JPH07209011A - 自動車用ナビゲータ - Google Patents

自動車用ナビゲータ

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JPH07209011A
JPH07209011A JP1251695A JP1251695A JPH07209011A JP H07209011 A JPH07209011 A JP H07209011A JP 1251695 A JP1251695 A JP 1251695A JP 1251695 A JP1251695 A JP 1251695A JP H07209011 A JPH07209011 A JP H07209011A
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vehicle
map data
data
area
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JP1251695A
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English (en)
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Yutaka Shirai
裕 白井
Akira Endo
晃 遠藤
Takanori Shibata
孝則 柴田
Fumio Tsujii
文男 辻井
Yoji Matsuoka
洋司 松岡
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ZANABUI INFORMATICS KK
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ZANABUI INFORMATICS KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】運転車に必要な道路地図の選択を明確に表示す
る自動車用ナビゲータを提供する。 【構成】標準縮尺の地図の一部のみに拡大縮尺の地図を
用意する。標準縮尺の地図データを表示させている場
合、車両の現在位置が、予め定めた領域の内側に入った
時、受付手段が尺度の変更を受付可能であることを操作
員に知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ナビゲータ
に係り、特に、車載用表示画面に道路地図及び走行軌跡
を表示する自動車用ナビゲータの表示機能の改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用ナビゲータとして、隣接地
図を自動切換で表示するものが知られている(例えば、
特開昭57−206817号)。
【0003】この種の従来装置では、隣接地図が複数存
在する場合に、いずれか1つの地図を選択決定して自動
的に表示画面を更新する様にしている。
【0004】しかし、この場合、隣接地図が存在するの
かしないのか、またいくつの隣接地図が存在するのかが
乗員に表示されず不明確であり、更に同様に地図の用意
されていない領域への対応策もなされていなかった。
【0005】一方、道路網の密集した大都市圏などで
は、標準縮尺地図だけでは視認性が低下するため拡大地
図への切換表示が望まれる。
【0006】この場合、拡大地図を予めデータとして外
部装置に用意しておく方法が考えられる。
【0007】しかし、この外部記憶装置として、カセッ
トテープ等のシーケンシャルアクセスを必要とするもの
にあっては、該当道路地図データの格納場所へのアクセ
ス及びそのデータの読込みに時間がかかり、迅速な画面
切換が期待できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、運転車に
必要な道路地図の選択表示を明確にし、且つ地図の縮尺
切換を迅速に実行することのできる自動車用ナビゲータ
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明によれば、現在表示されている表示道路地
図から車輛がはずれたとき、その方向の隣接地図が用意
されているか調べて、用意されていない時はその旨を画
面表示し、複数枚用意されているときは、その中から1
つの地図に決定し画面表示切換する。更に、現在表示中
の地図内で車両の現在位置に現表示地図と縮尺の異なる
地図が用意されているかを調べて、用意されているとき
はその旨を運転者に知らせ、運転者から地図切換の要求
がされたとき迅速に画面切換を行なえるようにする。具
体的には、隣接地図の存在・枚数・拡大地図の存在・位
置座標値を道路地図データに付加しておく、ここで拡大
地図の位置座標値は実際の領域より一まわり大きい領域
の値とし、それらの領域の重複している領域で予め記録
媒体の該当する道路地図データ部分を探索しておくこと
により、上記の如き表示を隣接地図や拡大地図へ切換え
る様にする。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に従ってこの発明の実施例を
説明する。
【0011】第1図はこの発明の実施例を示す全体系統
図である。
【0012】このナビゲーションシステム全体の動作制
御はマイクロコンピュータ(MPU)101で行う。
【0013】102は、方位センサおよび車速センサで
ある。方位センサは、車両の進行方向の絶対方位を地磁
気を用いて検出するセンサで、検出した方位のX成分・
Y成分のアナログ量を増巾したものを出力する。また、
車速センサは車速に応じたオン・オフパルスを出力する
車速パルスセンサである。
【0014】103は、MPU101と操作者とのやり
取りを行なう操作スイッチであり、103については、
第2図で詳細に説明する。
【0015】104はMPU101と、車速・方位セン
サ102と操作スイッチ103とのインタフェイスをな
す入出力LSIである。
【0016】105は、画面表示するために用意されて
いるデジタル道路地図データを記憶しておく外部記憶装
置で、例えばカセットテープを用いる。
【0017】106は、MPU101と外部記憶装置1
05との制御信号及びデータの入出力を制御するための
小形磁気テープ装置制御用LSI(CMTC)である。
105と106は、合わせて地図データの記憶手段を構
成する。
【0018】107は、MPU101が演算及び制御動
作を行なう際に、一時的なデータ蓄積として用いる揮発
性メモリ(RAM)である。
【0019】108は、MPU101の各種制御動作・
演算処理動作のプログラムを蓄積しておくための不揮発
性メモリ(ROM)である。
【0020】109は、カラーCRT116に道路地図
などの各種表示データを送信する回路部の中核をなすL
SI(CRTC)である。
【0021】110は、カラーCRT116に表示する
内容を格納しているメモリ111〜114と、MPU1
01及びCRTC109等との接続を切換える機能を有
するマルチプレクサである。
【0022】111〜113は、外部記憶装置105に
蓄積されている道路地図データを格納しておくグラフィ
ックメモリである。この格納動作は、MPU101の監
視下でCMTC106を介して外部記憶装置105から
道路地図データを読み取り、そのデータをマルチプレク
サ110によりRデータ(赤色データ)を111へ、G
データ(緑データ)を112へ、Bデータ(青データ)
を113へ書き込む。
【0023】114は、操作スイッチ103で得られる
車両の初期位置と、車速・方位センサ102から得られ
る車両の移動方向及び移動量とにより得られる車両の走
行軌跡を格納しておくグラフィックメモリである。
【0024】115は、カラーCRT116の要求仕様
に合致したレベル変換及び波形整形処理を行なうビデオ
コントローラである。これがグラフィックメモリ111
〜114とカラーCRT116とに接続されて、メモリ
111〜114の中身(データ)をCRT116へ送信
し、道路地図及び走行軌跡が画面表示する。
【0025】次に、第2図に、第1図の操作スイッチ1
03の一例を示す。
【0026】まず201はナビゲータの機能の起動をか
けるためのスイッチで、押下すると点燈し、更に押下す
ると消滅する、押ボタン式点燈スイッチ(例えば面照光
LEDタクトスイッチ)である。
【0027】ここで201のナビゲータスイッチを押下
すると、カラーCRT116に地図番号の初期値“0”
が、ROM108からメモリ114へ書き込まれ、ビデ
オコントローラ115によりこれが表示される。204
は、拡大地図を指示するスイッチである。また、204
は、拡大地図が選択可能になった時に、MPU101の
指示によって点燈されて、拡大地図が選択可能であるこ
とを、知らせるための拡大ランプでもある。
【0028】操作者は、現在位置を含んでいる地図番号
を予め用意しておいた地図帳より検索しておく。次に、
CRTに表示されている数字を、キー206〜209を
用いて変化させる。キー206及び208は数値を増加
させるキーで、207及び209は数値を減少させるキ
ーである。これら4つのキーを用いて、地図帳で検索し
た地図番号とCRT116に表示されている地図番号を
一致させる。
【0029】一致させた後、202の設定キーを押下す
ることで、MPU101が該当地図をCMTC106を
介して外部記憶装置105から探し、マルチプレクサ1
10を介して道路地図データR・G・Bをそれぞれメモ
リ111・112・113へ格納し、CRT116へ表
示する。
【0030】次に、表示中の地図内での車両の現在位置
を設定するため、メモリ114へカーソルデータをRO
M108から書き込み表示画面に十字カーソルを重複表
示する。その様子を第3図に示す。
【0031】301は、前述の操作により外部記憶装置
105からローディングした地図を表わしている。30
2及び303は、グラフィックメモリ114へ書き込ま
れた十字カーソルである。この十字カーソルの交点30
4を現在地の所へ移動させ現在位置の設定を行なう。カ
ーソルの縦線302の移動は、第2図のスイッチ208
及び207で行なう。スイッチ208では左、スイッチ
207では右へ移動する。横線303はスイッチ206
及び209で行なう。206では上、209では下へ移
動する。
【0032】こうした操作スイッチを用い交点304を
現在位置の所へ移動させ、設定キー202で位置決めが
終了したことをMPU101へ伝える。203の取消キ
ーは、地図番号の設定及び現在位置の設定を取消すこと
を、MPU101へ伝えるスイッチである。
【0033】スイッチ204は、ナビゲータ動作を開始
し、車両位置が予め拡大図の用意されている領域に入っ
たとき点燈する押ボタン式点燈スイッチである。このス
イッチ204の点燈中に押下すると、表示地図を該当す
る拡大地図へ切換える。そして消燈する。スイッチ20
5は、表示地図が拡大地図へ切換えられたとき、標準縮
尺(拡大される前)の地図が用意されていることを点燈
により知らせる押ボタン式点燈スイッチで、点燈中に押
下されると表示画面は拡大地図から標準地図へ戻り、こ
のスイッチ205は消燈し、拡大スイッチ204は点燈
する。
【0034】第4図は実際の表示例を示す。
【0035】カラーCRT116に該当道路標準(縮
尺)地図を表示し、更に車両の走行軌跡401を重複表
示している画面例である。この標準(縮尺)地図に拡大
(縮尺)地図が用意されている様子が第5図である。第
5図のカラーCRT116に、拡大地図領域として50
2が予め用意されている。更に、この502の領域を覆
うように領域501を設けている。この領域を領域50
2の包含領域、あるいは単に包含領域と呼ぶことにす
る。
【0036】ここで、車両の走行軌跡401が、拡大地
図の用意されている領域502へ入ったとき、拡大可能
スイッチ204が点燈するのである。
【0037】次に、第6図に特定地区領域とその隣接領
域の様子を示す。
【0038】これは、特願昭58−174220号公報
の「車載用ナビゲータ」と同様の考え方であり、隣接領
域との重複領域に応じて、どの地図へ更新すべきかを決
定する過程は同じである。これに新たに隣接地図の存在
の有無も考慮するようにする。また、第5図のように車
両が拡大地図領域へ入ったとき、拡大地図への切換を可
能にし、しかもそれをできるだけ高速にするために、地
図データにそのためのデータを付加する。
【0039】この模様を第7図に示す。
【0040】第7図で用いているサーチデータ701及
び地図データ703は、特願昭58−168211「自
動車用ナビゲーション装置」と同様であり、この発明に
よればこれに更に704以下のデータを付加して地図デ
ータ702としている。
【0041】まず、704は、表示地図に隣接する地図
が用意されているかを示す識別子で、表示地図の右上か
ら反時計方向に順番にb0 〜b7 を割り当て、それぞれ
ビットが立っているとき、その隣接地図が存在すること
を示すとしている。
【0042】具体的には、第6図のエリア601を表示
中の標準地図とすると、隣接地図602〜609に対
し、b0→602,b1→603,b2→604,b3→6
05,b4→606,b5→607,b6→608,b7
609と対応付けておく。エリア704の拡大地図の個
数は、標準地図M(m,n)にいくつの拡大地図が用意
されているかを示している。エリア706,707は拡
大地図に対するデータで、エリア706はエリア708
〜711に示したように、地図M(m,n)のどの位置
にその拡大図があるかを示すデータである。
【0043】これを第5図を用いて説明すると、708
の左下隅X座標値は503のX座標値を、709の左下
隅Y座標値は503のY座標値を、710の右下隅X座
標値は504のX座標値を、711の右下隅Y座標値は
504のY座標値を指している。また、505及び50
6の座標値は、拡大包含地図501の形状を一定にして
おけば、503と504を用いて求まるので、データと
して与える必要はない。
【0044】エリア707は、エリア706の拡大地図
の識別地図番号でエリア712のようにデータを持つ。
この番号をもとにしてサーチデータから該当する拡大地
図を外部記憶装置105からローディングする。ここ
で、拡大地図データのデータフォーマットは703のよ
うにする。
【0045】また、この拡大地図に更に拡大地図(これ
を詳細地図と呼ぶことにする)を用意した場合は、拡大
地図データのフォーマットも702と同様にすればよく
(但し704以下の拡大→詳細と置き換える)、第2図
に詳細というスイッチを追加すれば詳細地図の追加も可
能で、こうしたことにより多段階の拡張が可能となる。
エリア706,707といった拡大地図に関するデータ
は、エリア705の拡大地図の個数分だけ用意してお
く。
【0046】以下、この発明の実施例の動作を第8図及
び第9図のフローチャートで説明する。
【0047】まず、第2図の操作キーでナビゲータの初
期設定が終了した後、801の開始起動がかかる。次に
102の車速・方位センサからのデータを、802で読
込み、803で車両の現在位置が表示画面中のどの位置
にあるかを算出する。
【0048】次に、804でCRT116に表示中の地
図の種類が、標準(縮尺)地図か調べ、標準地図であれ
ば、805で隣接地図との重複領内にあるかどうか調
べ、重複領域内であれば特願昭58−174220「車
載用ナビゲータ」の如く隣接地図を決定する。
【0049】このとき、隣接地図の有無を示す704の
データを用いて、決定した隣接地図があればそのままに
し、なければ未決定ということで隣接地図番号を“0”
にする。807でこの隣接地図番号が決定したかどうか
を調べ、決定されていれば外部記憶装置105の中の該
当道路地図データ部の頭出しをする。
【0050】この後、809で方位・車速データを読込
み、810で次に車両が移動した位置を算出する。81
1で表示中の領域と異なる領域すなわち表示中の領域か
らはみ出したかを判定し、はみ出していれば、812で
CMT106の下で外部記憶装置105から道路地図デ
ータをローディングし、グラフィックメモリ111〜1
13へ書き込む。
【0051】このとき、走行軌跡用メモリ114も新地
図の位置にあわせて変更し、813で表示画面を更新
し、814で車両の現在位置を移動、すなわちメモリ1
14へ書き込み、802の制御へ戻る。
【0052】また、804で表示中の画面が、標準地図
ではなく拡大地図と判定されたときは、803で算出し
た車両の新しい位置が、現在表示中の画面内かどうかを
815で判定し、画面内であれば標準ランプ205を8
16で点燈させ、814で車両の走行軌跡を移動(追
加)し、802の制御へ戻る。815で車両が拡大地図
からはずれていると判定したときは、817で点燈中の
標準ランプ205を消燈し、818で元の標準縮尺地図
を再びグラフィックメモリ111〜113へ書き込み、
メモリ114の走行軌跡を標準地図用に書き換え、81
4で車両の現在位置を移動(追加)し、802の制御へ
戻る。
【0053】805で、表示中の画面が標準地図で隣接
地図と重複領域外に車両位置があると判定したときは、
819で拡大地図1〜iの包含領域内にあるかを、地図
データ702の拡大包含地図1〜iの2隅座標値を用い
て判定し、いずれかの包含領域内であれば、820で車
両が拡大地図の領域内に入ったかどうかを調べ、入って
いれば拡大ランプ204を点燈する。拡大地図領域外で
あれば、822で該当拡大地図番号を地図データ702
の拡大包含地図に付随している地図番号より獲得し、外
部記憶装置105中の該当道路地図データ部の頭出しを
する。そして、814で車両の現在位置を移動(追加)
し、802の制御へ戻る。
【0054】更に、807で、表示中の画面が標準地図
で、しかも隣接地図との重複領域内に車両位置があり、
806で隣接地図番号が未決定のときは、823で方位
・車速データを読込み、824で次に車両が移動した位
置を算出し、825で表示中の領域と異なる領域すなわ
ち表示中の領域からはみ出し、道路地図データの用意さ
れていない隣接地図領域へ移ろうとしているときには、
826で地図が用意されていないことを画面表示しこの
制御を終了する。これは、道路地図用のグラフィックメ
モリ111〜113の内容のカラーCRT116への表
示をやめ、メモリ114へROM108へ貯えておいた
“NO MAP”という文字データ情報を書き込み、メ
モリ114の内容のみをカラーCRT116へ表示する
ことで実現させる。825で、車両位置がまだ表示画面
内に止どまっていると判定したときは、827で車両の
現在位置を移動(追加)し、805の制御へ戻る。
【0055】次に、第9図の制御動作を説明する。
【0056】これは、第2図の拡大204もしくは標準
205のスイッチが押下されたとき、拡大地図/標準地
図へ画面更新する制御の流れを示す。
【0057】すなわち、第8図の制御を行なっていると
き、一定時間(例えば100msec)毎にタイマー割
込みを発生させ、この制御動作の先頭に来るようにす
る。901で第2図の拡大スイッチ204、標準スイッ
チ205のキーが押下されたか判定し、キーインがなけ
れば、904に行き、第8図の制御中で割込みが発生し
た番地(通常、戻り番地と呼ばれている)へ戻る。
【0058】キーインの認識がされたなら、それが拡大
204か標準205のどちらかであるかを902で判定
する。
【0059】まず、拡大と判定したときは、908で拡
大スイッチのランプ204が点燈中か調べ、点燈してい
なければ、このスイッチ204の押下は無意味なので9
04へ移り、戻り番地へ行き、割込みを解除する。点燈
中は、まず909で消燈し、910で表示中の画面を拡
大地図へ910で切換え、911で標準スイッチ205
のランプを点燈した後、904で割込みを解除し、戻り
番地へジャンプする。
【0060】902で、キーインが標準と判定されたと
きも、拡大の時と同様の処理で、まず903で標準ラン
プ205が点燈中か調べ、消燈していれば割込みを解除
し、戻り番地へジャンプする。ランプが点燈していれ
ば、905で消燈し、906で標準地図に表示画面を切
換え、907で拡大スイッチ204のランプを点燈した
後、904で割込みを解除し、戻り番地へジャンプす
る。
【0061】以上の制御動作をMPU101が行なうこ
とにより、隣接地図及び拡大地図への切換機能を達成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの系統を
示すブロック図。
【図2】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの操作ス
イッチの説明図。
【図3】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの表示画
面の一例を示す説明図。
【図4】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの表示画
面の一例と操作スイッチを示す説明図。
【図5】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの表示画
面の一例と操作スイッチを示す説明図。
【図6】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの地図デ
ータの構成を示す説明図。
【図7】本発明の実施例の自動車用ナビゲータに格納さ
れているデータの構成を示す説明図。
【図8】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの動作を
示すフローチャート。
【図9】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの動作を
示すフローチャート。
【符号の説明】
101…マイクロコンピュータ(MPU)、102…セ
ンサ、103…操作スイッチ、104…入出力LSI、
105…カセットテープ(外部記憶装置)、106…小
型磁気テープ装置制御用LSI(CMTC)、107…
揮発性メモリ(RAM)、108…不揮発性メモリ(R
OM)、109…CRTC、110…マルチプレクサ、
111,112,113…グラフィックメモリ、114
…グラフィックメモリ、115…ビデオコントローラ、
116…カラーCRT。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】自動車用ナビゲータ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ナビゲータ
に係り、特に、車載用表示画面に道路地図及び走行軌跡
を表示する自動車用ナビゲータの表示機能の改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭57−20681
7号に記載されているように、自動車用ナビゲータとし
て、隣接地図を自動切換で表示するものが知られてい
る。
【0003】しかしながら、従来の隣接地図を自動切換
で表示する自動車用ナビゲータは、隣接地図が存在する
のかしないのか、また、いくつの隣接地図が存在するの
かが、乗員にはわからないということが問題になってい
る。
【0004】一方、道路網の密集した大都市圏などで
は、標準縮尺地図だけでは視認性が低下するため拡大
地図への切換表示が可能な自動車用ナビゲータが望まれ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】乗員が拡大地図を必要
とするのは、道路網の密集した大都市圏のように、標準
縮尺地図の一部の地域である。しかしながら、標準縮尺
地図の一部の地域のみに拡大地図を用意した場合には、
従来の隣接地図の場合と同じように、拡大地図が存在す
るのかしないのかが、乗員にはわからない。このため、
乗員が、拡大地図への迅速な画面切り換えを指示できな
いという問題が生じると考えられる。
【0006】本発明は、標準縮尺の地図の一部の地域に
ついてのみに、拡大縮尺の地図を備えた自動車用ナビゲ
ータであって、拡大縮尺の地図への迅速な切り換えを可
能にする自動車用ナビゲータを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、車両の走行距離を車速から検出す
る車速センサと、前記車両の進行方位を検出する方位セ
ンサと、道路地図を表わす第1の地図データおよび前記
第1の地図データの一部の地区について用意された拡大
縮尺の第2の地図データを記憶した記憶手段と、前記記
憶手段の地図データと前記車両の現在位置を表示するた
めの表示手段と、前記表示手段に表示されている地図デ
ータの拡大の指示を外部から受け付けるための操作スイ
ッチと、制御手段と、前記操作スイッチが拡大の指示を
受け付け可能であることを操作員に知らせる手段とを有
し、前記制御手段は、前記車速センサおよび方位センサ
の検出結果を用いて前記車両の現在位置を演算する手段
と、前記第1の地図データのうち、前記車両の現在位置
を含んだデータを選定し、前記車両の現在位置とともに
前記表示手段に表示させる手段と、前記第1の地図デー
タを前記表示手段に表示させている場合に、前記車両の
現在位置があらかじめ定めた領域に入った時、前記知ら
せる手段に操作員に拡大可能であることを知らせること
を実行させる手段と、前記第1の地図データを前記表示
手段に表示させている場合に、前記車両の現在位置と、
前記第2の地図データが用意されている領域とを比較
し、前記車両の現在位置が前記領域に入り、かつ、前記
操作スイッチが拡大の指示を受けた場合に、前記表示手
段に、現に表示されている第1の地図データに代えて、
第2の地図データを表示させる手段とを備える自動車用
ナビゲータが提供される。
【0008】
【作用】本発明の車両用ナビゲータでは、表示手段に第
1の地図データを表示しているとき、予め定めた領域に
車両が入った場合には、地図の拡大の指示を受け付け可
能である旨を操作員に知らせる。そして、この状態の時
に、運転者から縮尺切換の要求がされたとき、表示手段
の表示を、拡大縮尺の第2の地図データに切り換える。
【0009】これにより、操作員は、拡大縮尺の第2の
地図データが用意されているかどうかを明確に知ること
ができるので、拡大地図が必要な場合には、迅速に画面
を切り換えさせることができる。
【0010】拡大縮尺の第2の地図データが用意されて
いるかどうかは、例えば、拡大縮尺の第2の地図の存在
・位置座標値を、地図データに付加しておくことによ
り、制御装置が調べることが可能になる。このとき、拡
大縮尺の第2の地図データの位置座標値を、実際の領域
より一まわり大きい領域の値とすることにより、包含領
域を設定することができる。
【0011】また、記録媒体の該当する拡大縮尺の第2
の地図データの格納されている位置部分を予め探索して
おくことにより、操作員から地図切換の要求がされたと
きに迅速に画面切換を行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に従ってこの発明の実施例を
説明する。
【0013】第1図はこの発明の実施例を示す全体系統
図である。
【0014】このナビゲーションシステム全体の動作制
御はマイクロコンピュータ(MPU)101で行う。
【0015】102は、方位センサおよび車速センサで
ある。方位センサは、車両の進行方向の絶対方位を地磁
気を用いて検出するセンサで、検出した方位のX成分・
Y成分のアナログ量を増巾したものを出力する。また、
車速センサは車速に応じたオン・オフパルスを出力する
車速パルスセンサである。
【0016】103は、MPU101と操作者とのやり
取りを行なう操作スイッチであり、例えば、操作者から
の地図番号および縮尺の選択を受け付ける。103につ
いては、第2図で詳細に説明する。
【0017】104はMPU101と、車速・方位セン
サ102と操作スイッチ103とのインタフェイスをな
す入出力LSIである。
【0018】105は、画面表示するために用意されて
いるデジタル道路地図データを記憶しておく外部記憶装
置で、例えばカセットテープを用いる。
【0019】106は、MPU101と外部記憶装置1
05との制御信号及びデータの入出力を制御するための
小形磁気テープ装置制御用LSI(CMTC)である。
105と106は、合わせて地図データの記憶手段を構
成する。
【0020】107は、MPU101が演算及び制御動
作を行なう際に、一時的なデータ蓄積として用いる揮発
性メモリ(RAM)である。
【0021】108は、MPU101の各種制御動作・
演算処理動作のプログラムを蓄積しておくための不揮発
性メモリ(ROM)である。
【0022】109は、カラーCRT116に道路地図
などの各種表示データを送信する回路部の中核をなすL
SI(CRTC)である。
【0023】110は、カラーCRT116に表示する
内容を格納しているメモリ111〜114と、MPU1
01及びCRTC109等との接続を切換える機能を有
するマルチプレクサである。
【0024】111〜113は、外部記憶装置105
蓄積されている道路地図データを格納しておくグラフィ
ックメモリである。この格納動作は、MPU101の監
視下でCMTC106を介して外部記憶装置105から
道路地図データを読み取り、そのデータをマルチプレク
サ110によりRデータ(赤色データ)を111へ、G
データ(緑データ)を112へ、Bデータ(青データ)
を113へ書き込む。
【0025】114は、操作スイッチ103で得られる
車両の初期位置と、車速・方位センサ102から得られ
る車両の移動方向及び移動量とにより得られる車両の走
行軌跡を格納しておくグラフィックメモリである。
【0026】115は、カラーCRT116の要求仕様
に合致したレベル変換及び波形整形処理を行なうビデオ
コントローラである。これがグラフィックメモリ111
〜114とカラーCRT116とに接続されて、メモリ
111〜114の中身(データ)をCRT116へ送信
し、道路地図及び走行軌跡が画面表示する。
【0027】次に、第2図に、第1図の操作スイッチ1
03の一例を示す。
【0028】まず201はナビゲータの機能の起動をか
けるためのスイッチで、押下すると点燈し、更に押下す
ると消滅する、押ボタン式点燈スイッチ(例えば面照光
LEDタクトスイッチ)である。
【0029】ここで201のナビゲータスイッチを押下
すると、カラーCRT116に地図番号の初期値“0”
が、ROM108からメモリ114へ書き込まれ、ビデ
オコントローラ115によりこれが表示される。
【0030】204は、拡大地図を指示するスイッチで
ある。また、204は、拡大地図が選択可能になった時
に、MPU101の指示によって点燈されて、拡大地図
が選択可能であることを、知らせるための拡大ランプで
もある。
【0031】操作者は、現在位置を含んでいる地図番号
を予め用意しておいた地図帳より検索しておく。次に、
CRTに表示されている数字を、キー206〜209を
用いて変化させる。キー206及び208は数値を増加
させるキーで、207及び209は数値を減少させるキ
ーである。これら4つのキーを用いて、地図帳で検索し
た地図番号とCRT116に表示されている地図番号を
一致させる。
【0032】一致させた後、202の設定キーを押下す
ることで、MPU101が該当地図をCMTC106を
介して外部記憶装置105から探し、マルチプレクサ1
10を介して道路地図データR・G・Bをそれぞれメモ
リ111・112・113へ格納し、CRT116へ表
示する。
【0033】次に、表示中の地図内での車両の現在位置
を設定するため、メモリ114へカーソルデータをRO
M108から書き込み表示画面に十字カーソルを重複表
示する。その様子を第3図に示す。
【0034】301は、前述の操作により外部記憶装置
105からローディングした地図を表わしている。30
2及び303は、グラフィックメモリ114へ書き込ま
れた十字カーソルである。この十字カーソルの交点30
4を現在地の所へ移動させ現在位置の設定を行なう。カ
ーソルの縦線302の移動は、第2図のスイッチ208
及び207で行なう。スイッチ208では左、スイッチ
207では右へ移動する。横線303はスイッチ206
及び209で行なう。206では上、209では下へ移
動する。
【0035】こうした操作スイッチを用い交点304を
現在位置の所へ移動させ、設定キー202で位置決めが
終了したことをMPU101へ伝える。203の取消キ
ーは、地図番号の設定及び現在位置の設定を取消すこと
を、MPU101へ伝えるスイッチである。
【0036】スイッチ204は、ナビゲータ動作を開始
し、車両位置が予め拡大図の用意されている領域に入っ
たとき点燈する押ボタン式点燈スイッチである。このス
イッチ204の点燈中に押下すると、表示地図を該当す
る拡大地図へ切換える。そして消燈する。スイッチ20
5は、表示地図が拡大地図へ切換えられたとき、標準縮
尺(拡大される前)の地図が用意されていることを点燈
により知らせる押ボタン式点燈スイッチで、点燈中に押
下されると表示画面は拡大地図から標準地図へ戻り、こ
のスイッチ205は消燈し、拡大スイッチ204は点燈
する。
【0037】第4図は実際の表示例を示す。
【0038】カラーCRT116に該当道路標準(縮
尺)地図を表示し、更に車両の走行軌跡401を重複表
示している画面例である。この標準(縮尺)地図に拡大
(縮尺)地図が用意されている様子が第5図である。第
5図のカラーCRT116に、拡大地図領域として50
2が予め用意されている。更に、この502の領域を覆
うように領域501を設けている。この領域を領域50
2の包含領域、あるいは単に包含領域と呼ぶことにす
る。
【0039】ここで、車両の走行軌跡401が、拡大地
図の用意されている領域502へ入ったとき、拡大可能
スイッチ204が点燈するのである。
【0040】次に、第6図に特定地区領域とその隣接領
域の様子を示す。
【0041】これは、特願昭58−174220号公報
の「車載用ナビゲータ」と同様の考え方であり、隣接領
域との重複領域に応じて、どの地図へ更新すべきかを決
定する過程は同じである。これに新たに隣接地図の存在
の有無も考慮するようにする。また、第5図のように車
両が拡大地図領域へ入ったとき、拡大地図への切換を可
能にし、しかもそれをできるだけ高速にするために、地
図データにそのためのデータを付加する。
【0042】この模様を第7図に示す。
【0043】第7図で用いているサーチデータ701及
び地図データ703は、特願昭58−168211「自
動車用ナビゲーション装置」と同様であり、この発明に
よればこれに更に704以下のデータを付加して地図デ
ータ702としている。
【0044】まず、704は、表示地図に隣接する地図
が用意されているかを示す識別子で、表示地図の右上か
ら反時計方向に順番にb0 〜b7 を割り当て、それぞれ
ビットが立っているとき、その隣接地図が存在すること
を示すとしている。
【0045】具体的には、第6図のエリア601を表示
中の標準地図とすると、隣接地図602〜609に対
し、b0→602,b1→603,b2→604,b3→6
05,b4→606,b5→607,b6→608,b7
609と対応付けておく。エリア704の拡大地図の個
数は、標準地図M(m,n)にいくつの拡大地図が用意
されているかを示している。エリア706,707は拡
大地図に対するデータで、エリア706はエリア708
〜711に示したように、地図M(m,n)のどの位置
にその拡大図があるかを示すデータである。
【0046】これを第5図を用いて説明すると、708
の左下隅X座標値は503のX座標値を、709の左下
隅Y座標値は503のY座標値を、710の右下隅X座
標値は504のX座標値を、711の右下隅Y座標値は
504のY座標値を指している。また、505及び50
6の座標値は、拡大包含地図501の形状を一定にして
おけば、503と504を用いて求まるので、データと
して与える必要はない。
【0047】エリア707は、エリア706の拡大地図
の識別地図番号でエリア712のようにデータを持つ。
この番号をもとにしてサーチデータから該当する拡大地
図を外部記憶装置105からローディングする。ここ
で、拡大地図データのデータフォーマットは703のよ
うにする。
【0048】また、この拡大地図に更に拡大地図(これ
を詳細地図と呼ぶことにする)を用意した場合は、拡大
地図データのフォーマットも702と同様にすればよく
(但し704以下の拡大→詳細と置き換える)、第2図
に詳細というスイッチを追加すれば詳細地図の追加も可
能で、こうしたことにより多段階の拡張が可能となる。
エリア706,707といった拡大地図に関するデータ
は、エリア705の拡大地図の個数分だけ用意してお
く。
【0049】以下、この発明の実施例の動作を第8図及
び第9図のフローチャートで説明する。
【0050】まず、第2図の操作キーでナビゲータの初
期設定が終了した後、801の開始起動がかかる。次に
102の車速・方位センサからのデータを、802で読
込み、803で車両の現在位置が表示画面中のどの位置
にあるかを算出する。
【0051】次に、804でCRT116に表示中の地
図の種類が、標準(縮尺)地図か調べ、標準地図であれ
ば、805で隣接地図との重複領内にあるかどうか調
べ、重複領域内であれば特願昭58−174220「車
載用ナビゲータ」の如く隣接地図を決定する。
【0052】このとき、隣接地図の有無を示す704の
データを用いて、決定した隣接地図があればそのままに
し、なければ未決定ということで隣接地図番号を“0”
にする。807でこの隣接地図番号が決定したかどうか
を調べ、決定されていれば外部記憶装置105の中の該
当道路地図データ部の頭出しをする。
【0053】この後、809で方位・車速データを読込
み、810で次に車両が移動した位置を算出する。81
1で表示中の領域と異なる領域すなわち表示中の領域か
らはみ出したかを判定し、はみ出していれば、812で
CMT106の下で外部記憶装置105から道路地図デ
ータをローディングし、グラフィックメモリ111〜1
13へ書き込む。
【0054】このとき、走行軌跡用メモリ114も新地
図の位置にあわせて変更し、813で表示画面を更新
し、814で車両の現在位置を移動、すなわちメモリ1
14へ書き込み、802の制御へ戻る。
【0055】また、804で表示中の画面が、標準地図
ではなく拡大地図と判定されたときは、803で算出し
た車両の新しい位置が、現在表示中の画面内かどうかを
815で判定し、画面内であれば標準ランプ205を8
16で点燈させ、814で車両の走行軌跡を移動(追
加)し、802の制御へ戻る。815で車両が拡大地図
からはずれていると判定したときは、817で点燈中の
標準ランプ205を消燈し、818で元の標準縮尺地図
を再びグラフィックメモリ111〜113へ書き込み、
メモリ114の走行軌跡を標準地図用に書き換え、81
4で車両の現在位置を移動(追加)し、802の制御へ
戻る。
【0056】805で、表示中の画面が標準地図で隣接
地図と重複領域外に車両位置があると判定したときは、
819で拡大地図1〜iの包含領域内にあるかを、地図
データ702の拡大包含地図1〜iの2隅座標値を用い
て判定し、いずれかの包含領域内であれば、820で車
両が拡大地図の領域内に入ったかどうかを調べ、入って
いれば拡大ランプ204を点燈する。拡大地図領域外で
あれば、822で該当拡大地図番号を地図データ702
の拡大包含地図に付随している地図番号より獲得し、
部記憶装置105中の該当道路地図データ部の頭出しを
する。そして、814で車両の現在位置を移動(追加)
し、802の制御へ戻る。
【0057】更に、807で、表示中の画面が標準地図
で、しかも隣接地図との重複領域内に車両位置があり、
806で隣接地図番号が未決定のときは、823で方位
・車速データを読込み、824で次に車両が移動した位
置を算出し、825で表示中の領域と異なる領域すなわ
ち表示中の領域からはみ出し、道路地図データの用意さ
れていない隣接地図領域へ移ろうとしているときには、
826で地図が用意されていないことを画面表示しこの
制御を終了する。これは、道路地図用のグラフィックメ
モリ111〜113の内容のカラーCRT116への表
示をやめ、メモリ114へROM108へ貯えておいた
“NO MAP”という文字データ情報を書き込み、メ
モリ114の内容のみをカラーCRT116へ表示する
ことで実現させる。825で、車両位置がまだ表示画面
内に止どまっていると判定したときは、827で車両の
現在位置を移動(追加)し、805の制御へ戻る。
【0058】次に、第9図の制御動作を説明する。
【0059】これは、第2図の拡大204もしくは標準
205のスイッチが押下されたとき、拡大地図/標準地
図へ画面更新する制御の流れを示す。
【0060】すなわち、第8図の制御を行なっていると
き、一定時間(例えば100msec)毎にタイマー割
込みを発生させ、この制御動作の先頭に来るようにす
る。901で第2図の拡大スイッチ204、標準スイッ
チ205のキーが押下されたか判定し、キーインがなけ
れば、904に行き、第8図の制御中で割込みが発生し
た番地(通常、戻り番地と呼ばれている)へ戻る。
【0061】キーインの認識がされたなら、それが拡大
204か標準205のどちらかであるかを902で判定
する。
【0062】まず、拡大と判定したときは、908で拡
大スイッチのランプ204が点燈中か調べ、点燈してい
なければ、このスイッチ204の押下は無意味なので9
04へ移り、戻り番地へ行き、割込みを解除する。点燈
中は、まず909で消燈し、910で表示中の画面を拡
大地図へ910で切換え、911で標準スイッチ205
のランプを点燈した後、904で割込みを解除し、戻り
番地へジャンプする。
【0063】902で、キーインが標準と判定されたと
きも、拡大の時と同様の処理で、まず903で標準ラン
プ205が点燈中か調べ、消燈していれば割込みを解除
し、戻り番地へジャンプする。ランプが点燈していれ
ば、905で消燈し、906で標準地図に表示画面を切
換え、907で拡大スイッチ204のランプを点燈した
後、904で割込みを解除し、戻り番地へジャンプす
る。
【0064】以上の制御動作をMPU101が行なうこ
とにより、隣接地図及び拡大地図への切換機能を達成で
きる。
【0065】
【発明の効果】本発明は、標準縮尺の地図の一部につい
てのみに、拡大縮尺の地図を備えた自動車用ナビゲータ
であって、拡大縮尺の地図への切換選択の可否を、運転
者に明確に表示することができる自動車用ナビゲータが
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの系統を
示すブロック図。
【図2】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの操作ス
イッチの説明図。
【図3】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの表示画
面の一例を示す説明図。
【図4】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの表示画
面の一例と操作スイッチを示す説明図。
【図5】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの表示画
面の一例と操作スイッチを示す説明図。
【図6】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの地図デ
ータの構成を示す説明図。
【図7】本発明の実施例の自動車用ナビゲータに格納さ
れているデータの構成を示す説明図。
【図8】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの動作を
示すフローチャート。
【図9】本発明の実施例の自動車用ナビゲータの動作を
示すフローチャート。
【符号の説明】 101…マイクロコンピュータ(MPU)、102…セ
ンサ、103…操作スイッチ、104…入出力LSI、
105…外部記憶装置、106…小型磁気テープ装置制
御用LSI(CMTC)、107…揮発性メモリ(RA
M)、108…不揮発性メモリ(ROM)、109…C
RTC、110…マルチプレクサ、111,112,1
13…グラフィックメモリ、114…グラフィックメモ
リ、115…ビデオコントローラ、116…カラーCR
T。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻井 文男 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (72)発明者 松岡 洋司 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の走行距離を車速から検出する車速セ
    ンサと、前記車両の進行方位を検出する方位センサと、
    道路地図を表わす第1の地図データおよび前記第1の地
    図データの一部の地区について用意された拡大縮尺の第
    2の地図データを記憶した記憶手段と、前記記憶手段の
    地図データと前記車両の現在位置を表示するための表示
    手段と、前記表示手段に表示されている地図データの拡
    大の指示を外部から受け付けるための操作スイッチと、
    制御手段と、前記操作スイッチが拡大の指示を受け付け
    可能であることを操作員に知らせる手段とを有し、 前記制御手段は、 前記車速センサおよび方位センサの検出結果を用いて前
    記車両の現在位置を演算する手段と、 前記第1の地図データのうち、前記車両の現在位置を含
    んだデータを選定し、前記車両の現在位置とともに前記
    表示手段に表示させる手段と、 前記第1の地図データを前記表示手段に表示させている
    場合に、前記車両の現在位置があらかじめ定めた領域に
    入った時、前記知らせる手段に操作員に拡大可能である
    ことを知らせることを実行させる手段と、 前記第1の地図データを前記表示手段に表示させている
    場合に、前記車両の現在位置と、前記第2の地図データ
    が用意されている領域とを比較し、前記車両の現在位置
    が前記領域に入り、かつ、前記操作スイッチが拡大の指
    示を受けた場合に、前記表示手段に、現に表示されてい
    る第1の地図データに代えて、第2の地図データを表示
    させる手段とを備えることを特徴とする自動車用ナビゲ
    ータ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記予め定めた領域
    は、前記第2の地図データが用意されている領域である
    ことを特徴とする自動車用ナビゲータ。
  3. 【請求項3】車両の走行距離を車速から検出する車速セ
    ンサと、前記車両の進行方位を検出する方位センサと、
    道路地図を表わす第1の地図データおよび前記第1の地
    図データの一部の地区について用意された拡大縮尺の第
    2の地図データを記憶した記憶手段と、前記記憶手段の
    地図データと前記車両の現在位置を表示するための表示
    手段と、前記表示手段に表示されている地図データの拡
    大の指示を外部から受け付けるための操作スイッチと、
    制御手段と、前記操作スイッチが尺度の変更を受付可能
    であることを操作員に知らせる手段とを有し、 前記記憶手段には、前記一部の地区を距離を持って包含
    する領域の外周の位置を示す位置データが格納され、 前記制御手段は、 前記車速センサおよび方位センサの検出結果を用いて前
    記車両の現在位置を演算する手段と、 前記第1の地図データのうち、前記車両の現在位置を含
    んだデータを選定し、前記車両の現在位置とともに前記
    表示手段に表示させる手段と、 前記第1の地図データを前記表示手段に表示させている
    場合に、前記車両の現在位置と、前記包含領域の位置デ
    ータとを比較し、前記車両の現在位置が前記包含領域に
    入った時、前記記憶手段内における前記第2の地図デー
    タの格納されている位置を探索し、 前記探索手段によって第2の地図データが探索された場
    合、前記車両の現在位置と、前記探索手段によって探索
    された第2の地図データが用意されている領域とを比較
    し、前記車両の現在位置が前記領域に入った時、前記知
    らせる手段に操作員に拡大可能であることを知らせるこ
    とを実行させる手段と、 前記知らせる手段が操作員に拡大可能であることを知ら
    せている時に、前記操作スイッチが拡大の指示を受けた
    場合に、前記表示手段に、現に表示されている第1の地
    図データに代えて、第2の地図データを表示させる手段
    とを備えることを特徴とする自動車用ナビゲータ。
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