JPH07224966A - 水用電磁弁 - Google Patents

水用電磁弁

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JPH07224966A
JPH07224966A JP4188294A JP4188294A JPH07224966A JP H07224966 A JPH07224966 A JP H07224966A JP 4188294 A JP4188294 A JP 4188294A JP 4188294 A JP4188294 A JP 4188294A JP H07224966 A JPH07224966 A JP H07224966A
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JP
Japan
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valve
valve body
water
solenoid
main valve
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JP4188294A
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English (en)
Inventor
Kenji Iio
謙二 飯尾
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K I DENSHI KK
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K I DENSHI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電力が小さく、電池駆動であっても長期
の寿命を有する水用電磁弁を提供する。 【構成】 入口管11及び出口管12が設けられた弁室
13と、出口管12の端部を開閉可能に閉塞する主弁体
15と、主弁体15を出口管12の端部に押圧するスプ
リング20と、主弁体15の弁孔16を出口通路側から
閉塞する副弁体17と、該副弁体17の駆動シャフト1
8に密着固定され副弁体17を閉塞方向に付勢する弾性
体からなるシールダイヤフラム21と、作動時に駆動シ
ャフト18の端部を押圧し、非作動時には駆動シャフト
18の押圧を解除するラッチングソレノイド19とを有
してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水洗トイレ等で使用さ
れる水用電磁弁に係り、比較的大量の水の出止を小電力
で制御可能なパイロット駆動型の水用電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】大量の液体の開閉を行う液体用電磁弁
は、弁の開閉をモーターあるいは電磁石を用いて直接開
閉すると、大きな力を必要とし小型の電源(例えば電
池)等で駆動することは困難であるので、別にパイロッ
ト弁(副弁ともいう)を流路に設け、これを電動アクチ
ュエータによって開閉し、制御する液体の圧力を利用し
て主弁体の開閉を行うものが使用されていた。図5に従
来例に係るパイロット方式の水用電磁弁50を示すが、
周囲にダイヤフラムが設けられて排出管51の端部を直
接塞ぐ主弁体52を備えた主弁53の他に、ラッチング
ソレノイド54によって副弁体55が開閉するパイロッ
ト弁56が設けられ構成されている。そして、主弁53
を開く場合には、パイロット弁56を動作させ、パイロ
ット孔57によって入口管58に接続される圧力室59
の圧力を下げて、入口側の圧力によって主弁体52をス
プリング60に対抗して開く構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記水
用電磁弁50においては、パイロット弁56の副弁体5
5には入口側の圧力がかかるので、パイッロット弁56
を開くには入口側の圧力に対抗する大きな力で副弁体5
5を開かせる必要があり、入口側の圧力が高い場合には
ラッチングソレノイド54の消費電力が大きく、仮に電
池駆動とした場合には長期間の運転は困難であるという
問題点があった。本発明はかかる事情に鑑みてなされた
ものであり、消費電力が小さく、電池駆動であっても長
期の寿命を有する水用電磁弁を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の水用電磁弁は、入口通路に接続され、出口通路を
形成する出口管が突出して設けられた弁室と、弾性体か
らなり周囲がダイヤフラムとなって前記出口管の端部を
開閉可能に閉塞する共に、前記弁室を前記入口通路側か
ら分離して前記入口通路にパイロット孔によって連結さ
れる圧力室を形成し、しかも該圧力室と前記出口側通路
を連通する弁孔を備えた主弁体と、該主弁体を前記出口
管の端部に押圧するスプリングと、前記主弁体の弁孔を
前記出口通路側から閉塞する弁板及び該弁板にその一端
が固着され他端は圧力室から突出する駆動シャフトを備
えた副弁体と、前記駆動シャフトに中央部が密着固定さ
れ周囲部は前記弁室内に固定され、しかも前記副弁体を
閉塞方向に付勢する弾性体からなるシールダイヤフラム
と、作動時に前記駆動シャフトの端部を押圧し、非作動
時には該駆動シャフトの押圧を解除するラッチングソレ
ノイドとを有してなる。請求項2記載の水用電磁弁は、
請求項1記載の水用電磁弁において、前記主弁体の背後
には、該主弁体の受け座が設けられている。
【0005】
【作用】請求項1記載の水用電磁弁は、主弁体に出口側
に繋がる弁孔が設けられ、該弁孔には出口側通路から閉
塞する副弁体が設けられているので、該副弁体は該水用
電磁弁の閉塞時には弾性体からなるシールダイヤフラム
によって常時主弁体に押圧されているが、ラッチングソ
レノイドによって副弁体を前記シールダイヤフラムに対
抗して押圧すると開く。この場合、圧力室の液圧に逆ら
って副弁体を開くのではなくて、シールダイヤフラムの
閉塞力に逆らって開くので比較的小さな力で副弁体を開
くことができる。なお、副弁体が閉塞時に副弁体にかか
る入口側の圧力は、シールダイヤフラムにかかる入口側
の圧力によって打ち消すことができる。前記副弁体が開
くとパイロット孔によって連結されている圧力室の圧力
が下がるので、入口側の圧力によって主弁体の周囲部分
を押すので、該主弁体が出口管の端部から離れ、主弁が
開く。次に、ラッチングソレノイドを作動させて駆動シ
ャフトの押圧を解くと、シールダイヤフラムの付勢力に
よって副弁体が主弁体に押圧され、この間の水流が無く
なるので、主弁体の前後の圧力が等しくなり、主弁体は
スプリングによって押圧されて出口管の端部を閉塞し主
弁が閉じる。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る水用電磁弁
の断面図、図2〜図4は該水用電磁弁の動作状態の断面
図である。
【0007】図1に示すように、本発明の一実施例に係
る水用電磁弁10は、入口管11及び出口管12が設け
られ、内側には弁室13が形成された弁体ケース14
と、前記出口管12の端部を開閉する主弁体15と、該
主弁体15の中央に形成された弁孔16を開閉する副弁
体17と、該副弁体17の駆動シャフト18を押圧する
ラッチングソレノイド19と、前記主弁体15を押圧す
るスプリング20と、前記駆動シャフト18に取付けら
れたシールダイヤフラム21とを有している。以下、こ
れらについて詳しく説明する。
【0008】前記弁体ケース14は、アルミニウム、真
鍮、青銅、鉄、ステンレスあるいは合成樹脂等からなっ
て、内側に弁室13が形成されている。この弁室13に
は出口管12が突出状態で設けられていると共に、側部
から入口管11が接続されている。前記主弁体15は、
弾性体の一例であるゴムまたは柔軟性のある合成樹脂か
らなり、周囲にダイヤフラムが形成され、自在に出口管
12の軸心方向に一定の範囲で移動し、出口管12の端
部を閉塞することができるようになっている。また、主
弁体15の中央には弁孔16が設けられ、副弁体17が
出口側から押圧して、該弁孔16を閉塞できるようにな
っている。そして、この主弁体15によって、弁室13
が仕切られて反出口側に圧力室22を形成している。
【0009】前記主弁体15の背部には、主弁体15の
受け座23が設けられていると共に、該受け座23の表
面には内側のシャフト孔24に繋がる溝が放射状に形成
され、主弁体15が受け座23に当接しても主弁体15
の裏側及びシャフト孔24及びこれに接続されるダイヤ
フラム室25内に圧力室22内の水が伝わるようになっ
ている。なお、圧力室22と入口管11とは小孔からな
るパイロット孔22aによって連結されている。
【0010】前記受け座23の周囲にはコイル状のスプ
リング20が配置され、主弁体15を出口管12の端部
に押圧するようになっている。前記副弁体17の駆動シ
ャフト18の中間部には、周端がダイヤフラム室25の
周縁に固定されているシールダイヤフラム21の先端が
固定されている。該シールダイヤフラム21はゴム、合
成樹脂または金属等の弾性体からなって、ラッチングソ
レノイド19側に移動する水のシールを図ると共に、副
弁体17の駆動シャフト18に矢印A方向の付勢力を与
え、更にシールダイヤフラム21の内側部分で水圧を受
けて副弁体17が閉塞時に受ける水圧を十分打ち消すよ
うになっている。
【0011】前記ラッチングソレノイド19は、周知の
構造となって、中央の鉄心からなるプランジャ26、周
囲の鉄心ソレノイド27、環状磁石28、環状鉄心2
9、復帰スプリング30及びこれらのケース体31とを
備え、前記鉄心ソレノイド27を所定方向に励磁する
と、プランジャ26が矢印B方向に移動して、駆動シャ
フト18を押圧し、励磁を切っても環状磁石28によっ
てその状態を保持するようになっている。そして、次に
反対側に鉄心ソレノイド27を励磁するとプランジャ2
6の吸着が解かれ復帰スプリング30によってプランジ
ャ26が矢印A方向に一定距離移動するようになってい
る。
【0012】続いて、本発明の実施例に係る水用電磁弁
10の動作について、図1〜図4を参照しながら説明す
る。閉塞状態では図1に示すように、パイロット孔22
aから入口管11の水圧が伝わり、スプリング20と共
に主弁体15を出口管12の端部に押圧している。この
とき、ラッチングソレノイド19は励磁されていないの
で、駆動シャフト18はプランジャ26との間には隙間
を有し、更にはシールダイヤフラム21によって矢印A
方向の力を受け、副弁体17によって弁孔16が閉塞さ
れている。
【0013】次に、図2に示すようにラッチングソレノ
イド19を所定方向に励磁すると、プランジャ26によ
って駆動シャフト18が押圧され、副弁体17が矢印B
方向に移動して、圧力室22内の水が出口管12側に流
れると、パイロット孔22aは小孔であるので、圧力室
22内の水圧P2 が減少する。これによって、主弁体1
5の周囲のダイヤフラム部分に入口側の大きな圧力P1
が伝わり、主弁体15が図3のように開く。これによっ
て該水用電磁弁10が導通されることになり、導通され
るとスプリング20の力は比較的弱いので、主弁体15
が水流に押されて開く状態を継続する。従って、以上の
ことから副弁体17が少しでも開けば、自動的に主弁体
15が開くことになるが、副弁体17を開かせる力は、
復帰スプリング30とシールダイヤフラム21との力に
対抗させる力をプランジャ26に与えれば良く、極めて
小電力で済む。
【0014】ここで、ラッチングソレノイド19を逆方
向に励磁すると、プランジャ26が復帰スプリング30
によって後退し、これによって駆動シャフト18がシー
ルダイヤフラム21によって駆動され、図4に示すよう
に副弁体17が弁孔16を閉塞する。圧力室22はパイ
ロット孔22aによって入口管11に連結されているの
で、出口側の圧力P1 ´よりやや強い入口側の水圧P2
´が伝わり、更にはスプリング20の力も付勢して主弁
体15が出口管12の端部に押圧されて閉塞する。この
場合も小さな電力をラッチングソレノイド19に与えて
作動させることができる。
【0015】
【発明の効果】請求項1、2記載の水用電磁弁は、以上
の説明からも明らかなように、副弁体が主弁体の弁孔の
出口側に設けられ、開時に水圧に対抗させて副弁体を開
く必要がなく、更には副弁体を開く距離が少なくて自動
的に開弁するので、ラッチングソレノイドの省電力化及
び小型化が可能となる。更には、従来のように別にパイ
ロット室がないので、構造も簡単になり小型が可能とな
る。従って、小型乾電池駆動によって駆動できる非常に
コンパクトな水用電磁弁ができ、本発明を適用してコン
パクトな自動水洗器、自動洗浄装置の製造が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る水用電磁弁の断面図で
ある。
【図2】水用電磁弁の動作状態の断面図である。
【図3】水用電磁弁の動作状態の断面図である。
【図4】水用電磁弁の動作状態の断面図である。
【図5】従来例に係る水用電磁弁の断面図である。
【符号の説明】
10 水用電磁弁 11 入口管 12 出口管 13 弁室 14 弁体ケース 15 主弁体 16 弁孔 17 副弁体 18 駆動シャフト 19 ラッチングソレノイド 20 スプリング 21 シールダイヤフラム 22 圧力室 22a パイロット孔 23 受け座 24 シャフト孔 25 ダイヤフラム室 26 プランジャ 27 鉄心ソレノイド 28 環状磁石 29 環状鉄心 30 復帰スプリング 31 ケース体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口通路に接続され、出口通路を形成す
    る出口管が突出して設けられた弁室と、弾性体からなり
    周囲がダイヤフラムとなって前記出口管の端部を開閉可
    能に閉塞する共に、前記弁室を前記入口通路側から分離
    して前記入口通路にパイロット孔によって連結される圧
    力室を形成し、しかも該圧力室と前記出口側通路を連通
    する弁孔を備えた主弁体と、該主弁体を前記出口管の端
    部に押圧するスプリングと、前記主弁体の弁孔を前記出
    口通路側から閉塞する弁板及び該弁板にその一端が固着
    され他端は圧力室から突出する駆動シャフトを備えた副
    弁体と、前記駆動シャフトに中央部が密着固定され周囲
    部は前記弁室内に固定され、しかも前記副弁体を閉塞方
    向に付勢する弾性体からなるシールダイヤフラムと、作
    動時に前記駆動シャフトの端部を押圧し、非作動時には
    該駆動シャフトの押圧を解除するラッチングソレノイド
    とを有してなることを特徴とする水用電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記主弁体の背後には、該主弁体の受け
    座が設けられている請求項1記載の水用電磁弁。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008014432A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Rinnai Corp パイロット式電磁弁
US7441560B2 (en) 2002-11-29 2008-10-28 Keihin Corporation Solenoid valve for fuel cell
CN104964042A (zh) * 2015-07-09 2015-10-07 浙江卓进电器有限公司 暖风机阀内组件
JP2019052651A (ja) * 2017-09-12 2019-04-04 リンナイ株式会社 パイロット式給水弁

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