JP2001123517A - 下水道マンホールのインバート施工方法 - Google Patents

下水道マンホールのインバート施工方法

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JP2001123517A
JP2001123517A JP30227299A JP30227299A JP2001123517A JP 2001123517 A JP2001123517 A JP 2001123517A JP 30227299 A JP30227299 A JP 30227299A JP 30227299 A JP30227299 A JP 30227299A JP 2001123517 A JP2001123517 A JP 2001123517A
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gutter
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JP30227299A
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Masatoshi Utano
正敏 歌野
Yasuo Nakazato
保雄 中里
Takeo Tsukada
武男 塚田
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Nichikon KK
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Nichikon KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特殊技能を必要とすることなく、一般作業員に
より簡単に施工できるインバートの施工方法を提供す
る。 【解決手段】浮き上がり防止片を備え、底面にコイルバ
ネ2を取付けた樋状インバート本体1を、円柱形押え治
具3で流入管12、流出管13に位置を合わせて固定
し、その下方に粗骨材を敷き詰め、高流動性のセメント
モルタルを流し込んで、粗骨材の隙間を埋めてインバー
トを施工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水道マンホール
のインバート施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】下水道マンホールの底部は、流入口と流
出口を樋状の水路で結び、汚水が滞留しないような構造
に形成されている。この構造は、インバートと呼ばれて
いる。
【0003】このインバートは、現場合わせ的な要素が
あるため、従来、現場にマンホールを組立施工した後、
特殊技能を有するモルタル工の手作業により製造施工さ
れているのが一般的である。
【0004】このような従来の技術を改善する技術とし
て特公平6−96875号公報にはマンホールの底部に
モルタル又は生コンクリートで基盤を打設し、この基盤
上に半円形断面のインバート継手を載せ、その端部を流
入管及び流出管と対応合致する安定状態とし、継目に目
地を施して固定し、このインバート継手に乗りながらモ
ルタル又は生コンクリートのインバート継手用抱込み層
を打設し、インバート継手の上縁部を左官定規として抱
込み層の上方の仕上をする技術が示されている。この技
術は基盤の適正な形成、インバート継手の適切な位置ぎ
め、目地施工などに手間を要し、さらにコンクリートの
硬化時間中は作業中断を要し、インバート継手を足場と
してその上に乗りながら作業を行うので、インバート継
手及びその固定を強固にする必要がある等の問題があ
る。
【0005】また実用新案登録第2517524号公報
には、プラスチック製の水路材と、その下部に設置高さ
に等しく、底面が平坦なコンクリート台とを一体に形成
したインバートが示されている。このインバートはマン
ホール内に設置するとき、流入管、流出管に一致するよ
うに高さや方向や傾きを合わせるのに手間がかかり、ま
たその外側にコンクリートを打設するので、手間がかか
る。またこれらの技術では打設コンクリート中に内部気
泡欠陥が生ずるおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のよう
な特殊技能を必要とすることなく、作業手間を大幅に節
減し、一般作業員により簡単迅速に施工ができ、内部気
泡等を生ずる怖れのない、下水道マンホールのインバー
ト施工方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたもので、その技術手段は、樋状
インバート本体を下水道マンホールの流入管、流出管と
流水面を一致させて固定し、インバート本体の下方及び
側方に粗骨材を敷き詰め、セメントモルタルを流し込ん
で、粗骨材の隙間を埋めることを特徴とする下水道マン
ホールのインバート施工方法である。
【0008】本発明において、インバートとは、下水道
マンホールの底部に形成される、流入口と流出口を樋状
の水路で結んで、汚水が滞留しないようにした構造を言
う。また、樋状インバート本体とは、このインバートを
形成するための樋状の成型品を言う。ここで、粗骨材は
粒径15〜20mm程度の砕石等を言い、細骨材を含ま
ないものである。また、流し込むセメントモルタルとし
ては、高流動性のセメントモルタルを用いることがが好
ましい。高流動性のセメントモルタルは流動性が高く、
粗骨材の隙間に密に充填され、硬化時間が比較的短く、
硬化後の強度が高く、耐久性に富み、作業性に優れた材
料である。
【0009】前記樋状インバート本体は、その上部近傍
両側に浮き上がり防止片を備え、底部外面には高さ調整
自在な脚を備えると、施工の際に現場で高さを合わせる
ための格別の手間が不要であり、任意の高さの調整が容
易であり、また、セメントモルタルを流し込んだとき樋
状インバート本体が浮き上がって位置が狂うのを防止す
ることができ好適である。高さ調整自在な脚の例として
は、伸縮自在なコイルバネを用いると樋状インバート本
体の高さ調整が極めて容易である。
【0010】前記樋状インバート本体を配設する際、樋
状インバート本体及び流入、流出管内に亘って円柱形押
え治具を配設し、樋状インバート本体を固定することと
すれば、連結する流入、流出管の底部とインバートの底
部を容易に一致させることができ好ましい。この円筒形
押え治具の外径は、樋状インバート本体の内径と流入、
流出管の内径が等しいときはその内径に合致させておけ
ばよく、多少異なっても、円筒形押え治具を弾性を有す
る材料で形成しておくと、弾性により一致させることが
容易であり保持が確実となるなど、作業性が著しく向上
する。なお、高さ調整がきわめて容易な伸縮自在なコイ
ルバネの脚と併用すると相乗効果により樋状インバート
本体の高さ調整がさらに一層容易となる。
【0011】また、前記円筒形押え治具に代えて、半円
柱形下部体と、その上側に取り付けられた平板上にジャ
ッキボルトを備えた押え治具を用い、ジャッキボルトを
流入、流出管内に圧着させて流入、流出管底とインバー
ト溝底部を同一面になるように固定することとすれば、
流入、流出管底とインバート底部を同一面に一致させる
ことが確実容易に達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図6に本発明のインバートの形状を
示す。樋状インバート本体1は、コンクリート製でもよ
いがプラスチック製の方が割れるおそれもなく、軽量で
取り扱いが容易であり望ましい。
【0013】樋状インバート本体1にはコイルバネ2が
固着されており、また、浮き上がり防止片6がその側部
に固着されている。
【0014】下水道マンホールのインバートは、図11
〜図14に代表して示すように、流入、流出管が種々の
形状、配置で多数分岐合併で設けられるものがある。従
って、樋状インバート本体1としては、図6に示す直線
状のもののほかに、図11〜図14に代表して示すよう
な形状に対応する部材を予め製作しておくと良い。この
場合にも、樋状インバート本体1にコイルバネおよび浮
き上がり防止片を付けたものとすると好適である。
【0015】以下に流入管、流出管が一直線の場合を例
にとって、実施例の施工手順を説明する。 (1)図1に示すように、マンホール11を所定の位置
に設置し、流入管12、流出管13を接続した状態にし
ておく。一般的にこの状態でインバートの施工待ちとな
る。図1では、マンホール11の底部に樋状インバート
本体1を置いた状態を示している。このとき、樋状イン
バート本体1は流入管12、流出管13に連結可能な方
向に向けておく。該樋状インバート本体1の上面底部
は、図1に示す如く、コイルバネ2により、流入、流出
管底よりもHだけ高くなっている。 (2)図2は、樋状インバート本体1を下方へ押し付け
ながら、円柱形押え治具3を流入管12、流出管13に
それぞれ挿入することにより、樋状インバート本体1の
上面底部を流入管12、流出管13の内面底部と一致さ
せると共に、樋状インバート本体1をその位置に固定す
る工程を示している。図3は図2のA−A矢視図であ
る。図7〜図9は、円柱形押え治具3に代わり、半円柱
形下部体8と、その上側に取り付けられた平板上にジャ
ッキボルト10を備えた押え治具を用いた例の説明図で
ある。なお、押え治具3又は半円形下部体8は、ゴム製
とし、弾性があるものとすると、図10に示すように、
流入管12と流出管13とが一直線上でなく、取付け角
度に多少の偏角14があっても使用することができ好ま
しい。 (3)図4に示すように、粗骨材4(15〜20mm程
度の砕石)を、下水道マンホールの底部に詰める。粗骨
材4は樋状インバート本体1の浮き上がり防止片6が隠
れるまで詰め、その後、高流動性の速硬性セメントモル
タル5をその隙間に流し込んで、粗骨材4の隙間を埋め
る。高流動性の速硬性セメントモルタル5としては、例
えば商品名ハイセメコンD2を用いる。セメントモルタ
ルは、高流動性なのでインバート下部に気泡ができな
い。 (4)速硬性セメントモルタル5が固化し、粗骨材4が
固定したら、押え治具3を取り外し、図5に示すよう
に、樋状インバート本体1の周囲の傾斜部を、固練りモ
ルタル7で仕上げてインバートの施工を完了する。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、従来、現場で特殊技能
を有する技能者が手作業で施工していた下水道マンホー
ルのインバート施工を誰でも精度良く容易に施工するこ
とができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】下水道マンホールの一部断面側面図である。
【図2】本発明の実施例の説明図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】本発明の実施例の説明図である。
【図5】本発明の実施例の説明図である。
【図6】樋状インバート本体の一例の斜視図である。
【図7】本発明の実施例の説明図である。
【図8】図7のB−B矢視図である。
【図9】図7の拡大説明図である。
【図10】流入管の角度に偏倚がある実施例の平面図で
ある。
【図11】インバートの例を示す平面図である。
【図12】インバートの例を示す平面図である。
【図13】インバートの例を示す平面図である。
【図14】インバートの例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 樋状インバート本体 2 コイルバネ 3 円柱形押え治具 4 粗骨材 5 セメントモルタル 6 浮き上がり防止片 7 固練りモルタル 8 半円柱形下部体 9 平板 10 ジャッキボルト 11 下水道マンホール 12 流入管 13 流出管 14 偏角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 武男 川崎市中原区新丸子町751番地 株式会社 ニチコン内 Fターム(参考) 2D047 BA29 2D063 DA21 DA30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋状インバート本体を下水道マンホール
    の流入管、流出管と流水面を一致させて固定し、インバ
    ート本体の下方及び側方に粗骨材を敷き詰め、セメント
    モルタルを流し込んで、粗骨材の隙間を埋めることを特
    徴とする下水道マンホールのインバート施工方法。
  2. 【請求項2】 前記樋状インバート本体は、上部近傍両
    側に浮き上がり防止片を備え、底部外面には高さ調整自
    在な脚を備えたことを特徴とする請求項1記載の下水道
    マンホールのインバート施工方法。
  3. 【請求項3】 前記樋状インバート本体及び流入、流出
    管内に円柱形押え治具を挿入し、樋状インバート本体を
    固定することを特徴とする請求項1又は2記載の下水道
    マンホールのインバート施工方法。
  4. 【請求項4】 前記円筒形押え治具に代えて、半円柱形
    下部体と、その上側に取り付けられた平板上にジャッキ
    ボルトを備えた押え治具を用い、ジャッキボルトを流
    入、流出管内に圧着させて樋状インバート本体を固定す
    ることを特徴とする請求項3記載の下水道マンホールの
    インバート施工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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