JPH09103916A - 鉄筋構造物切断用ダイヤモンド工具及び切断方法 - Google Patents

鉄筋構造物切断用ダイヤモンド工具及び切断方法

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JPH09103916A
JPH09103916A JP27822195A JP27822195A JPH09103916A JP H09103916 A JPH09103916 A JP H09103916A JP 27822195 A JP27822195 A JP 27822195A JP 27822195 A JP27822195 A JP 27822195A JP H09103916 A JPH09103916 A JP H09103916A
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cutting
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reinforcing bar
diamond
bar structure
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JP27822195A
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Akifumi Hoshino
明文 星野
Taku Murakami
卓 村上
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Komatsu Ltd
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    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/18Sawing tools of special type, e.g. wire saw strands, saw blades or saw wire equipped with diamonds or other abrasive particles in selected individual positions
    • B23D61/185Saw wires; Saw cables; Twisted saw strips
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/02Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄骨切削によるダイヤモンド砥粒の消耗を低
減して、ダイヤモンド工具寿命を向上させる。 【解決手段】 鉄筋構造物切断用ダイヤモンド工具(1
0)の砥粒層(1)は、ダイヤモンド砥粒(2)と黒鉛
粒子(3)とを結合剤(4)により結合してなる。この
黒鉛粒子(3)は、砥粒層(1)に対して、含有量が2
〜30体積%でよい。また、鉄筋構造物の切断方法は、
鉄筋構造物(70)とダイヤモンド工具(20)との接
触部近傍に、黒鉛粒子を含有する切削液を供給して切断
を行う方法である。切削液中の黒鉛粒子は、含有量が2
〜20重量%でよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋構造物切断用
ダイヤモンド工具及び切断方法に係り、特に鉄系部材と
コンクリート等の硬質部材との複合構造物の切断に好適
な鉄筋構造物切断用ダイヤモンド工具及び切断方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイヤモンド工具は、コンクリー
ト、ガラス等の高硬度な無機系部材の切削及び研削に使
用されている。また、鉄筋コンクリート等、鉄系部材と
高硬度部材との複合構造物の切断に際しても、その最高
の硬度ゆえに、ダイヤモンド工具が多用されている。
【0003】ダイヤモンド工具としては、図6に示すよ
うに、ニッケル、コバルト等の結合剤52によりダイヤ
モンド砥粒51を埋設したビーズ53を、金属スリーブ
55外周に固着すると共に、金属スリーブ55を所定間
隔でワイヤ57外周に多数挿通したワイヤソー50が知
られている。このワイヤソー50は、ビーズ53とウレ
タンスペーサ56との間に溝59を形成している。ワイ
ヤソー50により鉄筋構造物を切断する際、冷却液でも
ある切削液を供給して、鉄筋及びコンクリートを切断し
ている。しかし、切断時の切削抵抗及び摩擦により、非
切断体と接するダイヤモンド砥粒51は高温となる。特
に、発熱温度が鉄筋である鋼のA1 変態点以上になる
と、ダイヤモンド砥粒51からの炭素が鋼へ拡散し、発
熱温度の上昇と共に、拡散量が急速に増大する。このた
め、ダイヤモンド砥粒51の消耗が大きくなり、ワイヤ
ソー50の寿命が短くなる問題がある。発熱温度を抑制
するためには、切断速度を小さくする必要があるが、切
断時間の大幅な増加という問題が生じる。
【0004】別のダイヤモンド工具として、図7に示す
ように、ビーズ53と刃具61とを交互に設けたワイヤ
ソー60が知られている(例えば、実開平1−1100
19号公報)。刃具61は、合成樹脂を結合剤65とし
て、タングステン炭化物又は窒化硼素等のセラミックス
系超硬粒子63を埋設している。かかるワイヤソー60
は、図8に示すように、非切断体となる鉄筋構造物70
の外周に巻回され、ノズル67からの切削液で冷却され
つつ、駆動装置69により回転駆動されて切断を行う。
この切断時、アンカ73に一端を固定するテンションワ
イヤ71により、駆動装置69を引っ張ることで、ワイ
ヤソー60に張力を発生させている。以上により、ビー
ズ53が主にコンクリートを切断し、また超硬粒子65
が主に鉄筋を切断するので、ダイヤモンド砥粒51の消
耗が少なくなる。
【0005】また、ダイヤモンド砥粒表面に非晶質炭素
層を形成する工具が知られている(例えば、特開平4−
19001号、特開平4−63606号公報)。本工具
によれば、高硬度な非晶質炭素層の厚さをサブミクロン
から数十μm程度にすることにより、鋼材切削におい
て、良好な耐摩耗性を得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビーズ
53と刃具61とを備えるワイヤソー60での切断の場
合、不向きな切削、即ちダイヤモンド砥粒51による鉄
筋の切削及びセラミックス系超硬粒子65によるコンク
リートの切削が不可避である。従って、これらの不向き
な切削による摩耗及び破損が少なくないので、ワイヤソ
ー60の寿命は不十分である。また、配筋率(鉄筋構造
物70中の鉄筋の比率)の違いにより、ダイヤモンド砥
粒51と超硬粒子65との消耗も異なるので、ワイヤソ
ー60の寿命は、ビーズ53又は刃具61の短い方の消
耗時間に依存する。また、ダイヤモンド砥粒表面に高硬
度な非晶質炭素層を形成する工具において、非晶質炭素
層が薄い場合は、炭素層の消耗が早期に生じるので、ダ
イヤモンドによる鉄筋切削が主になり、工具寿命は不十
分である。一方、非晶質炭素層が厚い場合、鉄筋とコン
クリートとの断続切削により、炭素層の剥離を生じ易い
ので、同様に寿命は不十分である。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に着目
し、鉄系部材とコンクリート等の硬質部材との複合構造
物の切断に際し、寿命が向上できると共に、適切な作業
性が得られる鉄筋構造物切断用ダイヤモンド工具及び切
断方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る鉄筋構造物切断用ダイヤモンド工具
は、ダイヤモンド砥粒を結合剤により結合してなる砥粒
層を有する鉄筋構造物切断用ダイヤモンド工具におい
て、砥粒層が、ダイヤモンド砥粒と黒鉛粒子とを結合剤
により結合してなる砥粒層であることを特徴とする。ま
た、この黒鉛粒子は、砥粒層に対して、含有量が2〜3
0体積%であることが好ましい。次に、本発明に係る鉄
筋構造物の切断方法は、鉄筋構造物とダイヤモンド工具
との接触部近傍に切削液を供給して、鉄筋構造物を切断
する鉄筋構造物の切断方法において、供給される切削液
が、黒鉛粒子を含有することを特徴とする。また、この
黒鉛粒子は、供給される切削液に対して、含有量が2〜
20重量%であることが好ましい。
【0009】以上の構成による作用について説明する。
鉄筋構造物切断用ダイヤモンド工具の発明において、ダ
イヤモンド砥粒は、非切断体となる鉄筋構造物を切削す
ることにより、その表面温度が上昇するので、特に、鉄
筋と反応して、鉄筋中に固溶し拡散しようとする。しか
し、切断時に、黒鉛粒子が、砥粒層から脱落、欠け又は
摩耗粉となって、鉄筋構造物と切削中のダイヤモンド砥
粒との接触部に供給される。硬度の低い黒鉛粒子は、こ
の接触部で薄い膜を形成して、ダイヤモンド砥粒と鉄筋
との直接的接触を低減させる。従って、鉄筋と化学反応
しにくい黒鉛薄膜の存在により、ダイヤモンド砥粒と鉄
筋との反応が低減するので、ダイヤモンド砥粒の消耗が
低減する。この消耗低減により、ダイヤモンド工具の寿
命向上が可能となる。また、黒鉛粒子含有量を所定量と
することで、寿命が向上すると共に、砥粒層の強度も適
切にできるので、有用な切削速度での作業が可能とな
る。また、鉄筋構造物の切断方法によれば、切削液中の
黒鉛粒子が、鉄筋構造物とダイヤモンド砥粒との接触部
に供給される。この供給により、上記ダイヤモンド工具
の発明と同様な作用が得られる。切削液中の黒鉛粒子含
有量を所定の量とすることにより、有用な切削速度での
作業が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態及び実施例】以下に、本発明に係る
鉄筋構造物切断用ダイヤモンド工具及び切断方法の実施
の形態及び実施例につき、図面を参照しつつ詳細に説明
する。図1は、第1実施例のダイヤモンド工具の一例で
あるワイヤソー10を示す。ワイヤソー10は、多数の
ビーズ8を所定間隔でワイヤ57外周に挿通すると共
に、金属スリーブ5、5間にゴム系のスペーサ6を固着
している。ビーズ8は、金属スリーブ5、及び金属スリ
ーブ5の外周に固着する砥粒層1から構成される。この
砥粒層1は、結合剤4に、ダイヤモンド砥粒2と黒鉛粒
子3とを分散させて埋設してある。砥粒層1、1間に形
成される溝7は、切削液の供給用通路となると共に、切
削粉の排出用通路でもある。
【0011】砥粒層1中の黒鉛粒子3含有量は、2〜3
0体積%でよいが、砥粒層1のより適切な強度、及びダ
イヤモンド砥粒2の消耗低減などの点から、5〜15体
積%が好ましい。また、黒鉛粒子3は、砥粒層1成形前
に、ダイヤモンド砥粒2及び結合剤4等と共に混合され
て結合剤4中に分散している。従って、黒鉛粒子3の出
発原料は、混合条件により破砕の程度が異なるものであ
り、一般的なサイズの黒鉛粉末が使用できる。この黒鉛
粉末サイズは、サブミクロン〜100μm程度が好まし
く、さらに分散性、砥粒層1の強度等を考慮すれば、1
〜40μm程度がより好ましい。なお、結合剤4は、一
般的なコバルト系バインダでよく、必要に応じて、タン
グステン炭化物等の炭化物、及び銅、ニッケル等の金属
粉が添加される。
【0012】図2は、ワイヤソー10を適用した切断装
置11であって、切断装置11は、駆動装置12、張力
保持装置14、ガイドプーリ15及び切削液供給装置1
6を備えている。ワイヤソー10が駆動装置12に装着
されると共に、張力保持装置14が、テンションワイヤ
13を介して駆動装置12を引っ張っている。これによ
り、鉄筋構造物70の外周に巻回されたワイヤソー10
は、所定の張力下で駆動装置12により回転駆動され
て、鉄筋構造物70の切断作業を行う。この切断作業
時、一般的な水溶性切削液が、切削液供給装置16のノ
ズル17から鉄筋構造物70とワイヤソー10との接触
部近傍に供給されて、ワイヤソー10を冷却している。
また、切断作業の進行に伴い、未切断部70aが縮小す
るが、ガイドプーリ15は、ワイヤソー10の安定した
切削を支援すると共に、切断終了時にワイヤソー10が
開放されることによる不安定な変形を抑制している。な
お、切断終了時など、テンションワイヤ13の張力が設
定値以下になると、張力保持装置14は、自動的にその
張力が零となる安全回路を備えている。
【0013】上記第1実施例の構成による第1切断例を
説明する。砥粒層1の主な仕様は、ダイヤモンド砥粒2
の粒度:40/50、集中度:20、黒鉛粒子3の平均
粒径:約3μm、黒鉛粒子3の含有量:6体積%、結合
剤4:コバルト系バインダである。また、ワイヤソー1
0は、ビーズ8外径:10mm、ビーズ8長さ:6m
m、ビーズ8ピッチ:25mmである。主な切断条件
は、ワイヤソー10の速度:25m/sec、テンショ
ンワイヤ13の張力:70kgf、切削液供給量:10
リットル/minである。非切断体となる鉄筋構造物7
0は、配筋率3%の鉄筋コンクリートブロックである。
切断結果、ワイヤソー10の1m当たりに対する鉄筋構
造物70の切断可能面積を切断寿命とすれば、切断寿命
は、約0.7m2 /mであった。
【0014】次に、本発明に係る第2実施例について説
明する。図3は、本実施例のワイヤソー20である。ワ
イヤソー20の砥粒層1aは、ダイヤモンド砥粒2を結
合剤4に分散埋設した構成であり、黒鉛粒子3(図1参
照)を含有していない点で、図1のワイヤソー10と異
なる。また、ワイヤソー20を適用した切断装置は、図
2に示す第1実施例の切断装置11とほぼ同様である
が、切削液供給装置16から供給される研削液が異な
る。即ち、本実施例の研削液は、水溶性切削液に黒鉛粒
子を含有している。切削液中の黒鉛粒子の含有量、及び
黒鉛粒子含有切削液の供給量は、切断条件等により異な
るが、例えば、黒鉛粒子含有量が2〜20重量%で、供
給量が5〜30リットル/minである。切断時には、
この黒鉛含有切削液が、切削液供給装置16のノズル1
7から、鉄筋構造物70とワイヤソー10との接触部近
傍に供給される。黒鉛粒子は、切断時、第1実施例の黒
鉛粒子3と同様な作用をするものであり、上記サイズの
黒鉛粉末が使用される。
【0015】かかる第2実施例での第2切断例を説明す
る。砥粒層1aの主な仕様は、黒鉛粒子3を含有しない
点以外、第1切断例の砥粒層1と同様である。また、ワ
イヤソー20のビーズ8外径等は、第1切断例のワイヤ
ソー10と同様である。主な切断条件及び非切断体は、
切削液が平均粒径3μmの黒鉛粒子を10重量%含有す
ること以外、第1切断例と同様である。以上による切断
結果、ワイヤソー20の切断寿命は、約0.8m2 /m
であった。
【0016】上記第1及び第2実施例は、ワイヤソー1
0又は切削液に黒鉛粒子3を含有する例であるが、比較
例として、いずれにも黒鉛粒子を含有しない切断例を説
明する。即ち、黒鉛粒子を含有しない研削液及びワイヤ
ソー20を使用して、第1切断例と同様にして切断した
結果、ワイヤソー20の切断寿命は約0.3m2 /mで
あり、黒鉛粒子を含有する本発明は、優れた特性を持つ
ことが明らかとなった。
【0017】次に、本発明に係る第3実施例について説
明する。本実施例は、黒鉛粒子3を含有する第1実施例
のワイヤソー10と、黒鉛粒子を含有する第2実施例の
切削液とを組み合わせた例である。かかる構成による第
3切断例は、切削液が平均粒径3μmの黒鉛粒子を10
重量%含有する(第2切断例と同じ)点以外、第1切断
例における各仕様、切断条件及び非切断体と同様であ
る。切断結果、ワイヤソー10の切断寿命は、約0.9
2 /mであった。
【0018】図4(a)は、第4実施例のダイヤモンド
工具となるブレード30を示し、円盤状の金属製基体3
1の外周に、多数のセグメント8aが固着されている。
このセグメント8aは、図4(b)に示すように、金属
部材32上に、ダイヤモンド砥粒2と黒鉛粒子3とを結
合剤4で結合した砥粒層1が固着されている。この砥粒
層1の黒鉛粒子3の含有量などは、第1実施例のワイヤ
ソー10と同様である。
【0019】図5は、研削盤35での切削試験状況を示
し、外径14インチのブレード30が使用されている。
砥粒層1の主な仕様は、ダイヤモンド砥粒2の粒度:4
0/50、集中度:30、黒鉛粒子3の平均粒径:約3
μm、黒鉛粒子3の含有量:8体積%、結合剤4:コバ
ルト系バインダである。主な切削条件は、ブレード30
の周速度:40m/sec、送り速度:1.5m/mi
n、切り込み量:10cm/path、切削液:一般的
な水溶性切削液、切削液供給量:15リットル/min
である。非切断体となる鉄筋構造物70の配筋率は、2
%である。なお、比較例として、黒鉛粒子3を含有しな
い点以外、ブレード30と同様なブレードを用いた。
【0020】切削試験結果、本ブレード30は、砥粒層
1の厚さ方向1mm消耗当たりでの鉄筋構造物70の切
断面積、即ち切断寿命が、約1.2m2 /mmであった
のに対し、比較例のブレードでは、約0.5m2 /mm
であり、本実施例でも黒鉛粒子による優れた作用が認め
られた。また、各セグメント8aの砥粒層1の消耗は同
程度であり、ブレード30性能を有効に活用しているが
分かる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る鉄筋
構造物切断用ダイヤモンド工具及び切断方法によれば、
鉄筋と化学反応しにくい黒鉛薄膜の形成により、ダイヤ
モンド砥粒の消耗が低減して、工具寿命が向上する。し
かも、有用な切削速度での作業が可能となって、適切な
作業性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るワイヤソーの断面図
である。
【図2】第1実施例に係る切断装置の説明図である
【図3】本発明の第2実施例に係るワイヤソーの断面図
である。
【図4】本発明の第4実施例に係るブレードを示す図で
あって、(a)はブレードの正面図、(b)は(a)中
のY−Y矢視図である。
【図5】第4実施例に係るブレードの切削試験状況の説
明図である。
【図6】従来のワイヤソーの断面図である。
【図7】従来の別のワイヤソーの断面図である。
【図8】従来の切断装置の説明図である
【符号の説明】
1,1a 砥粒層 2 ダイヤモンド砥粒 3 黒鉛粒子 4 結合剤 8 ビーズ 8a セグメント 10,20 ワイヤソー 11 切断装置 12 駆動装置 14 張力保持装置 16 切削液供給装置 17 ノズル 30 ブレード 70 鉄筋構造物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤモンド砥粒を結合剤により結合し
    てなる砥粒層を有する鉄筋構造物切断用ダイヤモンド工
    具において、前記砥粒層は、前記ダイヤモンド砥粒(2)
    と黒鉛粒子(3) とを前記結合剤(4) により結合してなる
    砥粒層(1) であることを特徴とする鉄筋構造物切断用ダ
    イヤモンド工具。
  2. 【請求項2】 前記黒鉛粒子(3) は、前記砥粒層(1) に
    対して、含有量が2〜30体積%であることを特徴とす
    る請求項1記載の鉄筋構造物切断用ダイヤモンド工具。
  3. 【請求項3】 鉄筋構造物とダイヤモンド工具との接触
    部近傍に切削液を供給して、前記鉄筋構造物を切断する
    鉄筋構造物の切断方法において、前記供給される切削液
    は、黒鉛粒子を含有することを特徴とする鉄筋構造物の
    切断方法。
  4. 【請求項4】 前記黒鉛粒子は、前記供給される切削液
    に対して、含有量が2〜20重量%であることを特徴と
    する請求項3記載の鉄筋構造物の切断方法。
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