JP2526340Y2 - 遮断弁 - Google Patents

遮断弁

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JP2526340Y2
JP2526340Y2 JP5982691U JP5982691U JP2526340Y2 JP 2526340 Y2 JP2526340 Y2 JP 2526340Y2 JP 5982691 U JP5982691 U JP 5982691U JP 5982691 U JP5982691 U JP 5982691U JP 2526340 Y2 JP2526340 Y2 JP 2526340Y2
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JP
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valve
solenoid
shut
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哲彦 松島
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ガスメータなどに設
けられた遮断弁に係り、特に流体量が大きい場合にも確
実に弁開状態を維持することのできる遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスメータなどに設けられた遮断弁にお
いて、流体通路中に設けられた弁座であるノズルに対向
して弁体が設けられており、この弁体はソレノイドによ
り進退駆動されて弁の開閉を行なう。この弁体はスプリ
ングによりノズルから離れる方向に付勢されており、ソ
レノイドに通電されていない場合は弁開状態となってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら流体通路
を流れる流体量が増加するに従ってノズルの下流側が上
流側に対して負圧となり開弁状態を保持しているスプリ
ングが引き伸ばされてノズルと弁体の間隔が狭くなる。
この流体量の増加が継続すると遂にはその間隔がなくな
り弁閉状態となる。すなわち、ソレノイドが動作してい
ないのにかかわらず弁閉となるという問題があった。
【0004】この問題を解決するためにはスプリングの
付勢力を大きくすればよいが、この場合はソレノイドの
プランジャ駆動能力も大きくしなければ遮断弁を閉じる
ことができず、ソレノイドが大型となる欠点があった。
【0005】従ってこの考案の目的は、上述した問題点
を解消すべくなされたもので、流体量が大きい場合にも
ソレノイドを大型化することなく弁開状態を維持するこ
とのできる遮断弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、流体通路中に設けられた弁座と、この
弁座に対向して設けられ弁軸に支持された弁体と、前記
弁軸を介して前記弁体を前記弁座に対して進退駆動する
ソレノイドとを備えた遮断弁において、前記ソレノイド
の中心に設けられ前記弁軸が摺動自在に貫通する固定鉄
心を、強磁性材で形成された固定部材で前記流体通路に
固定するとともに、前記弁体の弁軸側の下面に、強磁性
材で形成され、弁開時に前記固定部材に当接する環状部
材を設けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成の遮断弁によると、弁開時における漏
洩磁界が固定鉄心を介して強磁性材で形成された固定部
材に流れる。そして固定部材に当接している強磁性材で
形成された環状部材を吸引し、弁体を強固に開状態を維
持するように作用する。
【0008】
【実施例】以下、この考案の遮断弁の一実施例を図面を
参照して説明する。
【0009】図1にこの考案の一実施例の構成を示す。
図1において流体通路の上流側1aと下流側1bとは弁
座である主ノズル2で画成されている。流体通路の上流
側1aの主ノズル2に対向する周壁には、流体通路の内
外を気密に仕切るプレート3が設けられており、主ノズ
ル2はプレート3の内側に立設された支持ロッド4を介
して支持プレート5に保持されている。また主ノズル2
に対向して弁体である主弁6が設けられており、主弁6
の中央には副ノズル部6aが開口している。そして副ノ
ズル部6aに対向して副弁7が設けられている。
【0010】副弁7は外周に螺旋溝が形成された弁本体
部7aと、弁本体部7aの先端中心にあって副ノズル部
6a内に遊嵌し、かつ先端にEリング8が固定された軸
部7bと、中心に形成された空間部7cとからなってい
る。そして主弁6はEリング8を介して副弁7に遊嵌状
態に支持されており、副弁7の空間部7c内には弁軸9
の先端が挿通されている。また空間部7cの内奥部と弁
軸9の先端近傍に固定されたEリング10との間には圧
縮コイルスプリング11が装着されており、副弁7を弁
軸9から離れる方向に常時付勢している。さらに空間部
7cの後部開口は強磁性材で形成された環状部材である
ワッシャ12により閉塞されている。また副弁7の弁本
体部7aの主弁6に対向する面には弁ゴム13が設けら
れている。
【0011】一方、プレート3の外側にはソレノイド1
4が取り付けられている。ソレノイド14の中心にはパ
イプ15が設けられており、パイプ15の外周にはボビ
ン16を介してコイル17が巻回されている。またコイ
ル17の外周はヨーク18で囲まれており、パイプ15
の上部内周には固定鉄心であるアンビル19が固定され
ている。アンビル19の上端はヨーク18及びプレート
3を貫通して流体通路の上流側に突出しており、強磁性
体で形成された固定部材であるナット20により、プレ
ート3に固定されている。そしてアンビル19の中心の
軸方向に形成された貫通孔内に、弁軸9が摺動自在に挿
入されている。
【0012】弁軸9がパイプ15内に突出した一端には
プランジャ21が取り付けられており、ヨーク18の下
端には軸方向に直角にマグネット22を介して中間プレ
ート23が取り付けられている。またヨーク18は中間
プレート23を介して支持ロッド24によりプレート3
に支持されている。さらにナット20の外周のプレート
3の面と副弁7の弁本体部7aの外周に形成された螺旋
溝との間には引張りコイルスプリング25が装着されて
おり、常時副弁7及び副弁7に遊嵌された主弁6をそれ
ぞれ副ノズル部6a及び主ノズル2から離れる方向に付
勢している。なお、符号26,27はそれぞれガス通路
内と外部との間の気密を保持するためのOリングであ
る。
【0013】次にこの実施例の作用を説明する。図1に
おける左側は弁開状態を示し、右側は弁閉状態を示す。
ソレノイド14に電流が流れていないときは、主弁6は
引張りコイルスプリング25の付勢力により主ノズル2
から離れており、弁開となっている。このとき副弁7は
圧縮コイルスプリング11の付勢力により副ノズル部6
aに当接している。この状態ではアンビル19とプラン
ジャ21とは離れており、マグネット22から発する磁
気回路は最大の漏洩磁界条件となっている。この漏洩磁
界はナット20に流れワッシャ12を吸引する力とな
る。従って圧縮コイルスプリング11の付勢力とこの吸
引力との相乗効果によって、主弁6を強固に開状態に維
持することができる。
【0014】ソレノイド14に遮断パルスが印加される
と、プランジャ21は引張りコイルスプリング25の付
勢力に抗して前進し、弁軸9が突出する結果、主弁6は
主ノズル2に当接し、また副弁7は副ノズル部6aに当
接して流路を遮断し、その状態に自己保持される。
【0015】その逆にソレノイド14に復帰パルスが印
加されると、プランジャ21は引張りコイルスプリング
25の付勢力及び自重などによって後退動作を行ない、
当初は副弁7のみが副ノズル部6aから離間し、ガス上
流側1aと下流側1bとの間の差圧を解消した後主弁6
も主ノズル2から離間し、流路を完全に開いた状態で元
の待機位置に戻り、自己保持される。
【0016】この実施例によれば、弁開状態のときにソ
レノイド14の漏洩磁力により主弁6を吸引し、引張り
コイルスプリング25の付勢力との相乗効果により強固
に主弁6を開状態に維持することができる。従って流体
量が大きい場合にも大型のソレノイドの作用に匹敵する
力を得ることができる。
【0017】上記実施例では副弁7を有する遮断弁につ
いて説明したが、主弁6のみの遮断弁に応用しても同様
の効果が得られる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、この考案の遮断弁
によれば、弁開時の漏洩磁力により主弁を吸引するよう
にしたので、流体量が大きい場合でも大型のソレノイド
を必要とせず主弁の開状態を強固に維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の遮断弁の一実施例の構成を示す縦断
面説明図。
【符号の説明】
1 流体通路 2 弁座(主ノズル) 6 弁体(主弁) 9 弁軸 12 環状部材(ワッシャ) 14 ソレノイド 19 固定鉄心(アンビル) 20 固定部材(ナット)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体通路中に設けられた弁座と、この弁
    座に対向して設けられ弁軸に支持された弁体と、前記弁
    軸を介して前記弁体を前記弁座に対して進退駆動するソ
    レノイドとを備えた遮断弁において、 前記ソレノイドの中心に設けられ前記弁軸が摺動自在に
    貫通する固定鉄心を、強磁性材で形成された固定部材で
    前記流体通路に固定するとともに、前記弁体の弁軸側の
    下面に、強磁性材で形成され、弁開時に前記固定部材に
    当接する環状部材を設けたことを特徴とする遮断弁。
JP5982691U 1991-07-30 1991-07-30 遮断弁 Expired - Lifetime JP2526340Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0512868U JPH0512868U (ja) 1993-02-19
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