JPH07210744A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

Info

Publication number
JPH07210744A
JPH07210744A JP763694A JP763694A JPH07210744A JP H07210744 A JPH07210744 A JP H07210744A JP 763694 A JP763694 A JP 763694A JP 763694 A JP763694 A JP 763694A JP H07210744 A JPH07210744 A JP H07210744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
pusher
row
vending machine
lifter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP763694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Sekiguchi
豊 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP763694A priority Critical patent/JPH07210744A/ja
Publication of JPH07210744A publication Critical patent/JPH07210744A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体の薄型化を図ることができると共に、よ
り多くの商品を収納できる自動販売機を提供する。 【構成】 自動販売機は、コラム34の下方に前後方向に
離間して配置された駆動プーリ40および従動プーリ42
と、これらの2プーリに掛け回され、たばこを排出する
方向に移動する駆動ベルト44と、駆動ベルト上に直接的
に設けられ、駆動ベルトの移動に伴いコラム内の下部を
後方から前方に向けて貫くように移動し、各たばこ列の
最下位にあるたばこを後ろから順次押し出してコラム内
から排出させるプッシャ50と、後側のたばこ列の下方に
配置され、プッシャの動きに連動して回転し、プッシャ
が後側のたばこを押し出し、この後側のたばこが前側の
たばこ列の最下位に潜むとき、コラム内に突出して後側
のたばこ列を支えるリフタカム74,75とを備えて構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動販売機に関し、
特に、商品として、箱詰めされた紙巻きたばこに好適な
自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機には、商品収
容枠内に箱詰めされたたばこ(以下、単にたばこと称す
る)を前後2列に積み重ねて、そして、各列の最下位に
あるたばこを、プッシャ爪により順次商品収容枠の前側
から押し出して排出するようにしている。この自動販売
機として、たとえば、特開平5−298548号公報に
開示されたものが知られている。
【0003】この自動販売機によれば、商品収容枠の下
方に無端状の駆動チェーンが配置されており、この駆動
チェーンにプッシャ爪が取り付けられている。この構成
によれば、駆動チェーンを一方向に走行させることで、
商品収容枠の後部に設けられた進入口からプッシャを商
品収容枠内に進入させ、そして、商品収容枠の下部を貫
くようにして移動させることができる。これにより、商
品収容枠内の各列の最下位にあるたばこをプッシャで押
し出し、商品収容枠内の前部に設けた排出口からたばこ
を順次排出することができる。
【0004】また、商品収容枠の下方には、プッシャの
移動に伴い直線的に昇降するリフタが配置されている。
この構成によれば、リフタは、プッシャが後側のたばこ
T2を押し出し、後列側のたばこT2が前側のたばこT
1の最下位に潜り込んだとき上昇して、落下する後側の
たばこT4を下側から支える。そして、プッシャが後側
のたばこT2を排出した後リフタは下降し、後列側のた
ばこは前列側のたばこT3と干渉することなく最下位に
セットされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに駆動チェーンを用いるタイプのものは、駆動チェー
ンを一対のスプロケットに掛け回した場合、張力調整用
のテンションスプロケットで駆動チェーンの復路側をガ
イドし、駆動チェーンの弛みを防止するのが一般的とな
っている。しかしながら、この駆動チェーンには、その
外側にプッシャ爪が取付けられているため、テンション
スプロケットは、駆動チェーンの復路側を内側から下方
に膨らませるようにしか取り付けられない。したがっ
て、この駆動チェーンをハウジングに収容した場合、駆
動チェーンが下方に膨らむため、それだけハウジングの
上下方向の幅が厚くなるという不具合がある。
【0006】また、プッシャ爪は、取り付け金具を介し
て駆動チェーンに取り付けられるため、取り付け金具と
チェーンとの間にできる隙間の分だけハウジングの上下
方向の幅がさらに厚くなるという不具合がある。さら
に、直線的に昇降するリフタを備えていることから、リ
フタの昇降を案内するガイド部やその昇降を駆動する駆
動機構がケーシング内で大きくスペースを占有し、ケ−
シングの上下方向の幅がまたさらに厚くなるという不具
合がある。
【0007】このような自動販売機において、駆動機構
などを収容するハウジングなどは、多くの商品(たば
こ)を収納するために、薄型化されるのが望まれてい
る。この発明は、上述の問題を解決するためになされた
もので、全体の薄型化を図ることができると共に、より
多くの商品を収納できる自動販売機を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の自動販売機
は、商品収容枠内に前後2列に商品を積み重ね、各商品
列の最下位にある商品を商品収容枠内から順次排出する
ようにした自動販売機において、前記収納枠の下方に前
後方向に離間して配置された第1および第2プーリと、
これら第1および第2プーリに掛け回され、商品を排出
する方向に移動する無端状の駆動ベルトと、前記駆動ベ
ルト上に直接的に設けられ、駆動ベルトの移動に伴い前
記商品収容枠内の下部を後方から前方に向けて貫くよう
に移動し、各商品列の最下位にある商品を後ろから順次
押し出して商品収容枠内から排出させるプッシャと、後
側の商品列の下方に配置され、前記プッシャの動きに連
動して回転し、前記プッシャが後側の商品を押し出し、
この後側の商品が前側の商品列の最下位に潜り込むと
き、前記商品収容枠内に突出して後側の商品列を支える
リフタカムとを備えて構成されている。
【0009】好ましくは、前記リフタカムは複数個設け
られている。好ましくは、前記駆動ベルトの張り具合
は、前記第1プーリに対して第2プーリを前後方向に移
動することにより調整される。
【0010】
【作用】本発明の自動販売機によれば、プッシャが商品
収容枠の後方から、この商品収容枠内に進入すると、プ
ッシャは、後側商品列の最下位にある商品と当接し、こ
の後列の商品を介して、前側商品列の最下位にある商品
を押し出し、商品収容枠の前方に排出させる。このと
き、後側商品列の最下位にあった商品は、前側商品列の
下側に潜り込む。また、リフタカムは、前記プッシャが
後側の商品を押し出し、この後側の商品が前側の商品列
の最下位に潜むとき、前記プッシャの動きに連動して回
転して、前記商品収容枠内に突出して後側の商品列を支
える。したがって、この後、プッシャがさらに移動して
後側商品列の領域から完全に逃げると、後側商品列はリ
フタカム上に落下してこれにより支えられる。
【0011】上述の状態から、プッシャがさらに前方に
移動すると、後列の最下位から前列の最下位に潜り込む
ようにして移動した商品が、プッシャにより商品収容枠
から排出されることになる。そして、さらに、プッシャ
が移動し商品収容枠から抜け出ると、前側商品列はその
商品の1個分だけ落下し、リフタカムは、回転しながら
後側商品列を前側商品列から離れるようにして下降させ
る。このため、各商品列間には隙間が発生し、各商品列
は互いに干渉することなく円滑に落下する。
【0012】また、前記リフタカムが複数個設けられて
いれば、これら複数のリフタカムにより、落下する後側
商品列の最下位にある商品は、その下方を前後にわたっ
て広く支えられる。本発明の自動販売機は、前記第1プ
ーリに対して第2プーリを前後方向に移動することによ
り前記駆動ベルトの張り具合を調整することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。図1は、本発明を適用したたばこの自動販
売機を示し、この自動販売機は、ハウジング10を備え
ている。このハウジング10の正面には、開閉扉12が
図示しないヒンジを介して取り付けられており、この開
閉扉12を開くことで、商品としてのたばこの補給や料
金の回収を実施することができる。
【0014】開閉扉12には、その上部から広告灯14
や3段のたばこ見本の陳列棚16が設けられており、各
陳列棚16の下部には、たばこ見本に対応して選択ボタ
ン18がそれぞれ配置されている。また、開閉扉12に
おいて、最下段の陳列棚16の下方には、コインの投入
口20、紙幣の挿入口22、また、払い戻しボタンや連
続買いボタン等の各種の機能ボタン24が設けられてお
り、そして、投入口20および挿入口22から投入また
は挿入された金額は、表示窓26にデジタル表示される
ものとなっている。
【0015】さらに、開閉扉12の下部には、たばこの
取り出し口28と、この取り出し口28の近傍に位置す
る釣り銭の払い戻し口30とがそれぞれ設けられてい
る。上述した自動販売機によれば、コインの投入口20
または紙幣の挿入口22から所定の金額を投入または挿
入し、そして、選択ボタン18を押すことで、所望のた
ばこを取り出し口28から受け取ることができ、また、
釣り銭がある場合には、その釣り銭を払い戻し口30か
ら受け取ることができる。
【0016】図2は、ハウジング10内の一部を示して
いる。このハウジング10内には、前記取り出し口28
よりも所定距離だけ上方に配置されたケーシング32
と、各ケーシング32に対応して設けられ、当該ケーシ
ング32上に立設された商品収容枠、すなわち、いわゆ
るコラム34等が収納されている。そして、これらケー
シング32およびコラム34は、自動販売機の左右方向
に多数並んで収納されている。
【0017】各ケーシング32は、自動販売機の前後方
向に長く延びており、後述するたばこ排出装置35をそ
れぞれ収納している。各ケーシング32の上壁32a
は、その前側半部が後方に向けて水平に延びた後、勾配
32dを介して斜め下方に延び、さらに、その後側半部
が水平に延びている。そして、上壁32aに連続するケ
ーシング32の前端部は下方に傾斜している。
【0018】また、この上壁32aには、図3に示すよ
うに、スリット56が設けられている。このスリット5
6は、後述するプッシャ50やリフタカム74,75に
比べ若干幅広に設定されており、前後方向に延びてい
る。つまり、スリット56は、上壁32aの幅方向略中
央位置を、ケーシング32を縦断するようにして延びて
いる。
【0019】一方、各コラム34は、上下方向に延びる
矩形のフレーム枠36と、ケーシング32の上面との間
で規定されている。したがって、コラム34の底面は、
ケーシング32の上壁32aの一部で構成されるものと
なっている。このフレーム枠36の後壁には、図2に示
すように、その下部に位置して進入口62が設けられて
いる。この進入口62は、プッシャ50よりも大きな矩
形状をなしている。また、フレーム枠36の前壁には、
その下部に位置してたばこ排出口65が設けられてい
る。このたばこ排出口65は、進入口62よりも大きく
たばこ一個が通れる程度の大きさを有した切欠部と、こ
の切欠部に配設されたストッパプレート64とで規定さ
れている。
【0020】このコラム34内には、前後2列にして同
一銘柄のたばこTが積み重ねて収納されている。各たば
こTは、紙巻きたばこを20本毎に箱詰めしたものであ
る。図2に示すように、前側たばこ列は、たばこT1
,T3 ,T5 ・・・からなり、前記上壁32aの前
側半部に積み重ねられている。一方、後側たばこ列は、
たばこT2 ,T4 ,T6 ・・・からなり、上壁32
aの後側半部に積み重ねられている。前述したように、
上壁32aの後側半部は、前側半部に比べて低い位置で
延びているので、前側たばこ列は、後側たばこ列に対し
てわずかに持ち上げられた状態で収納されている。
【0021】なお、ストッパプレート64は、前側たば
こ列の各たばこTのうち、最下位に位置するたばこT1
のみをコラム34の外側に露出させている。たばこ排出
装置35は、コラム34の前後方向に離間しかつ鉛直面
内で回転可能な駆動プーリ40および従動プーリ42
(第1および第2プーリ)を備えて構成されており、各
プーリ40,42間には、無端状の駆動ベルト44(た
とえば、タイミングベルト)が掛け回されている。この
駆動ベルト44は、前記スリット56の下方に配置され
ている。
【0022】より具体的には、駆動プーリ40は、前側
たばこ列の下方で且つそのたばこ列の前側部分に位置し
て配置されており、一方、従動プーリ42は、後側たば
こ列、すなわちコラム34よりも後方に配置されてい
る。駆動プーリ40の軸は、電動モータの出力軸に後述
するギア列を介して連結されており、従って、電動モー
タが駆動されると、駆動プーリ40は図2中矢印方向に
回転され、これにより、駆動ベルト44もまた一方向に
走行されることになる。
【0023】また、図4に示すように、従動プーリ42
は駆動プーリ40に対して前後方向に移動できるように
なっており、駆動ベルト44の張り具合が調節できるよ
うになっている。これにより、駆動ベルト44に所定の
張力が与えられている。なお、図4において、符号80
および82は、たばこ売り切れスイッチを示し、これら
売り切れスイッチの検出信号に基づいて、選択ボタン1
8に売り切れ表示がされる。
【0024】一般的には、駆動ベルト44に張力を与え
る方法としては、駆動ベルト44の復路側にテンション
プーリを用いて張力を与える方法が取られるが、テンシ
ョンプーリを用いると、ケーシング32の上下方向の厚
みが増加するので、駆動プーリ40に対して従動プーリ
42を移動する方法を採用し、ケーシング32の厚みを
抑えるようにした。
【0025】駆動ベルト44には、この駆動ベルト44
の外側に突出するようにして、一対のプッシャ50が直
接的に取り付けられている。これら各プッシャ50は、
駆動ベルト44の走行方向に所定の間隔を存して配置さ
れている。なお、プッシャ50は、駆動ベルト44と一
体成形するようにしても構わない。したがって、駆動ベ
ルト44が走行されると、この駆動ベルト44の走行に
伴って、一対のプッシャ50もまた走行することにな
る。この走行中、一対のプッシャ50は、ケーシング3
2のスリットからその一部が上方に突出する。そして、
この後、プッシャ50は、コラム34の後方から、その
コラム34内を貫いて移動し、再び、ケーシング32内
に進入するものとなっている。
【0026】なお、駆動ベルト44の走行方向でみて、
各プッシャ50のスリットからの突出長さは、たばこT
の大きさに応じて設定されている。図2に示すように、
ケーシング32内には、第1および第2リフタカムが7
4,75が設けられている。各リフタカム74,75
は、コラム34の下方に配置され、しかも、第1リフタ
カム74は後列側のたばこTの前寄りに、第2リフタカ
ム75は後列側のたばこTの後寄りに配置されている。
【0027】図3に示すように、第1リフタカム74
は、一対のカム体74a,74bからなりスリット56
と駆動ベルト44の両側の隙間に配置されており、第2
リフタカム75は、一片のカム体からなり、スリット5
6と駆動ベルト44の片側の隙間に配置されている。各
リフタカム74,75は、駆動ベルト44の走行に連動
して回転し、所定の回転角にある時、ケーシング32の
スリット56から突出するようになっており、コラム3
4内に突出した各リフタカム74,75の先端は後列側
のたばこTを支えることができる。また、第1リフタカ
ム74は、第2リフタカム75に比べて、スリットから
の突出長さが大きく設定されている。また、各リフタカ
ムの突出部は、たとえば、全周の1/3にわたって形成
されている。
【0028】駆動ベルト44、第1および第2リフタカ
ム75,76は、ケーシング32に収容された電動モー
タによりギヤ列を介して駆動されるようになっている。
これらのギア列は、ケーシング32のスリット56の一
側部すなわち図3中一点鎖線でい示す部位に収容されて
いる。図5にギア列の概略図が示されている。
【0029】駆動プーリ40に一体にして設けれられた
駆動ギヤ40aは、第1ギヤG1、第2ギヤG2を介し
て電動モータMの出力ギヤに噛み合わされており、電動
モータMから出力される駆動力が駆動プーリ40に伝達
されるようになっている。そして、駆動プーリ40は、
駆動力の供給を受けて図5で見て反時計回りに回転す
る。
【0030】また、第2ギヤG2には、第3ギヤG3、
第4ギヤG4、第5ギヤG5および第6ギヤG6を介し
て、第1リフタカム74に一体に設けられた入力ギヤ7
4aが噛み合わされており、電動モータMの駆動力がこ
れらのギヤ列を介して第1リフタカム74に伝達される
ようになっている。そして、第1リフタカム74は、駆
動力の供給を受けて、図5で見て時計回りに回転される
ようになっている。
【0031】さらに、第1リフタカム74の入力ギヤ7
4aは、第7ギヤG7を介して第2リフタカム75に一
体に設けられた入力ギヤ75aが噛み合わされており、
第2リフタカム75は、第1リフタカム74と同方向か
つ同回転速度で回転されるようになっている。すなわ
ち、第2リフタカム75は第1リフタカム74と同期回
転する。、また、第1および第2リフタカム74,75
の回転量は、ギア列により、駆動プーリの回転量のちょ
うど半分に設定されており、駆動プーリ40が2回転し
て駆動ベルト44が半周走行するよう設定されている。
すなわち、プッシャ50が駆動ベルト44と共に半周移
動する間に、第1および第2リフタカム74,75は1
回転するよう同期が取られている。
【0032】ケーシング32内には、電動モータMの駆
動を制御するためのリミットスイッチが設けられてい
る。このリミットスイッチは、第2リフタカム75と一
体回転可能にして、周方向に2箇所切り欠き78a,7
8bを設けたカムプレート78と、このカムプレート7
8のカム面に沿ってスイッチレバー79aを押し付けて
設けたスイッチ79とから構成されている。そして、カ
ムプレート78は第2リフタカム78と共に回転し、ス
イッチは79は、カムプレート78の回転中はオンとな
っており、スイッチレバー79aがカムプレート78の
切り欠き78a,78bに落ち込んだときオフとなる。
そして、このスイッチ79のオフ信号に基づいて、前記
電動モータMの駆動が停止されるようになっている。
【0033】第2リフタカム75は駆動ベルト44と連
動して回転するから、駆動ベルト44が走行し、各プッ
シャ50が所定の位置にまで移動すると、前記スイッチ
レバー79aがカムプレート78の切り欠き78a,7
8bに落ち込み、リミットスイッチがオフとなる。した
がって、リミットスイッチのオフ信号により電動モータ
Mが停止されるから、各プッシャ50は、切り欠き78
a,78bに対応した所定の位置(2カ所)で停止され
ることになる。
【0034】なお、前述したたばこ排出口65の正面か
らは、シュート72が延びており、このシュート72
は、開閉扉12が閉じられた状態で、前述した取り出し
口28に接続されるものとなっている。次に、上述した
自動販売機の作用を、図8ないし図14を追加して説明
する。図2および図8に示した状態から、購買者によっ
て所定の選択スイッチ18が押されると、販売指令信号
が電動モータMに伝達される。したがって、この時点
で、電動モータMが駆動され、駆動ベルト44の走行が
開始される。
【0035】このとき、図2から明きらかなように、ケ
ーシング32のスリット56から上方に向けて突出した
状態にあるプッシャ50は、スリット56内を案内され
ながらコラム34に向けて移動する。この後、プッシャ
50は、コラム34の進入口62を通じてコラム34内
に進入する。このようにして、プッシャ50がコラム3
4内に進入すると、このプッシャ50は、後側たばこ列
の最下位にあるたばこT2に当接し、このたばこT2を
介して、前側たばこ列の最下位にあるたばこT2を前方
に押し出す(図9)。
【0036】ここで、プッシャ50により直接に押し出
されるたばこT2は、ケーシング32の上壁32aに形
成された勾配32dに沿って移動し、前側たばこ列の下
側に潜り込むことから、たばこT2は、スムーズに前方
に向けて押し出される。また、プッシャ50の移動に伴
い第1および第2リフタカム74,75は時計回りに回
転するが、プッシャ50がコラム34内のほぼ中央に位
置するまで、第1および第2リフタカムはケーシング3
2の上壁より上方に突出しない。
【0037】さらに、プッシャ50が移動し、たばこT
2が前方に向けて押し出されると、図10に示すよう
に、たばこT1がコラム34の排出口65からシュート
72に排出され、このシュート72を通じて取り出し口
28に導かれることとなる。そして、図11に示すよう
に、プッシャ50が前側たばこ列の領域まで移動する
と、図6に示すように、第2リフトカム75に連動する
リミットスイッチにおいて、スイッチ79のスイッチレ
バー79aがカムプレートの切り欠き78aに落ち込
み、リミットスイッチのオフ信号に基づいて電動モータ
Mの駆動が停止される。そして、電動モータMの停止に
より、駆動ベルト44の走行が停止される。これによ
り、プッシャ50は、たばこT2の押し出しを停止し、
たばこT2は、後側たばこ列から前側たばこ列の最下位
に移動した位置に保持される。また、第1および第2リ
フタカム74,75は、ケーシング32の上壁32aか
ら突出した状態で停止する。
【0038】このとき、たばこT2がプッシャ50とと
もに前側たばこ列の下側に潜り込むことで、後に残った
後側たばこ列は第1および第2リフタカム74,75上
に落下し、図示するように、上壁32aから浮いた状態
で保持される。そして、この状態は、次回の販売指令信
号が出力されるまで維持される。次に、図11に示され
ている状態から、販売指令信号が再び出力されると、同
様にして駆動ベルト44が走行され、これにより、コラ
ム34内にあるプッシャ50は、たばこT2を直接に押
し出す(図12)。また、このとき、プッシャ50がた
ばこT2を排出させるまでの間、第1および第2リフタ
カム74,75は、共に時計方向に回転するので、後側
たばこ列を上壁32aの上方で保持しながら後方に移動
させる。この結果、前側たばこ列と後側たばこ列の間に
隙間SPが形成される。
【0039】そして、プッシャ50がたばこT2を押し
出し、コラム34から排出させると(図13)、このよ
うにして排出されたたばこT2もまた、シュート72を
通じて取り出し口28に導かれるものとなる。たばこT
2が排出されると、前側たばこ列はたばこ1個分だけ落
下する。このとき、前記隙間SPにより、前側たばこ列
は、後側たばこ列と干渉することなく確実かつ安定して
落下する。
【0040】一方、たばこT2がコラム34から排出さ
れた後も、駆動ベルト44の走行は継続される。そし
て、プッシャ50がコラム34内から抜け出ると、第1
および第2リフタカム74,75は、回転しながらケー
シング32内に入り込む。したがって、第1および第2
リフタカム74,75で支えられていた後側たばこ列
は、前側たばこ列から離れた状態で上壁32a上に降ろ
される(図14)。
【0041】そして、駆動ベルト44が走行し、コラム
34内から抜け出た一方のプッシャ50が、スリット5
6を介してケーシング32内に移動すると、図7に示す
ように、第2リフトカム75の回転に連動するリミット
スイッチにおいて、スイッチ79のスイッチレバー79
aがカムプレートの切り欠き78bに落ち込み、リミッ
トスイッチがオフとなり、このオフ信号に基づいて電動
モータMの駆動が停止される。そして、電動モータMの
停止により、駆動ベルト44およびプッシャの走行が停
止される。この状態では、ケーシング32内に位置して
いた他方のプッシャ50が、図2に示す一方のプッシャ
50の停止位置にまで移動しており、これにより、前述
した図2および図8の状態と同様な状態が再現されるこ
とになる。
【0042】したがって、上述した自動販売機の動作が
繰り返して実施されることにより、前後のたばこ列にお
いて、その最下位にあるたばこTが順次、そのコラム3
4から排出されることになる。この発明は、上述した一
実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能で
ある。例えば、各リフタカム74,75に関しては、必
ずしも駆動ベルト44と同期させて回転させる必要はな
く、例えば、プッシャ50の位置に応じて間欠的に回転
させるようにしても構わない。
【0043】また、本実施例において、リフタカムは、
第1リフタカム74,第2リフタカム75と2個設けた
が、一個でもよく、あるいは、3個以上設けるようにし
ても構わない。リフタカムが複数であれば、落下する後
側のたばこ列を安定した状態で支えることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動販
売機によれば、前記収納枠の下方に前後方向に離間して
配置された第1および第2プーリと、これら第1および
第2プーリに掛け回され、商品を排出する方向に移動す
る駆動ベルトと、前記駆動ベルト上に直接的に設けら
れ、駆動ベルトの移動に伴い前記商品収容枠内の下部を
後方から前方に向けて貫くように移動し、各商品列の最
下位にある商品を後ろから順次押し出して商品収容枠内
から排出させるプッシャと、後側の商品列の下方に配置
され、前記プッシャの動きに連動して回転し、前記プッ
シャが後側の商品を押し出し、この後側の商品が前側の
商品列の最下位に潜むとき、前記商品収容枠内に突出し
て後側の商品列を支えるリフタカムとを備えたので、全
体の薄型化を図ることができると共に、前記収容枠内に
より多くの商品を収納することができる。
【0045】さらに、前記リフタカムを複数個備えるよ
うな構成にすれば、落下する後側商品列を安定した状態
で支えることができ、後側商品列に多くの商品が積層さ
れているときなどのリフタカムにかかる負荷が大きい場
合にも、前側商品列と後側商品列との切り放しがスムー
スに行えるので、商品排出時の詰まりを確実に解消でき
る。
【0046】また、前記第1プーリに対して第2プーリ
を前後方向に移動することにより前記駆動ベルトの張り
具合を調整するようにすれば、さらに、全体の薄型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機を示した斜視図である。
【図2】図1の自動販売機内の一部を示した断面図であ
る。
【図3】コラムの底面となるケーシングの上部を示した
図である。
【図4】図3中IV−IV線に沿う断面図である。
【図5】ケーシング内のギヤ列を示す図である。
【図6】第2リフタカムとリミットスイッチを示す図で
ある。
【図7】別の状態のにある第2リフタカムとリミットス
イッチを示す図である。
【図8】図2の自動販売機の作動前の状態を示した概略
図である。
【図9】図8の状態から次の段階に作動した状態を示し
た概略図である。
【図10】図9の状態から次の段階に作動した状態を示
した概略図である。
【図11】図10の状態から次の段階に作動した状態を
示した概略図である。
【図12】図11の状態から次の段階に作動した状態を
示した概略図である。
【図13】図12の状態から次の段階に作動した状態を
示した概略図である。
【図14】図13の状態から次の段階に作動した状態を
示した概略図である。
【符号の説明】
32 ケーシング 34 コラム 40 駆動プーリ 42 従動プーリ 44 駆動ベルト 50 プッシャ 74 第1リフタカム 75 第2リフタカム T たばこ SP 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品収容枠内に前後2列に商品を積み重
    ね、各商品列の最下位にある商品を商品収容枠内から順
    次排出するようにした自動販売機において、 前記収納枠の下方に前後方向に離間して配置された第1
    および第2プーリと、 これら第1および第2プーリに掛け回され、商品を排出
    する方向に移動する無端状の駆動ベルトと、 前記駆動ベルト上に直接的に設けられ、駆動ベルトの移
    動に伴い前記商品収容枠内の下部を後方から前方に向け
    て貫くように移動し、各商品列の最下位にある商品を後
    ろから順次押し出して商品収容枠内から排出させるプッ
    シャと、 後側の商品列の下方に配置され、前記プッシャの動きに
    連動して回転し、前記プッシャが後側の商品を押し出
    し、この後側の商品が前側の商品列の最下位に潜り込む
    とき、前記商品収容枠内に突出して後側の商品列を支え
    るリフタカムとを備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記リフタカムを複数個備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記駆動ベルトの張り具合を、前記第1
    プーリに対して第2プーリを前後方向に移動することに
    より調整することを特徴とする請求項1に記載の自動販
    売機。
JP763694A 1994-01-27 1994-01-27 自動販売機 Pending JPH07210744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP763694A JPH07210744A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP763694A JPH07210744A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 自動販売機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07210744A true JPH07210744A (ja) 1995-08-11

Family

ID=11671322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP763694A Pending JPH07210744A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07210744A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09274683A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Japan Tobacco Inc 自動販売機の商品搬出装置
KR100421969B1 (ko) * 2000-11-10 2004-03-11 삼성광주전자 주식회사 구슬형 아이스크림 자동판매기의 스픈 투출장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09274683A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Japan Tobacco Inc 自動販売機の商品搬出装置
KR100421969B1 (ko) * 2000-11-10 2004-03-11 삼성광주전자 주식회사 구슬형 아이스크림 자동판매기의 스픈 투출장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5355988A (en) Coin supply device for coin-operated gaming machine
US4759551A (en) Coin projecting amusement device
JPH07210744A (ja) 自動販売機
JP3517024B2 (ja) 自動販売機
JP3365851B2 (ja) 自動販売機
JPS6057628B2 (ja) パチンコ機列装置
JPH0844944A (ja) 自動販売機
JPS6158875B2 (ja)
JPH07210746A (ja) 自動販売機
JPH05189653A (ja) 自動販売機
JPH05298548A (ja) 自動販売機
JP2000242851A (ja) 自動販売機
JPH05186051A (ja) 自動販売機
JP3720891B2 (ja) 商品投出装置
JPH09330464A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP2502395Y2 (ja) 自動販売機における商品搬出装置
JPH09274683A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP3268411B2 (ja) 自動販売機
JP3720991B2 (ja) 自動販売機の商品投出装置
JP3702010B2 (ja) 自動販売機
JP4173217B2 (ja) 商品収納投出装置
JPH0954873A (ja) 商品投出装置および自動販売機
JP2001184555A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP2000163647A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JPH09128627A (ja) 自動販売機の商品供給装置