A (ja) * | 2007-10-04 | 2010-12-24 | ネステク ソシエテ アノニム | 飲料調製装置のための一体型のヒータ |
US9398829B2 (en) | 2007-10-04 | 2016-07-26 | Nestec S.A. | Integrated heater for a beverage preparation device |
US9439533B2 (en) | 2007-10-04 | 2016-09-13 | Nestec S.A. | Heating device with an integrated thermoblock for a beverage preparation machine |
US10413115B2 (en) | 2007-10-04 | 2019-09-17 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Heating device with an integrated thermoblock for a beverage preparation machine |
US10413116B2 (en) | 2007-10-04 | 2019-09-17 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Heating device with an integrated thermoblock for a beverage preparation machine |
US8850957B2 (en) | 2008-04-22 | 2014-10-07 | Nestec S.A. | Modular assembly of a beverage preparation machine |
US8915177B2 (en) | 2008-08-08 | 2014-12-23 | Nestec S.A. | Beverage machine with carrying handle and configurable appearance and side functions |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61131713A (ja) | 1986-06-19 |
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