JP2549787B2 - コアドリル - Google Patents

コアドリル

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JP2549787B2
JP2549787B2 JP3333584A JP33358491A JP2549787B2 JP 2549787 B2 JP2549787 B2 JP 2549787B2 JP 3333584 A JP3333584 A JP 3333584A JP 33358491 A JP33358491 A JP 33358491A JP 2549787 B2 JP2549787 B2 JP 2549787B2
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JP
Japan
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cutting
tip
abrasive
core
core drill
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JP3333584A
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JPH05169307A (ja
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歴弘 江崎
明司 小林
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Rasa Industries Ltd
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Rasa Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/02Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
    • B28D1/04Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs
    • B28D1/041Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs with cylinder saws, e.g. trepanning; saw cylinders, e.g. having their cutting rim equipped with abrasive particles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、コンクリート等の被削材を穿
孔するためのコアドリルに関し、詳しくは、切削部位に
冷却流体とともに研削材を供給して切削効率の向上を図
るタイプのドリル装置に用いられるコアドリルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種のコアドリルでは、筒状コアの先
端に複数のブロック状の切削チップが周方向に間隔をお
いて固着された構造となっており、周方向における各切
削チップ間の空隙部は、主として空気等の冷却流体や切
削屑の排出促進孔としての役割をなす。
【0003】また、各切削チップは切刃としてのダイヤ
モンド粒をバインダ材で固めて形成されており、良好な
切削状態が維持されるには、最外面のダイヤモンド粒が
切刃としての役目を終えて損耗ないし欠落した後に、バ
インダ材が適度に摩耗して順次内方の新しいダイヤモン
ド粒が現れる目立て作用が要求される。本出願人は、研
削材を冷却流体としての圧搾空気とともに被削材の切削
部位に送り込み、切削チップの冷却と目立て作用とを同
時に行うことが、非常に有益であることを発見し、特願
平3ー86940号及び同3ー215201号にて、研
削材と圧搾空気との混合流体供給技術を提供している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願人に
係る上記技術では、研削材による積極的な目立て作用に
よって切削効率の向上がなされることが実証されている
が、周方向における切削チップ間の空隙部の存在によっ
て研削材の供給効率が阻害されるという問題を同時に抱
える現状にある。
【0005】すなわち、良好な目立てがなされるには研
削材が切削チップの先端面に効率的に供給されることが
必要であるが、空隙部では冷却流体による切削チップの
冷却と切削屑の排出とを兼ねた搬送流が生じるため、図
4に示すように、搬送流に研削材Kが導かれて切削チッ
プ16の先端面16a(被削面Sに対向する面)域に届
かないまま、すなわち目立てに何ら寄与しないまま矢印
1 に示すように外部へ排出されている。一部は矢印E
2 に示すように切削チップ16の外周へ案内される。図
はドリルが略水平となるいわゆる横切りでの切削部位を
示しており、符号14は筒状コアを示し、符号14c、
14dは筒状コア14の先端面及び内面を示している。
また、符号38は切削チップ16間の空隙部を示し、符
号36はコンクリート等の被削材を示している。
【0006】本発明者による実験を踏まえた考察に基づ
けば、切削部位における切削状況を総合的に判断した場
合、空隙部の存在による冷却効率の良否よりも目立ての
良否による実質的な切削能率の良否のほうが全体の切削
効率に与える影響が大きいと推測される。また、冷却流
体による冷却機能は、切削溝との間に若干の排出孔が形
成されればある程度達成されることも確認されている。
【0007】従って、冷却流体による切削チップの冷却
機能並びに切削屑の排出機能の確保に対し、切削チップ
先端面への研削材の供給効率を可能な限り優先させるこ
とによって、結果的に切削効率の向上がなされることが
期待できる。
【0008】そこで、この発明は、切削チップ先端面へ
の研削材の供給効率の向上を図ることができ、よって切
削効率の向上並びに研削材の使用効率の向上を図れるコ
アドリルの提供をその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成すべく創案されたもので、その特徴は、周方向にお
ける各切削チップ間の空隙部が上記バインダ材と同等か
軟質のバインダ材により形成された軟質部材で埋められ
ている構成にある。
【0010】
【作用】この発明によれば、研削材が筒状コア内に冷却
流体とともに供給され、切削部位へ供給される。供給さ
れた研削材は軟質部材の存在によって切削チップ間から
の逃げ阻止されるとともに、軟質部材が切削チップよ
り早く磨耗することによって被削面との間に形成される
隙間から冷却流体とともに外方に案内される。研削材は
各軟質部材の隙間を通過することによって、周方向にお
ける切削チップの先端面域に供給される。
【0011】
【実施例】図1乃至図3はこの発明の一実施例を示す。
空気で冷却するいわゆる乾式タイプにおける横切りの切
削例を示す。ドリル装置2には、コアドリル4を有する
装置本体部6と、切削屑を吸引する集塵手段8と、図示
しないコンプレッサ等の空気源に接続される給気管10
と、研削材Kを供給する研削材供給手段12とが備えら
れている。
【0012】コアドリル4は、後端部に装置本体部6へ
の取付部14aを有する筒状コア14と、この筒状コア
14の先端14cに周方向に略等間隔に固着されたブロ
ック状の切削チップ16と、周方向における各切削チッ
プ16間の空隙部を埋める軟質部材18とから構成され
ている。軟質部材18の存在よってチップ部位は断面
が略矩形のほぼ完全なリング状をなす。
【0013】切削チップ16は、ダイヤモンド粒をメタ
ルボンド等のバインダ材で保持したものである。これに
対して軟質部材18は、例えば切削チップ16のメタル
ボンドと同等(例えばダイヤモンド粒を含まず、メタル
ボンドの硬度が同一)か軟質のメタルボンドで形成さ
れ、各切削チップ16間における筒状コア14の先端1
4cと切削チップ16の側面にろう付け等の手段をもっ
て固着される。
【0014】また、この例では筒状コア14の内周面1
4bには、研削材Kを切削部位へ強制誘導するための供
給溝20が筒状コア14の基部から先端に亘って螺旋状
に形成されている。供給溝20は、コアドリル4の回転
方向に対して逆ねじ態様で形成されるもので、この例で
は、コアドリル4の右回転に対して左ねじ態様で形成さ
れている。なお、本出願人は実願平3ー81309号に
て、特に横切り切削の場合に効力を発揮する螺旋供給溝
による研削材Kの強制誘導技術を提案済みである。
【0015】装置本体部6の中央部には、電動モータ等
の駆動源に接続される駆動軸22が設けられており、そ
の先端に筒状コア14の取付部14aが螺合されてい
る。符号24はシール部材を示す。
【0016】集塵手段8は、コアドリル4に嵌合されて
切削部位を取り囲む吸引ヘッド26と、この吸引ヘッド
26と図示しない集塵機とを接続する集塵ホース28と
から構成されている。給気管10は装置本体部6の駆動
軸22にいわゆるスイベルジョイント態様で接続されて
おり、駆動軸22には、給気管10に連通する径方向の
水平供給路22aと、この水平供給路22aに連通して
筒状コア14内に臨む軸方向の垂直路22bが形成され
ている。
【0017】研削材供給手段12は、研削材Kが収容さ
れる研削材タンク30と、給気管10と研削材タンク3
0とを接続する研削材供給路32と、この研削材供給路
32に設けられる開閉バルブ34とから構成されてい
る。
【0018】次にドリル装置2による穿孔過程を説明す
る。コアドリル4を回転駆動しながら移動させると切削
チップ16がコンクリート等の被削材36に食い付いて
穿孔が進行する。穿孔に伴って、給気管10を介して供
給される圧搾空気Aが駆動軸22内を通ってコアドリル
4内に送り込まれ、また、研削材供給手段12の開閉バ
ルブ34が開かれ、これによって研削材Kが研削材供給
路32から給気管10内に送り込まれる。給気管10内
に供給された研削材Kは圧搾空気Aの流れで搬送され、
コアドリル4内に送り込まれる。
【0019】送り込まれた研削材Kは供給溝20に集結
し、コアドリル4の回転に伴う螺旋形のねじ送り作用に
よって先端側へ強制誘導され、切削部位Pへ供給され
る。
【0020】切削部位Pでは、軟質部材18が切削チッ
プ16より早く摩耗するので、被削面Sと軟質部材18
との間に常に若干の隙間gが生じ、この隙間gが圧搾空
気Aによる搬送流の通路としてなる。従って、研削材K
も矢印E3 に示すように隙間g、すなわち、切削チップ
16の先端面16aの通過域を確実に案内されることに
なり、これによって研削材Kのほぼ全量が切削チップ1
6の目立てに作用し得る域に供給されることになる。
【0021】これによって切削チップ16のバインダ材
が研削材Kとの接触で摩耗してドレッシング作用が促さ
れ、切削チップ16の切れ味が穿孔作業中全体に亘って
低下することなく維持される。研削材Kの供給効率の向
上によって、切削効率の向上が得られるばかりでなく、
研削材Kの適正量による使用効率の向上を図ることがで
きる。
【0022】軟質部材18の適正な摩耗による隙間gの
存在によって圧搾空気Aによる冷却機能も有効に維持さ
れ、切削効率の向上並びに作業能率の向上がなされる。
また、この場合、研削材Kは切削チップ16の目立てに
寄与するばかりでなく、ダイヤモンド粒と同様に切刃と
しての機能を呈するものである。なお、研削材Kも使用
後は圧搾空気Aや切削屑Dとともに集塵機に吸引され
る。
【0023】研削材Kは供給溝20によって強制的に誘
導されるので、重力の影響を受ける横切り切削において
も切削部位Pに確実に供給され、上述のごとく供給され
た殆どが所期の目的である切削チップ16の目立てに寄
与することになる。
【0024】次に表1は軟質部材18を有するものと従
来品との切削能力の比較実験データを示すものである。
ここで、穿孔試験用検体としては、図5に示すように、
一辺が200mmの正方形断面で長さが1000mmの
コンクリート体C内に3分鉄筋Rを3本内包(深さH1
とH2 )するものを使用した。穿孔方向は矢印Wの方向
である。また、ドリルはコアビット径が4インチのもの
を使用した。
【表1】
【0025】表1から明らかなように、目立て作用に寄
与し得る域への研削材Kの供給効率を上げることによっ
て、切削能力を格段に向上させることができる。
【0026】なお、上記例ではドリルが略水平となる横
切りについて示したが、縦切り切削においても上記と同
様の切削機能が得られるものである。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、切削チップのバイン
ダ材と同等か軟質のバインダ材により形成した軟質部材
を用いて各切削チップ間の空隙部を埋める構成としたの
で、穿孔時に、各軟質部材の隙間より研削材のほぼ全量
が切削チップの目立てに作用し得る切削チップの先端面
域に誘導されて供給されることから、切削効率の向上を
図ることができるとともに、研削材の使用量の適正化に
よる使用効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るコアドリルの一実施例を示す使
用状態の概要断面図である。
【図2】コアドリルの底面図である。
【図3】切削部位における要部の拡大斜視図である。
【図4】従来品で穿孔した場合の切削部位における要部
斜視図である。
【図5】穿孔試験検体の斜視図である。
【符号の説明】
14 筒状コア 14b 内周面 16 切削チップ 18 軟質部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状コアの先端にダイヤモンド粒をバイ
    ンダ材で保持した切削チップが周方向に間隔をおいて複
    数固着されているコアドリルにおいて、 周方向における各切削チップ間の空隙部が上記バインダ
    材と同等か軟質のバインダ材により形成された軟質部材
    で埋められていることを特徴とするコアドリル。
JP3333584A 1991-12-17 1991-12-17 コアドリル Expired - Lifetime JP2549787B2 (ja)

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JPH05169307A JPH05169307A (ja) 1993-07-09
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WO2007096973A1 (ja) 2006-02-23 2007-08-30 Mitsubishi Materials Corporation ドレッサー供給装置

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