JP3268411B2 - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機Info
- Publication number
- JP3268411B2 JP3268411B2 JP11615294A JP11615294A JP3268411B2 JP 3268411 B2 JP3268411 B2 JP 3268411B2 JP 11615294 A JP11615294 A JP 11615294A JP 11615294 A JP11615294 A JP 11615294A JP 3268411 B2 JP3268411 B2 JP 3268411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- column
- row
- state
- lowermost
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Vending Machines For Individual Products (AREA)
- De-Stacking Of Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動販売機に関するもの
である。
である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、自動販売機の内部には、複数のコラムが配置されて
おり、各コラムには、複数の商品が積み重ねられて収納
されている。
に、自動販売機の内部には、複数のコラムが配置されて
おり、各コラムには、複数の商品が積み重ねられて収納
されている。
【0003】従来より、商品収納能力を向上させるた
め、1つのコラムに前後複数列にして商品を積み重ね
て、各列から最下段の商品を順次搬出するようなタイプ
の自動販売機が発明されている。
め、1つのコラムに前後複数列にして商品を積み重ね
て、各列から最下段の商品を順次搬出するようなタイプ
の自動販売機が発明されている。
【0004】例えば、図7に示す自動販売機100は、
コラム101に前後2列にて商品Tを積み重ねて収納
し、前後に往復運動可能なプッシャ102が、前後列の
最下段の商品Tを交互にそれぞれ前後に押し出し、コラ
ム101の前後下方に設けられた搬出口103、104
に落下させて、商品Tを搬出している。
コラム101に前後2列にて商品Tを積み重ねて収納
し、前後に往復運動可能なプッシャ102が、前後列の
最下段の商品Tを交互にそれぞれ前後に押し出し、コラ
ム101の前後下方に設けられた搬出口103、104
に落下させて、商品Tを搬出している。
【0005】この自動販売機100では、コラム101
の前後に商品を搬出するための空間103、104を設
けなければならず、販売機本体の奥行き寸法が大きいと
いう問題があった。
の前後に商品を搬出するための空間103、104を設
けなければならず、販売機本体の奥行き寸法が大きいと
いう問題があった。
【0006】近年、自動販売機の薄型化が特に求められ
ており、上記の問題点を解決するために、例えば、図8
に示すように、底板202上に前後2列に商品Tを積み
重ねて収納するコラム201の下方に、一対のチェーン
ホイル203、204と、その間に掛け渡されたチェー
ン205と、そのチェーン205に取付けられた一対の
押出し部材206とよりなる搬出機構を有する自動販売
機200が提案されている。
ており、上記の問題点を解決するために、例えば、図8
に示すように、底板202上に前後2列に商品Tを積み
重ねて収納するコラム201の下方に、一対のチェーン
ホイル203、204と、その間に掛け渡されたチェー
ン205と、そのチェーン205に取付けられた一対の
押出し部材206とよりなる搬出機構を有する自動販売
機200が提案されている。
【0007】この自動販売機200では、販売状態にお
いて、チェーンホイル203が回転して、押出し部材2
06が、底板202に設けられた長孔207に導かれ、
コラム201内を走行する。そして、後列の最下段の商
品T1の後面をコラム201の中央付近まで押し出し
て、前列の最下段の商品T0を前方の商品搬出口208
に落下させる。その後、押出し部材206は停止して、
販売待機状態となる(図8の状態)。次の販売状態とな
ったとき、押出し部材206が、商品T1をコラム20
1の前端部まで押し出して、商品搬出口208に落下さ
せる。
いて、チェーンホイル203が回転して、押出し部材2
06が、底板202に設けられた長孔207に導かれ、
コラム201内を走行する。そして、後列の最下段の商
品T1の後面をコラム201の中央付近まで押し出し
て、前列の最下段の商品T0を前方の商品搬出口208
に落下させる。その後、押出し部材206は停止して、
販売待機状態となる(図8の状態)。次の販売状態とな
ったとき、押出し部材206が、商品T1をコラム20
1の前端部まで押し出して、商品搬出口208に落下さ
せる。
【0008】この自動販売機200は、商品搬出口20
8がコラム201の一方側にしかないので、奥行き寸法
が小さい。
8がコラム201の一方側にしかないので、奥行き寸法
が小さい。
【0009】しかしながら、この自動販売機200で
は、商品収容時の不注意や、あるいは、その後に被る振
動等により、積み重ねられた商品Tの列が微妙に崩れ
て、図8の販売待機状態において、前列の下から2段目
の商品T3の後端部が、後列の最下段商品T2の前端部
上に載ってしまうことがあった。このようになると、次
の販売状態において、押出し部材206が商品T1を商
品搬出口207に落下させた時、図9に示すように、前
列の商品T3が、底板202に正しく落下せず、次の販
売状態において、押出し部材206が、後列の最下段商
品T2を押し出しても、商品T3が搬出されないという
問題があった。
は、商品収容時の不注意や、あるいは、その後に被る振
動等により、積み重ねられた商品Tの列が微妙に崩れ
て、図8の販売待機状態において、前列の下から2段目
の商品T3の後端部が、後列の最下段商品T2の前端部
上に載ってしまうことがあった。このようになると、次
の販売状態において、押出し部材206が商品T1を商
品搬出口207に落下させた時、図9に示すように、前
列の商品T3が、底板202に正しく落下せず、次の販
売状態において、押出し部材206が、後列の最下段商
品T2を押し出しても、商品T3が搬出されないという
問題があった。
【0010】本発明は上記の問題点に鑑み、商品収納能
力が高く、奥行き寸法が小さい自動販売機であっても、
確実に商品を搬出することができるものを提供する。
力が高く、奥行き寸法が小さい自動販売機であっても、
確実に商品を搬出することができるものを提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の自動
販売機は、1つのコラムに前後2列にて複数の商品を積
み重ねて収納する自動販売機において、前記コラムの前
方に商品搬出口を設け、前記コラムの下方に、前後方向
に走行可能なチェーンやベルト等よりなる無端状部材を
設け、前記無端状部材に、最下段の商品の後部を前方に
押出すために前記コラムの底面に沿って移動する押出し
部材と、前記押出し部材の後方に近接する段差部材とを
取付け、前記無端状部材を駆動させる駆動手段を設け、
前記押出し部材が下記の状態になるように前記駆動手段
を制御する制御手段を設けたものである。
販売機は、1つのコラムに前後2列にて複数の商品を積
み重ねて収納する自動販売機において、前記コラムの前
方に商品搬出口を設け、前記コラムの下方に、前後方向
に走行可能なチェーンやベルト等よりなる無端状部材を
設け、前記無端状部材に、最下段の商品の後部を前方に
押出すために前記コラムの底面に沿って移動する押出し
部材と、前記押出し部材の後方に近接する段差部材とを
取付け、前記無端状部材を駆動させる駆動手段を設け、
前記押出し部材が下記の状態になるように前記駆動手段
を制御する制御手段を設けたものである。
【0012】(1) 前記押出し部材が、後列の最下段の
商品の後方に待機している第1販売待機状態。
商品の後方に待機している第1販売待機状態。
【0013】(2) 前記第1販売待機状態から前記無端
状部材が走行することにより、前記押出し部材が、前記
後列の最下段の商品を前方に押出して前列の最下段の商
品のみを前記商品搬出口に落下させる第1販売状態。
状部材が走行することにより、前記押出し部材が、前記
後列の最下段の商品を前方に押出して前列の最下段の商
品のみを前記商品搬出口に落下させる第1販売状態。
【0014】(3) 前記第1販売状態が終了して前記押
出し部材と前記段差部材とが停止し、前記段差部材が、
後列の下から2段目の商品の前部を支持することにより
その商品を傾斜状態に支持している第2販売待機状態。
出し部材と前記段差部材とが停止し、前記段差部材が、
後列の下から2段目の商品の前部を支持することにより
その商品を傾斜状態に支持している第2販売待機状態。
【0015】(4) 前記第2販売待機状態から前記無端
状部材が走行することにより、前記押出し部材が前記後
列の最下段の商品を前方に押出して前記商品搬出口に落
下させ、かつ、前記段差部材が前記支持している商品の
支持を解除する第2販売状態。
状部材が走行することにより、前記押出し部材が前記後
列の最下段の商品を前方に押出して前記商品搬出口に落
下させ、かつ、前記段差部材が前記支持している商品の
支持を解除する第2販売状態。
【0016】本発明の請求項2の自動販売機は、1つの
コラムに前後複数列にて複数の商品を積み重ねて収納
し、各列から最下段の商品を前記コラムの前方に設けた
商品搬出口に順次落下させる自動販売機において、前記
コラムの下方に前後方向に走行可能なチェーンやベルト
等よりなる無端状部材を設け、前記無端状部材に、最下
段の商品の後部を前方に押出すために前記コラムの底面
に沿って移動する押出し部材と、前記押出し部材の後方
に近接する段差部材とを取付け、前記押出し部材は、各
列の最下段の商品の間にて停止し、その停止時に、前記
段差部材が、前記押出し部材の後方の商品の前部を支持
してその商品を傾斜状態に支持しており、前記停止して
いる押出し部材が、次の停止位置まで移動することによ
って、その前方の最下段の商品の後部を前方に押出して
最前列の最下段の商品のみを前記商品搬出口に落下させ
るものである。
コラムに前後複数列にて複数の商品を積み重ねて収納
し、各列から最下段の商品を前記コラムの前方に設けた
商品搬出口に順次落下させる自動販売機において、前記
コラムの下方に前後方向に走行可能なチェーンやベルト
等よりなる無端状部材を設け、前記無端状部材に、最下
段の商品の後部を前方に押出すために前記コラムの底面
に沿って移動する押出し部材と、前記押出し部材の後方
に近接する段差部材とを取付け、前記押出し部材は、各
列の最下段の商品の間にて停止し、その停止時に、前記
段差部材が、前記押出し部材の後方の商品の前部を支持
してその商品を傾斜状態に支持しており、前記停止して
いる押出し部材が、次の停止位置まで移動することによ
って、その前方の最下段の商品の後部を前方に押出して
最前列の最下段の商品のみを前記商品搬出口に落下させ
るものである。
【0017】
【作用】本発明の請求項1の自動販売機では、第1販売
待機状態にて、押出し部材が、後列の最下段の商品の後
方に待機している。
待機状態にて、押出し部材が、後列の最下段の商品の後
方に待機している。
【0018】第1販売状態にて、その第1販売待機状態
から無端状部材が走行することにより、前記押出し部材
が、後列の最下段の商品を前方に押出して前列の最下段
の商品のみを商品搬出口に落下させる。
から無端状部材が走行することにより、前記押出し部材
が、後列の最下段の商品を前方に押出して前列の最下段
の商品のみを商品搬出口に落下させる。
【0019】その第1販売状態が終了して前記押出し部
材と前記段差部材とが停止すると、第2販売待機状態と
なり、段差部材が、後列の下から2段目の商品の前部を
支持することによって、その商品を傾斜状態に支持して
いる。
材と前記段差部材とが停止すると、第2販売待機状態と
なり、段差部材が、後列の下から2段目の商品の前部を
支持することによって、その商品を傾斜状態に支持して
いる。
【0020】第2販売状態にて、その第2販売待機状態
から無端状部材が走行することにより、押出し部材が前
記後列の最下段の商品を前方に押出して商品搬出口に落
下させ、かつ、段差部材が前記の支持している商品の支
持を解除する。そして、押出し部材が停止し、第1販売
待機状態となる。
から無端状部材が走行することにより、押出し部材が前
記後列の最下段の商品を前方に押出して商品搬出口に落
下させ、かつ、段差部材が前記の支持している商品の支
持を解除する。そして、押出し部材が停止し、第1販売
待機状態となる。
【0021】これにより、商品を前後2列に積み重ねた
コラムより、最下段となっている商品を前列、そして後
列の順に1個ずつ搬出する。
コラムより、最下段となっている商品を前列、そして後
列の順に1個ずつ搬出する。
【0022】本発明の請求項2の自動販売機では、コラ
ムの後方よりコラム内に進入する押出し部材が、各列の
最下段の商品の間で停止し、そして、その停止時には、
その押出し部材の後方に近接した段差部材が、その押出
し部材の後方の最下段の商品の前部を支持して、その商
品を傾斜状態に支持している。この状態から販売状態に
なったとき、その停止している押出し部材が、次の停止
位置まで移動することによって、その押出し部材の前方
の最下段の商品の後部を前方に押出して、最前列の最下
段の商品のみをコラム前方の商品搬出口に落下させる。
ムの後方よりコラム内に進入する押出し部材が、各列の
最下段の商品の間で停止し、そして、その停止時には、
その押出し部材の後方に近接した段差部材が、その押出
し部材の後方の最下段の商品の前部を支持して、その商
品を傾斜状態に支持している。この状態から販売状態に
なったとき、その停止している押出し部材が、次の停止
位置まで移動することによって、その押出し部材の前方
の最下段の商品の後部を前方に押出して、最前列の最下
段の商品のみをコラム前方の商品搬出口に落下させる。
【0023】このようにして、各列からその最下段の商
品を前から順番に1個ずつ搬出する。そして、押出し部
材が商品の間で停止したときには、常に、そのすぐ後ろ
の最下段の商品が、段差部材によって、その前部を支持
された傾斜状態になっている。また、その押出し部材の
移動とともに段差部材も前方に移動するため、上記の商
品支持状態が解除され、傾斜していた商品は、コラムの
底面上に水平に載置される。
品を前から順番に1個ずつ搬出する。そして、押出し部
材が商品の間で停止したときには、常に、そのすぐ後ろ
の最下段の商品が、段差部材によって、その前部を支持
された傾斜状態になっている。また、その押出し部材の
移動とともに段差部材も前方に移動するため、上記の商
品支持状態が解除され、傾斜していた商品は、コラムの
底面上に水平に載置される。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例のタバコTの自動販
売機10について、図1〜図6に基づいて説明する。
売機10について、図1〜図6に基づいて説明する。
【0025】符号12は、自動販売機10の本体の内部
に設けられたコラムであって、自動販売機10の幅方向
に、複数個並んで設けられている。コラム12には、前
後2列にて複数個のタバコTを積み重ねた状態で収納で
きる。このコラム12は、前壁12a、後壁12b、両
側壁12cとタバコTを載置する底板16とにより形成
されている。前壁12aの下端は、底板16まで達して
おらず、底板16と前壁12aの下端とにより形成され
る隙間12dの高さは、タバコT一個分の厚みよりも大
きく、タバコT二個分の厚みよりも小さくなるように設
定してある。コラム12の前方には、この隙間12dと
連結して垂直方向に商品搬出口14が設けられており、
不図示の商品取出し口に接続されている。
に設けられたコラムであって、自動販売機10の幅方向
に、複数個並んで設けられている。コラム12には、前
後2列にて複数個のタバコTを積み重ねた状態で収納で
きる。このコラム12は、前壁12a、後壁12b、両
側壁12cとタバコTを載置する底板16とにより形成
されている。前壁12aの下端は、底板16まで達して
おらず、底板16と前壁12aの下端とにより形成され
る隙間12dの高さは、タバコT一個分の厚みよりも大
きく、タバコT二個分の厚みよりも小さくなるように設
定してある。コラム12の前方には、この隙間12dと
連結して垂直方向に商品搬出口14が設けられており、
不図示の商品取出し口に接続されている。
【0026】底板16は、前端部が下方に湾曲して傾斜
しており、その中央を前後方向に縦断して貫通する長孔
18が設けられている(図5参照)。また、前列のタバ
コTが載置される位置には、前後方向に細長く貫通する
細孔19が設けられている。この底板16には、更に、
その中央よりも若干前方に全幅にわたって段差17が設
けてある。この段差17は、前列のタバコTが載置され
る底板16の前部が、後列のタバコTが載置されるその
後部よりも若干高くなるように設けられており、これに
より、前列のタバコTの後端部を底板16から若干浮か
せている。
しており、その中央を前後方向に縦断して貫通する長孔
18が設けられている(図5参照)。また、前列のタバ
コTが載置される位置には、前後方向に細長く貫通する
細孔19が設けられている。この底板16には、更に、
その中央よりも若干前方に全幅にわたって段差17が設
けてある。この段差17は、前列のタバコTが載置され
る底板16の前部が、後列のタバコTが載置されるその
後部よりも若干高くなるように設けられており、これに
より、前列のタバコTの後端部を底板16から若干浮か
せている。
【0027】コラム後壁12bの下端部には、長孔18
と連結した矩形の孔13が設けられており、この矩形の
孔13と長孔18は、後述する押出し部材30が通過で
きるように適宜の大きさに形成されている。
と連結した矩形の孔13が設けられており、この矩形の
孔13と長孔18は、後述する押出し部材30が通過で
きるように適宜の大きさに形成されている。
【0028】符号20、22は、底板16の長孔18の
前後端部の下方に設けられた一対のチェーンホイールで
ある。前方のチェーンホイール20は、前列のタバコT
の前端よりやや前方に位置して、水平な駆動軸24を介
して不図示の電動モータに連結されている。後方のチェ
ーンホイール22は、後列のタバコTの後端よりやや後
方に位置して、水平軸26に回動自在に支持されてい
る。また、この一対のチェーンホイール20、22の間
には、無端状のチェーン28が掛け渡されている。これ
により、上記モータに販売指令信号が入力されると、前
方チェーンホイール20が図1において反時計回りに回
転し、チェーン28が鉛直面内を図1における反時計回
りに走行する。即ち、チェーン28の下側の渡し部で
は、前方チェーンホイール20から後方チェーンホイー
ル22に向って走行し、上側の渡し部では、後方チェー
ンホイール22から前方チェーンホイール20に向って
走行する。
前後端部の下方に設けられた一対のチェーンホイールで
ある。前方のチェーンホイール20は、前列のタバコT
の前端よりやや前方に位置して、水平な駆動軸24を介
して不図示の電動モータに連結されている。後方のチェ
ーンホイール22は、後列のタバコTの後端よりやや後
方に位置して、水平軸26に回動自在に支持されてい
る。また、この一対のチェーンホイール20、22の間
には、無端状のチェーン28が掛け渡されている。これ
により、上記モータに販売指令信号が入力されると、前
方チェーンホイール20が図1において反時計回りに回
転し、チェーン28が鉛直面内を図1における反時計回
りに走行する。即ち、チェーン28の下側の渡し部で
は、前方チェーンホイール20から後方チェーンホイー
ル22に向って走行し、上側の渡し部では、後方チェー
ンホイール22から前方チェーンホイール20に向って
走行する。
【0029】符号30は、タバコTの後面を前方に押し
出す押出し部材である。この押出し部材30はチェーン
28に2つ取付けられており、チェーン28の走行経路
において対称な位置に配されて、一対の押出し部材30
を形成している。この押出し部材30は、チェーン28
の走行経路から外方に突出しており、その走行方向に向
って、前面が平たく矩形に形成され、その先端部から後
面へはなだらかに落込んで傾斜している。
出す押出し部材である。この押出し部材30はチェーン
28に2つ取付けられており、チェーン28の走行経路
において対称な位置に配されて、一対の押出し部材30
を形成している。この押出し部材30は、チェーン28
の走行経路から外方に突出しており、その走行方向に向
って、前面が平たく矩形に形成され、その先端部から後
面へはなだらかに落込んで傾斜している。
【0030】符号32は、チェーン28に取付けられた
一対の段差部材であり、押出し部材30の走行方向後方
に近接して1個ずつ配されている。この段差部材32
は、チェーン28の走行経路から外方に突出しており、
押出し部材30よりも短く突出している。また、その幅
は、押出し部材30と同一にしてある。この段差部材3
2は、チェーン28の上側渡し部走行時における上面
が、ほぼ水平で、その前後端部がやや湾曲して形成され
ている。
一対の段差部材であり、押出し部材30の走行方向後方
に近接して1個ずつ配されている。この段差部材32
は、チェーン28の走行経路から外方に突出しており、
押出し部材30よりも短く突出している。また、その幅
は、押出し部材30と同一にしてある。この段差部材3
2は、チェーン28の上側渡し部走行時における上面
が、ほぼ水平で、その前後端部がやや湾曲して形成され
ている。
【0031】押出し部材30と段差部材32は、チェー
ン28の上側渡し部を走行する際、底板16の長孔18
の後端とコラム後壁12bの矩形の孔13よりコラム1
2内に進入し、その長孔18を貫通して上方に突出した
状態となる。これにより、押出し部材30が、コラム1
2の最下段に載置されているタバコTの後面を前方に押
すようになされている。
ン28の上側渡し部を走行する際、底板16の長孔18
の後端とコラム後壁12bの矩形の孔13よりコラム1
2内に進入し、その長孔18を貫通して上方に突出した
状態となる。これにより、押出し部材30が、コラム1
2の最下段に載置されているタバコTの後面を前方に押
すようになされている。
【0032】符号34は、チェーン28に取付けられた
一対の突出部である。この突出部34は、段差部材32
と同一の取付け位置に配され、チェーン28の走行経路
から内方に突出している。突出部34は、チェーン28
の下側走行路の上方に前後に所定の間隔を有して設けら
れた2つのリミットスイッチ36、38をON/OFF
するものである。前方のリミットスイッチ36は、2つ
のチェーンホイール20と22の中心よりもやや前方に
配されて、一方の押出し部材30がコラム12の前後方
向のほぼ中心に位置した時に、他方側の突出部34が接
触するようになされている。後方のリミットスイッチ3
8は、後方チェーンホイール22付近に配されて、一方
の押出し部材30と段差部材32とがコラム12の前端
部より前方に出た時に、他方側の突出部34が接触する
ようになされている。
一対の突出部である。この突出部34は、段差部材32
と同一の取付け位置に配され、チェーン28の走行経路
から内方に突出している。突出部34は、チェーン28
の下側走行路の上方に前後に所定の間隔を有して設けら
れた2つのリミットスイッチ36、38をON/OFF
するものである。前方のリミットスイッチ36は、2つ
のチェーンホイール20と22の中心よりもやや前方に
配されて、一方の押出し部材30がコラム12の前後方
向のほぼ中心に位置した時に、他方側の突出部34が接
触するようになされている。後方のリミットスイッチ3
8は、後方チェーンホイール22付近に配されて、一方
の押出し部材30と段差部材32とがコラム12の前端
部より前方に出た時に、他方側の突出部34が接触する
ようになされている。
【0033】符号40は、底板16の前部の下方に配さ
れた売切りスイッチである。この売切りスイッチ40か
ら上方にピン42が延びており、このピン42が、底板
16に設けられた細孔19を貫通して、コラム12内に
突出するようになされている。コラム12の前列にタバ
コTが載置されているときには、ピン42が下方に押さ
れて、スイッチ40がOFFになっている。タバコTが
売切れてピン42が上方に突出したままになると、スイ
ッチ40がONとなって、不図示の売切れランプが点灯
するようになされている。
れた売切りスイッチである。この売切りスイッチ40か
ら上方にピン42が延びており、このピン42が、底板
16に設けられた細孔19を貫通して、コラム12内に
突出するようになされている。コラム12の前列にタバ
コTが載置されているときには、ピン42が下方に押さ
れて、スイッチ40がOFFになっている。タバコTが
売切れてピン42が上方に突出したままになると、スイ
ッチ40がONとなって、不図示の売切れランプが点灯
するようになされている。
【0034】上記構成の自動販売機10の作動状態につ
いて説明する。
いて説明する。
【0035】尚、説明上の便宜のため、図1の状態を出
発点とし、この状態においてコラム12の前列に収納さ
れたタバコTを下から順番に、TF1、TF2、TF3
…とし、後列に収納されたタバコTを下から順番に、T
R1、TR2、TR3…とする。もちろん両者(TFと
TR)は、同一銘柄のタバコである。
発点とし、この状態においてコラム12の前列に収納さ
れたタバコTを下から順番に、TF1、TF2、TF3
…とし、後列に収納されたタバコTを下から順番に、T
R1、TR2、TR3…とする。もちろん両者(TFと
TR)は、同一銘柄のタバコである。
【0036】(1)第1販売待機状態(図1参照) この状態においては、一方の押出し部材30とそれに近
接する段差部材33と突出部34とが(以下、この3つ
をまとめたものを搬出部材35という。)、後方チェー
ンホイール22の下方付近に位置しており、その突出部
34が後方リミットスイッチ38に接触して、モータは
OFF状態となっている。このとき、他方の搬出部材3
5は、前方チェーンホイール20の上方付近に位置して
いる。
接する段差部材33と突出部34とが(以下、この3つ
をまとめたものを搬出部材35という。)、後方チェー
ンホイール22の下方付近に位置しており、その突出部
34が後方リミットスイッチ38に接触して、モータは
OFF状態となっている。このとき、他方の搬出部材3
5は、前方チェーンホイール20の上方付近に位置して
いる。
【0037】(2)第1販売状態(図2、図3参照) モータに販売指令信号が入力すると、モータが前方チェ
ーンホイール20を、図1にて反時計回りに回転させ、
チェーン28を走行させる。これにより、後方に位置し
ていた押出し部材30が、底板16の後方から長孔18
を貫通して底板16上に突出し、コラム後壁12bの矩
形の孔13よりコラム12内に進入する。そして、その
押出し部材30は、その前面が後列の最下段のタバコT
R1の後面を前方に押しながら、コラム12内を走行す
る。このとき、後列の最下段のタバコTR1の前面が、
前列の最下段のタバコTF1の後面を前方に押圧するの
で、これら2個のタバコTR1、TF1は、一体となっ
て、底板16上を前方に滑り始める(図2の状態)。
ーンホイール20を、図1にて反時計回りに回転させ、
チェーン28を走行させる。これにより、後方に位置し
ていた押出し部材30が、底板16の後方から長孔18
を貫通して底板16上に突出し、コラム後壁12bの矩
形の孔13よりコラム12内に進入する。そして、その
押出し部材30は、その前面が後列の最下段のタバコT
R1の後面を前方に押しながら、コラム12内を走行す
る。このとき、後列の最下段のタバコTR1の前面が、
前列の最下段のタバコTF1の後面を前方に押圧するの
で、これら2個のタバコTR1、TF1は、一体となっ
て、底板16上を前方に滑り始める(図2の状態)。
【0038】このとき、底板16の段差17により、後
列の最下段のタバコTR1の前端上部が、前列の下から
2段目のタバコTF2の後端下部にぶつかることなく、
前列の最下段のタバコTF1のみを前方に押出すことが
できる。また、前列の下から2段目のタバコTF2は、
その前面がコラム前壁12aに当って止るので、後列最
下段のタバコTR1が、前列の下から2段目のタバコT
F2の下に潜り込むことができる。更に、後列の下から
2段目のタバコTR2は、その下のタバコTR1ととも
に前方に動き出しても、その前方のタバコTF2に当っ
て止る。
列の最下段のタバコTR1の前端上部が、前列の下から
2段目のタバコTF2の後端下部にぶつかることなく、
前列の最下段のタバコTF1のみを前方に押出すことが
できる。また、前列の下から2段目のタバコTF2は、
その前面がコラム前壁12aに当って止るので、後列最
下段のタバコTR1が、前列の下から2段目のタバコT
F2の下に潜り込むことができる。更に、後列の下から
2段目のタバコTR2は、その下のタバコTR1ととも
に前方に動き出しても、その前方のタバコTF2に当っ
て止る。
【0039】タバコTF1を押出している押出し部材3
0が底板16の中央付近まで走行して、前列最下段のタ
バコTF1を前方の隙間12dより商品搬出口14に落
下させる。そのとき、下方を走行する搬出部材35の突
出部34が前方のリミットスイッチ36に接触しOFF
状態となり、モータが停止する。これにより、第2販売
待機状態となる。
0が底板16の中央付近まで走行して、前列最下段のタ
バコTF1を前方の隙間12dより商品搬出口14に落
下させる。そのとき、下方を走行する搬出部材35の突
出部34が前方のリミットスイッチ36に接触しOFF
状態となり、モータが停止する。これにより、第2販売
待機状態となる。
【0040】図3に示すように、第1販売待機状態で後
列の下から2段目に載置されていたタバコTR2は、そ
の最下段のタバコTR1が前方に押出されることによ
り、底板16上に落下してくる。このとき、段差部材3
2が底板16の中央よりやや後方にて上方に突出してい
るため、そのタバコTR2は、その前部が段差部材32
上に載り、後端部が底板16とコラム後壁12bに当っ
ている。
列の下から2段目に載置されていたタバコTR2は、そ
の最下段のタバコTR1が前方に押出されることによ
り、底板16上に落下してくる。このとき、段差部材3
2が底板16の中央よりやや後方にて上方に突出してい
るため、そのタバコTR2は、その前部が段差部材32
上に載り、後端部が底板16とコラム後壁12bに当っ
ている。
【0041】(3)第2販売待機状態(図3参照) 後列の最下段にあるタバコTR2は、上述したように段
差部材によって、その前部が斜上方に傾斜した状態で支
持されている。その上に載置されているタバコTR3、
TR4…は、同様に傾斜した状態で、そのタバコTR2
とコラム後壁12bとにより支持されている。
差部材によって、その前部が斜上方に傾斜した状態で支
持されている。その上に載置されているタバコTR3、
TR4…は、同様に傾斜した状態で、そのタバコTR2
とコラム後壁12bとにより支持されている。
【0042】押出し部材30によって前方に押出された
タバコTR1は、前列の最下段に位置しており、その上
のタバコTF2、TF3…を水平に支持している。
タバコTR1は、前列の最下段に位置しており、その上
のタバコTF2、TF3…を水平に支持している。
【0043】(4)第2販売状態(図4参照) モータに販売指令信号が入力されると、チェーン28が
走行し、コラム12内に位置している押出し部材30
が、前列最下段のタバコTR1を前方に押出して、コラ
ム12前方の商品搬出口14に落下させる。そのとき、
後列の最下段のタバコTR2は、段差部材が前方に外れ
て、底板16上に水平に載置される。
走行し、コラム12内に位置している押出し部材30
が、前列最下段のタバコTR1を前方に押出して、コラ
ム12前方の商品搬出口14に落下させる。そのとき、
後列の最下段のタバコTR2は、段差部材が前方に外れ
て、底板16上に水平に載置される。
【0044】走行経路の上側を走行している搬出部材3
5が、コラム12から前方に出た時、もう一方の搬出部
材35の突出部34が後方のリミットスイッチ38に接
触してOFF状態となり、モータが停止する。これによ
り、第1販売待機状態に戻る(図1の状態)。
5が、コラム12から前方に出た時、もう一方の搬出部
材35の突出部34が後方のリミットスイッチ38に接
触してOFF状態となり、モータが停止する。これによ
り、第1販売待機状態に戻る(図1の状態)。
【0045】このように、この自動販売機10は、コラ
ム12に前後2列に積み重ねられたタバコTを最下段に
あるタバコTから順番に1つずつ搬出することができ
る。即ち、図1の状態において、搬出順序は、TF1、
TR1、TF2、TR2、…となる。
ム12に前後2列に積み重ねられたタバコTを最下段に
あるタバコTから順番に1つずつ搬出することができ
る。即ち、図1の状態において、搬出順序は、TF1、
TR1、TF2、TR2、…となる。
【0046】この自動販売機10であると、第2販売待
機状態(図3の状態)において、コラム12内の押出し
部材30の後方に近接している段差部材32が、後列の
最下段のタバコTR2の前部を支持して、その後部が斜
下方に傾斜した状態で支持する。このため、前列の下か
ら2段目のタバコTF2の後部が、後列の最下段のタバ
コTR2の前部の上に載ってしまうことがない。よっ
て、第2販売状態において、その時の前列の最下段のタ
バコTR1を前方に押出して商品搬出口14に落下させ
た時、その上のタバコTF2が、その後部より底板16
に落下して、底板16上に水平に載置される。また、そ
の第2販売状態において、後列のタバコTR2も、段差
部材32が前方に走行しすることにより、傾斜状態から
底板16上に水平に載置される状態となるため、第1販
売待機状態において、常に、前後列ともにタバコTが水
平に載置された状態にさせることができる。これによ
り、確実に最下段のタバコTから順次搬出することがで
きる。
機状態(図3の状態)において、コラム12内の押出し
部材30の後方に近接している段差部材32が、後列の
最下段のタバコTR2の前部を支持して、その後部が斜
下方に傾斜した状態で支持する。このため、前列の下か
ら2段目のタバコTF2の後部が、後列の最下段のタバ
コTR2の前部の上に載ってしまうことがない。よっ
て、第2販売状態において、その時の前列の最下段のタ
バコTR1を前方に押出して商品搬出口14に落下させ
た時、その上のタバコTF2が、その後部より底板16
に落下して、底板16上に水平に載置される。また、そ
の第2販売状態において、後列のタバコTR2も、段差
部材32が前方に走行しすることにより、傾斜状態から
底板16上に水平に載置される状態となるため、第1販
売待機状態において、常に、前後列ともにタバコTが水
平に載置された状態にさせることができる。これによ
り、確実に最下段のタバコTから順次搬出することがで
きる。
【0047】この自動販売機10は、コラム12に前後
2列にてタバコTを積み重ねているため商品収納能力が
高く、また、商品搬出口14をコラム12の前方にのみ
設けているため奥行き寸法が小さく、また、上述したよ
うに、確実にタバコTを搬出することができる。
2列にてタバコTを積み重ねているため商品収納能力が
高く、また、商品搬出口14をコラム12の前方にのみ
設けているため奥行き寸法が小さく、また、上述したよ
うに、確実にタバコTを搬出することができる。
【0048】尚、本発明において、押出し部材30は、
本実施例の形状に限定することなく、平板状の形状とし
て、その前面によりタバコTを押出すようにしてもよ
い。実施例のような後方に傾斜した形状であると、後列
のタバコTRが底板16上に落下するとき、その前部を
滑かに段差部材32上に導くことができる。
本実施例の形状に限定することなく、平板状の形状とし
て、その前面によりタバコTを押出すようにしてもよ
い。実施例のような後方に傾斜した形状であると、後列
のタバコTRが底板16上に落下するとき、その前部を
滑かに段差部材32上に導くことができる。
【0049】また、段差部材32の上面は、第2販売状
態において、段差部材32が前方に走行したとき、それ
に支持されているタバコTR2が、容易に底板16上に
滑り落ちるように、やや後方に傾斜するような形状にし
てもよい。
態において、段差部材32が前方に走行したとき、それ
に支持されているタバコTR2が、容易に底板16上に
滑り落ちるように、やや後方に傾斜するような形状にし
てもよい。
【0050】本発明においては、上述してきた商品搬出
装置の前後を反対にして自動販売機10内に設けてもよ
い。即ち、コラム12の後方に商品搬出口14を設け、
押出し部材30が商品Tの前面を後方に押出して、コラ
ム12の後方に商品Tを落下させるようにしてもよい。
装置の前後を反対にして自動販売機10内に設けてもよ
い。即ち、コラム12の後方に商品搬出口14を設け、
押出し部材30が商品Tの前面を後方に押出して、コラ
ム12の後方に商品Tを落下させるようにしてもよい。
【0051】また、上記実施例では、コラムに前後2列
にて商品を収納する自動販売機について述べたが、前後
3列以上に収納するようにしてもよく、商品の大きさ、
自動販売機の許容される奥行き寸法等を考慮して決定す
ることができる。
にて商品を収納する自動販売機について述べたが、前後
3列以上に収納するようにしてもよく、商品の大きさ、
自動販売機の許容される奥行き寸法等を考慮して決定す
ることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明の請求項1の自動販売機である
と、第1販売状態においてコラムの底面に落下してきた
後列の下から2段目の商品が、第2販売待機状態におい
て、段差部材によりその前部を支持されて傾斜状態にな
っているので、その商品の前端部に前列の下から2段目
の商品の後端部が載ってしまうことがない。したがっ
て、第2販売状態において、その前列の下から2段目の
商品が、その傾斜している商品に引掛ったりせずに、該
商品後部からコラムの底面に落下して、そこに水平に載
置させる。
と、第1販売状態においてコラムの底面に落下してきた
後列の下から2段目の商品が、第2販売待機状態におい
て、段差部材によりその前部を支持されて傾斜状態にな
っているので、その商品の前端部に前列の下から2段目
の商品の後端部が載ってしまうことがない。したがっ
て、第2販売状態において、その前列の下から2段目の
商品が、その傾斜している商品に引掛ったりせずに、該
商品後部からコラムの底面に落下して、そこに水平に載
置させる。
【0053】また、第2販売状態において、段差部材が
前方に走行して前記傾斜状態に支持されている商品の支
持を解除するので、その商品は、コラムの底面上に水平
に載置される。
前方に走行して前記傾斜状態に支持されている商品の支
持を解除するので、その商品は、コラムの底面上に水平
に載置される。
【0054】よって、第2販売状態終了時、即ち、第1
販売待機状態において、常に、コラム内の商品を前後列
ともに水平に載置させることができるので、第1販売状
態において、確実に後方より商品を押出して前列の商品
を商品搬出口に落下させることができる。
販売待機状態において、常に、コラム内の商品を前後列
ともに水平に載置させることができるので、第1販売状
態において、確実に後方より商品を押出して前列の商品
を商品搬出口に落下させることができる。
【0055】以上より、請求項1の自動販売機は、商品
収納力が高く、奥行き寸法が小さいものであっても、確
実に商品を搬出することができる。
収納力が高く、奥行き寸法が小さいものであっても、確
実に商品を搬出することができる。
【0056】本発明の請求項2の自動販売機では、押出
し部材が各列の最下段の商品の間にて停止するときに
は、常に、そのすぐ後ろの最下段の商品が、段差部材に
よって、その前部を支持された傾斜状態になっている。
そのため、その押出し部材のすぐ前の列の下から2段目
の商品の後端部が、その傾斜した商品の前端部上に載る
ことがない。よって、次の販売状態で、押出し部材の前
方の最下段の商品が前方に押出された時、上記の2段目
の商品が、その後部からコラムの底面上に落下するの
で、今度はその商品を傾斜状態に支持することができ
る。また、先の傾斜状態であった商品は、段差部材の移
動によりコラム底面上に水平に載置される。
し部材が各列の最下段の商品の間にて停止するときに
は、常に、そのすぐ後ろの最下段の商品が、段差部材に
よって、その前部を支持された傾斜状態になっている。
そのため、その押出し部材のすぐ前の列の下から2段目
の商品の後端部が、その傾斜した商品の前端部上に載る
ことがない。よって、次の販売状態で、押出し部材の前
方の最下段の商品が前方に押出された時、上記の2段目
の商品が、その後部からコラムの底面上に落下するの
で、今度はその商品を傾斜状態に支持することができ
る。また、先の傾斜状態であった商品は、段差部材の移
動によりコラム底面上に水平に載置される。
【0057】このように、段差部材により、最後列から
順次最下段の商品をコラムの底面に水平に載置させるこ
とができるので、押出し部材が再びコラムの後方よりコ
ラム内に進入するとき、最下段の商品を前方に押出し
て、最前列の商品を確実に商品搬出口に落下させること
ができる。
順次最下段の商品をコラムの底面に水平に載置させるこ
とができるので、押出し部材が再びコラムの後方よりコ
ラム内に進入するとき、最下段の商品を前方に押出し
て、最前列の商品を確実に商品搬出口に落下させること
ができる。
【0058】以上より、請求項2の自動販売機は、商品
収納力が高く、奥行き寸法が小さいものであっても、確
実に商品を搬出することができる。
収納力が高く、奥行き寸法が小さいものであっても、確
実に商品を搬出することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す商品搬出部分の第1販
売待機状態における側面図である。
売待機状態における側面図である。
【図2】第1販売状態における商品搬出部分の側面図で
ある。
ある。
【図3】第2販売待機状態における商品搬出部分の側面
図である。
図である。
【図4】第2販売状態における商品搬出部分の側面図で
ある。
ある。
【図5】第1販売待機状態における商品搬出部分の平面
図である。
図である。
【図6】第1販売待機状態における商品搬出部分の正面
図である。
図である。
【図7】従来の自動販売機100の商品搬出部分の側面
図である。
図である。
【図8】従来の自動販売機200の商品搬出部分の側面
図である。
図である。
【図9】従来の自動販売機200の商品搬出部分の側面
図である。
図である。
10……自動販売機 12……コラム 14……商品搬出口 20、22……チェーンホイール 24……駆動軸 28……チェーン 30……押出し部材 32……段差部材 36、38……リミットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 11/16
Claims (2)
- 【請求項1】1つのコラムに前後2列にて複数の商品を
積み重ねて収納する自動販売機において、 前記コラムの前方に商品搬出口を設け、 前記コラムの下方に、前後方向に走行可能なチェーンや
ベルト等よりなる無端状部材を設け、 前記無端状部材に、最下段の商品の後部を前方に押出す
ために前記コラムの底面に沿って移動する押出し部材と
前記押出し部材の後方に近接する段差部材とを取付け、 前記無端状部材を駆動させる駆動手段を設け、 前記押出し部材が下記の状態になるように前記駆動手段
を制御する制御手段を設けたことを特徴とする自動販売
機。 (1) 前記押出し部材が、後列の最下段の商品の後方に
待機している第1販売待機状態。 (2) 前記第1販売待機状態から前記無端状部材が走行
することにより、前記押出し部材が、前記後列の最下段
の商品を前方に押出して前列の最下段の商品のみを前記
商品搬出口に落下させる第1販売状態。 (3) 前記第1販売状態が終了して前記押出し部材と前
記段差部材とが停止し、前記段差部材が、後列の下から
2段目の商品の前部を支持することによりその商品を傾
斜状態に支持している第2販売待機状態。 (4) 前記第2販売待機状態から前記無端状部材が走行
することにより、前記押出し部材が前記後列の最下段の
商品を前方に押出して前記商品搬出口に落下させ、か
つ、前記段差部材が前記支持している商品の支持を解除
する第2販売状態。 - 【請求項2】1つのコラムに前後複数列にて複数の商品
を積み重ねて収納し、各列から最下段の商品を前記コラ
ムの前方に設けた商品搬出口に順次落下させる自動販売
機において、 前記コラムの下方に前後方向に走行可能なチェーンやベ
ルト等よりなる無端状部材を設け、 前記無端状部材に、最下段の商品の後部を前方に押出す
ために前記コラムの底面に沿って移動する押出し部材
と、前記押出し部材の後方に近接する段差部材とを取付
け、 前記押出し部材は、各列の最下段の商品の間にて停止
し、その停止時に、前記段差部材が、前記押出し部材の
後方の商品の前部を支持してその商品を傾斜状態に支持
しており、 前記停止している押出し部材が、次の停止位置まで移動
することによって、その前方の最下段の商品の後部を前
方に押出して最前列の最下段の商品のみを前記商品搬出
口に落下させることを特徴とする自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11615294A JP3268411B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11615294A JP3268411B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07320137A JPH07320137A (ja) | 1995-12-08 |
JP3268411B2 true JP3268411B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=14680055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11615294A Expired - Fee Related JP3268411B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268411B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109399243A (zh) * | 2017-12-31 | 2019-03-01 | 彭方 | 床板装订用板材输送机和板材输送方法 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP11615294A patent/JP3268411B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07320137A (ja) | 1995-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3268411B2 (ja) | 自動販売機 | |
US2255007A (en) | Shift container vending mechanism | |
JPH07320138A (ja) | 自動販売機 | |
JP2001338334A (ja) | たばこ自動販売機 | |
JP3322523B2 (ja) | 自動販売機の商品収納投出装置 | |
JPH07325969A (ja) | 自動販売機 | |
JP3333855B2 (ja) | 箱形商品自動販売機の商品搬出装置 | |
JP2001134830A (ja) | 自動販売機の商品収容装置 | |
JPH0991514A (ja) | 箱形商品自動販売機のプッシャ式商品搬出装置 | |
JP2001006043A (ja) | 自動販売機の商品搬出装置 | |
JP4113023B2 (ja) | 自動販売機の商品払出装置 | |
JPH05186051A (ja) | 自動販売機 | |
JPH0761600A (ja) | 自動販売機の商品搬出装置 | |
JP3720891B2 (ja) | 商品投出装置 | |
JP3527023B2 (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JP3014163B2 (ja) | 自動販売機 | |
JPH09330464A (ja) | 自動販売機の商品搬出装置 | |
JPH0844944A (ja) | 自動販売機 | |
JP2000187772A (ja) | 自動販売機の商品搬出装置 | |
JPH09274683A (ja) | 自動販売機の商品搬出装置 | |
JPH11272950A (ja) | 自動販売機の商品払出装置 | |
JP3413529B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP3826514B2 (ja) | 自動販売機の商品収納払出装置 | |
JP2001155234A (ja) | 自動販売機の商品収容装置 | |
JPH07160938A (ja) | 自動販売機のプッシャー式商品搬出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |