JPH0721324Y2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH0721324Y2
JPH0721324Y2 JP1986139473U JP13947386U JPH0721324Y2 JP H0721324 Y2 JPH0721324 Y2 JP H0721324Y2 JP 1986139473 U JP1986139473 U JP 1986139473U JP 13947386 U JP13947386 U JP 13947386U JP H0721324 Y2 JPH0721324 Y2 JP H0721324Y2
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JP
Japan
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ink
cap
head
nozzles
absorbing member
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JP1986139473U
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JPS6347136U (ja
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聖二 望月
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はノズルよりインク滴を噴射して記録媒体に記録
を行うインクジェット記録装置に関し、詳細には、印字
ヘッドのノズル部のインク吐出不良を解消する装置に関
する。
[従来の技術] 従来、インクジェット記録ヘッドのノズル部のインク吐
出不良を解消する装置として、特開昭56-60256号公報に
記載されているようなものがあった。この装置はキャッ
プにより記録ヘッド先端を覆った状態でノズルからキャ
ップを通してインクを吸引するものであり、キャップの
内部にはインク吸収体が装填されていた。
一方、実開昭58-64450号には、キャップ内に、ヘッドの
端面に当接しヘッドに付着するインクを吸収する吸収部
材を配設する点が記載されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、特開昭56-60256号に記載の従来技術にお
いては、キャップが記録ヘッドの先端を覆った時に内部
のインク吸収体はヘッド先端に接触する構造ではないた
め、吸引時にノズル周囲に付着したインクによりインク
の垂れ落ち、インク滴の飛行曲がりの誘発、ゴミの吸着
等を引き起こすという問題があった。また、実開昭58-6
4450号の従来技術においては、ヘッド端面のノズルより
下方に付着したインクを吸い取ることはできるが、複数
ノズル全体のインクの乾燥固化を防止する点は記載され
ず、改良の余地があった。更に、ヘッドと当接するイン
ク吸収部材が単独でキャップ内底面に配置されているた
め、吸収部材がヘッド端面に正しく密着しない場合があ
る。さらに、吸収部材がキャップ内底面にあることによ
りキャップとヘッドの間に吸収部材が挟まり、キャップ
とヘッド端面が密着しない場合もあった。
そこで本考案は上記従来技術の課題を解決するものであ
り、その目的とするところは、複数ノズル全体のインク
の乾燥を抑え、印字動作開始に当たって速やかに印字を
開始できるインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案のインクジェット記録装置は、インクジェットヘ
ッドの端面に当接して複数のノズルを覆うキャップ部材
にインク吸引手段を連通させるとともに、上記ヘッドの
端面と上記キャップ部材が当接した時に、上記複数のノ
ズルと間隔をおいて平行に対向するよう多孔質部材より
成る保持部材を上記キャップ部材内部に配置するととも
に、上記複数のノズルの下方で上記ヘッド端面と直交す
る向きに当接する変形し易い材料より成る吸収部材を、
上記複数のノズルの下方で上記ヘッド端面と当接する上
記キャップ部材の壁面と間隔をおいて、上記保持部材に
インクの導通可能にかつ密嵌させて保持したことを特徴
とする。
[作用] 本考案の上記の構成によれば、ヘッド端面に当接する吸
収部材からそれを一体的に保持する多孔質部材にインク
が行き渡り、多孔質部材から発生するインク蒸気で対向
する複数のノズル全体を十分に湿潤状態にすることがで
きる。
[実施例] 本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本考案のインクジェット記録装置の一実施例の
概略図である。図に於て、印字ヘッド1はガイド軸7上
をプラテン8に沿って往復し印字を行う。印字ヘッド1
には金属パイプまたはプラスチックチューブ等より成る
インク供給管10が接続され、インク供給源としてのイン
クタンク9に連通している。インク供給管10の途中には
フィルター装置11が配設されている。非印字時において
は印字ヘッド1はゴム等の弾性材から成るキャップ2に
より保護される。キャップ2は金属パイプまたはプラス
チックチューブ等の配管4を介してインク吸引用の吸引
ポンプ3に連通し、一方では金属パイプまたはプラスチ
ックチューブ等の配管6を介してバルブ5に連通してい
る。バルブ5はキャップ2内と大気との連通または遮断
を行う弁手段を構成している。キャップ2は印字ヘッド
1と対向する側に凹部を有し、その凹部に追って詳述す
る吸収部材14と保持部材13とを収容している。
第2図は第1図に示される印字ヘッド1の先端がキャッ
プ2により覆われた状態を示す図である。キャップ2は
その凹部に前述したように吸収部材14とこれを係止する
保持部材13を備え、吸収部材14と保持部材13は密嵌して
一体的に形成されている。吸収部材14は、印字ヘッド1
に上下方向に複数配置されたノズル12の全部がキャップ
2の凹部により覆われた時、ノズル12より下部に弾接す
るように配置されている。吸収部材14の材質としては、
透水性のあるスポンジ状の発泡ゴム等の男性材を用い、
その弾性を利用してキャップ2が印字ヘッド1に当接す
る際に確実に吸収部材14が印字ヘッド1に当接するよう
にインク吸収能力が高く、且つ変形力の弱い、即ち、変
形しやすい材料を用いている。保持部材13は多孔質部材
から成り、キャップ2が印字ヘッド1を覆った時に複数
のノズル12のほぼ全域と間隔を形成して平行に対向する
ように装着されている。また、保持部材13、吸収部材14
は、キャップ2の配管4との接続口部に配設してあり、
吸引ポンプ3の動作中にバルブ5を動作させ、空気を吸
引する際に、保持部材13、吸収部材14に吸収保持された
インクを排出するように構成されており、吸収部材14に
は常にインクの吸収能力がある。尚、吸収部材14には、
スリットを入れたゴム材料を使用してもよい。
次に動作を説明する。非印字動作時に於て、印字ヘッド
1がキャップ2に覆われた状態でバルブ5を閉じて吸引
ポンプ3を動作させる。これにより印字ヘッド1のノズ
ル12からインクが吸い出され、そのインクなキャップ
2、配管4、吸引ポンプ3を順次通過し、図示しない排
インクタンクに送られる。また、吸引ポンプ3の停止直
前に於て、バルブ5を開き、キャップ2内と大気とを連
通状態とすることで、キャップ内にあるインクはバルブ
5、配管6を通過し、吸引された空気とともに吸引ポン
プ3に吸引される。この際に、第3図に示す如く、印字
ヘッド1のノズル12部及びその下部に斜線部aの様にイ
ンクが残留付着した状態となる。しかし、本実施例では
第2図に示す如く、吸収部材14がノズル12部の下部に弾
接するため、この残留付着するインクを受け止めながら
積極的に吸い取ることができる。吸収部材14によって吸
収されたインクは、保持部材13に浸透するため、吸収部
材14によるインク吸収能力を向上させ、瞬時にノズル12
部下部に残留付着したインクを吸収することができる。
第4図は、本考案のバルブ5の実施例を示したもので、
16はDCソレノイド、17は通電により上方向に動くプラン
ジャ、18はゴム部材で、プランジャ17の先端に取り付け
られてプランジャ17とともに動く。通常はバネ19により
ゴム部材18は配管6の開口部を密閉しており、DCソレノ
イド16に通電することによりバネ19に抗してゴム部材18
を上方向に動かし、配管6の開口部を開く。
第5図は、本考案の実施例における吸引ポンプ3、バル
ブ5、キャップ2の開閉動作のタイミングチャート図で
ある。
以上述べたように本実施例によれば、キャップ2が印字
ヘッド1を覆った時に、弾性材よりなる吸収部材14が複
数のノズル口12より下部に弾接して密着するため、ノズ
ル下部に溜ったインクを瞬時に吸い取ることができ、イ
ンク滴の飛行曲がりや、ゴミ等の付着によるインク吐出
不良を防止することができ、良好な印字が確保できると
ともに、インク垂れによる装置や記録紙の汚損も防止で
きる。また、弾性材より成る吸収部材14が複数のノズル
口12より下部に弾接するため、吸引時には印字ヘッド1
から流れ出るインクを受け止めこれを保持部材13に導く
ため、キャップ2内でのインクの飛散を防止することが
できる。更に、キャップ2は、吸収部材14を係止し複数
のノズル口12の略全域と間隔を形成して平行に対向する
保持部材13を備えたことにより、吸収部材14に浸透した
インクが保持部材13ににじみ渡るため、吸収部材のイン
ク吸収能力が低下せず、ノズル部に付着したインクを次
々と速やかに吸い取ることができる。
また、キャップ2は、吸収部材14を係止し複数のノズル
口12の略全域と対向する保持部材13を備えたことによ
り、保持部材13ににじみ渡ったインクから複数のノズル
口全体に対し多量の蒸気を発生させることになり、十分
な保湿効果を発揮することができる。
[考案の効果] 本考案によれば、インクジェットヘッドの端面に当接し
て複数のノズルを覆うキャップ部材にインク吸引手段を
連通させるとともに、上記ヘッドの端面と上記キャップ
部材が当接した時に、上記複数のノズルと間隔をおいて
平行に対向するよう多孔質部材より成る保持部材を上記
キャップ部材内部に配置するとともに、上記複数のノズ
ルの下方で上記ヘッド端面と直交する向きに当接する変
形し易い材料より成る吸収部材を、上記複数のノズルの
下方で上記ヘッド端面と当接する上記キャップ部材の壁
面と間隔をおいて、上記保持部材にインクの導通可能に
かつ密嵌させて保持したことにより、 (a)ヘッドの端面に付着し或は端面を垂れ流れたイン
クを吸収部材により吸収すると同時に吸収したインクを
吸収部材との接触部から保持部材全体へ行き渡らせて吸
収部材のインク吸収能力を大幅に高めるとともに、保持
部材により吸収したインクを利用してキャップ部材の全
体を湿潤状態にし、ノズル全体のインクの乾燥を抑え、
印字動作開始に当たって速やかに印字を開始できるもの
である。
(b)また、吸収部材を保持部材が密嵌して保持してい
るため、キャッピングした際に吸収部材がヘッドの端面
に当接して倒れるのを抑え、その先端を正確にヘッドの
端面に密着させることができ、吸収力を有効に作用させ
ることができる。
(c)また、ヘッド端面に当接する吸収部材を変形しや
すい材料で形成することにより、ヘッドとの当接時に吸
収部材がヘッド端面に沿って変形し反発しないため、キ
ャップの浮き上がりを防止してキャップ内の気密性を損
なうことなくノズル部の湿潤化作用を長期間且つ確実に
保持できる。
(d)また、ヘッド端面と当接するキャップ部材壁面と
吸収部材が間隔をおいて配置されていることにより、何
等かの問題により吸収部材が倒れたとしても、ヘッド端
面とキャップ部材の間に吸収部材が挟まれ隙間が形成さ
れることはなく、常に確実にキャッピングする事ができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のインクジェット記録装置の1実施例
の斜視図である。 第2図及び第3図は、ヘッドに吸引キャップが当接され
た状態での部分断面図。 第4図は、本考案のバルブの断面図。 第5図は、本考案の吸引タイミングチャート図。 1……印字ヘッド 2……キャップ 3……吸引ポンプ 13……保持部材 14……吸収部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクジェットヘッドの端面に当接して複
    数のノズルを覆うキャップ部材にインク吸引手段を連通
    させるとともに、上記ヘッドの端面と上記キャップ部材
    が当接した時に、上記複数のノズルと間隔をおいて平行
    に対向するよう多孔質部材より成る保持部材を上記キャ
    ップ部材内部に配置するとともに、上記複数のノズルの
    下方で上記ヘッド端面と直交する向きに当接する変形し
    易い材料より成る吸収部材を、上記複数のノズルの下方
    で上記ヘッド端面と当接する上記キャップ部材の壁面と
    間隔をおいて、上記保持部材にインクの導通可能にかつ
    密嵌させて保持したことを特徴とするインクジェット記
    録装置。
JP1986139473U 1986-09-11 1986-09-11 インクジェット記録装置 Expired - Lifetime JPH0721324Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986139473U JPH0721324Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11 インクジェット記録装置

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JP1986139473U JPH0721324Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11 インクジェット記録装置

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JPS6347136U JPS6347136U (ja) 1988-03-30
JPH0721324Y2 true JPH0721324Y2 (ja) 1995-05-17

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ID=31045410

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JP1986139473U Expired - Lifetime JPH0721324Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11 インクジェット記録装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2576514Y2 (ja) * 1991-10-18 1998-07-16 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置
JP2001301185A (ja) * 2000-04-18 2001-10-30 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JP5938938B2 (ja) * 2012-02-23 2016-06-22 株式会社リコー 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5864450U (ja) * 1981-10-27 1983-04-30 セイコーエプソン株式会社 インクジエツト記録装置

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