JPH07198058A - パイロット電磁弁 - Google Patents

パイロット電磁弁

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JPH07198058A
JPH07198058A JP5349912A JP34991293A JPH07198058A JP H07198058 A JPH07198058 A JP H07198058A JP 5349912 A JP5349912 A JP 5349912A JP 34991293 A JP34991293 A JP 34991293A JP H07198058 A JPH07198058 A JP H07198058A
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JP
Japan
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valve seat
pilot
valve body
main valve
pressure chamber
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Application number
JP5349912A
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Inventor
Giichi Yoshikawa
義一 吉川
Susumu Gomi
進 五味
Naoto Morishita
直人 森下
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Nakagawa Electric Ind Co Ltd
Original Assignee
Nakagawa Electric Ind Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
    • F16K31/0603Multiple-way valves
    • F16K31/0641Multiple-way valves the valve member being a diaphragm
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K27/00Construction of housing; Use of materials therefor
    • F16K27/02Construction of housing; Use of materials therefor of lift valves
    • F16K27/0236Diaphragm cut-off apparatus
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K27/00Construction of housing; Use of materials therefor
    • F16K27/02Construction of housing; Use of materials therefor of lift valves
    • F16K27/029Electromagnetically actuated valves

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルへの通電によるパイロット弁体の操作
により主弁体の開閉が行われるようにしてあるパイロッ
ト電磁弁において、通水量を大きく設計するために主弁
体を大きく後退させるようにする場合であっても、小さ
い消費電力のコイルでもって作動させられるようにす
る。 【構成】 パイロット弁体を主弁体に設けられているパ
イロット弁座から離す為のプランジャは、主弁体と一体
的に進退する鉄心によって吸着される。パイロット弁体
がパイロット弁座から離れると背圧が逃げ主弁体は主弁
座から後退するが、そのとき鉄心はそれと一緒に後退す
る。この為、パイロット弁体はパイロット弁座から離れ
た状態が維持される。鉄心によるプランジャの吸着はコ
イルから発する磁束により行うが、その磁束はパイロッ
ト弁体をパイロット弁座から離すに足るだけの僅かでよ
く、従って低消費電力のコイルで足りる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコイルへの通電によるパ
イロット弁体の操作により主弁体の開閉が行われるよう
にしてあるパイロット電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、弁座枠2eには主弁座
7eが設けてあり、その周囲には流水溝8eが設けてある。
主弁座7eに対して主弁体17eが進退自在に設けてある。
主弁体17eにはパイロット孔27eが形成してあり、その
パイロット孔27eにおける背圧室24e側の孔縁にはパイ
ロット弁座28eが周設してある。進退自在のプランジャ
36eには上記パイロット弁座28eに当接して上記パイロ
ット孔27eを塞ぐパイロット弁体29が付設してある。
【0003】このようなパイロット電磁弁では、コイル
38eへの通電によりプランジャ36eを後退させてパイロ
ット弁体29eをパイロット弁座28eから離すと、背圧室
24eの圧力がパイロット孔27eを通して逃げ、上記流水
溝8eの圧力によって上記主弁体17eが後退して上記主弁
座7eから離反し、通水孔6eが開口して流入筒3eから流水
溝8e、通水孔6e、流出筒4eを通して通水を行うことが出
来る(例えば実開昭62−200877号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記通水のときの通水
量を大きく設計する場合には上記主弁体17eの後退寸法
が大きく必要となる。この場合、上記従来の構成のパイ
ロット電磁弁では、パイロット弁体29eの後退に対し主
弁体17eが追従する状態で動くため、上記パイロット弁
体29eは、パイロット弁座28eから離れさせる為のスト
ロークだけでなく、パイロット弁座28eから離れた状態
を維持する為に主弁体17eのストロークをも加えた大き
なストロークで動かさねばならない。この為上記プラン
ジャ36eのストロークも同じ大きなストロークが必要と
なり、それを作動させる為のコイル38eは大きな消費電
力のものが必要となる問題点があった。
【0005】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、第1の目的は、
コイルへ通電するとプランジャが後退してパイロット弁
体がパイロット弁座から離れ、背圧室の圧力がパイロッ
ト孔を通して逃げることにより主弁体が後退して、主弁
座から離反し、通水孔が開口して通水を行うことが出来
るパイロット電磁弁を提供することである。第2の目的
は、上記通水量を大きく設計するために上記主弁体を大
きく後退させるようにする場合であっても、コイルへの
通電によるプランジャの後退寸法は僅かで足りて、小さ
い消費電力のコイルでもって作動させられるようにする
ことである。即ち、上記のようにコイルへの通電によっ
て通水を行わせる場合、コイルへの通電によりプランジ
ャを僅かだけ後退させて、パイロット弁体とパイロット
弁座との間に背圧室の圧力を逃がすに足るだけの僅かな
隙間を形成すれば、引き続いて主弁体が後退する際に
は、主弁体の後退の動きを利用してパイロット弁体をそ
れがパイロット弁座から離反した状態を維持させたまま
で後退させることが出来るようにし、その結果、上記コ
イルが低消費電力のもので足りるようにすることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明におけるパイロット電磁弁は、中央部に通
水孔を備える弁座枠の一面においては、孔縁に主弁座を
周設すると共に、それの外周には環状の流水溝を周設
し、上記主弁座に対しては、前面に上記主弁座に対する
当面を有し外周縁が上記流水溝に張り出す大きさの主弁
体を、上記主弁座に向けての進退を自在に配設すると共
に、上記主弁体の外周縁と上記流水溝の外周縁との間に
は屈曲自在の区画部材を周設し、上記主弁体の背面側に
は、中空帽状の覆い部材を配設すると共にその開口縁は
上記弁座枠における流水溝の外周縁に連結して上記主弁
体の背面側に背圧室を形成し、一方、上記流水溝には上
記弁座枠を貫通させて流入筒を連通させると共に、上記
通水孔には流出筒を連通させ、上記背圧室と上記通水孔
とは背圧室の圧力を逃がす為に上記主弁体に設けたパイ
ロット孔によって連通させると共に、上記背圧室と上記
通水溝とは、水を上記背圧室に流入させる為に上記パイ
ロット孔よりも小径の連通孔で連通させ、上記主弁体に
おいて上記パイロット孔の背圧室側の孔縁にはパイロッ
ト弁座を周設すると共に、上記パイロット弁座に対して
は、前面にパイロット弁座に対する当面を有するパイロ
ット弁体を、パイロット弁座に向けての進退を自在に設
け、更に、磁束が及ぼされることによってプランジャに
吸引力を及ぼす為の鉄心と、進退自在のプランジャと、
上記鉄心に上記プランジャを吸引させるための磁束を発
するコイルとを備えたソレノイド機構を有し、上記パイ
ロット弁体は、上記コイルからの磁束の発生によるプラ
ンジャの作動でもって上記パイロット弁座から離反され
るよう上記プランジャに一体的な進退を可能に連結して
いるパイロット電磁弁において、上記ソレノイド機構に
おける鉄心は、上記プランジャの後退方向側で、しかも
プランジャを吸着した状態において上記パイロット弁座
とパイロット弁体との間に背圧室の圧力を逃がす為の隙
間が形成される位置に配設すると共に、該鉄心は上記主
弁体に一体的な進退を可能に連結したものである。
【0007】
【作用】コイルに通電すると、プランジャが鉄心に吸着
されパイロット弁体がパイロット弁座から離れる。する
と背圧室内の流体はパイロット孔から逃げて背圧室の圧
が下がり、主弁体は流水溝の流体の圧力によって主弁座
から後退し、通水孔は開放状態となってそこを流体が通
ることができる。上記パイロット弁体がパイロット弁座
から離れた場合、上記のように主弁体が主弁座から後退
するが、その主弁体と一緒に鉄心も後退するため、プラ
ンジャは鉄心と共に後退し、パイロット弁体がパイロッ
ト弁座から離れた状態はそのまま保持される。
【0008】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1において、1は弁箱で、例えば合成樹脂製であ
り、弁座枠2、流入筒3、流出筒4及び覆い部材の保持
枠5を備える。弁座枠2は中央部に通水孔6を備える。
通水孔6の直径は例えば13mmである。7は枠2の一
面において通水孔6の孔縁に周設した主弁座で、主弁体
の接圧を高める為に細幅に形成してある。8は主弁座7
の外周に周設した流水溝で、8aは内周壁、8bは外周壁、
8cは底壁を夫々示す。9は流水溝8の外周縁8fに区画部
材を取付ける為に例えば上記外周壁8bの上端に凹設した
環状嵌合部である。上記流入筒3の一端3aは流入口とな
っており、その外周には洗濯機における受水口に連なる
管体を接続する為の接続ねじ3bが形成してあり、他端3f
は弁座枠2を貫通して上記流水溝8と連通している。例
えば外周壁8bの一部に形成されている透孔8dに連通させ
てある。流出筒4の一端4aは流出口となっていて、その
外周は洗濯槽への給水用のホースの取付部4bとなってお
り、他端4cは上記通水孔6に連通している。
【0009】次に14は通常知られた構成の弁部材を示
し、柔軟なゴム製(柔軟な合成樹脂製でも可)のダイヤ
フラム15とそれを保持する為の剛性のあるリテイナー16
とから成る。17は主弁体で、外周縁17aが前記流水溝8
に張り出す大きさを有しており、上記ダイヤフラム15に
おける中央部の円盤部分18と、それに重合する円盤状の
上記リテイナー16とで構成したものを例示する。主弁体
17の前面(図において下側となっている面)は主弁座7
への当面となっており、主弁座7に対する密着が良いよ
う上記ダイヤフラム15の円盤部分で構成してある。16
a,16bはリテイナー16と円盤部分18との結合部材であ
る。19は主弁体17の外周縁17aと流水溝8の外周縁8fと
の間に配設した屈曲自在の環状の区画部材で、上記ダイ
ヤフラム15における薄肉の外周側部分をもって構成した
ものを例示する。その内周縁は上記外周縁17aと接続、
例えば前記円盤部分18の外周縁に一体に接続しており、
外周縁には上記嵌合部9に存置させるようにした環状の
シール部材20を有する。主弁体17は該区画部材19により
主弁座7への進退を自在に支えられている。
【0010】次に22は主弁体17の背面側に背圧室24を形
成する為の中空帽状の覆い部材を示し、後述の鉄心、プ
ランジャへの磁束の印加に支障を及ぼさないよう非磁性
材料例えば合成樹脂(非磁性の金属も可)で形成してあ
る。該覆い部材22は開口縁を上記流水溝8の外周縁8fに
連結してある。例えば本例では開口縁に備えた環状の押
付片23が前記シール部材20を押圧することによって上記
外周縁8fとの水密的な連結を行うようにしてある。25は
鉄心ケースで、後述の鉄心及びプランジャなどを背圧室
24の水密を保った状態で収容する為のものであり、例え
ば上記覆い部材22と一体に形成してある。26は背圧室24
へ水を流入させる為に流水溝8と背圧室24とを連通させ
る連通孔で、次に述べるパイロット孔27よりも小径に、
例えば0.9mm程度の小径に形成してある。連通孔26
は他の経路例えば上記区画部材19を貫通させて設けても
良い。パイロット孔27は背圧室24の圧を逃がす為に背圧
室24と通水孔6とを連通させるものであり、例えば1.2m
m程度に形成してある。28はパイロット孔27における背
圧室24側の孔縁に周設したパイロット弁座である。29は
パイロット弁座28に向けて進退自在に設けたパイロット
弁体で、前面(図において下向きとなっている面)はパ
イロット弁座28に対する当面となっており、その当面が
パイロット弁座28にぴったりと密着できるよう、該パイ
ロット弁体29は例えば柔軟なゴム製にしてある。
【0011】次に31は上記パイロット弁体29を作動させ
る為のソレノイド機構を示す。32はケース25内に進退自
在に備えた鉄心、33,34は鉄心32を主弁体17と一体に進
退するようそれに連結する為の部材を示し、これらの内
33は主弁体17と鉄心32との間隔を一定に保持するための
スペーサで、筒状に形成されケース25内に進退自在に収
めてある。34は鉄心32をスペーサ33を介して主弁体17に
押し付けて鉄心32を主弁体17と一体状態にするためのば
ねである。上記ばね34のばね力は上記押し付けを確実に
行い且つパイロット孔27の開放時における主弁体17の後
退を妨げぬように選ばれ、例えば50g程度である。上
記保持部材の構成の他の例としては、上記スペーサ33を
主弁体17と一体化(例えばスペーサ33をリテイナー16に
固着する)し、そのスペーサ33に鉄心32を固着しても良
い。尚上記スペーサ33は後述のプランジャの進退動をガ
イドするためのガイド部材でもある。図2に示す35は背
圧室24からパイロット孔27への水の流通の為にスペーサ
33に設けたスリットである。36はプランジャで、磁性材
料製であり、スペーサ33内に進退自在に収めてある。前
記パイロット弁体29は該プランジャ36に対して一体に進
退動するように付設例えば接着してある。パイロット弁
体29がパイロット弁座28に接触した状態での該プランジ
ャ36と上記鉄心32との間の隙間は、鉄心32によってプラ
ンジャ36を吸着した際にパイロット弁体29をパイロット
弁座28からそれらの間に背圧室24の圧力を逃がすに足る
小さな寸法の隙間G(図3参照。その大きさは例えば
0.7mm)が形成されるように設定してある。37は上
記パイロット弁体29をパイロット弁座28に圧接させるよ
うプランジャ36を付勢するためのばねであり、パイロッ
ト弁体29をパイロット弁座28に押し付けてもスペーサ33
が主弁体17から浮かぬよう上記ばね34よりばね力の弱い
もの(例えば10〜20g程度のばね力)が用いてあ
る。38は上記鉄心32及びプランジャ36に磁束を印加する
ためのコイルで、鉄心32にプランジャ36を吸着するに足
るだけの弱い磁束を発する小型のものが用いてある。3
9,40は上記コイル38の発する磁束を効率よく上記鉄心3
2及びプランジャ36に及ぼすための夫々ヨーク基板及び
ヨーク板である。
【0012】上記構成のものにあっては、コイル38への
非通電状態においては、主弁体17及びパイロット弁体29
は図1の状態にあり、水道の蛇口からの水(例えばその
水圧は2Kg/cm2程度) は流入筒3、流水溝8、背
圧室24及びケース25内に充満しており、主弁体17におけ
る背圧室側の面に背圧が加わる。主弁体17における流水
溝8側の面にも同じ圧力が加わるが、背圧室24側と流水
溝8側との面積差により、主弁体17には主弁座7側に向
く力が加わり、主弁体17は主弁座7に圧接して水の流通
は遮断されている。
【0013】水を流通させたい場合、コイル38に通電す
ると、プランジャ36と鉄心32の磁化によりプランジャ36
はばね37の付勢力に抗して図3の如く鉄心32に吸着さ
れ、パイロット弁体29が後退してパイロット弁座28から
離れる。離反する隙間Gは極めて僅か、例えば0.7m
m程度である。すると背圧室24の水はパイロット孔27を
通って通水孔6へ流れ背圧室24の圧力が低下する。その
結果、主弁体17は流水溝8の水の圧力によって背圧室24
側に図4の如く後退し、主弁座7から離れる。離反距離
は通水孔6の直径例えば13mmの1/4程度以上あれ
ば良く例えば3.3mm程度である。この場合、鉄心32
は連結用の部材33,34により主弁体17と一体に後退する
為、その鉄心32に吸着されているプランジャ36も共に後
退する。従ってパイロット弁体29がパイロット弁座28か
ら離れた状態はそのまま維持される。上記のように主弁
体17が主弁座7から離反することにより、流入筒3を通
って流入する水は流水溝8から通水孔6を通り、更に流
出筒4を通って洗濯槽に至る。尚上記構成のものにおけ
るコイル38の消費電力は、上記寸法のものの場合例えば
3〜4Wであり、前記図6の構成のものにおいて通水孔
の直径や主弁体の離反距離を同寸法に構成した場合の6
〜7Wに比べて半減させることが出来ている。
【0014】コイル38への通電が停止すると、鉄心32及
びプランジャ36の磁化が解ける為、プランジャ36はばね
37の付勢力により前進し、パイロット弁体29がパイロッ
ト弁座28に圧接し、パイロット孔27を塞ぐ。すると周知
のように流入筒3の水が連通孔26を通って背圧室24に入
り、主弁体17は主弁座7に向けて移動し、主弁座7に圧
接して通水孔6を図1の如く塞ぐ。これによって前記通
水が停止する。尚上記弁座7へ向けての弁体24の移動
は、ばね34及び区画部材19の弾力性によっても行われ
る。
【0015】次に図5は本願の異なる実施例を示すもの
で、前実施例の如きヨークを使用せずコイルのみでプラ
ンジャの作動を行わせるようにした例を示すものであ
る。前実施例から明らかなようにプランジャ36は僅かな
距離を動かせばよい為、コイル38はさほど大きい磁力の
発生を必要としない。従ってこの例のようにヨークを用
いなくてもプランジャ36を適正に作動させることが出来
る。ヨークが不要であるとその分パイロット電磁弁の構
造を簡素化できる。なお、機能上前図のものと同一又は
均等構成と考えられる部分には、前図と同一の符号を付
して重複する説明を省略した。
【0016】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、前記
従来の問題点を解決して、通水量を大きく設計するため
に主弁体17を大きく後退させるようにする場合であって
も、コイル38への通電によるプランジャ36の後退寸法は
僅かで足りて、小型で小さい消費電力のコイル38でもっ
て作動させられるようにすることのできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉鎖状態の縦断面図。
【図2】パイロット孔とパイロット弁体との関係を示す
拡大図。
【図3】パイロット孔が開いた状態の縦断面図。
【図4】主弁体が開いた状態の縦断面図。
【図5】異なる実施例を示す縦断面図。
【図6】従来のパイロット電磁弁を示す縦断面図。
【符号の説明】
2 弁座枠 6 通水孔 7 主弁座 17 主弁体 28 パイロット弁座 29 パイロット弁体 32 鉄心 36 プランジャ 38 コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に通水孔を備える弁座枠の一面に
    おいては、孔縁に主弁座を周設すると共に、それの外周
    には環状の流水溝を周設し、上記主弁座に対しては、前
    面に上記主弁座に対する当面を有し外周縁が上記流水溝
    に張り出す大きさの主弁体を、上記主弁座に向けての進
    退を自在に配設すると共に、上記主弁体の外周縁と上記
    流水溝の外周縁との間には屈曲自在の区画部材を周設
    し、上記主弁体の背面側には、中空帽状の覆い部材を配
    設すると共にその開口縁は上記弁座枠における流水溝の
    外周縁に連結して上記主弁体の背面側に背圧室を形成
    し、一方、上記流水溝には上記弁座枠を貫通させて流入
    筒を連通させると共に、上記通水孔には流出筒を連通さ
    せ、上記背圧室と上記通水孔とは背圧室の圧力を逃がす
    為に上記主弁体に設けたパイロット孔によって連通させ
    ると共に、上記背圧室と上記通水溝とは、水を上記背圧
    室に流入させる為に上記パイロット孔よりも小径の連通
    孔で連通させ、上記主弁体において上記パイロット孔の
    背圧室側の孔縁にはパイロット弁座を周設すると共に、
    上記パイロット弁座に対しては、前面にパイロット弁座
    に対する当面を有するパイロット弁体を、パイロット弁
    座に向けての進退を自在に設け、更に、磁束が及ぼされ
    ることによってプランジャに吸引力を及ぼす為の鉄心
    と、進退自在のプランジャと、上記鉄心に上記プランジ
    ャを吸引させるための磁束を発するコイルとを備えたソ
    レノイド機構を有し、上記パイロット弁体は、上記コイ
    ルからの磁束の発生によるプランジャの作動でもって上
    記パイロット弁座から離反されるよう上記プランジャに
    一体的な進退を可能に連結しているパイロット電磁弁に
    おいて、上記ソレノイド機構における鉄心は、上記プラ
    ンジャの後退方向側で、しかもプランジャを吸着した状
    態において上記パイロット弁座とパイロット弁体との間
    に背圧室の圧力を逃がす為の隙間が形成される位置に配
    設すると共に、該鉄心は上記主弁体に一体的な進退を可
    能に連結したことを特徴とするパイロット電磁弁。
JP5349912A 1993-12-28 1993-12-28 パイロット電磁弁 Pending JPH07198058A (ja)

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