JP2713830B2 - コアドリル並びに該ドリルによる穿孔方法 - Google Patents
コアドリル並びに該ドリルによる穿孔方法Info
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- JP2713830B2 JP2713830B2 JP4011956A JP1195692A JP2713830B2 JP 2713830 B2 JP2713830 B2 JP 2713830B2 JP 4011956 A JP4011956 A JP 4011956A JP 1195692 A JP1195692 A JP 1195692A JP 2713830 B2 JP2713830 B2 JP 2713830B2
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- Japan
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- seamer
- drilling
- core drill
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
- B28D1/00—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
- B28D1/02—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
- B28D1/04—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs
- B28D1/041—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs with cylinder saws, e.g. trepanning; saw cylinders, e.g. having their cutting rim equipped with abrasive particles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Drilling Tools (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬質脆性材料のガラス
板等に孔をあける円筒状のコアドリルに関し、詳細には
ドリル部とシーマー部とを一体にしたコアドリルとそれ
による穿孔方法に係るものである。
板等に孔をあける円筒状のコアドリルに関し、詳細には
ドリル部とシーマー部とを一体にしたコアドリルとそれ
による穿孔方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス板に穿孔せしめる工具としてのコ
アドリルは各種提案がなされているが、例えば実開昭6
3−166361号公報には、円筒状のシャンクの先端
にダイヤモンド砥粒を含む弧状のチップを複数個取付け
たものにおいて、前記チップの横端面の一方または双方
を30°以上傾斜させたダイヤモンドコアドリルを開
示、また、コアドリルにおいてストレートな穿孔と該孔
の端部を傾斜せしめる面取りを同時に行う工具として、
例えば実開昭60ー183157号公報には、モーター
等の駆動源につながるシヤンク先端に刃部を形成したヘ
ッドを設けてなるコアードリルにおいて、前記ヘッドは
板ガラスなどの脆性体に穿孔を施すドリル部と、このド
リル部によって穿孔された孔の周縁に穿孔と同時に面取
りを施すシーマ部とからなるコアードリルが開示され、
さらに、シーマ付きコアドリルの改良として実開昭63
−127875号公報には、本体ダイヤモンドコアドリ
ルに密着させる締めつけ具を面とり用傾斜面を有するダ
イヤモンド砥石体に装備したダイヤモンドシーマが開示
されている。
アドリルは各種提案がなされているが、例えば実開昭6
3−166361号公報には、円筒状のシャンクの先端
にダイヤモンド砥粒を含む弧状のチップを複数個取付け
たものにおいて、前記チップの横端面の一方または双方
を30°以上傾斜させたダイヤモンドコアドリルを開
示、また、コアドリルにおいてストレートな穿孔と該孔
の端部を傾斜せしめる面取りを同時に行う工具として、
例えば実開昭60ー183157号公報には、モーター
等の駆動源につながるシヤンク先端に刃部を形成したヘ
ッドを設けてなるコアードリルにおいて、前記ヘッドは
板ガラスなどの脆性体に穿孔を施すドリル部と、このド
リル部によって穿孔された孔の周縁に穿孔と同時に面取
りを施すシーマ部とからなるコアードリルが開示され、
さらに、シーマ付きコアドリルの改良として実開昭63
−127875号公報には、本体ダイヤモンドコアドリ
ルに密着させる締めつけ具を面とり用傾斜面を有するダ
イヤモンド砥石体に装備したダイヤモンドシーマが開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】実開昭63−166
361号公報のダイヤモンドコアドリルは、円筒先端部
に砥粒を含む弧状のチップを間隔を置いて複数個設け、
チップと被穿孔面との圧接に空隙部分を設けて冷却水の
注入を容易にしてチッピング等の欠陥を防止するように
試みているが、穿孔の貫通時において円筒内に残るガラ
スコアは筒内に残留するためその取り出しに手段を要す
点、また貫通時にハマ欠けの恐れがあり、その解決とし
てガラス板の上下面より穿孔する2ウエイ方式で実施す
るが、貫通孔内面でコアドリルの継ぎ目部分にバリある
いはムシレといった特有の欠陥が生じ、後工程における
強化時の熱処理において該部より割れの始発点となる欠
点を有し、実開昭60ー183157号公報のものは、
ドリル部および刃部を一体構造として穿孔と同時に片側
の面取りを行うものであるが、前記同様ガラスコア詰ま
りの取り出し対策や、ドリル部および刃部は前述した被
穿孔面とほぼ全面圧接し、拡散する冷却水の注入不足か
ら発生する欠陥防止にその回転数を低減させるため穿孔
効率が低く、実開昭63−127875号公報のもの
は、面取り中に締付けねじが緩むことが懸念され、一旦
緩むと台金がスリップし面取り仕上げに欠陥を及ぼす欠
点があり、また前述同様に面圧接構造により切り込み速
度を低減するためタクトが遅く、生産性が低下する。
361号公報のダイヤモンドコアドリルは、円筒先端部
に砥粒を含む弧状のチップを間隔を置いて複数個設け、
チップと被穿孔面との圧接に空隙部分を設けて冷却水の
注入を容易にしてチッピング等の欠陥を防止するように
試みているが、穿孔の貫通時において円筒内に残るガラ
スコアは筒内に残留するためその取り出しに手段を要す
点、また貫通時にハマ欠けの恐れがあり、その解決とし
てガラス板の上下面より穿孔する2ウエイ方式で実施す
るが、貫通孔内面でコアドリルの継ぎ目部分にバリある
いはムシレといった特有の欠陥が生じ、後工程における
強化時の熱処理において該部より割れの始発点となる欠
点を有し、実開昭60ー183157号公報のものは、
ドリル部および刃部を一体構造として穿孔と同時に片側
の面取りを行うものであるが、前記同様ガラスコア詰ま
りの取り出し対策や、ドリル部および刃部は前述した被
穿孔面とほぼ全面圧接し、拡散する冷却水の注入不足か
ら発生する欠陥防止にその回転数を低減させるため穿孔
効率が低く、実開昭63−127875号公報のもの
は、面取り中に締付けねじが緩むことが懸念され、一旦
緩むと台金がスリップし面取り仕上げに欠陥を及ぼす欠
点があり、また前述同様に面圧接構造により切り込み速
度を低減するためタクトが遅く、生産性が低下する。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明はかかる問題点
に鑑みてなしたもので、2ウエイ方式の穿孔と同時に面
取りを行うシーマを装着し、穿孔内面に発生しやすい継
ぎ目等の欠陥を消滅せしめ、かつ円筒内に残留するガラ
スコア詰まりを防止したドリルの提供を目的として、請
求項1に記載の通りの、シャンクの軸芯に穿設した冷却
水孔とボス部を介して連通し固着する空洞部を設けた円
筒状のドリル部のボス部に円弧状のシーマ部を連設した
コアドリルであって、ドリル部の長さを穿孔する板材が
前記シーマ部で面取り加工されるときにドリル部の先端
が板材を貫通せず板材の反対側の面取り部に達する長さ
にしたコアドリル、および、請求項2記載の通りの、シ
ャンクの軸芯に穿設した冷却水孔とボス部を介して連通
し固着する空洞部を設けた円筒状のドリル部のボス部に
円弧状のシーマ部を連設したコアドリルであって、ドリ
ル部の長さを前記シーマ部で面取り加工できるだけの長
さの短胴としたコアドリルを提供する。さらには、板材
の両面からコアドリルにより穿孔する方法であって、板
材の一方の面から請求項1記載のコアドリルを用いて穿
設するとともに、穿設した孔部の端周縁を円弧状のシー
マ部で面取りし、該穿設部内に孔部のコア材を残留さ
せ、前記板材の他方の面から請求項2記載のコアドリル
で穿孔し、貫通と同時に該コアドリルに設けた円弧状の
シーマ部で面取りするようにしたコアドリルによる穿孔
方法を提供するものである。
に鑑みてなしたもので、2ウエイ方式の穿孔と同時に面
取りを行うシーマを装着し、穿孔内面に発生しやすい継
ぎ目等の欠陥を消滅せしめ、かつ円筒内に残留するガラ
スコア詰まりを防止したドリルの提供を目的として、請
求項1に記載の通りの、シャンクの軸芯に穿設した冷却
水孔とボス部を介して連通し固着する空洞部を設けた円
筒状のドリル部のボス部に円弧状のシーマ部を連設した
コアドリルであって、ドリル部の長さを穿孔する板材が
前記シーマ部で面取り加工されるときにドリル部の先端
が板材を貫通せず板材の反対側の面取り部に達する長さ
にしたコアドリル、および、請求項2記載の通りの、シ
ャンクの軸芯に穿設した冷却水孔とボス部を介して連通
し固着する空洞部を設けた円筒状のドリル部のボス部に
円弧状のシーマ部を連設したコアドリルであって、ドリ
ル部の長さを前記シーマ部で面取り加工できるだけの長
さの短胴としたコアドリルを提供する。さらには、板材
の両面からコアドリルにより穿孔する方法であって、板
材の一方の面から請求項1記載のコアドリルを用いて穿
設するとともに、穿設した孔部の端周縁を円弧状のシー
マ部で面取りし、該穿設部内に孔部のコア材を残留さ
せ、前記板材の他方の面から請求項2記載のコアドリル
で穿孔し、貫通と同時に該コアドリルに設けた円弧状の
シーマ部で面取りするようにしたコアドリルによる穿孔
方法を提供するものである。
【0005】
【作用】本発明のシーマ部とドリル部とを一体化し、ド
リル部の長さを長短一対としたコアドリルにより、ガラ
ス板の穿孔と該孔部の面取りを同一治具で片面づつ行
い、さらにガラス板の上下面からの穿設により該孔内面
に継ぎ目部分を生じさせないようにするものであり、詳
細にはガラス板の片側面からドリル部の長さが長いコア
ドリルにより穿設と孔部の端周縁を円弧状のシーマで面
取り後、他方の面よりドリル部の長さが短いコアドリル
で該孔部を貫通させると同時に該コアドリルのシーマ部
で円弧状に研削して面取仕上げをおこない、従来より両
面より穿設時に該孔内面に生ずる継ぎ目部分の欠陥を解
消し、かつ円弧状の面取り仕上げにより応力の集中部を
皆無として高強度の穿孔が得られ、またコアドリルの円
筒内にガラスコアの詰まりを無くすようにしたものであ
る。
リル部の長さを長短一対としたコアドリルにより、ガラ
ス板の穿孔と該孔部の面取りを同一治具で片面づつ行
い、さらにガラス板の上下面からの穿設により該孔内面
に継ぎ目部分を生じさせないようにするものであり、詳
細にはガラス板の片側面からドリル部の長さが長いコア
ドリルにより穿設と孔部の端周縁を円弧状のシーマで面
取り後、他方の面よりドリル部の長さが短いコアドリル
で該孔部を貫通させると同時に該コアドリルのシーマ部
で円弧状に研削して面取仕上げをおこない、従来より両
面より穿設時に該孔内面に生ずる継ぎ目部分の欠陥を解
消し、かつ円弧状の面取り仕上げにより応力の集中部を
皆無として高強度の穿孔が得られ、またコアドリルの円
筒内にガラスコアの詰まりを無くすようにしたものであ
る。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本考案のコアドリルの正面図を示
し、図2はガラス板の下面より穿設のコアドリルを示す
側断面図、図3はガラス板の上面より穿設のコアドリル
を示す縦断面図である。
に説明する。図1は本考案のコアドリルの正面図を示
し、図2はガラス板の下面より穿設のコアドリルを示す
側断面図、図3はガラス板の上面より穿設のコアドリル
を示す縦断面図である。
【0007】主軸シャンク1の先端側にボス部5を介し
て固着するドリル部2は、円筒状に設けた空洞部3に前
記シャンクの軸芯に穿設の冷却水孔4を連通させ、一方
ボス部5とドリル部2との接合面、すなわちシーマ部6
は円弧状に形成し、空洞部3の内外面と端面、および円
弧状のシーマ部6およびボス部5の一部芯金にダイヤモ
ンド砥粒を密着させればコアドリル7となり、該ドリル
を使用してガラス板8の上、下面から穿設すれば孔部1
0を穿孔し、かつコアドリルの空洞部3内にガラスコア
9を挿入するが、該孔部の穿設はドリル部2が長短な一
対のコアドリル7、7’を組合せ、図2に示すようにガ
ラス板8の下面より穿設する場合のコアドリル7はドリ
ル部2を長くし、図3に示す上面よりの穿設に使用する
コアドリル7’はドリル部2の短いものを使用して、穿
孔した孔部10の上下端周縁に丸みを付けた周端部11
を形成する。
て固着するドリル部2は、円筒状に設けた空洞部3に前
記シャンクの軸芯に穿設の冷却水孔4を連通させ、一方
ボス部5とドリル部2との接合面、すなわちシーマ部6
は円弧状に形成し、空洞部3の内外面と端面、および円
弧状のシーマ部6およびボス部5の一部芯金にダイヤモ
ンド砥粒を密着させればコアドリル7となり、該ドリル
を使用してガラス板8の上、下面から穿設すれば孔部1
0を穿孔し、かつコアドリルの空洞部3内にガラスコア
9を挿入するが、該孔部の穿設はドリル部2が長短な一
対のコアドリル7、7’を組合せ、図2に示すようにガ
ラス板8の下面より穿設する場合のコアドリル7はドリ
ル部2を長くし、図3に示す上面よりの穿設に使用する
コアドリル7’はドリル部2の短いものを使用して、穿
孔した孔部10の上下端周縁に丸みを付けた周端部11
を形成する。
【0008】ドリル部2には空洞部3の軸線方向にシー
マ部6の際、または該シーマ部まで2〜3本のスリット
を設け、冷却水孔4からガラスとドリル部2、ガラスと
シーマ6へ冷却水の供給補充をおこなうようにしてもよ
い。
マ部6の際、または該シーマ部まで2〜3本のスリット
を設け、冷却水孔4からガラスとドリル部2、ガラスと
シーマ6へ冷却水の供給補充をおこなうようにしてもよ
い。
【0009】ダイヤモンド砥粒の粒度は60〜200メ
ッシュ程度のものがよく、剛性の高いメタルボンド系結
合材を使用する。以下、本発明の作用を説明する。
ッシュ程度のものがよく、剛性の高いメタルボンド系結
合材を使用する。以下、本発明の作用を説明する。
【0010】図示されない回転駆動部にシャンク1を装
着して冷却水を冷却水孔4から注入し、ガラス板8に押
圧回転して該ガラス板の下面より穿孔中のコアドリル7
は、冷却水がシャンク1の冷却水孔4より空洞部3内に
噴射してガラス板8に衝突し、該冷却水はドリル部2内
面の砥粒面とガラスコア9の外面との間を通りドリル部
2の端面へ、さらに該ドリル部外面の砥粒面と孔部10
の周面へと注入して研削面の冷却と潤滑を図りながら研
削し、図2に示すtのようにガラス板8の上面に極めて
近い位置まで穿孔すると、コアドリル7に設けたシーマ
部6が孔部10の下側周端縁に押圧しつつ研削し、丸み
を設けた周端部11を形成する。
着して冷却水を冷却水孔4から注入し、ガラス板8に押
圧回転して該ガラス板の下面より穿孔中のコアドリル7
は、冷却水がシャンク1の冷却水孔4より空洞部3内に
噴射してガラス板8に衝突し、該冷却水はドリル部2内
面の砥粒面とガラスコア9の外面との間を通りドリル部
2の端面へ、さらに該ドリル部外面の砥粒面と孔部10
の周面へと注入して研削面の冷却と潤滑を図りながら研
削し、図2に示すtのようにガラス板8の上面に極めて
近い位置まで穿孔すると、コアドリル7に設けたシーマ
部6が孔部10の下側周端縁に押圧しつつ研削し、丸み
を設けた周端部11を形成する。
【0011】コアドリル7の穿孔を停止して該ドリルを
孔部10より抜き出し、該孔部の上方でその孔部10と
同軸線状に配設し、同内外径で短胴なドリル部2を設け
たコアドリル7’で冷却水を注入しながら穿孔を開始し
て孔部10を貫通せしめると、該コアドリルの面取部6
により孔部10の上部周端縁にも丸みをもつ周端部11
を設け、一方上下面からの穿設による孔部10はその内
面に穿孔継ぎ目個所を起生するが、その継ぎ目位置はガ
ラス板8の上面に極めて近い位置、すなわち図3に示す
t’より上面側となることから前記シーマ部6で研削し
て消滅させ、孔部10の上面にも丸みをもつ周端部11
を形成する。
孔部10より抜き出し、該孔部の上方でその孔部10と
同軸線状に配設し、同内外径で短胴なドリル部2を設け
たコアドリル7’で冷却水を注入しながら穿孔を開始し
て孔部10を貫通せしめると、該コアドリルの面取部6
により孔部10の上部周端縁にも丸みをもつ周端部11
を設け、一方上下面からの穿設による孔部10はその内
面に穿孔継ぎ目個所を起生するが、その継ぎ目位置はガ
ラス板8の上面に極めて近い位置、すなわち図3に示す
t’より上面側となることから前記シーマ部6で研削し
て消滅させ、孔部10の上面にも丸みをもつ周端部11
を形成する。
【0012】貫通したコアドリル7’を上方へ引き上げ
ると孔部10の上、下面の周端部11は、シーマ部6に
よって丸みをもつ仕上げ面となり、該面により応力の集
中を緩和、すなわち破壊始発部を皆無として高強度の穿
孔となり、一方コアドリル7、7’よる2ウエイ方式の
穿設で発生する継ぎ目はコアドリル7’の面取部6によ
り研削して消滅させ、後工程の熱処理等で発生するトラ
ブルを解消せしめ、一方ガラスコア9は短胴なコアドリ
ル7’により空洞部3内に詰まることは無い。
ると孔部10の上、下面の周端部11は、シーマ部6に
よって丸みをもつ仕上げ面となり、該面により応力の集
中を緩和、すなわち破壊始発部を皆無として高強度の穿
孔となり、一方コアドリル7、7’よる2ウエイ方式の
穿設で発生する継ぎ目はコアドリル7’の面取部6によ
り研削して消滅させ、後工程の熱処理等で発生するトラ
ブルを解消せしめ、一方ガラスコア9は短胴なコアドリ
ル7’により空洞部3内に詰まることは無い。
【0013】
【発明の効果】本発明は、円弧状のシーマ部を設けた2
本のコアドリルでガラス板の上下面から穿孔することに
より穿孔と面取りを同一工具で行うため能率的な作業が
可能となり、またドリル部の長さを長短とした2本のコ
アドリルによりガラス板の穿設部内の継ぎ目をガラス板
面に極めて近い位置となるようにしたので、ドリル部の
長さの短いコアドリルで貫通後シーマ部による面取りで
継ぎ目を消滅させ、かつ丸みを有する面取りの形状から
応力の集中を緩和させることにより後工程の熱処理にお
いてトラブルも無く、高強度の穿孔を得ることができ、
さらに切り抜いたガラスコアがコアドリルの空洞部に詰
まるような作業能率の阻害は無くなる。
本のコアドリルでガラス板の上下面から穿孔することに
より穿孔と面取りを同一工具で行うため能率的な作業が
可能となり、またドリル部の長さを長短とした2本のコ
アドリルによりガラス板の穿設部内の継ぎ目をガラス板
面に極めて近い位置となるようにしたので、ドリル部の
長さの短いコアドリルで貫通後シーマ部による面取りで
継ぎ目を消滅させ、かつ丸みを有する面取りの形状から
応力の集中を緩和させることにより後工程の熱処理にお
いてトラブルも無く、高強度の穿孔を得ることができ、
さらに切り抜いたガラスコアがコアドリルの空洞部に詰
まるような作業能率の阻害は無くなる。
【図1】本考案のコアドリルの正面図を示す。
【図2】ガラス板の下面より穿設のコアドリルを示す側
断面図である。
断面図である。
【図3】ガラス板の上面より穿設のコアドリルを示す縦
断面図である。
断面図である。
1・・・シャンク 2・・・ドリル部 3・・・空洞部 4・・・冷却水孔 5・・・ボス部 6・・・シーマ部 7・・・コアドリル 8・・・ガラス板 10・・・孔部
Claims (3)
- 【請求項1】シャンクの軸芯に穿設した冷却水孔とボス
部を介して連通し固着する空洞部を設けた円筒状のドリ
ル部のボス部に円弧状のシーマ部を連設したコアドリル
であって、ドリル部の長さを穿孔する板材が前記シーマ
部で面取り加工されるときにドリル部の先端が板材を貫
通せず板材の反対側の面取り部に達する長さにしたこと
を特徴とするコアドリル。 - 【請求項2】請求項1記載のコアドリルと組み合わせて
用いられるコアドリルであり、シャンクの軸芯に穿設し
た冷却水孔とボス部を介して連通し固着する空洞部を設
けた円筒状のドリル部のボス部に円弧状のシーマ部を連
設したコアドリルであって、ドリル部の長さを前記シー
マ部で面取り加工できるだけの長さの短胴としたことを
特徴とするコアドリル。 - 【請求項3】板材の両面からコアドリルにより穿孔する
方法であって、板材の一方の面から請求項1記載のコア
ドリルを用いて穿設するとともに、穿設した孔部の端周
縁を円弧状のシーマ部で面取りし、該穿設部内に孔部の
コア材を残留させ、前記板材の他方の面から請求項2記
載のコアドリルで穿孔し、貫通と同時に該コアドリルに
設けた円弧状のシーマ部で面取りするようにしたことを
特徴とするコアドリルによる穿孔方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4011956A JP2713830B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | コアドリル並びに該ドリルによる穿孔方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4011956A JP2713830B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | コアドリル並びに該ドリルによる穿孔方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05200729A JPH05200729A (ja) | 1993-08-10 |
JP2713830B2 true JP2713830B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=11792074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4011956A Expired - Lifetime JP2713830B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | コアドリル並びに該ドリルによる穿孔方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2713830B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4566375B2 (ja) * | 2000-09-26 | 2010-10-20 | 天龍製鋸株式会社 | メタルボンド工具 |
JP2003080410A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-18 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 板状部材の孔加工方法、及び該方法によって孔が加工される板状部材 |
JP2003094301A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-04-03 | Tamagawa Seiki Co Ltd | コアリング用砥石の刃構造 |
CN101522382B (zh) * | 2006-10-13 | 2012-06-20 | 旭硝子株式会社 | 玻璃基板的钻孔法及该法制造的等离子显示器用玻璃基板 |
CN103231456A (zh) * | 2013-04-28 | 2013-08-07 | 上海宇阳实业有限公司 | 石材切割刀具 |
CN112605430A (zh) * | 2020-04-22 | 2021-04-06 | 朱建华 | 一种自动冲孔机床及使用方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60183157U (ja) * | 1984-05-12 | 1985-12-05 | 日本板硝子株式会社 | コア−ドリル |
JPH01210208A (ja) * | 1988-02-15 | 1989-08-23 | Matsushita Electric Works Ltd | 印字ワイヤ案内部材加工用複合ドリル |
-
1992
- 1992-01-27 JP JP4011956A patent/JP2713830B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05200729A (ja) | 1993-08-10 |
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