JPH072013U - コアドリル - Google Patents
コアドリルInfo
- Publication number
- JPH072013U JPH072013U JP3240793U JP3240793U JPH072013U JP H072013 U JPH072013 U JP H072013U JP 3240793 U JP3240793 U JP 3240793U JP 3240793 U JP3240793 U JP 3240793U JP H072013 U JPH072013 U JP H072013U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- abrasive
- flexible hose
- core drill
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Drilling Tools (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】切削部位に研磨材が効率的に供給でき、切削チ
ップの冷却と目立てが十分に行われることによって高い
切削性能を維持することができるコアドリルを提供す
る。 【構成】先端周縁にダイヤモンド粒をバインダ材で保持
した切削チップ10を有する筒状コア4a内に、筒状コ
アが取り付けられた駆動軸に穿設された流体供給路と接
続する可撓性ホースを設けたものであり、コアドリル4
を回転すると筒状コア4a内の可撓性ホース8cが遠心
力により筒状コア4aの内壁に押し付けられ、駆動軸8
内の流体供給路8a、8bから供給される研磨材を混入
した冷却流体が可撓性ホース8cを介し、筒状コア4内
壁に沿って切削チップ10に供給される。
ップの冷却と目立てが十分に行われることによって高い
切削性能を維持することができるコアドリルを提供す
る。 【構成】先端周縁にダイヤモンド粒をバインダ材で保持
した切削チップ10を有する筒状コア4a内に、筒状コ
アが取り付けられた駆動軸に穿設された流体供給路と接
続する可撓性ホースを設けたものであり、コアドリル4
を回転すると筒状コア4a内の可撓性ホース8cが遠心
力により筒状コア4aの内壁に押し付けられ、駆動軸8
内の流体供給路8a、8bから供給される研磨材を混入
した冷却流体が可撓性ホース8cを介し、筒状コア4内
壁に沿って切削チップ10に供給される。
Description
【0001】
本考案は、コンクリート等の被削材に穿孔を行う乾式タイプのコアドリルに関 する。
【0002】
従来、この種の乾式タイプのコアドリルは、図4に示すように筒状コア4a’ の先端にダイヤモンド粒をバインダ材で保持した切削チップ10’が固着された コアドリル4’をモータ等の駆動源(図示せず)で回転駆動して被削材S’の切 削を行っている。
【0003】 そして、このようなバインダ材でダイヤモンド粒を固めて切刃を形成した切削 チップ10’では、良好な切削状態を保つために、表面のダイヤモンド粒が損耗 したり脱落した後にバインダ材が摩耗して順次内方の新しいダイヤモンド粒が表 面に現れる、自生作用ないし目立て作用が促進されることが要求されるため、エ アホース11’から駆動軸8’と支持部9’間に形成されたスイベルジョイント J’、駆動軸8’内の水平供給路8a’及び垂直供給路8d’を通して圧縮空気 とともに研磨材を筒状コア4a’内面下方に噴射し、被切削材S’の切削時に空 気流で切削チップの冷却を行いながら研磨材により切削チップ10’の目立てを 行っている。
【0004】
しかしながら、このような従来技術にあっては、圧縮空気に研磨材を混入して もコアドリルの筒状コア内面全体に研磨材が拡散して筒状コア内側の被削材上に 滞留してしまい、切削部位には十分に供給することができない欠点があった。 このため切削チップのメタルボンド等のバインダ材が研磨材と十分接触できない ことから目立てが十分に行われず切削性能が低下するという問題点があった。
【0005】 本考案は、従来のコアドリルの上記の問題点を解決し、切削部位に研磨材が効 率的に供給でき、切削チップの冷却と目立てが十分に行われることによって高い 切削性能を維持することができるコアドリルを提供することを目的としている。
【0006】
上記問題を解決するために、本考案は、先端周縁にダイヤモンド粒をバインダ 材で保持した切削チップを有する筒状コア内に、筒状コアが取り付けられた駆動 軸に穿設された流体供給路と一端側が接続され他端側が筒状コア内に開口された 可撓性ホースを設けたものである。
【0007】
コアドリルを回転すると筒状コア内の可撓性ホースが遠心力により筒状コアの内 壁に押し付けられ、駆動軸内の流体供給路から供給される研磨材を混入した冷却 流体が可撓性ホースを介し、筒状コア内壁に沿って切削チップに供給される。
【0008】
本考案の一実施例について、図面を参照して説明する。 図1において、1は本考案の適用される乾式タイプのコアドリル装置の概略を 示したもので、装置本体部2、モータ等の回転駆動源3、コアドリル4、切削屑 を吸引して回収する集塵手段5、圧縮空気供給手段6、及び、研磨材を供給する 研磨材供給手段7が設けられている。
【0009】 コアドリル4は、回転駆動源3に連結され、図2に示すように、装置本体側2 の支持部9に回転自在に支持されている駆動軸8の下端に取り付けられた筒状コ ア4aを有しており、その下端周縁にはダイヤモンド粒をメタルボンド等のバイ ンダ材で焼結した切削チップ10が連続的に固定されている。
【0010】 駆動軸8内部には、その径方向に水平供給路8aと一端側がこれに連通した軸 方向の垂直供給路8bとが設けられている。 そして、垂直供給路8bの他端側には開放端が筒状コア4a内に開口している 可撓性ホース8cが接続されている。
【0011】 前記水平供給路8aには、駆動軸8と支持部9の下端部間に形成されたスイベ ルジョイントJを介してエアホース11が連結されている。 エアホース11は図1に示されているエアコンプレッサ等の圧縮空気供給手段 6及び開閉バルブ12を介して研磨材供給手段7に接続されている。
【0012】 コアドリル4下方の周囲には吸引ヘッド13がコアドリル4を回転可能な状態 に囲繞して設けられており、この吸引ヘッド13には集塵ホース14を介して図 1に示されている集塵手段5が接続されている。
【0013】 次に本考案のコアドリル装置1による穿孔過程を説明する。 コンクリート等の被削材S上でコアドリル4を回転駆動源3で回転駆動しなが ら下降させることにより筒状コア4a先端の切削チップ10はコンクリート等 の被削材Sに食い付いて穿孔が開始される。
【0014】 穿孔が開始されるとともに、圧縮空気供給手段6から高圧の空気がエアホース 11を介して支持部9と駆動軸8により形成されているスイベルジョイントJか ら駆動軸内8内に送り込まれ、駆動軸8内の水平供給路8a、垂直供給路8b、 及び、可撓性ホース8cを順次通過してコアドリル4内に送り込まれる。
【0015】 この時、開閉バルブ12を開放すると研磨材の貯留されている研磨材供給手段 7内の研磨材がエアホース11内に混入され、圧縮空気と共にコアドリル4に供 給される。 可撓性ホース8cは駆動軸8と共に回転しているため、遠心力が作用して筒状 コア4aの内壁に押し付けられるように屈曲する。
【0016】 この可撓性ホース8cを通って圧縮空気と研磨材は噴出速度50m/secで 筒状コア4aの内壁に沿って下方の切削部位に誘導され、切削チップ10のバイ ンダ材が研磨材と十分に接触して磨減され、自己ドレッシング作用(目立て作用 )が促進される。
【0017】 また、この時可撓性ホース8cから流出した空気流は筒状コア4aの内壁に沿 ってこれを冷却しながら下方に流れ、切削チップ10を冷却したのち切削屑や研 磨材と共に吸引ヘッド13に導かれ、集塵ホース14を通って集塵手段5に回収 される。
【0018】 図3は本願考案の他の実施例を示すものであってコアドリル4を水平にして用 いる場合を示している。 この場合にも可撓性ホース8cから筒状コア内面に沿って切削チップ10側に 噴出される空気流により研磨材は駆動軸側の筒状コア4a内面に無駄に堆積する ことなく切削チップ10に供給される。
【0019】
本考案によれば、コアドリル内の駆動軸の垂直供給路の下端に可撓性ホースを 連結し、駆動軸の回転により生ずる遠心力の作用を利用して、可撓性ホースを筒 状コアの内壁に押し付けるようにしたため、可撓性ホースの部分で研磨材を含ん だ空気流が遠心力で加速されるため管路の抵抗による流出速度の低下を防止する ことができ、研磨材を混入した圧縮空気を効率よく供給することができる。
【0020】 また、可撓性ホースを用いたことによって、研磨材が混入した圧縮空気が筒状コ ア内壁に案内されて下方に流れながら内壁面を冷却した後、切削部位に流れ切削 チップを通過するため、研磨材がコアドリル内に無駄に拡散されることなく効率 的に切削チップに供給され、切削チップの目立てと冷却が効率良く行われるので 、コアドリルの切削性能を向上することができる。
【図1】本考案に係るコアドリルを用いるコアドリル装
置の概略図である。
置の概略図である。
【図2】本考案に係るコアドリルの一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図3】本考案に係るコアドリルの他の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図4】従来のコアドリルの切削状態を示す断面図であ
る。
る。
1 コアドリル装置 2 装置本体部 3 回転駆動源 4 コアドリル 4a 筒状コア 5 集塵手段 6 圧縮空気供給手段 7 研磨材供給手段 8 駆動軸 8a 水平供給路 8b 垂直供給路 8c 可撓性ホース 9 支持部 10 切削チップ 11 エアホース 12 開閉バルブ 13 吸引ヘッド 14 集塵ホース J スイベルジョイント S 被削材
Claims (1)
- 【請求項1】先端周縁にダイヤモンド粒をバインダ材で
保持した切削チップを有する筒状コア内に、筒状コアが
取り付けられた駆動軸に穿設された流体供給路と一端側
が接続され他端側が筒状コア内に開口された可撓性ホー
スを設けたことを特徴とするコアドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3240793U JP2583801Y2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | コアドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3240793U JP2583801Y2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | コアドリル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072013U true JPH072013U (ja) | 1995-01-13 |
JP2583801Y2 JP2583801Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=12358104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3240793U Expired - Lifetime JP2583801Y2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | コアドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583801Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS536454U (ja) * | 1976-06-30 | 1978-01-20 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP3240793U patent/JP2583801Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS536454U (ja) * | 1976-06-30 | 1978-01-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2583801Y2 (ja) | 1998-10-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |