JPH07207688A - マンホール用インバート、及びマンホール底壁の施工方法 - Google Patents

マンホール用インバート、及びマンホール底壁の施工方法

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JPH07207688A
JPH07207688A JP6001708A JP170894A JPH07207688A JP H07207688 A JPH07207688 A JP H07207688A JP 6001708 A JP6001708 A JP 6001708A JP 170894 A JP170894 A JP 170894A JP H07207688 A JPH07207688 A JP H07207688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manhole
bottom wall
divided
invert
plate body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6001708A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Yasuda
義博 安田
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マンホールの底壁を簡単に成形できるインバ
ートと、その施工方法を提供する。 【構成】 マンホールの底壁を構成する合成樹脂製板体
のほぼ中央部を横断して排水溝11を凹設し、該排水溝
11の両側の底板12を排水溝11に向かって下り勾配
の傾斜面に形成すると共に、該排水溝11と直交してほ
ぼ二分割した半割板体1a,1bを形成する。そして、
それぞれの半割板体1a,1bの外周縁部に沿って垂下
壁13を設け、該垂下壁13の下部に水平方向に突出し
た鍔14を設ける。 【効果】 マンホールの底壁を簡単に成形できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマンホールの底壁を簡単
に成形できるインバート、及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からマンホールの底壁を成形するに
は、掘削した溝の底部を突き固めてからコンクリート製
の底壁ブロックを設置し、この底壁ブロック上にセメン
ト、モルタル等を流し込んで排水溝を形成すると共に、
該排水溝の両側の底壁を排水溝に向かって下り勾配の傾
斜面に形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来施工法は、底壁ブロック上に流し込んだセメント、モ
ルタル等をコテで奇麗に表面仕上げする必要があるた
め、熟練した左官工が必要であり、またセメント、モル
タル等の養生に時間がかかるという問題があった。とこ
ろが、近年左官工の人手不足が深刻化しており、この種
業界では熟練を要することなく、マンホールの底壁を簡
単に成形できるインバートの開発が望まれていた。
【0004】本発明はかかる課題を解決したものであっ
て、マンホールの底壁を簡単に成形できるインバート
と、その施工方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、マン
ホールの底壁を構成する合成樹脂製板体をほぼ二分割す
ると共に、それぞれの半割板体の外周縁部に沿って垂下
壁を設け、該垂下壁の下部に水平方向に突出した鍔を設
けたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、合成樹脂製板体のほぼ
中央部を横断して排水溝を凹設し、該排水溝の両側の底
板を排水溝に向かって下り勾配の傾斜面に形成すると共
に、該排水溝と直交してほぼ二分割した半割板体からな
ることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、合成樹脂製板体をほぼ
二分割すると共に、それぞれの半割板体の外周縁部に沿
って垂下壁を設け、該垂下壁の下部に水平方向に突出し
た鍔を設けたインバートを用いてマンホールの底壁を形
成するにあたり、それぞれの半割板体を分割してマンホ
ール内に搬入する。次いで、それぞれの半割板体を底壁
ブロック上に載置し、該底壁ブロックと半割板体との間
にセメント、モルタル等の充填剤を介在させると共に、
それぞれの半割板体の垂下壁の下部に設けた鍔にボルト
等の固定金具を挿通し、該固定金具の一端部を底壁ブロ
ックに螺合して半割板体の高さを調整することを特徴と
する。
【0008】
【作用】請求項1の発明は、合成樹脂製板体をほぼ二分
割した半割板体からなるので、狭いマンホール内でもマ
ンホール底壁の成形が容易である。また、それぞれの半
割板体の外周縁部に沿って設けた垂下壁の下部に水平方
向に突出した鍔を設けたので、該鍔で半割板体を底壁ブ
ロック上に安定した状態で支持できる。
【0009】請求項2の発明は、合成樹脂製板体のほぼ
中央部を横断して排水溝を凹設し、該排水溝と直交して
二分割した半割板体からなるので、それぞれの半割板体
の高さを調整することによって排水溝の傾斜勾配を調整
できる。また、排水溝の両側の底板が該排水溝に向かっ
て下り勾配の傾斜面に形成されているので、マンホール
内に流入した排水の流出が円滑に行なわれる。
【0010】請求項3の発明は、インバートが二分割さ
れた半割板体からなるので、マンホール内への搬入が容
易となり、セメント、モルタル等の充填剤の投入して固
定金具で半割板体の高さを調整すると、マンホールの底
壁が形成される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にて詳細に説明
する。図1は本発明の一実施例を示すマンホールの縦断
面図、図2はインバートの部分切断斜視図、図3はイン
バートの取付け状態を示す要部の断面図、図4はインバ
ートの取付け状態の他の実施例を示す要部の断面図であ
って、図中1はインバート、2はマンホール、3は底壁
ブロック、4はセメント、モルタル等の充填剤、5はボ
ルト等の固定金具である。
【0012】インバート1は塩化ビニル樹脂、ポリエチ
レン樹脂等の合成樹脂製板体からなるものであって、該
板体のほぼ中央部を横断して排水溝11を凹設し、該排
水溝11の両側の底板12を排水溝11に向かって下り
勾配の傾斜面に形成すると共に、該排水溝11と直交し
てほぼ二分割した半割板体1a,1bからなっている。
それぞれの半割板体1a,1bは外周縁部に沿って垂下
壁13が設けられており、該垂下壁13の下部に水平方
向に突出した鍔14が設けられている。鍔14には所定
間隔でボルト等の固定金具5を挿通できる孔141が設
けられている。
【0013】また、図3に示した如く半割板体1a,1
bの分割面にも、前記同様に垂下壁15,17と鍔1
6,18とが設けられている。即ち、一方の半割板体1
aには垂下壁15と、該垂下壁15の下部に水平方向に
突出した鍔16とが設けられており、他方の半割板体1
bには垂下壁17と、該垂下壁17の下部に水平方向に
突出した鍔18とが設けられている。そして、一方の半
割板体1aの鍔16上に他方の半割板体1bの鍔18を
載置したとき、それぞれの半割板体1a,1bの底板1
2の上面が面一となるように設定されている。このと
き、図4に示した如く一方の半割板体1aの垂下壁15
に凹部151を設け、該凹部151に他方の半割板体1
bの鍔18を嵌合させるようにすると、双方の半割板体
1a,1bを強固に固定することができる。
【0014】次に、この半割板体1a,1bからなるイ
ンバート1を用いてマンホールの底壁を成形する施工手
順を説明する。まず、図1に示した如く掘削した溝の底
部を突き固めてからコンクリート製の底壁ブロック3を
設置し、この底壁ブロック3の上にマンホール2を構築
する。そこで、マンホール2内に半割板体1a,1bを
分割した状態で搬入し、底壁ブロック3上に載置する。
【0015】このとき、底壁ブロック3上の適所にセメ
ント、モルタル等の充填剤4を投入する。そこで、一方
の半割板体1aの鍔14,16に設けた孔141,16
1にボルト等の固定金具5を挿通すると共に、該固定金
具5の一端部を底壁ブロック3に埋め込んだナットに螺
合させて半割板体1aの高さ調整を行なう。同様にして
他方の半割板体1bを底壁ブロック3上に載置し、その
外周縁部の鍔14に設けた孔141にボルト等の固定金
具5を挿通して高さ調整を行なうと共に、分割面に設け
た鍔18を一方の半割板体1aの鍔16上に載置して固
定する。
【0016】そこで、図3に示した如く、それぞれの半
割板体1a,1bの分割面の隙間にパテ等のコーキング
材6を封入すると共に、半割板体1a,1bの外周縁部
に沿って設けた垂下壁13とマンホール2の内周面との
隙間aにパテ等のコーキング材6を封入する。最後に排
水溝11と連通したマンホール2の接続孔に流入管7と
流出管8を接続して施工作業が完了する。
【0017】尚、本発明の一実施例を示す図2には円形
状のインバート1を例示したが、このインバート1はマ
ンホール2の形状に合わせて方形状とすることもでき
る。また、それぞれの半割板体1a,1bは排水溝11
に沿って二分割することもできる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のインバート
は合成樹脂製板体をほぼ二分割した半割板体からなるの
で、狭いマンホール内でも組立てが容易であり、熟練を
要することなく、マンホールの底壁を簡単に成形するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すマンホールの縦
断面図である。
【図2】図2はインバートの部分切断斜視図である。
【図3】図3はインバートの取付け状態を示す要部の断
面図である。
【図4】図4はインバートの取付け状態の他の実施例を
示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 インバート 2 マンホール 3 底壁ブロック 4 セメント、モルタル等の充填剤 1a,1b 半割板体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールの底壁を構成する合成樹脂製
    板体をほぼ二分割すると共に、それぞれの半割板体(1
    a),(1b)の外周縁部に沿って垂下壁(13)を設
    け、該垂下壁(13)の下部に水平方向に突出した鍔
    (14)を設けたことを特徴とするマンホール用インバ
    ート。
  2. 【請求項2】 合成樹脂製板体のほぼ中央部を横断して
    排水溝(11)を凹設し、該排水溝(11)の両側の底
    板(12)を排水溝(11)に向かって下り勾配の傾斜
    面に形成すると共に、該排水溝(11)と直交してほぼ
    二分割した半割板体(1a),(1b)からなることを
    特徴とする請求項1記載のマンホール用インバート。
  3. 【請求項3】 合成樹脂製板体をほぼ二分割すると共
    に、それぞれの半割板体(1a),(1b)の外周縁部
    に沿って垂下壁(13)を設け、該垂下壁(13)の下
    部に水平方向に突出した鍔(14)を設けたインバート
    を用いてマンホールの底壁を形成するにあたり、それぞ
    れの半割板体(1a),(1b)を分割してマンホール
    (2)内に搬入し、次いでそれぞれの半割板体(1
    a),(1b)を底壁ブロック(3)上に載置して該底
    壁ブロック(3)と半割板体(1a),(1b)との間
    にセメント、モルタル等の充填剤(4)を介在させ、ま
    たそれぞれの半割板体(1a),(1b)の垂下壁(1
    3)の下部に設けた鍔(14)にボルト等の固定金具
    (5)を挿通すると共に該固定金具(5)の一端部を底
    壁ブロック(3)に螺合して半割板体(1a),(1
    b)の高さを調整することを特徴とするマンホール底壁
    の施工方法。
JP6001708A 1994-01-12 1994-01-12 マンホール用インバート、及びマンホール底壁の施工方法 Pending JPH07207688A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266047A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Sekisui Chem Co Ltd 耐震マンホール継手及び耐震管継手
CN104695481A (zh) * 2015-04-03 2015-06-10 昆山巴城水泥制品有限公司 电力电信电缆工作井

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006266047A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Sekisui Chem Co Ltd 耐震マンホール継手及び耐震管継手
JP4648050B2 (ja) * 2005-03-25 2011-03-09 積水化学工業株式会社 耐震マンホール継手及び耐震管継手
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