JPH0720091Y2 - 振動部品供給機における部品表裏整送装置 - Google Patents

振動部品供給機における部品表裏整送装置

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JPH0720091Y2
JPH0720091Y2 JP1987106742U JP10674287U JPH0720091Y2 JP H0720091 Y2 JPH0720091 Y2 JP H0720091Y2 JP 1987106742 U JP1987106742 U JP 1987106742U JP 10674287 U JP10674287 U JP 10674287U JP H0720091 Y2 JPH0720091 Y2 JP H0720091Y2
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友二 新井田
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は振動部品供給機において,部品の表裏を揃えて
供給するための部品表裏整送装置に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
本出願人は先に,振動により部品を部品移送路に沿って
移送させるようにした振動部品供給機において,断面が
ほぼV字形状のトラックを備え,このトラックの一方の
傾斜面の少なくとも一部に,光の反射度の小さい部所及
び,この近傍に空気噴出孔を形成させた部品表裏検出ブ
ロックを前記部品移送路の一部に取り付け前記部品表裏
検出ブロックの前記一方の傾斜面に対向して前記部所に
対し光線を投射する発光器及び該光線の該部所からの反
射光を受ける受光器を備えた部品表裏検出手段を配設さ
せ,かつこの部品表裏検出ブロックの下流側に接続さ
せ,水平な移送面を有する合流トラックを設け,光の反
射度の小さい方の面を表向きにして前記一方の傾斜面の
前記部所上を移送される部品は、前記部品表裏検出手段
の受光器の受光レベルが所定値以上には変化しないこと
により前記空気噴出孔から空気を噴出させず,そのまゝ
該一方の傾斜面上を通過させ,光の反射度の大きい方の
面を表向きにして前記一方の傾斜面の前記部所上を移送
される部品は,前記部品表裏検出手段の受光器の受光レ
ベルが所定値以上に変化することにより,前記空気噴出
孔から空気を噴出させて該部品を前記トラックの他方の
傾斜面へと表裏反転駆動して,そのまゝ該傾斜面を移送
させ前記合流トラックの移送面上には,前記トラックの
両傾斜面からの部品を,その表裏を変えることなくその
まゝ転送するようにし,該合流トラックから光の反射度
の小さい方の面を表向きにして排出するようにしてい
る。
然るに,上記の場合と異なり光の反射度の大きい方の面
を表向きにして合流トラックから排出する場合には,合
流トラックの下流側に更に反転トラックを設け,反射度
の小さい方の面を表向きにして合流トラックから排出さ
れる部品をこの反転トラックで反転させて表裏を逆にし
ていた。然るにこの反転トラックは全体としてU字形状
を呈し,これを横向きに配設して合流トラックの下流側
に接続しているが,このトラック自体の製作が困難であ
り,更にそれだけ装置全体の据付面積を大きくしてい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記問題に鑑みてなされ,製作が簡単であり,
装置据付面積は不変にして部品の表裏いづれにおいても
供給可能な振動部品供給機における部品表裏整送装置を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的は,振動により板状の部品を移送させるよう
にし、断面形状がほぼV字形状のトラックと、このトラ
ックの一方の傾斜面に対向して設けられ、前記一方の傾
斜面の検出位置に対して光線を投射する発光器及び該光
線の該一方の傾斜面の前記検出位置からの反射光を受け
る受光器を備えている部品表裏検出手段と、前記検出位
置に近接して前記一方の傾斜面に設けられた空気噴出孔
と、から成る部品表裏矯正装置を設け、前記板状の部品
を前記一方の傾斜面の前記検出位置上に導き、該板状の
部品が前記部品表裏検出手段により裏であることが検出
されると該部品がまだ前記検出位置上にあるときに前記
空気噴出孔により該部品を前記トラックの他方の傾斜面
へと反転駆動し、以後、前記他方の傾斜面に沿って移送
させるようにした振動部品供給機における部品表裏整送
装置において、前記一方の傾斜面の前記検出位置及び前
記空気噴出孔を含む前記トラックの一部を部品表裏検出
ブロックとして着脱自在とし、該部品表裏検出ブロック
を2種形成し、このうち一方の前記検出位置の光の反射
度は比較的大であり、他方の前記検出位置の光の反射度
は比較的小であることを特徴とする振動部品供給機にお
ける部品表裏整送装置によって達成される。
〔作用〕
例えば,部品として一方の面が白色で他方の面が黒色の
長方形状で板状のチップ抵抗を白色の面を上方にして供
給したい場合には一方の部品表裏検出ブロックがトラッ
クの所定の箇所に組み込まれる。一方の傾斜面上を,白
色の面を上方にして移送される部品はそのまゝ下流側へ
と導入され,黒色の面を上方にした部品は空気噴出孔か
らの噴出空気により他方の面へと表裏を反転され,すな
わち白色の面を上方にして他方の傾斜面を移送されて下
流側へと導入される。よって下流側に合流トラック接続
させた場合にはこれから白色を上方にした部品が供給さ
れる。
黒色の面を上方にして供給したい場合には他方の部品表
裏検出ブロックがトラックの所定の箇所に組み込まれ
る。一方の傾斜面上を,黒色の面を上方にして移送され
る部品はそのまゝ下流側へと導入され,白色の面を上方
にした部品は空気噴出孔からの噴出空気により他方の面
へと表裏を反転され,すなわち黒色の面を上方にして他
方の傾斜面を移送されて下流側へと導入される。よって
下流側側に合流トラックを接続させる場合にはこれから
は黒色を上方にした部品が供給される。
以上のようにして白色を上方にして供給したい場合にも
黒色を上方にして供給したい場合にも,単に部品表裏検
出ブロックを同一の場所で一方か他方かに選択的に組み
込むだけで良く装置全体の寸法は何ら変わることなく,
従来のように表裏反転装置を用いる必要はなく,簡単な
構成とすることができる。
〔実施例〕
以下,本考案の実施例による振動部品供給機における,
部品表裏整送装置について,図面を参照して説明する。
図において振動部品供給機は全体として,振動パーツフ
ィーダー(1)及び直線振動フィーダー(2)から成っ
ている。これらは共通の基台(3)の上に据え付けられ
ている。まず,振動パーツフィーダー(1)について説
明すると,そのボール(4)は本考案にかゝわる装置を
装備しているのであるが,これらについては後述するこ
とゝする。その底部に固定された可動コア(5)はベー
スブロック(6)と等角度間隔で配設された傾斜板バネ
(7)により結合されており,ベースブロック(6)上
にはコイル(8)を備えた電磁石(9)が固定されてい
る。これら部材によりねじり振動駆動部が構成されるの
であるが,これらは筒状のカバー(10)によって被覆さ
れている。
そして振動パーツフィーダー(1)全体は防振ゴム(1
1)により基台(3)上に支持されている。
第2図に示すように,ボール(4)の内周壁部にはらせ
ん状のトラック(12)が,時計方向に巻回して形成さ
れ,このトラック(12)の土下各部間は傾斜した側壁部
(13)を構成している。トラック(12)上を部品がねじ
り振動を受けて移送されて行くのであるが,その途上に
おいて,第10図に明示されるような半円形の切欠き部
(21)(70)(14),次いで(15)が形成されている。
切欠き(14)と(15)との間には,ワイパーブレード
(16)がその一端部においてボール(4)の外周壁部に
ボルト(17)により固定されている。ワイパーブレード
(16)は第10図に明示されるようにトラック(12)の移
送方向に対し傾斜して配設され,その下縁部とトラック
(12)との間の距離の大きさは重なった部品の重なりを
取るような大きさとされている。従ってこゝを通過する
部品は単層の状態で下流側へと移送される。又,上述の
切欠き部(21)(70)(14)(15)においてはトラック
(12)の巾が挾くなっており,これにより後述するよう
に本実施例では長方形状の平板状のチップ抵抗が扱われ
るのであるが,長手方向を移送方向に向けた部品がこゝ
を通過し,これに対し横方向を向いた部品,すなわちそ
の長手方向をボール(4)の径方向に向けた部品はこゝ
で落下しボール(4)の中央部へと戻される。
最下流側にある切欠き(15)の次には,部品表裏矯正装
置(18)そして,このさらに下流側には,部品表裏選別
装置(19)が設けられており,トラック(12)の排出端
部には部品姿勢保持トラック部(20)が固定されてい
る。
第1図に示されるように,直線振動フィーダー(2)の
トラフ(T)は直線的に延びており,これに押え板(2
2)が取り付けられている。これによりこのトラック内
を移送される部品はその姿勢を保持され,振動により外
部に飛び出さないように押え板により防止される。トラ
フ(T)の底部には板バネ取付ブロック(23)が固定さ
れており,これは下方の板バネ取付けブロック(24)と
前後一対の傾斜板バネ(26)(26)により結合されてお
り,下方板バネ取付ブロック(24)上にはコイル(28)
を備えた電磁石(29)が取付けられている。この電磁石
(29)とわずかな隙間をおいて可動コア(27)が上述の
板バネ取付ブロック(23)に固定されている。
下方板バネ取付ブロック(24)には一体的にバランスウ
ェート部(25)が形成されており,これはベースブロッ
ク(31)と防振用の板バネ(30)(30)により結合され
ている。
次に,本考案に関わる部品表裏矯正装置(18)の詳細に
ついて第2図,第3図,第4A図及び第5図を参照して説
明する。
部品表裏矯正装置(18)においては,センサー取付部材
(32)がその一対の長孔(33)を介して調整ネジ(34)
をボール(4)に対して締めつけることによりボール
(4)に固定されるのであるが,長孔(33)内で取付け
位置が調整可能となっている。センサー取付部材(32)
の延長部(35)の一端部には部品表裏検出センサー(3
6)が取付けられている。第4A図に示されるように,こ
のセンサー(36)の下方に検出ブロック(37)がボール
(4)の切欠きに係合して配設され,取付ボルト(39)
によりボール(4)に固定されている取付板(40)にボ
ルト(47)により固定されている。検出ブロック(37)
の形状は第8図に明示されるが,このブロック(37)は
主として取付部(38),及び移送路形成部(42)から成
っているが,この移送路形成部(42)には断面がV字形
状の移送路が形成される。すなわち一対の傾斜面(43
a)(43b)から成っているのであるが,この一方の傾斜
面(43a)上には空気噴出孔(44)が形成され,この近
傍に検出スポット(45)が形成されている。取付板(4
0)はアーム部(40a)(40b)でボール(4)に固定さ
れる。
第4A図に明示されるように,検出スポット(45)は円筒
状の小孔として形成され,これに黒色の樹脂(46)が充
てんされている。空気噴出孔(44)は空気通路(49)と
連通しており,この通路はさらに上下方向に延びる空気
導入孔(48)と連通している。この空気導入孔(48)に
は図示せずとも圧縮空気源が電磁バルブを介して接続さ
れている。この電磁バルブの開閉により,空気噴出孔
(44)から空気を噴出したり,しなかったりする。
上述の部品表裏検出センサー(36)は第4A図に明示され
るように,その下面に設けられる検出部(50)が一方の
傾斜面(43a)の検出スポット(45)と対向している。
検出部(50)は公知の構成を有し,発光部と受光部とか
ら成り,発光部からの光線lが検出スポット(45)を投
射するように配設されている。そしてこれからの反射光
が受光部で受光されるようになっている。検出ブロック
(37)の取付部(41)のネジ孔に第4A図に示すごとく,
取付ボルト(47)を螺着させることによりボール(4)
に対し固定される。すなわち,ブロック(37)はボルト
(47)及び取付板(40)を介して上述のボルト(39)に
よりボール(4)に固定される。
次に部品表裏矯正装置(18)の下流側に設けられる部品
表裏選別装置(19)の詳細について第2図,第6図,第
7A図及び第9図を参照して説明する。
この部品表裏選別装置(19)においてもセンサー取付部
材(51)は一対の長孔(52)に挿通されてボール(4)
に螺着される調整ネジ(53)の締めつけにより固定され
る。上述の部品表裏矯正装置(18)と同様にその取付位
置が精密に調整されるようになっている。その延長部
(54)の一端にはセンサー(55)が取付けられている。
第7A図に明示されるようにセンサー(55)の下方には検
出ブロック(56)が配設される。その形状は第9図に明
示されるが、主として取付部(59),取付段部(60)及
び移送路形成部(58)から成っている。移送路形成部
(58)には第7A図に明示されるように径外方にわずかに
傾斜した移送面(64)が形成され,これに検出スポット
(65)及び空気噴出孔(80)が形成されている。検出ス
ポット(65)は上述の装置(18)と同様に円筒形状の孔
に黒い樹脂(69)を埋設することによって形成されてい
る。又空気噴出孔(80)は空気通路(67)と連通してお
り,これはさらに上下に延びる空気導入孔(66)と連通
している。この空気導入孔(66)には明示せずとも上述
の装置(18)と同様に圧縮空気源が電磁バルブを介して
接続されている。又、第7A図に明示されるようにセンサ
ー(55)の検出部(68)は移送面(64)の検出スポット
(65)と対向している。すなわち検出部(68)は公知の
ように発光部と受光部とから成り発光部から光線lが検
出スポット(65)に投射され,これからの反射光は受光
部で受けられるようになっている。又,ブロック(56)
の段部(60)には押え板(57)がネジによりネジ孔(6
1)で固定されている。又,この内縁部には切欠き(57
a)が形成され,これは上述の検出スポット(65)と対
向するように配設される。すなわちセンサー(55)から
の光線lが切欠き(57a)を通って検出スポット(65)
に投射され,これらの反射光が切欠き(57a)を通って
センサー(55)の受光部で受けられるようになつてい
る。取付板(62)のアーム部(62a)(62b)がボルト
(90)でボール(4)に固定され、これにボルト(91)
でブロック(56)が固定される。
以上のように構成される検出ブロック(37)(56)は部
品の黒色の面を上方にして外部に供給する場合に使用さ
れるが,この逆の面の白色の面を上方にして供給したい
場合は第4B図及び第7B図に示すような,検出ブロック
(72)(74)を用いられる。これらは上述の検出ブロッ
ク(37)(56)と全く同様な形状を有するが上述の検出
スポット(45)(65)に換えて単にほゞ半球状のくぼみ
(71)(73)がそれぞれ形成される。空気噴出孔,空気
通路,その他の構成については全く上述のブロック(3
7)(56)と同様である。すなわち検出ブロック(37)
(56)をボール(4)から取付ボルトを取りはずすこと
により,これを取りのぞいて同じ場所に同じボルトを使
って取付け,交換をすることができる。その他の構成に
ついては全くそのまゝ用いることができる。
本考案の実施例は以上のように構成されるが次にこの作
用について説明する。
今,部品としては第3図などに明示されるように長方形
状で板状のチップ抵抗mが適用される。このチップ抵抗
mは小型の電子部品であって1mm×2mm程度である。そし
て一方の表面は第3図においてダブルハッチングで示さ
れるように黒色であり,これの反対側の面は白色であ
る。このような部品mをまず黒色の表面を上方にして外
部に供給する場合について説明する。すなわち以上の構
成で述べたように検出ブロック(37)(56)がボール
(4)に組み込まれている場合である。多量の部品mは
図示せずともボール(4)内の中央部に投入されてい
る。
コイル(8)に交流を通電すると公知のようにボール
(4)はねじり振動を行ないボール(4)内の部品mは
トラック(12)に沿って移送され,各切欠き(21)(6
0)(14)において長手方向を径方向に向けた部品はこ
ゝで落下しワイパーブレード(16)には長手方向を移送
方向に向けた部品だけが到来し,こゝで重なり合った部
品は重なりを取られワイパーブレード(16)により案内
されてボール(4)の内方へと落下する。ワイパーブレ
ード(16)を通過した部品は単層でかつ長手方向を移送
方向に向けて移送されるのであるが,もし,何らかの原
因で長手方向を横方向に向けられた場合には,最後の切
欠き(15)で落下される。又,ワイパーブレード(16)
と切欠き(15)の間のトラック部分に上方から部品を投
入時に,そこに落された部品は切欠き(15)で長手方向
を向けて下流側へと移送されるようになる。部品表裏矯
正装置(18)には第3図に示すように部品mがブロック
(37)のV字形の移送面のうち一方の傾斜面(43a)上
を移送されるように上流側から導かれる。
部品mが検出スポット(45)上に至ると,センサー(3
6)からの光線lを受け,今,部品mが第3図に示すよ
うに黒色の面を上方にして至った場合には,この面から
反射される光のセンサー(36)の受光部の検出レベル
は,この部品mが至る前に検出スポット(45)を照射す
ることにより,受光部で受けていた検出レベルとほとん
ど変わらない。すなわち,所定値以上には変わらないと
いうことにより,空気噴出孔(44)からは空気を噴出せ
ず,すなわち図示しない電磁バルブは作動させることな
く,この部品mはそのまゝ,この一方の傾斜面(43a)
上を移送されて下流側へと導かれる。次いで白色の面を
上方にしてブロック(37)に至った部品は検出スポット
(45)上に至ると,今度はセンサー(36)からの光線l
の反射光の強さが大きくなって,受光部の検出レベルは
所定値以上変化する。これにより電磁バルブを作動させ
て図示しない圧縮空気源より圧縮空気を空気通路(49)
を通って空気噴出孔(44)から圧縮空気を噴出させる。
よってこの上を通過している部品mはこれにより第4A図
に示すように,他方の傾斜面(43b)へと反転駆動され
る。すなわち他方の傾斜面(43b)上では黒色の面を上
方にしてそのまゝ下流側へと移送される。
以上のようにして検出ブロック(37)では両傾斜面(43
a)(43b)を検出スポット(45)通過後は,それぞれ黒
色の面を上方にして移送され,合流トラック(75)へと
転送されるのであるが,この時,合流トラック(75)の
移送面(75c)は水平であり,第5図に示すようなV字
形の傾斜面(43a)(43b)との位置関係があるので,か
つ合流トラック(75)の両側壁部(75a)(75b)は内方
に向って下向きに傾斜しているので,傾斜面(43a)(4
3b)からの部品mはその表裏を変えること,すなわち合
流トラック(75)では,すべての部品mは黒色の面を上
方にして移送される。以上のようにして部品表裏選別装
置(19)に至った部品mは第7A図に示すように検出スポ
ット(65)の上を通過するときには,いずれの部品も黒
色の面の方を上方にしているので,上述と同様にセンサ
ー(55)の受光部への検出レベルは所定値を越えること
がなく,そのまゝ通過するのであるが,場合によっては
合流トラック(75)を移送中又は何らかの理由で(例え
ば重なっていたゝめ)上述のセンサー(18)において矯
正作用を受けられなかった部品mが,この選別装置(1
9)に至り,白色の面を上方にしていると,検出レベル
が所定値以上となることにより,電磁バルブが作動し空
気噴出孔(80)から空気が噴出し,この部品mをボール
(4)の内方へと噴きとばす。すなわち部品表裏選別装
置(19)により確実に黒色を上方にした部品だけが部品
姿勢保持トラック部(20)へと導かれ、こゝでは振動に
より表裏が換わるということは確実に防止されて後続す
る直線振動フィーダー(2)へと導かれる。このフィー
ダー(2)においても押え板(22)が設けられているの
で部品mはその姿勢を保持しながら,黒い方の表面を上
方にして第1図において左方へと移送され,この排出端
から1個づつ次工程へと供給される。
以上は黒い方の表面を上方にして部品を外部に供給する
場合を説明したが,次に白い方の表面を上方にして次工
程に供給する場合について説明する。この場合には上述
の検出ブロック(37)(56)の代りに第4B図及び第7B図
に簡略に示される検出ブロック(72)(74)がそれぞれ
検出ブロック(37)(56)の代りに取付けられる。すな
わち取付ボルトを弛めることにより検出ブロック(37)
(56)をボール(4)から取りはずし,こゝに検出ブロ
ック(72)(74)がそれぞれ嵌めこまれて,取付けボル
トによりボール(4)に固定される。その他は全く上述
の場合と同様でよい。なお新たに交換されたブロック
(72)(74)の検出スポット(71)(73)に対するセン
サー(36)(55)の相対的位置を正確に調節するため
に,このとき改めて上述の長孔(33)(52)内で取付部
材(32)(51)を移動させて調整しなおすようにしても
よい。
上述の場合と同様にボール(4)内には多量のチップ抵
抗である部品mが投入される。部品表裏矯正装置(18)
までは上述と同様な作用を受けて,こゝに至る。白色を
上方にして第4B図に示すように,一方の傾斜面(90a)
の検出スポット(71)の上を通過する部品をこれへの反
射光のレベルがセンサー(36)においてほとんど変わら
ないことにより,空気噴出孔(91)からは空気を噴出せ
ずこの部品mはそのまゝこゝを通過し合流トラック(7
5)へと導かれる。次いで黒色を上向きにして一方の傾
斜面(90a)の検出スポット(71)に至った部品mはセ
ンサー(36)からの光線lが,くぼみ(71)を照射して
いた時の検出レベルとは大きく変化することにより空気
噴出孔(91)より空気が噴出して,この部品mを他方の
傾斜面(90b)へと反転駆動する。すなわちこの傾斜面
(90b)では白色を上方にして部品mは移送される。か
くして合流トラック(75)ではいずれの部品も白色を上
向きにして下流側へと導かれる。次いで検出ブロック
(74)では,上述と同様な理由によりこゝでなおも黒色
を上向きにした部品が至ると空気噴出孔(100)から空
気が噴出され,この部品mをボール(4)の内方へと噴
きとばす。よって振動パーツフィーダー(1)からは全
ての部品mをその白色の表面を上向きにして直線振動フ
ィーダー(2)に供給され,これから次工程へと1個ず
つ供給される。
以上,本考案の実施例について説明したがもちろん本考
案はこれに限定されることなく本考案の技術的思想に基
づき種々の変形が可能である。
例えば,以上の実施例では振動パーツフィーダー(1)
に,それぞれ部品表裏矯正装置(18)及び部品表裏選別
装置(19)が設けられたが,これに代えて直線振動フィ
ーダーにこれら装置を設けるようにしてもよい。又,以
上の実施例では確実に部品の表裏を揃えて供給するため
に部品表裏選別装置(19)を下流側に設けたがこれを省
略して部品表裏矯正装置(18)のみによっても確実に表
裏をそろえることができることはもちろんである。又,
各検出ブロック(37)(56)の検出スポット(45)(6
9)においては光の反射性の少ない部所として,孔に黒
色の樹脂を充填するようにしたが,もちろん他の色の,
例えば茶色の樹脂を充填するようにしてもよい。あるい
は,孔をあけることなく単に黒色又は他の色のマークを
塗料で施すようにしてもよい。しかしながら本実施例の
ように小孔を形成して,これに黒い樹脂を埋め込んだ方
が,多数の部品mがこゝを通過することにより,移送面
が摩滅していくのであるが,塗料を塗っただけでは消え
てしまうことが考えられるが,上記実施例のように樹脂
を埋め込んだ場合には,このような恐れは全くない。
又,センサーへの受光レベルを大きくするために,検出
ブロック(72)(74)の検出スポット(71)(73)には
半球状のくぼみを形成するようにしたが,場合によって
はこれを省略して単に,他の移送面と同様に面一であっ
てもかまわない。例えば,検出ブロック(72)(74)が
ステンレスのように鏡面性の面を有するものであれば,
反射光は充分に強く,排除すべき部品としての黒色を上
向きにした部品と,こゝを通過させるべき白色を上向き
にした部品との区別が,充分につくような場合には,く
ぼみ(71)(73)を形成する必要はない。あるいは,く
ぼみ(71)(73)に代えて光反射性の強い塗料を塗るよ
うにしてもよい。
又,以上の部品ではチップ抵抗mが適用されたが,もち
ろんこれに代えて上面と下面とで光の反射率の相違のあ
るものであれば,いかなる部品に対しても適用可能であ
る。
〔考案の効果〕
以上述べたように,本考案の振動部品供給機における部
品表裏整送装置によれば,部品の表裏を換えて供給した
いような場合でも,何ら装置全体の大きさを変えること
なく,又装置に反転装置のような複雑な構成を加えるこ
となく,確実に表裏をそろえて次工程に供給することが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例による振動部品供給機の全体を
示す部分破断側面図,第2図は同平面図,第3図は同要
部の拡大平面図,第4A図は第3図における関連構成を含
めた,IVA−IVA線方向の断面図,第4B図は第4A図と同様
な拡大断面図であって,他の検出ブロックを示す図,第
5図は第3図におけるV−V線方向断面図,第6図は第
2図における部品表裏選別装置の要部を示す平面図,第
7A図は第6図におけるVII−VII線方向の断面図,第7B図
は第7A図と同様な断面図であって,他の検出ブロックを
示す図,第8図は第2図における部品表裏矯正装置の検
出ブロックの拡大斜視図,第9図は第2図における部品
表裏選別装置の検出ブロックの分解拡大斜視図,及び第
10図は第2図における1部の拡大斜視図である。 なお図において, (1)……振動パーツフィーダー (18)……部品表裏矯正装置 (37)(72)……検出ブロック (45)(71)……検出スポット (44)(91)……空気噴出孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動により板状の部品を移送させるように
    し、断面形状がほぼV字形状のトラックと、このトラッ
    クの一方の傾斜面に対向して設けられ、前記一方の傾斜
    面の検出位置に対して光線を投射する発光器及び該光線
    の該一方の傾斜面の前記検出位置からの反射光を受ける
    受光器を備えている部品表裏検出手段と、前記検出位置
    に近接して前記一方の傾斜面に設けられた空気噴出孔
    と、から成る部品表裏矯正装置を設け、前記板状の部品
    を前記一方の傾斜面の前記検出位置上に導き、該板状の
    部品が前記部品表裏検出手段により裏であることが検出
    されると該部品がまだ前記検出位置上にあるときに前記
    空気噴出孔により該部品を前記トラックの他方の傾斜面
    へと反転駆動し、以後、前記他方の傾斜面に沿って移送
    させるようにした振動部品供給機における部品表裏整送
    装置において、前記一方の傾斜面の前記検出位置及び前
    記空気噴出孔を含む前記トラックの一部を部品表裏検出
    ブロックとして着脱自在とし、該部品表裏検出ブロック
    を2種形成し、このうち一方の前記検出位置の光の反射
    度は比較的大であり、他方の前記検出位置の光の反射度
    は比較的小であることを特徴とする振動部品供給機にお
    ける部品表裏整送装置。
  2. 【請求項2】前記一方又は他方の部品表裏検出ブロック
    の前記検出位置は小孔に有色の固体物質を充填させて成
    る請求項1に記載の部品供給機における部品表裏整送装
    置。
  3. 【請求項3】前記一方の部品表裏検出ブロックの前記検
    出位置は凹みで成る請求項1に記載の振動部品供給機に
    おける部品表裏整送装置。
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